| 【発明の名称】 |
コンバイン手扱ぎ作業切換装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】里路 久幸 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】土居原 純二 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】岩本 浩 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】長井 敏郎 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】二神 伸 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】釘宮 啓 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】渡部 寛樹 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】十亀 治光 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】泉 浩二 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀作業中に、コンバインの走行車速の変更を、脱穀機のフィードチェン側より、容易に走行車速の変更操作ができるようにしようとするものである。
【解決手段】脱穀機4のフィードチェン5と、挟持杆6とへ枕刈り穀稈を供給して、手扱ぎ脱穀中に走行車速を変更する補助走行変速レバー16を、通常の刈取り脱穀作業中に、走行車速を変更する走行主変速レバー15aへ固定方式、又は着脱方式で、フィードチェン5側へ延長して設けた構成である。又、補助走行変速レバー16を収納時には、走行主変速レバー15aと一体で収納すべく設けた。更にフィードチェン5へ入力される回転動力は、油圧式無段変速装置で変速回転された回転動力が入力される構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈取機3で刈取り移送される穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン5と、上下回動自在な挟持杆6とで穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀機4と、走行車速を変更する操作装置15に走行主変速レバー15a等とを設けたコンバインにおいて、前記走行主変速レバー15aには、手扱ぎ脱穀作業時に車速を変更する補助走行変速レバー16を脱穀機4のフィードチェン5側へ延長して、固定方式、又は着脱方式で設けたことを特徴とするコンバインの手扱ぎ作業切換装置。 【請求項2】 前記補助走行変速レバー16を収納時には、走行主変速レバー15aと一体で収納すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの手扱ぎ作業切換装置。 【請求項3】 前記フィードチェン5へ入力される回転動力は、走行主変速レバー15aの操作により、油圧式無段変速装置20で変速回転される回転動力を入力すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの手扱ぎ作業切換装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、脱穀機内をフィードチェンと、挟持杆とで穀稈を挟持移送中に脱穀する構成の脱穀機で、手扱ぎ脱穀作業中に、走行車速を変更する補助走行変速レバーを、通常の刈取作業時の走行車速を変更する走行主変速レバーへ脱穀機のフィードチェン側へ延長させて設けた技術であり、コンバインの手扱ぎ作業切換装置として利用できる。 【0002】 【従来の技術】 コンバインで立毛穀稈の刈取り作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、走行主変速レバーを操作して、最適な走行速度を設定して走行させて、前部の前処理部で刈取りされて、後方へ揚上搬送され、脱穀部のフィードチェンで引継ぎされて、この脱穀部内をこのフィードチェンで挟持移送中に脱穀される。 【0003】 又、圃場の四隅の穀稈を、運転作業者が手刈りにより、枕刈りするが、この枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀作業は、後述の如く行われる。 特に、開実平2−90943号公報の如く枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀作業は、フィードチェンの始端部位に設けて、手扱ぎ状態と、非手扱ぎ状態とへ切換操作する手扱ぎ装置を手扱ぎ状態へ切換操作すると、この切換操作に連動して、脱穀部のフィードチェンの伝動系に設けた変速装置により、このフィードチェンの速度が減速制御される。 【0004】 減速制御された前記フィードチェンへ作業者が手動供給で枕刈り穀稈を供給すると、このフィードチェンで脱穀部内を挟持移送中に、枕刈り穀稈は脱穀される。枕刈り穀稈を脱穀作業中に、走行車速を変更する走行主変速レバーには、脱穀部のフィードチェン側へ延長した補助走行変速レバー等を設けていない構成であった。 【0005】 【特許文献1】 実開平2−90943号公報 【0006】 【発明が解決しようとする課題】 枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀作業中に、コンバインの走行車速の変更は、脱穀機のフィードチェン側より、走行主変速レバーを操作することにより、このために、操作が困難であったり、又、フィードチェンの移送速度は、走行車速に連動して、変更できない構成であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】 このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、刈取機3で刈取り移送される穀稈を引継ぎ移送するフィードチェン5と、上下回動自在な挟持杆6とで穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀機4と、走行車速を変更する操作装置15に走行主変速レバー15a等とを設けたコンバインにおいて、前記走行主変速レバー15aには、手扱ぎ脱穀作業時に車速を変更する補助走行変速レバー16を脱穀機4のフィードチェン5側へ延長して、固定方式、又は着脱方式で設けたことを特徴とするコンバインの手扱ぎ作業切換装置としたものである。 【0008】 コンバインで立毛穀稈の作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、操作装置15に設けた走行主変速レバー15aを操作して、圃場条件、穀稈の倒伏条件、及び作業能率等により、最適な走行速度を設定して走行させ、コンバインの前部に設けた刈取機3で刈取りされて、後方上部へ移送され、走行主変速レバー15aの操作位置により、油圧式無段変速装置20で変速回転制御され、この変速された回転動力で、脱穀機4のフィードチェン5の穀稈移送速度が変更され、このフィードチェン5と、上下回動自在な挟持杆6とで脱穀機4内を挟持移送中に脱穀される。 【0009】 又、圃場の四隅を手刈りにより、枕刈りした穀稈の手扱ぎ脱穀作業は、脱穀機4の移送始端部側の挟持杆6を上方へ回動操作して、作業者は枕刈り穀稈を脱穀機4へ供給すると、移送始端部側の挟持杆6の後側に設けた後挟持杆と、フィードチェン5とで、枕刈り穀稈は挟持されて、脱穀機4内を挟持移送中に脱穀される。 【0010】 更に手扱ぎ脱穀作業中に、前記コンバインの走行車速を変更するときには、操作装置15を設けた走行主変速レバー15aに、脱穀機4のフィードチェン5側へ延長させて、補助走行変速レバー16を固定方式、又は着脱方式で設けている。この補助走行変速レバー16を操作して、走行主変速レバー15aを介して、走行車速は変更制御され、所定の走行車速が設定される。この設定された走行車速でコンバインは走行する。 【0011】 請求項2に記載の発明においては、前記補助走行変速レバー16を収納時には、走行主変速レバー15aと一体で収納すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの手扱ぎ作業切換装置としたものである。 枕刈りした穀稈の手扱ぎ脱穀作業が終了して、前記補助走行変速レバー16を収納操作したときには、走行主変速レバー15aと一体になった状態で収納される。 【0012】 請求項3に記載の発明においては、前記フィードチェン5へ入力される回転動力は、走行主変速レバー15aの操作により、油圧式無段変速装置20で変速回転される回転動力を入力すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの手扱ぎ作業切換装置としたものである。 【0013】 前記脱穀機4のフィードチェン5で穀稈を移送する移送速度の制御は、コンバインの走行車速を変更操作する走行主変速レバー15aの操作位置により、油圧式無段変速装置20で、変速回転制御され、この変速された回転動力で、走行車速が変更制御される。この変更制御に連動して、フィードチェン5の移送速度は、コンバインの走行速度が増速側へ変更制御されると、この変更制御に連動して、このフィードチェン5の移送速度も、増速側へ変更制御されて、穀稈は脱穀機4内を高速移送されて、脱穀される。又、コンバインの走行車速が減速側へ変更制御されると、この変更制御に連動して、フィードチェン5の移送速度も、減速側へ変更制御されて、穀稈は脱穀機4内を低速移送されて、脱穀される。 【0014】 【発明の効果】 請求項1に記載の発明においては、コンバインの走行車速は、操作装置15に設けた走行主変速レバー15aの操作により、変更制御するが、この走行主変速レバー15aには、手扱ぎ脱穀作業時に、走行車速を変更する補助走行変速レバー16を、脱穀機4のフィードチェン5側へ延長して、固定方式、又は着脱方式で設けたことにより、手扱ぎ脱穀作業のときには、作業者はこのフィードチェン5側で、このフィードチェン5へ枕刈り穀稈を供給していることにより、手扱ぎ脱穀作業のときに、コンバインの走行車速の変更操作を、脱穀機4のフィードチェン5側から容易に行うことができる。 【0015】 請求項2に記載の発明においては、前記補助走行変速レバー16を収納時には、走行主変速レバー15aと一体で収納する構成としたことにより、構成が簡単であり、又、操作が簡単である。更に通常の刈取作業時には、収納することにより、補助走行変速レバー16が移送される穀稈の邪魔になることがない。 【0016】 請求項3に記載の発明においては、前記フィードチェン5へ入力される回転動力は、走行主変速レバー15aの操作により、油圧式無段変速装置20で変更回転される回転動力が入力されることにより、手扱ぎ脱穀作業時も、フィードチェン5の移送速度を変更制御することができることにより、手扱ぎ脱穀作業の能率アップ、及び脱穀性能の向上を図ることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 コンバイン1の走行車台2の前方部に設けた刈取機3で穀稈は刈取りされて、後方上部へ移送され、走行車台2の上側へ載置した脱穀機4のフィードチェン5と、上下回動自在な挟持杆6とで引継ぎされて、脱穀機4内を挟持移送中に脱穀される構成である。又、コンバイン1の走行車速を設定操作する操作装置15には、走行主変速レバー15aを設けた構成である。更に圃場の四隅の穀稈を手刈りによって枕刈りして、この刈取り穀稈を手扱ぎ脱穀中に、走行車速を設定操作する補助走行レバー16を、脱穀機4のフィードチェン5側へ延長させて、走行主変速レバー15aへ固定方式、又は着脱方式で設けた構成である。これら走行主変速レバー15a、及び補助走行変速レバー16を主に図示して説明する。 【0018】 前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図10で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ7aを張設した走行装置7を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機4のフィードチェン5と、移送始端部側には、上下回動自在で枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀のときには、上方へ回動操作する挟持杆6と、移送終端部側に設けた後挟持杆6aとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機4の右横側に配設した穀粒貯留タンク8内へ一時貯留される。 【0019】 前記走行車台2の前方部には、図10で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド9a、及び各分草体9bと、立毛穀稈を引起す各引起装置10aと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置11の各掻込装置11aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置10bと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機4のフィードチェン5と、挟持杆6とへ受渡しする穀稈掻込移送装置11の根元・穂先移送装置11b,11c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ12により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。 【0020】 前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆13aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆13bを設け、この支持パイプ杆13bを走行車台2の上側面に設けた支持装置13cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ12の作動により、刈取機3は支持パイプ杆13bを回動中心として、上下に回動する構成である。 【0021】 前記刈取機3の穀稈掻込移送装置11によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。 前記穀粒貯留タンク8側の前部には、図10で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置15と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席17とを設け、この操縦席17の下側で、走行車台2の上側面には、エンジン14を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク8を配設する。これら走行装置7と、刈取機3と、脱穀機4と、エンジン14等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。 【0022】 前記操作装置15は、図1、図2、図10で示す如く操縦席の前部と、右側とに設けた構成である。この操作装置15には、各種のON−OFF方式及びダイヤル方式の各スイッチと、各種の各操作レバー等を設けた構成である。本発明に関する走行主変速レバー15aと、補助走行変速レバー16のみを図示して説明する。 【0023】 前記操作装置15は、図1、図2、及び図10で示す如くコンバイン1の走行装置7の走行車速を設定、及び変更等のときに操作する走行主変速レバー15aを設けると共に、枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀するときに、脱穀機4のフィードチェン5側へ作業者が立って、この枕刈り穀稈を脱穀機4のフィードチェン5側へ供給して、手扱ぎ脱穀するが、この手扱ぎ脱穀中等のときに、コンバイン1の走行車速を脱穀機4のフィードチェン5側より、操作ができるように、走行主変速レバー15aには、補助走行変速レバー16を脱穀機4のフィードチェン5側へ延長して、固定方式、又は着脱方式で設けた構成である。 【0024】 前記コンバイン1の走行車速は、操作装置15に設けた走行主変速レバー15aの操作により、設定、及び変更制御するが、この走行主変速レバー15aには、枕刈り穀稈等を手扱ぎ脱穀作業時に、走行車速を変更する補助走行変速レバー16を、脱穀機4のフィードチェン5側へ延長して、固定方式、又は着脱方式で設けたことにより、手扱ぎ脱穀作業のときには、作業者はこのフィードチェン5側で、このフィードチェン5へ枕刈り穀稈を供給していることにより、手扱ぎ脱穀作業のときに、コンバイン1の走行車速の変更操作を、脱穀機4のフィードチェン5側から容易に行うことができる。 【0025】 前記走行主変速レバー15aの上端部には、図3で示す如く補助走行変速レバー16を設けた構成である。この補助走行変速レバー16の基部レバー16aを走行主変速レバー15aの上端部へ固着して設けると共に、先端部には、バネ材等よりなる略U字形状の固定板16cを固着して設けた構成である。この基部レバー16aには、先レバー16bを伸縮自在に挿入した構成であると共に、先端部には、固定ピン16dを固着して設け、先レバー16bを基部レバー16aへ挿入して、収縮移動操作し、固定ピン16dを固定板16cのU字部へ挿入すると、所定の短縮位置で先レバー16bは、固定支持される構成である。 【0026】 前記走行主変速レバー15aの上端の一方側面には、図4で示す如く補助走行変速レバー16の基部レバー16aを固着して設け、この基部レバー16aには、先端レバー16bを伸縮自在に挿入した構成である。これら基部レバー16aと、先端レバー16bとの挿入嵌合は、自然に伸縮移動しない嵌合とし、押し、及び引き操作により、この先レバー16bが伸縮移動する構成である。 【0027】 前記走行主変速レバー15aの上端部には、図5、及び図6で示す如くボルト15bを植込み状態に設けると共に、一方側には、ストッパー16eを設けた構成である。走行主変速レバー15aのボルト15bには、補助走行変速レバー16を挿入して、各ナット16fで回動自在に装着した構成である。 【0028】 前記走行主変速レバー15aの上部後側には、図7、及び図8で示す如くボルト15bを植込み状態に設けると共に、上端部面と、下部下側とには、ストッパ16e,16eを設けた構成である。走行主変速レバー15aのボルト15bには、補助走行変速レバー16を挿入して、各ナット16fで回動自在に装着した構成である。 【0029】 前記補助走行変速レバー16は、図1〜図8で示す如く固定方式、又は着脱方式いずれか一方で走行主変速レバー15aへ設けた構成であると共に、この補助走行変速レバー16を収納時には、走行主変速レバー15aと一体で収納できる構成である。 【0030】 前記補助走行変速レバー16を収納時には、走行主変速レバー15aと一体で収納する構成としたことにより、構成が簡単である。又、操作が簡単である。更に通常の刈取り収穫作業時には、収納することにより、補助走行変速レバー16が移送される穀稈の邪魔になることがない。 【0031】 図9、及び図10で示す如く前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース18内の伝動機構18aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ18bを設けた構成である。又、ミッションケース18の一方側の横側には、伝動機構19aを内装した迂回伝動ケース19を設けた構成である。 【0032】 油圧式無段変速装置20は、図9で示す如くミッションケース18の上側で、迂回伝動ケース19の横側へ設けて、この迂回伝動ケース19の伝動機構19aへ油圧式無段変速装置20で変速された回転動力を入力する構成である。 前記油圧式無段変速装置20は、図9で示す如く油圧ポンプ21aと、油圧モータ21bとよりなる構成である。操作装置15に設けた走行主変速レバー15aの操作位置、又はこの走行主変速レバー15aに設けた補助走行変速レバー16の操作位置により、油圧式無段変速装置20により、所定回転数に変更制御される構成である。 【0033】 前記コンバイン1の伝動機構は、図9で示す如くエンジン14の回転動力は、このエンジン14に設けた三段溝の出力プーリ14aと、油圧式無段変速装置20に設けた入力プーリ20aとには、ベルト14bを掛け渡した構成である。エンジン14の回転動力は、油圧式無段変速装置20へ入力され、この油圧式無段変速装置20で変速回転制御される構成である。 【0034】 前記脱穀機4への回転動力は、図9で示す如くこの脱穀機4の送風機22の送風軸22aへ軸支した入力プーリ22bと、エンジン14の出力プーリ14aとには、ベルト22cを掛け渡した構成である。このベルト22cには、脱穀クラッチレバー23の回動操作により、「入」−「切」する脱穀テンションクラッチ23aを回動自在に設けた構成である。 【0035】 前記走行装置7の伝動構成は、図9で示す如く油圧式無段変速装置20の油圧ポンプ21aと、油圧モータ21bとで変速された変速回転動力は、迂回伝動ケース19の伝動機構19aを介して、ミッションケース18の伝動機構18aの最終端部の左右両側の走行車軸18cへ軸支した走行スプロケット18dへ掛け渡した各走行クローラ7aが変速回動駆動され、走行車速が変更制御される構成である。 【0036】 前記刈取機3の伝動構成は、図9で示す如くミッションケース18の伝動機構18aの始端部の刈取伝動軸18eへ軸支した出力プーリ18fと、刈取機3の支持杆13aの上端部に設けた支持パイプ杆13bへ内装した刈取伝動軸13dへ軸支したワンウェイクラッチを設けた入力プーリ13eとには、ベルト13fを掛け渡した構成である。このベルト13fには、刈取クラッチレバー24の「入」−「切」の回動操作により、回動具24aを介して、「入」−「切」する刈取テンションクラッチ24bを設けた構成である。走行装置7の走行車速の変速回動駆動に連動して、刈取機3の回動駆動も変速回転駆動制御される構成である。 【0037】 前記脱穀機4のフィードチェン5の伝動構成は、図9で示す如く迂回伝動ケース19の迂回伝動機構19aの迂回伝動軸19bへ軸支した出力プーリ19cと、チェン伝動ケース25の伝動機構25aのチェン入力軸25bへ軸支したワンウェイクラッチを設けた入力プーリ25cとには、ベルト19dを掛け渡した構成である。 【0038】 又、前記チェン伝動ケース25の伝動機構25aのチェン出力軸25dへ軸支したチェンスプロケット5aと、移送終端部の後スプロケット(図示せず)とには、フィードチェン5を掛け渡した構成である。 前記出力プーリ19cと、入力プーリ25cとに掛け渡したベルト19dには、チェンテンションクラッチ26を回動具26aを介して、「入」−「切」する構成である。刈取クラッチレバー24の回動具24aと、チェンテンションクラッチ26の回動具26とには、ワイヤー27を設けて接続した構成である。刈取クラッチレバー24の「入」−「切」回動操作により、ワイヤー27等を介して、チェンテンションクラッチ26が「入」−「切」操作され、フィードチェン5は回転駆動、及び停止制御される構成である。 【0039】 前記フィードチェン5への回転動力は、走行主変速レバー15aにより、油圧式無段変速装置20で変速された変速回転動力(回転数)が、迂回伝動ケース19の伝動機構19aを介して、チェン伝動ケース25の伝動機構25aへ入力され、フィードチェン5が変速回転駆動されると共に、走行用のミッションケース18の伝動機構18aへも、同じ変速回転動力(回転数)が入力され、走行装置7が同じように変速回転駆動される構成である。 【0040】 前記フィードチェン5へ入力されて、回転駆動される回転動力(回転数)は、走行主変速レバー15a操作により、油圧式無段変速装置20で変速された変速回転動力(回転数)が入力されることにより、枕刈り穀稈を手扱ぎ脱穀作業のときでも、フィードチェン5の移送速度を変更制御することができることにより、手扱ぎ脱穀作業能率アップ、及び脱穀性能の向上を図ることができる。 【0041】 前記穀粒貯留タンク8内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク8の後側には、縦移送螺旋28aを内装した排出支持筒28を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒28の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋29aを伸縮自在に内装した排出オーガ29を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。 【0042】 前記脱穀機4は、図11、及び図12で示す如く上部には、穀稈を脱穀する脱穀室30内には、扱歯30bを植設した扱胴30aを回転自在に軸支した構成である。又、脱穀室30の下部には、脱穀処理物が漏下する脱穀網30cを張設した構成である。脱穀室30の右横側の後部には、この脱穀室30で未脱穀処理の排塵物を受けて、再脱穀処理する排塵処理室31内には、排塵螺旋プレート31b、及び排塵排出羽根31cを設けた排塵胴31aを回転自在に軸支した構成である。又、排塵処理室31の下部には、再脱穀処理物が漏下する排塵網31dを張設した構成である。脱穀室30の右横側の後部には、二番物の供給を受けて、再脱穀処理する二番処理室32内には、二番爪32b、二番螺旋プレート32c、及び二番排出羽根32dを設けた二番胴32aを回転自在に軸支した構成である。又、二番処理室32の下部には、再脱穀処理物が漏下する二番網32eを張設した構成である。 【0043】 前記脱穀室30の下部には、選別室33を設け、この選別室33内には、脱穀物、及び脱穀物等の漏下を受けて、穀粒と、藁屑、及び稈切等とに揺動選別する揺動選別装置34を吊り下げ状態に設けた構成である。この揺動選別装置34の前部には、カム装置35を設け、後部には、ローラ装置35dを設けて揺動する構成である。 【0044】 前記カム装置35は、従来は、揺動軸の左右両側端部には、この揺動軸の軸芯に対して偏心させた、左・右カム軸を装着して設けると共に、揺動軸略中央部には、カムメタルを装着すると共に、このカムメタルの外周部には、カムを設けた構成であるが、(共に図示せず)本発明においては、図13、及び図14で示す如く揺動軸35aの左右両側端部には、中央部分の軸芯に対して、所定量(L1),(L1)偏心させて、一体に形成して設けて、振幅量を変えることのできる構成である。この左右両端部と、中央部分との軸芯が偏心したこの揺動軸35aの略中央部には、カムメタル35bを装着すると共に、カム35cを設けた構成である。このカムメタル35bの装着位置により、更に振幅量が変更可能な構成である。 【0045】 前記揺動選別装置35の揺動軸35aの左右方向の中央部分の軸芯と、左右両端部の軸芯とは、所定量(L1),(L1)偏心させて、一体に形成して設けたことにより、部品点数の減少により、コスト低減ができる。又、組立工数の低減を図ることができる。 【0046】 前記揺動選別装置35の下側前方部には、送風機22の送風羽根22dを送風軸22aへ軸支して設け、揺動選別装置35から落下する落下物を風選別する構成である。 前記送風機22の前側には、一番室36を設け、この一番室36内へ軸支した一番螺旋36aで選別済み穀粒は、右横側へ移送されて、揚穀装置36bで揚送され、穀粒貯留タンク8内へ供給される構成である。 【0047】 前記一番室36の前側には、二番室37を設け、この二番室37内へ軸支した二番螺旋37aで二番物は、右横側へ移送されて、二番還元筒37bで揚送され、二番処理室32内へ還元供給される構成である。 前記揺動選別装置35の移送終端部の上側には、藁屑、及び稈切等を機外へ排出する吸引ファン38を設けた構成である。 【0048】 前記脱穀機4の穀粒処理経路である。例えば、二番処理室32の移送始端部、又はこの二番処理室32の移送終端部、又は二番室37の二番流下棚37cには、図11で示す如く二番処理室32内へ還元された二番物の還元量を検出する還元量センサ39aを設けると共に、揺動選別装置34の移送棚34aの移送終端部、又は一番室36の一番流下棚36cの下端部には、穀粒量センサ39bを設けた構成である。 【0049】 前記還元量センサ39aで検出された検出二番還元量と、穀粒量センサ39bで検出された検出穀粒量とは、操作装置15へ内装した制御装置15cへ入力され、これらの入力により、この制御装置15cで脱穀網30cより、漏下する漏下量が検出され、脱穀機4内での穀稈の脱穀処理状態を検出する構成である。 【0050】 これにより、前記脱穀機4内での、穀稈の脱穀処理状態が検出されることにより、負荷制御と、選別制御(揺動選別装置34、送風機22等の回転数制御、及びチャフシーブ(図示せず)の開閉状態の制御)等とを精度良く行うことができる。 【0051】 前記コンバイン1の走行用ミッションケース18には、走行車速を検出する車速センサ18bを設けると共に、フィードチェン5と挟持杆6、及び後挟持杆6aとにより、穀稈が挟持移送される穀稈の層厚を検出する層厚センサ6bを脱穀機4に設け、刈取り作業を開始して、脱穀機4へ穀稈が供給されないことを検出する刈取機3へ穀稈センサ3aを設けた、図9、図10、及び図11で示す如くコンバイン1において、穀稈センサ3aの検出は、制御装置15cへ入力され、この入力から、この制御装置15cへ設定して記憶させた所定時間(T)以内に選別制御のための各部の調節部は、初期化へこの制御装置15cにより、変更制御する構成である。所定時間(T)とは、最高車速の走行時で、揺動選別装置34部へ穀粒が到達する時間である。 【0052】 これにより、前記揺動選別装置34へ穀粒が到達するまでに、各部の調節箇所(チャフシーブの開閉状態、及び送風機22、揺動選別装置34)等の回転数を初期化を完了させることができることにより、安定した選別状態から選別制御に入ることができる。 【0053】 前記車速センサ18b、層厚センサ6b、及び揺動選別装置34の移送棚34aへ穀粒量センサ39b等を設けた図9、図10、及び図11で示す如くコンバインにおいて、作業開始時に、移送棚34aに穀粒があると、穀粒量センサ39bで検出され、この検出が制御装置15cへ入力されると、この入力により、こり制御を優先して行い、引継ぎ、新たに供給される穀粒の選別制御のための各調節部は、初期化へこの制御装置15cにより、変更制御される構成である。 【0054】 これにより、前記コンバイン1の機体1a内に穀粒がある状態から作業が最開始されても、この選別を優先して行い、その後に新たに入る穀粒による制御に入ることができるために、安定した選別制御を継続することができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】手扱ぎ作業切換装置部の正面図 【図2】手扱ぎ作業切換装置部の側面図 【図3】補助走行変速レバー部の側面拡大斜視図 【図4】補助走行変速レバー部の側面拡大斜視図 【図5】操作装置の走行主変速レバー部と、補助走行変速レバー部との側面図 【図6】操作装置の走行主変速レバー部と、補助走行変速レバー部との平面図 【図7】操作装置の走行主変速レバー部と、補助走行変速レバー部との側面図 【図8】操作装置の走行主変速レバー部と、補助走行変速レバー部との正面図 【図9】コンバインの伝動機構図 【図10】コンバインの左側の全体側面図 【図11】脱穀機の全体側断面図 【図12】脱穀機の全体正断面図 【図13】揺動軸の正面図 【図14】揺動軸部の側断面図 【符号の説明】 3 刈取機 4 脱穀機 5 フィードチェン 6 挟持杆 15 操作装置 15a 走行主変速レバー 16 補助走行変速レバー 20 油圧式無段変速装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成15年4月24日(2003.4.24) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−321071(P2004−321071A) |
| 【公開日】 |
平成16年11月18日(2004.11.18) |
| 【出願番号】 |
特願2003−120062(P2003−120062) |
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