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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】中矢 昭彦
【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内

【氏名】中田 茂
【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内

【要約】 【課題】エンジン及びミッションケースを機体中央寄りに設ける構造でミッションケースよりも後方に刈取入力ケースを設置でき、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させることができ、湿田走行性能を向上させる。

【解決手段】刈取部を昇降自在に支える昇降支点の一側部に刈取部の横移動支点を設け、刈取部に動力を伝える刈取入力プーリを前記軸体の他側部に設けることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刈取部8を昇降自在に支える昇降支点12の一側部に刈取部8の横移動支点32を設け、刈取部8に動力を伝える刈取入力プーリ37を前記軸体12の他側部に設けることを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
エンジン21の前側にミッションケース22を略直列に設け、エンジン21の出力プーリ24と、ミッションケース22の入力プーリ25とを走行ベルト27を介して連結させ、エンジン21の出力プーリ24と脱穀入力プーリ43とを脱穀ベルト45を介して連結させ、ミッションケース22の刈取プーリ38に前記刈取入力プーリ37を刈取ベルト40を介して連結させることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
昇降支点12に連結させる刈取部8の駆動伝達ケース34とミッションケース22との間に、走行ベルト27及び刈取ベルト40を、平面視で駆動伝達ケース34と略平行に延設させることを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
エンジン21からミッションケース22に走行駆動力を伝える走行ベルト27と、ミッションケース22から刈取部8に刈取駆動力を伝える刈取ベルト40を備えると共に、脱穀部4前側の機台3上に架台30・31を介して刈取入力ケース12を設け、刈取入力ケース12の一側に設ける刈取入力プーリ37から刈取部8の刈取入力ケース12を介して刈取部8各部に駆動力を伝えるコンバインにおいて、エンジン21の前方にミッションケース22を配置させてこれらの一側に前記走行ベルト27を張設させ、前記ミッションケース22と刈取入力プーリ37との間に刈取ベルト40を張設させ、刈取入力プーリ37を走行ベルト27よりも平面視でミッションケース22に近い位置に設けることを特徴とするコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は例えば刈取部及び脱穀部を備え、連続的に穀稈を刈取って脱穀するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンからミッションケースに走行駆動力を伝える走行ベルトと、ミッションケースから刈取部に刈取駆動力を伝える刈取ベルトを備えると共に、脱穀部前側の機台上に架台を介して刈取1軸ケースを設け、刈取1軸ケースの右側に設ける刈取入力プーリから刈取部の駆動ケースを介して刈取部各部に駆動力を伝える技術がある。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】実開昭63−112425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来技術は、左右走行クローラを装設させる機台上に脱穀部を搭載し、刈取入力ケース及び駆動ケースを介して刈取部を脱穀部の前方に昇降自在に配置させる構造において、左右走行クローラの間に刈取部の駆動ケースとミッションケースとを左右に位置をずらせて設けることにより、前後方向に延設させる前記駆動ケースとミッションケースの干渉を防止できる。また、刈取入力ケースの右端側に前記駆動ケースの後端を連結させることにより、前後方向に延設させる前記駆動ケースの前側に刈取部の左右幅の中央付近を連結できる。しかし乍ら、刈取ベルトを走行ベルトよりも平面視で左側に設ける前記の従来技術は、刈取入力ケースの右側に設ける刈取入力プーリよりもさらに右側に走行ベルトが張設され、走行ベルトの設置スペースの確保により刈取入力プーリに対して右側に離間させてミッションケースを配置させる必要があり、また走行ベルトを懸架させるエンジンの出力プーリの設置スペースの確保によりミッションケースに対してエンジンを右寄りに配置させる必要があり、しかも刈取部の刈り幅によって左右走行クローラの設置幅が決定されるから、結果的に、エンジン及びミッションケースの荷重を右側の走行クローラが大きく負担することになり、しかも、右側の走行クローラには、運転席の作業者並びに脱穀部から収集された穀粒の重量が負荷されるから、機体の左右バランスの向上並びに湿田走行性能の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
然るに、本発明は、請求項1の如く、刈取部を昇降自在に支える昇降支点の一側部に刈取部の横移動支点を設け、刈取部に動力を伝える刈取入力プーリを前記軸体の他側部に設けることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2の如く、エンジンの前側にミッションケースを略直列に設け、エンジンの出力プーリと、ミッションケースの入力プーリとを走行ベルトを介して連結させ、エンジンの出力プーリと脱穀入力プーリとを脱穀ベルトを介して連結させ、ミッションケースの刈取プーリに前記刈取入力プーリを刈取ベルトを介して連結させることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3の如く、昇降支点に連結させる刈取部の駆動伝達ケースとミッションケースとの間に、走行ベルト及び刈取ベルトを、平面視で駆動伝達ケースと略平行に延設させることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4の如く、エンジンからミッションケースに走行駆動力を伝える走行ベルトと、ミッションケースから刈取部に刈取駆動力を伝える刈取ベルトを備えると共に、脱穀部前側の機台上に架台を介して刈取入力ケースを設け、刈取入力ケースの一側に設ける刈取入力プーリから刈取部の刈取入力ケースを介して刈取部各部に駆動力を伝えるコンバインにおいて、エンジンの前方にミッションケースを配置させてこれらの一側に前記走行ベルトを張設させ、前記ミッションケースと刈取入力プーリとの間に刈取ベルトを張設させ、刈取入力プーリを走行ベルトよりも平面視でミッションケースに近い位置に設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明は、刈取部を昇降自在に支える昇降支点の一側部に刈取部の横移動支点を設け、刈取部に動力を伝える刈取入力プーリを前記軸体の他側部に設けるもので、エンジンとミッションケースを前後方向の直線上に配設でき、また走行ベルトを挾んでミッションケースと反対側に刈取部の駆動伝達ケースを配設でき、エンジン及びミッションケースを機体中央寄りに設ける構造でミッションケースよりも後方に昇降支点を設置でき、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させることができ、湿田走行性能を向上させることができるものである。
【0010】
また、請求項2に係る発明は、エンジンの前側にミッションケースを略直列に設け、エンジンの出力プーリと、ミッションケースの入力プーリとを走行ベルトを介して連結させ、エンジンの出力プーリと脱穀入力プーリとを脱穀ベルトを介して連結させ、ミッションケースの刈取プーリに前記刈取入力プーリを刈取ベルトを介して連結させるもので、エンジンとミッションケースを前後方向の直線上に配設でき、また走行ベルトを挾んでミッションケースと反対側に刈取部の駆動伝達ケースであるビームを配設でき、エンジン及びミッションケースを機体中央寄りに設ける構造でミッションケースよりも後方に刈取入力ケースを設置でき、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させることができ、湿田走行性能を向上させることができるものである。
【0011】
また、請求項3に係る発明は、昇降支点に連結させる刈取部の駆動伝達ケースとミッションケースとの間に、走行ベルト及び刈取ベルトを、平面視で駆動伝達ケースと略平行に延設させるもので、エンジンとミッションケースを前後方向の直線上に配設でき、また走行ベルトを挾んでミッションケースと反対側に刈取部のビームを配設でき、エンジン及びミッションケースを機体中央寄りに設ける構造でミッションケースよりも後方に刈取入力ケースを設置でき、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させることができ、湿田走行性能を向上させることができるものである。
【0012】
また、請求項4に係る発明は、エンジンからミッションケースに走行駆動力を伝える走行ベルトと、ミッションケースから刈取部に刈取駆動力を伝える刈取ベルトを備えると共に、脱穀部前側の機台上に架台を介して刈取入力ケースを設け、刈取入力ケースの一側に設ける刈取入力プーリから刈取部の刈取入力ケースを介して刈取部各部に駆動力を伝えるコンバインにおいて、エンジンの前方にミッションケースを配置させてこれらの一側に前記走行ベルトを張設させ、前記ミッションケースと刈取入力プーリとの間に刈取ベルトを張設させ、刈取入力プーリを走行ベルトよりも平面視でミッションケースに近い位置に設けるもので、エンジンとミッションケースを前後方向の直線上に配設でき、また走行ベルトを挾んでミッションケースと反対側に刈取部の駆動伝達ケースであるビームを配設でき、エンジン及びミッションケースを機体中央寄りに設ける構造でミッションケースよりも後方に刈取入力ケースを設置でき、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させることができ、湿田走行性能を向上させることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は刈取部の昇降支点筒軸部の平面図、図2は全体の側面図、図3は同平面図であり、図中1は走行クローラ2a・2bを装設するトラックフレーム、3は前記トラックフレーム1に架設する機台、4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を内蔵している脱穀部、8は刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取部、11は昇降支点筒軸12を介して刈取部8を昇降させる油圧昇降シリンダ、13は排藁チェン14終端を臨ませる排藁処理部、15は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒16を介して搬入する穀物タンク、17は前記タンク15の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、18は運転操作部19及び運転席20を備える運転台、21は運転席20下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0014】
さらに、図4、図5、図6に示す如く、機台3前側に固定させるミッションケース22をエンジン21前方に配置させ、ミッションケース22両側に駆動スプロケット23を介して左右走行クローラ2を張架させると共に、エンジン21の出力プーリ24とミッションケース22の入力プーリ25の間に走行テンションローラクラッチ26を介して走行ベルト27を張設させ、走行駆動力を走行ベルト27によってミッションケース22に伝えるもので、機台3に立設させる支柱28を介してテンションバネ29を張設させ、該バネ29によってクラッチ26をベルト27に弾圧して緊張させるように構成している。
【0015】
また、刈取部8を支持させる左右架台30・31を機台3の前部上面に固設させ、昇降支点筒軸12左端の水平支点軸32を左架台30に回転自在に軸支させ、前記筒軸12右端部を右架台31に着脱自在に嵌合させると共に、刈取駆動軸33を内挿させるメインビーム34、並びに搬送駆動軸35を内挿させる搬送支持パイプ36を介して刈取部8を前記筒軸12に支持させ、前記筒軸12を中心に刈取部8を昇降させる一方、前記支点軸32を中心に刈取部8を略水平に回転させ、刈取部8を機体左側方に水平回転させて脱穀部4前側並びに運転台18左側を開放して各部のメンテナンス等を行うもので、前記筒軸12の右側端に刈取入力プーリ37を設け、走行変速と同調するミッションケース22の刈取プーリ38と前記入力プーリ37の間に刈取テンションローラクラッチ39を介して刈取ベルト40を張設させ、該ベルト40を介して刈取部8各部を駆動するように構成している。
【0016】
さらに、前記筒軸12後方の機台3上に架台41・41を介して軸受筒42を固設させ、該筒42右側端に脱穀入力プーリ43を設け、前記エンジン21の出力プーリ24と脱穀入力プーリ43の間に脱穀テンションローラクラッチ44を介して脱穀ベルト45を張設させ、該ベルト45を介して脱穀部4各部を駆動するもので、エンジン21左側で前方に走行ベルト27を、後方に脱穀ベルト45を張架させ、ミッションケース22左側と走行ベルト27の間に刈取プーリ38を配置させると共に、出力プーリ24左側に右架台31を近接させて配設させ、走行ベルト27に昇降支点筒軸12右側を平面視で交叉させている。
【0017】
上記から明らかなように、エンジン21からミッションケース22に走行駆動力を伝える走行ベルト27と、ミッションケース22から刈取部8に刈取駆動力を伝える刈取ベルト40を備えると共に、脱穀部4前側の機台3上に架台30・31を介して刈取1軸ケースである昇降支点筒軸12を設け、昇降支点筒軸12の右側に設ける刈取入力プーリ37から刈取2軸ケースであるメインビーム34を介して刈取部8各部に駆動力を伝えるコンバインにおいて、エンジン21の前方にミッションケース22を配置させてこれらの左側に前記走行ベルト27を張設させ、前記ミッションケース22との間に刈取ベルト40を張設させる刈取入力プーリ37を走行ベルト27よりも平面視で右側に設ける。そして、エンジン21とミッションケース22を前後方向の直線上に配設させ、また走行ベルト27を挾んでミッションケース22と反対側にメインビーム34を配設させ、エンジン21及びミッションケース22を機体中央寄りに設ける構造でミッションケース22よりも後方に昇降支点筒軸12を設置させ、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させる。
【0018】
さらに、図6、図7、図8に示す如く、エンジン21左側面にベルト押え基板46を固設させ、該基板46に下ブラケット47を固定させ、出力プーリ24前側下部の走行ベルト27を支持するU字形下固定ベルト押え48を下ブラケット47に設けると共に、エンジン21左側でベルト27・45に略平行で前後に細長い水平フレーム49を前記基台46に固設させ、水平フレーム49に上ブラケット50を一体固定し、出力プーリ24前側上部の走行ベルト27を支持する丸棒形の上固定ベルト押え51と、出力プーリ24後側上部の脱穀ベルト45を支持する円板52付きの丸棒形固定ベルト押え53を、前記上ブラケット50に設けるもので、上下固定ベルト押え48・51によって走行ベルト27の波動(おどり)を制限すると共に、円板52と固定ベルト押え53によって脱穀ベルト45の上側と左側を囲むように構成している。
【0019】
また、前記水平フレーム49の軸受49aに支点軸54を介してベルト押え体55基端を前後に回動自在に取付け、出力プーリ24後側及び下側の走行ベルト27がプーリ24から外れるのを防ぐ板状の走行ベルト押え56と、出力プーリ24後側下部の脱穀ベルト45がプーリ24から外れるのを防ぐ丸棒形及び板状の脱穀ベルト押え57・58を、前記ベルト押え体55先端に一体固定させると共に、ベルト押え体55の取付アーム59と前記水平フレーム49前端を右架台31前方の開放空間に延設させ、水平フレーム49に固定アーム59をボルト60によって着脱自在に固定させ、水平フレーム49を介して機体側にベルト押え体55を着脱自在に連結固定させるもので、前記ボルト60の着脱により、前記ベルト27・45に近接させて外れるのを防ぐ作用位置と、前記ベルト27・45から離反させて交換等を可能にする非作用位置に、ベルト押え体55を回動させると共に、固定ベルト押え48・51のベルト27波動防止によって走行ベルト27に走行ベルト押え56を近接配置させてベルト27とベルト押え56間の隙間を小さくするように構成している。
【0020】
さらに、図5、図6、図9に示す如く、ミッションケース22の一部を突出させて入力プーリ25の軸受部22aを形成し、入力プーリ25と刈取プーリ38を側面視で重合させ、刈取プーリ38前側と軸受部22aを近接させて該部22aをベルト押えとして兼用すると共に、走行テンションローラクラッチ26を支持するテンションアーム61の支点軸62を、軸受部22aに固設するブラケット63の軸受筒64に軸支させ、刈取プーリ38後側上部の刈取ベルト40に前記支点軸62を近接配置させてベルト押えとして兼用し、ミッションケース22周辺を有効利用して刈取ベルト40をコンパクトに配設させるもので、刈取プーリ38後側下部の刈取ベルト40を支持する刈取ベルト押え65をミッションケース22側面にボルト66止め固定させ、刈取ベルト押え65を脱着して刈取ベルト40の取外交換を行うように構成している。
【0021】
上記構成並びに図1のように、ミッションケース22に走行駆動力を伝える走行ベルト27と、刈取部8に刈取駆動力を伝える刈取ベルト40を備えると共に、刈取部8を水平回転自在に支持する水平支点軸32を設けるコンバインにおいて、平面視でミッションケース22と走行ベルト27の間に刈取ベルト40を配設させると共に、刈取部8最右側に位置する刈取ベルト40張設用刈取入力プーリ37前方側で該プーリ37と略同一高さに走行ベルト27のテンションバネ29を設け、水平支点軸32を中心とする刈取入力プーリ37の水平回転軌跡67の外側に近接させて前記テンションバネ29を設けるもので、前記テンションバネ29の上端側を機体右側方向に延設させ、右方向に傾斜させてテンションバネ29を張設させ、刈取入力プーリ37の水平回転軌跡67の接線と略平行で該接線に接近させてテンションバネ29を配置させ、刈取ベルト40に対しテンションバネ29を平面視で斜交させるように構成している。
【0022】
さらに、図10、図11に示す如く、一対の略平行な固定板68・68並びに一対の略平行な可動板69・69で形成する刈取昇降ブラケット70を備え、前記メインビーム34中間の受台71に固定板68を一体固定させ、固定板68及び可動板69の傾斜上端側を固定ピン72によって回転自在に連結させると共に、前記トラックフレーム1に支軸73を介して昇降シリンダ11を連結させ、該シリンダ11のピストンロッド74先端を可動板69中間部にピン75を介して連結させ、可動板69の開孔76を介してピン75をピストンロッド74に着脱自在に貫挿させ、可動板69にピン75をボルト77止め固定させる一方、固定板68及び可動板69の傾斜下端側の開孔78・79にピン80を着脱自在に貫挿させ、固定板68に前記ピン80をボルト81止め固定させるもので、図11の如く、固定板68と可動板69を千鳥状に交互に配列させ、メインビーム34の右側下面にブラケット70を設け、メインビーム34に対して昇降シリンダ11を機体右寄りに配設し、刈取部8重心位置を通過する前後方向中心線上に昇降シリンダ11を取付け、平面視でメインビーム34と刈取入力プーリ37の間に昇降シリンダ11を位置させ、刈取ベルト40に対してメインビーム34を離反させ、かつ昇降シリンダ11によって刈取部8重心位置を支えるように構成している。
【0023】
上記から明らかなように、刈取部8を昇降自在に支える昇降支点である昇降支点筒軸12の一側部に刈取部8の横移動支点である水平支点軸32を設け、刈取部8に動力を伝える刈取入力プーリ37を前記軸体12の他側部に設ける。また、エンジン21の前側にミッションケース22を略直列に設け、エンジン21の出力プーリ24と、ミッションケース22の入力プーリ25とを走行ベルト27を介して連結させ、エンジン21の出力プーリ24と脱穀入力プーリ43とを脱穀ベルト45を介して連結させ、ミッションケース22の刈取プーリ38に前記刈取入力プーリ37を刈取ベルト40を介して連結させる。また、昇降支点筒軸12に連結させる刈取部8の駆動伝達ケースであるメインビーム34とミッションケース22との間に、走行ベルト27及び刈取ベルト40を、平面視でメインビーム34と略平行に延設させる。また、エンジン21からミッションケース22に走行駆動力を伝える走行ベルト27と、ミッションケース22から刈取部8に刈取駆動力を伝える刈取ベルト40を備えると共に、脱穀部4前側の機台3上に架台30・31を介して刈取入力ケース12を設け、刈取入力ケース12の一側に設ける刈取入力プーリ37から刈取部8の刈取入力ケース12と駆動伝達ケースであるメインビーム34を介して刈取部8各部に駆動力を伝えるコンバインにおいて、エンジン21の前方にミッションケース22を配置させてこれらの一側に前記走行ベルト27を張設させ、前記ミッションケース22と刈取入力プーリ37との間に刈取ベルト40を張設させ、刈取入力プーリ37を走行ベルト27よりも平面視でミッションケース22に近い位置に設けるもので、エンジン21とミッションケース22を前後方向の直線上に配設でき、また走行ベルト27を挾んでミッションケース22と反対側に刈取部8の駆動伝達ケースであるビーム34を配設でき、エンジン21及びミッションケース22を機体中央寄りに設ける構造でミッションケース22よりも後方に昇降支点である刈取入力ケース12を設置でき、機体の左右バランス及び前後バランスを向上させることができ、湿田走行性能を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】刈取部の昇降支点筒軸部の平面図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】エンジン出力部の側面図。
【図5】同平面説明図。
【図6】図4の平面図。
【図7】図4の拡大図。
【図8】エンジン出力プーリ部の背面図。
【図9】ミッションケース入力プーリ部の正面図。
【図10】昇降シリンダ部の側面図。
【図11】昇降ブラケット部の背面図。
【符号の説明】
【0025】
3 機台
4 脱穀部
8 刈取部
12 昇降支点筒軸(昇降支点)
21 エンジン
22 ミッションケース
24 出力プーリ
25 入力プーリ
27 走行ベルト
30・31 架台
32 水平支点軸(横移動支点)
34 メインビーム(駆動伝達ケース)
37 刈取入力プーリ
38 刈取プーリ
40 刈取ベルト
43 脱穀入力プーリ
45 脱穀ベルト
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
【出願日】 平成16年4月28日(2004.4.28)
【代理人】 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎

【識別番号】100114661
【弁理士】
【氏名又は名称】内野 美洋

【公開番号】 特開2004−248680(P2004−248680A)
【公開日】 平成16年9月9日(2004.9.9)
【出願番号】 特願2004−133260(P2004−133260)