| 【発明の名称】 |
移動農機 |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 貢 【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】車体フレーム42の剛性などを特別に変更させることなく、従来剛性の車体フレーム42に安定良好にミッションケース22を支持させると共に、ミッションケース22の高回転部101で起生する振動の車体フレーム42への伝播も良好に抑制して車体側のフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を低減して作業性を向上させる。
【解決手段】車体フレーム42の略中央に配置させるエンジン21からの駆動力を伝動軸82を介しミッションケース22に入力させる移動農機において、車体フレーム42に対しミッションケース22の高回転部101を防振部材103を介し連結支持させると共に、ミッションケース22の低回転部102を剛性部材39を介し連結支持させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車体フレームの略中央に配置させるエンジンからの駆動力を伝動軸を介しミッションケースに入力させる移動農機において、車体フレームに対しミッションケースの高回転部を防振部材を介し連結支持させると共に、ミッションケースの低回転部を剛性部材を介し連結支持させたことを特徴とする移動農機。 【請求項2】 防振部材として筒形弾性部材を用いて、車体フレームに筒形弾性部材を介してミッションケースを連結させたことを特徴とする請求項1記載の移動農機。 【請求項3】 防振部材に筒形弾性部材を用いて、ミッションケースに筒形弾性部材を内挿させたことを特徴とする請求項2記載の移動農機。 【請求項4】 車体フレーム或いはミッションケースにブラケットを固設させ、ミッションケース或いは車体フレームとブラケット間に防振部材を介設させたことを特徴とする請求項1記載の移動農機。 【請求項5】 車体フレームとミッションケース間に防振部材を直接的に介設して、車体フレームにミッションケースを連結支持させたことを特徴とする請求項1記載の移動農機。 【請求項6】 ミッションケースに支持する回転軸とミッションケースの軸受部との間に高減衰部材を介設させたことを特徴とする請求項1記載の移動農機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明はコンバインや運搬車など移動農機に関する。 【0002】 【従来の技術】 コンバインや運搬車など移動農機の走行用ミッションケースにあっては、車体フレームに対し走行用ミッションケースの全連結部をボルト止め固定させている。(例えば特許文献1参照) 【0003】 【特許文献1】実開平6−6051 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 走行用ミッションケースの全連結部をボルト止め固定による剛支持構造とさせた場合、車軸側となるミッションケースの低回転部は車軸を支える高剛性な部位の車体フレームに連結されて、車体フレームで発生する振動も抑制された状態となっているが、駆動力など入力させるミッションケース高位置の高回転部付近は車体フレームの低剛性部位のフレーム部と連結せざるを得ないため、ミッションケースの高回転部付近で起生する振動が車体フレームやカバー類に伝播してより大きな騒音を発生させるなどの不都合があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】 したがって本発明は、車体フレームの略中央に配置させるエンジンからの駆動力を伝動軸を介しミッションケースに入力させる移動農機において、車体フレームに対しミッションケースの高回転部を防振部材を介し連結支持させると共に、ミッションケースの低回転部を剛性部材を介し連結支持させて、車体フレームの剛性などを特別に変更させることなく、従来剛性の車体フレームに安定良好にミッションケースを支持させると共に、ミッションケースの高回転部で起生する振動の車体フレームへの伝播も良好に抑制してフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を低減して作業性を向上させるものである。 【0006】 また、防振部材として筒形弾性部材を用いて、車体フレームに筒形弾性部材を介してミッションケースを連結させて、ミッションケースにベルト伝動によるベルトの引き力などが作用する状態においても、防振部材が破損するなどの不都合を防止させ、ベルトの引き方向の影響のない良好な防振を可能とさせて騒音の発生を低減させると共に、防振部材の耐久性の向上を図るものである。 【0007】 さらに、防振部材に筒形弾性部材を用いて、ミッションケースに筒形弾性部材を内挿させて、防振部材設置のスペースを別途に設けることなくミッションケース内にコンパクトに組込む簡潔な防振手段でミッションケースを良好に支持させて、作業性や防振部材の耐久性向上を容易に図るものである。 【0008】 また、車体フレーム或いはミッションケースにブラケットを固設させ、ミッションケース或いは車体フレームとブラケット間に防振部材を介設させて、防振部材を安定させ、防振性能を良好とさせたミッションケースの支持を可能とさせると共に、防振部材の形状の規制を受けることなどなく使い勝手良好に防振部材を用いて車体フレームの防振効果を向上させるものである。 【0009】 さらに、車体フレームとミッションケース間に防振部材を直接的に介設して、車体フレームにミッションケースを連結支持させて、ブラケットなど別途取付部材を用いることなく最少部品数でミッションケースをコンパクトにして安定且つ防振良好に車体フレームに連結させて、作業性とミッションケースの取付性を向上させるものである。 【0010】 また、ミッションケースに支持する回転軸とミッションケースの軸受部との間に高減衰部材を介設させて、回転軸による振動がミッションケースに伝わるのを低減させ、車体側のフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を最大低減させて、作業性を向上させるものである。 【0011】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はコンバインの全体の斜視図、図2は同右側面図、図3は同平面図であり、図中1は左右一対の走行クローラ2を装設する左右一対のトラックフレーム、3は前記の左右トラックフレーム1に架設する機台、4はフィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴を内蔵している脱穀機である脱穀部、7は引起機構8及び刈刃9及び穀稈搬送機構10などを備える刈取部、11は刈取フレーム12を介して刈取部7を昇降させる油圧昇降シリンダ、13は排藁チェン14終端を臨ませる排藁処理部、15は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒を介して搬入する穀物タンク、16・17は前記タンク15の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、18は運転操作ハンドル19及び運転席20を備える運転キャビン、21は運転キャビン18下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。 【0012】 図4、図5に示す如く、機台3前側で左右の走行クローラ2の間にミッションケース22を配設させ、ミッションケース22とエンジン21を略直列に前後に設け、ミッションケース22を介して走行クローラ2にエンジン21の駆動力を伝えると共に、脱穀部4前側の機台3上面に左右の支持台23・24を立設させ、支持台23・24に刈取フレーム12を介して刈取部7を昇降自在及び横移動可能に設ける。また、支持台23・24後側の機台3上面にカウンタケース25を設け、脱穀部4及び刈取部7にカウンタケース25を介してエンジン21の駆動力を伝える。 【0013】 また、ミッションケース22側方の機台3にキャビン前フレーム26を立設させ、キャビン18のステップフレーム27前部を前フレーム26上部に回動支点軸28を介して設け、支点軸28回りにキャビン18を前方に回動自在に支持させると共に、右の支持台24に左のキャビン後フレーム29を立設させ、機台3に立設させる右のキャビン後フレーム30との間の機台3上面にエンジン21を設け、エンジン21をエンジンルームカバー31で覆う。また、前記カバー31の上方で左右の後フレーム29・30上部をキャビン横フレーム32によって連結させ、キャビン横フレーム32にフックレバー33を設け、キャビン18のステップフレーム27後部を横フレーム32に上載させてフックレバー33により係脱自在に固定させると共に、右の支持台24と前フレーム26の間に水平連結フレーム34を固定させ、水平連結フレーム34中間と横フレーム32中間に傾斜連結フレーム35を固定させ、連結フレーム34・35によってフレーム剛性を確保する。また、左の後フレーム29にオーガ支柱36を連結させてオーガレスト37を設け、昇降及び旋回自在に設ける排出オーガ17をオーガレスト37の本機収納位置に支持させる。 【0014】 図6乃至図17に示す如く、前記ミッションケース22の車軸ケース38に受け部材39などを介し連結させる走行側シャーシ40に左右トラックフレーム1を昇降自在に支持するスイングアームの前後支点ボス41を有すると共に、機台3を構成する車体フレーム42に前ステー43及び後枢着部材44などを介しシャーシ40を連結固定させる。 【0015】 前記車体フレーム42は前後方向の左右外側縦フレーム45・46と中間の左右縦フレーム47・48と、左右方向の前後外側横フレーム49・50と中間の横フレーム51・52とで格子状に形成し、前及び中間の横フレーム49・51間の左側に前記支持台23・24を、また右側に前後縦方向の左右エンジンベースフレーム53・54を配設させ、前記横フレーム50より後方で縦フレーム46・48間の横フレーム55に穀物タンク15を回動支持する支点部材56と縦排出オーガ16を支持するオーガフレーム57を配設させると共に、前記横フレーム51・52間で縦フレーム46・48間に穀物タンク15の回動ローラを案内するローラ案内板58を、また縦フレーム47・48間に脱穀部4の前側組付用フレーム59を配設させている。 【0016】 また、右側支持台24は中間の左右縦フレーム47・48間で横フレーム49・51間に下側部を固定させ、左外側縦フレーム45と支持台24間に横方向の台フレーム60を連結させ、横フレーム49と台下部フレーム60に左側支持台23の下側部を固定させ、左右支持台23・24の上側間を台上部フレーム61で連結させ、左支持台23の上面に刈取部7の回動支点部62を配置させている。 【0017】 さらに、左右縦フレーム47・48間で右支持台24の右側及び縦フレーム46・48間における横フレーム49・51上面間に左右ベースフレーム53・54を連結固定させ、エンジン21下側の前後左右側面にボルト63止め固定する4つのブラケット64とベースフレーム53・54との間に防振ゴム65を介設させて、エンジン21駆動時に起生する上下・前後・左右振動などを防振ゴム65で吸収緩和させて、左右ベースフレーム53・54上にエンジン21を良好に搭載するように構成している。 【0018】 前記エンジン21はエンジンヘッドの長手方向を前後方向とさせた縦向きに左右ベースフレーム53・54上に配置させたもので、エンジン21底部を形成するオイルパン66の左右巾より左右ベースフレーム53・54の間隔を大に形成すると共に、オイルパン74の前後巾より横フレーム49・51の間隔を大に形成して、横フレーム49・51間にオイルパン66を臨ませる状態までエンジン21位置を下げ、且つベースフレーム53・54によってエンジン21の支持強度を充分に確保するように構成している。 【0019】 図13乃至図15に示す如く、左右前フレーム26上部間の横フレーム台67に支点軸28の軸受68を固設し、フレーム台67左端に固設するフレーム受け69と右支持台24前側上部に固設するフレーム受け70間をブリッジフレームである連結フレーム34で連結すると共に、連結フレーム34の中間にミッションケース22の上部をブラケット71及びボルト72を介し取外し自在に連結させている。 【0020】 また、前記縦フレーム46の左側に略平行に横フレーム49より前方に突出させる支持台フレーム73前側にブラケット74を固定させ、ブラケット74にボルト止め固定するダンパ台75とステップフレーム27のダンパ取付板76間にキャビン回動用アシストダンパ77を上下枢支軸78・79を介し傾斜状に介設させ、ダンパ77の下枢支軸79をキャビン回動支点軸28に近接させて、ダンパ77の作用長さを小とさせてダンパ77を小型化するように構成している。 【0021】 さらに、右支持台24上面のベース板80に前記キャビン後フレーム29を立設させ、後フレーム29に前記オーガ支柱36と横フレーム32とを連結させ、横フレーム32と連結フレーム34上面との間を前記連結フレーム35によって傾斜連結してキャビン後フレーム29の補強を行うと共に、前記アシストダンパ77を連結フレーム35の傾斜に沿う状態に配設させて、連結フレーム35に作用するステップフレーム27からの衝撃力などをダンパ77で有効に軽減させるように構成している。なお、81はオーガ支柱36と横フレーム32間に介設するオーガ支柱補強フレームである。 【0022】 上記の如く、車体フレーム42を構成する連結フレーム34とミッションケース22上部とをブラケット71を介し連結固定させたことによって、ミッションケース22の支持強度と車体フレーム42の剛性を高めて、構造簡潔にして支持強度良好な機体組込みを行うことができると共に、連結フレーム34によってキャビン前フレーム26と右支持台24の上部間を連結することによって、前フレーム26と右支持台24も相互に補強して車体フレーム42全体の強度を一層向上させる。 【0023】 図11乃至図13に示す如く、前記ミッションケース22はエンジン21の出力軸に伝動軸82を介し連結させる走行入力軸83と、走行主変速用の油圧式無段変速機構84を形成する1対の油圧走行ポンプ85及び油圧走行モータ86と、走行モータ86のモータ軸86aに副変速機構87及び差動機構88を介して左右走行クローラ2の駆動輪89を連結させる車軸90と、刈取部7に車速同調の駆動力を入力するカウンタケース25の車速同調入力軸91にベルト伝動機構92を介し連動連結させるミッションケース22左外側のモータ軸86bなどを備え、エンジン21の高回転出力を走行入力軸83及びファン軸93を介し走行ポンプ85のポンプ軸94に伝えると共に、副変速機構87及び差動機構88を介する低回転出力を車軸90に伝えて走行を行うように構成している。 【0024】 図14乃至図18に示す如く、左右車軸90を内挿させる左右車軸ケース38の左右最外端側を走行側シャーシ40の前端と前端の横パイプフレーム95とに剛性構造の前記受け部材39を介し取外し自在に連結させると共に、前外側横フレーム49の略中央に基端側を固設させ先端側を前上方に突出させる左右1対のミッション取付部材96に左右方向の締付ボルト97を介し取外し自在にミッションケース22上側の突出後面部22aを連結させて車体フレーム42に取外し自在にミッションケース22を支持させるように構成している。 【0025】 前記ケース受け部材39はシャーシ40と横パイプフレーム95に後端部固設して先端側に半円形の受け部98aを有する受け本体98と、半円形の受け部99aを有して受け本体98にボルト100を介して分離自在に合体させる蓋体99とを備え、エンジン21の高回転出力の入力するミッションケース22の走行入力軸83付近となる高回転部101を前記取付部材96で、また車軸90が低速回転する車軸ケース38であるミッションケース22の低回転部102を受け部材39で車体フレーム42(シャーシ40を含む)に連結支持させるように構成している。 【0026】 図18にも示す如く、前記ミッションケース22上側の突出後面部22aと取付部材96との連結部に防振部材103を介設させて防振構造に設けるもので、取付部材96の先端側にグロメット(筒)形の防振ゴム104など弾性材からなる防振部材103を嵌合させ、グロメット形の防振ゴム104の穴部にボルト97を挿通させる状態とさせて、ミッションケース22の高回転部101で起生する振動が車体フレーム42側に伝わるのを防振部材103によって低減させるように構成している。 【0027】 上記からも明らかなように、車体フレーム42の略中央に配置させるエンジン21からの駆動力を伝動軸82を介しミッションケース22に入力させる移動農機において、車体フレーム42に対しミッションケース22の高回転部101を防振部材103を介し連結支持させると共に、ミッションケース22の低回転部102を剛性部材である受け部材39を介し連結支持させたことによって、車体フレーム42の剛性などを特別に変更させることなく、従来剛性の車体フレーム42に安定良好にミッションケース22を支持させると共に、ミッションケース22の高回転部101で起生する振動の車体フレーム42への伝播も良好に抑制して車体側のフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を低減して作業性を向上させることができる。 【0028】 図19に示すものは、防振部材103に筒形防振ゴム105を用いたもので、前記ミッションケース22の左右外側より突出させるボルト97外周に防止ゴム105を嵌合させ防振ゴム105外周に嵌合させるゴムホルダ106を取付部材96にボルト107止め固定させて、ミッションケース22にベルト伝動機構92などによるベルト引きのテンションFが作用しても防止ゴム105の円形外周面で破損させることなく良好に横フレーム49(車体フレーム42)に防振支持させるように構成したものである。 【0029】 上記からも明らかなように、防振部材103として筒形弾性部材である筒形防振ゴム105を用いて、車体フレーム42にミッションケース22を連結させたことによって、ミッションケース22にベルト伝動によるベルトの引き力テンションFなどが作用する状態においても、防振部材103が破損するなどの不都合を防止させ、ベルトの引き方向の影響のない良好な防振を可能とさせて騒音の発生を低減させると共に、防振部材103の耐久性の向上させることができる。 【0030】 図20に示すものは、防振部材103に筒形防振ゴム108を用いると共に、防振ゴム108外周に嵌合させるゴムホルダ109を取付部材96にボルト110止め固定させ、防振ゴム108内周に嵌合させ且つボルト97外周に嵌挿させるカラー111を取付部材96と防振ゴム108との間に介設させ、取付部材96にボルト110の操作用穴112を開設させて、図19実施例同様ベルトの引き方向の影響のない良好な防振を可能とさせるように構成したものである。 【0031】 図21に示すものは、防振部材103に筒形防振ゴム113を用いると共に、防振ゴム113をミッションケース22内部に挿入させた構成例を示すもので、防振ゴム113の外周に嵌合させるゴムホルダ114の内端側をミッションケース22の取付穴115に嵌合させ、ゴムホルダ114の外端鍔部をボルト116を介しミッションケース22上側の突出後面部22aの左右側面に固設させ、防振ゴム113の内周に嵌合させるカラー111を防振ゴム113と取付部材96との間に介設させ、前記ボルト116が取付部材96と接触する場合などには前記ボルト116の接触回避穴112aを取付部材96に開設させることによって、コンパクトに防振ゴム113を設置する防振構造のものでミッションケース22の良好な防振支持を可能とさせるように構成している。 【0032】 上記からも明らかなように、防振部材103に筒形弾性部材である筒形防振ゴム113を用いて、ミッションケース22に筒形防振ゴム113を内挿させることによって、防振ゴム113設置のスペースを別途に設けることなくミッションケース22内にコンパクトに組込む簡潔な防振手段でミッションケース22を良好に支持させて、作業性や防振ゴム113の耐久性を向上させることができる。 【0033】 図22に示すものは、ミッションケース22上側の突出後面部22aの左右側面にボルト114を介しL形状の左右ブラケット115を取外し自在に固定させ、横フレーム49にボルト116を介しブラケット115の後端側を連結させ、ボルト116外側に嵌挿させるグロメット形防振ゴム117を防振部材103に用いて、ブラケット115に防振ゴム117を嵌着させ、横フレーム49に防振ゴム117を介しブラケット115を固定させて、ベルト伝動機構92によるベルト引き方向のテンションFに対しても防振ゴム117前後端の広い平坦面で圧縮を受けるなどして、安定したミッションケース22の支持を可能とさせるように構成している。 【0034】 また図23に示すものは、図22の実施例にあって防振部材103に用いるグロメット形防振ゴム118を横フレーム49の前後方向に貫通させて嵌着させ、ブラケット115をボルト116及び防振ゴム118を介し横フレーム49に連結させる構成を示すもので、ブラケット115を安定良好に横フレーム49に連結させて、ミッションケース22からの伝播振動を抑制できる。 【0035】 さらに図24に示すものは、図22の実施例にあって丸形防振ゴム119を防振部材103に用い、ブラケット115の後端面と横フレーム49の前面間に防振ゴム119を介設させて、ブラケット115をボトル116a・ナット116b及び防振ゴム119を介して横フレーム49に連結させる構成を示すもので、上下の鉄製座板119a間に防振ゴム119を介在させる簡単形状の防振部材103を用いてブラケット115を安定良好に横フレーム49に連結させて、ミッションケース22からの伝播振動を抑制できる。 【0036】 上記からも明らかなように、車体フレーム42或いはミッションケース22にブラケット115を固設させ、ミッションケース22或いは車体フレーム42とブラケット115間に防振部材103を介設させたことによって、防振部材103を安定させ、防振性能を良好とさせたミッションケース22の支持を可能とさせると共に、防振部材103の形状の規制を受けることなどなく使い勝手良好に防振部材103を用いて車体フレーム42の防振効果を向上させることができる。 【0037】 図25、図26に示すものは、ブラケット115などを用いることなく横フレーム49に防振部材103を用いて直接的にミッションケース22を連結させる構成を示し、図25に示すものは図24実施例略同様の座板119aを有する形防振ゴム119を防振部材103に用いて、ミッションケース22上側の突出後面部22aの後面と横フレーム49の前面間にボルト116a・116bを介し連結させたものであり、また図26に示すものは、グロメット形防振ゴム118を防振部材103に用いて横フレーム49に防振ゴム118を貫通嵌着させ、横フレーム49に突出後面部22aの後面をボルト116及び防振ゴム118を介して連結させたもので、ブラケットなどの別途部品を用いることなく簡単な連結構成でミッションケース22からの伝播振動を抑制可能とさせることができる。 【0038】 上記からも明らかなように、車体フレーム42とミッションケース22間に防振部材103を直接的に介設して、車体フレーム42にミッションケース22を連結支持させたことによって、ブラケットなど別途取付部材を用いることなく最少部品数でミッションケース22をコンパクトにして安定且つ防振良好に車体フレーム42に連結させて、作業性とミッションケース22の取付性を向上させることができる。 【0039】 図27乃至図29に示すものは、ミッションケース22のベベルギヤ或いは伝達ギヤ120など各種ギヤを有する入力軸83或いはファン軸93など各種軸構造にあって、ギヤ120などにより軸93に発生する振動がミッションケース22に伝わるのを減衰部材121によって減衰させる構成を示すもので、図27に示すものは軸93を回転自在に支持するベアリング122とミッションケース22との間に皿状の高減衰材料123などミッションケース材料である鋼に比較して減衰効果の高い材料121を介設させて、軸93の振動がベアリング122を介しケース22に伝わってケース22に騒音が起生するなどの不都合を防止するように構成している。 【0040】 また図28に示すものは、ミッションケース22に嵌合させるベアリング122と軸93との間に筒形の高減衰材料124などミッションケース材料である鋼に比較して減衰効果の高い材料121を介設させて、軸93からの振動がケース22に伝わるのを減衰させるように構成したものである。 【0041】 さらに図29に示すものは、ミッションケース22に嵌合させるベアリング122に凹形の高減衰材料125などミッションケース材料である鋼に比較して減衰効果の高い材料121を用いて軸93を支持させて、軸93からの振動がケース22に伝わるのを減衰させるように構成したものである。このようにミッションケース22内の各種回転軸或いはギヤを有する回転軸とケース22間に減衰部材121を用いることによって、ミッションケース22で起生する振動を大巾に抑制させることができる。 【0042】 上記からも明らかなように、ミッションケース22に支持する回転軸であるファン軸93とミッションケース22の軸受部との間に高減衰部材である高減衰材料123・124・125を介設させたことによって、ファン軸93による振動がミッションケース22に伝わるのを低減させ、車体側のフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を最大低減させて、作業性を向上させることができる。 【0043】 【発明の効果】 以上実施例から明らかなように本発明は、車体フレーム42の略中央に配置させるエンジン21からの駆動力を伝動軸82を介しミッションケース22に入力させる移動農機において、車体フレーム42に対しミッションケース22の高回転部101を防振部材103を介し連結支持させると共に、ミッションケース22の低回転部102を剛性部材39を介し連結支持させたものであるから、車体フレーム42の剛性などを特別に変更させることなく、従来剛性の車体フレーム42に安定良好にミッションケース22を支持させると共に、ミッションケース22の高回転部101で起生する振動の車体フレーム42への伝播も良好に抑制して車体側のフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を低減して作業性を向上させることができるものである。 【0044】 また、防振部材103として筒形弾性部材105を用いて、車体フレーム42に筒形弾性部材105を介してミッションケース22を連結させたものであるから、ミッションケース22にベルト伝動によるベルトの引き力Fなどが作用する状態においても、防振部材103が破損するなどの不都合を防止させ、ベルトの引き方向の影響のない良好な防振を可能とさせて騒音の発生を低減させると共に、防振部材103の耐久性の向上を図ることができるものである。 【0045】 さらに、防振部材103に筒形弾性部材113を用いて、ミッションケース22に筒形弾性部材113を内挿させたものであるから、防振部材設置のスペースを別途に設けることなくミッションケース22内にコンパクトに組込む簡潔な防振手段でミッションケース22を良好に支持させて、作業性や弾性部材113の耐久性を向上させることができるものである。 【0046】 また、車体フレーム42或いはミッションケース22にブラケット115を固設させ、ミッションケース22或いは車体フレーム42とブラケット115間に防振部材103を介設させたものであるから、防振部材103を安定させ、防振性能を良好とさせたミッションケース22の支持を可能とさせると共に、防振部材103の形状の規制を受けることなどなく使い勝手良好に防振部材103を用いて車体フレーム42の防振効果を向上させることができるものである。 【0047】 さらに、車体フレーム42とミッションケース22間に防振部材103を直接的に介設して、車体フレーム42にミッションケース22を連結支持させたものであるから、ブラケットなど別途取付部材を用いることなく最少部品数でミッションケース22をコンパクトにして安定且つ防振良好に車体フレーム42に連結させて、作業性とミッションケース22の取付性を向上させることができるものである。 【0048】 また、ミッションケース22に支持する回転軸93とミッションケース22の軸受部との間に高減衰部材123・124・125を介設させたものであるから、回転軸93による振動がミッションケース22に伝わるのを低減させ、車体側のフレームやカバー類から騒音が発生する不都合を最大低減させて、作業性を向上させることができるものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】コンバインの全体斜視図。 【図2】同側面図。 【図3】同平面図。 【図4】機体前部の側面説明図。 【図5】同正面説明図。 【図6】本体部の平面図。 【図7】本機フレームの平面図。 【図8】本機フレーム部の斜視説明図。 【図9】本機フレームの側面図。 【図10】本機フレームの正面説明図。 【図11】ミッションケース上部の説明図。 【図12】ミッションケース部の側面説明図。 【図13】ミッションケースの断面説明図。 【図14】ミッションケースの斜視説明図。 【図15】ミッションケースの取付側面説明図。 【図16】ミッションケースの取付平面説明図。 【図17】ミッションケースの取付正面説明図。 【図18】防振部の説明図。 【図19】防振部の他の構成説明図。 【図20】防振部の他の構成説明図。 【図21】防振部の他の構成説明図。 【図22】防振部の他の構成説明図。 【図23】防振部の他の構成説明図。 【図24】防振部の他の構成説明図。 【図25】防振部の他の構成説明図。 【図26】防振部の他の構成説明図。 【図27】減衰部の説明図。 【図28】減衰部の他の構成説明図。 【図29】減衰部の他の構成説明図。 【符号の説明】 21 エンジン 22 ミッションケース 39 受け部材(剛性部材) 42 車体フレーム 82 伝動軸 101 高回転部 102 低回転部 103 防振部材 105 防振ゴム(弾性部材) 113 防振ゴム(弾性部材) 115 ブラケット 123 高減衰材料(高減衰部材) 124 高減衰材料(高減衰部材) 125 高減衰材料(高減衰部材)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成15年2月20日(2003.2.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2004−248581(P2004−248581A) |
| 【公開日】 |
平成16年9月9日(2004.9.9) |
| 【出願番号】 |
特願2003−42294(P2003−42294) |
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