| 【発明の名称】 |
収穫機の刈取り部対地高さ検出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西田 和彦 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】高原 一浩 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】土井 久 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】松林 智也 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】接地センサー21を利用して刈取り部の対地高さを検出する装置を、接地センサー21が地面上を横滑りしても破損しにくい状態で得る。
【解決手段】分草フレーム16が備える支持体25に、接地センサー21を軸芯Xまわりで揺動自在に支持させてある。支持体25は、分草フレーム16に対して機体前後向き軸芯Yまわりで回動するように連結しており、かつ、接地センサー21が軸芯Xまわりで分草フレーム16に対して上下揺動することとなる基準回動位置に巻きばね60によって回動付勢されている。検出部22は、ギヤケース40内の連動機構によって接地センサー21の回転支軸41に連動しており、接地センサー21の揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する。分草フレーム16の係合部65が、接地センサー21の後端側の係止部21dに係合して、接地センサー後端側の分草フレーム21に対する横ずれを規制している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサー、及び、この接地センサーの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置であって、 前記分草フレームに対して機体前後向きの軸芯まわりで回動自在に連結している支持体、及び、この支持体を分草フレームに対する基準回動位置に回動付勢する付勢手段を備え、 前記接地センサーを、前記支持体と共に前記軸芯まわりで分草フレームに対して回動するように、かつ、前記基準回動位置に在る前記支持体に対して上下揺動するように前記支持体に支持させ、 前記検出部を、前記支持体と共に前記軸芯まわりで分草フレームに対して回動するように前記支持体に支持させ、 前記接地センサーの前記支持体に連結している側とは反対側の後端側に係止部を設けるとともに、この係止部に係合作用して、接地センサーの前記軸芯まわりでの分草フレームに対する回動を許容しながら接地センサー後端側の分草フレームに対する横ずれを規制する係合部を前記分草フレームに備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置。 【請求項2】 前記接地センサーの前記係止部の横幅を、接地作用部の横幅より小にしてある請求項1記載の収穫機の刈取り部対地高さ検出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサー、及び、この接地センサーの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 収穫機において、刈取り部の対地高さを検出する検出装置を設け、この対地高さ検出装置による検出高さが設定高さ以下になれば、刈取り部を走行機体に対して自動的に上昇させる制御が実行されるように構成するとか、対地高さ検出装置による検出結果に基づいて刈取り部の対地高さが設定範囲内になるように、刈取り部を走行機体に対して自動的に昇降させる制御が実行されるように構成し、走行機体が前後に傾斜するなどしても、刈取り部の分草具が地面に突っ込むことを回避するとか、刈取装置による刈り高さを設定高さに維持しながら作業できるようにされることがある。 【0003】 分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサー、及び、この接地センサーの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備え、刈取り部の対地高さを接地センサーによって検出するようになった収穫機の刈取り部対地高さ検出装置として、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。 すなわち、接地センサーとしての橇状の対地接触部材を、分草フレームとしての分草支持杆に横軸芯まわりで上下揺動自在に取り付け、対地接触部材が下方に一定以上揺動したことを検出するスイッチ、及び、対地接触部材が上方に一定以上揺動したことを検出するスイッチを設けたものがあった。 【0004】 【特許文献1】 実公昭60−5778号公報 ( 第2頁、 第2−3図 ) 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 機体の操向操作が行なわれると、刈取り部が地面に対して横方向に振れ動くことから、接地センサーが地面上を横滑り移動する場合がある。従来の検出装置を採用した場合、接地センサーが地面上を横滑りした際、接地センサーが地面上の隆起部や土塊などに引っ掛かり、接地センサーであるとかセンサー支持部などに強い曲げ力などが掛かりやすくなっていた。検出部にも無理な力が掛かりやすくなっていた。 【0006】 本発明の目的は、接地センサーが地面上を横滑りしても、接地センサーなどに無理な力が掛かりにくい収穫機の刈取り部対地高さ検出装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】 請求項1による発明の構成、作用は、次のとおりである。 【0008】 〔構成〕 分草フレームに対して上下揺動自在な接地センサー、及び、この接地センサーの揺動角に基づいて刈取り部の対地高さを検出する検出部を備えてある収穫機の刈取り部対地高さ検出装置において、 前記分草フレームに対して機体前後向きの軸芯まわりで回動自在に連結している支持体、及び、この支持体を分草フレームに対する基準回動位置に回動付勢する付勢手段を備え、前記接地センサーを、前記支持体と共に前記軸芯まわりで分草フレームに対して回動するように、かつ、前記基準回動位置に在る前記支持体に対して上下揺動するように前記支持体に支持させ、前記検出部を、前記支持体と共に前記軸芯まわりで分草フレームに対して回動するように前記支持体に支持させ、前記接地センサーの前記支持体に連結している側とは反対側の後端側に係止部を設けるとともに、この係止部に係合作用して、接地センサーの前記軸芯まわりでの分草フレームに対する回動を許容しながら接地センサー後端側の分草フレームに対する横ずれを規制する係合部を前記分草フレームに備えてある。 【0009】 〔作用〕 接地センサーが地面上を横移動する際、隆起部に引っ掛かるなどして移動抵抗が掛かると、この抵抗の大きさによっては、接地センサーが支持体と共に付勢手段に抗してローリングする。このとき、係合部が接地センサーの後端側の係止部に係合して接地センサーの回動を許容しながら接地センサー後端側の分草フレームに対する横ずれを規制していることから、接地センサーは、後端側が移動抵抗のために分草フレームから大きく位置ずれしない状態でローリングする。さらにこのとき、検出部も接地センサーと共にローリングする。この後、接地センサーの引っ掛かりが外れるなどして回動操作力が作用しなくなると、支持体が付勢手段による回動付勢のために基準回動位置に戻り、接地センサーも支持体と共に回動して検出用姿勢に戻るものである。これにより、接地センサーが隆起部などに引っ掛かっても、接地センサーも検出部もローリングすることと、接地センサー後端側が分草フレームから大きく位置ずれしないように係合部によって支持されることとにより、接地センサーやセンサー支持部であるとか検出部には付勢手段による付勢力によって決まる強さより強い曲げ力など無理な操作力が掛からなくなる。 【0010】 〔効果〕 従って、接地センサーが地面上を横滑りしても、接地センサーにも、接地センサーの支持部や検出部にも無理な曲げ力などが掛かりにくくて変形や破損が発生しにくいように耐久性の富んだものになる。 【0011】 請求項2による発明の構成、作用は、次のとおりである。 【0012】 〔構成〕 請求項1による発明の構成において、前記接地センサーの前記係止部の横幅を、接地作用部の横幅より小にしてある。 【0013】 〔作用〕 前記係合部は、係合部と係止部の横幅差によって接地センサーの回動を許容しながら、接地センサーの横ずれを規制するように係止部に対して係合するものであるため、係止部の横幅が大になるほど係合部が大型化する。接地センサーの接地作用部の横幅を広くするほど、接地センサーが湿地でも沈下しにくくなる。これにより、接地センサーの接地作用部の横幅を広くしながら、かつ、その横幅の割には、係合部が小型化するようにしながら、係合部と係止部の上記した係合を可能にするものである。 【0014】 〔効果〕 従って、湿地でも接地センサーを沈下しにくくしながら検出できる割には、接地センサー後端側の横ずれ防止を小型の係合部で有利に行なえる。 【0015】 【発明の実施の形態】 図1に示すように、クローラ式走行装置1によって自走し、運転座席2が装備された搭乗型の運転部、運転座席2の下方に位置するエンジン(図示せず)が備えられた原動部を有した自走機体の機体フレーム3の前部に位置する支持部4に、刈取り部10の前処理部フレーム11の基端側を機体横向きの軸芯まわりで回動自在に連結するとともに、前記機体フレーム3の後端側に脱穀装置5および穀粒タンク6を設けて、コンバインを構成してある。 【0016】 このコンバインは、稲・麦などの穀粒を収穫するものであり、前記前処理部フレーム11にリンク機構7を介してシリンダロッドが連結している油圧式のリフトシリンダ8を操作すると、このリフトシリンダ8が前処理部フレーム11を上下に揺動操作して刈取り部10を地面上近くまで下降した作業位置と、地面上から高く浮上した上昇非作業位置とに昇降操作する。刈取り部10を下降作業位置にして自走機体を走行させると、刈取り部10が複数の植付け条の刈取り対象の植立茎稈を機体横方向に並ぶ複数個の分草具12によって分草して機体横方向に並ぶ複数の引起装置13のうちの対応するものに案内し、各引起装置13の上昇移動する引起し爪(図示せず)によって引起し処理するとともにバリカン型の刈取装置14によって刈取り、刈取り穀稈を株元側に作用する挟持搬送装置と穂先側に作用する係止搬送装置とで成る搬送装置17によって機体後方側に搬送し、脱穀装置5が搬送装置17からの刈取穀稈を脱穀フィードチェン5aによって機体後方向きに搬送しながら穂先側を扱室(図示せず)に供給して脱穀処理し、穀粒タンク6が脱穀装置5からの脱穀粒を回収して貯留していく。 【0017】 刈取り部10についてさらに詳述すると、図1、図2などに示す如く構成してある。 すなわち、機体フレーム3の前記支持部4に基端側が回動自在に連結している機体前後向きの伝動ケースで成るメインフレーム11a、及び、このメインフレーム11aの先端部に中間部が連結している機体横向きの伝動ケース15などによって前記前処理部フレーム11を構成してある。前記横向き伝動ケース15が備えている支持部材15aの機体横方向での複数箇所から分草フレーム16を機体前方向きに延出させて、隣接し合う一対の分草フレーム16によって穀稈引起し経路18を形成し、各分草フレーム16の先端部に前記分草具12を固定し、各穀稈引起し経路18の横側に前記引起装置13を配置し、前記複数本の分草フレーム16の基端部にわたって前記刈取装置14を取り付けてある。 【0018】 図2に示すように、刈取り部10の前記複数個の分草具12のうちの最も機体横外側に位置する分草具12のやや後側に、接地センサー21を利用して刈取り部10の対地高さを検出する刈取り部対地高さ検出装置20を設けてある。図9に示すように、前記刈取り部対地高さ検出装置20の検出部22を連係させた制御手段30に、前記リフトシリンダ8の制御弁31の電磁操作部、運転部に設けた刈高さ設定手段32を連係させてある。 【0019】 刈高さ設定手段32は、人為操作自在なポテンショメータで成り、刈高さ制御によって維持させるべき刈取装置14の刈高さを変更自在に設定し、この設定刈高さを電気信号にして制御手段30に出力するようになっている。 【0020】 前記制御手段30は、マイクロコンピュータを利用して成り、刈取り部対地高さ検出装置20による検出情報、及び、刈高さ設定手段32による設定情報に基づいてリフトシリンダ8を自動的に操作する刈高さ制御を実行するようになっている。 すなわち、刈取り部対地高さ検出装置20による検出高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さから外れると、制御弁31にリフトシリンダ8を操作させるべき信号を出力することによってリフトシリンダ8を刈取り部10の上昇側や下降側に操作し、このために刈取り部10が上昇するとか下降して刈取り部対地高さ検出装置20が刈高さ設定手段32による設定刈高さに対応する対地高さを検出する状態になると、制御弁31にリフトシリンダ8を停止させるべき信号を出力することにより、リフトシリンダ8を停止操作して刈取り部10の上昇や下降を停止させるようになっている。 【0021】 これにより、収穫作業を行なうに当たり、制御手段30による刈高さ制御をオンに切り換えておくと、刈取り部対地高さ検出装置20による検出高さが刈高さ設定手段32による設定刈高さになるように刈取り部10を自動的に昇降操作する刈高さ制御が行なわれ、走行地面の凹凸や傾斜のために自走機体が前後方向に傾斜しても刈取装置14の対地高さが設定高さ又はそれに近いものに維持され、切り株の高さが設定刈高さ又はそれに近いものになる状態で作業できる。 【0022】 図9に示す昇降レバー34は、運転部に人為操作するように設けられ、操作されると刈取り部10を上昇や下降させる指令を制御手段30に出力することによって刈取り部10を上昇操作や下降操作させるものである。すなわち、刈取り部10を人為的に昇降操作するものである。制御手段30は、前記昇降レバー34が操作されて上昇や下降指令を入力した場合、刈取り部対地高さ検出装置20による検出結果に優先して制御弁31を切り換え操作してリフトシリダ8を刈取り部10の上昇側や下降側に操作するようになっている。 【0023】 図2、図3などに示すように、前記刈取り部対地高さ検出装置20は、前記複数個の分草具12のうち、運転部が位置する側とは反対側の最も機体横外側に位置する分草具12の後側近くで、この分草具12を支持する前記分草フレーム16の先端付近に取付けた支持体25、この支持体25の下部の横側面がわに基端側が連結している前記接地センサー21、前記支持体25の上部の横側面がわに取付けた前記検出部22を備えて構成してある。 【0024】 図3、図4などに示すように、支持体25は、前後側にピン形の取付け部51,52が付いている板金製の取付け部材50と、この取付け部材50の前記両取付け部51,52の間に一側面がわがネジ締め連結されているギヤケース40とで構成し、そして、分草フレーム16の基端側部分16aを構成する丸鋼管材の先端部に屈曲丸棒材を連結することによって分草フレーム16の先端部に設けた屈曲部16bに前記両取付け部51,52で連結してある。すなわち、屈曲部16bの先端側における機体上下向き部分の下部に筒体を取付けて設けた前支持部16cの取付け孔に前記前側の取付け部51を回動自在に装着し、屈曲部16bの基端側における機体上下向き部分の下部にブラケットを取付けて設けた後支持部16dの取付け孔に前記後側の取付け部52を回動自在に装着することにより、屈曲部16bに連結してある。これにより、支持体25は、両取付け部51,52の軸芯上に位置する機体前後向きの軸芯Yまわりで分草フレーム16に対して回動するようになっており、分草フレーム16の前記屈曲部16bは、支持体25を機体上方側に迂回するようになっている。 【0025】 図10などに示すように、接地センサー21は、前端側に取付け片部21cを備えるように、中間部に前端部21bや後端側より機体下方向きに突出した接地作用部21aを備えるように曲げ成形した帯板ばねで構成してある。図3などに示すように、この接地センサー21は、支持体25の前記ギヤケース40の入力軸41に取付け片部21cを一体回動自在に連結することにより、支持体25に支持させてある。これにより、接地センサー21は、前記入力軸41の軸芯であって、支持体25の前記回動軸芯Yと直交し合う軸芯Xのまわりで支持体25に対して揺動するようになっており、かつ、支持体25と共に前記軸芯Yまわりで分草フレーム25に対して図5(ロ)に示す正回転方向Aにも、図5(ハ)に示す逆回転方向Bにも回動するようになっている。 【0026】 図3、図5に示すように、前記前側の取付け部51にコイル部が外嵌している巻きばね60の両端部61,62どうしの間に入り込むように配置したばねストッパー部16eを分草フレーム16の屈曲部16bに設け、前記ばねストッパー部16eより巻きばね60のコイル部の方に寄った位置で前記両ばね端部61,62どうしの間に入り込むように配置したばね操作ピン53を支持体25の前記取付け部材50に固設してあり、支持体25は、前記巻きばね60によって次の如く回動付勢されている。すなわち、支持体25の分草フレーム16に対する回動軸芯Yまわりでの回動位置のうち、接地センサー21の支持体25に対する揺動軸芯Xが機体横向きになって接地センサー21が分草フレーム16に対して軸芯Xまわりで上下揺動することとなる回動位置を基準回動位置N〔図5(イ)〕とし、支持体25がこの基準回動位置Nから正回転方向A及び逆回転方向Bのいずれの回転方向に回動操作されても、その回動操作力が解除されると、基準回動位置Nに自ずと回動復帰するように回動付勢されている。 【0027】 すなわち、図5(ロ)に示すように、支持体25が基準回転位置Nから正回転方向Aに回動操作されると、巻きばね60の一方の第1ばね端部61がばねストッパー16eに当接して支持されながら、他方の第2ばね端部62がばね操作ピン53によって正回転方向Aに押圧されて巻きばね60が弾性変形し、巻きばね60が支持体25を基準回動位置Nに復帰回動するように付勢する。図5(ハ)に示すように、支持体25が基準回転位置Nから逆回転方向Bに回動操作されると、巻きばね60の第2ばね端部62がばねストッパー16eに当接して支持されながら、第1ばね端部61がばね操作ピン53によって逆回転方向Bに押圧されて巻きばね60が弾性変形し、巻きばね60が支持体25を基準回動位置Nに復帰回動するように付勢する。 【0028】 図7に示すように、検出部22は、本体が前記ギヤケース40の側面がわに固定され、入力軸22aが前記ギヤケース40の内部に入り込んでいる回転式のポテンショメータによって構成してある。 【0029】 図6、図7に示すように、ギヤケース40の前記入力軸41に対して取り付け部42aが外嵌している扇形ギヤ42と、この扇形ギヤ42に噛合った状態で前記入力軸22aに対して外嵌している円形ギヤ43とで成るギヤ連動機構44を、ギヤケース40の内部に設けてある。扇形ギヤ42の取付け部42aは、入力軸41の横断面非円形のためにこの入力軸41に対して一体回動自在に係合している。円形ギヤ43は、前記入力軸22aの横断面非円形のためにこの入力軸22aに対して一体回動自在に係合している。扇形ギヤ42のピッチ円直径が円形ギヤ43のピッチ円直径より大である。これにより、ギヤ連動機構44は、接地センサー21を上下揺動自在に支持している回転支軸41の回転が増速して検出部22の入力軸22aに伝達するようにして入力軸41を検出部22の入力軸22aに連動させている。 【0030】 前記ギヤケース40の内部に、コイル部が前記入力軸41に外嵌している巻きばねで成るセンサーばね46を設けてある。このセンサーばね46は、扇形ギヤ42を介して入力軸41を回動付勢することにより、接地センサー21の接地作用部21aが確実に接地作用するように接地センサー21を下降側に揺動付勢している。 【0031】 これにより、刈取り部対地高さ検出装置20は、次の如く作動する。 すなわち、通常時は、巻きばね60のために支持体25が前記基準回動位置Nになっていて、接地センサー21が軸芯Xまわりで分草フレーム16に対して上下揺動するようになっており、刈取り部10の対地高さが変化して分草フレーム16の対地高さが変化すると、接地センサー21は、これの接地作用部21aに作用する接地反力と、接地センサー21の弾性復元力や前記センサーばね45による下降力のために軸芯Xまわりで分草フレーム16に対して上昇揺動するとか下降揺動する。すると、接地センサー21の回転がギヤ連動機構44によって増速して検出部22の入力軸22aに伝達されて検出部22が作動する。これにより、検出部22により、接地センサー21の支持体25に対する揺動角に基づいて刈取り部10の対地高さを検出し、この検出結果に基づいて刈取装置14の対地高さを検出してこの検出結果を電気信号にして制御手段30に出力する。 【0032】 自走機体の操向操作が行なわれて刈取り部10が横振れすると、接地センサー21が地面上を横ずれするが、このとき、接地センサー21が土塊に引っ掛かるなどすると、これによって接地センサー21に作用する移動抵抗のために、接地センサー21が支持体25と共に軸芯Yまわりで巻きばね60に抗してローリングするとともに検出部22も共にローリングし、接地センサー21や入力軸41とか検出部22に巻きばね60による付勢力によって決まる強さより強い無理な曲げ力などの操作力が掛かりにくくなっている。 【0033】 図2などに示すように、分草フレーム16の前記基端側部分16aに、U字状に曲げ成形した屈曲丸棒材を取付けて接地センサー21に対する係合部65を設けてある。図8(イ)に示すように、この係合部65には、接地センサー21の後端側に横幅W1が接地作用部21aの横幅W2(図4)より狭くなるようにして設けた係止部21dが摺動自在に入り込んでおり、係合部65は、接地センサー21の後端側が分草フレーム16に対して横ずれしようとしても、左右一対の機体上下向きの縦辺部65aで係止部21dに係合作用し、縦辺部65aどうしの間隔が係止部21dの横幅W1より大であることに起因してセンサー後端側がずれ動くストローク以上はずれ動かないようにその横ずれを規制するように構成してある。また、係合部65は、縦辺部65aどうしの間隔が係止部21dの横幅W1より大であることに起因して係止部21dが係合部65に対して回動し得ることにより、接地センサー21が軸芯Yまわりで分草フレーム16に対して回動することを許容している。 【0034】 すなわち、係合部65は、接地センサー21に回動操作力が作用した際、係止部21dの横幅W1と縦辺部間隔との差によって接地センサー21が軸芯Yまわりでローリングすることを許容しながら、接地センサー21の後端側が分草フレーム16に対して大きく位置ずれして接地センサー21に捩れが発生することを防止している。すなわち、接地センサー21に捩れが発生して接地センサー21及び入力軸41などに無理な曲げ力などが掛かることを防止している。 【0035】 図7、図10などに示すように、接地センサー21の前端部に機体前後方向に対して傾斜した傾斜部21eを設けてある。この傾斜部21eの作用により、平面視でのギヤケース40と接地センサー21のラップが少なくなって、ギヤケース40と接地センサー21の間に泥土が詰まりにくくなり、また、接地センサー21が株に割り込んだとき、植立穀稈を前方に押し倒しにくくなる。 【0036】 〔別実施形態〕 上記実施形態の如く自走機体の前後傾斜にかかわらず刈取装置14の対地高さが設定範囲になるように、刈取り部対地高さ検出装置20による検出結果に基づいてリフトシリンダ8が刈取り部10の上昇側や下降側に自動的に操作されるように構成する他、分草具12の地面に対する突っ込みを防止するように、刈取り部対地高さ検出装置20による検出結果に基づいてリフトシリンダ8が刈取り部10の上昇側に自動的に操作されるように構成する場合にも本発明は適用できる。 【0037】 刈取り部対地高さ検出装置20は、上記実施形態の如く運転部とは反対側の最も機体横端に位置する分草具12の後方に配置する他、運転部側の最も横端に位置する分草具12の後方であるとか、その両横端に位置する分草具12よりも機体内側に位置する分草具12の後方に配置して実施してもよい。 【0038】 上記巻きばね60に替え、板ばね、ゴムなど各種のばね手段を採用して実施してもよいのであり、これら巻きばね60、板ばね、ゴムなどを総称して付勢手段60と呼称する。 【0039】 本発明は、コンバインの他、玉ねぎ、人参などを各種の作物を収穫対象とする作業車にも適用できるのであり、これらの作業車やコンバインなどを総称して収穫機と呼称する。 【図面の簡単な説明】 【図1】コンバイン前部の側面図 【図2】刈取り部の主フレーム及び対地高さ検出装置を示す斜視図 【図3】刈取り部対地高さ検出装置の側面図 【図4】刈取り部対地高さ検出装置の平面図 【図5】(イ)は、支持体の基準回動位置を示す説明図、(ロ)、(ハ)は、巻きばねの付勢作用を示す説明図 【図6】ギヤ機構の側面図 【図7】ギヤケースの縦断正面図 【図8】(イ)は、係合部の正面図、(ロ)は、接地センサーの接地作用部での断面図 【図9】ブロック図 【図10】接地センサーの平面図 【符号の説明】 10 刈取り部 16 分草フレーム 21 接地センサー 21a 接地センサーの接地作用部 21d 接地センサーの係止部 22 検出部 25 支持体 60 付勢手段 65 係合部 N 支持体の基準回動位置 Y 支持体の回動軸芯 W1 係止部の横幅 W2 接地作用部の横幅
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成15年1月30日(2003.1.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2004−229560(P2004−229560A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月19日(2004.8.19) |
| 【出願番号】 |
特願2003−22174(P2003−22174) |
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