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【発明の名称】 コンバインの刈取機駆動装置
【発明者】 【氏名】越智 昌次
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】伊藤 孝司
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】石川 道男
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】水島 淳
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】三宅 達也
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】内田 博也
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【氏名】指原 宏彦
【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内

【要約】 【課題】穀稈を刈取る刈取機を回転駆動する刈取用の油圧式無段変速装置のメンテナンスの容易化を図ろうとするものである。

【解決手段】穀稈を刈取る刈取機3を回転駆動する油圧式無段変速装置15は、刈取機3を支持する支持装置8と、脱穀機10の前側板11aと、穀稈を脱穀機3へ案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)へ配設した構成である。又、エンジン16の出力プーリ16bから刈取機3の入力プーリ7dへ至る伝動用部品17も同じく空間部(イ)へ配設した。カウンタギャーケース18は、入口漏斗12の下側で、前側板11aの前側へ配設した構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車台2の前方部には、穀稈を刈取る刈取機3を設け、該刈取機3を回転駆動する油圧式無段変速装置15と、該刈取機3で移送される刈取り穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀機10とは、走行車台2の上側へ載置したコンバインにおいて、前記油圧式無段変速装置15は、刈取機3を受ける支持パイプ杆7bを上下回動自在に支持する支持装置8と、脱穀機10を形成する前側板11aと、該脱穀機10へ穀稈を受けて案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けたことを特徴とするコンバインの刈取機駆動装置。
【請求項2】
前記走行車台2の前部へ載置したエンジン16へ軸支したエンジン出力プーリ16bから油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3を上下回動する支持パイプ杆7bへ軸支した入力プーリ7dへ至る伝動用部品17は、刈取機3を支持する支持装置8と、脱穀機3の前側板11aと、入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取機駆動装置。
【請求項3】
前記エンジン出力プーリ16bと、油圧式無段変速装置15との上下方向の間に設けるカウンタギャーケース18は、脱穀機10の入口漏斗12の下側で、前側板11aの前側へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの刈取機駆動装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀稈を刈取りする刈取機を回転駆動する油圧式無段変速装置は、刈取機を支持する支持装置と、脱穀機の前側板と、脱穀機へ穀稈を案内する入口漏斗と、走行車台の上側面とに囲まれた空間部へ位置させて設けた技術であり、コンバインの刈取機駆動装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、穀稈の倒伏状態、圃場の湿田状態、及び作業能率等により、所定の走行車速を選択して走行させて、走行車台の前方部に設けた前処理部(刈取機)は、走行車速に連動して、マイコンユニットにより、前処理トランスミッションの回転数が、前処理クラッチモータで制御されて、前処理部の回転が走行車速に適した所定の回転数に制御され、この前処理部で穀稈は刈取りされ、この刈取り機穀稈は、この前処理部で後方上部へ移送され、走行車台の上側へ載置した脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とへ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とで挟持されて、脱穀室内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機から穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【0003】
前記前処理部を回転制御する前処理トランスミッション、及び前処理クラッチモータ等の装置位置は、特に、特開2002−305942号公報に記載の如く、明解に表示されていない構成である。本発明では、装着位置を最適位置へ装着すべく規制して設けた構成である。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−305942
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
穀稈を刈取りする刈取機を回転駆動する油圧式無段変速装置の装着を、刈取機を受ける支持パイプ杆を回動自在に軸支する支持装置と、脱穀機の前側板と、入口漏斗と、走行車台の上側面とに囲まれた空間部へ規制して設けて、メンテナンスの向上、及び構成の簡単化を図ろうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の前方部には、穀稈を刈取る刈取機3を設け、該刈取機3を回転駆動する油圧式無段変速装置15と、該刈取機3で移送される刈取り穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀機10とは、走行車台2の上側へ載置したコンバインにおいて、前記油圧式無段変速装置15は、刈取機3を受ける支持パイプ杆7bを上下回動自在に支持する支持装置8と、脱穀機10を形成する前側板11aと、該脱穀機10へ穀稈を受けて案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けたことを特徴とするコンバインの刈取機駆動装置としたものである。
【0007】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を、穀稈の倒伏状態、圃場の湿田状態、及び作業能率等により、所定の走行車速を選択して走行させて、走行車台2の前方部に設けた刈取機3の回転数は、刈取機3を受ける支持パイプ7bを上下回動自在に軸支する支持装置8と、走行車台2の上側へ載置した脱穀機10を形成するの前側板11aと、穀稈を受けて案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けた油圧式無段変速装置15により、走行車速に適した所定の回転数に制御されて、刈取機3は回転駆動される。
【0008】
所定の回転で回転駆動される刈取機3で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、走行車台2の上側へ載置した脱穀機10のフィードチェンと、挟持杆とへ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とで挟持されて、脱穀機10内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機3から穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、前記走行車台2の前部へ載置したエンジン16へ軸支したエンジン出力プーリ16bから油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3を上下回動する支持パイプ杆7bへ軸支した入力プーリ7dへ至る伝動用部品17は、刈取機3を支持する支持装置8と、脱穀機3の前側板11aと、入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取機駆動装置としてものである。
【0010】
前記刈取機3の回転駆動制御は、油圧時無段変速装置15で行うが、この刈取機3の回転駆動制御は、走行車台2の前部へ載置したエンジン16へ軸支したエンジン出力プーリ16bから、油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3を上下回動する支持パイプ杆7bへ軸支した入力プーリ7dへ至る伝動用部品17は、刈取機3を支持する支持装置8と、脱穀機3の前側板11aと、入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けた、伝動用部品17により、刈取機3は回転駆動制御されて、この刈取機3で穀稈は刈取りされる。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、前記エンジン出力プーリ16bと、油圧式無段変速装置15との上下方向の間に設けるカウンタギャーケース18は、脱穀機10の入口漏斗12の下側で、前側板11aの前側へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの刈取機駆動装置としたものである。
【0012】
前記刈取機3の回転駆動制御は、油圧式無段変速装置15で行うが、この刈取機3の回転駆動は、エンジン16へ軸支したエンジン出力プーリ16bと、油圧式無段変速装置15との上下方向の間で、更に脱穀機10の入口漏斗12の下側で、前側板11aの前側へ位置させて設けた、カウンタギャーケース18へエンジン16のエンジン出力プーリ16bから、エンジン16の回転動力が入力され、カウンタギャーケース18から油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3の支持パイプ杆17bへ軸支した入力プーリ7dを経て、刈取機3回転駆動制御されて、この刈取機3で穀稈は刈取りされる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取りする刈取機3を回転駆動する油圧式無段変速装置15の装着位置を、刈取機3を受ける支持パイプ杆7dを回動自在に軸支する支持装置8と、脱穀機10を形成するの前側板11aと、脱穀機10へ穀稈を受けて案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)へ規制して配設したことにより、コンバインの左側から油圧式無段変速装置15等のメンテナンスが容易になった。又、構成が簡単になった。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、前記走行車台2の前部へ載置したエンジン16へ軸支したエンジン出力プーリ16bから、油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3を上下回動する支持パイプ杆7bへ軸支した入力プーリ7dへ至る伝動用部品17は、刈取機3を支持する支持装置8と、脱穀機10の前側板11aと、入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けたことにより、コンバインの左側から、油圧式無段変速装置15等のメンテナンスが容易になった。又、構成が簡単になった。
【0015】
請求項3に記載の発明においては、前記エンジン出力プーリ16bと、油圧式無段変速装置15との上下方向の間に設けるカウンタギャーケース18は、脱穀機10の入口漏斗12の下側で、前側板11aの前側へ位置させて設けたことにより、カウンタギャーケース18は、コンバインの左側からメンテナンスができると共に、穀粒貯留タンクを右外側へ開状態に操作すると、右側からでもメンテナンスができることにより、便利である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り移送する刈取機3を回転駆動する油圧式無段変速装置15と、刈取機3で移送される刈取り穀稈を引継ぎ脱穀する脱穀機10とを、走行車台2の上側面へ載置した構成である。油圧式無段変速装置15は、刈取機3を受ける支持パイプ杆7bを上下回動自在に支持する支持装置8と、脱穀機10を形成する前側板11aと、該脱穀機10へ刈取機3から引継ぎする穀稈を受けて案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)内へ位置させて設けた構成である。油圧式無段変速装置15の装着位置を主に図示して説明する。
【0017】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図4で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ14aを張設した走行装置14を配設し、走行車台2の上側面には、脱穀機10を載置した構成である。走行車台2の前方部に設けた刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機10のフィードチェン13aと、挟持杆13bとへ供給されて引継ぎされ、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機10の右横側に配設した穀粒貯留タンク13c内へ一時貯留される。
【0018】
前記走行車台2の前側には、図4で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド4a、及び分草体4bと、立毛穀稈を引起す各引起装置4cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置5の各掻込装置5aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置4dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機10のフィードチェン13aと、挟持杆13bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置5の根元・穂先移送装置6a,6bと、移送終端部側の供給移送装置6c等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ9により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0019】
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆7aの上端部には、左右方向に伝動機構7cを軸支内装した支持パイプ杆7bを設け、この支持パイプ杆7bを走行車台2の上側面に設けた上支持メタル8aと、下主柱8bとよりなる支持装置8で回動自在に支持させて設けた構成である。伸縮シリンダ9の作動により、刈取機3は支持パイプ杆7bを回動中心として、上下に回動する構成である。又、支持パイプ杆7bの伝動機構7cの伝動軸7e一方側端部には、入力プーリ7dを軸支して設け、後述するエンジン16からの回動動力は、カウンタギャーケース18,油圧式無段変速装置15等を介して、入力プーリ7dへ入力され、刈取機3の各部を回転駆動する構成である。
【0020】
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置5によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機10へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク13c側の前部には、図4で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置21aと、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席21bとは、操作室ケース20dで形成した操作室20b内へ設け、この操縦席21bの下側で、走行車台2の上側面には、エンジン16を載置すると共に、後方部には、右外側へ回動自在に穀粒貯留タンク13cを配設する。これら走行装置14と、刈取機3と、脱穀機10と、エンジン16等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0021】
前記走行車台2の前端部には、走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けた構成である。
前記刈取機3の回転数を、走行装置14の走行車速の変更制御に連動して、自動変更制御する刈取機3専用の油圧式無段変速装置15の装着位置は、図1〜図3で示す如く刈取機3を受ける支持杆7aの上端部に設けた支持パイプ杆7bを回動自在に軸支する走行車台2の上側面に設けた支持装置8の後側と、脱穀機10は、前・後側板11a,11b、及び左・右側板11c,11dで箱体に形成され、この箱体を形成する。この前側板11aの前側と、刈取機3から供給される穀稈を受けて、脱穀機10内へ案内するこの脱穀機10の前側へ突出させて設けた入口漏斗12の下部と、走行車台2の上側面とに囲まれて、空間部(イ)が形成される。この形成されたこの空間部(イ)で、走行車台2の上側面へ油圧式無段変速装置15を載置して設けた構成である。
【0022】
穀稈を刈取る前記刈取機3を回転駆動する油圧式無段変速装置15の装置位置を、刈取機3を受ける支持パイプ杆7bを回動自在に軸支する支持装置8と、脱穀機10を形成する前側板11aと、穀稈を受けて案内する入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)へ規制して配設したことにより、従来は行うことが困難であった。コンバイン1の左側から、油圧式無段変速装置15等のメンテナンスが容易である。又、簡単な構成で刈取機3の回転数の制御ができる。
【0023】
前記走行車台2の上側面には、図1で示す如くエンジン16を載置した構成である。このエンジン16のエンジン軸16aの端部には、エンジン出力プーリ16bを軸支した構成である。このエンジン出力プーリ16bから、カウンタギャーケース18,及び油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3を上下回動する支持パイプ杆7bへ軸支内装した伝動機構7cの一方側へ軸支した入力プーリ7dへ至る伝動用部品17の装着位置は、刈取機3を回動する支持パイプ杆7bを回動自在に軸支する支持装置8と、脱穀機10の前側板11aと、入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれて、空間部(イ)が形成される。この形成されたこの空間部(イ)に、伝動用部品17を内装して設けた構成である。
【0024】
前記走行車台2の前部へ載置したエンジン16へ軸支したエンジン出力プーリ16bから、カウンタギャーケース18,及び油圧式無段変速装置15を経て、刈取機3を上下回動する支持パイプ杆7bへ軸支した入力プーリ7dへ至る伝動用部品17は、刈取機3を支持する支持装置8と、脱穀機10の前側板11aと、入口漏斗12と、走行車台2の上側面とに囲まれた空間部(イ)へ位置させて設けたことにより、従来は行うことが困難であった。コンバイン1の左側から、油圧式無段変速装置15、及び伝動用部品17等のメンテナンスが容易である。又、簡単な構成で刈取機3の回転数の制御ができる。
【0025】
前記カウンタケース18の装着位置は、図1〜図3で示す如くエンジン16のエンジン軸16aへ軸支したエンジン出力プーリ16bと、油圧式無段変速装置15との上下方向の間に設けると共に、脱穀機10の前側板1aへ前方へ突出させて設けた入口漏斗12の下側で、又、脱穀機10を形成する前側板1aの前側に位置させて、カウンタギャーケース18を設けた構成である。
【0026】
前記エンジン16のエンジン出力プーリ16bと、油圧式無段変速装置15との上下方向の間に設けると共に、脱穀機3の入口漏斗12の下側で、前側板11aの前側に、カウンタギャーケース18を位置させて設けたことにより、このカウンタギャーケース18は、コンバイン1の左側からメンテナンスができると共に、穀粒貯留タンク13cを右外側へ開状態に操作することにより、右側からでもメンテナンスができることにより、便利である。
【0027】
前記刈取機3の伝動構成は、図1〜図3で示す如くエンジン16のエンジン軸16aへ軸支したエンジン出力プーリ16bと、カウンタギャーケース18へ軸支内装した伝動機構18aの入力軸18bへ軸支したカウンタ入力プーリ18cとには、エンジンベルト16cを掛け渡した構成である。又、カウンタギャーケース18の伝動機構18aの出力軸18dへ軸支したカウンタ出力プーリ18eと、油圧式無段変速装置15の入力軸15aへ軸支した油圧入力プーリ15bとには、カウンタベルト18fを掛け渡した構成である。又、油圧式無段変速装置15の出力軸15cへ軸支した油圧出力プーリ15dと、刈取機3の支持パイプ杆7bの伝動機構7cの伝動軸7eへ軸支した入力プーリ7dとには、油圧ベルト15eを掛け渡した構成である。
【0028】
前記刈取機3の回転駆動は、図1〜図3で示す如くエンジン16の回転動力は、エンジンベルト16cを経て、カウンタギャーケース18へ入力され、このカウンタギャーケース18からカウンタベルト18fを経て、油圧式無段変速装置15へ入力され、この油圧式無段変速装置15から油圧ベルト15eを経て、刈取機3の支持パイプ杆7の伝動軸7eを経て、伝動機構7cへ入力されて、刈取機3の各部が回転駆動される構成である。
【0029】
前記油圧ベルト15eと、エンジンベルト16cと、カウンタベルト18fとには、図1で示す如く刈取テンション装置22aと、エンジンテンション装置22bと、カウンタテンション装置22cとを、個別に設けた構成である。
前記油圧式無段変速装置15は、図1で示す如く脱穀機10の前側板11aへ前方へ突出させて設けた後油圧取付板23aと、支持装置8へ後方へ突出させて設けた前油圧取付板23bとへボルト、及びナット等により、装着して設けた構成である。又、カウンタギャーケース18は、図1で示す如く後油圧取付板23aへボルト、及びナット等で装置した上カウンタ取付板24aと、走行車台2の上側面へ固着した下カウンタ取付板24bとへボルト、及びナット等により、装着して設けた構成である。
【0030】
前記刈取入力プーリ7dと、油圧式無段変速装置15の出力プーリ15dとへ掛け渡した油圧ベルト15eの刈取テンション装置22aを「入」−「切」操作して、刈取機3を回転駆動、又は回転駆動を停止する構成である。この刈取テンション22aは、図1で示す如く刈取入力プーリ7dの後方部へ配設した構成である。
【0031】
これにより、前記刈取機3を回転駆動、又は回転駆動を停止操作する刈取テンション装置22aを、油圧ベルト15e部に設けたことにより、従来のように、ミッションケース19の横側へ設けていることで、刈取機3を上昇操作後に、下り止めを施して、刈取機3と、本機側との間に作業者が入り、刈取テンション装置22aのメンテナンスを行っていたが、刈取機3を上昇操作、及び下り止め等の操作の必要がなくなり、安全で容易に、刈取テンション装置22aのメンテナンスを行うことができる。
【0032】
前記カウンタギャーケース18は、図1で示す如く脱穀機10の前側板11aに設けた後油圧取付板23aと、走行車台2とに設けた上・下カウンタ取付板24a,24bを介して装着した構成である。
これにより、前記カウンタギャーケース18の装着は、強度のある脱穀機3と、走行車台2とにより、支持されることにより、取付強度が向上すると共に、脱穀機10の振動防止の効果も向上する。
【0033】
前記油圧式無段変速装置15は、図1で示す如く支持装置8の上支持メタル8aと、下主柱8bとの間に設けた下油圧取付板23cへ装着した後方部をL字状に形成した前油圧取付板23bと、脱穀機3の前側板11aへ前方へ突出させて設けた後油圧取付板23aとに装着する構成である。この後油圧取付板23aには、油圧式無段変速装置15の上部側を装着し、前油圧取付板23bには、油圧式無段変速装置15下部側を装着した構成である。
【0034】
これにより、前記走行車台2に設けた支持装置8と、脱穀機10とは、前・後・下油圧取付板23b,23a,23c、及び油圧式無段変速装置15により、接続された構成となり、取付強度が向上すると共に、脱穀機10の振動防止の効果も向上する。
【0035】
前記油圧式無段変速装置15は、図1で示す如く脱穀機10の前側へ設けた入口漏斗12の直下で、油タンク25の上側へ位置させて設けた構成である。
これにより、前記油圧式無段変速装置15へ油タンク25からの油の流入は、ポンプで加圧して行うが、この油タンク25への戻りは、自然流下であり、このために、この油タンク25が下部へ位置させて、設けたことにより、スムーズに油が戻り、油量が安定する。又、油量の安定により、油圧式無段変速装置15の性能が安定する。
【0036】
前記穀粒貯留タンク13c内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク13cの後側には、縦移送螺旋44aを内装した排出支持筒44を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒44の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋45aを伸縮自在に内装した排出オーガ45を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0037】
前記操作装置21aに設けた主変速レバー21cの回動操作による回動位置は、図5で示す如くポテンションメータ26で検出され、この検出値は操作装置21aに設けた制御装置27のCPU27aへ入力され、この入力値により、このCPU27aで走行用の油圧式無段変速装置28から出力される回転数が制御されて、走行装置14の各走行クローラ14aの回転数が所定回転に制御され、所定の走行車速で走行する構成である。
【0038】
又、前記ポテンションメータ26の検出値が、CPU27aへの入力により、この入力値によって、刈取用の油圧式無段変速装置15から出力される回転数が変更制御され、刈取機3の支持パイプ杆7bの伝動軸7eへ軸支した入力プーリ7dへ入力される回転数は、所定回数に制御され、刈取機3は所定の回転数で回転制御される構成である。
【0039】
前記ポテンションメータ26が検出する検出値による走行装置14の走行車速と、刈取機3の回転数とは、図7で示す如く従来は直線の上り傾斜線であったが、これを複数段に分割した上り傾斜線にして、CPU27aへ設定記憶させて、この複数段に分割した上り傾斜線で、走行車速と、刈取機の回転数とを制御する構成である。
【0040】
これにより、前記走行装置14の走行車速に最適な刈取機3の回転数で刈取り作業を行うことができる。
前記操作装置21aに設けた主変速レバー21cの回動操作による回動位置は、図6、及び図7で示す如く傾斜センサ29で検出され、この検出値は制御装置27のCPU27aへ入力され、この入力値により、このCPU27aで刈取用の油圧式無段変速装置15の油圧モータ15fの回転数が変更制御されて、出力軸15cの出力プーリ15dから刈取機3の入力プーリ7dへ入力されて、この刈取機3の回転数は、傾斜センサ29が検出する検出値により、変更制御される構成である。
【0041】
前記傾斜センサ29が検出する検出値と、刈取機3の回転数との関係は、図7で示す如く複数段に分割した上り傾斜線にして、CPU27aへ設定記憶させて、この複数段に分割した上り傾斜線で、刈取機3の回転数を制御する構成である。
【0042】
これにより、前記主変速レバー21cの操作位置により、刈取機3の回転数を自由に設定できる。又、これにより、高速刈り時の穀稈の掻込み過ぎ、低速刈り時の穀稈の掻込み不足等を容易に解消することができる。更にハードはそのままで、ソフトの変更のみで、主変速レバー21cと、刈取機3の回転速度を変えられることにより、異なるモードの追加が容易である。
【0043】
前記刈取機3は、図8で示す如く操作装置21aへ接続したメインハーネス30は、刈取機3を支持する支持装置8の上支持メタル8aへ設けて、刈取機3を左外側へ回動操作のときに回動中心(ロ)となる。この回動中心(ロ)の内側部で、支持メタル8aへ下クランパー31aで装着すると共に、上方へ向けて、このメインハーネス30を配設して、支持パイプ杆7bへ沿わせて、上クランパー31bで装着し、先端部には、接合具30aを装着した構成である。
【0044】
又、前記刈取機3へ設けた刈高さセンサ32へ装着して設けた刈取ハーネス33は、支持パイプ7bへ沿わせて配設すると共に、上支持メタル8aへクランパー31cで装着して設け、端部には、接合具33aを装着して設けた構成である。この接合具33aと、メインハーネス30の接合具30aとは、接合させた構成であり、このメインハーネス30と、刈取ハーネス33とは、接合した構成である。
【0045】
これにより、前記刈取機3を左外側へ回動自在な構成において、配策するメインハーネス30は、回動中心(ロ)の近傍部へ上方へ向けて配設したことにより、左外側へ回動時にメインハーネス30を取り外すことなく回動ができる。又、接合具30a,33aを回動中心(ロ)側へ設けたことにより、取り外しするときは、取り扱いが容易である。
【0046】
前記刈取機3は、左外側へ回動自在な構成においては、図9〜図11で示す如くこの刈取機3を左外側へ回動操作するときは、支持杆7aの外周下側面へ装着した取付板7fへ取付ピン35で装着した伸縮シリンダ9を、この取付ピン35を抜き取りして、この伸縮シリンダ9の一方側を取り外し後に、刈取機3を支持装置8の上支持メタル8aの回動中心(ロ)を回動支点として、左外側へ回動させる構成である。
【0047】
前記刈取機3を左外側へ回動操作するときは、刈取機3を所定位置へ上昇させて行う構成である。この刈取機3を上下回動させる伸縮シリンダ9を伸張操作により、刈取機3は、上昇する構成である。又、この伸縮シリンダ9を収縮操作により、刈取機3は下降する構成である。伸縮シリンダ9の伸縮操作は、操作装置21aに設けた切換方式で、ON−OFFスイッチ方式の上下スイッチ(図示せず)の操作により行う構成である。
【0048】
前記支持装置8の上支持メタル8aの左外側面には、伸縮シリンダ9を伸縮操作するときに操作する上下スイッチに連動して、伸縮シリンダ9を伸縮操作するとき操作する。切換方式で、ON−OFFスイッチ方式の上下補助スイッチ34を装着した取付板34aを、ボルト、及びナット等により、装着して設けた構成である。上下スイッチ、又は上下補助スイッチ34の切換操作でON操作により、伸縮シリンダ9は、伸張、又は収縮して、刈取機3は上昇、又は下降する構成である。
【0049】
これにより、前記刈取機3の支持パイプ杆7bを支持する支持装置8の上支持メタル8aの左外側面には、刈取機3を昇降させる伸縮シリンダ9を伸縮操作させるときに操作する切換方式でON−OFFスイッチ方式の上下スイッチ方式に連動する。切換方式でON−OFFスイッチ方式の上下補助スイッチ34を設けたことにより、刈取機3の支持杆7aへ伸縮シリンダ9の脱着(連結)をスムーズに行うことができる。
【0050】
前記刈取機3の左右両側の引起装置4cの下側面には、図12、及び図13で示す如く刈取り中の穀稈を検出するON−OFF方式のスイッチ36aと、このスイッチ36aをON、又はOFFするアクチュエータ36bとよりなる前穀稈センサ36を設けている。刈取機3の支持パイプ杆7bを支持する支持装置8には、取付板37dを設け、この取付板37dには、角度センサ37を装着した構成である。この角度センサ37は、検出具37aと、切欠溝37cを有するアクチュエータ37bとよりなる構成である。このアクチュエータ37bの切欠溝37cには、支持パイプ杆7bへ装着して設けた回動板38の回動ピン38aを挿入し、支持パイプ杆7bの回動により、回動板38の回動ピン38aでアクチュエータ37bが回動されて、角度センサ37で刈取機3の上下回動量が検出され、この刈取機3の分草体4bの地上からの高さを検出する構成である。
【0051】
前記刈取機3は、支持パイプ杆7bへ軸支して設けた入力プーリ7dと、下部の伝動プーリ39aとには、刈取伝動ベルト39bを掛け渡した構成である。操作装置21に設けた刈取レバー21d「入」−「切」操作により、この刈取レバー21dの刈取ワイヤ40aを介して設けた回動自在な刈取テンションクラッチ40が「入」−「切」作動されて、刈取伝動ベルト39aが「入」−「切」され、刈取機3は回動駆動、又は回動駆動が停止される構成である。
【0052】
制御モータ41は、図12で示す如く操作装置21aの左側に設け、この制御モータ41には、アーム41aを設け、このアーム41aと、刈取テンションクラッチ装置40とは、刈制御ワイヤー42aを設けて、接続した構成である。又、フィードチェン13aには、図12で示す如くフィードチェンテンションクラッチ装置43を設けて、フィードチェン13aを「入」−「切」する構成である。制御モータ41のアーム41aと、フィードチェンクラッチ装置43とは、チェン制御ワイヤ42bを設けて、接続した構成である。
【0053】
前記各前穀稈センサ36の穀稈の検出、及び未検出と、角度センサ37の検出、及び未検出とは、制御装置27のCPU27aへ入力される構成である。
前記各前穀稈センサ36の穀稈の未検出(OFF状態)が、図14で示す如く制御装置27のCPU27aへ入力され、この未検出(OFF)後に所定時間経過し、例えば、穀稈を移送する最終端部の供給移送装置6cの略中間部まで、穀稈が移送されたと判定したとき、及び角度センサ37の検出値が制御装置27のCPU27aへ入力され、刈取機3の分草体4bの先端部の高さ位置が、例えば、地上高40cmの位置であると、判定したとき、これら両者の判定により、CPU27aにより、制御モータ41は回転制御され、刈取テンションクラッチ装置40と、フィードチェンテンションクラッチ装置43との両者が、「切」制御されて、刈取機3と、フィードチェン13aとの両者の回転駆動が停止制御される構成である。
【0054】
これにより、刈取り移送中の穀稈が、前記刈取機3の供給移送装置6cの略中間部まで移送されると、この刈取機3は停止制御されることにより、穀稈のこぼれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取機駆動装置部の拡大側面図
【図2】刈取機駆動装置部の拡大平面図
【図3】刈取機駆動装置部の伝動機構図
【図4】コンバインの左側部の側面図
【図5】他の実施例を示す図で、主変速レバーと、刈取用の油圧式無段変速
装置との関係図
【図6】他の実施例を示す図で、主変速レバーと、刈取用の油圧式無段変速
装置との関係図
【図7】他の実施例を示す図で、刈取機回転と、走行車速、及び傾斜角との
関係図
【図8】他の実施例を示す図で、メインハーネス、及び刈取ハーネスの配設
の側面斜視図
【図9】他の実施例を示す図で、伸縮シリンダ部の拡大側面斜視図
【図10】他の実施例を示す図で、上下補助スイッチ取付部の拡大側面斜視図
【図11】他の実施例を示す図で、上下補助スイッチの取付部の拡大側面斜視図
【図12】他の実施例を示す図で、刈取機の一部の拡大側面斜視図
【図13】他の実施例を示す図で、角度センサの取付部の拡大側面斜視図
【図14】他の実施例を示す図で、ブロック図
【符号の説明】
2 走行車台
3 刈取機
7b 支持パイプ杆
7d 入力プーリ
8 支持装置
10 脱穀機
11a 前側板
12 入口漏斗
15 油圧式無段変速装置
16 エンジン
16b エンジン出力プーリ
17 伝動用部品
18 カウンタギャーケース
イ 空間部
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
【出願日】 平成15年1月28日(2003.1.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2004−229513(P2004−229513A)
【公開日】 平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願番号】 特願2003−19029(P2003−19029)