| 【発明の名称】 |
野菜収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡邊 章人 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株式会社内
【氏名】福田 幸広 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】地面に倒伏した茎葉部w1を引起こすための構造を簡易化して製造コストを低減させる。
【解決手段】一対の横向き係止突起掻込み要部13a、13bからなる掻込み装置2を備え、該掻込み装置2が、機体の前進中、植生した2条列R1、R2の野菜wの茎葉部w1を同時連続的に茎葉掻込み通路aへ掻き寄せて掻き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置2の左右各側部前方の地面に倒伏した前記2条列R1、R2の野菜wの茎葉部w1を掬い上げて引き起こし前記掻込み装置2の前部左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置1、1を設けた構成となす。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設けたことを特徴とする野菜収穫機。 【請求項2】 前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させる左右一対の側部引起こし装置を配設すると共に、該側部引起こし装置と、前記掻込み装置の前部との間には該側部引起こし装置の送り移動させた葉茎部を受け継いで引起こし状態のまま前記茎葉掻込み通路へ案内するものとした受継ぎ部材を設けたことを特徴とする野菜収穫機。 【請求項3】 前記受継ぎ部材を前記横向き係止突起掻込み要部のそれぞれの固定部から前方へ延出させ、これら受継ぎ部材のそれぞれの先部にその対応する側の前記側部引起こし装置を支持させたことを特徴とする請求項2記載の野菜収穫機。 【請求項4】 前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設け、これら側部引起こし装置のうちの一方のものは畝の上面上に位置され、他方のものは前記畝の肩部上に位置されることを特徴とする野菜収穫機。 【請求項5】 前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設け、該側部引起こし装置のそれぞれが係止突起の列設された無端状ベルトを前後向きの周回作動可能に装設されていることを特徴とする野菜収穫機。 【請求項6】 前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設け、該側部引起こし装置のそれぞれ或いは一方のみが前記掻込み装置の固定部に対する前部の高さ或いは全体高さを地面高さに関連して自動的に変化されるものとなされていることを特徴とする野菜収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、条植された玉葱や蕪等の根菜類を連続的に堀取ることのできる野菜収穫機に関する。 【0002】 【従来の技術】 前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動し、また掻込み装置の左右方向幅内の、中央位置及び左右各側位置の3個所のそれぞれに前記掻込み装置の前後方向傾斜に沿う後上がり姿勢に固定されている茎葉引起こし装置を備え、これら3つの茎葉引起こし装置が前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記前記掻込み装置の掻込み可能範囲内に送り移動させるように作動する構成となされた野菜収穫機は存在している(例えば特許文献1参照)。 【0003】 上記3つの茎葉引起こし装置は、これの係止突起が地面に接近した位置で前向き且つ上向きの方向へ回転され続いて後向きの上り傾斜方向へ直線状に移動されることにより前記2条列の野菜の茎葉部を地面上に倒伏したものをも含めて有効に引き起こすのであり、このように引き起こされた茎葉部は前記掻込み装置によって後方へ掻き込まれる。 【0004】 【特許文献1】 特許第3279507号公報 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 上記した従来の野菜収穫機では、地面に倒伏した茎葉部を引起こすための比較的大きな3つの茎葉引起こし装置が設けられているため、構造が複雑化してコスト高となるのであり、本発明はこれに対処し得るものとした野菜収穫機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、請求項1に記載した発明は、前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設けた構成となしてある。 【0007】 この発明において、前記掻込み装置はこれの左右幅範囲の直下で茎葉掻込み通路の左右近傍に位置した茎葉部を引き起こしつつ後方へ掻き込むものとなり、この際、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部などは前記掻込み装置によっては的確には引き起こされないが、これら茎葉部については、一対の前記側部引起こし装置が確実に掬い上げて引き起こすものとなり、請求項2記載の発明の実現に寄与する。 【0008】 また請求項2に記載した発明は、前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させる左右一対の側部引起こし装置を配設すると共に、該側部引起こし装置と、前記掻込み装置の前部との間には該側部引起こし装置の送り移動させた葉茎部を受け継いで引き起こし状態のまま前記茎葉掻込み通路へ案内するものとした受継ぎ部材を設けた構成となしてある。 【0009】 この発明において、前記掻込み装置はこれの左右幅範囲の直下で茎葉掻込み通路の左右近傍に位置した茎葉部を引き起こしつつ後方へ掻き込むものとなり、この際、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部などは前記掻込み装置によっては的確には引き起こされないが、これら茎葉部については、一対の前記側部引起こし装置が確実に掬い上げて引き起こすと共に前記受継ぎ部材が前記掻込み装置による掻込みを的確となす。 【0010】 上記発明は次のように具体化するのがよいのであって、即ち、請求項3に記載したように、前記受継ぎ部材を前記横向き係止突起掻込み要部のそれぞれの固定部から前方へ延出させ、これら受継ぎ部材のそれぞれの先部にその対応する側の前記側部引起こし装置を支持させた構成となす。これによれば、請求項2記載の発明と同様な作用が得られるほかに次のような作用が得られるのであって、即ち、前記受継ぎ部材が本来の受継ぎ作用を奏するほかに、前記側部引起こし装置の支持部材としても機能するものとなり、構造の簡易化が図られる。 【0011】 また請求項4に記載した発明は、前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設け、これら側部引起こし装置のうちの一方のものは畝の上面上に位置され、他方のものは前記畝の肩部上に位置される構成となしてある。 【0012】 このようにすれば、請求項1記載の発明と同様な作用が得られるほかに次のような作用が得られるのであって、即ち、畝の上面よりも低い肩部上に倒伏した茎葉部が確実に引き起こされて前記掻込み装置により支障なく掻き込まれるものとなる。 【0013】 また請求項5に記載した発明は、前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止突起掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設け、該側部引起こし装置のそれぞれが係止突起の列設された無端状ベルトを前後向きの周回作動可能に装設されている構成となしてある。 【0014】 これによれば、請求項1記載の発明と同様な作用が得られるほかに次のような作用が得られるのであって、即ち、係止突起が下向き姿勢のまま地面に接触しつつ或いは地面近傍に沿いつつ前方へ移動し続いて前上方へ回転し続いて上向き姿勢のまま後方へ直線状に移動する構成が比較的簡易に形成されると共に、地面に倒伏した茎葉部が係止突起により確実に引き起こされるものとなる。 【0015】 また請求項6に記載した発明は、前後向きの茎葉掻込み通路を挟むように左右配置され後上がり姿勢に固定された一対の横向き係止掻込み要部からなる掻込み装置を備え、該掻込み装置が、機体の前進中、植生した2条列の野菜の茎葉部を同時連続的に前記茎葉掻込み通路へ掻き寄せて引き起こし後方送りするように作動する野菜収穫機において、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面に沿って下向き姿勢のまま比較的長く前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて後方へ直線状に移動される係止突起を有し且つ該係止突起により、前記掻込み装置の左右各側部前方の地面上に倒伏した前記2条列の野菜の茎葉部を掬い上げて引き起こし続いて前記掻込み装置前部の左右各側部へ向けて送り移動させるものとした左右一対の側部引起こし装置を設け、該側部引起こし装置のそれぞれ或いは一方のみが前記掻込み装置の固定部に対する前部の高さ或いは全体高さを地面高さに関連して自動的に変化されるものとなされた構成としてある。 【0016】 これによれば、請求項1記載の発明と同様な作用が得られるほかに次のような作用が得られるのであって、即ち、前記係止突起が地面の起伏にも拘わらず地面に対して最適高さに保持され、地面に倒伏した茎葉部を効率的に引き起こすものとなる。 【0017】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の一実施例を説明する。 図1は本発明に係る野菜収穫機の側面図、図2は前記収穫機の平面図、図3は前記収穫機の一部を省略した正面図、図4は前記収穫機の側部引起こし装置及び掻込み装置を示しAは正面視説明図でありB及びCは掻込み装置を上方から見た図、図5は前記収穫機の主要部の作動状態を示す側面視説明図、図6は前記収穫機の主要部の作動状態を示す平面視説明図、図7は前記収穫機の動力系統図である。 【0018】 図1〜図3に示すように、本発明に係る野菜収穫機は左右一対の側部引起こし装置1、1、掻込み装置2、挟持搬送装置3及び茎葉切断装置4を具備してなる野菜処理部Aと、この野菜処理部Aの各部を支持した走行車両部Bからなっている。 【0019】 左右一対の側部引起こし装置1、1は掻込み装置2の左右各側部外方に配置されていて掻込み装置2の固定部に左右一対の受継ぎ部材5、5を介して支持されている。そして、右側の側部引起こし装置1は畝Uの上面に特定の条間隔で植え付けられた2条列R1、R2の野菜wの右側近傍の平坦面上に位置され、左側の側部引起こし装置1は畝Uの肩部の斜面上に位置されるものとなされている。 【0020】 各側部引起こし装置1は、その対応する受継ぎ部材5の先部に左右向き軸6を介して上下揺動可能に且つ前方への張出状に装着された前後方向へ長い装置フレーム7と、該装置フレーム7前部に左右向き軸8回りの回転自在に装着された従動プーリ9と、前記左右向き軸6回りの回転可能に装着された駆動プーリ10と、従動プーリ9及び駆動プーリ10に掛け回された無端状ベルト11とを備えている。 【0021】 無端状ベルト11は全体をゴム材で一体成形されたもので長さ方向の適当間隔位置毎に前後向き縦面に沿う外方向へ延出された係止突起11aを備えている。各係止突起11aは装置フレーム7の外周囲から張り出した状態となされたもので、無端状ベルト11が従動プーリ9及び駆動プーリ10に案内されて矢印方向f1へ周回移動されたとき、下向き姿勢のまま地面に沿って前方へ直線状に移動され続いて上向き回転され続いて上向き姿勢のまま直線上に後方へ移動するようになされている。 【0022】 掻込み装置2は右一対の横向き係止突起掻込み要部13a、13bを備えており、これら横向き係止突起掻込み要部13a、13bは図2及び図4に示すように前後向きの茎葉掻込み通路aを挟むように左右配置され後上がり姿勢となされて走行車両部Bの機体フレーム12に支持されている。そして、各横向き係止突起掻込み要部13a、13bは図4B、Cに示すように左右向き線bに対する角度が凡そ0度〜30度程度の範囲内で変更調整し得るものとなされている。 【0023】 さらに詳細に説明すると、右側の横向き係止突起掻込み要部13aは前下部に前後向き傾斜軸14a回りへ回転自在な従動プーリ14を、そして後上部に前後向き傾斜状の入力軸15a回りへ駆動される駆動プーリ15を設け、これら従動プーリ14と駆動プーリ15とに、長手方向の特定間隔毎に係止突起16aを張出し状に列設され全体がゴム材で一体成形された無端状ベルト16を掛け回したものとなされている。一方、左側の横向き係止突起掻込み要部13bは前下部の右個所に前後向き傾斜軸17a回りへ回転自在な比較的小径の従動プーリ17を設けると共に、前下部の左個所に前後向き傾斜軸18a回りへ回転自在な比較的小径のベルトテンションプーリ18を左斜め下方f2への出入り自在に且つスプリング力により左斜め下方f2へ押圧されるように設け、後上側には前後向き傾斜状の入力軸19a回りへ駆動される駆動プーリ19を設け、さらに従動プーリ17、ベルトテンションプーリ18及び駆動プーリ19に、長手方向の特定間隔個所毎に係止突起20aを張出し状に列設され全体がゴム材で一体成形された無端状ベルト20を掛け回したものとなされている。 【0024】 この際、従動プーリ17を比較的小径としたのは、該プーリ17に案内されて回動される無端状ベルト20の係止突起20aの円弧状移動軌跡cの曲率半径を小さくなすことにより茎葉掻込み通路aの下端部での係止突起20aの非作用範囲を小さくなすためである。またベルトテンションプーリ18を比較的小径としたのは、該プーリ18に案内されて回動される無端状ベルト20の係止突起20aの円弧状移動軌跡dの曲率半径を小さくなすことにより地面に沿って係止突起20aが水平移動する距離を少しでも長くなすためである。また従動プーリ17からベルトテンションプーリ18までの水平方向距離eは畝U上面の野菜wの2つの条列R1、R2の中間位置から畝Uの肩部までの距離に関連した大きさとなされるのであり、さらに具体的には従動プーリ17は2条列の野菜wの条列R1、R2間距離の中央位置の近傍に位置され、またベルトテンションプーリ18は畝Uの肩部の近傍に位置される。 【0025】 左右の無端状ベルト16、20は駆動プーリ15、19の回転により対向側部分が上方へ向けて移動するものとなされており、また左右一対の横向き係止突起掻込み要部13a、13bの対向側辺部間の距離(茎葉掻込み通路aの幅)は下側が広くて後上方へ向かう程、幾分狭くなされて、茎葉掻込み通路a内に掻き込まれた茎葉部w1の左右方向位置が後方へ向かう程、正確に位置決めされるようになされている。この際、左右の無端状ベルト16、20はそれぞれの対向側部分の係止突起16a、20a群が衝突しないように関連装着されるのであり、また各無端状ベルト16、20は駆動プーリ15、19上でスリップしないようになされるのであり、これには例えば無端状ベルト16、20と駆動プーリ15、19とを噛合歯を介して噛み合わせる。さらに左右一対の横向き係止突起掻込み要部13a、13bはこれらの基本位置で図4Bに示すように左右向き線bに対する角度を0度となされるのであり、必要に応じて図4Cに示すように左右方向線bに対する角度を変化されてそれらの対向側辺部が前側へ突出した状態となされる。 【0026】 上記掻込み装置2の作動中には、右側の無端状ベルト16の係止突起16aが右側の横向き係止突起掻込み要部13aの先部の右外方から茎葉掻込み通路a側へ向かうように前後向き傾斜軸14a回りへ回動変位されて茎葉掻込み通路a内で左向きとなり、続いて左向き姿勢のまま斜め後上方へ移動されるようになり、一方では左側の無端状ベルト20の係止突起20aが左側の横向き係止突起掻込み要部13bの先部の左端個所で茎葉掻込み通路a側へ向かうように前後向き傾斜軸18a回りに比較的小半径で回動変位されて下向き姿勢となり、続いて下向き姿勢のまま畝Uの上面に近接した状態で右方へ変位され、続いて横向き係止突起掻込み要部13bの先部の右端個所で前後向き傾斜軸17a回りへ比較的小半径で回動変位され茎葉掻込み通路a内にて右向き姿勢となり、続いて右向き姿勢のまま斜め後上方へ移動されるようになる。 【0027】 このような左右の無端状ベルト16、20の係止突起16a、20aの作動は畝Uの上面の2条列R1、R2の野菜wの茎葉部w1に茎葉掻込み通路a側へ向かう掻き寄せ力を付与し、その大部分を茎葉掻込み通路a内に掻き寄せ、上方へ掻き上げながら後方の挟持搬送装置3の前部特定位置へ送り移動させるものとなる。なお、2条列R1、R2の野菜wの茎葉部w1のうち、その右側条列R2位置よりもさらに右側へ低く倒伏した茎葉部w1や、畝Uの肩部の傾斜地面上に低く倒伏した茎葉部w1などはこれを掻き寄せるに必要な掻寄せ力が大きいなどのために、掻寄せ装置2のみによっては茎葉掻込み通路a内まで掻き寄せられないことがあるが、これら茎葉部w1は後述する前記側部引起こし装置1、1の引起こし作用との関連で引き起こされるものとなる。 【0028】 ここで、一対の前記受継ぎ部材5、5について説明すると、右側のもの5は右側の横向き係止突起掻込み要部13aの固定部から位置調整可能な結合手段を介して前右方へ延出させてあり、また左側のもの5は左側の横向き係止突起掻込み要部13bの固定部から位置調整可能な結合手段を介して前左方へ延出させている。各受継ぎ部材5は上縁を後上がり状となされたものであって、板部材を例えば逆U字形に屈曲させるなどしてその上縁に鋭利な角が形成されないものとなすのがよいのであり、このようにすると機体の前進中に該上縁上に位置した茎葉部w1が該上縁に係止されて引き切られる現象が回避される。そして各受継ぎ部材5の先部にこれに対応した側部引起こし装置1の装置フレーム7の後部を特定範囲内でのみ左右向き軸6回りへの上下揺動自在なように枢着するのである。 【0029】 挟持搬送装置3は左右一対の横向きベルト挟持搬送要部21a、21bを備えており、各引抜き搬送要部21a、21bは前後配置された一対のプーリに搬送ベルト22を掛け回して形成したもので、これら要部21a、21bの搬送ベルト22、22を対向状に配置して搬送ベルト22、22間を茎葉掻込み通路aの幅中央に合致させ、該間の個所を挟持搬送経路gとなすと共に、この挟持搬送経路g上で搬送ベルト22、22が後方へ移動されるものとなしてある。 【0030】 上記挟持搬送装置3は、掻込み装置2の掻き込んだ茎葉部w1の比較的上部を挟持搬送経路gの搬送始端に受け取り、続いて搬送ベルト22、22で挟持して斜め後上方へ搬送し、この搬送過程で、図1に示す掘起こし刃23がこの挟持搬送に先行して膨軟とした畝U上面の根部w2を土中から引き抜く構成となしてある。 【0031】 前記挟持搬送装置3の後部にはこの搬送装置3の搬送した茎葉部w1を受け継いで畝間溝n内へ落下させるものとした茎葉放出装置3aが設けてあり、また機体特定位置にはこの茎葉放出装置3aから放出された茎葉部w1を地面に導くためのゴム板等からなる茎葉放出ガイド3bが吊設されている。 【0032】 また前記搬送ベルト22、22の下方には図3、図5及び図6に示すように茎葉下部補助送り装置24が設けてある。該下部補助送り装置24は左右一対の下部係止突起送り要部25、25からなり、これの送り方向の上り傾斜は挟持搬送装置3のそれよりも緩やかになすと共に、各要部25の前後一対の端部プーリに多数の突起の列設された無端状の下部送りベルト26を掛け回して形成する。この際、一対の下部送りベルト26、26は対向させ、これらベルト26、26間を茎葉下部の送り経路hとなすと共に、この送り経路h個所に位置しているこれらベルト26、26の部分が後方へ移動するものとなす。 【0033】 図1、図3、図5及び図6に示すように、茎葉切断装置4は挟持搬送装置3の前部下方で茎葉下部補助送り装置24の下側近傍に設けてあって、茎葉下部補助送り装置24に概ね沿わせられ下面には根部w2の滑り変位の容易化や損傷防止に寄与する摺らし板27aを止着された左右一対の茎葉下部案内板27、27と、これら茎葉下部案内板27、27の後部上側に略水平向きに装設された円盤カッタ28とを備えてなる。 【0034】 この際、左右の茎葉下部案内板27、27は隣接した野菜wの条列R1、R2の茎葉部w1が上下方向へ通過し且つその根部w2が上方へ通り抜けることのできない程度の巾を有する誘導案内路h1を形成すべく離間させると共に、車両フレーム30に固定された左右の支持板27b、27bに左右方向の位置調整可能にボルト固定されている。また円盤カッタ28はその支持位置を斜め後上方へ移動させ得るものとした図示しない支持手段を介して固定させてあって回転作動状態の下で前記誘導案内路h1内を後方へ向かう茎葉部w1をその下部で根部w2から切り離すものとなす。 【0035】 前記掘起こし刃23は土中を進むものである水平状の刃部23aとこの刃部23aを支持する縦向きアーム部23bとを備えたもので、挟持搬送装置3の搬送始端下方にその刃部23aが位置するように配置され、縦向きアーム部23bの長さ途中を左右向き軸29を介して機体フレーム12と同体状である車両フレーム30などの固定部に支持させてある。該掘起こし刃23は動力により左右向き軸29回りへ揺動される構成となし、また縦向きアーム部23bは収穫中の野菜wの条列R1、R2とこれらの条列R1、R2に隣接した未収穫野菜wの条列R3との間に位置させると共に、刃部23aは収穫中の2条列R1、R2分の野菜wの下方の土を同時に膨軟化させるものとなす。 【0036】 図1〜図3に示すように、走行車両部Bは左右一対の走行車輪31、31、これに支持される車両フレーム30、この車両フレーム30の前部を支持するためのゲージ輪32、車両フレーム30の後部に固定されたエンジン33、及び、エンジン33の後方へ張り出させた操縦ハンドル34を備えている。 【0037】 エンジン33の下部寄り側部にミッション35が設けられ、該ミッション35及びエンジン33の下側に左右向きの伝動ケース36が設けられている。この際、伝動ケース36のゲージ輪32側でない側の一部箇所を左右方向の伸縮可能部37となして、図7に示すように該伸縮可能部37を伸縮させるための操作機構38を設ける。 そして、伝動ケース36の両端部にはファイナルケース39、39が設けてあり、該ファイナルケース39の先端部に走行車輪31、31が装着されている。 【0038】 前記ゲージ輪32は図1に示すように車両フレーム30と同体に固定された傾斜状支持筒部40の下端に回転自在に軸着されており、傾斜状支持筒部40の上部と操縦ハンドル34との間に回転操作ハンドル41が架設されている。該ハンドル41の回転操作により傾斜状支持筒部40の長さが変化して、車両フレーム30に対するゲージ輪32の高さが変化されるものとなされている。 【0039】 エンジン33の動力伝達系統は次のようになされている。 即ち、図7に示すように、エンジン33の回転をミッション35に伝達させ、次にミッション35から左右向きの伝動ケース36、ファイナルケース39、39及び操向クラッチ42、42を経て走行車輪31、31に伝達させる。 【0040】 ミッション35内の前部では前後向きの作業出力軸43とエンジン33動力の伝動系統とを結合させる。そして作業出力軸43にはベベルギヤ44を介して横向き駆動軸45を連動連結させる。 【0041】 上記横向き駆動軸45の右端部にはクランク46を形成する。また横向き駆動軸45の中央にはウオーム47を設け、これに噛み合わさせたウオームホイール48を介して、横向き駆動軸45と挟持搬送装置3用の駆動軸49とを連動連結させる。 【0042】 この駆動軸49は前記挟持搬送要部21a、21bの後側のプーリの中心軸50、50にチェーン伝動機構等を介して結合させ、また中心軸50の回転が各搬送ベルト22を介して伝達されるものとなる前側の各プーリの中心軸51を、チェーン伝動機構及び、折れ曲がり動力伝達可能となされたユニバーサルジョイント52を介して掻込み装置2の各横向き係止突起掻込み要部13a、13bの駆動プーリ15、19の回転中心軸である入力軸15a、19a(図4参照)に連動連結させると共にさらに別のチェーン伝動機構を介して前記茎葉下部補助送り装置24の後側のプーリの中心軸53、53に連動連結させる。 【0043】 横向き駆動軸45の右端部からは前後向き伝動筒ケース54を延出させ、この伝動筒ケース54内の前後向き駆動軸55の後端と前記横向き駆動軸45をベベルギヤ56を介して結合させ、また前後向き駆動軸55の前端と前横向き回転軸57とをベベルギヤ58を介して結合させ、さらに該前横向き回転軸57と左右の側部引起こし装置1、1の駆動プーリ10、10とをチェーン伝動機構及び左右向き軸6、6を介して結合させる。 【0044】 また横向き駆動軸45のクランク46に前後向き連結ロッド59の一端を結合させると共に、このロッド59の他端を掘起こし刃23の縦向き支持アーム部23bの上端に結合させ、クランク46による連結ロッド59の前後変位が掘起こし刃23に伝達されるようになす。 【0045】 さらに横向き駆動軸45の適当箇所にベベルギヤ60を設け、このベベルギヤ60からスプライン結合による伸縮可能な前後向き回転軸61を延出させ、該回転軸61を折れ曲がり動力伝達可能となされたユニバーサルジョイント、スプライン結合による伸縮可能な伝動軸、及び、特定位置に固定された伝動ケース62を介して円盤カッタ28の回転中心軸に連動連結させる。 【0046】 次に、畝U上に植生された玉葱wを上記収穫機で収穫する際のその使用例及び各部の作動について説明する。 図1〜図3に示すように機体を畝Uの長手方向に沿わせ、左右の走行車輪31、31を一つの畝Uの左右の溝nに位置させ、機体が畝Uを跨いだ状態とする。次に必要に応じて回転操作ハンドル41を回転操作してゲージ輪32を機体に対し上方へ変位させ、側部引起こし装置1、1、掻込み装置2、掘起こし刃23、円盤カッタ28及び挟持搬送装置3を玉葱wの収穫処理に最適な高さとする。 【0047】 そして、図1及び図3に示すように、右側の側部引起こし装置1の前部の下向き姿勢の係止突起11aの先端を該側部引起こし装置1の左右向き軸6回りの自重降下により畝Uの上面上で収穫対象である2列の玉葱wの右側条列R2の右側の地面に当接させて、当該側部引起こし装置1先端のそれ以上の降下が阻止された状態となし、また左側の側部引起こし装置1の前部の下向き姿勢の係止突起11aの先端を該側部引起こし装置1の左右向き軸6回りの自重降下により畝Uの肩部の傾斜地面に当接させて、当該側部引起こし装置1のそれ以上の降下が阻止された状態となす。 【0048】 この後、各部を作動状態として機体(走行車両部B)を前進走行させる。この際、各側部引起こし装置1の係止突起11aは機体の前進速度よりも適当に大きな速度で矢印方向f1(図1参照)へ周回移動され、この周回移動により、下向き姿勢のまま地面に沿って左右の特定位置の地面を撫でるように前方へ移動されてこれら特定位置の地面上に低く倒伏した茎葉部w1を掬いつつ前方へ押し寄せ、続いて上方へ回転されてこのように押し寄せた茎葉部w1を上方へ引き上げてその下部を起立状となし、続いて後方へ移動されて先に引き上げた茎葉部w1を受継ぎ部材5側へ移動させる。そして受継ぎ部材5上に達した茎葉部w1は受継ぎ部材5上縁に持たせ掛けられ茎葉部w1下部の起立された状態のまま一時的に保持される。 【0049】 また各側部引起こし装置1、1の係止突起11aは各側部引起こし装置1、1の左右の一側に植生した玉葱wの茎葉部w1と、他側に植生した玉葱wの茎葉部w1との絡みを解すための分草装置としても機能する。 【0050】 各受継ぎ部材5に茎葉部w1下部の起立状態のまま保持されている茎葉部w1は機体の前進により各受継ぎ部材5に起立状に保持されつつ各受継ぎ部材5の上縁を後方へ移動されるのであり、この移動中において、右側の受継ぎ部材5に茎葉部w1下部の起立状態のまま保持されている茎葉部w1については掻込み装置2の右側の横向き係止突起掻込み要部13aの係止突起16aがその最下位置で回動変位するときに茎葉掻込み通路a側へ掻き寄せるのであり、一方、左側の受継ぎ部材5に茎葉部w1下部の起立状態のまま保持されている茎葉部w1については掻込み装置2の左側の横向き係止突起掻込み要部13bの係止突起20aがその最下位置で下向き姿勢となって略水平右方向へ変位するときに茎葉掻込み通路a側へ掻き寄せ、その後、左右の横向き係止突起掻込み要部13a、13bの係止部材16a、20aが横向き姿勢となって上方移動し、先に茎葉掻込み通路a内に掻き寄せられた茎葉部w1を掻き上げつつ後方へ移動させる。 【0051】 このような茎葉処理と並行して、左右の横向き係止突起掻込み要部13a、13bはこれら係止突起16a、20aにより玉葱wの条列R1、R2間及びこれの外側近傍の茎葉部w1を地面上に低く倒伏したものをも含めて効果的に茎葉掻込み通路a側へ掻き寄せ、続いて先と同様に茎葉掻込み通路a内で上方へ掻き上げつつ後方へ移動させる。 【0052】 この際、左側の横向き係止突起掻込み要部13bの下部の従動プーリ17やベルトテンションプーリ18が比較的小径であることはこれらプーリ17、18のそれぞれの位置で係止突起20aが小さな半径で回動してその掻込み非作用範囲が減少化され、係止突起20aによる茎葉掻込み処理がそれらプーリ17、18が大きな径である場合に較べてより確実に行われる。また従動プーリ17とベルトテンションプーリ18との間で係止突起20aが略水平方向へ移動されることは、そうでない場合に較べて、係止突起20aによる有効な茎葉掻込み作用を比較的に長い左右方向距離に亘って継続させ、畝Uの肩部から茎葉掻込み通路aまでの茎葉部w1をより確実に茎葉掻込み通路a内に掻き寄せる上で寄与する。 【0053】 このような茎葉処理は、多くの場合、図4Bに示すように左右向き線bに対する傾斜角度が0度である基本位置に固定された左右の横向き係止突起掻込み要部13a、13bによって的確に行われるものであるが、植生した茎葉部w1の性状や倒伏方向などによっては、それが的確に行われないことがあり得るのであり、このような場合には、左右の横向き係止突起掻込み要部13a、13bを図4Cに示すように平面視で傾斜した状態に固定させるのであり、この際の傾斜角度は前記植生した玉葱wの茎葉部w1の性状や倒伏方向などに関連した任意な大きさとなされる。これにより、左右の横向き係止突起掻込み要部13a、13bの係止突起16a、20aがその対応する横向き係止突起掻込み要部13a、13bの傾斜角度だけ傾斜されるのであり、従って植生された玉葱wの茎葉部w1を掻き上げるときの該茎葉部w1との交叉角が変化し、該茎葉部w1はそれらの係止突起16a、20aにより的確に掻き上げられるようになる。 【0054】 この茎葉処理の一方では、掘起こし刃23が土中に進入し、その刃部23aが収穫中の2条列R1、R2分の玉葱wの根部w2の下方で前後及び上下へ揺動されつつ前進され、2条列R1、R2分の根部w2周辺の土を膨軟となす。 【0055】 茎葉掻込み通路a内を掻込み装置2で掻き上げられた茎葉部w1は後方へ向かう程に狭幅となる茎葉掻込み通路aにより正確に、挟持搬送装置3の挟持搬送経路gに送り込まれる。この後、挟持搬送装置3は掻込み装置2から送り込まれた茎葉部w1の長さ途中を挟持搬送するのであり、この搬送が進行するに伴って、茎葉部w1は漸次上昇され、その根部w2に上方への引張力が作用して、根部w2は土中から徐々に引き抜かれる。 【0056】 挟持搬送装置3による茎葉部w2の挟持搬送がさらに進行すると、収穫中の各条列R1、R2の根部w2は左右の茎葉下部案内板27、27の相互間の誘導案内路h1の下側に到達すると共に、茎葉下部補助送り装置24から茎葉部w1下部に付与される後方送り力で後方移動を補助されつつ、誘導案内路h1を経て円盤カッタ28へ向け移動される。 【0057】 各条列R1、R2の根部w2が茎葉下部案内板27、27の下面に達した後にもその茎葉部w1は挟持搬送装置3により斜め後上方へ搬送されるようになり、この際、各条列R1、R2の根部w2は茎葉下部案内板27、27よりも上方へ移動するのをこれら案内板27、27で規制されるため、各条列R1、R2の茎葉部w1は緊張状態となって円盤カッタ28に達し、ここで回転駆動される円盤カッタ28により茎葉部w1下部を切断され根部w2から分離される。 茎葉部w1から分離され自由状態となった根部w2は直ちに畝U上に落下するのであり、また根部w2を切り離された後の茎葉部w1は挟持搬送装置3によりさらに上方へ搬送された後に解放されて溝U内などに落下される。 【0058】 畝U上の2条列R1、R2の玉葱wが上記のように収穫処理された後は、機体を180度転向させて前とは反対向きに進行させ同一の畝Uの残りの2条列R3、R4の玉葱wを既述に準じて収穫処理する。 【0059】 次に先の実施例の変形例について説明する。 即ち、茎葉下部補助送り装置24を省略したものとなして差し支えない。この場合、茎葉下部案内板27、27を後上がり傾斜させて挟持搬送装置3の搬送方向に対する傾斜角度を小さくなして摺らし板27a、27a下面での根部w2の摺接移動を容易となすのがよい。 【0060】 また図3及び図5に示すように、掘起こし刃23の縦向きアーム部23bの前近傍個所に縦向きの円板刃63を回転自在に装着し、機体の前進中に、円板刃63が畝Uを覆ったマルチフィルムを順次に切り進むと共に、縦向きアーム部23bが円板刃63によるマルチフィルムの切込み個所から地中に進入して土を掘り起こしつつ前進する構成となすこともできる。このようにすれば、マルチ栽培された玉葱wなどであっても既述と同様に収穫することができる。但し、この場合は収穫された根部w2はマルチフィルムで覆われた状態となるため、最後に、マルチフィルムを畝U上から剥ぎ取ってそれらの根部w2をマルチフィルムから分離させることが必要となる。 【0061】 また左右の或いは一方のみの側部引起こし装置1、1の先部の高さを独立に上下変位させるための動力駆動機構(電動モータなど)を設けると共に、その側部引起こし装置1の近傍個所に地面からの高さを検出するためのセンサを設け、該センサの検出情報に基づいて前記動力駆動機構を作動させることにより、左右の或いは一方のみの側部引起こし装置1、1の先部の地上高さを最適に制御させる構成となすことも可能である。 【0062】 【発明の効果】 上記した本発明によれば、次のような効果が得られる。 即ち、請求項1に記載したものによれば、左右一対の側部引起こし装置1、1と、掻込み装置2とにより地面に倒伏した茎葉部w1が引き起こされるものとなるのであり、この際、側部引起こし装置1、1が従来の3つの茎葉引起こし装置よりも簡易に形成されるものとなるため、従来よりも、茎葉部w1を引き起こす機構を簡易化させて製造コストを低減させることができる。 【0063】 請求項2に記載したものによれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるほかに次のような効果が得られるのであって、即ち、左右一対の側部引起こし装置1、1が茎葉部w1を機体進行に対して早めに引き起こしても該茎葉部w1が掻込み装置2に掻き込まれるまで該茎葉部w1の下部を受継ぎ部材5で引起こし姿勢に保持させることができ、また受継ぎ部材5が側部引起こし装置1の引き起こした茎葉部w1を茎葉掻込み通路aへ向けて案内するため、側部引起こし装置1、1の引き起こした茎葉部w1を確実に掻込み装置2に掻き込ませることができる。 【0064】 請求項3に記載したものによれば、受継ぎ部材5を本来の茎葉受継ぎのための部材として機能させるほかに、側部引起こし装置1の支持部材としても機能させることができ、構造の簡易化が図られるものである。 【0065】 請求項4に記載したものによれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるほかに次のような効果が得られるのであって、即ち、畝Uの上面よりも低い肩部の傾斜地面上に倒伏した茎葉部w1を確実に引き起こすことができて掻込み装置2に支障なく掻き込ませることができる。 【0066】 請求項5に記載したものによれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるほかに次のような効果が得られるのであって、即ち、側部引起こし装置1の係止突起11aが下向き姿勢のまま地面に接触しつつ或いは地面近傍に沿いつつ前方へ移動し、続いて前上方へ回転し、続いて上向き姿勢のまま後方へ直線状に移動する構成を比較的簡易に形成できると共に、地面に沿って比較的長く移動される係止突起11aにより地面に倒伏した茎葉部w1を確実に引き起こすことができる。 【0067】 請求項6に記載したものによれば、請求項1記載の発明と同様な効果が得られるほかに次のような効果が得られるのであって、即ち、側部引起こし装置1の係止突起11aを地面の起伏にも拘わらず地面に対して最適高さに保持させて、地面に倒伏した茎葉部w1を効率的に引き起こさせることができる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る野菜収穫機の側面図である。 【図2】前記収穫機の平面図である。 【図3】前記収穫機の一部を省略した正面図である。 【図4】前記収穫機の側部引起こし装置及び掻込み装置を示しAは正面視説明図でありB及びCは掻込み装置を上方から見た図である。 【図5】前記収穫機の主要部の作動状態を示す側面視説明図である。 【図6】前記収穫機の主要部の作動状態を示す平面視説明図である。 【図7】前記収穫機の動力系統図である。 【符号の説明】 1 側部引起こし装置 2 掻込み装置 5 受継ぎ部材 11 無端状ベルト 11a 係止突起 13a 横向き係止突起掻込み要部 13b 横向き係止突起掻込み要部 30 車両フレーム(機体) R1 条列 R2 条列 U 畝 a 茎葉掻込み通路 w 野菜(玉葱) w1 茎葉部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
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| 【出願日】 |
平成15年1月20日(2003.1.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−222512(P2004−222512A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月12日(2004.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2003−10544(P2003−10544) |
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