| 【発明の名称】 |
芝刈り機 |
| 【発明者】 |
【氏名】柴田 隆史 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】梅本 英哉 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】藤井 隆司 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】芝刈り装置を昇降操作するリンク機構に対して芝刈り装置を楽に脱着できるようにする。
【解決手段】前揺動リンク32の支持部32aと、芝刈り装置20の取付け部27を、連結ピン51の脱着によって連結させるとか分離させる。後揺動リンク34の支持部34aと、芝刈り装置20の取付け部28を、連結ピン61の抜き差しによって連結させるとか分離させる。前揺動リンク32と支持部32aの間に調節機構75を設け、後揺動リンク34の支持部34aと芝刈り装置20の取付け部28の間に調節機構70を設けてある。前揺動リンク32及び後揺動リンク34の最下降状態において、各調節機構70,75を下降側に調節すると、芝刈り装置20が地面上に降りて対地支持される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自走車体が上下に揺動操作自在なリンク機構を介して芝刈り装置を吊り下げ支持するように構成した芝刈り機であって、 前記リンク機構と前記芝刈り機の間に分離操作自在な連結部を設け、 前記リンク機構の最下降状態において芝刈り装置を地面上に降りた下降接地状態と地面から浮上した作業状態とにリンク機構に対して昇降調節する調節機構を備えるとともに、この調節機構に調節操作のための調節ネジを備えてある芝刈り機。 【請求項2】 前記連結部を、前記リンク機構の支持部と前記芝刈り装置の取付け部との一方に設けたピン孔、及び、前記支持部と前記取付け部の他方で支持されるとともに前記ピン孔に対して抜き差し操作自在な連結ピンを備えて構成し、前記調節機構を、前記調節ネジが前記ピン孔に入り込んで前記連結ピンに対してストッパー作用して連結ピンの位置決めを行なうとともに調節ネジのピン孔に対する入り込み長さが調節されることにより、芝刈り装置のリンク機構に対する昇降調節を行なうように構成してある請求項1記載の芝刈り機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、自走車体が上下に揺動操作自在なリンク機構を介して芝刈り装置を吊り下げ支持するように構成した芝刈り機に関する。 【0002】 【従来の技術】 芝刈り装置を地面上に接地したゲージ輪で芝面上を移動しながら芝刈り作業するように構成した場合、作業後における芝面上に、芝刈り装置の重量のために芝が倒伏してできるゲージ輪跡が残ることがある。このため、上記した芝刈り機は、芝刈り装置が自走車体によって吊り下げ支持され、芝刈り装置の重量が芝面上に掛からないようにしながら作業できるようになったものであり、この種の芝刈り機としては、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。 【0003】 【特許文献1】 特開平6−296415号公報 ( 段落番号〔0007〕、図1 ) 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 上記した如く芝刈り装置を吊り下げ支持するように構成されたものにあっては、リンク機構をストロークエンドまで下降操作しても、芝刈り装置が地面上まで下降しないで地面上から浮上しているように構成されることがある。すなわち、作業を開始するに当たり、リンク機構をストロークエンドまで下降操作すれば、下降ストロークを調節する手間を掛けなくとも、芝刈り装置が地面上近くに浮上した下降作業位置になるように構成されることがある。 この場合、リンク機構と芝刈り装置の間に分離操作自在な連結部を設けて芝刈り装置を脱着できるように構成しても、その脱着を行なうに当たり、芝刈り装置が吊り下げ状態にあってその重量が連結部に掛かっていると、連結ピンが抜けにくいとか入りにくいなど、連結部の分離や連結操作が行いにくくなる。このため、芝刈り装置の重量が連結部に掛からないように芝刈り装置を持ち上げ支持する操作が必要になるとか、地面と芝刈り装置の間に入れ込んで芝刈り装置を受け止め支持させる台部材を準備する手間が必要になる。 【0005】 本発明の目的は、芝刈り装置の下降作業位置への切り換えが操作簡単に行なえるように構成しても、芝刈り装置を迅速かつ容易に脱着できる芝刈り機を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0007】 〔構成〕 自走車体が上下に揺動操作自在なリンク機構を介して芝刈り装置を吊り下げ支持するように構成した芝刈り機において、前記リンク機構と前記芝刈り機の間に分離操作自在な連結部を設け、前記リンク機構の最下降状態において芝刈り装置を地面上に降りた下降接地状態と地面から浮上した作業状態とにリンク機構に対して昇降調節する調節機構を備えるとともに、この調節機構に調節操作のための調節ネジを備えてある。 【0008】 〔作用〕 調節機構の調節ネジを操作すれば、この調節機構が作動して芝刈り装置をリンク機構に対して昇降調節するのであり、調節機構を上昇側に適切な操作量を調節操作して芝刈り装置をリンク機構に対して上昇した状態にしておけば、リンク機構を最下降状態に下降操作しても、芝刈り装置が地面上から浮上した作業状態になる。リンク機構を最下降状態にしてから調節機構を下降側に適切な操作量を調節操作するか、又は、調節機構を下降側に適切な操作量を調節操作してからリンク機構を最下降状態に操作すると、芝刈り装置が下降接地状態になるものである。これにより、調節機構を上昇側に調節しておけば、リンク機構をストロークエンドまで下降操作しても、芝刈り装置を自走車体によって吊り下げ支持させて、芝刈り装置の重量が芝面に掛からないようにしながら作業できる。そして、リンク機構及び調節機構を下降側に適切に操作すれば、芝刈り装置を接地支持させて、連結部に芝刈り装置の重量が掛からない状態を現出できる。 【0009】 〔効果〕 従って、作業を行なう際、リンク機構をストロークエンドまで下降操作しても、芝刈り装置が吊り下げ支持された作業レベルになり、芝面に輪体痕跡などができない良好な仕上がり状態に作業できる。その割には、芝刈り装置を脱着するに当たり、リンク機構及び調節機構を下降側に適切に操作すれば、芝刈り装置を持ち上げ支持する手間や芝刈り装置を受け止め支持させる台部材を必要としないで連結部を芝刈り装置の重量が掛かっていない状態にして連結部の分離や連結操作を容易かつ迅速に行い、連結部を無荷重状態にする面からも、連結部の分離や連結操作の面からも楽にかつ迅速に脱着作業できる。 【0010】 請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。 【0011】 〔構成〕 請求項1による発明の構成において、前記連結部を、前記リンク機構の支持部と前記芝刈り装置の取付け部との一方に設けたピン孔、及び、前記支持部と前記取付け部の他方で支持されるとともに前記ピン孔に対して抜き差し操作自在な連結ピンを備えて構成し、前記調節機構を、前記調節ネジが前記ピン孔に入り込んで前記連結ピンに対してストッパー作用して連結ピンの位置決めを行なうとともに調節ネジのピン孔に対する入り込み長さが調節されることにより、芝刈り装置のリンク機構に対する昇降調節を行なうように構成してある。 【0012】 〔作用〕 連結部は、連結ピンをピン孔に対して抜き差しすることによって分離や連結するものである。調節ネジを回動操作してこの調節ネジのピン孔に対する入り込み長さを調節すると、連結ピンが調節ネジによるストッパー作用のためにピン孔内に位置する箇所が変化して、芝刈り装置のリンク機構に対する昇降調節が行なわれるものである。これにより、連結ピン及び調節ネジを連結部及び調節機構を構成する部材に兼用して連結部及び調節機構を得られる。また、芝刈り装置を接地支持させて連結部を芝刈り装置の重量が掛からない状態にした際、調節ネジのピン孔に対する入り込み長さが短くなり、その分、ピン孔が大きくなって連結ピンをピン孔に挿入しやすくなるようにできる。 【0013】 〔効果〕 従って、連結ピン及び調節ネジを連結部及び調節機構を構成する部材に兼用し、その分、連結部及び調節機構を構造簡単に得てコストダウンできる。また、芝刈り装置の連結を行なう際、ピン孔の大きさの面からも連結ピンを容易に挿入し、この面からも迅速かつ容易に連結作業できる。 【0014】 【発明の実施の形態】 〔第1実施形態〕 図1、図2に示すように、左右一対のキャスタ車輪で成る前車輪1と左右一対の駆動自在な後車輪2によって自走し、車体後端部に位置するエンジン3を有した原動部、この原動部の前側に位置する運転座席4を有した運転部のそれぞれが装備された自走車体の車体フレーム5の前後輪間に、リンク機構30を介して芝刈り装置20を連結するとともに、車体前部に位置する伝動ケース6から回転軸6aによって芝刈り装置20のモーアデッキ21の上面側に位置する入力ケース22の入力軸23に前記エンジン3からの駆動力を伝達するように構成し、前記車体フレーム5の後部に立設の支柱7にリンク機構8を介して集草容器9を支持させて、乗用型芝刈り機を構成してある。 【0015】 この芝刈り機は、芝刈り作業を行なうものであり、車体前端部に位置するリフトシリンダ10を操作すると、リンク機構30がリフトシリンダ10の駆動力や芝刈り装置20の重量によって車体フレーム5に対して上下に揺動して芝刈り装置20をモーアデッキ21やこのモーアデッキ21の前部に付いている障害物乗り上げローラ24が地面の上方近くに位置したレベルまで下降した作業状態と、この作業状態より高レベルに上昇してモーアデッキ21が地面上から離れた非作業状態とに昇降操作する。芝刈り装置20を作業状態にして車体を走行させると、芝刈り装置20がモーアデッキ21の内部で回動する刈り刃ブレード25によって芝を切断し、刈り芝を刈り刃ブレード25の回転で発生した搬送風により、モーアデッキ21から車体後方向きに左右後輪2の間を通って延出している搬送ダクト26を通して集草容器9に供給して回収させていく。集草容器9のリンク機構8に連結しているリフトシリンダ11を操作すると、リンク機構8がリフトシリンダ11の駆動力によって支柱7に対して上下に揺動して集草容器9を搬送ダクト26の後方に下降するとともに受け入れ口が搬送ダクト26に接続した回収位置と、搬送ダクト26から離れて上昇した排出位置とに昇降操作する。集草容器9を排出位置に上昇させて、集草容器9に装備してあるダンプシリンダ12を操作すると、集草容器9の本体9aがダンプシリンダ12の駆動力で取り付け部9bに対して連結軸9cの軸芯まわりで上昇揺動されて内部の刈り芝を排出する。 【0016】 図2、図3に示すように、芝刈り装置20のための前記リンク機構30は、車体フレーム5の左右一対のメインフレーム5aそれぞれの前端部に固定のブラケット13に前回転支軸31を介して連結している前揺動リンク32、前記左右一対のメインフレーム5aそれぞれの前記ブラケット13から後方に離れた部位にわたって連結している一本の後回転支軸33によって一体回動自在に支持されている左右一対の後揺動リンク34、車体フレーム5の両横側で前揺動リンク32を後揺動リンク34に連動ロッド41などで連動させている連動機構40、前記左右一対の後揺動リンク34それぞれに作用する振れ止めリンク35を備えて構成してある。 【0017】 車体フレーム5の左横側に位置する前記連動機構40も、右横側に位置する前記連動機構40も、前記ブラケット13より車体内側で前記前回転支軸31に一体回動自在に連結している前揺動連動リンク42、この前揺動連動リンク42に一端側が回動自在に連結している前記連動ロッド41、この連動ロッド41の他端側が連結しているとともにメインフレーム5aの車体外側で前記後回転支軸33に一体回動自在に連結している後揺動連動リンク43を備えて構成してある。前記連動ロッド41の前記前揺動連動リンク42に連結している方の端部は、前記ブラケット13の円弧形の長孔13aを摺動自在に挿通している。前記連動ロッド41の前記後揺動連動リンク43に連結している方の端部は、後揺動連動リンク43の円弧形の長孔43aに摺動及び回動自在に係入することによって、後揺動連動リンク34に連結している。 【0018】 前揺動リンク32の遊端部にこの遊端部からリンクを垂下させて設けた支持部32aを、芝刈り装置20のモーアデッキ21の前部に位置する前側取付け部27に対して連結ピン51を備えた連結部50によって連結してある。これにより、前揺動リンク32は、支持部32aによって芝刈り装置20の前端側を吊り下げ支持するようになっている。左右一対の後揺動リンク34それぞれの遊端部にこの遊端部からリンク垂下させて設けた支持部34aを、芝刈り装置20のモーアデッキ21の後部の上面側に位置する後側取付け部28に対して連結ピン61を備えた連結部60によって連結してある。これにより、左右一対の後揺動リンク34それぞれは、支持部34aによって芝刈り装置20の後端側を吊り下げ支持するようになっている。 【0019】 前記左右一対の振れ止めリンク35それぞれの一端側は、後揺動リンク34の前記支持部34aの下端側に回動自在に連結し、他端側は、前記メインフレーム5aに固定のブラケット14に回動自在に連結してある。 【0020】 前揺動リンク32に、この前揺動リンク32を揺動操作するための操作アーム36を一体揺動自在に備えさせ、この操作アーム36に前記リフトシリンダ10のロッド側を連結してある。 【0021】 これにより、前記リンク機構30は、リフトシリンダ10が操作されることによって芝刈り装置20を次の如く昇降操作する。 すなわち、リフトシリンダ10が上昇側に操作されると、操作アーム36がリフトシリンダ10の駆動力によって前回転支軸31の車体横向きの軸芯まわりで芝刈り装置上昇操作側に揺動操作されて前揺動リンク32を前回転支軸31の軸芯まわりで上昇側に揺動操作する。すると、左右の連動機構40が前回転支軸31と後回転支軸33を連動させて前揺動リンク32と後揺動リンク34を連動させていることにより、左右の後揺動リンク34も後回転支軸33の車体横向きの軸芯まわりで上昇側に揺動操作される。このため、前揺動リンク32及び左右一対の後揺動リンク34により、芝刈り装置20を上昇操作し、モーアデッキ21が地面上から離れて刈り刃ブレード25が芝に作用しなくなった上昇作業状態に吊り下げ支持する。この状態において、リフトシリンダ10が下降側に操作されると、前揺動リンク32及び左右一対の後揺動リンク34が芝刈り装置20の重量のために操作アーム36を下降操作側に揺動させながら下降側に揺動して芝刈り装置20を下降操作する。操作アーム36が下降操作側のストロークエンドに到達しても、芝刈り装置20はモーアデッキ21が地面から若干浮上した状態になり、前揺動リンク32及び左右一対の後揺動リンク34により、芝刈り装置20をモーアデッキ21及び障害物乗り上げローラ24が地面から浮上するとともに刈り刃ブレード25が芝に切断作用する作業状態に吊り下げ支持する。そして、左右の振れ止めリンク35により、後揺動リンク34の支持部34aが車体横方向に揺れ動くことを規制することによって芝刈り装置20の振れ止めを行なう。また、ローラ24が障害物に乗り上がって芝刈り装置20に上昇操作力が作用した場合、前記後揺動連動リンク43の前記長孔43aのために、左右の後揺動リンク34が上昇側に揺動し、芝刈り装置20の後端側を上昇させる。 【0022】 図3、図4に示すように、前揺動リンク32の前記支持部32aに対して芝刈り装置20を連結している前記連結部50は、支持部32aの先端に一対のピン孔52aを備えた板金部材を取付けて設けたリンク側連結体52、及び、前記連結ピン51を備えて構成してある。 すなわち、連結ピン51をリンク側連結体52と取付け部27にわたって装着すると、連結部50は、リンク側連結体52と取付け部27を相対回動自在に連結することにより、芝刈り装置20の前端側を前揺動リンク32の支持部32aに支持させるように連結状態になる。連結ピン51をリンク側連結体52及び取付け部27から抜き外すと、連結部50は、リンク側連結体52と取付け部27の連結を解除することにより、芝刈り装置20の前端側を前揺動リンク32の支持部32aから分離させるように連結解除状態になる。 【0023】 図3、図5に示すように、左右一対の後揺動リンク34それぞれの前記支持部34aに対して芝刈り装置20を連結している前記連結部60は、支持部34aの先端側に設けた二又部62、この二又部62の横側に板金部材を取付けて設けたピンホルダー63に支持させた前記連結ピン61、芝刈り装置20の取付け部28の上端側にこの取付け部28の切欠きとこの切欠きの開口を閉じているメネジ部材71とによって形成した長孔形の連結ピン孔64などを備えて構成してある。連結ピン61は、ピンホルダー63及び二又部62に対して摺動自在に構成し、かつ、ピンホルダー63の内部で連結ピン61に外嵌している連結スプリング65によって二又部62の方に摺動付勢されるように構成してある。 すなわち、連結ピン61を操作部61aによってピンホルダー63から引き出す側に摺動操作するとともに回転操作して連結ピン61の途中に付いている位置決めピン66を図6(ロ)の如くピンホルダー63の切欠き63aに入り込ませ、これによる位置決めピン66とピンホルダー63の係止により、連結ピン61をこれの先端側が二又部62から外れた連結解除位置に保持しながら取付け部28と二又部62を接近させ、取付け部28の前記連結ピン孔64が二又部62の内部に入り込むと、連結ピン61を回転操作して図6(イ)の如く位置決めピン66を切欠き63aから抜き出し操作する。すると、連結ピン61が連結スプリング65によって二又部62の方に摺動操作され、図8の如く連結ピン61の先端側が二又部62に入り込んで取付け部28の連結ピン孔64に入り込み、前記メネジ部材71に装着してある調節ネジ72の連結ピン孔64に入り込んでいる先端部に当接して連結ピン孔64aの下端側に位置するように位置決めされることにより、連結部60は、二又部62と取付け部28を連結ピン61によって相対回動自在に連結することにより、芝刈り装置20の後端側を後揺動リンク34の支持部34aに支持させるように連結状態になる。連結ピン61を連結スプリング65に抗してピンホルダー63から引出し操作すると、連結ピン61の先端側が二又部62から外れて取付け部28の連結ピン孔64から抜け外れることにより、連結部28は、二又部62と取付け部28の連結ピン61による連結を解除することにより、芝刈り装置20の後端側を後揺動リンク34の支持部34aから分離させるように連結解除状態になる。 【0024】 図2に示すように、前揺動リンク32に、調節機構75を設けてある。この調節機構75は、図7に示すように、前揺動リンク32の前記支持部32aの上端側にこの支持部32aの切欠きとこの切欠きの開口を閉じているメネジ部材76とによって形成した長孔形の連結ピン孔77、この連結ピン孔77に回動及び摺動自在に入り込むようにして前揺動リンク32に固定した連結ピン78、前記メネジ部材76に装着した調節ネジ79を備えて構成してある。 【0025】 前記調節ネジ79は、メネジ部材76から突出して連結ピン孔77に入り込んでいる端部79aで連結ピン78に当接してストッパー作用することにより、この連結ピン78を連結ピン孔77の長手方向でのいずれの部位に位置させるかの位置決めを行なうように構成してある。すなわち、調節ネジ79を回動調節して、この調節ネジ79の連結ピン孔77に入り込んでいる長さを変化させると、調節ネジ79が連結ピン78を反力部材にして支持部32aを引き上げ操作したり、芝刈り装置20の重量のために支持部32aが連結ピン78に対して下降することにより、支持部32aが連結ピン79aに対して昇降する。 これにより、調節機構75は、調節ネジ79を回動操作することにより、調節を実行するべく作動して芝刈り装置20の前端側を前揺動リンク32に対して昇降調節する。 【0026】 図2に示すように、左右一対の後揺動リンク34それぞれの前記支持部34aと、芝刈り装置20の前記取付け部28との間にも、前記調節ネジ72を備えた調節機構70を設けてある。左側の後揺動リンク34の調節機構70も、右側の後揺動リンク34の調節機構70も、図8に示すように、取付け部28の前記連結ピン孔64と、前記連結ピン61と、取付け部28の前記メネジ部材71に装着してある前記調節ネジ72とによって構成してある。 【0027】 調節ネジ72は、メネジ部材71から突出して連結ピン孔64に入り込んでいる端部72aで連結ピン61に当接してストッパー作用することにより、この連結ピン61を連結ピン孔64の長手方向でのいずれの部位に位置させるかの位置決めを行なうように構成してある。すなわち、調節ネジ72を回動調節して、この調節ネジ72の連結ピン孔64に入り込んでいる長さを変化させると、調節ネジ72が連結ピン61を反力部材にして取付け部28を引き上げ操作したり、芝刈り装置20の重量のために取付け部28が連結ピン61に対して下降することにより、取付け部28が連結ピン61に対して昇降する。 これにより、調節機構70は、調節ネジ72を回動操作することにより、調節を実行するべく作動して芝刈り装置20の後端側を後揺動リンク34に対して昇降調節する。 【0028】 前揺動リンク32の前記調節機構75も、左右一対の後揺動リンク34それぞれの前記調節機構70も、リンク機構30を最下降状態に操作した状態において調節操作すると、芝刈り装置20を、図9に示す如く地面上に降りてモーアデッキ21の下端や前記障害物乗り上げローラ24で地面上に接地し、前揺動リンク32の前記連結部50及び各後揺動リンク34の前記連結部60に芝刈り装置20の重量が掛からないように芝刈り装置20が接地支持される下降接地状態と、図2に示す如くモーアデッキ21も障害物乗り上げローラ24の地面上から若干浮上するとともに刈り刃ブレード25が芝に切断作用する作業状態に前揺動リンク32と後揺動リンク34によって吊り下げ支持された状態とに昇降調節するように構成してある。 【0029】 従って、作業を行なうに当たり、前揺動リンク32の調節機構75も、左右一対の後揺動リンク34それぞれの調節機構70も上昇側に調節しておく。すると、リンク機構30を下降側にストロークエンドまで操作しても、芝刈り装置20は地面上まで下降しないで地面上から浮上するように吊り下げ支持された作業状態になり、芝刈り装置20の重量が刈り後の芝面に掛からないようにしながら作業できる。 そして、芝刈り装置20を脱着するに当たり、リンク機構30を最下降状態にしてから前揺動リンク32の調節機構75も、左右一対の後揺動リンク34それぞれの調節機構70も下降側に適切な操作量を調節操作するか、又は、前揺動リンク32の調節機構75も、左右一対の後揺動リンク34それぞれの調節機構70も下降側に適切な操作量を調節操作してからリンク機構30を最下降状態に操作する。すると、芝刈り装置20が地面上に降りて接地支持された下降接地状態になって前側の連結部50も、後側の左右の連結部60も連結ピン78,61に芝刈り装置20の重量が掛からない状態になり、連結ピン61,78を連結ピン孔64,77から容易に抜き出すとか連結ピン孔64,77に容易に差し込んで楽に脱着作業できる。 【0030】 〔第2実施形態〕 図10は、前揺動リンク32の支持部32aに対して芝刈り装置20の前側の取付け部27を連結する第2実施形態を備えた連結部50を示し、この連結部50にあっては、前揺動リンク32の支持部32aの先端側に固定した連結ピン51、芝刈り装置20の取付け部27に設けた左右一対の取付けフック55を備えて構成してある。 すなわち、連結ピン51を取付け部27の各取付けフック55の後側に位置する脱着路56から各取付けフック55の下方に導入し、この後各取付けフック55に対して若干上昇させて各取付けフック55の凹部55aに入り込ませることにより、連結ピン51が各取付けフック55に引っ掛かって連結状態になる。連結ピン51を各取付けフック55に対して若干下降させて各取付けフック55から離脱させ、この後前記脱着路56に導入して取付け部27に対して上昇させることにより、連結ピン51が取付け部27から外れて連結解除状態になる。 【0031】 〔別実施形態〕 前記調節機構70を構成するに、上記実施形態の如く連結ピン61を揺動リンク34の支持部34aの方に設け、連結ピン孔64及び調節ネジ72を芝刈り装置20の取付け部28の方に設けて実施する他、連結ピンを芝刈り装置20の取付け部28の方に設け、連結ピン孔及び調節ネジを揺動リンク34の支持部34aの方に設けて実施してもよい。 また、前記調節機構75を構成するに、上記実施形態の如く連結ピン78を揺動リンク32の方に設け、連結ピン孔77及び調節ネジ79を揺動リンク32の支持部32aの方に設けて実施する他、連結ピンを揺動リンク32の支持部の方に設け、連結ピン孔及び調節ネジ揺動リンク方に設けて実施してもよい。 【図面の簡単な説明】 【図1】乗用型芝刈り機全体の側面図 【図2】リンク機構の作業状態を示す側面図 【図3】リンク機構の斜視図 【図4】前揺動リンクの連結部の連結解除状態での斜視図 【図5】後揺動リンクの連結部の連結解除状態での斜視図 【図6】(イ)は、後揺動リンクの連結部の連結ピンの連結状態での断面図、(ロ)は、後揺動リンクの連結部の連結ピンの連結解除状態での断面図 【図7】前揺動リンクの調節機構の側面図 【図8】後揺動リンクの調節機構の側面図 【図9】リンク機構の芝刈り装置下降状態での側面図 【図10】第2実施形態を備える前揺動リンクの連結部の連結解除状態での斜視図 【符号の説明】 20 芝刈り装置 28 芝刈り装置の取付け部 30 リンク機構 34a リンク機構の支持部 50,60 連結部 61 連結ピン 64 連結ピン孔 70,75 調節機構 72,79 調節ネジ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成14年10月17日(2002.10.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2004−135575(P2004−135575A) |
| 【公開日】 |
平成16年5月13日(2004.5.13) |
| 【出願番号】 |
特願2002−303083(P2002−303083) |
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