| 【発明の名称】 |
歩行型草刈機の切断装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井手 宣弘 【住所又は居所】愛媛県松山市衣山1丁目2番5号株式会社アテックス内
【氏名】山下 強志 【住所又は居所】愛媛県松山市衣山1丁目2番5号株式会社アテックス内
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| 【要約】 |
【課題】雑草取込口からの石や木片等の飛散を少なくできる、安全で効率の良い刈取作業を行なうことができると共に、雑草の取込性能を確保した刈刃装置を提供することを課題とする。
【解決手段】地面に対して略垂直な回転軸1に直交して、上下二段の刈刃を装着した歩行型草刈機において、前記上下二段の刈刃は草の株元と中間部対応高さ位置に設け、上方の上刈刃2を板状体とし、下方の下刈刃3を可撓性を有する線材に構成してなる歩行型草刈機の切断装置の構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 地面に対して略垂直な回転軸(1)に直交して、上下二段の刈刃を装着した歩行型草刈機において、上方の上刈刃(2)を板状体とし、下方の下刈刃(3)を可撓性を有する線材に構成してなる歩行型草刈機の切断装置。 【請求項2】 上下二段の刈刃を、少なくとも左右一対に設けてなる請求項1記載の歩行型草刈機の切断装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、畦や農道あるいは傾斜地等の草を刈取るための歩行型草刈機の切断装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来より、地面に対して略鉛直に設けた回転軸に、直交して上下二段の板状の刈刃を装着したものが知られている。又、上下二段の板状刈刃を装着した回転軸を左右に列設した歩行型草刈機についても特開2000−139158号公報により開示されている。これらの草刈機の刈刃装置には、刈刃カバーが刈刃を覆うように設けてある。通常、刈刃カバーの雑草取込口は刈刃装置前方に備えてあり、作業者への石や木片の飛散を防止し、刈取った雑草を周囲に撒散らすことなく側方又は後方へ案内するよう構成してある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上下二段の板状刈刃の内、特に下側の刈刃で石を飛散させる可能性があり、刈刃カバー開放部からの石や木片の飛散については完全には防止できないものであった。回転軸を左右に列設した上下二段の板状刈刃の場合にも上側の刈刃を前側で対向回転させることで雑草の取込性能は良いが、やはり下側の刈刃による刈刃カバー開放部への石や木片の飛散を防止することは困難であった。これらの飛散は特に雑草の刈高さを短くする場合等に刈刃を前方下り傾斜にしたり、刈刃の地面からの高さを低くしたりした際に顕著である。本発明は、刈刃カバー開放部からの石や木片等の飛散を少なくでき、安全で効率の良い刈取作業を行なうことができると共に、雑草の取込性能を確保した刈刃装置を提供することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】 地面に対して略垂直な回転軸1に直交して、上下二段の刈刃を装着した歩行型草刈機において、上方の上刈刃2を板状体とし、下方の下刈刃3を可撓性を有する線材に構成してなる歩行型草刈機の切断装置の構成とする。 又、上下二段の刈刃を、少なくとも左右一対に設けた構成とする。 【0005】 【発明の作用及び効果】 請求項1に記載の発明は、地面に対して略鉛直に設けた回転軸1に直交して、上下二段の刈刃を装着した歩行型草刈機において、上方の上刈刃2を板状体とし、下方の下刈刃3を可撓性を有する線材に構成しているため、硬い茎や太径の草は上刈刃2で確実に切断し、低い地表面の柔らかい草は下刈刃が切断して効率の良い刈取作業が可能であるとともに、上刈刃2で草を確実に取込むことができる。又、下刈刃を可撓性を有する線材にしてあるので、石の飛散が少なく、刈高さを低くすることができ、刈跡がきれいである。 請求項2に記載の発明は、上下二段の刈刃を、左右一対に設けてあるため、上記作用及び効果よりも更に草の取込性能が良く、長い草も確実に取込んで切断できると共に、刈り幅を広く構成することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】 次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。 機体の中央に設けるギヤケース10の後部にはエンジン11を取付け、このギヤケース10から左右に延ばした支持杆12,13の先端から下方に向けてアーム14,15を設け、このアーム14,15の下端部に走行輪16を軸支してある。一方のアーム14には内部にチェン伝動機構を設け、エンジン11の動力で走行輪16を回転駆動するようにしてある。 【0007】 ギヤケース10の前側には、左右に振り分けて略垂直に軸支する回転軸1,1を有する伝動ケース17を設け、左右回転軸1,1には草の根本と中間部に対応する高さの上下二段に、該回転軸1,1の直径方向へ突出する上刈刃2と下刈刃3をそれぞれ取付け、上方より見て左右の刈刃2,3の前側が中央に向かって逆回転するようにしてある。 図7は下刈刃3取付部分の拡大図であり、中央の回転軸1先端に、ボルト50で刈刃取付51を締付けて固定してある。刈刃取付51の外周には、抜止52を有する線材の下刈刃3を通す穴53を設けてあり、下刈刃3が回転軸1の遠心力で抜けない構成である。下刈刃は樹脂コードや金属ワイヤー等の材質のものを使用することができる。例えば、樹脂コードを使用した場合、安価で軽く刈跡がきれいであり耐久性も高い反面、硬い茎等は刈れない。金属ワイヤーは樹脂コードで刈れなかった硬い茎等も刈ることができるが、比較的耐久性が低く、高価である。このように草の種類に応じて下刈刃3を選択することができ、どちらも石の飛散が少ない安全な作業が可能である。 図1の実施形態において、上刈刃2,2の位相を90°ずらして取付けており、上下二段の上刈刃2と下刈刃3の位相も90°ずらしてある。 7はベルトで、ギヤケース10の出力軸に固着のプーリ8と前記回転軸1,1に固着のプーリ9,9に巻き掛けることで、ギヤケース10の動力を回転軸1,1に伝動する。 走行輪16の上側は、走行輪カバー18を前記ギヤケース10の下側に取付け、この走行輪カバー18の前側に刈刃2,3を全体的に覆う刈刃カバー19を設けてある。 【0008】 走行輪16は、図5に示す如く、左右両側部16aが大径で中間部16bを小径として、刈倒した草が中間部16bの下側を経過し易くしてある。両側部16aと中間部16bとには適宜間隔で鉄製ラグ20を突設し、両側部16aの外側端にはゴムラグ21を巻き付けてある。 尚、この走行輪16の形状は、左右両端から中央に向けて順次小径とした鼓形状としても良い。 【0009】 ギヤケース10の上部には取付台23を取付け、この取付台23上にハンドル基台24を水平回動可能に取付けている。25はハンドル基台24の取付台23に対する水平回動位置を固定する固定具である。 ハンドル基台24の上部には、ハンドル杆26を横軸27で枢支し、固定具28でハンドル杆26のハンドル基台24に対する傾きを調整することが可能で、ハンドル杆26を略垂直にして固定することもできる。 33は前記プーリ8,9,9,ベルト7を覆う伝動カバーであり、その左右中央部から前方上方に向けて延設した後、前方下方に向けて湾曲したステー34を設け、該ステー34先端にはゲージ輪35を軸支してある。 【0010】 ハンドル杆26の先端にはループ状の取手29を取付け、この取手29にエンジン11につながるアクセルレバー30を取付け、アクセルレバー30と取手29とを握ることでエンジン11の回転数を変更可能にしてある。38は走行クラッチレバーでありワイヤー39を介して走行輪16の駆動を断続する。31はハンドル回動レバーであってワイヤー32を介して前述の固定具25を作動させ、ハンドル基台24を取付台23に対し左右水平方向に回動固定可能に構成してある。 このように構成した草刈機を使用する場合には、走行輪16によって走行しながら刈刃2,3を駆動して雑草を刈取る。 刈倒された草は刈刃2,3の回転で左右中央に集まりながら走行輪16の中央部16b下方を通過して後方へ排出される。 【0011】 以上の構成の歩行型草刈機を用いて前進走行しながら草刈作業を行なうと、左右の刈刃2,3は、平面視前側で中央に向かって回転することにより、草を確実に取込口から取込むことができる。更に詳しくは、地面からの距離を有する上刈刃2が草の取込作用をして、硬い茎や太径の草を切断すると共に、下刈刃3が地面の石や木片を飛散させることなく草の株元部を切断することができる。尚、本発明の実施の形態では、回転軸1を左右に列設した刈刃装置で説明したが、図7に示すように、上下二段の刈刃2,3を単一の回転軸1で回転させても良く、更に別実施の形態としては図8に示すように、上刈刃2を円盤状の刈刃で構成しても良く、図9に示すように、下刈刃3を複数の可撓性のある線材で構成しても良い。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の要部平面図及び要部正面図。 【図2】本発明の側断面図。 【図3】本発明の一部省略平面図。 【図4】本発明の実施形態を示す一部側断面図。 【図5】本発明の実施形態を示す一部背面図。 【図6】従来例を示す要部平面図及び要部正面図。 【図7】本発明の要部側断面図。 【図8】別実施形態を示す要部平面図及び要部正面図。 【図9】別実施形態を示す要部平面図及び要部正面図。 【図10】別実施形態を示す要部平面図及び要部正面図。 【符号の説明】 1 回転軸 2 刈刃 3 刈刃
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144980 【氏名又は名称】株式会社アテックス 【住所又は居所】愛媛県松山市衣山1丁目2番5号
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| 【出願日】 |
平成14年6月18日(2002.6.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−16137(P2004−16137A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月22日(2004.1.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−177310(P2002−177310) |
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