| 【発明の名称】 |
作業機における姿勢制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大西 満輝 【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】構成をあまり複雑化することなく、作業機の走行状態を確実に捕捉(把握)できるようにした姿勢制御装置を提供する。
【解決手段】コントローラ75には、左右両傾斜センサ43a,43b及び左右両車速センサ42a,42bの検出値と、左右両傾斜センサ43a,43bにおける振子の角速度との関係を示す一対の関係式を予め記憶させたEEPROM76を備えている。コントローラ75は、前記一対の関係式に基づいて走行機体が直進状態かまたは旋回状態かを判断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に対して左右の走行部を互いに独立的に昇降させる昇降駆動手段と、前記左右走行部に対する前記走行機体の相対高さを検出する車高センサと、前記走行機体の左右傾斜角度を検出する左右一対の傾斜センサと、前記各センサの検出値に基づいて前記各昇降駆動手段を作動させることにより前記走行機体の水平姿勢制御または車高自動制御を実行する制御手段とを備えた作業機において、 前記走行機体には、その走行速度を検出する左右一対の車速センサを備える一方、 前記制御手段には、前記各傾斜センサ及び前記各車速センサの検出値と、前記各傾斜センサにおける可動体の角速度との関係を示す一対の関係式を予め記憶させた記憶手段を備えており、 前記制御手段は、前記一対の関係式に基づいて、前記走行機体が直進状態かまたは旋回状態かを判断することを特徴とする作業機における姿勢制御装置。 【請求項2】 前記制御手段は、前記一対の関係式から得られる演算結果が旋回状態を示していること、刈取前処理装置に設けた穀稈通過センサが切り状態であること、前記刈取前処理装置に対する動力継断用の刈取クラッチが切り状態であること、及び前記走行機体を操向操作する操向手段で旋回操作をしていることという四つの条件を全て満たした場合は、前記走行機体が旋回状態にあると判断することを特徴とする請求項1に記載した作業機における姿勢制御装置。 【請求項3】 前記制御手段は、前記走行機体が旋回状態にあると判断した場合には、前記水平姿勢制御または車高自動制御を実行しないように制御することを特徴とする請求項1または2に記載した作業機における姿勢制御装置。 【請求項4】 前記制御手段は、前記走行機体が直進状態にあると判断した場合には、前記水平姿勢制御または車高自動制御を実行するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載した作業機における姿勢制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、コンバインやトラクタ等の農作業機、クレーン車等の特殊作業用車両または乗用車のような作業機における姿勢制御装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 一般に、コンバイン等の農作業機は、走行機体を農作業に適した車高(左右走行部に対する走行機体の相対高さ)とし、かつ重力方向(鉛直方向)に対して略水平な姿勢に維持する車高自動制御を実行できるように構成されている。 【0003】 この場合、走行機体は剛体とみなせるので、走行機体の左右傾斜角度(傾斜の程度)を検出するには、振子式等の傾斜センサが一つあれば十分である。 【0004】 しかし、傾斜センサとして振子や球体等の可動体を有するものを採用した場合は、例えば平坦な圃場内であっても走行機体が回行(旋回)すると、傾斜センサの可動体に旋回半径外向きの遠心力が作用し、この遠心力によって振子が旋回半径外向きに傾斜する。 【0005】 このため、前記従来の構成では、車高自動制御の実行中に走行機体が旋回すると、遠心力による可動体の傾斜角度に応じて走行機体を誤って傾斜させるという問題があった。 【0006】 そこで、本願出願人は、走行機体が旋回時に誤って傾斜することを防ぐだけでなく、前述した遠心力の作用を逆に利用できないかと考えた結果、特開平11−113358号公報において、走行機体の左右両側に傾斜センサを設け、当該一対の傾斜センサにおける検出値の差を見て、走行機体が現在旋回中か否かを判別し、旋回中と判断した場合は車高自動制御を禁止することによって走行機体を円滑に旋回動させることを提案した。 【0007】 図13に示す左旋回時の態様を例に説明する。ここで、走行機体81の左右両側(左右各走行クローラ82の上方)に配置した傾斜センサ83a,83bは振子式のものであり、可動体としての両振子84,84は同一の長さで、その重り85,85の質量も同一とする。 【0008】 図13(a)に示すように、走行機体83aが左旋回すると、両傾斜センサ83a,83bの振子84,84に、旋回半径外向きの遠心力FLO,FROが作用する。 【0009】 これら各遠心力FLO,FROは、各振子84の重り85の質量mと加速度αLO,αROとの積で表され、加速度αLO,αROは、走行機体81の旋回中心Oから各傾斜センサ83a,83bまでの距離rLO,rRO(以下、センサ旋回半径という)と、角速度ωLO,ωROの二乗との積で表される。すなわち、各遠心力FLO,FROは以下の式のように表される。 【0010】 FLO=m×αLO=m×rLO×ωLO2 …▲1▼ FRO=m×αRO=m×rRO×ωRO2 …▲2▼ 両傾斜センサ83a,83bの角速度ωLO,ωROが近似していると仮定した場合は、遠心力FLO,FROはセンサ旋回半径rLO,rROに比例する。また、遠心力FLO,FROは、各振子84の傾斜角度に応じて検出される電圧値DLO,DROに比例する。 【0011】 例えば左旋回の場合は、右側のセンサ旋回半径rROの方が左側のセンサ旋回半径rLOよりも大きいので、右傾斜センサ83bの遠心力FROの方が左傾斜センサ83aの遠心力FLOよりも大きくなる(FLO<FRO)。その結果、右傾斜センサ83bが検出する電圧値DROの方が左傾斜センサ83aが検出する電圧値DLOよりも大きくなる(DLO<DRO)。 【0012】 すなわち、角速度ωLO,ωROが近似していると仮定した場合は、走行機体81が旋回すると、両傾斜センサ83a,83bの電圧値DLO,DRO間に差が生ずることになる。 【0013】 そこで、これら両電圧値の差|DLO−DRO|を求めて、この差|DLO−DRO|が0(零)に近い基準値Z以上(|DLO−DRO|≧Z)であれば、走行機体81は旋回中であると判断されるのである。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、各傾斜センサ83a,83bの角速度ωLO,ωROは、各傾斜センサ83a,83b位置での速度vLO,vROをセンサ旋回半径rLO,rROで割った値となる。 【0015】 ωLO=vLO/rLO…▲3▼ ωRO=vRO/rRO…▲4▼ ▲3▼式を▲1▼式に、▲4▼式を▲2▼式に代入すると、遠心力FLO,FROと、速度vLO,vRO及びセンサ旋回半径rLO,rROとの関係は、以下のように表される。 【0016】 FLO=m×vLO2 /rLO…▲5▼ FRO=m×vRO2 /rRO…▲6▼ ▲5▼及び▲6▼式から理解できるように、遠心力FLO,FROは、傾斜センサ83a,83b位置での速度vLO,vROの二乗に比例し、センサ旋回半径rLO,rROに反比例する。しかも、傾斜センサ83a,83b位置での速度vLO,vROは、旋回時には当然に異なった値となっている。 【0017】 このため、実際の旋回時には、傾斜センサ83a,83b位置での速度vLO,vROとセンサ旋回半径rLO,rROとの値の組合せによって、走行機体81が旋回中であっても、両傾斜センサ83a,83bの電圧値DLO,DROの差|DLO−DRO|が基準値Zよりも小さくなり得る(|DLO−DRO|<Z)。 【0018】 しかし、前記先行技術例では、現在旋回中か否かを判別するためのデータ(検出値)が両傾斜センサ83a,83bの電圧値DLO,DROだけであり、各傾斜センサ83a,83b位置での速度vLO,vROとセンサ旋回半径rLO,rROとの関係を把握できなかったので、この場合は走行機体81が直進中であると誤認されるという問題があった。 【0019】 また、その場で走行機体81を左または右に旋回させる芯地旋回(スピンターン)時には(図14(a)参照)、左右各走行クローラ82が互いに逆向きに回転(駆動)するため、両傾斜センサ83a,83bは、両走行クローラ82,82の間に位置する旋回中心Oを円心とした同一円周上を、互いに逆向きで大きさがほぼ等しい速度vLO′,vRO′で移動することになる。 【0020】 そうすると、両振子84,84の重り85,85に作用する遠心力FLO′,FRO′は互いに逆向きで大きさがほぼ同じとなる(図14(b)(c)参照)。 【0021】 すなわち、遠心力の差|FLO′−FRO′|がほぼ0(零)となって、両傾斜センサ83a,83bの電圧値の差|DLO′−DRO′|が基準値Zよりも小さくなるので(|DLO′−DRO′|<Z)、走行機体は直進中であると誤認されるという問題があった。 【0022】 以上のことから、前記先行技術例では、走行機体81が旋回中か否かを正確に判別できない場合があった(正確性に欠けるという問題があった)。このような問題点は、両傾斜センサ83a,83bを例えば加速度センサに変更しても解消できないのであった。 【0023】 本発明は、以上の問題点を解消すべくなされたものであり、作業機の走行状態(直進かまたは旋回か)を確実に捕捉(把握)できるようにした姿勢制御装置を提供することを技術的課題とするものである。 【0024】 【課題を解決するための手段】 この技術的課題を解決するため、請求項1の発明に係る姿勢制御装置は、走行機体に対して左右の走行部を互いに独立的に昇降させる昇降駆動手段と、前記左右走行部に対する前記走行機体の相対高さを検出する車高センサと、前記走行機体の左右傾斜角度を検出する左右一対の傾斜センサと、前記各センサの検出値に基づいて前記各昇降駆動手段を作動させることにより前記走行機体の水平姿勢制御または車高自動制御を実行する制御手段とを備えた作業機において、前記走行機体には、その走行速度を検出する左右一対の車速センサを備える一方、前記制御手段には、前記各傾斜センサ及び前記各車速センサの検出値と、前記各傾斜センサにおける可動体の角速度との関係を示す一対の関係式を予め記憶させた記憶手段を備えており、前記制御手段は、前記一対の関係式に基づいて、前記走行機体が直進状態かまたは旋回状態かを判断するというものである。 【0025】 請求項2の発明は、請求項1に記載した姿勢制御装置において、前記制御手段は、前記一対の関係式から得られる演算結果が旋回状態を示していること、刈取前処理装置に設けた穀稈通過センサが切り状態であること、前記刈取前処理装置に対する動力継断用の刈取クラッチが切り状態であること、及び前記走行機体を操向操作する操向手段で旋回操作をしていることという四つの条件を全て満たした場合は、前記走行機体が旋回状態にあると判断するというものである。 【0026】 請求項3の発明は、請求項1または2に記載した姿勢制御装置において、前記制御手段は、前記走行機体が旋回状態にあると判断した場合には、前記水平姿勢制御または車高自動制御を実行しないように制御するというものである。 【0027】 請求項4の発明は、請求項1または2に記載した姿勢制御装置において、前記制御手段は、前記走行機体が直進状態にあると判断した場合には、前記水平姿勢制御または車高自動制御を実行するように制御するというものである。 【0028】 【発明の実施の形態】 次に、本発明を具体化した実施形態を、作業機としてのコンバインに適用した場合の図面(図1〜図12)に基づいて説明する。図1はコンバインの左側面図、図2はコンバインの右側面図、図3はコンバインの正面図、図4は動力伝達系のスケルトン図である。 【0029】 この実施形態におけるコンバインの走行機体1は、後述する昇降駆動手段3を介して、走行部としての左右一対の走行クローラ2,2に昇降可能に構成されている。走行機体1の進行方向に向かって左側には、扱胴13や処理胴20(図4参照)等からなる脱穀装置3が搭載されている。走行機体1の前部に配置した刈取前処理装置4は、昇降フレーム14を介して走行機体1に昇降回動可能に支持されており、この昇降フレーム14と走行機体1との間に装着したアクチュエータとしての刈取部用油圧シリンダ9で昇降調節可能に構成されている。 【0030】 刈取前処理装置4の下部にはバリカン式の刈刃装置5が配置されており、前部には六条分の穀稈引起装置6が配置されている(図3参照)。この穀稈引起装置6と脱穀装置3におけるフィードチェーン7の前端との間には穀稈搬送装置8が配置されている。 【0031】 図3に示すように、穀稈引起装置6の下部前端側には、穀稈が通過したか否かを検出する穀稈通過センサ68(実施形態では三つ)が二条分の穀稈通過箇所毎に配置されている。また、穀稈引起装置6の下部前方には、走行機体1の進行方向に向かって突出する分草体10が取付けられている。 【0032】 なお、刈取前処理装置4の左右両側における穀稈引起装置6の裏面側に設けたブラケット(図示せず)には、刈取前処理装置4と圃場面との対地高さを検出するための超音波センサ44a,44bが、発信器の発信部(ホーン部)と受信器の受信部とを圃場面に向けた状態で配置されている。また、昇降フレーム14の基端に取付けた昇降ポジションセンサ45は、昇降フレーム14の回動角度を検出することにより、走行機体1と刈取前処理装置4との相対高さを求めることができるようになっている。 【0033】 図3に示すように、走行機体1の右側前部に配置した運転室11内には、運転座席56、走行機体1を操向操作する操向手段としての操向丸ハンドル58、走行速度(車速)を無段階変速させる主変速レバー65、作業状態に応じて走行駆動部24の出力及び回転数を所定範囲に設定保持する副変速レバー66等を有する操作盤等が配置されている。 【0034】 操向丸ハンドル58のハンドル軸58aには、ポテンショメータ等の回動検出センサ75(図9参照)が配置されており、この回動検出センサ78により、オペレータが操向丸ハンドル58を回動させたか否かを検出できるようになっている。 【0035】 詳細には図示しないが、操作盤上には、走行機体1の車高を手動で変更調節するための車高調節レバー62と、車高自動制御における自動モードと手動モードとを切替えるための車高自動制御切替スイッチ63と、走行機体1の左右傾斜角度を設定するための傾斜設定器64とが配置されている(図9参照)。 【0036】 また、この操作盤上には、刈取前処理装置4に対する動力継断用の刈取クラッチ69を入り切り操作するための刈取スイッチ69a(図9参照)、及び脱穀装置3等に対する動力継断用の脱穀クラッチ70を入り切り操作するための脱穀レバー(図示せず)も前後回動可能に配置されている。運転室11の後方には、穀粒蓄積用の穀粒タンク12が配置されている(図1及び図2参照)。 【0037】 なお、本発明に係る操向手段は、操向丸ハンドル58に限らず、走行機体1の向き及び速度を変更可能としたレバー式のものでもよい。 【0038】 図4に示すように、運転室11の後方下部に配置したエンジン15からの動力の一部は、オーガクラッチ16を介して、穀粒タンク12内の底スクリューコンベヤ17と排出オーガ28内の縦横スクリューコンベヤ18a,18bとに伝達される。 【0039】 エンジン15からの残りの動力は、動力分岐ミッション19を介して油圧ポンプ油圧モータ式走行駆動部24に動力伝達される。この場合、動力分岐ミッション19内には、刈取クラッチ69と脱穀クラッチ70とを備えており、脱穀クラッチ70を介しての出力は、脱穀装置3の扱胴13及び処理胴20、唐箕21、一番受樋のスクリューコンベヤ22a、二番受樋のスクリューコンベヤ22bやフィードチェーン7、穀粒タンク12への揚穀スクリューコンベヤ23、搖動選別機構40、排わらカッタ27等を回転駆動させるようになっている。 【0040】 他方、刈取前処理装置4への動力は、走行速度と同期するときには、刈取クラッチ69から走行駆動部24の出力軸26を介して伝達され、同期しないときには、刈取クラッチ69を介しての分岐動力をワンウェイクラッチ25を介して伝達するようになっている。 【0041】 走行駆動部24における左右各駆動軸34には、ロータリエンコーダ等の車速センサ42a(42b)が取付けられており(図9参照)、これら各車速センサ42a(42b)が左右各走行クローラ2の駆動輪36の回転数を検出することによって、走行機体1の走行速度(車速)を計測するようになっている。 【0042】 図1及び図2に示すように、穀粒タンク12内の穀粒を機外に排出するための排出オーガ28は、走行機体1の後端に配置した縦筒28aと、この縦筒28aの上端に上下回動可能に連設した横筒28bとからなり、縦筒28a内には縦スクリューコンベア18aが、横筒28b内には横スクリューコンベア18bがそれぞれ内装されている。 【0043】 縦筒28aは、駆動モータ29とギア機構30とで縦軸回りに旋回可能に構成されており、横筒28bは、縦筒28aとの間に装架したオーガ用油圧シリンダ31とリンク機構32とで上下傾斜角度を変更可能に構成されている。 【0044】 そして、駆動モータ29に設けたロータリエンコーダ等の旋回角センサ(図示せず)により、縦筒28aの水平旋回角度、ひいては横筒28bの水平旋回位置を検出でき、オーガ用油圧シリンダ31またはリンク機構32の箇所に設けたポテンショメータ等の上下回動角センサ(図示せず)により、横筒28bの上下傾斜角度、ひいては横筒28b先端の排出部の高さ位置を検出できるようになっている。 【0045】 なお、排出オーガ28を使用しないときには、穀粒タンク12の上面に設けたレスト台33等に横筒28bの中途部が載置されるようになっている。このレスト台33には、横筒28bが載置されたか否かを検出する接触センサ等のレスト検出器(図示せず)が取付けられている。 【0046】 次に、走行機体1の水平姿勢を制御する構成について、図1、図2、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は昇降駆動手段の側面図、図6は図5のVI−VI視断面図である。 【0047】 左右各走行クローラ2は、トラックフレーム35の前後端に各々配置した駆動輪36及び従動輪37と、トラックフレーム35の下面中途部に複数個配置した転動輪38との外周に巻回してなるものであり、左右各トラックフレーム35と走行機体1とは、走行部用油圧シリンダ39a(39b)、及びトラックフレーム35の前後位置に設けた側面視L字状の前後レバー54a,54bを同時に作動させるように連結した連結杆55からなる昇降駆動手段3を介して連結されている。 【0048】 そして、これら各走行クローラ2は、左右の走行部用油圧シリンダ39a,39bを互いに独立的に作動させることによって、走行機体1の左右に対して独立的に昇降するように構成されている。 【0049】 すなわち、左右両側の走行部用油圧シリンダ39a,39bのピストンロッドを同時に突出させると、走行機体1は左右両走行クローラ2,2から上方に離れて(上昇し)、走行機体1の走行クローラ2,2に対する相対高さ(車高)は高くなる。逆に、前記ピストンロッドを同時に後退させると、走行機体1は左右両走行クローラ2,2に近付いて(下降し)、走行機体1の走行クローラ2,2に対する相対高さ(車高)が低くなる。 【0050】 そして、左側の走行部用油圧シリンダ39aにおけるピストンロッドを突出させるか、または右側の走行部用油圧シリンダ39bにおけるピストンロッドを後退させると(もしくはこの両方の動作を同時に実行しても)、右走行クローラ2に対する走行機体1の車高が低くなり(左走行クローラ2に対する走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は右下がりに傾斜する。 【0051】 逆に、右側の走行部用油圧シリンダ39bにおけるピストンロッドを突出させるか、または、左側の走行部用油圧シリンダ39aにおけるピストンロッドを後退させると(もしくはこの両方の動作を同時に実行しても)、左走行クローラ2に対する走行機体1の車高が低くなり(右走行クローラ2に対する走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は左下がりに傾斜する。したがって、一方の走行クローラ2が圃場の畝等に乗り上げたり泥濘等に落ち込んだりしても、走行機体1の左右を略水平に保持できるのである。 【0052】 次に、本発明に係る姿勢制御装置の構成を、図5及び図7〜図9を参照して説明する。図7は油圧回路図、図8は左傾斜センサのブロック図、図9は制御手段としてのコントローラの機能ブロック図である。 【0053】 図7に示すように、油圧シリンダ9,31,39a,39bのための油圧回路は、油圧ポンプ46からの圧油を分流する分流弁47を介して分岐しており、この分流弁47の一方の吐出路からは、オーガ用油圧シリンダ31と左側の走行部用油圧シリンダ39aとに対する第1油圧回路48ヘ圧油を送給し、他方の吐出路からは、刈取部用油圧シリンダ9と右側の走行部用油圧シリンダ39bとに対する第2油圧回路49へ圧油を送給するように構成されている。 【0054】 両油圧回路48,49には、それぞれの油圧シリンダ9,31,39a,39bに対する電磁制御弁50,51,52,53や逆止弁、リリーフ弁等が接続されている。 【0055】 図5に示すように、各走行部用油圧シリンダ39a(39b)のピストンロッドの突出量を検出して、走行機体1の左右各走行クローラ2に対する相対高さ(車高)を検出するロータリエンコーダ等の車高センサ41a(41b)は、連結杆55に連設した連結ロッド59やリンク機構60を介して連動するように構成されている。 【0056】 また、走行機体1の左右傾斜角度を検出する振子式(重力式)の傾斜センサ43a,43bは、左右各走行クローラ2の上方にそれぞれ配置されている(図10及び図11参照)。 【0057】 これら各傾斜センサ43a(43b)は、その取付け位置にかかわらず、基本的に同じ構成のものであるから、ここでは、走行機体1の進行方向左側に位置する傾斜センサ43aを例に、図7を参照しながら説明する。 【0058】 傾斜センサ43aは、略箱状のケース71内に、軸72を中心に回動可能な振子74付きの可動コイル73と、R0 ,R1 ,R2 からなるブリッジ回路と、発光素子LE1 ,LE2 及び受光素子PT1 ,PT2 からなる左右一対のフォトカプラと、外部電極Eとを備えている。 【0059】 傾斜センサ43aが水平状態の場合は、受光素子PT1 ,PT2 の受光量が等しいので、ブリッジ回路の均衡(バランス)が維持される。 【0060】 例えば走行機体1とともにケース71が傾斜角度θ1 (振子74の仮想基準線SL に対する角度)だけ左下がりに傾斜すると、振子74が重力方向(鉛直方向)となるように残り、光遮蔽板74aによって受光素子PT1 の受光が遮断される一方、受光素子PT2 は光を受けてON(入り)となる。 【0061】 このようにブリッジ回路のバランスが崩れて、可動コイル73に電流が流れると、この電流によって可動コイル73に生ずる回転トルクと振子74の重量によるモーメントとが平衡した位置(傾斜角度θ2 )で振子74が停止する。このときの電圧値DL が左傾斜センサ43aの検出値となる。この電圧値DL は、ケース71ひいては走行機体1の傾斜角度θ1 に比例するものである。 【0062】 なお、走行機体1とともにケース71が右下がりに傾斜した場合は、受光素子PT1 ,PT2 間の受光関係が逆転するだけであり、同様の手順で振子74の傾斜に基づく電圧値が得られる。また、振子74は請求項に記載した可動体に相当する。 【0063】 図9に示すように、制御手段としてのコントローラ75は、各種演算処理や制御を実行するCPU(図示せず)のほか、制御プログラム等を記憶させる記憶手段としてのEEPROM76、データ等を一次的に記憶させるRAM77、各センサやアクチュエータ等に接続してデータを伝送する入出力インターフェイス(図示せず)等を備えている。 【0064】 コントローラ75の入力インターフェイスには、走行機体1の車高を検出する車高センサ41a,41b、走行機体1の走行速度を検出する車速センサ42a,42b、走行機体1の左右傾斜角度を検出する傾斜センサ43a,43b、走行機体1の車高を手動で変更調節するための車高調節レバー62、車高自動制御における自動モードと手動モードとを切替えるための車高自動制御切替スイッチ63、走行機体1の左右傾斜角度を設定するための傾斜設定器64、穀稈が通過したか否かを検出する各穀稈通過センサ68、刈取クラッチ69を入り切り操作するための刈取スイッチ69a、操向丸ハンドル58の回動の有無を検出する回動検出センサ78等が各々接続されている。 【0065】 他方、コントローラ75の出力インターフェイスには、走行機体1の左側の走行部用油圧シリンダ39aに対する電磁制御弁52の電磁ソレノイド52a、走行機体1の右側の走行部用油圧シリンダ39bに対する電磁制御弁53の電磁ソレノイド53a、車高自動制御を自動モードに切替えると点灯する車高自動制御切替スイッチランプ67等が各々接続されている。 【0066】 次に、本発明に係る姿勢制御装置での走行状態判断制御の態様を、図10〜図12を参照して説明する。図10は旋回時の走行状態判断制御の態様を示す説明図、図11は芯地旋回時の走行状態判断制御の態様を示す説明図、図12は走行状態判断制御の一例を示すフローチャートである。 【0067】 この例では、左右各傾斜センサ43a,43b及び車速センサ42a,42bの検出値と、旋回時における各振子74の角速度との関係を示す一対の関係式を、予めEEPROM76に記憶させている。 【0068】 そして、コントローラ75は、左右両車高センサ41a,41bと、左右両傾斜センサ43a,43bとの検出値を基準として、走行機体1を農作業に適した車高とし、かつ重力方向(鉛直方向)に対して略水平な姿勢に維持する車高自動制御を実行できるとともに、前記一対の関係式に基づいて走行機体1の走行状態(直進かまたは旋回か)を判断する走行状態判断制御を実行できるというものである。 【0069】 前記一対の関係式は以下に示す手順で算出されたものである。ここで、振子74,74は同一の長さで、その重りの質量も同一とする。 【0070】 まず、振子74の重りの質量をm、加速度をαL ,αR 、センサ旋回半径をrL ,rR 、角速度をωL ,ωR とすると、各遠心力FL ,FR は次の式で表される。 【0071】 FL =m×αL =m×rL ×ωL 2 …(i) FR =m×αR =m×rR ×ωR 2 …(ii) 両傾斜センサ43a,43bの電圧値DL ,DR は、遠心力FL ,FR に比例するので、Cと比例定数とすると、次に示す式が導かれる。 【0072】 C×DL =m×rL ×ωL 2 …(iii) C×DR =m×rR ×ωR 2 …(iv) ここで、前述した▲3▼及び▲4▼式から、rL =vL /ωL 、rR =vR /ωR (vL ,vR は各傾斜センサ43a,43b位置での速度)であるので、これらを(iii)または(iv)式に代入し変形することにより、各傾斜センサ43a,43bの角速度ωL ,ωR についての一対の関係式(v)(vi)が得られる(なお、AはC/mで表される比例定数)。 【0073】 C×DL =m×vL /ωL ×ωL 2 =m×vL ×ωL ωL =C×DL /(m×vL ) =A×DL /vL …(v) ωR =A×DR /vR …(vi) これら一対の関係式(v)(vi)を利用した走行状態判断制御は、例えば以下のように実行される。 【0074】 まず、走行状態判断制御のスタートに続いて、車高自動制御切替スイッチ63が入り状態(自動モード)か否かを判別する(S1)。車高自動制御切替スイッチ63が切り状態の場合は(S1:No)、手動モードを選択した状態であるので、そのままリターンする。 【0075】 車高自動制御切替スイッチ63が入り状態の場合は(S1:Yes)、左右各車速センサ42a,42bの検出値から、現在の各傾斜センサ43a,43bの位置における速度vL ,vR を計測するとともに、この時点での左右各傾斜センサ43a,43bの電圧値DL ,DR を検出する(S2)。 【0076】 次いで、検出された速度vL ,vR 及び電圧値DL ,DR を用いて、EEPROM76に予め記憶させた一対の関係式(v)(vi)から各振子74の角速度ωL ,ωR を演算(S3)した後、これら両演算結果の絶対値|ωL |,|ωR |が0(零)に近い値である基準値X以上か否かを判別する(S4)。 【0077】 両方の角速度の絶対値|ωL |,|ωR |が基準値X以上であると判断した場合は(S4:Yes)、図10(b)(c)に示すように、両傾斜センサ43a,43bにおける振子74,74が適宜傾斜角度θL ,θR (振子74の仮想基準線SL ,SR に対する角度)で傾斜している状態であるから、コントローラ75は、走行機体1が例えば図10(a)に示す通常の旋回状態か、またはその場で左または右に旋回する芯地旋回状態(図11(a)参照)にあると判断し、次いで、車高自動制御が実行中か否かを判別する(S5)。 【0078】 車高自動制御が実行中である場合は(S5:Yes)、この制御を停止させた後(S6)、リターンする。車高自動制御を実行していない場合は(S5:No)、そのままリターンする。 【0079】 ステップS4に戻って、両方の角速度の絶対値|ωL |,|ωR |が基準値Xよりも小さいと判断した場合は(S4:No)、両傾斜センサ43a,43bにおける振子74,74の傾斜角度θL ,θR が0(零)に近いほぼ等しい値(θL ≒θR )となっている状態、すなわち両振子74,74に遠心力が作用していない状態であるから、コントローラ75は、走行機体1が直進状態にあると判断し、次いで、両傾斜センサ43a,43b及び両車高センサ41a,41bの検出値に応じた車高自動制御を実行(S7)した後リターンし、この走行状態判断制御を繰り返すのである。 【0080】 なお、ステップS4において、通常の旋回か芯地旋回かの判別は、角速度ωL ,ωR 、または両傾斜センサ43a,43bが検出する電圧値DL ,DR の符号の向きが同じか否かで判別すればよい。 【0081】 例えば、符号の向きが同じ向き(両方とも正または負)の場合は、図10(b)(c)に示すように、両振子74、74が同一方向に傾斜している状態、すなわち同じ向きの遠心力FL ,FR が両振子74,74に作用しているから、通常の旋回状態と判断できる。この場合、走行機体1の旋回方向(左旋回か右旋回か)は、角速度ωL ,ωR または電圧値DL ,DR の符号(正か負か)で判断できる。 【0082】 符号の向きが互いに逆向き(一方が正、他方が負)の場合は、図11(b)(c)に示すように、両振子74、74が互いに逆向き(離れる向き)に傾斜している状態、すなわち互いに逆向きの遠心力FL ′,FR ′が両振子74,74に作用しているから、芯地旋回状態と判断できるのである。 【0083】 以上のように制御すると、前述した一対の関係式(v)(vi)から得られる角速度ωL ,ωR の値を基準として、走行機体1の走行状態が直進状態か、または旋回状態か(旋回状態の場合には通常の旋回か芯地旋回か)を捕捉できる。換言すると、走行機体1の走行状態として想定される殆どの状態を的確に把握できる。 【0084】 したがって、前述した一対の関係式に基づいて、非常に精度の高い走行状態判断制御が可能となるのである。また、両傾斜センサ43a,43bとは別に、走行状態判断専用のセンサ(例えば角速度センサ等)を設けなくてよいので、製造コストの抑制にも寄与できる。 【0085】 さらに、例えば圃場の畦近傍で刈取作業の向きを変更する等のため、走行機体1を旋回させた場合は、車高自動制御を実行しない(実行中であれば停止する)ので、遠心力FL ,FR による各振子74の傾斜によって走行機体1を誤って傾斜させることがない。 【0086】 しかも、車高自動制御の自動モードを選択している場合は、旋回が終了すれば、走行機体1は直進状態に戻って車高自動制御を再開することになるから、隣の列の穀稈を刈始める手前の段階で、走行機体1を重力方向(鉛直方向)に対して略水平な姿勢とすることができる。 【0087】 これにより、オペレータの座り心地を悪化させることがないばかりか、旋回を終了して隣の列の穀稈を刈始める際に、走行機体1が誤って傾いた状態で圃場に突入するという不具合がなくなり、スムーズに刈取脱穀作業に移行できるのである。 【0088】 また、図12のフローチャートにおけるステップS4の条件として、両方の角速度の絶対値|ωL |,|ωR |が基準値X以上か否かに加えて、穀稈通過センサ68が切り状態か否か、刈取スイッチ69aが切り状態か否か、及び回動検出センサ78が操向丸ハンドル58の回動を検出しているか否かという三つの条件を追加してもよい。 【0089】 穀稈通過センサ68が切り状態ということは、刈取前処理装置4で穀稈を刈取っていない状態であり、刈取スイッチ69aが切り状態ということは、刈取前処理装置4に動力が伝達されていない状態であるから、結局、刈取作業をしていない状態ということになる。しかも、回動検出センサ78が操向丸ハンドル58の回動を検出していれば、走行機体1を旋回動させていることは明らかである。 【0090】 したがって、前述した四つの条件を全て満たした場合(両方の角速度の絶対値|ωL |,|ωR |が基準値X以上、穀稈通過センサ68が切り状態、刈取スイッチ69aが切り状態、及び回動検出センサ78が操向丸ハンドル58の回動を検出している)というのは、例えば圃場の畦近傍で刈取作業の向きを変更する等のため、走行機体1を旋回させた場合と判断できるのである。 【0091】 以上のことから、四つの条件全てを満たしていれば(S4:Yes)、ステップS5へ行くようにし、四つの条件のうち一つでも満たしていない場合(S4:No)は、ステップS7へいくようにすればよい。このように制御すると、走行機体1の旋回状態を把握(判断)する精度が格段に向上するのである。 【0092】 なお、前述した関係式に代えて、マップをEEPROM76に記憶させる場合は、角速度ωL ,ωR と、これに対応する速度vL ,vR 及び電圧値DL ,DR との対のデータをテーブルマップとして記憶させればよい。 【0093】 本発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば、本発明は、各種農作業機、クレーン車等の特殊作業用車両または乗用車等の各種作業機に対して、広く適用できることはいうまでもない。 【0094】 また、本発明に係るコントローラは、前述の実施形態のように、走行機体を農作業に適した車高とし、かつ重力方向(鉛直方向)に対して略水平な姿勢に維持する車高自動制御を実行するものに限らず、車高調節をせずに、走行機体を重力方向(鉛直方向)に対して略水平な姿勢に維持する水平姿勢制御を実行するものであっても構わない。 【0095】 制御手段としてのコントローラは単一のものに限らず複数であってもよい。複数のコントローラを採用した場合の通信回線は、LAN(Local Area Network)プロトコルを用いてもよいし、CAN(Controller Area Network)プロトコルを用いてもよい。本発明に係る記憶手段は、EEPROM76に限らず、通常のROMやPROMでもよい。 【0096】 また、傾斜センサ43a,43bは光学式に限らず、磁気やその他の形式のものでもよい。要するに、本発明に係る傾斜センサは、遠心力の影響で移動し得る振子74や球体等の可動体を有するものであればよい。 【0097】 【発明の効果】 請求項1のように構成すると、各傾斜センサ及び各車速センサの検出値と、各傾斜センサにおける可動体の角速度との関係を示す一対の関係式から、走行機体が直進状態かまたは旋回状態かを確実に捕捉(把握)できるので、精度の高い走行状態判断制御が可能となるという効果を奏する。 【0098】 請求項2のように構成すると、前記一対の関係式から得られる演算結果が旋回状態を示していること、刈取前処理装置に設けた穀稈通過センサが切り状態であること、前記刈取前処理装置に対する動力継断用の刈取クラッチが切り状態であること、及び前記走行機体を操向操作する操向手段で旋回操作をしていることという四つの条件を全て満たした場合は、前記走行機体が旋回状態にあると判断するので、前記走行機体の旋回状態を判断する精度が格段に向上するという効果を奏する。 【0099】 また、請求項3のように構成すると、前記走行機体が旋回状態にあると判断した場合には、前記水平姿勢制御または車高自動制御を実行しないから、前記走行機体の旋回により生じる遠心力の影響で前記各傾斜センサが作動しても、前記走行機体を誤って傾斜させることがない。これにより、旋回を終了して隣の列の穀稈を刈始める際に、走行機体が誤って傾いたままの状態で圃場に突入するという不具合がなくなるという効果を奏する。 【0100】 さらに、請求項4のように構成すると、前記走行機体が直進状態にあると判断した場合には、前記水平姿勢制御または車高自動制御を実行するから、前記走行機体は、旋回が終了すれば、重力方向(鉛直方向)に対して略水平な姿勢となる。これにより、隣の列の穀稈を刈始める際に、前記走行機体がスムーズに刈取脱穀作業に移行できるという効果を奏する。 【図面の簡単な説明】 【図1】コンバインの左側面図である。 【図2】コンバインの右側面図である。 【図3】コンバインの正面図である。 【図4】動力伝達系のスケルトン図である。 【図5】昇降駆動手段の側面図である。 【図6】図5のVI−VI視断面図である。 【図7】油圧回路図である。 【図8】左傾斜センサのブロック図である。 【図9】制御手段としてのコントローラの機能ブロック図である。 【図10】旋回時の走行状態判断制御の態様を示す説明図であり、(a)は走行機体の概略平面図、(b)(c)は傾斜センサの機能説明図である。 【図11】芯地旋回時の走行状態判断制御の態様を示す説明図であり、(a)は走行機体の概略平面図、(b)(c)は傾斜センサの機能説明図である。 【図12】走行状態判断制御の一例を示すフローチャートである。 【図13】先行技術例における旋回時の走行状態判断制御の態様を示す説明図であり、(a)は走行機体の概略平面図、(b)(c)は傾斜センサの機能説明図である。 【図14】先行技術例における芯地旋回時の制御態様を示す説明図であり、(a)は走行機体の概略平面図、(b)(c)は傾斜センサの機能説明図である。 【符号の説明】 FL ,FR 遠心力 ωL ,ωR 角速度 Δω 角速度差 vL ,vR 傾斜センサ位置での速度 rL ,rR センサ旋回半径 DL ,DR 電圧値 θL ,θR 振子の傾斜角度 1 走行機体 2 走行クローラ 3 昇降駆動手段 41a,41b 車高センサ 42a,42b 車速センサ 43a,43b 傾斜センサ 72 軸 73 可動コイル 74 可動体としての振子 75 コントローラ 76 記憶手段としてのEEPROM
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成14年6月3日(2002.6.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079131 【弁理士】 【氏名又は名称】石井 暁夫
【識別番号】100096747 【弁理士】 【氏名又は名称】東野 正
【識別番号】100099966 【弁理士】 【氏名又は名称】西 博幸
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| 【公開番号】 |
特開2004−8008(P2004−8008A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月15日(2004.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2002−161631(P2002−161631) |
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