| 【発明の名称】 |
コンバイン等の表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 均 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
【氏名】平山 秀孝 【住所又は居所】愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機株式会社技術部内
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| 【要約】 |
【課題】穀粒タンクの刻々変る穀粒貯留量を検知できる構成とし、LCD表示器により表示できるモニターを提供しようとする。
【解決手段】穀粒タンク11内に設けた穀粒タンクセンサ21によって検知する穀粒貯留レベルを、LCD表示器1に段階的に絵表示すべく設ける表示装置であって、エンジンキーをオンしエンジン始動後に該絵表示出力する。なお、エンジン始動後、短時間のモニター標識に出力表示した後、穀粒貯留レベルを、LCD表示器1に段階的に絵表示出力する場合もある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 穀粒タンク11内に設けた穀粒タンクセンサ21によって検知する穀粒貯留レベルを、LCD表示器1に段階的に絵表示すべく設ける表示装置であって、エンジンキーをオンしエンジン始動後に該絵表示出力する構成としたコンバイン等の表示装置。 【請求項2】 エンジン始動後、短時間のモニター標識に出力表示した後、穀粒貯留レベルを、LCD表示器1に段階的に絵表示出力する請求項1に記載のコンバイン等の表示装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、コンバイン等の表示装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近時、コンバインは各部の操作制御における自動化が著しく進んできており、その内容としては刈取部の回転数と車速とのシンクロ制御、扱ぎ深さ制御、刈り高さ制御、進行方向制御、車体水平制御、車速制御、選別制御、刈取部オートリフト制御、排穀オーガ自動旋回制御等があるが、これらの自動制御化に伴って必要となる各作用部の異常を警告するモニターとして、オイルプレッシャセンサ、チャージ電圧センサ、水温センサ、刈取詰りセンサ、排ワラ詰りセンサ、ノッタ詰りセンサ、穀粒タンクセンサ等を備えている。 【特許文献1】特開平11−46562号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 これら各種のモニターのうち、穀粒タンクセンサに基づく検知は、所謂満杯センサであって、このセンサが働くと直ちに作業を中断して所定に穀粒排出作業に移らねばならないが、作業途中では穀粒量を確認できない状況であった。よってこの発明は、穀粒タンクセンサは穀粒貯留量を検知できる構成とし、刻々変る穀粒量を、LCD表示器により表示できるモニターを提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 このためこの発明は、次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1に記載の発明は、穀粒タンク11内に設けた穀粒タンクセンサ21によって検知する穀粒貯留レベルを、LCD表示器1に段階的に絵表示すべく設ける表示装置であって、エンジンキーをオンしエンジン始動後に該絵表示出力するよう構成する。従って、エンジン始動と共に、LCD表示器1には、穀粒タンク11に設けた穀粒タンクセンサ21の検知する充填量を絵表示出力される。 【0005】 また、請求項2に記載の発明は、上記において、エンジン始動後、短時間のモニター標識に出力表示した後、穀粒貯留レベルを、LCD表示器1に段階的に絵表示出力する構成とする。従って、エンジン始動と共に、LCD表示器1には、所定短時間モニター標識画面を表示して穀粒貯留レベルが表示される。 【発明の効果】 【0006】 コンバイン等にて作業を行なう際、エンジンを始動すると、メーターパネルに設けたLCD表示器1には、当該始動時に穀粒タンクに入っている穀粒充填量が表示でき、後作業の排出時期の計画を立て易いものとなる。 【0007】 また、各別の表示出力操作を伴わずとも、エンジンの始動に伴い自動的に穀粒充填量が絵表示されるため、確認し忘れがなく便利である。なお、一旦短時間のモニター標識表示後に切換表示すると、画面切り替えによって作業者の注意を喚起でき、上記効果を確実とする。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下に、この発明をコンバインに適用した場合について図例に基づいて具体的に説明する。図1において、3は機体フレーム、4は該機体フレーム3の下方に設けた走行装置、5は該機体フレーム3の前方に設けた刈取装置、6は該機体フレーム3の上方に設けた脱穀装置、7は該機体フレーム3の上方であって該脱穀装置6の前側に設けた操縦部、8は該操縦部7の前側に設けた操縦台、9は該操縦台8に相対して設けた座席、10は該脱穀装置6と該操縦部7との間に設けたエンジンルーム、11は該エンジンルーム10に隣接して設けた穀粒タンクである。 【0009】 該操縦台8の上面にメーターパネル12を設け、このメーターパネル12には、図2に示す如く、方向指示器13、燃料計14、エンジン回転計15、作業用アワメータ16、及びOKモニターとして各チェック項目を所定の順序でマルチ表示するLCD表示器1と、このLCD表示器1に表示させる項目に係わって必要時に作業者に警報する警告灯2とを各々適宜配置して設ける。 【0010】 前記パネル12に設けた文字または絵をマルチ表示するLCD表示器1に表示させるOKモニターは、エンジンチェックモードとして、エンジンオイルプレッシャのチェックを行うオイルプレッシャセンサ17と、バッテリチャージ電圧のチェックを行うチャージ電圧センサ18と、エンジン冷却水温度のチェックを行う水温センサ19と、エンジンの回転数をチェックするエンジン回転センサ20とをエンジン回りの適所に配設すると共に、作業部チェックモードとして、穀粒タンク11への穀粒貯留量のチェックを行う穀粒タンクセンサ21と、刈取装置搬送関係の詰りチェックを行う刈取詰りセンサ22と、脱穀装置排ワラ搬送関係の詰りチェックを行う排ワラ詰りセンサ23と、ノッタ装置関係の詰りチェックを行うノッタ詰りセンサ24とを作業部回りの適所に配設し、図3に示す如く、これらの各センサ17,18,19,20,21,22,23,24をモニター制御装置のCPUの入力側へ接続し、このCPUの出力側へ前記LCD表示器1と、このLCD表示器1に表示されるエンジンチェックモードにおける異常発生時に作業者に警告を行う警告灯2、及び作業部チェックモードにおける異常発生時に作業者に警告を行うブザー25とを各々接続して構成する。 【0011】 前記LCD表示器1には、〔穀粒タンク〕の絵を表示し、穀粒タンク11の穀粒充填量を知らせる構成である。即ち、該〔穀粒タンク〕の絵の表示は、図5に示す如く、前記穀粒タンク11に設けた穀粒タンクセンサ21を、例えば21a,21b,21c,21d,21eの5段階に段階的に設けて、充填量により該各センサがチェックした時点で、図6に示す如く該穀粒タンク11として表示した外枠の絵に、該各センサに対応させた穀粒貯留レベルを段階的に目盛線26によって表示していく構成である。 【0012】 なお、このとき該各センサの表示のどれかが飛んだ場合は、該穀粒タンクセンサ21の異常として前記LCD表示器1に〔穀粒タンク〕の絵の表示を中止して、「穀粒タンクセンサ」の文字を表示すると同時に、前記警告灯2を点灯させて作業者に警告するように構成している(図11参照)。 【0013】 また、エンジンセンサ系の検知により、LCD表示器1には、「グローOK」の文字表示がなされ、エンジンスタータをONさせてエンジンを始動させスタータをOFFさせると、正常時においては1秒間「モニター標識」の文字(文字の内容は何でもよい)を表示させた後、〔穀粒タンク〕の絵によって穀粒タンク11への穀粒貯留量を段階的に表示させるよう構成している。 【0014】 次に、以上の構成による作用について説明する。植立穀稈を刈取って脱穀するコンバインの作業時に、OKモニターとしてのLCD表示器1に表示する内容としては、エンジンキーをONした状態、更にスタータのONによるエンジン始動と作業状態について、エンジンチェックモードと作業チェックモードによるチェックを行う。 【0015】 このチェックにより該LCD表示器1に表示される表示スケジュールは図4に示す如く、エンジンキーONのみの状態では、エンジンオイルプレッシャ異常、バッテリチャージ電圧異常、エンジン回転センサ20異常とも何れも現象的な異常は発生していないので、正常時と同じくエンジンキーON直後1秒間「オイルプレッシャ」の文字を表示、続いて1秒間「チャージデンアツ」の文字を表示、続いて2〜3秒間「グロー」の文字を表示、続いて3秒間「グローOK」の文字を表示させるが警告灯2は点灯しない。 【0016】 しかし、オイルプレッシャセンサ17とその回路に異常があったり、チャージ電圧センサ18とその回路に異常が認められる場合は、エンジンキーON直後2秒間「エンジンセンサ」の文字を表示させると同時に該警告灯2を点灯させて作業者に警告する。なお、グロー異常については、エンジンキーON直後正常時と同じく1秒間「オイルプレッシャ」、続いて1秒間「チャージデンアツ」の文字を表示するが、その後は〔穀粒タンク〕の絵の表示か、または作業部チェックモードの文字を表示させ、「グロー」及び「グローOK」の文字を表示せず、グローの異常を知らせる(図10参照)。 【0017】 一方、「グローOK」の文字表示で、エンジンスタータをONさせてエンジンを始動させスタータをOFFさせると、正常時においては1秒間「モニター標識」の文字(文字の内容は何でもよい)を表示させた後、〔穀粒タンク〕の絵によって穀粒タンク11への穀粒貯留量を段階的に表示させ、もしその間に作業部チェックモードに異常があれば、〔穀粒タンク〕の絵の表示を一時中止して作業チェックモードを表示させる。なお作業チェックモードの場合は、この表示と同時にブザー25を警報させて作業者に警告する。 【0018】 また、エンジンオイルプレッシャの異常では、「オイルプレッシャ」の文字を、バッテリチャージ電圧の異常では「チャージデンアツ」の文字を各々表示すると同時に、各々前記警告灯2を点灯させて作業者に警告するが、作業部チェックモードに異常があればこれらの表示に変更する。なお、エンジン回転センサ20の異常では、一定時間「エンジンセンサ」の文字を表示すると同時に該警告灯2を点灯させるが、その後は作業部チェックモードに異常があればこれらの表示に変更する。 【0019】 また、〔穀粒タンク〕の絵の表示は、穀粒タンク11に設けた穀粒タンクセンサ21a,21b,21c,21d,21eが充填量によりチェックした時点で、該穀粒タンク11として表示した外枠の絵に、該各センサに対応させた穀粒貯留レベルを段階的に目盛線26によって表示される。なお、該各センサの表示のどれかが飛んだ場合は、該穀粒タンクセンサ21の異常として前記LCD表示器1に〔穀粒タンク〕の絵の表示を中止して、「穀粒タンクセンサ」の文字を表示すると同時に、前記警告灯2を点灯させて作業者に警告する。 【0020】 次に、コンバインの作業時に各作用部の制御を行う共用コントローラ27について説明する。図7に示す如く、前記操縦台8の任意位置に配設された箱形状の共用コントローラ27は、その上面部の一部にプログラムメモリを書きこんだROMカセット28を装填するカセット装填部29を設け、内部には該ROMカセット28と接続して演算制御を行うCPUを設け、このCPUと該カセット装填部29とを接続構成する。 【0021】 この共用コントローラ27の作用は、プログラムメモリを実装したROMカセット28を装填し替えるだけで、各種の制御システムに対応可能としているものであるが、該ROMカセット28を装填していないときは該CPUの暴走により誤動作が発生し非常に危険である。しかし、図8に示す如く該ROMカセット28を装填していないときは、該CPUに設定されたコマンドによりリセット状態を保って制御の誤動作発生を防止するものである。 【0022】 また、該ROMカセット28が該共用コントローラ27に悪影響を与えるような誤装填や不良装填がなされたときは、前記の如き誤動作が発生し非常に危険であるから、図9に示す如く該共用コントローラ27による制御開始以前に、該ROMカセット28の装填状態をチェックする初期設定プログラム等によるチェック機能を設け、このチェック内容が正しいときは該ROMカセット28が正常に装填されているものと判定して、以降の制御を開始するものであり、該ROMカセット28の装填不良を未然にチェックして制御の誤動作発生を防止するものである。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】コンバインの全体側面図。 【図2】メーターパネルの詳細平面図。 【図3】モニター制御装置の電気回路ブロック図。 【図4】LCD表示器に表示される表示スケジュールの展開図。 【図5】穀粒タンクの穀粒貯留レベルセンサの配置側面図。 【図6】LCD表示器に表示する穀粒タンクの穀粒貯留レベル表示図。 【図7】各作用部を制御する共用コントローラの斜面図。 【図8】共用コントローラへのROMカセット装填に関するチェックフローチャート図。 【図9】共用コントローラへのROMカセット装填に関するチェックフローチャート図。 【図10】一部制御のフローチャート。 【図11】一部制御のフローチャート。 【符号の説明】 【0024】 1 LCD表示器 11 穀粒タンク 21 穀粒タンクセンサ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社 【住所又は居所】愛媛県松山市馬木町700番地
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| 【出願日】 |
平成15年8月29日(2003.8.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−276(P2004−276A) |
| 【公開日】 |
平成16年1月8日(2004.1.8) |
| 【出願番号】 |
特願2003−307055(P2003−307055) |
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