| 【発明の名称】 |
野菜移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹山 智洋 【住所又は居所】大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】苗植付爪16による苗Nの植付け時に苗植付爪16が石など異物83に干渉した場合などには、苗植付爪16の揺動規制を解除させ苗植付爪16を自由状態とさせて、苗植付爪16を破損など事故より防止する。
【解決手段】ロータリ部材17・18に2つの苗植付爪16を取付けたロータリ部材17・18の回転時に苗植付爪16で苗載台14より苗Nを取出し圃場に植付ける野菜移植機において、ロータリ部材17・18の回転時に苗植付爪16を揺動させる揺動規制機構19を設けると共に、苗植付時の苗植付爪16と異物83との干渉時に揺動規制機構19の規制を解除させる規制解除部80を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロータリ部材に2つの苗植付爪を取付けてロータリ部材の回転時に苗植付爪で苗載台より苗を取出し圃場に植付ける野菜移植機において、ロータリ部材の回転時に苗植付爪を揺動させる揺動規制機構を設けると共に、苗植付時の苗植付爪と異物との干渉時に規制機構の規制を解除させる規制解除部を設けたことを特徴とする野菜移植機。 【請求項2】 ロータリ部材の回転時に苗植付爪を揺動させる首振りカムを設けると共に、苗植付時の苗植付爪と異物との干渉時にカムによる揺動規制を解除させるカム開放部を設けたことを特徴とする請求項1記載の野菜移植機。 【請求項3】 首振りカムを溝カムで形成し、苗植付爪を揺動させる揺動アームのローラを溝カムに嵌合案内させると共に、溝カムの切欠部を開放部に設けたことを特徴とする請求項2記載の野菜移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は苗トレイから苗植付爪によって取出した1株分の玉ネギ、葉ネギ、白ネギなどの野菜苗をそのまま直接的に圃場に植付けるようにした野菜移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、苗載台の苗トレイから1つの苗取出爪によって取出した苗を下方のもう1つの苗植付爪に受継いで1条分の苗植付けを行う1組の苗取出爪と苗植付爪とによる受継方式の野菜移植機がある。(例えば、特許文献1参照) 【0003】 【特許文献1】特開2001−211713 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし乍ら上記の如き受継方式の場合、苗取出爪と苗植付爪それぞれの駆動を必要とするばかりでなく、同期させる必要があるため構造が極めて複雑化すると共に、苗取出爪より苗植付爪に苗受継時には苗姿勢に乱れを起生させ、特に植付速度が高速となる程乱れを顕著なものとさせて、苗植付精度を低下させるなどの不都合があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】 したがって本発明は、ロータリ部材に2つの苗植付爪を取付けてロータリ部材の回転時に苗植付爪で苗載台より苗を取出し圃場に植付ける野菜移植機において、ロータリ部材の回転時に苗植付爪を揺動させる揺動規制機構を設けると共に、苗植付時の苗植付爪と異物との干渉時に規制機構の規制を解除させる規制解除部を設けて、苗植付爪による苗の植付け時に苗植付爪が石など異物に干渉した場合には、苗植付爪の揺動規制を解除させ苗植付爪を自由状態とさせて、苗植付爪を破損など事故より防止するものである。 【0006】 また、ロータリ部材の回転時に苗植付爪を揺動させる首振りカムを設けると共に、苗植付時に苗植付爪と異物との干渉時にカムによる揺動規制を解除させるカム開放部を設けて、苗植付爪による苗の植付け時に苗植付爪が石などの異物に干渉した場合でも、カム開放物によって苗植付爪が上方向に逃げて破損するなどの事故を防止して、植付性能を安定維持させるものである。 【0007】 さらに、首振りカムを溝カムで形成し、苗植付爪を揺動させる揺動アームのローラを溝カムに嵌合案内させると共に、溝カムの切欠部を開放部に設けて、溝カムを切欠くだけの簡単な構成のもので植付性能を容易に安定維持させるものである。 【0008】 【発明の実施の形態】 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は移植機の全体側面図、図2は植付部の側面図であり、図中1はエンジン2を後部に搭載して前後車輪3・4を有する移動車体、5は後車輪4を駆動するミッションケース、6は操向ハンドル7を有する運転操作部、8は運転操作部6の後方に配設する運転席、9は移動車体1の略中央に配設する予備苗台、10は前後昇降リンク11・12及び昇降シリンダ13を介し移動車体1の略中央下側に昇降自在に装備させる苗植付装置であり、苗植付装置10は左右往復移動する苗載台14と、苗載台14上の苗トレイ15より1株分のポット苗Nを取出して圃場の畝面に直接的に植付ける苗植付爪16とを備え、車体の走行中に畝面に一定間隔毎のポット苗Nの移動を行うように構成している。 【0009】 図3に示す如く、前記苗植付爪16は、1つの苗トレイ15に対し2つの苗植付爪16により苗Nの取出し及び植付けを行うもので、同一植付軌跡A上で180度位相を異ならせて、1つの植付軌跡A中で2回の苗取り及び苗植付けを行って2株の苗Nを植付けて、苗植付速度を略2倍に増速させて高速植付作業を行うように構成している。 【0010】 図3乃至図13に示す如く、前記苗植付装置10は、苗植付爪16を駆動する第1ロータリケース17及び第2ロータリケース18と、苗植付爪16を首振り動作させる首振り用溝カム19と、苗植付爪16の左右爪体20・21を開閉する開閉カム22と、ヘラ形左右爪体20・21に挾持する苗Nの押出機構23を動作させる苗押出カム24とを備え、横送りネジ軸25及びガイドローラ26などを介し苗載台14を往復移動させるように車体に支持させると共に、車体の固定ブラケット27などに駆動受軸28を固定させ、植付クラッチケースの出力軸にスプロケット29及びチェン30を介し連結する植付入力軸31に外筒軸32をスプライン嵌合させ、外筒軸32を受軸28に支持させると共に、第1ロータリケース17に外筒軸32一端側を固定させている。そして第1ロータリケース17内の受軸28にサンギヤ38を固定させ、第1ロータリケース17両端の出力軸39のプラネタリギヤ40に中間軸41のアイドルギヤ42を介してサンギヤ38を連結させ、サンギヤ38とアイドルギヤ42とを同一歯数に、プラネタリギヤ40とこれらギヤ38・42のギヤ比を1:3に形成して、第1ロータリケース17が一方向に1回転するとき出力軸39を逆方向に2回転させるように構成している。 【0011】 また、第1ロータリケース17の右側に第2ロータリケース18を配置させ、第2ロータリケース18の一端側を前記出力軸39に固定させ、出力軸39に回転自在に内挿する爪出力軸43一端のギヤ43aに揺動アーム44一端側の部分ギヤ45を連結させている。前記揺動アーム44は中間部を第1ロータリケース17に支点軸46を介して揺動自在に支持させ、入力軸31を中心として受軸28に形成するエンドレス状の溝カム19内にアーム44他端側のローラ47を嵌合案内させるように構成している。 【0012】 また、前記第2ロータリケース18内に臨ませる爪出力軸43にサンギヤ48を固定させ、第2ロータリケース18他端の首振り軸49のプラネタリギヤである出力ギヤ50に中間軸51の第1アイドルギヤ52を介しサンギヤ48を連結させると共に、首振り軸49に回転自在に内挿するカム軸53のプラネタリギヤである出力ギヤ54を第1アイドルギヤ52と一体の第2アイドルギヤ55に連結させ、前記サンギヤ48と第1アイドルギヤ52及び第2アイドルギヤ55と出力ギヤ54を同一歯数で、第1アイドルギヤ52と出力ギヤ50のギヤ比を2:3とさせて、首振り軸49の出力ギヤ50とカム軸53の出力ギヤ54の回転差が1回転となるように設定し、首振り軸49に連結する苗植付爪16の揺動時にはカム軸53は苗植付爪16に対し常に一定回転させる状態とさせて、無理のない溝カム19形状で、カム軸53に固設する開閉カム22及び苗押出しカム24のスムーズな回転を行うように構成している。 【0013】 そして図10にも示す如く、入力軸31を中心とした第1ロータリケース17の時計方向(実線矢印方向)の1回転に対し爪出力軸43を中心として第2ロータリケース18を反時計方向(破線矢印方向)に2回転させ、第1ロータリケース17の1回転(第2ロータリケース18の2回転)によってカム軸53に同図Kに示す如き略3角形状の植付基本軌跡Kを描かせるように構成している。 【0014】 さらに図11にも示す如く、第2ロータリケース18の外側に突出させる首振り軸49に取付板56を介してベース板57を固定させ、該ベース板57に左右開閉軸58・59を介し左右爪体20・21を開閉自在に支持させ、中央で凸部及び凹部カム部を係合させる左右開閉板60・61を左右開閉軸58・59に固定させ、左開閉板60とベース板57との間に閉用捩りコイルバネ62を介設し、右開閉板60の開閉操作ボルト63を設け、前記首振り軸49より外側に突出させるカム軸53の外側端に板状開閉カム22を固定させ、該開閉カム22の外周カム面22aに前記ボルト63を当接させて、開閉カム22の回転カム作用で左右爪体20・21の開閉を行うように構成している。 【0015】 また、前記左右爪体20・21に苗Nを押出す苗押出部材64を押出機構23に設けるもので、苗押出部材64を軸65及び押出アーム66を介してベース板57のアーム軸67に支持させ、前記カム軸53の外側端で開閉カム22の内側に板状苗押出カム24を固定させ、前記押出アーム66に軸68を介し取付けるカムローラ69を捩りバネ70力で苗押出カム24の外周カム面24aに当接させて、苗押出カム24の回転カム作用で左右爪体20・21に沿った苗押出部材64の上下移動を行うように構成している。 【0016】 また、前記苗押出部材64は線状体で形成した線状苗押出部材71と、図9に示す如き、ゴム或いは樹脂材などで形成する弾性板状苗押出部材72の何れかを用いるもので、線状苗押出部材71の場合基端輪状部71aを押出アーム66の軸65に支持させると共に、先端輪状部71bを左右爪体20・21に遊嵌させて、輪状部71bで苗Nの押出しを行う一方、弾性板状苗押出部材72の場合左右爪体20・21の内側に先端側を摺接させる2枚のゴム或いは樹脂材などの弾性板73の基端を1枚の取付板74に固定させて2股形状に形成し、取付板74の基端を前記押出アーム66の軸65に支持させ、左右爪体20・21の内面に沿わせて弾性板73を下動させるとき、苗Nを押出すと同時に爪体20・21内面に付着する養土や土を落すように構成している。 【0017】 図13にも示す如く、前記弾性板状苗押出部材72の位置規制を行うガイド75をベース板57の台部57aに調節ボルト76を介し高さ調節自在に固定させるもので、門形状のガイド75をボルト76頭部に固定させ、苗押出部材72の上下左右をガイド75で規制させる状態とさせて効果的な苗押出しを行うように構成している。 【0018】 また、前記苗植付爪16及び苗押出部材64など装備するベース板57は首振り軸49の取付板56にボルト77を介し取外し自在に固定させて、苗植付爪16及び苗押出部材64などの保守点検や部品交換時にはベース板57を取外して容易に作業を可能とさせることができる。 【0019】 さらに、前記カム軸53の駆動は植付爪16の駆動である首振り軸49の駆動の途中(アイドルギヤ52・55)で、溝カム19及び揺動アーム44で形成する揺動機構より下流で分岐させ、首振り軸49の出力ギヤ50に対してはカム軸53の出力ギヤ54が1回転の差(例えば出力ギヤ50が0のとき出力ギヤ54は1回転)を有するため、苗植付爪16の揺動に対してカム22・24は常に一定回転状態となって、無理のないカム22・24形状で左右爪体20・21の開閉や苗押出部材64のスムーズな押出し動作を可能とさせることができる。 【0020】 つまり、第1及び第2ロータリケース17・18の回転中にあっても揺動アーム44が例えば揺動停止状態のとき、カム軸53が1回転するのに対し首振り軸49は回転を0とさせて、苗植付爪16の首振り停止状態を維持させるもので、本実施例の如く溝カム19のカム作用で揺動アーム44が往復揺動するとき、カム軸53に1回転を維持させながら首振り軸49は揺動アーム44の揺動応じた一定角度分回動し苗植付爪16を首振りさせる。 【0021】 そして、ガイドローラ26などを介し左右方向にスライド自在に支持する苗載台14を進行方向に対し機体中央部に配設させ、取出位置付近で苗トレイ15は略垂直姿勢に保持して苗トレイ15の開口取出側を後方に臨ませ、苗載台14後方に配置させる苗植付装置10の苗植付爪16を後方下側より略水平に苗トレイ15のポット内に突入させて苗Nの取出しを行うもので、図3、図10、図14乃至図17に示す如く、第1ロータリケース17が入力軸31を中心として反時計方向(実線矢印方向)に1回転するとき、第2ロータリケース18を出力軸43を中心として時計方向(破線矢印方向)に2回転させ、軸43を中心としたケース18の回転中は出力軸53を図11に示す如き略3角形の基本軌跡Kで運動させ、この運動中ケース17に受軸28に設ける首振り用溝カム19と揺動アーム44の相対変化でもって苗植付爪16に首振り動作を行わせて、植付軌跡Aで苗植付爪16を上下連動させ、苗トレイ15から苗Nを取出してから圃場の畝面Mに植付けるまでの一連の植付作業を単一の苗植付爪16で行うものである。 【0022】 また、前記植付軌跡Aは上部の苗取出位置及び下部の苗植付位置で前方及び下方に突出させ、苗取出位置から苗植付位置中間までの間では後方に緩やかな下り傾斜に、苗植付位置より苗取出位置までの中間では略垂直に、中間位置より苗取出位置までの間では略水平より前上り傾斜に形成して、略垂直の苗トレイ15に対し苗トレイ15の下側より苗植付爪16が近づいて、爪16で苗を傷つけることなく苗Nを後方に抜出し、抜出した苗Nは爪16の下側後方への移動によって苗トレイ15上方の苗Nを乱すことなくスムーズに苗トレイ15より離れて、苗Nの植付付近では苗姿勢を略垂直とさせた良好な苗Nの植付けを行うように構成している。 【0023】 この結果、第1ロータリケース17が時計方向に1回転、第2ロータリケース18が反時計方向に2回転するとき各苗植付爪16は植付軌跡Aの1つのループを形成させ、180度位相を異ならせる苗植付爪16によって2回の植付けが行われるもので、図14の苗植付爪16位置を植付軌跡Aの0゜及び180゜状態とし、これより第1ロータリケース17を時計方向に45゜、第2ロータリケース18を反時計方向に90゜回転させるとき図15に示す如く、苗植付爪16は軌跡A上を反時計回りに移動し、0゜及び180゜位置より45゜及び225゜位置に変化し、さらに第1ロータリケース17を90゜或いは135゜、第2ロータリケース18を180゜或いは270゜まで回転させるときには図16、図17に示す如く、苗植付爪16は90゜・270゜或いは135゜・315゜位置まで変化し、第1ロータリケース17を1回転、第2ロータリケース18を2回転させるとき図17の状態に戻り、第1ロータリケース17の1回転、第2ロータリケース18の1回転によって1つの苗植付爪16が1つの植付軌跡Aのループを完了するものである。 【0024】 斯る苗植付爪16の軌跡Aに沿う運動中苗植付爪16が苗取出位置直前となるとき、左右爪体20・21を開いて苗トレイ15に突入させて左右爪体20・21の閉時に苗Nを挾持し、苗植付爪16が最下動の植付位置となるとき、左右爪体20・21を開いて苗Nを開放した後に苗押出部材64を下動させて苗Nを爪体20・21より押出して圃場に植付けるものである。 【0025】 そして、機体進行方向に対し前側に苗載台14を、後側に苗植付爪16を配設させ、側面視で左側の苗載台14に対し右側の苗植付爪16を反時計方向の回転軌跡Aで運動させて、苗植付爪16による苗取出し時には苗Nを爪16で傷つけることなく良好に爪16を苗トレイ15に突入させ、苗トレイ15より苗抜出し時には上方の苗Nを乱すことなくスムーズに苗Nを抜出して苗取出し精度を向上させることができる。 【0026】 また、中央の回転軸である入力軸31を中心として回転する第1ロータリ部材である第1ロータリケース17の出力軸39に第2ロータリ部材である第2ロータリケース18の基端を連結させると共に、第2ロータリケース18の先端出力軸である首振り軸49に苗植付爪16を取付け、首振り軸49を中心として苗植付爪16を揺動させて苗植付爪16先端を苗植付軌跡Aで移動させて、第1ロータリケース17の1回転時に第2ロータリケース18を介する2つの苗植付爪16で2回の苗植付けを行って高速植付作業を容易に可能とさせることができる。 【0027】 さらに、第2ロータリケース18の首振り軸49(カム軸53)を中心として苗植付爪16を揺動させる首振りカムである溝カム19を第1ロータリケース17の中央に設けて、苗取出し及び苗植付けに最適の苗植付爪16の首振りを容易に可能とさせて植付作業性を向上させることができる。 【0028】 また、中央の入力軸31を中心として回転する第1ロータリケース17と、第1ロータリケース17両端の出力軸39に基端を連結させる第2ロータリケース18と、第2ロータリケース18先端の首振り軸49に取付けて首振り軸49を中心に揺動させることにより、苗植付軌跡Aで移動させる苗植付爪16とを設けると共に、苗植付爪16に挾持する苗Nの押出しを行う苗押出部材64の押出カム24を苗植付爪16のロータリケース17・18とは反対側位置に配設させて、第1及び第2ロータリケース17・18や苗植付爪16の左右幅方向の取付寸法に影響を与えることなく簡単に押出カム24を組込んで、コンパクト且つ着脱容易な構造のもので苗Nの確実な押出しを可能とさせて苗植付精度を向上させることができる。 【0029】 また、左右の苗植付爪16を開閉動作させる爪開閉カム22を苗植付爪16のロータリケース17・18とは反対側位置に配設させて、第1及び第2ロータリケース17・18や苗植付爪16の左右幅方向の取付寸法に影響を与えることなく簡単に開閉カム22を組込んで、コンパクト且つ着脱容易な構造のもので苗植付爪16の確実な開閉を可能とさせて苗植付精度を向上させることができる。 【0030】 ところで、図4にも前記受軸28はブラケット27に取付ボルト78を介し取外し或いは交換自在に固定させ、図18、図19に示す如き溝カム19の一部を切欠部79に設けて、カム開放部80を有する受軸81とに交換可能とさせるもので、前記ブラケット27に受軸81を装着時にあっては、苗植付爪16の苗取出位置のとき、揺動アーム44のローラ47の当接する溝カム19の外周下側の略90度範囲を切欠いて切欠部79に形成し、前記揺動アーム24と第1ロータリケース17間にローラ47を溝カム19の内周面側に常時圧接させる捩りコイルバネ82を介設させている。 【0031】 そして、苗取出位置の苗植付爪16の先端が異物83に干渉し、苗植付爪16に上方向(1)の力が作用するとき、各ギヤ50・52・48を(2)(3)(4)の方向に回転させ、揺動アーム44をバネ82力に抗し反時計方向(5)に回転させて、苗植付爪16が異物83と干渉した場合に破損を防止するもので、前記受軸28の溝カム19の場合苗植付爪16が異物83と干渉した場合でも揺動アーム44の反時計方向(5)の回転は規制されるが、受軸81の場合揺動アーム44に反時計方向(5)の回転力が加わるとき、開放部80によって溝カム19の規制を受けることなく揺動アーム44が反時計方向(5)に回転して、苗植付爪16が異物83と干渉した場合の破損などを容易に防止することができる。 【0032】 上記から明らかなように、ロータリケース17・18に2つの苗植付爪16を取付けたロータリケース17・18の回転時に苗植付爪16で苗載台14より苗Nを取出し圃場に植付ける野菜移植機において、ロータリケース17・18の回転時に苗植付爪16を揺動させる揺動規制機構であるカム19を設けると共に、苗植付時の苗植付爪16と異物83との干渉時にカム19の規制を解除させる規制解除部であるカム開放部80を設けたことによって、苗植付爪16による苗Nの植付け時に苗植付爪16が石など異物83に干渉した場合には、苗植付爪16の揺動規制を解除させ苗植付爪16を自由状態とさせて、苗植付爪16を破損など事故より防止することができる。 【0033】 また、ロータリケース17・18の回転時に苗植付爪16を揺動させる首振りカム19を設けると共に、苗植付時に苗植付爪16と異物83との干渉時にカム19による揺動規制を解除させるカム開放部80を設けたことによって、苗植付爪16による苗Nの植付け時に苗植付爪16が石などの異物83に干渉した場合でも、カム開放物80によって苗植付爪16が上方向に逃げて破損するなどの事故を防止して、植付性能を安定維持させることができる。 【0034】 また、首振りカムを溝カム19で形成し、苗植付爪16を首振りさせる揺動アーム44のローラ47を溝カム19に嵌合案内させると共に、溝カム19の切欠部79を開放部80に設けたことによって、溝カム16を切欠くだけの簡単な構成のもので植付性能を容易に安定維持させることができる。 【0035】 【発明の効果】 以上実施例から明らかなように本発明は、ロータリ部材17・18に2つの苗植付爪16を取付けたロータリ部材17・18の回転時に苗植付爪16で苗載台14より苗Nを取出し圃場に植付ける野菜移植機において、ロータリ部材17・18の回転時に苗植付爪16を揺動させる揺動規制機構19を設けると共に、苗植付時の苗植付爪16と異物83との干渉時に揺動規制機構19の規制を解除させる規制解除部80を設けたものであるから、苗植付爪16による苗Nの植付け時に苗植付爪16が石など異物83に干渉した場合などには、苗植付爪16の揺動規制を解除させ苗植付爪16を自由状態とさせて、苗植付爪16を破損など事故より防止することができるものである。 【0036】 また、ロータリ部材17・18の回転時に苗植付爪16を揺動させる首振りカム19を設けると共に、苗植付時に苗植付爪16と異物83との干渉時にカム19による揺動規制を解除させるカム開放部80を設けたものであるから、苗植付爪16による苗Nの植付け時に苗植付爪16が石などの異物83に干渉した場合でも、カム開放物80によって苗植付爪16が上方向に逃げて破損するなどの事故を防止して、植付性能を安定維持させることができるものである。 【0037】 また、首振りカムを溝カム19で形成し、苗植付爪16を首振りさせる揺動アーム44のローラ47を溝カム19に嵌合案内させると共に、溝カム19の切欠部79を開放部80に設けたものであるから、溝カム16を切欠くだけの簡単な構成のもので植付性能を容易に安定維持させることができるものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】全体側面図。 【図2】植付部の側面図。 【図3】苗植付爪部の側面図。 【図4】ロータリケースの断面図。 【図5】苗植付爪の駆動説明図。 【図6】揺動カム部の説明図。 【図7】溝カム部の説明図。 【図8】植付爪部の平面説明図。 【図9】苗押出部材の説明図。 【図10】苗植付爪の軌跡の説明図。 【図11】ロータリケースの側面説明図。 【図12】苗植付爪の側面説明図。 【図13】苗植付爪の側面説明図。 【図14】苗植付爪の0゜、180゜位置の説明図。 【図15】苗植付爪の45゜、225゜位置の説明図。 【図16】苗植付爪の90゜、270゜位置の説明図。 【図17】苗植付爪の135゜、315゜位置の説明図。 【図18】開放部を有する受軸の説明図。 【図19】苗植付爪の異物干渉説明図。 【符号の説明】 14 苗載台 16 苗植付爪 17・18 ロータリケース(ロータリ部材) 19 溝カム(首振りカム) 44 揺動アーム 47 ローラ 79 切欠部 80 開放部 83 異物 N 苗
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市北区茶屋町1番32号
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| 【出願日】 |
平成15年3月20日(2003.3.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2004−283040(P2004−283040A) |
| 【公開日】 |
平成16年10月14日(2004.10.14) |
| 【出願番号】 |
特願2003−77050(P2003−77050) |
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