| 【発明の名称】 |
移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】宗好 紀彦 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株式会社内
【氏名】吉田 美徳 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】畦8の端から1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の同時植付けを可能となす。
【解決手段】各苗ポット10の下部にリンクプレート22を嵌合し、その各リンクプレート22を連結ピン23により連結すると共に、該リンクプレート22に支点ピン32を介して弁体30を開閉可能に枢支して、多数の苗ポット10を無端状に連結してなるポット連体24を形成し、該ポット連体24はスプロケット28、29を介して左右の植付け開孔器12、13の昇降動作に関連させて回転駆動し、前記ポット連体24を、前記操縦ハンドル6の上方からその一側に張り出すように機体左右方向に長い長円形状に張設し、該ポット連体24の下方に長円状のレール31を設けた構成。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジン(1)及び走行ミッションケース(2)等を搭載する機体フレーム(3)を、左右前輪(4)左右後輪(5)の四輪で支持すると共に、後部に操縦ハンドル(6)を備え、四輪歩行型の走行機体を構成し、玉ねぎの苗(7)を4条植付ける畦(8)を四輪(4)(5)で跨いでそれに沿って走行しながら、給苗部(9)の各苗ポット(10)の下部にリンクプレート(22)を嵌合し、その各リンクプレート(22)を連結ピン(23)により連結すると共に、該リンクプレート(22)に支点ピン(32)を介して弁体(30)を開閉可能に枢支して、多数の苗ポット(10)を無端状に連結してなるポット連体(24)を形成し、該ポット連体(24)は、前記操縦ハンドル(6)の内側にて垂直に立設する駆動軸(25)と従動軸(27)の平行な垂直2軸間に係合体である駆動及び従動スプロケット(28)(29)を介して植付けミッションケース(18)から駆動軸(25)に伝えられる動力でポット連体(24)を植付け部(11)の左右の植付け開孔器(12)(13)の昇降動作に関連させて回転駆動し、前記ポット連体(24)を、前記操縦ハンドル(6)の上方からその一側に張り出すように機体左右方向に長い長円形状に張設し、該ポット連体(24)の下方に長円状のレール(31)を設けると共に、機体後部の給苗部(9)に設けられた前記多数の円筒形の苗ポット(10)へ作業者が手作業で苗(7)を1株ずつ投入して行くことにより、その給苗部(9)下方の植付け部(11)に各条の隣接する2条の条間と同じ間隔で左右に並べて設けられ植付け部(11)の一側に設けられて、植付けミッションケース(18)から伝えられる動力で駆動される駆動機構(19)と、その駆動機構(19)と反対側の植付け部(11)の一側に設けられるガイドレール(20)によって、縦長の楕円軌跡(21)で昇降させ、くちばし形の左右の植付け開孔器(12)(13)を下降時に閉じ、上昇時に開き、左右の植付け開孔器(12)(13)にその最上昇位置で受入れた苗(7)の畦(8)面への植付けを行うようにした植付け開孔器(12)(13)へ給苗部(9)の各苗ポット(10)から、前記弁体(30)が下方に開き自動的に苗(7)が落とされ、左右の植付け開孔器(12)(13)による隣接する2条同時の植付けが行われ、さらに機体後部下方の覆土部(14)に設けられた1条分が左右一対で2条分の覆土輪(15)(16)により、畦(8)に植付けられた苗(7)への覆土及び鎮圧が行われるようにしたことを特徴とする移植機。 【請求項2】 それぞれ連結した苗ポット(10)を長円状に形成してなるポット連体(24)を回転駆動しながら、苗ポット(10)に苗(7)を挿入して、一つの連続したポット連体(24)の移動方向に向かって左右前後で交互に並設配置開口した複数の途切れ部で複数の苗を同時に複数の植付け開孔器(12)(13)内に投入し、該植付け開孔器(12)(13)を畝中へ移動して開いて移植する野菜移植機において、該ポット連体(24)は多数個の苗ポット(10)…と該苗ポット(10)…を連結するポット連結部により構成し、該多数個の苗ポット(10)…はポット連結部の搬送方向の前後両側にリンクプレート(22)…の連結部を配置して隣接する苗ポット(10)…連結部間において一方のリンクプレート(22)…と他方のリンクプレート(22)…とを平面視重複配置し、該一方のリンクプレート(22)…および他方のリンクプレート(22)…の連結部上方より連結ピン(23)…を挿入して互いに回動自在に枢結され、機体フレーム(3)上の左右両側に配置した駆動スプロケット(28)と従動スプロケット(29)にリンクプレート(22)上方の円筒形の苗ポット(10)…の円筒部が係合して巻回し一連の無端体とした長円状に連結し、一連の無端長円状の左右方向の直線部分が前記各スプロケット(28)(29)の前後に構成され、各苗ポット(10)…の苗ポット(10)…連結部間の連結箇所である一方のリンクプレート(22)…および他方のリンクプレート(22)…の下方には、前記多数個の苗ポット(10)…の下面を蓋する弁体(30)…を設け、該弁体(30)の回動支点である回動支持部としての支点ピン(32)、該回動支持部に挿入される支点ピン(32)を搬送方向と直交する水平方向に枢支し、該ポット連体(24)の搬送方向前側に弁体(30)の前部を枢支し、該それぞれの弁体(30)…の後部には左右側の一側にこの弁体(30)を一つの連続した長円形状のレール(31)の搬送方向前後に開口した複数の途切れ部(34a)(34b)で同時に開閉させるためのローラー(33)を搬送方向と同一方向に揺動させ且つローラ(33)を前記弁体(30)に左右ローラ(33a)(33b)として交互に付設し、左右方向に長い前記レール(31)上を旋回転動するようにして移植することを特徴とする野菜移植機。 【請求項3】 長円状に連結した苗ポット(10)を前記操縦ハンドル(6)の内側にて垂直に立設する駆動軸(25)と従動軸(27)の平行な垂直2軸間に係合体である駆動及び従動スプロケット(28)(29)を介して前記ポット連体(24)を、前記操縦ハンドル(6)の上方からその一側に張り出すように、機体左右方向に長い長円形状に張設し、長円状に連結してなるポット連体(24)を回転駆動しながら、苗ポット(10)に苗(7)を挿入して、一つの連続した長円形状のレール(31)の苗ポット(10)の移動方向に向かって左右前後に並設配置開口した複数の途切れ部で複数の苗を同時に複数の植付け開孔器(12)(13)内に投入し、該植付け開孔器(12)(13)を畝中へ移動して開いて移植する野菜移植機において、該ポット連体(24)は多数個の苗ポット(10)とポット連結部により構成し、該多数個の苗ポット(10)はリンクプレート(22)を連結することで無端状にされたポット連体(24)とされ、操縦ハンドル(6)の上方からその一側に張出すように、駆動スプロケット(28)と従動スプロケット(29)を介して機体左右方向に長い長円形状に張設し、各苗ポット(10)を操縦ハンドル(6)の後方に位置する作業者の前から前記植付け部(11)の左右の植付け開孔器(12)(13)の上方を通過させて該左右の植付け開孔器(12)(13)の上方の給苗位置にそれぞれ苗(7)が入った苗ポット(10)が移動したとき、その給苗位置の2本の苗ポット(10)の間に2本の苗ポット(10)が配設されるピッチで回転駆動し、該苗ポット(10)の底部に弁体(30)を設け、該弁体(30)は、回動支点である支点ピン(32)を介して回動自在に連結して、前記ポット連体(24)の下方にそのポット連体(24)に対応する長円状のレール(31)を設けると共に、前記各弁体(30)にレール(31)との接触部である二種類のローラ(33)を交互に設け、前記レール(31)は苗搬送時には、前記各弁体(30)を接触部であるローラ(33)を介して閉保持し、植付け開孔器(12)(13)の上方に対応する二箇所で、前記植付け開孔器(12)(13)に給苗する位置のみ途切れ、且つ、前記レール(31)の途切れ部に対応して左右の植付け開孔器(12)(13)による隣接する2条同時の植付けが行われ、前記各植付け条で選択給苗を行うように、前記各弁体(30)を開くことを特徴とする移植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば玉ねぎの苗を4条用の畦に2条ずつ往復で植付ける移植機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、1条用のロータリーポットと植付け開孔器を2条分2組、走行機体に装備し、苗を2条同時に植付ける移植機があった。 【0003】 【特許文献1】特開平11−187711号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ロータリポットを並設した場合、各ロータリポットから植付け開孔器への給苗位置の間隔が広くなるため、端から1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の同時植付けは行い得ず、端から1条目と3条目及び2条目と4条目の同時植付けが行われているが、端から1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の条間が安定しないため、その隣接する2条を同時に収穫する収穫機での作業が極めて困難になる。また作業者から各ロータリポットへの給苗位置も遠くなり、短株間移植や高速移植に対応し切れず、作業能率が上がり難い等の問題があった。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題を解決するため、本発明は次のようなものとなしている。 即ち、第1の発明は、請求項1に記載したように、エンジン1及び走行ミッションケース2等を搭載する機体フレーム3を、左右前輪4左右後輪5の四輪で支持すると共に、後部に操縦ハンドル6を備え、四輪歩行型の走行機体を構成し、玉ねぎの苗7を4条植付ける畦8を四輪45で跨いでそれに沿って走行しながら、給苗部9の各苗ポット10の下部にリンクプレート22を嵌合し、その各リンクプレート22を連結ピン23により連結すると共に、該リンクプレート22に支点ピン32を介して弁体30を開閉可能に枢支して、多数の苗ポット10を無端状に連結してなるポット連体24を形成し、該ポット連体24は、前記操縦ハンドル6の内側にて垂直に立設する駆動軸25と従動軸27の平行な垂直2軸間に係合体である駆動及び従動スプロケット28、29を介して植付けミッションケース18から駆動軸25に伝えられる動力でポット連体24を植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の昇降動作に関連させて回転駆動し、前記ポット連体24を、前記操縦ハンドル6の上方からその一側に張り出すように機体左右方向に長い長円形状に張設し、該ポット連体24の下方に長円状のレール31を設けると共に、機体後部の給苗部9に設けられた前記多数の円筒形の苗ポット10へ作業者が手作業で苗7を1株ずつ投入して行くことにより、その給苗部9下方の植付け部11に各条の隣接する2条の条間と同じ間隔で左右に並べて設けられ植付け部11の一側に設けられて、植付けミッションケース18から伝えられる動力で駆動される駆動機構19と、その駆動機構19と反対側の植付け部11の一側に設けられるガイドレール20によって、縦長の楕円軌跡21で昇降させ、くちばし形の左右の植付け開孔器12、13を下降時に閉じ、上昇時に開き、左右の植付け開孔器12、13にその最上昇位置で受入れた苗7の畦8面への植付けを行うようにした植付け開孔器12、13へ給苗部9の各苗ポット10から、前記弁体30が下方に開き自動的に苗7が落とされ、左右の植付け開孔器12、13による隣接する2条同時の植付けが行われ、さらに機体後部下方の覆土部14に設けられた1条分が左右一対で2条分の覆土輪15、16により、畦8に植付けられた苗7への覆土及び鎮圧が行われるようにしたことを特徴とするものである。 【0006】 また第2の発明は、請求項2に記載したように、それぞれ連結した苗ポット10を長円状に形成してなるポット連体24を回転駆動しながら、苗ポット10に苗7を挿入して、一つの連続したポット連体24の移動方向に向かって左右前後で交互に並設配置開口した複数の途切れ部で複数の苗を同時に複数の植付け開孔器12、13内に投入し、該植付け開孔器12、13を畝中へ移動して開いて移植する野菜移植機において、該ポット連体24は多数個の苗ポット10…と該苗ポット10…を連結するポット連結部により構成し、該多数個の苗ポット10…はポット連結部の搬送方向の前後両側にリンクプレート22…の連結部を配置して隣接する苗ポット10…連結部間において一方のリンクプレート22…と他方のリンクプレート22…とを平面視重複配置し、該一方のリンクプレート22…および他方のリンクプレート22…の連結部上方より連結ピン23…を挿入して互いに回動自在に枢結され、機体フレーム3上の左右両側に配置した駆動スプロケット28と従動スプロケット29にリンクプレート22上方の円筒形の苗ポット10…の円筒部が係合して巻回し一連の無端体とした長円状に連結し、一連の無端長円状の左右方向の直線部分が前記各スプロケット28、29、の前後に構成され、各苗ポット10…の苗ポット10…連結部間の連結箇所である一方のリンクプレート22…および他方のリンクプレート22…の下方には、前記多数個の苗ポット10…の下面を蓋する弁体30…を設け、該弁体30の回動支点である回動支持部としての支点ピン32、該回動支持部に挿入される支点ピン32を搬送方向と直交する水平方向に枢支し、該ポット連体24の搬送方向前側に弁体30の前部を枢支し、該それぞれの弁体30…の後部には左右側の一側にこの弁体30を一つの連続した長円形状のレール31の搬送方向前後に開口した複数の途切れ部34a、34bで同時に開閉させるためのローラー33を搬送方向と同一方向に揺動させ且つローラ33を前記弁体30に左右ローラ33a、33bとして交互に付設し、左右方向に長い前記レール31上を旋回転動するようにして移植することを特徴とするものである。 【0007】 また第3の発明は、請求項3に記載したように、長円状に連結した苗ポット10を前記操縦ハンドル6の内側にて垂直に立設する駆動軸25と従動軸27の平行な垂直2軸間に係合体である駆動及び従動スプロケット28、29を介して前記ポット連体24を、前記操縦ハンドル6の上方からその一側に張り出すように、機体左右方向に長い長円形状に張設し、長円状に連結してなるポット連体24を回転駆動しながら、苗ポット10に苗7を挿入して、一つの連続した長円形状のレール31の苗ポット10の移動方向に向かって左右前後に並設配置開口した複数の途切れ部で複数の苗を同時に複数の植付け開孔器12、13内に投入し、該植付け開孔器12、13を畝中へ移動して開いて移植する野菜移植機において、該ポット連体24は多数個の苗ポット10とポット連結部により構成し、該多数個の苗ポット10はリンクプレート22を連結することで無端状にされたポット連体24とされ、操縦ハンドル6の上方からその一側に張出すように、駆動スプロケット28と従動スプロケット29を介して機体左右方向に長い長円形状に張設し、各苗ポット10を操縦ハンドル6の後方に位置する作業者の前から前記植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の上方を通過させて該左右の植付け開孔器12、13の上方の給苗位置にそれぞれ苗7が入った苗ポット10が移動したとき、その給苗位置の2本の苗ポット10の間に2本の苗ポット10が配設されるピッチで回転駆動し、該苗ポット10の底部に弁体30を設け、該弁体30は、回動支点である支点ピン32を介して回動自在に連結して、前記ポット連体24の下方にそのポット連体24に対応する長円状のレール31を設けると共に、前記各弁体30にレール31との接触部である二種類のローラ33を交互に設け、前記レール31は苗搬送時には、前記各弁体30を接触部であるローラ33を介して閉保持し、植付け開孔器12、13の上方に対応する二箇所で、前記植付け開孔器12、13に給苗する位置のみ途切れ、且つ、前記レール31の途切れ部に対応して左右の植付け開孔器12、13による隣接する2条同時の植付けが行われ、前記各植付け条で選択給苗を行うように、前記各弁体30を開くことを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0008】 以上実施例から明らかなように本発明の移植機によれば次のような効果が得られる。 先ず請求項1記載のものによれば、次のa〜fの構成、即ち、 a: エンジン1及び走行ミッションケース2等を搭載する機体フレーム3を、左右前輪4左右後輪5の四輪で支持すると共に、後部に操縦ハンドル6を備えたこと、 及び、四輪歩行型の走行機体を構成し、玉ねぎの苗7を4条植付ける畦8を四輪45で跨いでそれに沿って走行しながら畦8面への植付けを行うこと、 b: 給苗部9の各苗ポット10の下部にリンクプレート22を嵌合し、その各リンクプレート22を連結ピン23により連結すると共に、該リンクプレート22に支点ピン32を介して弁体30を開閉可能に枢支して、多数の苗ポット10を無端状に連結してなるポット連体24を形成したこと、 c: ポット連体24は、前記操縦ハンドル6の内側にて垂直に立設する駆動軸25と従動軸27の平行な垂直2軸間に係合体である駆動及び従動スプロケット28、29を介して装着され且つ、植付けミッションケース18から駆動軸25に伝えられる動力で植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の昇降動作に関連させて回転駆動され且つ、前記操縦ハンドル6の上方からその一側に張り出すように機体左右方向に長い長円形状に張設されたこと、 d: ポット連体24の下方に長円状のレール31を設けたこと、 e: 機体後部の給苗部9に設けられた前記多数の円筒形の苗ポット10へ作業者が手作業で苗7を1株ずつ投入して行くことにより、その給苗部9下方の植付け部11に各条の隣接する2条の条間と同じ間隔で左右に並べて設けられ植付け部11の一側に設けられて、植付けミッションケース18から伝えられる動力で駆動される駆動機構19と、その駆動機構19と反対側の植付け部11の一側に設けられるガイドレール20によって、縦長の楕円軌跡21で昇降させ、くちばし形の左右の植付け開孔器12、13を下降時に閉じ、上昇時に開き、左右の植付け開孔器12、13にその最上昇位置で受入れた苗7の畦8面への植付けを行うようにした植付け開孔器12、13へ給苗部9の各苗ポット10から、前記弁体30が下方に開き自動的に苗7が落とされ、左右の植付け開孔器12、13による隣接する2条同時の植付けが行われること、 f: 機体後部下方の覆土部14に設けられた1条分が左右一対で2条分の覆土輪15、16により、畦8に植付けられた苗7への覆土及び鎮圧が行われるようにしたこと、 から、次のような効果が得られるのであって、 即ち、各苗ポット10から植付け開孔器12、13への給苗位置の間隔を極めて短い間隔に設定でき、端から1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の同時植付が可能となり、その隣接する2条の条間を安定させることができ、収穫機での作業が行い易くなるのであり、また作業者から各苗ポット10への給苗位置を接近させることができ、短株間移植や高速移植でも適正に対応させることができ、高い作業能率が得られる。 そして、特に上記b及びcの構成から、ポット連体24の各苗ポット10が駆動及び従動スプロケット28、29により左右の植付け開孔器12、13の昇降動作に関連して確実に回転駆動されるものとなり、また二人の作業者によりポット連体24の各苗ポット10に苗7を投入する処理が支障なく行えるようになるのである。 【0009】 また請求項2記載のものによれば、次のa〜cの構成、即ち、 a: それぞれ連結した苗ポット10を長円状に形成してなるポット連体24を回転駆動しながら、苗ポット10に苗7を挿入して、一つの連続したポット連体24の移動方向に向かって左右前後で交互に並設配置開口した複数の途切れ部で複数の苗を同時に複数の植付け開孔器12、13内に投入し、該植付け開孔器12、13を畝中へ移動して開いて移植する野菜移植機であること、 b: ポット連体24は多数個の苗ポット10…と該苗ポット10…を連結するポット連結部により構成してあること、 c: 多数個の苗ポット10…はポット連結部の搬送方向の前後両側にリンクプレート22…の連結部を配置して隣接する苗ポット10…連結部間において一方のリンクプレート22…と他方のリンクプレート22…とを平面視重複配置し、該一方のリンクプレート22…および他方のリンクプレート22…の連結部上方より連結ピン23…を挿入して互いに回動自在に枢結され、機体フレーム3上の左右両側に配置した駆動スプロケット28と従動スプロケット29にリンクプレート22上方の円筒形の苗ポット10…の円筒部が係合して巻回し一連の無端体とした長円状に連結し、一連の無端長円状の左右方向の直線部分が前記各スプロケット28、29の前後に構成され、各苗ポット10…の苗ポット10…連結部間の連結箇所である一方のリンクプレート22…および他方のリンクプレート22…の下方には、前記多数個の苗ポット10…の下面を蓋する弁体30…を設け、該弁体30の回動支点である回動支持部としての支点ピン32、該回動支持部に挿入される支点ピン32を搬送方向と直交する水平方向に枢支し、該ポット連体24の搬送方向前側に弁体30の前部を枢支し、該それぞれの弁体30…の後部には左右側の一側にこの弁体30を一つの連続した長円形状のレール31の搬送方向前後に開口した複数の途切れ部34a、34bで同時に開閉させるためのローラー33を搬送方向と同一方向に揺動させ且つローラ33を前記弁体30に左右ローラ33a、33bとして交互に付設し、左右方向に長い前記レール31上を旋回転動するようにしてあること、 から、次のような効果が得られるのであって、 即ち、各苗ポット10から植付け開孔器12、13への給苗位置の間隔を極めて短い間隔に設定でき、端から1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の同時植付が可能となり、その隣接する2条の条間を安定させることができ、収穫機での作業が行い易くなるのであり、また作業者から各苗ポット10への給苗位置を接近させることができ、短株間移植や高速移植でも適正に対応させることができ、高い作業能率が得られる。 そして、特に上記cの項に記載されているように、多数個の苗ポット10…は機体フレーム3上の左右両側に配置した駆動スプロケット28と従動スプロケット29にリンクプレート22上方の円筒形の苗ポット10…の円筒部が係合して巻回し一連の無端体とした長円状に連結した構成としてあることから、多数個の苗ポット10…は駆動スプロケット28と従動スプロケット29で的確に送り移動されるものとなり、また回動支持部に挿入される支点ピン32を搬送方向と直交する水平方向に枢支した構成としたことから、ポット連体24の回転変位に関連して弁体30…が的確に開閉動作されるものとなる。 【0010】 また請求項3記載のものによれば、次のa〜dの構成、即ち、 a: 長円状に連結した苗ポット10を前記操縦ハンドル6の内側にて垂直に立設する駆動軸25と従動軸27の平行な垂直2軸間に係合体である駆動及び従動スプロケット28、29を介して前記ポット連体24を、前記操縦ハンドル6の上方からその一側に張り出すように、機体左右方向に長い長円形状に張設し、長円状に連結してなるポット連体24を回転駆動しながら、苗ポット10に苗7を挿入して、一つの連続した長円形状のレール31の苗ポット10の移動方向に向かって左右前後に並設配置開口した複数の途切れ部で複数の苗を同時に複数の植付け開孔器12、13内に投入し、該植付け開孔器12、13を畝中へ移動して開いて移植する野菜移植機であること、 b: ポット連体24は多数個の苗ポット10とポット連結部により構成し、該多数個の苗ポット10はリンクプレート22を連結することで無端状にされたポット連体24とされ、操縦ハンドル6の上方からその一側に張出すように、駆動スプロケット28と従動スプロケット29を介して機体左右方向に長い長円形状に張設し、各苗ポット10を操縦ハンドル6の後方に位置する作業者の前から前記植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の上方を通過させて該左右の植付け開孔器12、13の上方の給苗位置にそれぞれ苗7が入った苗ポット10が移動したとき、その給苗位置の2本の苗ポット10の間に2本の苗ポット10が配設されるピッチで回転駆動すること、 c: 苗ポット10の底部に弁体30を設け、該弁体30は、回動支点である支点ピン32を介して回動自在に連結して、前記ポット連体24の下方にそのポット連体24に対応する長円状のレール31を設けると共に、前記各弁体30にレール31との接触部である二種類のローラ33を交互に設けたこと、 d: 前記レール31は苗搬送時には、前記各弁体30を接触部であるローラ33を介して閉保持し、植付け開孔器12、13の上方に対応する二箇所で、前記植付け開孔器12、13に給苗する位置のみ途切れ、且つ、前記レール31の途切れ部に対応して左右の植付け開孔器12、13による隣接する2条同時の植付けが行われ、前記各植付け条で選択給苗を行うように、前記各弁体30を開く構成としたこと、 から、次のような効果が得られるのであって、 即ち、各苗ポット10から植付け開孔器12、13への給苗位置の間隔を極めて短い間隔に設定でき、端から1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の同時植付が可能となり、その隣接する2条の条間を安定させることができ、収穫機での作業が行い易くなるのであり、また作業者から各苗ポット10への給苗位置を接近させることができ、短株間移植や高速移植でも適正に対応させることができ、高い作業能率が得られる。 そして、特に上記bの項に記載したように、ポット連体24は左右の植付け開孔器12、13の上方の給苗位置にそれぞれ苗7が入った苗ポット10が移動したとき、その給苗位置の2本の苗ポット10の間に2本の苗ポット10が配設されるピッチで回転駆動する構成としたことから、苗ポット10は作業者による苗7の投入が的確に行えるものとなると共に左右の植付け開孔器12、13が1条目と2条目及び3条目と4条目の隣接する2条の同時植付に適する間隔に位置されるものとなるほか、各苗ポット10内に投入された苗7がそれぞれの植付け開孔器12、13に確実に供給されるものとなる。 【0011】 さらには、請求項1〜3に記載したようにレール31を設けることにより、簡単な構造で各苗ポット10から植付け開孔器12、13への給苗を適正に行うことができるのであり、また請求項2及び3に記載したようにレール31及びローラ33を設けたことにより、ポット連体24の回転駆動を振動や騒音を押さえて円滑に行うことができると共に、ローラ33が重りの役目を果たし、各弁体30の開きを速く、かつ安定させることができ、短株間移植や高速移植に対応できるのである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は玉ねぎ移植機の全体平面図、図2は同全体側面図であり、本実施例の玉ねぎ移植機は、エンジン1及び走行ミッションケース2等を搭載する機体フレーム3を、左右前輪4と左右後輪5の四輪で支持すると共に、後部に操縦ハンドル6を備え、四輪歩行型の走行機体を構成し、玉ねぎの苗7を4条(進行方向に向かって右からA条、B条、C条、D条という)植付ける畦8を四輪4、5で跨いでそれに沿って走行しながら、機体後部の給苗部9に設けられた多数の円筒形の苗ポット10へ作業者が手作業で苗7を1株ずつ投入して行くことにより、その給苗部9下方の植付け部11にA条とB条及びC条とD条の隣接する2条の条間と同じ間隔で左右に並べて設けられた植付け開孔器12、13へ給苗部9の各苗ポット10から自動的に苗7が落とされ、左右の植付け開孔器12、13による隣接する2条同時の植付けが行われ、さらに機体後部下方の覆土部14に設けられた1条分が左右一対で2条分の覆土輪15、16により、畦8に植付けられた苗7への覆土及び鎮圧が行われる。 【0013】 図3乃至図6及び図8に示すように、前記植付け部11の左右の植付け開孔器12、13は、連結ロッド17により連結されて一つの植付けユニットに構成され、植付け部11の一側に設けられて、植付けミッションケース18から伝えられる動力で駆動される駆動機構19と、その駆動機構19と反対側の植付け部11の一側に設けられるガイドレール20によって、縦長の楕円軌跡21で昇降させ、くちばし形の左右の植付け開孔器12、13を下降時に閉じ、上昇時に開き、左右の植付け開孔器12、13にその最上昇位置で受入れた苗7の畦8面への植付けを行うように構成している。 【0014】 図7乃至図10に示すように、前記給苗部9の各苗ポット10は、その苗ポット10下部にリンクプレート22を嵌合し、多数の各苗ポット10…を機体左右方向に長い長円形状に形成するようにその各苗ポット10…下部に嵌合した各リンクプレート22…を連結する連結ピン23により連結して、多数の苗ポット10…を無端状に連結してなるポット連体24を形成するもので、前記操縦ハンドル6の内側にて垂直に立設する駆動軸25と、前記操縦ハンドル6からこの一側に突出支持させるテンションフレーム26の内側にて垂直に立設する従動軸27の平行な垂直2軸間に係合体である駆動スプロケット28及び従動スプロケット29を介して前記苗ポット10を多数連結したポット連体24を、前記操縦ハンドル6の上方からその一側に張り出すように、機体左右方向に長い長円形状に張設し、植付けミッションケース18から駆動軸25に伝えられる動力でポット連体24を図7の矢印方向に、植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の昇降動作に関連させて間欠的に回転駆動し、各苗ポット10を操縦ハンドル6の後方に位置する作業者の前から前記植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の上方を通過させて再び操縦ハンドル6の後方に位置する作業者の前に戻るように移動させ、操縦ハンドル6の後方に位置する作業者一人、或いはその作業者と操縦ハンドル6の一側に張り出すポット連体24の後方に位置する作業者二人で、各苗ポット10に苗7を投入するように構成している。 【0015】 また、前記ポット連体24の各苗ポット10の底部に一端をリンクプレート22に支点ピン32を介して開閉回動自在に連結した弁体30を設けると共に、前記ポット連体24の下方にそのポット連体24に対応する長円形状のレール31を設けるもので、前記各弁体30は、その各弁体30の他端一側に前記レール31との接触部であるローラ33を回転自在に取付け、植付け部11の左右の植付け開孔器12、13に対する給苗時以外の苗7搬送時に、各弁体30をローラ33を介して閉保持するように構成している。 【0016】 また、各苗ポット10の移動方向に向かって各弁体30の他端左側に取付けるローラ33aと他端右側に取付けるローラ33bの二種類を交互に設ける一方、前記レール31には植付け部11の左右の植付け開孔器12、13の上方に対応する二箇所に途切れ部34a、34bを設け、左の植付け開孔器12、13の上方に対応する箇所に設けた一方の途切れ部34aで、一方のローラ33aによる弁体30のみの閉保持を解除してその弁体30を下方に開き、その弁体30を取付けた苗ポット10内の苗7を左の植付け開孔器12に落とし込み、右の植付け開孔器13の上方に対応する箇所に設けた他方の途切れ部34bで、他方のローラ33bによる弁体30のみの閉保持を解除してその弁体30を下方に開き、その弁体30を取付けた苗ポット10内の苗7を右の植付け開孔器13に落とし込み、左右の植付け開孔器12、13への選択給苗を行うように構成している。 【0017】 そして、左右の植付け開孔器12、13の上方の給苗位置にそれぞれ苗7が入った苗ポット10が移動したとき、その給苗位置の2本の苗ポット10の間に2本の苗ポット10が配設されるピッチで、前記ポット連体24は多数の苗ポット10を連結してなり、そのポット連体24を苗ポット2本分ずつ間欠的に回転駆動し、空の苗ポット10が給苗位置に移動しないように構成している。 【0018】 また、各途切れ部34a、34bの終端部には、その途切れ部34a、34bで閉保持が解除された弁体30のローラ33a、33bをレール31の上面に乗り上げさせる登り傾斜のガイド部35a、35bを設けている。 而して、植付け部11の左右の植付け開孔器12、13が最上昇位置に移動するタイミングに合わせてポット連体24の各苗ポット10をレール31の途切れ部34a、34bに間欠移動させ、最上昇位置の左右の植付け開孔器12、13に対して給苗を行うものである。 【0019】 図11乃至図13に示す如く、前記覆土部14の左右一対で左右に2組に設ける覆土輪15、16は、スイングフレーム50、覆土フレーム51を介して操縦ハンドル6の支持フレーム52に連結させたもので、覆土フレーム51略中央の後部フレーム53にスイングフレーム50の中央フレーム50aを下部支点軸54を介して左右揺動自在に支持させ、畦8の中央部に対して左右両側に下り傾斜に形成する畦面8aに、覆土輪15、16を常に沿わせる状態に接地させると共に、覆土フレーム51に立設させるアーム55に対し、アーム55より左右外側に配置させる左右の規制体56をスイングフレーム50に設け、スイングフレーム50の一定以上の揺動を規制体56で規制するように構成している。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】玉ねぎ移植機の全体平面図 【図2】玉ねぎ移植機の全体側面図 【図3】植付け開孔器の外観図 【図4】植付け部の側面図 【図5】植付け部の平面図 【図6】植付け開孔器の昇降軌跡図 【図7】給苗部の平面図 【図8】給苗部の給苗位置の背面図 【図9】給苗部の給苗位置の拡大背面図 【図10】給苗部の給苗位置の拡大平面図 【図11】覆土部の背面図 【図12】覆土部の側面図 【図13】覆土部の拡大背面図 【符号の説明】 【0021】 1 エンジン 2 走行ミッションケース 3 機体フレーム 4 前輪 5 後輪 6 操縦ハンドル 7 苗 8 畦 9 給苗部 10 苗ポット 11 植付け部 12 植付け開孔器 13 植付け開孔器 14 覆土部 15 覆土輪 16 覆土輪 18 植付けミッションケース 19 駆動機構 20 ガイドレール 21 楕円軌跡 22 リンクプレート 23 連結ピン 24 ポット連体 25 駆動軸 27 従動軸 28 スプロケット 29 スプロケット 30 弁体 31 レール 32 支点ピン 33 ローラー 33a 左ローラー 33b 右ローラー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社 【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
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| 【出願日】 |
平成16年4月15日(2004.4.15) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−201697(P2004−201697A) |
| 【公開日】 |
平成16年7月22日(2004.7.22) |
| 【出願番号】 |
特願2004−120563(P2004−120563) |
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