| 【発明の名称】 |
苗すくい板ホルダー |
| 【発明者】 |
【氏名】北井 浩昭 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】木村 浩人 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】中尾 康也 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】蔵野 淳次 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】非作業時における取り扱いを便利に行える苗すくい板ホルダーを提供する。
【解決手段】複数の苗すくい板26を重ね合わせ状態で収容する苗すくい板ホルダーであって、複数の苗すくい板26を収容保持する本体30に、田植機に対して着脱自在に装着するための着脱部31を装備させて構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の苗すくい板を重ね合わせ状態で収容する苗すくい板ホルダーであって、複数の苗すくい板を収容保持する本体に、田植機に対して着脱自在に装着するための着脱部を装備させて構成してある苗すくい板ホルダー。 【請求項2】 前記着脱部が、田植機の予備苗のせ台装置に対して係脱により着脱するものである請求項1記載の苗すくい板ホルダー。 【請求項3】 前記着脱部が、それ自身及び本体の弾性で弾性的に着脱するものである請求項1又は2記載の苗すくい板ホルダー。 【請求項4】 左右対称に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の苗すくい板ホルダー。 【請求項5】 前記本体が、苗すくい板の先端の幅よりも小なる間隔を隔てて位置して斜め下方に向かって差し込まれた苗すくい板の先端の左右2箇所を受け止め支持する左右一対の安定受け止め部を備えたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の苗すくい板ホルダー。 【請求項6】 前記着脱部が左右一対で、予備苗のせ台装置の載せ板に係止することにより本体を載せ板の下方に位置させる状態で吊り支持するものである請求項1〜5のいずれか1項に記載の苗すくい板ホルダー。 【請求項7】 前記本体が、苗すくい板を載置する前後向き姿勢の左右一対の第1線材部と、これら第1線材部の後端同士を繋ぐ状態で苗すくい板を載置する左右向き姿勢の第2線材部と、苗すくい板の浮き上がりを防止する前後向き姿勢の左右一対の第3線材部と、第1線材部の前端と第3線材部の前端とを繋ぐ状態で苗すくい板先端部を受け止め支持する左右一対の第4線材部とを備える状態に線材を折り曲げて構成され、前記着脱部が、前記第1線材部を載置支持する左右向き姿勢の前後一対の第6線材部と、これらの左右端それぞれから立ち上がって上端に係止部を連設する第7線材部とを備える状態に線材から構成され、前記第1線材部と第6線材部とを溶接で接合させてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の苗すくい板ホルダー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、田植機に装着されて、複数の苗すくい板を重ね合わせ状態で収容する苗すくい板ホルダーに関する。 【0002】 【従来の技術】 従来では、走行機体に立設した支柱に、複数の苗すくい板を左右重ね合わせ状態で収容する苗すくい板ホルダーを固定設置した技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。 【0003】 【特許文献1】 特開平11ー266634号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、上記従来の技術によるときは、苗すくい板ホルダーが走行機体に常設されるため、格納やメンテナンスなど非作業時に邪魔になっていた。 【0005】 本発明の目的は、非作業時における苗すくい板ホルダーの取り扱い性を向上する点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 請求項1に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0007】 〔特徴〕 複数の苗すくい板を重ね合わせ状態で収容する苗すくい板ホルダーであって、複数の苗すくい板を収容保持する本体に、田植機に対して着脱自在に装着するための着脱部を装備させて構成してある点にある。 【0008】 〔作用〕 田植機に対して着脱自在であるから、作業時には装着することにより苗すくい板を収容でき、他方、格納やメンテナンスなどの非作業時には、田植機から外しておくことによりその田植機の格納やメンテナンスなどを邪魔することがない。 【0009】 〔効果〕 従って、非作業時における取り扱いを便利に行える苗すくい板ホルダーを提供できるようになった。 【0010】 請求項2に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0011】 〔特徴〕 上記請求項1に係る本発明による苗すくい板ホルダーにおいて、前記着脱部が、田植機の予備苗のせ台装置に対して係脱により着脱するものである点にある。 【0012】 〔作用〕 予備苗のせ台装置に対して着脱自在であるから、装着状態において、苗を取り扱うものを集約することができる。 【0013】 〔効果〕 従って、苗すくい板を使い勝手の良い状態で収納保持できるようになった。 【0014】 請求項3に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0015】 〔特徴〕 上記請求項1や2に係る本発明による苗すくい板ホルダーにおいて、前記着脱部が、それ自身及び本体の弾性で弾性的に着脱するものである点にある。 【0016】 〔作用〕 弾性的に着脱するものであるから、容易に着脱することができる。 しかも、それ自体の弾性で着脱するから、スプリングなど別途弾性部材が不要である。 【0017】 〔効果〕 従って、着脱作業性に優れ、しかも、構造簡単・安価に実施できる苗すくい板ホルダーを提供できるようになった。 【0018】 請求項4に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0019】 〔特徴〕 上記請求項1や2,3に係る本発明による苗すくい板ホルダーにおいて、左右対称に構成されている点にある。 【0020】 〔作用〕 左右対称形であるから、田植機の左右いずれにも着脱することができる。 【0021】 〔効果〕 従って、作業者が扱いやすい箇所に装着できるようになった。 【0022】 請求項5に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0023】 〔特徴〕 上記請求項1や2,3,4に係る本発明による苗すくい板ホルダーにおいて、前記本体が、苗すくい板の先端の幅よりも小なる間隔を隔てて位置して斜め下方に向かって差し込まれた苗すくい板の先端の左右2箇所を受け止め支持する左右一対の安定受け止め部を備えたものである点にある。 【0024】 〔作用〕 左右一対の安定受け止め部で差し込まれた苗すくい板の先端2箇所を受け止め支持するから、苗すくい板を安定良く保持することができる。 【0025】 〔効果〕 従って、苗すくい板の保持性能を向上できるようになった。 【0026】 請求項6に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0027】 〔特徴〕 上記請求項1や2,3,4,5に係る本発明による苗すくい板ホルダーにおいて、前記着脱部が左右一対で、予備苗のせ台装置の載せ板に係止することにより本体を載せ板の下方に位置させる状態で吊り支持するものである点にある。 【0028】 〔作用〕 予備苗のせ台装置の載せ板の下方といった邪魔にならない余った箇所に位置させる状態で吊り支持させるから、空間の有効利用を図りながら設置することができる。 【0029】 〔効果〕 従って、空間的に有利に設置できるようになった。 【0030】 請求項7に係る本発明による苗すくい板ホルダーの特徴・作用・効果は次の通りである。 【0031】 〔特徴〕 上記請求項1や2,3,4,5,6に係る本発明による苗すくい板ホルダーにおいて、前記本体が、苗すくい板を載置する前後向き姿勢の左右一対の第1線材部と、これら第1線材部の後端同士を繋ぐ状態で苗すくい板を載置する左右向き姿勢の第2線材部と、苗すくい板の浮き上がりを防止する前後向き姿勢の左右一対の第3線材部と、第1線材部の前端と第3線材部の前端とを繋ぐ状態で苗すくい板先端部を受け止め支持する左右一対の第4線材部とを備える状態に線材を折り曲げて構成され、前記着脱部が、前記第1線材部を載置支持する左右向き姿勢の前後一対の第6線材部と、これらの左右端それぞれから立ち上がって上端に係止部を連設する第7線材部とを備える状態に線材から構成され、前記第1線材部と第6線材部とを溶接で接合させてある点にある。 【0032】 〔作用〕 苗すくい板を受け止める第1線材部と第6線材部とを溶接で接合させてあるから、苗すくい板の受け止めを確実に行うことができる。 しかも、苗すくい板を受け止める第1線材部と第6線材部とのみを溶接で接合し、着脱部をフリーとしてあるから、着脱部を容易に弾性変形させることができる。 【0033】 〔効果〕 従って、確実に苗すくい板を保持できる一方、容易に着脱することができるようになった。 【0034】 【発明の実施の形態】 田植機は、図1に示すように、乗用型の自走機体1の後部に複数条植え式の苗植付け装置2をリンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧油供給に伴って前記苗植付け装置2を重量に抗して上昇させかつ排油に伴い苗植付け装置2を重量で下降させる油圧シリンダ利用のリフトシリンダ4を設けて構成されている。 【0035】 前記自走機体1は、図2にも示すように、操向用の左右一対の駆動前輪5と左右一対の駆動後輪6とを備えた機体フレーム7の前部にエンジン8と前記駆動前輪5を操向操作するためのステアリングハンドル9とを配置し、前記機体フレーム7の後部に運転座席10を配置し、機体フレーム7に、機体前部からの乗降用の通路を前記エンジン8の左右両側に形成する搭乗ステップ11と後輪フェンダー12とを支持させて構成されている。 【0036】 前記機体フレーム7は、前記エンジン8によりベルト伝動装置13を介して駆動される前後進切り換え自在な静油圧式の無段変速装置14の出力を走行部(前記駆動前輪5及び駆動後輪6)と前記苗植付け装置2とに分配するミッションケース15を設け、このミッションケース15の前部に前記エンジン8を搭載する前フレーム16を連結し、後部に前記運転座席10や後輪フェンダー12を支持する後フレーム17を連結して構成されている。 【0037】 前記苗植付け装置2は、走行に伴って滑走することで圃場の植付け予定面を整地する接地フロート18と、複数の苗を載置した状態で左右に設定ストロークで往復移動する苗のせ台19と、この苗のせ台19の移動に連動して植付け予定面を苗のせ台19からの苗取り出し口との間で循環作動することにより苗のせ台19上の苗を植え付け単量づつ取り出して植付け予定面に植え付ける植付け機構20とを設けて構成されている。 【0038】 また、田植機は、肥料ホッパー21と、この肥料ホッパー21から繰り出された肥料をホース22を介して圧送するための気流を発生させる電動式のブロワ−23とを前記自走機体1に装備させ、走行に伴い圃場に施肥用の溝を形成するとともにホース22を介して圧送されてくる肥料を前記溝に供給する作溝器24を前記苗植付け装置2に取り付けて構成される施肥装置を有する。 【0039】 かつ、前記自走機体1は、複数の苗を載置する左右一対の予備苗のせ台装置25を装備しており、かつ、苗を前記苗植付け装置2の苗のせ台19に供給する場合に用いる苗すくい板26の複数を上下に重ねる状態で載置収容保持する苗すくい板ホルダー27を着脱自在に装備している。 【0040】 前記予備苗のせ台装置25は、図1〜図7に示すように、前記通路の左右外側に位置する状態で前後一対の支柱28を機体フレーム7に連結支持させ、これら支柱28に、左右外側に水平に突出して苗を載置保持する作用姿勢と起立した格納姿勢とに前後向き軸芯x周りで揺動切り換え自在な上下複数段の載せ板29を取り付けて構成されている。 【0041】 前記苗すくい板ホルダー27は、図1〜図7に示すように、後方上方から差し込まれた苗すくい板26を収容保持する本体30と、この本体30を前記予備苗のせ台装置25の載せ板29のうち最下段の作用姿勢の載せ板25にそれの下方に位置する状態で着脱自在に装着するための左右一対の着脱部31とから左右対称の状態に構成されている。 【0042】 詳述すれば、本体30は、左右に苗すくい板26の左右幅よりも小なる左右間隔を隔ててい位置して苗すくい板26を前下がりの状態で載置する前後向き姿勢でかつ前下がり姿勢の左右一対の第1線材部32と、これら第1線材部32の後端同士を繋ぐとともに苗すくい板26の出入り口の下端辺を形成する状態で苗すくい板26を載置する左右向き姿勢の第2線材部33と、左右に苗すくい板26の左右幅よりも小なる左右間隔を隔ててい位置して載置収容させた苗すくい板26の浮き上がりを接当阻止する前後向き姿勢の左右一対の第3線材部34と、前記第1線材部32の前端と第3線材部34の前端との対応するもの同士を繋ぐ状態で苗すくい板26の差込み先端部の左右2箇所を受け止め支持する左右一対の第4線材部35と、前記第3線材部34の後端同士を繋ぐとともに苗すくい板26の出入り口の上端辺を形成する左右向き姿勢の第5線材部36とを備える状態に線材を折り曲げることにより構成されている。なお、前記第1線材部32の左右幅と第3線材部34の左右幅とは等しく、結果として、第4線材部35の左右幅も苗すくい板26の左右幅よりも小さく設定されて第4線材部35が左右一対の安定受け止め部aを形成している。 【0043】 前記着脱部31は、前記第1線材部32を安定載置する左右向き姿勢の前後一対の第6線材部37とこれらの左右両端それぞれから立ち上がって上端に前記載せ板29への吊り用の線材製の係止部38を連設するとともに載置収容させた苗すくい板26の左右位置を接当規制する第7線材部39群とを備える状態に線材から構成されている、 前記係止部38は、前後方向で対向する前記第7線材部39の上端同士を繋ぐ状態の前後向き姿勢の左右一対のものであって、左右一方の係止部38が載せ板29の左右外側端に載置しかつ前記左右外側端に一体連設した苗脱落防止用の立ち上がり部29aに左右外方への移動を阻止されるように係止し、他方の係止部38が載せ板29の基端部に止着した前後一対のフック40に載置しかつ左右方向での移動を阻止されるように係止するのである。また、左右外側に位置する第7線材部39が載せ板29の前後両端に接当するとともに左右内側に位置する第7線材部39がフック40の前後両端に接当することにより載せ板29に対する前後位置を規制されるものである。 【0044】 かつ、前記本体30と着脱部31とは、第1線材部32と第6線材部37とを溶接で接合させることにより固定連結されており、前記着脱部31は、それ自身及び本体30の弾性で弾性的に着脱するものである。 【0045】 従って、苗すくい板ホルダー27が左右対称であるから、左右の予備苗のせ台装置25の最下端の載せ板29にフック40を装着しておくことにより、苗すくい板ホルダー27を左右の予備苗のせ台装置25のいずれにも装着することができるのである。 【0046】 図8の(イ)(ロ)に示すように、前記苗植付け装置2のうち前記苗のせ台19や植付け機構20などを支持するための左右向き姿勢の苗のせ部フレーム41には、走行に伴って圃場を滑走することで圃場面を整地する整地板42が平行四連リンク機構43を介して上下に平行移動自在に支持されており、44は、圃場の凹凸に追従させて整地板42を昇降させるバランスバネである。 【0047】 また、前記植付け機構20への伝動ケース45には、図10、図11に示すように、伝動チェーン46とこれに作用するタイトナー47とが内装されており、このタイトナー47は、伝動ケース45に螺合させた調整用のボルト48によりスプリング49を介して伝動チェーン46を押圧することにより伝動チェーン46の使用に伴う伸びにかかわらずその伝動チェーン46に作用するようになっている。スプリング49でタイトナー46を押圧するには、図10にも示すように、スプリング49自体で直接に押圧しても良いが、図11に示すように、スプリング49にキャップ状のガイド50をかぶせてこのガイド50を介して押圧するようにしても良い。 【図面の簡単な説明】 【図1】田植機の側面図 【図2】田植機要部の平面図 【図3】苗すくい板ホルダの斜視図 【図4】予備苗のせ台装置要部の側面図 【図5】予備苗のせ台装置の平面図 【図6】苗すくい板ホルダの平面図 【図7】予備苗のせ台装置の正面図 【図8】苗植付け装置要部の動作を示す側面図 【図9】苗植付け装置要部の平面図 【図10】伝動ケースの縦断側面図 【図11】伝動ケース要部の縦断側面図 【符号の説明】 26 苗すくい板 30 本体 31 着脱部 25 予備苗のせ台装置 a 安定受け止め部 29 載せ板 32 第1線材部 33 第2線材部 34 第3線材部 35 第4線材部 37 第6線材部 38 係止部 39 第7線材部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成14年9月30日(2002.9.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2004−121039(P2004−121039A) |
| 【公開日】 |
平成16年4月22日(2004.4.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−287212(P2002−287212) |
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