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【発明の名称】 歩行型耕耘機
【発明者】 【氏名】山崎 栄二
【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株式会社内

【要約】 【課題】ロ−タリ耕耘装置に二種の耕耘補助器具を設け、対地作業時に二種の耕耘補助器具も同時に接地させて作業する歩行型耕耘機を、耕耘補助器具装備構造が簡潔で各々の耕耘補助器具が的確に所期性能を発揮して良好な対地作業が行われるものにする。

【解決手段】対地作業時に同時に接地させる二種の耕耘補助器具のうち一方をロ−タリ耕耘装置の機枠に固定又は昇降自在に取付け、それに他方を固定又は着脱自在或いは昇降自在、取付姿勢可変に設けた。また、他方の耕耘補助器具の対地作用部がロ−タリ耕耘装置の耕耘爪回転圏内に存するようにし、また、他方耕耘補助器具の接地作用部がロ−タリ耕耘装置の機枠に取付けられる一方の耕耘補助器具の最下部より上方に位置するようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)によって土耕するロ−タリ耕耘装置(15)を自走車体(14)に連設し、そのロ−タリ耕耘装置(15)に二種類の耕耘補助器具(27)(28)を併設して、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)と二種類の耕耘補助器具(27)(28)を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記二種類の耕耘補助器具(27)(28)のうち一方の第1耕耘補助器具(27)をロ−タリ耕耘装置(15)の機枠に取付けるとともに、他方の第2耕耘補助器具(28)を第1耕耘補助器具(27)に一体的に連設してあることを特徴とする歩行型耕耘機。
【請求項2】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)によって土耕するロ−タリ耕耘装置(15)を自走車体(14)に連設し、そのロ−タリ耕耘装置(15)に二種類の耕耘補助器具(27)(28)を併設して、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)と二種類の耕耘補助器具(27)(28)を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記二種類の耕耘補助器具(27)(28)のうちの第1耕耘補助器具(27)をロ−タリ耕耘装置(15)の機枠に昇降調節自在に取付け、その第1耕耘補助器具(27)に第2耕耘補助器具(28)を一体的に連設して第1耕耘補助器具(27)の昇降調節により第2耕耘補助器具(28)も共に昇降調節されるようにしてあることを特徴とする歩行型耕耘機。
【請求項3】
ロ−タリ耕耘装置(15)の機枠に取付けられる第1耕耘補助器具(27)に一体的に連設する第2耕耘補助器具(28)を、前記第1耕耘補助器具(27)に対して単独に昇降調節できるように設けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歩行型耕耘機。
【請求項4】
ロ−タリ耕耘装置(15)の機枠に取付けられる第1耕耘補助器具(27)に一体的に連設する第2耕耘補助器具(28)を、前記第1耕耘補助器具(27)に対して取付け姿勢可変に設けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歩行型耕耘機。
【請求項5】
ロ−タリ耕耘装置(15)の機枠に取付けられる第1耕耘補助器具(27)に一体的に連設する第2耕耘補助器具(28)を、第1耕耘補助器具(27)に対して取り外し可能に設けてあることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の歩行型耕耘機。
【請求項6】
ロ−タリ耕耘装置(15)に設けられる二種類の耕耘補助器具(27)(28)のうち一方の第1耕耘補助器具(27)が、ロ−タリ耕耘装置(15)の機枠から垂下する支持ア−ム(27A)に尾輪(27B)を支持した耕深設定具に構成され、他方の第2耕耘補助器具(28)が、前記支持ア−ム(27A)から延出する縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を備えた抵抗付与具に構成されている請求項1乃至請求項5に記載の歩行型耕耘機。
【請求項7】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)によって土耕するロ−タリ耕耘装置(15)を自走車体(14)に連設し、そのロ−タリ耕耘装置(15)に同装置の機枠から垂下する支持ア−ム(27A)に尾輪(27B)を支持させた耕深設定具(27)と、前記支持ア−ム(27A)から延出する縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を設けた抵抗付与具(28)とを併設して、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)と耕深設定具(27)及び抵抗付与具(28)を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記耕深設定具(27)の支持ア−ム(27A)を前傾姿勢にして耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)の後側近傍部を通って垂下させてその垂下端部に尾輪(27B)を遊転支持すると共に、その支持ア−ム(27A)の垂下中程部から前記尾輪(27B)の直前部を通って前方斜め下向きに抵抗付与具(28)の縦杆(28a)を延出させて抵抗付与具(28)のすき先体(28b)と耕深設定具(27)の尾輪(27B)とが前後一直線状に位置するようにしてあることを特徴とする歩行型耕耘機。
【請求項8】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)によって土耕するロ−タリ耕耘装置(15)を自走車体(14)に連設し、そのロ−タリ耕耘装置(15)に同装置の機枠から垂下する支持ア−ム(27A)に尾輪(27B)を支持させた耕深設定具(27)と、前記支持ア−ム(27A)から延出する縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を設けた抵抗付与具(28)とを併設して、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)と耕深設定具(27)及び抵抗付与具(28)を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記耕深設定具(27)の支持ア−ム(27A)をロ−タリ耕耘装置(15)の機枠に昇降調節自在に取付け前傾姿勢にして耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)の後側近傍部を通って垂下させてその垂下端部に尾輪(27B)を遊転支持すると共に、支持ア−ム(27A)の垂下中程部から前記尾輪(27B)の直前部を通って前方斜め下向きに前記抵抗付与具(28)の縦杆(28a)を延出させて、抵抗付与具(28)のすき先体(28b)と耕深設定具(27)の尾輪(27B)とを前後一直線状に位置させ、且つ、抵抗付与具(28)のすき先体(28b)を前記尾輪(27B)の最下接地点と同じ高さか又はそれよりも上方に位置させて対地作業するようにしてあることを特徴とする歩行型耕耘機。
【請求項9】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)によって土耕するロ−タリ耕耘装置(15)を自走車体(14)に連設し、そのロ−タリ耕耘装置(15)に同装置の機枠から垂下する支持ア−ム(27A)に尾輪(27B)を支持させた耕深設定具(27)と、前記支持ア−ム(27A)から延出する縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を設けた抵抗付与具(28)とを併設して、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)と耕深設定具(27)及び抵抗付与具(28)を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記支持ア−ム(27A)を前傾姿勢にして耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)の後側近傍部を通って垂下させその垂下端部に尾輪(27B)を遊転支持すると共に、その支持ア−ム(27A)の垂下中程部から前記尾輪(27B)の直前部を通って前方斜め下向きに抵抗付与具(28)の縦杆(28a)を延出させて、支持ア−ム(27A)から前方斜め下向きに伸延する縦杆(28a)の大部分の前縁部と、すき先体(28b)の尖端部とが前記耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)内に入り込み位置した態勢で対地作業を行うようにしてあることを特徴とする歩行型耕耘機。
【請求項10】
耕深設定具(27)の支持ア−ム(27A)から前方斜め下向きに延出する抵抗付与具(28)の縦杆(28a)の延出角度を変更できるようにしてあることを特徴とする請求項7乃至請求項9に記載の歩行型耕耘機。
【請求項11】
耕深設定具(27)の支持ア−ム(27A)に交差状に固設した鞘状支持体(39)に抵抗付与具(28)の縦杆(28a)を挿通し、その縦杆(28a)を鞘状支持体(39)に沿って上下移動することにより支持ア−ム(27A)に対する縦杆(28a)の取付角度を一定に保持したままで抵抗付与具(28)を単独に昇降調節できるようにしてあることを特徴とする請求項7乃至請求項9に記載の歩行型耕耘機。
【請求項12】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)によって土耕するロ−タリ耕耘装置(15)を自走車体(14)に連設し、そのロ−タリ耕耘装置(15)に同装置の機枠から垂下する支持ア−ム(27A)に尾輪(27B)を支持させた耕深設定具(27)と、前記支持ア−ム(27A)から延出する縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を設けた抵抗付与具(28)とを併設して、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)と耕深設定具(27)及び抵抗付与具(28)を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)を自走車体(14)前進時の走行車輪(10)と同方向に回転する爪軸筒(22a)とそれとは逆方向に回転する爪軸筒(22b)とが同芯に並設された部分正逆転ロ−タリ爪軸筒に構成して、その部分正逆転ロ−タリ爪軸筒の耕幅中央部後方位に前記耕深設定具(27)と牽引抵抗付与具(28)とが前後一直線状に位置するようにしてある歩行型耕耘機。
【請求項13】
センタ−ドライブケ−ス(22)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)が自走車体(14)前進時の走行車輪(10)と同方向に回転する爪軸筒(22a)とそれとは逆方向に回転する爪軸筒(22b)とを同芯に並設して構成され、両爪軸筒(22a)(22b)の双方又は個々の回転方向を切換えできるようにしてある請求項12に記載の歩行型耕耘機。
【請求項14】
センタ−ドライブケ−ス(24)に支持されるロ−タリ爪軸筒(22)を自走車体(14)前進時の走行車輪(10)と同方向に回転する爪軸筒(22a)とそれとは逆方向に回転する爪軸筒(22b)とが同芯に並設された部分正逆転ロ−タリ爪軸筒に構成し、自走車体(14)前進時の走行車輪(10)とは逆方向に回転する爪軸筒(22b)をセンタ−ドライブケ−ス(24)の横脇部に配設して、それに着装した耕耘爪(25b)による逆転耕耘域内で前記センタ−ドライブケ−ス(24)の後方延長部位に耕深設定具(27)と牽引抵抗付与具(28)とが前後一直線状に位置するようにしてある請求項12に記載の歩行型耕耘機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロ−タリ爪軸筒に着装した耕耘爪によって土耕するロ−タリ耕耘装置を自走車体に連設し、そのロ−タリ耕耘装置に抵抗棒と耕深設定具など二種類の耕耘補助器具を併設して、前記耕耘爪の接地に加え、二種類の耕耘補助器具をも同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような構成の歩行型耕耘機は、すでに公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−317703号公報(第3頁第3柱38行−46行、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1にみられる従来のものは、ロ−タリ耕耘装置に抵抗棒と耕深設定用の尾ソリを併設し、これ等をも同時に接地させて対地作業することができるけれども、抵抗棒と尾ソリがロ−タリ耕耘装置の機枠に各個に設けられている二つの支持部に各別に装されて両者がロ−タリ耕耘装置の機枠から鉛直平行状に垂下する構成のものであったから、抵抗棒と尾ソリを取付ける為にロ−タリ耕耘装置の機枠構造が複雑化してコスト高となり、また、抵抗棒と尾ソリが鉛直平行状に垂下する故にそれ等の個々や両者間に雑草類が巻絡したり土砂類が付着堆積して膨大化しやすいといった問題があり、さらに、路上走行の為に別個の車輪を準備携行してその都度付け替えねばならないものであるから部品点数が増して益々コスト高となり、その付け替え所作も面倒で手数がかかるという問題もあった。本発明は、かかる問題を解消することを目的としてなされたもので、目的達成のために次のような技術的手段を講じている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に係る歩行型耕耘機は、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒に着装した耕耘爪によって土耕するロ−タリ耕耘装置を自走車体に連設し、そのロ−タリ耕耘装置に二種類の耕耘補助器具を併設して、ロ−タリ爪軸筒に着装した耕耘爪と二種類の耕耘補助器具を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、一方の第1耕耘補助器具をロ−タリ耕耘装置の機枠に取付けるとともに、第2耕耘補助器具を第1耕耘補助器具に一体的に連設したことを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に係る歩行型耕耘機は、請求項1に記載された構成を備える歩行型耕耘機において、二種類の耕耘補助器具のうち第1耕耘補助器具をロ−タリ耕耘装置の機枠に昇降調節自在に取付け、その第1耕耘補助器具に第2耕耘補助器具を一体的に連設して第1耕耘補助器具の昇降調節により第2耕耘補助器具も共に昇降調節されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に係る歩行型耕耘機は、請求項1又は請求項2に記載された構成を備える歩行型耕耘機において、ロ−タリ耕耘装置の機枠に取付けられる第1耕耘補助器具に一体的に連設する第2耕耘補助器具を、第1耕耘補助器具に対して単独に昇降調節し得るように設けたことを特徴とし、また、請求項4に係る歩行型耕耘機は、第1耕耘補助器具に一体的に連設する第2耕耘補助器具を、第1耕耘補助器具(27)に対して取付け姿勢可変に設けたことを特徴とし、請求項5に係る歩行型耕耘機は、第1耕耘補助器具に一体的に連設する第2耕耘補助器具を第1耕耘補助器具に対して取り外し可能に設けたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項6に係る歩行型耕耘機は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された構成の歩行型耕耘機において、二種類の耕耘補助器具のうち第1耕耘補助器具を、ロ−タリ耕耘装置の機枠から垂下する支持ア−ムに尾輪を支持した耕深設定具とし、第2耕耘補助器具を、前記支持ア−ムから延出する縦杆の延出端にすき先体を備えた抵抗付与具としたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項7に係る歩行型耕耘機は、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒に耕耘爪を備えたロ−タリ耕耘装置を自走車体に連設し、該ロ−タリ耕耘装置にその機枠から垂下する支持ア−ムに尾輪を支持させた耕深設定具と、前記支持ア−ムから延出する縦杆の延出端にすき先体を設けた抵抗付与具とを併設してロ−タリ爪軸筒の耕耘爪と耕深設定具及び抵抗付与具を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記耕深設定具の支持ア−ムを前傾姿勢にして耕耘爪の先端回転軌跡の後側近傍部を通って垂下させてその垂下端部に尾輪を遊転支持すると共に、その支持ア−ムの垂下中程部から前記尾輪の直前部を通って前方斜め下向きに抵抗付与具の縦杆を延出させて抵抗付与具のすき先体と耕深設定具の尾輪とが前後一直線状に位置するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項8に係る歩行型耕耘機は、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒に耕耘爪を備えたロ−タリ耕耘装置を自走車体に連設し、ロ−タリ耕耘装置にその機枠から垂下する支持ア−ムに尾輪を支持させた耕深設定具と前記支持ア−ムから延出する縦杆の延出端にすき先体を設けた抵抗付与具とを併設してロ−タリ爪軸筒の耕耘爪と耕深設定具及び抵抗付与具を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、耕深設定具の支持ア−ムをロ−タリ耕耘装置の機枠に昇降調節自在に取付け前傾姿勢にして耕耘爪の先端回転軌跡の後側近傍部を通って垂下させてその垂下端部に尾輪を遊転支持すると共に、支持ア−ムの垂下中程部から前記尾輪の直前部を通って前方斜め下向きに前記抵抗付与具の縦杆を延出させて、抵抗付与具のすき先体と耕深設定具の尾輪とを前後一直線状に位置させ、且つ、抵抗付与具のすき先体を前記尾輪の最下接地点と同じ高さか又はそれよりも上方に位置させて対地作業するようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項9に係る歩行型耕耘機は、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒に耕耘爪を備えたロ−タリ耕耘装置を自走車体に連設し、ロ−タリ耕耘装置にその機枠から垂下する支持ア−ムに尾輪を支持させた耕深設定具と前記支持ア−ムから延出する縦杆の延出端にすき先体を設けた抵抗付与具とを併設してロ−タリ爪軸筒の耕耘爪と耕深設定具及び抵抗付与具を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、前記支持ア−ムを前傾姿勢にして耕耘爪の先端回転軌跡の後側近傍部を通って垂下させその垂下端部に尾輪を遊転支持すると共にその支持ア−ムの垂下中程部から前記尾輪の直前部を通って前方斜め下向きに抵抗付与具の縦杆を延出させて、支持ア−ムから前方斜め下向きに伸延する縦杆の大部分の前縁部と、すき先体の尖端部とが前記耕耘爪の先端回転軌跡内に入り込み位置した態勢で対地作業を行うようにしたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項10に係る歩行型耕耘機は、請求項7乃至請求項9のいずれかに記載された構成を備える歩行型耕耘機において、耕深設定具の支持ア−ムから前方斜め下向きに延出する抵抗付与具の縦杆の延出角度を変更できるようにしてあることを特徴とし、また、請求項11に係る歩行型耕耘は、耕深設定具の支持ア−ムに交差状に固設した鞘状支持体に抵抗付与具の縦杆を挿通し、その縦杆を鞘状支持体に沿って上下移動することにより支持ア−ムに対する縦杆の取付角度を一定に保持したままで抵抗付与具を単独に昇降調節できるようにしたことを特徴とする。
【0013】
また、請求項12に係る歩行型耕耘機は、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒に耕耘爪を備えたロ−タリ耕耘装置を自走車体に連設し、ロ−タリ耕耘装置にその機枠から垂下する支持ア−ムに尾輪を支持させた耕深設定具と前記支持ア−ムから延出する縦杆の延出端にすき先体を設けた抵抗付与具とを併設してロ−タリ爪軸筒の耕耘爪と耕深設定具及び抵抗付与具を同時に接地させて対地作業する歩行型耕耘機において、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒を自走車体前進時の走行車輪と同方向に回転する爪軸筒とそれとは逆方向に回転する爪軸筒とが同芯に並設された部分正逆転ロ−タリ爪軸筒に構成して、その部分正逆転ロ−タリ爪軸筒の耕幅中央部後方位に前記耕深設定具と牽引抵抗付与具とが前後一直線状に位置するようにしてあることを特徴とする。
【0014】
また、請求項13に係る歩行型耕耘機は、請求項12に記載された構成を備える歩行型耕耘機において、センタ−ドライブケ−スに支持されるロ−タリ爪軸筒が自走車体前進時の走行車輪と同方向に回転する爪軸筒とそれとは逆方向に回転する爪軸筒とを同芯に並設して構成され、両爪軸筒の双方又は個々の回転方向を切換えできるようにしてあることを特徴とする。
【0015】
また、請求項14に係る歩行型耕耘機は、請求項12に記載された構成を備える歩行型耕耘機において、自走車体前進時の走行車輪とは逆方向に回転する爪軸筒をセンタ−ドライブケ−スの横脇部に配設し、それに着装した耕耘爪による逆転耕耘域内で前記センタ−ドライブケ−スの後方延長部位に耕深設定具と牽引抵抗付与具とが前後一直線状に位置するようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
つぎに、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る管理機(歩行型耕耘機)の全体側面図、図2はロ−タリ耕耘装置の拡大側面図、図3は同ロ−タリ耕耘装置の平面図、図4は耕耘補助器具を抽出し拡大して示した後面図、図5は耕耘補助器具の要部の平面概略図、図6は耕耘補助器具を前面視した作業態様説明図である。
【0017】
図1において歩行型耕耘機は、左右一対の走行車輪(10)(10)を支持した走行ミッションケ−ス(11)と、走行ミッションケ−ス(11)から前延するフレ−ムに搭載したエンジン(12)と、前記走行ミッションケ−ス(11)又はこれに連設される部材から後延される操縦ハンドル(13)等によって構成された自走車体(14)に、ロ−タリ耕耘装置(15)を一体或いは着脱自在に連設して構成されている。
【0018】
そして、エンジン(12)の出力軸(16)と走行ミッションケ−ス(11)の入力軸(17)の間が主伝動ケ−ス(18)に内蔵した主伝動機構で動力断続自在に連動連結されて、入力軸(17)から走行ミッションケ−ス(11)内の走行伝動機構を経て走行ミッションケ−ス(11)下部の左右車軸(19)(19)に伝達される動力で前記左右の走行車輪(10)(10)を回転駆動し、また、走行ミッションケ−ス(11)のPTO軸からPTOケ−ス(20)内の出力伝動機構を経て前記ロ−タリ耕耘装置(15)側の受動軸(21)に伝達される動力でロ−タリ耕耘装置(15)のロ−タリ爪軸筒(22)を、自走車体(14)前進時の走行車輪(10)(10)と同じ方向(図1において反時計回り方向)に回転駆動するようになっている。
【0019】
ロ−タリ耕耘装置(15)は、連結部材(23)を介して走行ミッションケ−ス(11)に一体的に連設されるセンタ−ドライブケ−ス(24)に前記ロ−タリ爪軸筒(22)を水平横向きに支持し、そのロ−タリ爪軸筒(22)の外周に複数の耕耘爪(25)を軸芯方向及び回転方向に位相を異ならせて配設して、耕耘爪(25)群の先端回転軌跡(25a)の外方上部及び左右側部を前記センタ−ドライブケ−ス(24)に装設する耕耘部カバ−(26)で被蓋して構成されている。
そして、ロ−タリ耕耘装置(15)の機枠を構成する耕耘部カバ−(26)には二種類の耕耘補助器具である第1耕耘補助器具(27)と第2耕耘補助器具(28)とが設けられている。
【0020】
なお、図3にみられるようにロ−タリ爪軸筒(22)は、前記自走車体(14)の車体中心線(Y‐Y)上に位置するセンタ−ドライブケ−ス(24)に左右対称に支持される左右の爪軸筒によって構成されて、その軸芯(X−X)は前記車体中心線(Y‐Y)に対して直交するものとなっている。
【0021】
また、図示の実施態様における耕耘部カバ−(26)は、耕耘爪(25)群の先端回転軌跡(25a)の最上端部分から適宜上方に離間した部位において前記車体中心線(Y‐Y)に沿って位置する骨部材(29)と、その骨部材(29)の左右の縁辺部にそれぞれヒンジ(30)(30)を介して上下回動可能に装着される左右の天板部(31)(31)と、左右の天板部(31)(31)の外端縁に開閉可能に連設される左右の側板部(32)(32)とで構成され、骨部材(29)及び左右の天板部(31)(31)の前端には前記耕耘爪群の先端回転軌跡(25a)の最前端から適宜前方に離間する部位を通って垂下する土跳ね制止板(33)が設けられ、また、左右の天板部(31)(31)の後端部には後方への耕土飛散を阻止するゴム垂れ(34)が垂設されている。
【0022】
そして、通常の対地作業の場合には、前記左右の天板部(31)(31)を両天板部の上面側において両者に跨って組成されている開度調節支持機構(35)によって略水平姿勢になるように維持すると共に、左右の側板部(32)(32)を左右の天板部(31)(31)端部から略鉛直に垂下する姿勢に保持して作業を行い、対地作業が土入れや土盛作業である場合には、前記開度調節支持機構(35)を操作することによって左右の天板部(31)(31)をヒンジ(30)(30)中心で上方に開き回動して維持し、また、左右の側板部(32)(32)も必要に応じて適宜に上下回動させて左右の天板部(31)(31)に対する姿勢を変更し維持して作業するものとなっている。
【0023】
つぎに、ロ−タリ耕耘装置(15)に設けられる第1耕耘補助器具(27)と第2耕耘補助器具(28)について図面を参照して説明する。図示されている第1耕耘補助器具(27)は、断面矩形の杆材からなる支持ア−ム(27A)の下端部に尾輪(27B)を遊転支持した耕深設定具に構成され、第2耕耘補助器具(28)は、前記支持ア−ム(27A)から延出する断面矩形の杆材からなる縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を備えた抵抗付与具に構成されている。
【0024】
耕深設定具(第1耕耘補助器具27)の前記支持ア−ム(27A)は、前記耕耘部カバ−(26)の骨部材(29)の後端部寄り部位に前傾姿勢で固設されている鞘状取付部(36)に下方からスライド自在に挿通されて、鞘状取付部(36)の後面部および左右何れかの横側面部に設けられている固定具(37)(38)によって任意の昇降調節位置に固定維持できるようになっている。
【0025】
そして、支持ア−ム(27A)が、前記鞘状取付部(36)の前傾角度に沿った前傾姿勢で前記耕耘爪(25)群の先端回転軌跡(25a)の後側近傍部を通って垂下し、その垂下端部に遊転支持されている尾輪(27B)が耕耘爪(25)群の先端回転軌跡(25a)の外方後位で接地して、耕耘爪(25)群による耕耘深度を設定するようになっている。
【0026】
一方、耕耘爪(25)群の先端回転軌跡(25a)の外方後位に存する支持ア−ム(27A)の垂下中程部の横側面には、前記支持ア−ム(27A)に対して交差する後傾姿勢にして鞘状支持体(39)が設けられ、この鞘状支持体(39)に抵抗付与具(第2耕耘補助器具28)の縦杆(28a)が摺動移動可能に挿通されて、鞘状支持体(39)の横側面部に設けられている押しボルト等の固定具(40)により適宜の摺動移動位置に固定維持できるようになっている。
【0027】
そして、抵抗付与具の縦杆(28a)は、前記耕深設定具の尾輪(27B)の直前部(尾輪より前方で尾輪の横幅内部分)を通って前方斜め下向きに延出し、その際、側面視(図2参照)において抵抗付与具の縦杆(28a)の大部分の前縁部とすき先体(28b)の尖端部とが前記耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)の内方に入り込み、かつ、すき先体(28b)全体は前記尾輪(27B)の最下接地点と同じ高さか又はそれよりも上方に位置するものとしてある。又、すき先体(28b)と尾輪(27B)とは平面視(図3参照)においてセンタ−ドライブケ−ス(24)の後方にあって車体中心線(Y‐Y)上に前後一直線状に位置する。
【0028】
なお、前記抵抗付与具の縦杆(28a)は、耕深設定具の支持ア−ム(27A)に設けられる前記鞘状支持体(39)の取付角度を変更できるようにするなど適宜の手段を講じることによって、支持ア−ム(27A)から前方斜め下向きに延出する延出角度を変更調節できるようにすれば、その調節所作により牽引抵抗力を適宜に調節することができる。
【0029】
このような構成の歩行型耕耘機によって対地作業するに際しては、鞘状取付部(36)に設けられている固定具(37)(38)を一旦緩め、ロ−タリ爪軸筒(22)の耕耘爪(25)による対地作業深度が所望深度になるように耕深設定具(27)の尾輪(27B)を昇降調節して前記固定具(37)(38)を再固定すれば、抵抗付与具(28)も耕深設定具(27)に対する相対姿勢及び相対高さ位置が所定のように保たれたままで共に昇降調節され、抵抗付与具(28)のすき先体(28b)は、ロ−タリ爪軸筒(22)の耕耘爪(25)による対地作業深度を設定する高さ位置に維持されている尾輪(27B)の最下接地点と同じ高さか又はそれよりも上方に位置維持される。
【0030】
そうして、ロ−タリ爪軸筒(22)を回転駆動しながら自走車体(14)を前進走行させれば、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装した耕耘爪(25)群が、前進走行する自走車体(14)の走行車輪(10)(10)と同じ方向に回転して土壌を耕起するのであるが、その際にはセンタ−ドライブケ−ス(24)の下方に前記耕耘爪(25)の耕起作用が及ばない残耕部分が生じ、この残耕部分の土中を抵抗付与具(28)の縦杆(28a)及びすき先体(28b)が進行し、その後位を耕深設定具(27)の尾輪(27B)が接地転動して進行する。
【0031】
故に、硬い残耕部分を進行する抵抗付与具(28)が、ロ−タリ爪軸筒(22)に着装された耕耘爪(25)の土中打ち込みによって生ずる車体ダッシングを効果的に相殺し、それと同時に抵抗付与具(28)により前記残耕部分が切削処理されることとなり、その処理跡部分を耕深設定具(27)の尾輪(27B)が転動進行して耕耘深度の安定した対地作業が行われる。
【0032】
また、抵抗付与具(28)の縦杆(28a)が前傾姿勢の支持ア−ム(27A)から前方斜め下向き姿勢(後傾姿勢)に延出されて、同縦杆(28a)の大部分の前縁部とすき先体(28b)の尖端部とが耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)の内方に入り込み位置され、すき先体(28b)全体は前記尾輪(27B)の最下接地点と同じ高さか又はそれよりも上方に位置されているので、硬い残耕部分への関与による負荷が強固に受止められると共に、すき先体(28b)が過度に土中に食い込むこともなく、さらに、抵抗付与具の縦杆(28a)等に付着せんとする雑草土砂類は耕耘爪(25)によって削ぎ落されて抵抗付与具の縦杆(28a)やそれと耕深設定具の支持ア−ム(27A)との間などに堆積することが少なくなり、これらが相俟って車体ダッシングの阻止および残耕処理が好適に果されながらの対地作業がより良好に行われるのである。
【0033】
また、対地作業が終わって路上走行する場合などには、耕耘爪(25)群の先端回転軌跡(25a)の最下端部分が地面から上方に適宜離間するように耕深設定具(27)の尾輪(27B)を降下調節し、抵抗付与具(27)の縦杆(28a)を引上げてその下端のすき先体(28b)の対地離間高さを大にして安全に路上走行することができるのであり、路上走行に際して抵抗付与具(27)や耕深設定具(27)を取り外して別途に準備した走行用機器を付替えるような煩わしい所作を必要とせず容易に路上走行態勢に変換できるのである。
【0034】
なお、抵抗付与具(28)のすき先体(28b)が、耕深設定具(27)の最下接地点よりも上方に位置維持されるように設定されている場合には、上述したように耕深設定具(27)の尾輪(27B)を降下調節しても抵抗付与具(27)のすき先体(28b)は地面から上方に離間した態勢に依然として維持されるので、この場合には、抵抗付与具(27)の縦杆(28a)を引上げる所作を省いても路上走行し得る態勢となる。
【0035】
次に、図示の実施例においては、ロ−タリ爪軸筒(22)及びそれに着装された耕耘爪(25)が自走車体(14)前進時の走行車輪(10)(10)と同方向にのみ回転するものとしているが、場合によっては、ロ−タリ爪軸筒(22)及びそれに着装された耕耘爪(25)を、前記走行ミッションケ−ス(11)のPTO軸からロ−タリ爪軸筒(22)に動力伝達する伝動経路に組み込まれた正逆転機構を切換えることによって自走車体前進時の走行車輪(10)(10)とは逆方向にも回転させることができるものとしてもよい。
【0036】
そして、この実施形態のものにおいて、ロ−タリ爪軸筒(22)及びそれに着装された耕耘爪(25)を自走車体前進時の走行車輪(10)(10)とは逆方向に回転させて対地作業する際には、耕深設定具(27)に連設した抵抗付与具(28)が前記耕耘爪(25)による車体ダッシング抑止作用を補完し、センタ−ドライブケ−ス(24)の下方に生ずる残耕部分を耕起処理する役目を果すのであり、また、場合によっては、抵抗付与具(28)を取り外して耕深設定具(27)のみとした態勢で作業しても、自走車体前進時の走行車輪(10)(10)とは逆方向に回転する耕耘爪(25)によって車体のダッシングは抑止されるのである。
【0037】
また、図示の実施例のもの、或いは図示の実施例のロ−タリ爪軸筒を必要に応じて正逆転させ得るように構成したものでは、ロ−タリ爪軸筒(22)とそれに着装された耕耘爪(25)が全て一様に同方向に回転するが、これは図7に示しているような部分正逆転ロ−タリ爪軸筒に構成してもよい。
【0038】
すなわち、図7のように、センタ−ドライブケ−ス(24)の下部に左右一対の外ロ−タリ軸(50)(50)と、外ロ−タリ軸(50)(50)を相対回転自在に貫通して左右に延出する内ロ−タリ軸(51)とを内外二重軸状に軸受支承して、これらの外ロ−タリ軸(50)(50)と内ロ−タリ軸(51)とを、互いに反対方向の回転動力を伝達する2系統の伝動機構(52)(52)、(53)によって互いに反対方向に回転駆動するように構成して、外ロ−タリ軸(50)(50)に被着した爪軸筒(22a)及びそれに着装された耕耘爪(25b)と、内ロ−タリ軸(51)に被着した爪軸筒(22b)及びそれに着装された耕耘爪(25c)とが、背反に回転するように構成してもよい。
【0039】
さらに、図7のようにロ−タリ爪軸筒(22)を部分正逆転ロ−タリ爪軸筒としたものにおいて、前記2系統の伝動機構(52)(52)、(53)の回転方向を切換えできるように構成して、必要に応じ両爪軸筒(22a)(22b)の回転方向を変換できるようにしてもよく、また場合によっては、前記2系統の伝動機構(52)(52)、(53)のうち何れか一方の回転方向を切換えできるようにする、或いは内ロ−タリ軸(51)に対してはフリ−回転状態で外ロ−タリ軸(50)(50)側に結合装着する爪軸筒を付替え装着するように成すなどして、必要に応じ全ての爪軸筒及びそれに着装した耕耘爪を同方向に回転させて作業することもできるものにしてもよい。
【0040】
そして、ロ−タリ爪軸筒を部分正逆転ロ−タリ爪軸筒とした上記何れの実施例のものにおいても、耕深設定具(27)に連設した抵抗付与具(28)は、背反に回転する耕耘爪(25b)(25c)による車体ダッシング抑止作用を補完し、センタ−ドライブケ−ス(24)の下方に生ずる残耕部分を耕起処理する役目をも果して良好な対地作業が行われるのである。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
【0042】
ロ−タリ爪軸筒に着装した耕耘爪と共に同時に接地させて対地作業する二種の耕耘補助器具(耕深設定具27)(抵抗付与具28)をロ−タリ耕耘装置に設けるものでありながら、一方の第1耕耘補助器具(27)のみをロ−タリ耕耘装置の機枠に取付けて、他方の第2耕耘補助器具(28)は第1耕耘補助器具(27)に一体的に連設する構成としてあるので、ロ−タリ耕耘装置の機枠構造が複雑化してコスト高になることが回避され、一方の第1耕耘補助器具(27)をロ−タリ耕耘装置の機枠に対して昇降調節することにより他方の第2耕耘補助器具(28)の昇降調節も果たされることとなり調節所作も利便化される。
【0043】
そして、第1耕耘補助器具(27)に一体的に連設する第2耕耘補助器具(28)を、第1耕耘補助器具(27)に対して単独に昇降調節できるように設けことにより、必要に応じ相対高さ位置を変えて作業することもでき、又、第2耕耘補助器具(28)を第1耕耘補助器具(27)に対して取り外し可能に設けることにより圃場状況等作業条件の異なりに対応して第2耕耘補助器具(28)を取り外して作業することもできる。
【0044】
また、第1耕耘補助器具(27)がロ−タリ耕耘装置の機枠から垂下する支持ア−ム(27A)に尾輪(27B)を支持した耕深設定具であり、他方の第2耕耘補助器具(28)が前記支持ア−ム(27A)から延出する縦杆(28a)の延出端にすき先体(28b)を備えた抵抗付与具である場合に、抵抗付与具のすき先体(28b)と耕深設定具の尾輪(27B)がセンタ−ドライブケ−ス(24)の後方にあって前後一直線状に位置されることにより、センタ−ドライブケ−ス(24)下方の硬い残耕部分の土中を抵抗付与具(28)が進行して車体ダッシングを効果的に抑止しながら前記残耕部分を切削処理し、その処理跡部分を耕深設定具の尾輪(27B)が転動進行して耕耘深度の安定した対地作業が行われる。
【0045】
また、この際、抵抗付与具(28)の縦杆(28a)が前傾姿勢の支持ア−ム(27A)から前方斜め下向き姿勢に延出されて同縦杆(28a)の大部分の前縁部とすき先体(28b)の尖端部とが耕耘爪(25)の先端回転軌跡(25a)の内方に入り込み位置され、すき先体(28b)全体が尾輪(27B)の最下接地点と同じ高さか又はそれよりも上方に位置されることにより、硬い残耕部分への関与による負荷が強固に受止められると共に、すき先体(28b)が過度に土中に食い込むこともなく、抵抗付与具の縦杆(28a)等に付着せんとする雑草土砂類は耕耘爪(25)によって削ぎ落されて抵抗付与具の縦杆(28a)やそれと耕深設定具の支持ア−ム(27A)との間などに堆積することが少なくなり、車体ダッシングの阻止および残耕処理が好適に果されながらの対地作業がより良好に行われる。
【0046】
また、ロ−タリ爪軸筒(22)の全体或いはロ−タリ爪軸筒(22)の一部分をなす爪軸筒を自走車体前進時の走行車輪(10)(10)とは逆方向に回転させて作業作業するものである場合には、耕深設定具(27)に連設した抵抗付与具(28)が車体ダッシング抑止作用を補完し、センタ−ドライブケ−ス(24)下方の残耕部分を耕起処理し、この場合にも耕深が安定した良好な対地作業が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管理機の全体側面図である。
【図2】ロ−タリ耕耘装置の拡大側面図である。
【図3】ロ−タリ耕耘装置の平面図である。
【図4】耕耘補助器具を抽出し拡大して示した後面図である。
【図5】耕耘補助器具の要部の平面概略図である。
【図6】耕耘補助器具を前面視した作業態様説明図である。
【図7】ロ−タリ爪軸筒の変形例を示した要部断面図である。
【符号の説明】
10 走行車輪
14 自走車体
15 ロ−タリ耕耘装置
22 ロ−タリ爪軸筒
22a 爪軸筒
22b 爪軸筒
24 センタ−ドライブケ−ス
25 耕耘爪
25a 耕耘爪の先端回転軌跡
25b 耕耘爪
25c 耕耘爪
27 耕深設定具(第1耕耘補助具)
27A 支持ア−ム
27B 尾輪
28 抵抗付与具(第2耕耘補助具)
28a 縦杆
28b すき先体
39 鞘状支持体
【出願人】 【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【住所又は居所】岡山県岡山市江並428番地
【出願日】 平成15年2月14日(2003.2.14)
【代理人】
【公開番号】 特開2004−242597(P2004−242597A)
【公開日】 平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願番号】 特願2003−36784(P2003−36784)