| 【発明の名称】 |
農用トラクターのロータリー運搬用具 |
| 【発明者】 |
【氏名】布旗 信治
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| 【要約】 |
【課題】支持姿勢を良好に保持して安定的に運搬することができ、かつ、爪刃部分の支持箇所における位置決め調節を省略することができ、しかも、爪刃を確実に保護することができる農用トラクターのロータリー運搬用具を提供することを課題とする。
【解決手段】側面L字状に形成された一対の屈曲フレーム11・11が対向的に並行連結されて台座部12と取付端部13とを有する本体部1を構成し、この本体部1における台座部12上には爪刃b・b…に外接して支承可能な凹形の爪刃支持緩衝板2を設ける一方、取付端側13の先端近傍には取付ブラケット部材3を配設し、ロータリーRの爪刃b・b…全体を前記爪刃支持緩衝板2に載置し、かつ、前記取付ブラケット部材3をアーム部材dに取り付け固定し、前記台座部12の裏底面に設置されたキャスター4により移動自在にするという技術的手段を採用した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロータリー軸aの周面に沿って爪刃b・b…が略均等に突設されており、かつ、前記ロータリー軸aと同心円の弧状側面を有するロータリーカバーcが、前記爪刃b・b…の外側周上を前記ロータリー軸aの前後面の下部を除いて覆設されており、このロータリーカバーcからアーム部材dが持出成形されて構成される、農用トラクターの後部に着脱自在なロータリーRを運搬するための用具であって、 側面L字状に形成された一対の屈曲フレーム11・11が対向的に並行連結されて台座部12と取付端部13とを有する本体部1を構成し、この本体部1における台座部12上には前記爪刃b・b…に外接して支承可能な凹形の爪刃支持緩衝板2を設ける一方、取付端側13の先端近傍には取付ブラケット部材3を配設して、 ロータリーRの爪刃b・b…全体を前記爪刃支持緩衝板2に載置し、かつ、前記取付ブラケット部材3をアーム部材dに取り付け固定し、前記台座部12の裏底面に設置されたキャスター4により移動自在にしたことを特徴とする農用トラクターのロータリー運搬用具。 【請求項2】 爪刃支持緩衝板2の上部支持面にヤゲン溝21が形成されたことを特徴とする請求項1記載の農用トラクターのロータリー運搬用具。 【請求項3】 爪刃支持緩衝板2がゴム系弾性材料で作成されていることを特徴とする請求項1または2記載の農用トラクターのロータリー運搬用具。 【請求項4】 取付ブラケット部材3がアーム部材dに形成された取付孔にネジ部材を挿通して固定可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の農用トラクターのロータリー運搬用具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、運搬用具の改良、更に詳しくは、支持姿勢を良好に保持して安定的に運搬することができ、かつ、爪刃部分の支持箇所における位置決め調節を省略することができ、しかも、爪刃を確実に保護することができる農用トラクターのロータリー運搬用具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 周知のとおり、田圃などを耕耘するためには、トラクターの後部にロータリーを装着し、このロータリーの爪刃を回転させながら牽引して行っている。ところで、このロータリーを離脱する場合、このロータリーは非常に重量である上に、爪刃が下方に露出していることから、通常の台車では上手く姿勢を保して載置することができず、バランスを崩して転倒すると非常に危険であった。 【0003】 そこで、従来、かかるロータリーを運搬する装置として、支持具がロータリーのカバーに一体に取り付けられて、この支持具を使用して懸架した状態で運搬できるものが開示されている(特許文献1参照)。しかしながら、この支持具の場合、取付ブラケットのみで支持しているため、取付部に荷重が集中して破損するおそれがあり、延いては、ロータリーが落下して作業者がケガをする危険や、ロータリー自体の破損のおそれがある。 【0004】 また、ロータリーのカバーに一部を取り付けて、かつ、ロータリーの爪軸を支持するものが開示されている(特許文献2参照)。しかしながら、この支持具の場合、爪軸を支持するために爪軸支持台が耕耘爪に干渉しないように位置決め調節せねばならず、作業が面倒であるし、支持位置を誤って耕耘爪を破損してしまうおそれがある。 【0005】 【特許文献1】 特開平11−243704号公報 (第2−3頁、第1−2図) 【特許文献2】 特開平2000−83409号公報 (第2−4頁、第1−3図) 【0006】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、従来のロータリー運搬用具に上記のような不都合があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、支持姿勢を良好に保持して安定的に運搬することができ、かつ、爪刃部分の支持箇所における位置決め調節を省略することができ、しかも、爪刃を確実に保護することができる農用トラクターのロータリー運搬用具を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】 本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添附図面を参照して説明すれば次のとおりである。 【0008】 即ち、本発明は、ロータリー軸aの周面に沿って爪刃b・b…が略均等に突設されており、かつ、前記ロータリー軸aと同心円の弧状側面を有するロータリーカバーcが、前記爪刃b・b…の外側周上を前記ロータリー軸aの前後面の下部を除いて覆設されており、このロータリーカバーcからアーム部材dが持出成形されて構成される、農用トラクターの後部に着脱自在なロータリーRを運搬するための用具であって、 側面L字状に形成された一対の屈曲フレーム11・11が対向的に並行連結されて台座部12と取付端部13とを有する本体部1を構成し、この本体部1における台座部12上には前記爪刃b・b…に外接して支承可能な凹形の爪刃支持緩衝板2を設ける一方、取付端側13の先端近傍には取付ブラケット部材3を配設して、 ロータリーRの爪刃b・b…全体を前記爪刃支持緩衝板2に載置し、かつ、前記取付ブラケット部材3をアーム部材dに取り付け固定し、前記台座部12の裏底面に設置されたキャスター4により移動自在にするという技術的手段を採用した。 【0009】 また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、爪刃支持緩衝板2の上部支持面にヤゲン溝21を形成するという技術的手段を採用した。 【0010】 また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、爪刃支持緩衝板2をゴム系弾性材料で作成するという技術的手段を採用した。 【0011】 また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、取付ブラケット部材3をアーム部材dに形成された取付孔にネジ部材を挿通して固定可能に構成するという技術的手段を採用した。 【0012】 【発明の実施の形態】 本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。 【0013】 本発明の実施形態を図1から図3に基いて説明する。図中、符号1で指示するものは本体部であり、この本体部1は、側面L字状に形成された一対の屈曲フレーム11・11が対向的に並行連結されて台座部12と取付端部13とを有する。 【0014】 また、符号2で指示するものは爪刃支持緩衝板であり、この爪刃支持緩衝板2は、ロータリーRの爪刃b・b…全体を前記爪刃支持緩衝板2に載置する部材であって、本実施形態では、爪刃支持緩衝板2の上部支持面にヤゲン溝21が形成されており、また、使用材料としてゴム系弾性材料を採用する。 【0015】 また、符号3で指示するものは取付ブラケット部材であり、この取付ブラケット部材3は、アーム部材dに形成された取付孔にネジ部材を挿通して固定可能に構成されている。更にまた、符号4で指示するものはキャスターであり、このキャスター4には必要に応じてストッパを設ける。 【0016】 本実施形態における運搬用具は、農用トラクターの後部に着脱自在なロータリーRを運搬するための用具である。このロータリーRは汎用性のものであるが、その構成を説明すると、ロータリー軸aの周面に沿って(略U字形の)爪刃b・b…が略均等に突設されており、かつ、前記ロータリー軸aと同心円の弧状側面を有するロータリーカバーcが、回転する前記爪刃b・b…の外側周上を前記ロータリー軸aの前後面の下部を除いて覆設されており、このロータリーカバーcからアーム部材dが持出成形されている。 【0017】 しかして、本実施形態における運搬用具を構成するにあっては、まず、側面L字状に形成された一対の屈曲フレーム11・11を対向的に並行連結して台座部12と取付端部13とを有する本体部1を構成する。本実施形態では、屈曲フレーム11およびこれらを連結する部材には金属製パイプを使用しており、溶接して連結している。 【0018】 そして、前記本体部1における台座部12上には、凹形の爪刃支持緩衝板2を設け、図2に示すように、ロータリーRの爪刃b・b…に外接して爪刃b・b…全体を前記爪刃支持緩衝板2に支承する。この際、この爪刃支持緩衝板2は上部支持面にヤゲン溝21を形成することによって、爪刃を坐り良く載置させることができ、また、使用材料としてゴム系弾性材料を採用することによって、爪刃を損傷することなく、緩衝的に載置することができる。 【0019】 また、取付端側13の先端近傍には取付ブラケット部材3が配設されており、この取付ブラケット部材3をアーム部材dに取り付け固定する。然る後、前記台座部12の裏底面に設置されたキャスター4により自在に移動ができる。 【0020】 この際、取付ブラケット部材3は、図3に示すように、アーム部材dに形成された取付孔にネジ部材を挿通して固定可能に構成することができる。このようにして、ロータリーRを安定的に運搬することができるのである。 【0021】 本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、本体部1の屈曲フレーム11は金属製パイプに限らず、強化プラスチックなどの別材料を使用しても良い。 【0022】 また、爪刃指示緩衝板2は、上面支持面に円弧状の凹み溝が形成されていても良いし、使用材料においては、プラスチック製のものやスポンジ状のものを採用することができる。更にまた、取付ブラケット部材3の形状も図示のものに限らず、クランプ式やボルト/ナット式のものなどに変更することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。 【0023】 【発明の効果】 以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明においては、爪刃支持緩衝板および取付ブラケット部材の二箇所でもってロータリーを支持したことにより、支持姿勢を良好に保持して安定的に運搬することができる。 【0024】 また、爪刃支持緩衝板を配設して爪刃を面的に支持して載置できるようにしたことにより、爪刃部分の支持箇所における位置決め調節を省略することができると共に、爪刃を確実に保護することができることから、実用的利用価値は頗る高い。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態の運搬用具を表わす全体斜視図である。 【図2】本発明の実施形態の運搬用具の使用状態を表わす説明側面図である。 【図3】本発明の実施形態の運搬用具の取付ブラケット部材の取付構造を表わす部分拡大斜視図である。 【符号の説明】 1 本体部 11 屈曲フレーム 12 台座部 13 取付端側 2 爪刃支持緩衝板 21 ヤゲン溝 3 取付ブラケット部材 4 キャスター R ロータリー a ロータリー軸 b 爪刃 c ロータリーカバー d アーム部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】596006042 【氏名又は名称】布旗 信治
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| 【出願日】 |
平成15年2月4日(2003.2.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076484 【弁理士】 【氏名又は名称】戸川 公二
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| 【公開番号】 |
特開2004−236540(P2004−236540A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月26日(2004.8.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−27556(P2003−27556) |
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