| 【発明の名称】 |
畦形成機 |
| 【発明者】 |
【氏名】樋口 健夫 【住所又は居所】青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1番地259 株式会社ササキコーポレーション内
【氏名】三戸 実 【住所又は居所】青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1番地259 株式会社ササキコーポレーション内
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| 【要約】 |
【課題】畦形成作業体を水平回動させるための構成に駆動手段を設け、トラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置及び非作業位置への配置を簡単に行え、作業効率の向上する畦形成機を提供する
【解決手段】畦形成作業体を水平方向に回動する回動駆動手段を回動軸上に設けるとともに、所望の位置で固定解除するロック手段を支持フレーム上に設けることにより、畦形成するための畦形成作業体を所望の作業位置へ配置するための回動操作を回動駆動手段にて行うことができるので、作業者は回動操作を手作業で行わなくてもよくなり作業効率が向上する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクタへ連結するための装着マストとトラクタより回転力を受ける駆動入力部とを設けた主フレームと、盛土装置と畦形成装置とこれらを駆動するための作業入力軸を設けた畦形成作業体を外方端部に支持する一つの支持フレームと、この支持フレームの内端を前記主フレームに対し1つの回動軸にて水平方向に回動自在に軸支し、前記作業入力軸と前記駆動入力部とを動力伝達手段にて連結した畦形成機において、前記支持フレームとこの支持フレームにて支持される畦形成作業体とを水平方向に回動する回動駆動手段を前記回動軸上に設けるとともに、所望の位置で固定解除するロック手段を支持フレーム上に設けたことを特徴とした畦形成機。 【請求項2】 水平回動する回動駆動手段は、電動モータと、この電動モータの回転動力を減速する減速ギヤと、この減速ギヤは前記回動軸の軸心と一致させ配置するとともに回動アームが水平方向に突設され、この回動アームが前記支持フレームを回動駆動することを特徴とする請求項1記載の畦形成機。 【請求項3】 ロック手段は、支持フレームに上下方向の貫通孔を有するロックピンボスと、このロックピンボスに挿入され上下方向に摺動自在としたロックピンと、このロックピンの上部と連結する回動プレートと、この回動プレートを駆動する電動モータから構成され、電動モータが回転駆動することにより回動プレートを介しロックピンが上下摺動し、主フレームと支持フレームとを係脱し畦形成作業体を所望の位置に固定することを特徴とした請求項1乃至2記載の畦形成機。 【請求項4】 回動駆動手段に設けられる回動アームは、ロック手段のロックピンボスと係合し前記支持フレーム及び畦形成作業体を回動させることを特徴とする請求項1乃至3記載の畦形成機。 【請求項5】 回動駆動手段とロック手段は、コントロールボックスにて遠隔操作可能としたことを特徴とする請求項1乃至4記載の畦形成機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、畦形成未作業部が生じることのない反転機構を有する畦形成機に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来技術として、トラクタに連結されるトラクタ側フレームと、このトラクタ側フレームに一端側が回動可能に連結され、この一端側の上下方向の回動中心軸線を中心として回動調節可能な第1の連結アーム体と、この第1の連結アーム体の他端側に一端側が回動可能に連結され、この一端側の上下方向の回動中心軸線を中心として回動調節可能な第2の連結アーム体と、この第2のアーム体の他端側に連結された作業側フレームと、この作業側フレームに取り付けられ、前記第1の連結アーム体の前記回動中心軸線を中心とした回動調節および前記第2の連結アーム体の前記回動中心軸線を中心とした回動調節により、前記トラクタの前進走行に基づいて土作業可能な前進作業姿勢および前記トラクタ後退走行に基づいて土作業可能な後退作業姿勢に設定される土作業手段とを備えたことを特徴とする農作業機が公知である。(特許文献1) 【0003】 【特許文献1】 特開2002−17110号公報 【0004】 【発明が解決とようとする課題】 上記従来技術によれば、土作業手段である畦形成作業体を前進作業位置および後進作業位置の所望の作業位置に配置するため、まずトラクタ側フレームと第1のアーム体の連結部である一つ目の回動中心軸を中心として所定量回動させ、次に第1のアーム体と第2のアーム体の連結部である2つ目の回動中心軸を中心として所定量回動させるため、畦形成作業体を所望の作業位置に配置するまで2回の回動操作が必要となり手作業で行わなければならず、しかも作業進行方向が変わる都度トラクタから降りて回動操作しなければならないため煩わしさがあり、作業がスムーズに行えないという問題がある。 【0005】 そこで本発明は、畦形成作業体を水平回動させるための構成に駆動手段を設け、トラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置及び非作業位置への配置を簡単に行え、作業効率の向上する畦形成機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】 前記した課題を解決するため、トラクタへ連結するための装着マストとトラクタより回転力を受ける駆動入力部とを設けた主フレームと、盛土装置と畦形成装置とこれらを駆動するための作業入力軸を設けた畦形成作業体を外方端部に支持する一つの支持フレームと、この支持フレームの内端を前記主フレームに対し1つの回動軸にて水平方向に回動自在に軸支し、前記作業入力軸と前記駆動入力部とを動力伝達手段にて連結した畦形成機において、前記支持フレームとこの支持フレームにて支持される畦形成作業体とを水平方向に回動する回動駆動手段を前記回動軸上に設けるとともに、所望の位置で固定解除するロック手段を支持フレーム上に設けたことにより、畦形成するための畦形成作業体を所望の作業位置へ配置するための回動操作を回動駆動手段にて行うことができるので、作業者は回動操作を手作業で行わなくてもよくなるので作業効率が向上する。 【0007】 水平回動する回動駆動手段は、電動モータと、この電動モータの回転動力を減速する減速ギヤと、この減速ギヤは前記回動軸の軸心と一致させ配置するとともに回動アームが水平方向に突設され、この回動アームが前記支持フレームを回動駆動することにより、小型の電動モータで畦形成作業体を水平回動させることができる。 【0008】 支持フレームを180°水平回動させることにより、畦形成作業体をトラクタ前進走行にて畦形成作業を行う前進作業位置と、後進走行にて畦形成作業を行う後進作業位置と、移動時には非作業位置とに配置可能することができる。 【0009】 ロック手段は、支持フレームに上下方向の貫通孔を有するロックピンボスと、このロックピンボスに挿入され上下方向に摺動自在としたロックピンと、このロックピンの上部と連結する回動プレートと、この回動プレートを駆動する電動モータから構成され、電動モータが回転駆動することにより回動プレートを介しロックピンが上下摺動し、主フレームと支持フレームとを係脱し畦形成作業体を所望の位置に固定することにより、畦形成作業体を所望の位置で固定することができ、作業者は畦形成作業体水平回動の係脱操作を手作業で行わなくてもよくなるので作業効率が向上する。 【0010】 回動駆動手段に設けられる回動アームは、ロック手段のロックピンボスと係合し前記支持フレーム及び畦形成作業体を回動させることにより、回動手段とロック手段の配置をコンパクトにすることができる。 【0011】 回動駆動手段とロック手段は、コントロールボックスにて遠隔操作可能としたので、作業者はトラクタに座乗したまま回動操作ができる。 【0012】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を実施した畦形成機の前進作業時の平面図、図2は同畦形成機の前進作業時の側面図、図3は同畦形成機の前進作業時の後面図、図4は同畦形成機の動力伝達手段を示す一部断面とした平面図、図5は同畦形成機の動力伝達図、図6は同畦形成機の回動駆動手段およびロック手段を示す断面側面図、図7は同畦形成機の回動駆動手段およびロック手段を示す断面平面図、図8は同畦形成機の後進作業時の平面図である。 【0013】 図1から図3において、1は主フレームで平面視左右横長のパイプ11a,11bと、このパイプ11a,11bの両端部部に側板12L,12Rを設け機体を構成している。主フレーム1の側面視後部には、後方に開口したコの字状の回動ブラケット13がパイプ11bに固定されている。主フレーム1のトラクタ側となる側面視前方部には、図示されていないがトラクタ三点リンク機構と連結するための装着マスト14が設けられる。 【0014】 装着マスト14は、トラクタ三点リンク機構のトップリンクに連結されるトップリンクブラケット14Tを前記パイプ11aから突設するとともに、トラクタ三点リンク機構のロアリンクに連結されるロアリンクピンを有するロアリンクブラケット14L,14Rを前記側板12L,12Rから突設し構成されている。 【0015】 又、主フレーム1の側面視前方下部で平面視中央部には駆動入力部を有する。この駆動入力部は側面視前後方向に突設する入力軸15と、この入力軸15を回転可能に軸支する入力軸ハウジング16から構成されている。入力軸15の前方部は図示されていないがトラクタPTO軸とユニバーサルジョイントにて連結され、トラクタPTO軸から出力される動力はユニバーサルジョイントを介し入力軸15へ伝達する。 【0016】 回動ブラケット13は、回動ボス13aを設けた上面板13Aと回動ボス13bを設けた下面板13Bと、前記パイプ11bに溶着される正面板13Cにて側面視コの字状に構成される。上面板13A及び下面板13Bに設けた回動ボス13a,13bはそれぞれ回動孔が開口しており、上下同軸上に配置されている。 【0017】 2は支持フレームで、断面形状が矩形のパイプで横長のアーム体21と、このアーム体21の一端に主フレーム1と連結するためのフレーム連結ボス22と、アーム体21の他端側である外方端部に畦形成作業体3を支持する支持部を設け構成されている。 【0018】 3の畦形成作業体は、トラクタからの駆動力を受け畦形成作業をするもので、前記支持フレーム2の外方端部で支持され、作業進行方向側より圃場面の土と旧畦の側面を掘削する盛土装置31、次に旧畦の上面を削土する畦上面削土装置32、そして後方に掘削された旧畦の側面及び上面に土を塗り付け畦を形成する畦形成装置33が列設し、これら各装置を駆動する伝達ケースCから構成される。 【0019】 4は動力伝達手段で、トラクタからの回転動力を畦形成作業体3へ伝達するもので、伸縮自在としたダブル広角ジョイントである。5は作業姿勢設定手段で、電動シリンダを用い畦形成作業体3の作業姿勢を伸縮動作させ制御するものである。 【0020】 6は回動駆動手段で、畦形成作業体3を前進作業位置及び後進作業位置あるいは非作業位置と所望の位置に配置するため水平方向に回動駆動するものであり、7はロック手段で所望の位置となった畦形成作業体3を係脱動作させ、固定保持及び固定解除するものである。 【0021】 主フレーム1と支持フレーム2の連結部について説明すると、前記主フレーム1と連結される前記支持フレーム2のフレーム連結ボス22は、図6に示すように横長としたアーム体21の横長軸心線に対し直交する上下方向に貫通孔を有するパイプ体で、両端部にはベアリング21a,21aが設けてある。このフレーム連結ボス22の貫通孔の軸心と前記主フレーム1に設けた回動ブラケット13の回動ボス13a,13bに開口した回動孔の軸心とを一致させ、回動軸24を上下方向に挿入することで、主フレーム1と支持フレーム2は左右水平方向に回動自在に連結される。 【0022】 このように構成することで、支持フレーム2の内端は主フレーム1に対し回動軸24を動軸支点とし平面視にて左右方向に回動自在に連結され、支持フレーム2の外方端部に支持される前記畦形成作業体3を、トラクタ前進走行による畦形成作業を行う前進作業位置と、トラクタ後進走行による畦形成作業を行う後進作業位置、及びトラクタ後方に配置する非作業位置に水平回動させ所望の位置に配置可能となる。 【0023】 畦形成作業体3の構成について説明すると、31の盛土装置は盛土ロータ軸31bに複数の盛土爪31cを設け構成され、伝達ケースCより駆動力を受け回転することにより圃場面の土と旧畦側面の土を掘削し跳ね上げながら後方へ送る。 【0024】 32の畦上面削土装置は、削土ロータ軸32bに複数の畦上面削土爪32cを設け構成され、伝達ケースCより駆動力を受け回転することにより畦上面の土と雑草等を根こそぎ削土し、前記盛土装置31により跳ね上げられた盛土と混和され後方へ送られる。 【0025】 33の畦形成装置は、畦側面を形成する円錐状の畦側面形成ディスク33bと、この畦側面形成ディスク33bの頂点付近より外方に向けた円筒状の畦上面形成ローラ33cとの組み合わせにより構成され、伝達ケースCより駆動力を受け回転することで前記盛土装置31と畦上面削土装置32により混和された盛土を旧畦に塗り付け畦形成作業を行う。 【0026】 前記各装置を駆動するための伝達ケースCは、減速ケースC1と盛土駆動ケースC2と畦形成駆動ケースC3とから構成され、減速ケースC1は平面視薄型で側面視垂直で小判形のケース体でトラクタ側内方となる側面内上方に作業入力軸C11を有し、下方には作業出力軸C12が両端に向け突設し、前記支持フレーム2の外方端に吊設される。トラクタに対し外方に突出する作業出力軸C12の端部には、前記畦上面削土装置32を駆動する畦上面削土駆動軸32aが連結される。 【0027】 盛土駆動ケースC2は、平面視薄型で側面視にて前記作業出力軸C12の軸心位置より略水平後方に伸びる小判形をしたケース体で、トラクタに対し外方に突出させた盛土駆動軸31aを平面視前方に有し、前記盛土装置31を駆動する。 【0028】 畦形成駆動ケースC3は、平面視薄型で側面視にて前記作業出力軸C12の軸心位置より略水平後方に伸びる小判形をしたケース体で、トラクタに対し外方に突出させた畦形成駆動軸33aを平面視後方に有し、前記畦形成装置33を駆動する。 【0029】 作業出力軸C12の軸心上に配置される盛土駆動ケースC2と畦形成駆動ケースC3は、減速ケースC1の平面視トラクタ側内方に配置されるとともに対向する側面を合わせ固定され、作業出力軸C12の軸心上で盛土駆動ケースC2のトラクタ側内方側面には回動パイプC41と、作業出力軸C12の軸心上で畦形成駆動ケースC3のトラクタに対し外方となる側面には回動パイプC42が設けてある。 【0030】 前記支持フレーム2の外方端部に支持される畦形成作業体3の支持方法は、前記支持フレーム2のアーム体21の外方端に支持ブラケット23aを介し前記減速ケースC1が吊設されるとともに前記減速ケースC1のトラクタ側下方側面に設けられる回動ハウジングC13と前記畦形成駆動ケースC3のトラクタに対し外方となる側面に設けた回動パイプC42が回動自在に嵌合される。 【0031】 そして、前記支持フレーム2のアーム体21の長手方向略中央部より外方位置に設けた支持ブラケット23bから下方へ向け設けた支持アーム25に備えられる回動ハウジング25aと前記盛土駆動ケースC2のトラクタ側内方側面に設けた回動パイプC41が回動自在となるよう嵌合し支持され、側面を合わせ固定された盛土駆動ケースC2と畦形成駆動ケースC3は、側面視にて前後方向に回動可能となる。 【0032】 側面を合わせ固定され前後回動自在とした盛土駆動ケースC2と畦形成駆動ケースC3は、前記支持フレーム2と盛土駆動ケースC2との間に架設される作業姿勢設定手段5により前後回動を制御され、任意の畦形成高さとなるよう作業姿勢を設定することが可能となる。作業姿勢設定手段5は伸縮自在なアクチュエータである電動油圧シリンダを用い、トラクタ運転者がトラクタ運転席よりコントロールボックスBにて遠隔操作可能としてある。アクチュエータは電動油圧シリンダである。 【0033】 作業姿勢設定手段5を伸長させた場合には、盛土装置31は側面視前下がりとなり圃場面を深く掘削し、より多くの掘削土を旧畦の斜面と上面へ投擲し畦形成装置33は後ろ上がりとなるため、畦側面形成ディスク33bと畦上面形成ローラ33cは上方に位置され、背の高い畦を形成することができる。又、作業姿勢設定手段5を伸縮させた場合は、盛土装置31は側面視前上がりとなり圃場面を浅く掘削するため掘削土量が少なくなり、畦形成装置33の畦側面形成ディスク33bと畦上面形成ローラ33cは下方に位置され、背の低い畦を形成することが可能となる。 【0034】 図4,図5に基づいて駆動伝達方法について説明すると、トラクタの駆動力は図示されないがトラクタPTO軸よりユニバーサルジョイントを介し、前記駆動入力部に備えた入力軸15へ伝達される。入力軸15の後端部から前記畦形成作業体3の伝達ケースCを構成する減速ケースC1に備えた作業入力軸C11へ動力伝達手段4であるダブル広角ジョイントにて連結される。ダブル広角ジョイントを用いることにより畦形成作業体3が水平回動され、前記入力軸15と前記作業入力軸C11との位置変化に伸縮しながら追随するとともに、前記入力軸15と前記作業入力軸C11との相対角度の変化に追随するため、このような水平回動させ作業位置を変更させる畦形成機等の農作業機において簡単に駆動伝達させることができるため有利である。 【0035】 入力軸15に入力されたトラクタの回転力は、前記動力伝達手段4であるダブル広角ジョイントを介し減速ケースC1に備えた作業入力軸C11へ伝達される。作業入力軸C11に入力されたトラクタ回転力は、減速ケースC1内に設けられた減速チェーンC14を介し、作業出力軸C12へ伝達され、先ず、作業出力軸C12のトラクタに対し外方の端部に設けた畦上面削土駆動軸32aを回転駆動する。 【0036】 そして、作業出力軸C12のトラクタ側内方端部には、盛土駆動チェーンC21と畦形成駆動チェーンC31が設けられ、盛土駆動チェーンC21は作業出力軸C12の駆動力を減速して盛土駆動軸31aへ伝達し、畦形成駆動チェーンC31は作業出力軸C12の駆動力を減速して畦形成駆動軸へ伝達する。 【0037】 図6において、6の回動駆動手段は主フレーム1の正面板13CにL字型のブラケット61を設け水平面を形成し、このブラケット61の上部に平行状にしたベース62が固定される。このベース62には電動モータ63が固定され、この電動モータ63から突設した回動出力軸63aにはモータギヤ63bが固着されている。モータギヤ63bと歯合する第1減速ギヤ64aは中間軸64に固着され、この中間軸64は前記ベース62とブラケット61に設けたボス64c,64cにて上下方向に支持され水平方向に回転自在に設けられるとともに、ボス64c,64c内に第2減速ギヤ64bが備えてある。 【0038】 この第2減速ギヤ64bに歯合する第3減速ギヤ65は、前記回動軸24の上部同軸上にボス65a,65aに支持され水平方向に回転自在に設けられる。この第3減速ギヤ65の下部から回動アーム66が水平方向に突設されている。この回動アーム66の突出端部には係合孔66aが開口しており、前記支持フレーム2と係合部を形成する。そして、電動モータ63が正逆転駆動することにより各減速ギヤを介し、第3減速ギヤ65に設けた回動アーム66は水平方向左右に回動し支持フレーム2との係合部を介し、支持フレーム2及び畦形成作業体3を水平方向に回動駆動する。 【0039】 7のロック手段は、支持フレーム2の上面に設けた取付台26に取り付けられる。取付台26にロックベース71が垂設され、このロックベース71には電動モータ72が固定されるとともに、この電動モータ72の回転出力軸72aに固着されるモータギヤ72bと歯合する回動プレート73が軸支点71aを中心に設けられる。74のロックピンの上部外周部には係合ピン74aが設けられ、前記回動プレート73に設けたロック解除アーム73aと係合し、回動プレート73が上下方向に回動することによりロックピン74を上下に摺動させる。 【0040】 支持フレーム2には、ロックピン74が挿入されるように上下方向貫通孔を有するロックピンガイド27が設けてあり、ロックピン74はロックピンガイド27に挿入され上下方向に摺動自在である。挿入されたロックピン74は、ロックピンガイド27の下部から突出し、前記主フレーム1の回動ブラケット13の下面板13Bに開口した作業位置ロック孔75に係脱するよう構成されている。 【0041】 回動ブラケット13の下面板13Bに開口した作業位置ロック孔75は、畦形成作業をトラクタ前進走行にて行うよう畦形成作業体3を配置固定する前進作業位置ロック孔75aと、畦形成作業をトラクタ後進走行にて行うよう畦形成作業体3を配置固定する後進作業位置ロック孔75bと、畦形成作業体3をトラクタ後方に配置する非作業位置ロック孔75cの3ヶ所開口してあり、前記ロックピン74が係脱し任意の位置に配置固定可能である。 【0042】 前進作業位置ロック孔75aは下面板13Bの平面視入力軸15に対し右側で、回動軸24を中心としこの軸心と前記ロックピン74の軸心を結ぶ半径の円弧上に開口し、この前進作業位置ロック孔75aにロックピン74が挿入されることにより、畦形成作業体3をトラクタ前進走行による畦形成作業が行える前進作業位置に固定される。 【0043】 後進作業位置ロック孔75bは回動軸24を中心としこの軸心と前記ロックピン74の軸心を結ぶ半径の円弧上で、下面板13Bに前記前進作業位置ロック孔75aから180°位相させた位置に開口し、この後進作業位置ロック孔75bにロックピン74が挿入されることにより、畦形成作業体3をトラクタ後進走行による畦形成作業が行える後進作業位置に固定される。 【0044】 非作業位置ロック孔75cは回動軸24を中心としこの軸心と前記ロックピン74の軸心を結ぶ半径の円弧上で、下面板13Bに前記前進作業位置ロック孔75aから90°位相させた位置に開口し、この非作業位置ロック孔75cにロックピン74が挿入されることにより、畦形成作業体3をトラクタ後方に配置する移動走行状態に固定される。 【0045】 回動駆動手段6とロック手段7の作用について説明すると、先ず、ロック手段7に備えられた電動モータ72のモータギヤ72bが図6に示す側面視にて反時計回りに回転することにより、歯合する回動プレート73は上方向に回動を開始する。 【0046】 そして、回動プレート73に設けたロック解除アーム73aがロックピン74との係合部を持ち上げ、主フレーム1の回動ブラケット13の下面板13Bに開口した作業位置ロック孔75との係合を解除する。この時の回動プレート73の上方向への回動は、回動プレート73に備えたリミットスイッチS1がストッパ76と接する位置まで回動させ、ロックピン74の作業位置ロック孔75への係合は完全に解除される。 【0047】 そして、回動駆動手段6に備えた電動モータ63のモータギヤ63bが、図7に示すように平面視時計回りに回転することにより歯合する第1減速ギヤ64aから第2減速ギヤ64b、そして第3減速ギヤ65へと減速されながら伝達し、第3減速ギヤ65に設けた回動アーム66が回動を開始し、回動アーム66に開口した係合孔66aと前記ロックピンガイド27の外周部とが係合し、支持アーム2とともに支持アーム2の外方端部に設けた畦形成作業体3をa方向に水平回動させることができるので、図8に示すように畦形成作業体3をトラクタ後進走行による畦形成作業を行える位置に配置することが可能となる。 【0048】 又、モータギヤ63bが平面視反時計回りに回転する場合は、支持アーム2とともに支持アーム2の外方端部に設けた畦形成作業体3をb方向に水平回動させることができるので、図1に示すように畦形成作業体3をトラクタ前進走行による畦形成作業を行える位置に配置することが可能となる。 【0049】 以上のように1つ支持フレーム2を1つの回動軸24を回転軸支点として水平回動させることにより、回動動作が一回で所望の作業位置あるいは非作業時であるトラクタ後方に畦形成作業体3を配置することが可能となる。 【0050】 【発明の効果】 以上のように、主フレームに対して一つの支持フレームを設けて、一つの回動軸によって前進作業及び後進作業位置に形成形成体を水平回動可能にしたので、構成が単純で軽量となり安価に製作できるとともに操作も安易になったものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施した畦形成機の前進作業時の平面図 【図2】同畦形成機の前進作業時の側面図 【図3】同畦形成機の前進作業時の後面図 【図4】同畦形成機の動力伝達手段を示す一部断面とした平面図 【図5】同畦形成機の動力伝達図 【図6】同畦形成機の回動駆動手段およびロック手段を示す断面側面図 【図7】同畦形成機の回動駆動手段およびロック手段を示す断面平面図 【図8】同畦形成機の後進作業時の平面図 【符号の説明】 1 主フレーム 11a,11b パイプ 12L,12R 側板 13 回動ブラケット 13A 上面板 13B 下面板 13C 正面板 13a,13b 回動ボス 14 装着マスト 14T トップリンクプラケット 14L,14R ロアリンクブラケット 15 入力軸 16 入力軸ハウジング 2 支持フレーム 21 アーム体 21a,21a ベアリング 22 フレーム連結ボス 23a,23b 支持ブラケット 24 回動軸 25 支持アーム 25a 回動ハウジング 26 取付台 27 ロックピンガイド 3 畦形成作業体 31 盛土装置 31a 盛土駆動軸 31b 盛土ロータ軸 31c 盛土爪 32 畦上面削土装置 32a 畦上面削土駆動軸 32b 削土ロータ軸 32c 畦上面削土爪 33 畦形成装置 33a 畦形成駆動軸 33b 畦側面形成ディスク 33c 畦上面形成ローラ 4 動力伝達手段 5 作業姿勢設定手段 6 回動駆動手段 61 ブラケット 62 ベース 63 電動モータ 63a 回動出力軸 63b モータギヤ 64 中間軸 64a 第1減速ギヤ 64b 第2減速ギヤ 64c,64c ボス 65 第3減速ギヤ 65a,65a ボス 66 回動アーム 66a 係合孔 7 ロック手段 71 ロックベース 71a 軸支点 72 電動モータ 72a 回転出力軸 72b モータギヤ 73 回動プレート 73a ロック解除アーム 74 ロックピン 74a 係合ピン 75 作業位置ロック孔 75a 前進作業位置ロック孔 75b 後進作業位置ロック孔 75c 非作業位置ロック孔 76 ストッパ B コントロールボックス C 伝達ケース C1 減速ケース C11 作業入力軸 C12 作業出力軸 C13 回動ハウジング C14 減速チェーン C2 盛土駆動ケース C21 盛土駆動チェーン C3 畦形成駆動ケース C31 畦形成駆動チェーン C41,C42 回動パイプ S1 リミットスイッチ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000171746 【氏名又は名称】株式会社ササキコーポレーション 【住所又は居所】青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1番地259
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| 【出願日】 |
平成15年1月17日(2003.1.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2004−222687(P2004−222687A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月12日(2004.8.12) |
| 【出願番号】 |
特願2003−45137(P2003−45137) |
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