| 【発明の名称】 |
ロータリ耕耘機の巻付き防止装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡村 誠一 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】大野 貴章 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】木ノ下 健 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】藤田 和正 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】中島 健一郎 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
【氏名】平田 光喜 【住所又は居所】大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボタ堺製造所内
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| 【要約】 |
【課題】線条部材の規制位置を爪ブラケットの高さ位置よりも、高く設定できるようにする。
【解決手段】軸心回りに回転自在に支持された耕耘軸38の外周面に、爪ブラケット53が突設され、爪ブラケット53に耕耘爪50の取付基部が嵌合固定されて、耕耘軸38の外周面に、多数の耕耘爪50が爪ブラケット53を介して径外方に突設され、耕耘爪50に外嵌された取付ステー59,60を介して、巻付き防止用の線状部材58が、互いに離間した耕耘爪50間に設けられたロータリ耕耘機の巻付き防止装置において、 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軸心回りに回転自在に支持された耕耘軸(38)の外周面に、爪ブラケット(53)が突設され、爪ブラケット(53)に耕耘爪(50)の取付基部が嵌合固定されて、耕耘軸(38)の外周面に、多数の耕耘爪(50)が爪ブラケット(53)を介して径外方に突設され、耕耘爪(50)に外嵌された取付ステー(59,60,91)を介して、巻付き防止用の線状部材(58)が、互いに離間した耕耘爪(50)間に設けられたロータリ耕耘機の巻付き防止装置において、 前記取付ステー(59,60,91)に、爪ブラケット(53)に接当して取付ステー(59,60,91)の耕耘軸(38)側への移動を規制する規制片(67,76,93)が設けられていることを特徴とするロータリ耕耘機の巻付き防止装置。 【請求項2】 取付ステー(60)に耕耘爪(50)が挿通される嵌合孔(77)が具備され、この嵌合孔(77)は、取付ステー(60)に前記規制片(76)を切り起こし形成することにより、形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機の巻付き防止装置。 【請求項3】 軸方向外方側の耕耘爪(50a)に、耕耘爪(50a)の先端側を外側方に変位させるように外側方に向けて傾斜した傾斜部(61)が設けられ、取付ステー(60)の嵌合孔(77)側が、耕耘爪(50a)の傾斜部(61)に略垂直状に交差するように傾斜され、取付ステー(60)が嵌合孔(77)を介して耕耘爪(50a)の傾斜部(61)に外嵌されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリ耕耘機の巻付き防止装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、ロータリ耕耘機の巻付き防止装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 例えば、サイドドライブ式のロータリ耕耘機では、軸心回りに回転自在に支持された耕耘軸の外周面に、嵌合凹部を有する多数の爪ブラケットが耕耘軸の径外方向に突設され、その嵌合凹部に嵌合された耕耘爪の取付基部を爪ブラケットにボルト固定することによって、耕耘軸の外周面に、多数の耕耘爪が爪ブラケットを介して径外方に突設されている。 この場合、耕耘軸に草等の長稈が巻き付くのを防止すべく、耕耘軸の軸方向に互いに離間した耕耘爪間に、ワイヤー等よりなる長尺の線状部材を耕耘軸から離間して架設することがあり、従来では、取付ステーを嵌合孔を介して耕耘爪の取付基部に外嵌し、この外嵌された取付ステーを介して、線状部材を、耕耘軸の軸方向に互いに離間した耕耘爪間に架設していた(例えば特許文献1、特許文献2)。 【0003】 【特許文献1】 特開平8−70601号公報 【特許文献2】 特開平9−121608号公報 【特許文献3】 特開平10−150801号公報 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、従来の場合、耕耘爪が基端側に向かうに従って細くなっていることもあって、嵌合孔を介して耕耘爪の取付基部に外嵌された取付ステーは、爪ブラケットに接当するまでは、取付ステーの耕耘爪に対する耕耘軸側(径方向内方)への移動は規制されることがないため、耕耘軸に対する径方向への離間位置が任意に選べず、爪ブラケットの高さ(突出長さ)で、線条部材の規制位置が決まってしまい不便であった。特に、取付ステーが取り付けられる耕耘爪が、耕耘軸の軸方向外方側にあって、耕耘爪の先端側を外側方に変位させるように外側方に向けて傾斜した傾斜部が設けられたものにあっては、取付ステーの嵌合位置が爪ブラケットの高さ位置に特定されてしまい、取付ステーの取付位置を任意に選ぶことが困難であった。 【0005】 本発明は上記問題点に鑑み、線条部材の規制位置を爪ブラケットの高さ位置よりも、高く設定できるようにしたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、軸心回りに回転自在に支持された耕耘軸38の外周面に、爪ブラケット53が突設され、爪ブラケット53に耕耘爪50の取付基部が嵌合固定されて、耕耘軸38の外周面に、多数の耕耘爪50が爪ブラケット53を介して径外方に突設され、耕耘爪50に外嵌された取付ステー59,60,91を介して、巻付き防止用の線状部材58が、互いに離間した耕耘爪50間に設けられたロータリ耕耘機の巻付き防止装置において、 前記取付ステー59,60,91に、爪ブラケット53に接当して取付ステー59,60,91の耕耘軸38側への移動を規制する規制片67,76,93が設けられている点にある。 【0007】 また、本発明の他の技術的手段は、取付ステー60に耕耘爪50が挿通される嵌合孔77が具備され、この嵌合孔77は、取付ステー60に前記規制片76を切り起こし形成することにより、形成されている点にある。 また、本発明の他の技術的手段は、軸方向外方側の耕耘爪50aに、耕耘爪50aの先端側を外側方に変位させるように外側方に向けて傾斜した傾斜部61が設けられ、取付ステー60の嵌合孔77側が、耕耘爪50aの傾斜部61に略垂直状に交差するように傾斜され、取付ステー60が嵌合孔77を介して耕耘爪50aの傾斜部61に外嵌されている点にある。 【0008】 【発明の実施の形態】 以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1において、トラクタ車体2の後部には3点リンク機構3を介してロ−タリ耕耘機1が連結されており、3点リンク機構3のロアリンク4はトラクタ車体2の後下部に、トップリンク5はトップリンクサポート6にそれぞれ枢支連結されている。 図8〜図12において、9はトラクタ車体2の後上部に固定の取付台で、左右一対の平面視L字形の板材9aを対称状にボルト締結して形成されており、この取付台9にトップリンクサポート6が上下2本の平行なピン11,12で連結されている。トップリンクサポート6は、左右一対の側板14を補強板15で連結しており、その後端にピン16を介してトップリンク5を枢支している。トップリンクサポート6の前端部に、側板14間に上下一対の取付筒7,8が左右方向に貫通して固着されている。この取付筒7,8に前記ピン11,12がそれぞれ挿通されている。 【0009】 トップリンクサポート6の前内部には操作レバー19が配置され、操作レバー19は、ボス部20を介して、トップリンクサポート6に設けた支軸21廻りに回動自在に支持されている。トップリンクサポート6とトラクタ車体2との間に楔部材23が設けられている。楔部材23は、左右一対の楔部24と楔部24同士を連結する連結部25とを有し、各楔部24は、その前後幅が下側に向かうに従って徐々に小幅となる台形状に形成されている。 楔部材23の楔部24間に左右方向の連結軸26が設けられ、この連結軸26に連結筒27が外嵌され、連結筒27と操作レバー19のボス部20とがU字状に湾曲した連結部材28で連結されている。この連結部材28は弾性を有していて、両端が縮小するように弾性変形された状態で組み込まれており、連結部材28は弾性変形による復元力によって、楔部材23を、トラクタ車体2とトップリンクサポート6との間で下側に向けて食い込ませるように作用するようになっている。 【0010】 従って、トップリンクサポート6及び楔部材23を取付台9に装着すると、連結部材28の弾性力によって、楔部材23がトラクタ車体2とトップリンクサポート6との間を下側に向けて次第に食い込み、これにより、トップリンクサポート6をトラクタ車体2側から引き離して取付台9とピン11,12との間のガタを除去するようになっている。 また、トップリンクサポート6を取り外す際には、操作レバー19を、図8に示すa方向に引っ張り又はa方向に叩くことにより、楔部材23をトラクタ車体2とトップリンクサポート6との間から上方に簡単に抜くことができる。従って、楔部材23をトラクタ車体2とトップリンクサポート6との間に食い込ませるように付勢するコイルバネ等の特別のバネは不要になり、部品点数の低減を図ることができる。 【0011】 図1及び図2において、ロータリ耕耘機1は、サイドドライブ式であり、動力受入れギアボックス34から左右に延設されたサポートアーム35の両端にチェーンケース36とサイドフレーム37とを備える。このチェーンケース36とサイドフレーム37の下端部内側には、耕耘軸38をその軸心回りに回転自在に支持する軸受けのケース39が取り付けられ、前記ギアボックス34から前方に突出された動力受入れ軸40には、トラクタ車体2のPTO軸41がジョイント42によって連動連結されている。 【0012】 サポートアーム35の内部には、動力受入れ軸40とギア43とを介して駆動する伝動軸44が内装され、この伝動軸44の一端に、チェーンケース36の上部に内装されたスプロケット45が固定されている。このスプロケット45と、耕耘軸38の一端に設けたスプロケット46との伝動チェーン47が巻き掛けられ、これによりPTO軸41の駆動力で耕耘軸38を回転駆動するようにしている。 また、図1に示すように、サポートアーム35には平面視方形枠状の支持フレーム48が後方に突出され、この支持フレーム48の後部に耕耘高さを調整するための接地輪49が設けられている。なお、矢符Aは、耕耘軸38の回転方向を示している。 【0013】 図1〜図7に示すように、耕耘軸38の外周面には多数の耕耘爪50を林立させてなる耕耘部51が構成され、この耕耘部51の上方はカバー52で覆われている。 すなわち、耕耘軸38の外周面には、先端に嵌合凹部53Aを有する角筒状を呈する多数の爪ブラケット53が当該耕耘軸38の径外方向に突設され、この各爪ブラケット53の嵌合凹部53Aに嵌合した耕耘爪50をそれぞれボルト54締結することで、多数の耕耘爪50が耕耘軸38の外周面に径外方放射状に取り付けられている。 【0014】 爪ブラケット53の左右両側壁と各耕耘爪50の基端部には、ボルト54の貫通孔55,56が設けられていて、爪ブラケット53の嵌合凹部53Aに耕耘爪50の基端部を嵌合すると、それら両貫通孔55,56が同心状に位置決めされるようになっている。そして、同心状に位置決めされた両貫通孔55,56へ耕耘軸38の軸心方向に挿通されたボルト54をナット57で締め付けることにより、耕耘爪50を爪ブラケット53に対して固定することができる。 耕耘軸38の右端(軸方向外方側)に位置する耕耘爪50(耕耘爪50a)には、その基部側中途部に、外側方に向けて傾斜した傾斜部61が設けられ、これにより、耕耘爪50aの先端側を耕耘軸38の軸方向外方に位置させて、この耕耘爪50aによって、対応する爪ブラケット53よりも外側方が耕耘できるようにしている。 【0015】 ロータリ耕耘機1の耕耘部51には、前記耕耘軸38に草等の長稈が巻き付くのを防止すべく、耕耘軸38の軸方向に沿う長尺の線状部材58からなる巻付き防止装置を設けている。線状部材58は、長尺のワイヤー材からなり、その両端部に連結部材63を備えており、この各連結部材63は、耕耘軸38の軸方向両端部に位置する爪ブラケット53側に固定された取付ステー59,60にそれぞれ連結され、当該線状部材58を引張した状態で2点支持している。従って、線状部材58は、取付ステー59,60を介して、耕耘軸38の左端側の耕耘爪50と、耕耘軸38の右端側の耕耘爪50とに連結されている。 【0016】 図3及び図4に示すように、左端側の取付ステー59は、長方形板状に形成され、耕耘爪50の基端部が挿通し得る長方形の嵌合孔66が形成されている。また、取付ステー59の底面に、規制片67が突設されている。規制片67は、爪ブラケット53の突出端面に接当して取付ステー59の耕耘軸38側(耕耘軸38の径方向内方)への移動を規制している。なお、規制片67は、嵌合孔66の開口縁部の全周に亘る筒状に形成してもよいし、また、左右一対の突起により構成してもよい。 【0017】 取付ステー59の右側端部には、連結部材63を連結するための止めピン69が挿通する貫通孔70が形成されており、該貫通孔70は、取付ステー59の前後方向(耕耘軸38の回転方向)に関して中央より偏心して設けられている。 図5〜図7に示すように、右端側の取付ステー60は長方形板状に形成され、取付ステー60の右側は、外側方下がりに屈曲傾斜され、取付ステー60の右側にコの字状の溝又は切り込みを形成して、規制片76を耕耘軸38側(耕耘軸38の径方向内方)に向けて切り起こし形成することにより、耕耘爪50に嵌合する嵌合孔77が形成されており、取付ステー60は嵌合孔77を介して耕耘爪50aの傾斜部61に外嵌され、規制片67は爪ブラケット53の突出端面に接当され、取付ステー60の耕耘軸38側(耕耘軸38の径方向内方)への移動を規制している。取付ステー60の左側端部には、連結部材64を連結するための止めピン69が挿通する貫通孔71が形成されている。 【0018】 図3及び図5に示すように、各連結部材63は、側面視略コ字状に形成された二又形状をなしており、その上下に対向する二又部分には、両部分を上下方向に貫通する貫通孔79を有し、該貫通孔79と取付ステー59,60に形成した貫通孔70,71を一致させて止めピン69を挿通することにより、連結部材63が取付ステー59,60に連結されている。 そして、連結部材63の基端部分には、左右方向に挿通する挿通孔81が形成されており、該挿通孔81には、線状部材58の端部側が挿通されて固定されている。線状部材58の両端に設けた連結部材63は、上下に対向する二又部分が取付ステー59,60の板厚と同じかやや幅広間隔をおいて形成されており、取付ステー59,60に対して止めピン69廻りに水平揺動自在となっている。そして、図3に示すように、一方(左端側)の連結部材63の挿通孔81には、線状部材58の一端部が挿通するとともに、挿通孔81よりも径大の抜止部材83が線状部材58に固着されて該挿通孔81からの線状部材58の抜け止めがなされている。 【0019】 また、図5に示すように、他方(右端側の)連結部材63の挿通孔81に対応して二又内部側に固定ナット85が固着されている。この連結部材63の挿通孔81には、線状部材58の他端部に固着したボルト86が挿通し且つ固定ナット85に螺合することで線状部材58と連結部材63とが連結され、ボルト86の螺合により連結部材63に対する線状部材58の長さ方向の位置が変更自在となっている。なお、87は、ボルト86の回り止めをするロックナットである。 前記線状部材58の外周には、被覆部材89を設けている。該被覆部材89は、耐磨耗性の高い高分子ポリエチレン等の樹脂材、又はゴム材等よりなり、パイプ状に形成されて線状部材58に遊嵌している。また、その長さは線状部材58の長さよりやや短く形成されており、被覆部材89のパイプ内径は、線状部材58の径よりも大きく形成されて線状部材58の外周回りに回動自在となされている。 【0020】 上記実施の形態によれば、線状部材58を爪ブラケット53に取り付けるには、各取付ステー59,60の嵌合孔66,77を爪ブラケット53の嵌合凹部53Aと対応するように、規制片67,76を対応する爪ブラケット53の突出端面に当接させ、その後、各取付ステー59,60の嵌合孔66,77に耕耘爪50の取付基部を通過させ、該取付基部を嵌合凹部53Aに嵌合してボルト54締結することによって、取付ステー59,60が各爪ブラケット53に固定され、線状部材58の取り付けがなされる。この際に、耕耘爪50の取付基部より上方側の膨出した部分が、取付ステー59,60の抜け止めとなる。 【0021】 耕耘爪50の取付基部は角形状をなし、取付ステー59,60の嵌合孔66,77は角孔形状となっているため、取付ステー59,60が爪回りに回動しないようにしている。 上記のように、線状部材58は、取付ステー59,60に対して揺動自在な連結部材63を介して取付られているため、耕耘作業中における線状部材58の揺れや、撓みを取付ステー59,60に対する連結部材63の揺動によって吸収して線状部材58の両端部分の応力集中を防止し、耐久性が向上する。また、耕耘軸38上の両端の爪ブラケット53は、通常各々が軸回りに位置がずれているが、連結部材63が揺動自在となっていることから、この位置ずれにも対応可能となっている。 【0022】 また、一方(左端側)の連結部材63に対して線状部材58を長さ方向に位置調整可能としているため、ワイヤーの伸び等に対応して線状部材58を引張した状態に保つことができる。 また、被覆部材89は、線状部材58の外周に設けられて該線状部材58を保護し、耕耘作業中における線状部材58の石、岩、又は耕耘爪との接触により線状部材58が磨耗するのを防止しており、線状部材58の耐久性を向上させている。また、被覆部材89は、線状部材58に対して回動自在となっているため、草等の長稈が被覆部材89自体に巻き付いた際には、被覆部材89が回動することで草等の被覆部材89からの離れを良くしている。 【0023】 そして、取付ステー59,60に、爪ブラケット53に接当して取付ステー59,60の耕耘軸38側への移動を規制する規制片67,76が設けられているので、取付ステー59,60の耕耘爪50に対する耕耘軸38側(径方向内方)への移動を、爪ブラケット53の高さよりも高い位置に規制することができ、規制片67,76の長さを調整することによって、耕耘軸38に対する径方向への離間位置を任意に選ぶことができる。 しかも、軸方向外方側の耕耘爪50aに、耕耘爪50aの先端側を外側方(耕耘軸38の軸方向外方)に変位させるように外側方に向けて傾斜した傾斜部61が設けられ、取付ステー60の嵌合孔77側が、耕耘爪50aの傾斜部61に略垂直状に交差するように傾斜され、取付ステー60が嵌合孔77を介して耕耘爪50aの傾斜部61に外嵌されているので、取付ステー60が取り付けられる耕耘爪50aが、耕耘軸38の軸方向外方側にあって、耕耘爪50aの先端側を外側方に変位させるように外側方に向けて傾斜した傾斜部61が設けられたものであっても、取付ステー60を耕耘爪50aの傾斜部61に嵌合することにより、取付ステー60の取付位置が爪ブラケット53の高さ位置に特定されずに済み、取付ステー60の取付位置を任意に選ぶことができ、線条部材58の規制位置を爪ブラケット53の高さ位置よりも、高く設定できるようになる。 【0024】 図13〜図15は他の実施形態を示し、線状部材58が、耕耘軸38の軸方向に分割して2本設けられ、2本の線状部材58(58a,58b)は耕耘軸38の軸方向に連続するように配置されている。各線状部材58a,58bの外端部は、それぞれ取付ステー59,60を介して、耕耘軸38の左端側の耕耘爪50と、耕耘軸38の右端側の耕耘爪50aとに連結されている。これら右側の線状部材58aの右端部の耕耘爪50への連結、及び左側の線状部材58bの左端部の耕耘爪50aへの連結は、前記実施の形態の場合と同様に連結部材63,64及び取付ステー59,60を介してなされている(図3〜図7参照)。 【0025】 図14及び図15に示すように、2本の線状部材58a,58bの軸方向内方側は、共通の取付ステー91を介して中間部の耕耘爪50に連結され、線状部材58a,58bは中間部の耕耘爪50に中継されて、耕耘軸38の軸方向略全長に亘るように配置されている。 共通の取付ステー91は長方形板状に形成され、取付ステー91の左右方向中央部に耕耘爪50の取付基部が挿通し得る長方形の嵌合孔92が形成されている。また、取付ステー91の底面に、規制片93が突設されている。規制片93は、爪ブラケット53の突出端面に接当して取付ステー91の耕耘軸38側(耕耘軸38の径方向内方)への移動を規制している。なお、規制片93は、嵌合孔92の開口縁部の全周に亘る筒状に形成してもよいし、また、左右一対の突起により構成してもよい。 【0026】 取付ステー91の左右の両側端部には、一対の連結部材63を連結するための止めピン69が挿通する貫通孔96がそれぞれ形成されており、一対の貫通孔96は、取付ステー91の前後方向(耕耘軸8の回転方向)に関して中央より偏心して設けられると共に、一対の貫通孔96は互いに前後方向に逆側に変位して設けられている。 連結部材63の貫通孔79と取付ステー91の貫通孔96を一致させて止めピン69を挿通することにより、前記実施の形態の場合と同様に一対の連結部材63は取付ステー91に揺動自在に連結されている。 【0027】 そして、一対の連結部材63の挿通孔82には、線状部材58の他端部に固着したボルト86が挿通し且つ固定ナット85に螺合することで線状部材58と連結部材63とが連結され、ボルト86の螺合により連結部材63に対する線状部材58の長さ方向の位置が変更自在となっている。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。 なお、前記実施の形態では、取付ステー59の左右の両側端部に設けた貫通孔96は、取付ステー59の前後方向(耕耘軸38の回転方向)に関して中央より偏心して設けられると共に、貫通孔96は互いに前後方向に逆側に変位して設けられているが、これに代え、図16に示すように、貫通孔96を、取付ステー59の前後方向(耕耘軸8の回転方向)に関して中央より偏心して設けると共に、貫通孔96を前後方向の同一側に設けるようにしてもよい。 【0028】 図17及び図18は、上記図13〜図15の実施形態等に係る線状部材58の配置例を示している。図17における1〜48は、耕耘軸38を周方向に展開した場合の耕耘爪50の配置位置を示している(位置1〜位置48)。図18における1〜40は、耕耘軸38を周方向に展開した場合の耕耘爪50の配置位置を示している(位置1〜位置40)。また、図17及び図18では、対をなす線状部材58a,58bの組が、耕耘軸38の周方向に略180°離間した位置(互いに径方向に対応する位置)に2組設けられている。 【0029】 図17では、一方(図17における上側)の組の線状部材58a,58bについては、2通りの配置を開示している。第1の配置は、線条部材58aが、位置2の耕耘爪50と位置39の耕耘爪50との間に連結され、線状部材58bが、位置39の耕耘爪50と位置48の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、位置39の耕耘爪50で互いに連結されて耕耘軸38の軸方向に連続するように配置されている。第2の配置は、線条部材58aが、位置2の耕耘爪50と位置20の耕耘爪50との間に連結され、線状部材58bが、位置18の耕耘爪50と位置48の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、耕耘軸38の軸方向の中途部で互いに分離するように配置されている。これらの配置により、線状部材58a,58bの中途部が耕耘爪50に接近しないようにして、線状部材58a,58bが揺動等によって耕耘爪50に接触して損傷等を生じるのを防止できるようにしている。 【0030】 他方(図17における下側)の組の線状部材58a,58bについては、3通りの配置を開示している。第1の配置は、線条部材58aが、位置1の耕耘爪50と位置10の耕耘爪50との間に連結され、線状部材58bが、位置10の耕耘爪50と位置47の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、位置10の耕耘爪50で互いに連結されて耕耘軸38の軸方向に連続するように配置されている。第2の配置は、線条部材58aが、位置1の耕耘爪50と位置6の耕耘爪50との間に連結され、線状部材58bが、位置6の耕耘爪50と位置47の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、位置6の耕耘爪50で互いに連結されて耕耘軸38の軸方向に連続するように配置されている。第3の配置は、線条部材58aが、位置1の耕耘爪50と位置32の耕耘爪50との間に連結され、線状部材58bが、位置30の耕耘爪50と位置47の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、耕耘軸38の軸方向の中途部で互いに分離するように配置されている。これらの配置により、線状部材58a,58bの中途部が耕耘爪50に接近しないようにして、線状部材58a,58bが揺動等によって耕耘爪50に接触して損傷等を生じるのを防止できるようにしている。 【0031】 図18では、一方(図18における上側)の組の線状部材58a,58bについては、線条部材58aが、位置2の耕耘爪50と位置26の耕耘爪50と間に連結されると共に、線状部材58bが、位置26の耕耘爪50と位置39の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、位置26の耕耘爪50で互いに連結されて耕耘軸38の軸方向に連続するように配置され、この配置により、線状部材58a,58bの中途部が耕耘爪50に接近しないようにして、線状部材58a,58bが揺動等によって耕耘爪50に接触して損傷等を生じるのを防止できるようにしている。 【0032】 他方(図18における下側)の組の線状部材58a,58bについては、線条部材58aが、位置1の耕耘爪50と位置20の耕耘爪50と間に連結されると共に、線状部材58bが、位置20の耕耘爪50と位置40の耕耘爪50との間に連結され、これにより線条部材58a,58bは、位置20の耕耘爪50で互いに連結されて耕耘軸38の軸方向に連続するように配置され、この配置により、線状部材58a,58bの中途部が耕耘爪50に接近しないようにして、線状部材58a,58bが揺動等によって耕耘爪50に接触して損傷等を生じるのを防止できるようにしている。 【0033】 なお、前記実施の形態では、耕耘爪50としてなた爪を使用した場合を示したが、耕耘爪50として普通爪、正逆両用爪等を使用してもよく、また、耕耘爪50の取付についても上記実施形態のような角筒形状の爪ブラケット以外に、耕耘軸38に径外方に突出した板状のフランジに耕耘爪を取り付けるようにする等適宜設計変更可能である。 また、本発明は、サイドドライブ型ロータリ耕耘機だけでなく、センタードライブ型ロータリ耕耘機にも採用することができる。 【0034】 【発明の効果】 本発明によれば、線条部材58の規制位置を爪ブラケット53の高さ位置よりも、高く設定できるようになる。 【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態を示すロータリ耕耘機の側面図である。 【図2】同ロータリ耕耘機の背面図である。 【図3】同ロータリ耕耘機の左端部の耕耘爪取付部分の背面断面図である。 【図4】同図3のA−A線断面図である。 【図5】同ロータリ耕耘機の右端部の耕耘爪取付部分の背面断面図である。 【図6】同図5のB矢視図である。 【図7】同図5のC−C線断面図である。 【図8】同トップリンクサポート及び取付台部分の側面断面図である。 【図9】同トップリンクサポート及び取付台部分の平面図である。 【図10】同図8のD−D線断面図である。 【図11】同操作レバー及び連結部材の側面図である。 【図12】同トップリンクサポートの側面図である。 【図13】同他の実施形態を示すロータリ耕耘機の背面図である。 【図14】同ロータリ耕耘機の中間部の耕耘爪取付部分の背面断面図である。 【図15】同図14のE−E線断面図である。 【図16】図15の変形例を示す中間部の取付ステー部分の平面断面図である。 【図17】図13〜図15の実施形態等に係る線状部材の配置例を示す耕耘軸の展開図である。 【図18】図13〜図15の実施形態等に係る線状部材の配置例を示す耕耘軸の展開図である。 【符号の説明】 1 ロータリ耕耘機 31 耕耘軸 50 耕耘爪 53 爪ブラケット 58 線条部材 59 取付ステー 60 取付ステー 61 傾斜部 66 嵌合孔 67 規制片 76 規制片 77 嵌合孔 91 取付ステー 93 規制片
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ 【住所又は居所】大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号
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| 【出願日】 |
平成15年1月17日(2003.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100061745 【弁理士】 【氏名又は名称】安田 敏雄
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| 【公開番号】 |
特開2004−215625(P2004−215625A) |
| 【公開日】 |
平成16年8月5日(2004.8.5) |
| 【出願番号】 |
特願2003−10239(P2003−10239) |
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