| 【発明の名称】 |
電子部品の取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】山迫 洋 【住所又は居所】埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写真フイルム株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】筐体に表面実装される電子部品の半田付け作業が省略でき、かつ、半田付け不良のない、電子部品の取付構造を提供する。
【解決手段】電子部品Pが筐体12に取り付けられてなる電子部品の取付構造10において、筐体12には、電子部品Pの外周を覆う形状を有するとともに、電子部品を筐体へ固定する取付部14が立設されており、電子部品Pが筐体12に表面実装される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品が筐体に取り付けられてなる電子部品の取付構造において、前記筐体には、前記電子部品の外周を覆う形状を有するとともに、前記電子部品を前記筐体へ固定する取付部が立設されており、前記電子部品が前記筐体に表面実装されることを特徴とする電子部品の取付構造。 【請求項2】 前記取付部の内部には前記電子部品を前記筐体から離反させるように付勢する付勢部材が設けられている請求項1に記載の電子部品の取付構造。 【請求項3】 前記筐体と平行に回路基板が配設されるとともに、該回路基板上の電極と前記電子部品上の端子との電気的な接続が図られている請求項1又は2に記載の電子部品の取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子部品の取付構造に係り、特に筐体に表面実装される電子部品を筐体へ固定する電子部品の取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、電子部品の取付構造等において、プリント基板等の基板に表面実装できない電子部品等や、表面実装後に補強が必要な電子部品等、たとえば、DCジャック、通信用ジャック、カードコネクタ等は、手作業での半田付け等により基板や筐体等に取り付けられていた。 【0003】このような取り付け方法としては、電子部品を筐体の表面に半田付けする方法、電子部品の一部を筐体のスルーホールに挿入し、筐体の裏側から半田付けする方法、電子部品を筐体にネジ止めする方法等が採られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような取り付けになる電子部品の取付構造では、作業工数が増大するという問題があり、改善を求める要求が多かった。また、半田付け時における作業不良を生じることも多い。たとえば、取付強度が筐体等のパターンの強度に依存し、プラグの抜き差しの繰り返しやコジリによって筐体から外れやすいという問題がある。特に、電子カメラなどの小型機器に配設されている小さな電子部品は半田付けの面積が小さく、耐久性に問題がある。 【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、電子部品が筐体に取り付けられてなる電子部品の取付構造において、筐体に表面実装される電子部品の半田付け作業が省略でき、かつ、半田付け不良のない、電子部品の取付構造を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するために、電子部品が筐体に取り付けられてなる電子部品の取付構造において、前記筐体には、前記電子部品の外周を覆う形状を有するとともに、前記電子部品を前記筐体へ固定する取付部が立設されており、前記電子部品が前記筐体に表面実装されることを特徴としている。 【0007】本発明によれば、筐体には電子部品の外周を覆う形状を有するとともに、電子部品を筐体へ固定する取付部が立設されている。そして、取付部により電子部品が筐体に表面実装される。したがって、電子部品の半田付け作業が省略できる。また、半田付け不良も生じない。更に、筐体に固定された電子部品を交換する際に半田を剥がす必要がないという効果も得られる。 【0008】なお、「筐体」には、フレーム、シャーシ、等の名称で称呼されるものも含まれ、プリント基板等の基板が取り付けられる部材、ケース、外箱等を意味する。 【0009】本発明において、前記取付部の内部には前記電子部品を前記筐体から離反させるように付勢する付勢部材が設けられていることが好ましい。このように、電子部品が基板側に付勢されていれば、半田付けなしでも電子部品と基板との良好なコンタクトが取れるからである。 【0010】また、本発明において、前記筐体と平行に回路基板が配設されるとともに、該回路基板上の電極と前記電子部品上の端子との電気的な接続が図られていることが好ましい。このように、筐体と平行に回路基板が配設されるとともに、回路基板上の電極と電子部品上の端子との電気的な接続が図られていれば、回路基板上に取り付けるのに不適当な電子部品を筐体に取り付ければ済み、電子部品の表面実装が容易になるからである。また、電子部品の半田付け作業が省略できる。 【0011】なお、回路基板とは、基板上又は基板内部に電気回路が形成されたものを指し、一般的には単層又は多層のプリント基板が使用される。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に係る電子部品の取付構造の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る電子部品の取付構造を右前方から見た斜視図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。 【0013】図示のように、本発明に係る電子部品の取付構造10は、電子部品Pが取り付けられる筐体12と、筐体12に立設され、電子部品Pの外周を覆う形状を有するとともに、電子部品Pを筐体12へ固定する取付部14、及び、電子部品P(P1、P2)等とで構成されている。 【0014】筐体12は、図示の例では平板状のものが示されているが、各種形状のものが使用できる。既述のように、フレーム、シャーシ、等の名称で称呼されるものも含まれ、プリント基板等の基板が取り付けられる部材、ケース、外箱等、広く適用できる。 【0015】筐体12の材質としては、特に制限はなく各種の材質が使用できるが、図示の例のように筐体12と取付部14とが一体成形される場合には、樹脂材で形成されるのが好適である。 【0016】筐体12へ固定される電子部品Pとしては、図示の例では左手前側のDCジャックP1と、右奥側のカードコネクタP2とが使用されている。ただし、これらは例示であり、これ以外にも各種の電子部品が使用できる。 【0017】取付部14は、筐体12に立設され、電子部品Pの外周を覆う形状を有するとともに、電子部品Pを筐体12へ固定するように構成されている。図示の例では、DCジャックP1に使用される取付部14は、DCジャックP1の背面を覆う背面取付部14Aと、DCジャックP1の前面を覆う前面取付部14Bとよりなる。 【0018】背面取付部14A及び前面取付部14Bのいずれもその上端部内側に鉤状に張り出した係止部14N、14Nが設けられており、該係止部14N、14NによりDCジャックP1を係止し、DCジャックP1が筐体12から離脱しないように構成されている。 【0019】なお、DCジャックP1の前面に設けられている円柱形状の取り出し部P1−Aと干渉しないように、前面取付部14Bには切り欠きが設けられており、同時に該切り欠きによりDCジャックP1の側面方向の移動が拘束されている。 【0020】したがって、DCジャックP1に使用される取付部14には、DCジャックP1の側面を覆う部材は設けられていない。なお、前記請求項1に記載のように、「電子部品の外周を覆う形状」とは、必ずしも電子部品の外周の全てを覆うもののみならず、電子部品の外周の一部を覆うものをも含むものである。このような形状のものであっても、電子部品Pが筐体12に表面実装でき、同様の作用を果たすからである。 【0021】取付部14(14A、14B)の内部にはDCジャックP1を筐体12から離反させるように付勢する付勢部材16が設けられている。図示の付勢部材16は、断面弓形状(アーチ状)の板状体をなすバネ材であり、右端が筐体12に固定され、左端はフリーとなっている。したがって、DCジャックP1が配されることにより、つぶれて撓むように変形するとともに、その反作用として、DCジャックP1を上側に、すなわち、筐体12から離反させるように付勢している。 【0022】図2において、筐体12の上方には筐体12と平行に、基板20が想像線(二点鎖線)で図示されている。基板20には、DCジャックP1の上面に立設された端子P1−B、P1−Bに対応する箇所に、接続電極20A、20Aが設けられている。したがって、基板20を筐体12に固定すると、端子P1−B、P1−Bと接続電極20A、20Aとのコンタクトが取れる。 【0023】この際、DCジャックP1が筐体12側に若干押し付けられるように基板20がセットされるのであれば、付勢部材16の作用により、端子P1−B、P1−Bと接続電極20A、20Aとのコンタクトは良好となる。 【0024】なお、基板20上の接続電極20A、20Aは、通常のプリント基板上に形成される銅配線でもよいが、クッション性のある導電ゴム、導電樹脂のようなものであれば一層好ましい。このような接続電極20A、20Aであれば、付勢部材16の作用と相俟って、端子P1−B、P1−Bと接続電極20A、20Aとのコンタクトは一層良好となる。 【0025】上記の付勢部材16は、図示の例では断面弓形状(アーチ状)の板状体が示されているが、電子部品Pの形状、用途等に応じて各種形状のものが使用できる。また、付勢部材16の材質としては、図示の例ではバネ材(バネ鋼、燐青銅、等)が使用できるが、電子部品Pの形状、用途等に応じて各種の材質が使用できる。たとえば、各種ゴム、樹脂、等も使用できる。 【0026】図1に示される右奥側のカードコネクタP2において、取付部14は、カードコネクタP2の右側面を覆う側面取付部14C、14C及び左側面を覆う側面取付部14C、14Cの4個の部材よりなる。これらも既述の背面取付部14A及び前面取付部14Bと同様にその上端部内側に鉤状に張り出した係止部14N、14N…が設けられており、該係止部14N、14N…によりカードコネクタP2を係止し、カードコネクタP2が筐体12から離脱しないように構成されている。 【0027】なお、カードコネクタP2のように筐体12との接触面積の大きい電子部品Pの場合は、筐体12との摩擦等により筐体12からの離脱の可能性が低いので、付勢部材16を設けないでも大きな不具合は生じにくい。もちろん、付勢部材16を設ける構成も可能である。 【0028】上記のように構成された電子部品の取付構造10の使用方法は以下の通りである。DCジャックP1の取り付けにおいては、背面取付部14Aと前面取付部14Bの上部を手操作又は治具により外側に拡げる。同時にDCジャックP1を背面取付部14Aと前面取付部14Bとの間に挿入し、外側に拡げた背面取付部14Aと前面取付部14Bの上部を戻す。これによりDCジャックP1は筐体12に固定される。 【0029】カードコネクタP2の取り付けにおいては、DCジャックP1と同様に、係止部14N、14Nの上部を手操作又は治具により外側に拡げてカードコネクタP2を挿入する方法も採れるが、これ以外にも、カードコネクタP2を前方又は後方からスライドさせて係止部14N、14Nの間に挿入する方法も採れる。 【0030】全ての電子部品Pが筐体12に固定された後に、基板20を筐体12に固定し、それぞれの電子部品Pと基板20上の接続電極とのコンタクトを取ればよい。 【0031】以上、本発明に係る電子部品の取付構造の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態の例に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。たとえば、筐体12の形状、材質、取付部14の形状、材質、係止部14Nの有無、付勢部材16の形状、材質、付勢部材16の有無等は、電子部品の形状、用途等に応じて任意に選択し得る。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子部品の取付構造によれば、筐体には電子部品の外周を覆う形状を有するとともに、電子部品を筐体へ固定する取付部が立設されている。そして、取付部により電子部品が筐体に表面実装される。したがって、電子部品の半田付け作業が省略できる。また、半田付け不良も生じない。更に、筐体に固定された電子部品を交換する際に半田を剥がす必要がないという効果も得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005201 【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社 【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番地
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| 【出願日】 |
平成14年2月15日(2002.2.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083116 【弁理士】 【氏名又は名称】松浦 憲三
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| 【公開番号】 |
特開2003−243851(P2003−243851A) |
| 【公開日】 |
平成15年8月29日(2003.8.29) |
| 【出願番号】 |
特願2002−38000(P2002−38000) |
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