| 【発明の名称】 |
基板実装方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤川 修 【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】小型高密度狭間ピッチのプリント基板の実装に際し、スクリーンを用いることなく安定した半田付け品質を保つことができる基板実装方法を提供する。
【解決手段】プリント基板11上にパターンネガ層12を形成した後、フラックスを用いて半田付けによりプリント基板11に電子部品5を実装する方法であって、前記パターンネガ層12上のうち電子部品5を実装しない部分にレジストコート層13を形成し、前記パターンネガ層12上のうち電子部品5を実装する部分に半田メッキ層14を形成するステップと、前記レジストコート層13上面および半田メッキ層14上面にフラックスを塗布してフラックス膜を形成するステップとを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリント基板上にパターンネガ層を形成した後、フラックスを用いて半田付けによりプリント基板に電子部品を実装する方法であって、前記パターンネガ層上のうち電子部品を実装しない部分にレジストコートを形成し、前記パターンネガ層上のうち電子部品を実装する部分に半田メッキ層を形成するステップと、前記レジストコート層上面および半田メッキ層上面にフラックスを塗布してフラックス膜を形成するステップとを有することを特徴とする基板実装方法。 【請求項2】 前記フラックスがレジストコート層上面および半田メッキ層上面の全面にミスト状で塗布される請求項1記載の基板実装方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に電子部品を半田付けする際に用いられる基板実装方法に関するものである。さらに詳しくは、高密度狭間ピッチ実装で半田付けする際に用いられる基板実装方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の基板実装方法の一例としては、プリント基板の電子部品を実装する部分に開口部が形成されたスクリーン版を使用して半田ペーストを印刷し、この半田ペーストの上に電子部品を搭載した後、リフロー炉で半田溶融してプリント基板に電子部品を半田付けするといった方法があった。 【0003】また、従来の基板実装方法の他の例としては、特開平4−230095号公報に開示されている基板実装方法がある。この基板実装方法では、まず、プリント基板の電子部品を実装する部分に開口部を有するスクリーンを用いてフラックス印刷を行い、フラックス印刷層を形成する。このとき用いられるフラックスは、粘性の低いインク状粘性液体である。 【0004】次いで、ホッパを用いて半田粉をふりかけ、フラックス印刷層上に半田粉を付着させた後、フラックス印刷層上以外の半田粉を除去して、フラックス印刷層上に半田粉付着層を形成する。 【0005】さらに、この半田粉付着層上に電子部品を搭載した後、リフロー炉で半田粉を溶融してプリント基板に電子部品を半田付けすることにより、プリント基板に電子部品を実装していた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の基板実装方法においては、半田ペースト印刷が用いられているため、半田ペースト印刷のカスレによる半田不良が発生しやすいといった問題があった。さらに、半田ペーストの印刷および使用条件に関する管理が難しいといった問題もあった。 【0007】また、特開平4−230095号公報に開示されている基板実装方法においては、フラックスがスクリーンの開口部のエッジ部位に付着し、安定したフラックス塗布ができなくなるので、スクリーンの清掃作業を定期的に実施しなければならないといった問題があった。さらに、半田粉の上に電子部品を搭載するため、電子部品の搭載位置がずれ易いといった問題もあった。 【0008】本発明はこのような問題を解決すべく創案されたものであり、小型高密度狭間ピッチでの電子部品のプリント基板への実装に際し、スクリーンを用いることなく安定した半田付け品質を保つことができる基板実装方法を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の基板実装方法は、プリント基板上にパターンネガ層を形成した後、フラックスを用いて半田付けによりプリント基板に電子部品を実装する方法であって、前記パターンネガ層上のうち電子部品を実装しない部分にレジストコート層を形成し、前記パターンネガ上のうち電子部品を実装する部分に半田メッキ層を形成するステップと、前記レジストコート層上面および半田メッキ層上面にフラックスを塗布するステップとを有するといったものである。 【0010】この発明によれば、従来の基板実装方法において実施されていた半田ペースト印刷時にしばしば発生していた印刷のカスレによる半田付け不良を防止できる。 【0011】また、前記フラックスがレジストコート層上面および半田メッキ層上面の全面にミスト状で塗布されるものであってもよい。 【0012】この場合には、スクリーンを用いることなく、小型高密度狭間ピッチのプリント基板おいても安定したフラックス供給を行うことができ、プリント基板に電子部品を確実に実装することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】次に、本発明の基板実装方法の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。 【0014】図1ないし図3は、本発明の基板実装方法の一実施の形態を示す工程説明図であり、図1は本発明の基板実装方法の第1工程の一例を示す工程説明図、図2は本発明の基板実装方法の第2工程の一例を示す工程説明図、図3は本発明の基板実装方法の第3工程の一例を示す工程説明図である。 【0015】この基板実装方法は、図1に示すように、まず、第1工程として、従来から実施されている手順によってプリント基板11上に銅等を用いてパターンネガ層12を形成する。さらに、パターンネガ層12上のうち電子部品を実装しない部分にレジストコート層13を形成し、パターンネガ層12上のうち電子部品を実装する部分に半田メッキ層14を形成し、実装基板1を形成する。 【0016】なお、レジストコート層13を電子部品を実装しない部分に形成する手順の一例としては、パターンネガ層12上面の全面にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成した後、電子部品を実装しない部分に対応している箇所のみ光を透過するようなパターンが形成されたフィルムを介して、レジスト膜に所定の波長の光を照射して、レジスト膜のうちの電子部品を実装しない部分に対応している箇所を硬化させ、最後に硬化させなかった部分を除去するといったものがある。一方、半田メッキ層14を電子部品を実装する部分に形成する手順の一例としては、電子部品を実装する部分に対応している箇所に開口部を有するマスクを介して、半田メッキを施すといったものがある。 【0017】続いて、図2に示すように、第2工程として、実装基板1の電子部品実装面(レジストコート層13上面および半田メッキ層14上面)に、フラックス塗布装置2を用いてフラックス3を均一に塗布し、フラックス膜4を形成する。 【0018】ここで用いられるフラックス3は、フラックス膜4を所定の厚さにするために、若干粘性を有していることが好ましい。また、フラックス塗布装置2の一例としては、液状のフラックスを溜めておくタンク部と、フラックスを下方向にミスト状に噴射する噴射部と、タンク部と噴射部とをつなぎ、タンク部から噴射部へフラックスを供給するチューブとを備えたものがある。 【0019】最後に、第3工程として、フラックス膜4の所定の位置に電子部品5を載置し、このような状態で、搭載基板1をリフロー炉に通す。その結果、リフロー炉内でフラックス膜と搭載基板1の半田メッキ層14とが反応し、図3に示すように、半田フィレット6が形成され、パターンネガ層12の所定の位置と電子部品5のリード端子5a,5bとが電気的に接続された状態になり、プリント基板11への電子部品5の実装が完了する。 【0020】なお、レジストコート層13上に形成されたフラックス膜の残留部分については、リフロー炉内で燃焼し排気される。 【0021】本発明の基板実装方法によれば、半田量が均一であるため、安定した半田付け品質を実現することができる。 【0022】 【発明の効果】本発明の基板実装方法は、リント基板上にパターンネガ層を形成した後、フラックスを用いて半田付けによりプリント基板に電子部品を実装する方法であって、前記パターンネガ層上のうち電子部品を実装しない部分にレジストコート層を形成し、前記パターンネガ層上のうち電子部品を実装する部分に半田メッキ層を施すステップと、前記レジストコート層上面および半田メッキ層上面にフラックスを塗布するステップとを有するといったものであり、この発明によれば、従来の基板実装方法において発生していた半田ペースト印刷のカスレが無くなるので、安定した半田付け品質が得られる。 【0023】また、前記フラックスがレジストコート層上面および半田メッキ層上面の全面にミスト状で塗布されるものであってもよく、この場合には、小型高密度狭間ピッチのプリント基板に微細な電子部品を実装する際にも、スクリーンを用いることなく確実に実装を行うことができる。さらに、手間のかかるスクリーン清掃を実施する必要がなくなり、基板実装を行う工程の歩留まりを向上することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号
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| 【出願日】 |
平成13年8月20日(2001.8.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075502 【弁理士】 【氏名又は名称】倉内 義朗
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| 【公開番号】 |
特開2003−60335(P2003−60335A) |
| 【公開日】 |
平成15年2月28日(2003.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2001−249188(P2001−249188) |
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