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【発明の名称】 誘導加熱調理器
【発明者】 【氏名】岡田 和一
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【氏名】永田 隆二
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内

【要約】 【課題】大出力のため自己発熱が大きい、ファンユニットから遠い加熱コイルに、ファンユニットの吹出し風を直接かつ確実に分配送風し、ファンユニットから遠い側の加熱コイルを容易に冷却する。

【解決手段】ファンユニット32から遠い側の加熱コイル25側に通じるコイル送風路37を備え、ファンユニット32吹出し口の送風を駆動回路ユニット29、30側とコイル送風路37入り口側に分割する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体外面に配した吸気口と排気口と、本体内に配した複数の加熱コイルと、前記複数の加熱コイルの駆動回路ユニットと、前記吸気口と通気路で繋がったファンユニットと、前記ファンユニットから遠い側の加熱コイル側に通じるコイル送風路とを備え、前記ファンユニット吹出し口の送風を前記駆動回路ユニット側と前記コイル送風路入り口側に分割し送風する誘導加熱調理器。
【請求項2】 駆動回路ユニットをファンユニット吹出し口の下端付近に配し、前記駆動回路ユニットの動作を制御する制御回路ユニットを前記駆動回路ユニットの下方に配し、前記駆動回路ユニット上方に配した回路ユニットカバーの排出口から、前記回路ユニットカバーの上方に配した加熱コイル裏面に送風する請求項1記載の誘導加熱調理器。
【請求項3】 コイル送風路出口の天面高さを加熱コイル支持台外周裏面よりも低くして、前記コイル送風路の吹出し風を前記加熱コイル支持台の裏面側に送風する請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
【請求項4】 加熱コイル支持台外周部に下向きに膨らんだ凹部を備え、前記凹部に前記加熱コイルの漏れ磁界吸収部材あるいは通電を表示する発光部材を収納する請求項3記載の誘導加熱調理器。
【請求項5】 加熱コイル支持台下方の空間で外周部の下向きに膨らんだ凹部の内側に、コイル送風路の吹出し風に対向する壁面を設けた請求項3または4記載の誘導加熱調理器。
【請求項6】 凹部に収納した加熱コイルの漏れ磁界吸収部材の一部を凹部から露出する請求項4または5記載の誘導加熱調理器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6、図7に従来の誘導加熱調理器を示す。
【0003】本体1には2個の加熱コイル2、3と、ラジェントヒータ4と、ロースター5と、ロースター5と反対側に多層に配した加熱コイル2、3を駆動する駆動回路ユニット6、7と、その奥方の冷却ファンユニット8と、吸気口9と、排気口10とを備えるものであった。冷却ファンユニット8は両端面に吸い込み口を設けた円筒状の多翼のファン11と、モータ12と、ファン11およびモータ12周囲のケーシング13から成っている。
【0004】モータ12は、駆動回路ユニット6、7に効果的に送風するためファン11を駆動回路ユニット6、7のほぼ中間の位置に配するためファン11の上側に配している。
【0005】加熱コイル2、3の定格消費電力は同じで、部品ユニットが共用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上従来のものにおいて、2つの駆動回路ユニット6、7を上下2段に配するのは、スイッチング素子など発熱部品を効果的に冷却するためファンユニット8の吹き出し高さを占めるように配列し、ファン送風の多くが駆動回路ユニット6、7に送風するためである。このため、特にファンユニット8から遠い側の加熱コイル3には強く送風することが難しかった。このため、例えばファンユニット8から遠い側の加熱コイル3の出力をファンユニット8に近い側よりも大きくすることは、自己発熱が大きくなり加熱コイル3の温度上昇を抑えることが難しかった。
【0007】また、ファンユニット8から遠い側にはロースター5があり、その上に加熱コイル3が配されており、加熱コイル3がロースター5の輻射熱を受け温度が高くなりやすかった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、ファンユニットから遠い側の加熱コイルにファンユニットの吹出し風を直接かつ確実に分配送風し、ファンユニットから遠い側に配した、自己発熱が大きくなる大出力の加熱コイルの温度上昇を抑えるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために本発明の誘導加熱調理器は、ファンユニット吹出し口の送風を加熱コイルの駆動回路ユニット側とコイル送風路入り口側に分割し、ファンユニットから遠い側の加熱コイルを他方の加熱コイルより大出力として成すもので、ファンユニットの吹出し風をファンユニットから遠い側の加熱コイルに直接かつ確実に分配送風するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本体内に複数の加熱コイルと、複数の加熱コイルの駆動回路ユニットと、ファンユニットから遠い側の加熱コイル側に通じるコイル送風路とを備え、ファンユニット吹出し口の送風を駆動回路ユニット側とコイル送風路入り口側に分割し送風するものである。
【0011】これにより、大出力のため自己発熱が大きい、ファンユニットから遠い加熱コイルに対し、ファンユニットの吹出し風が直接かつ確実に分配送風され、ファンユニットから遠い側の加熱コイルを容易に冷却できる。
【0012】請求項2に記載の発明は請求項1において、駆動回路ユニットをファンユニット吹出し口の下端付近に配し、駆動回路ユニットの動作を制御する制御回路ユニットを駆動回路ユニットの下方に配し、駆動回路ユニット上方に配した回路ユニットカバーの排出口から、回路ユニットカバーの上方に配した加熱コイル裏面に送風するものである。
【0013】これにより、大電流が流れるため自己発熱が大きい部品を搭載した駆動回路ユニットと、ファンユニットから遠く大出力のため自己発熱が大きい加熱コイルを主に送風でき、自己発熱が大きい部品ユニットを良好に冷却しながら、駆動回路ユニット上方の加熱コイルについても、回路ユニットカバーの排出口からの送風で冷却風を確保できる。従って、主に冷却を要する複数の加熱コイルと駆動回路ユニットを主とした送風路を形成し、効果的な冷却を実現できる。
【0014】請求項3に記載の発明は請求項1および請求項2において、コイル送風路出口の天面高さを加熱コイル支持台外周裏面よりも低くし、コイル送風路の吹出し風を加熱コイル支持台の裏面側に送風するものである。
【0015】これにより、コイル送風路出口先方の加熱コイルユニットは裏面に主に送風され裏面から主に冷却されるので、加熱コイル上面側に配された温度センサーには冷却風が当たりにくく、温度センサーが強く冷却されないので検知感度は低下しない。
【0016】請求項4に記載の発明は請求項3において、加熱コイル支持台外周部を下向きに膨らんだ凹形状とし、凹部に加熱コイルの漏れ磁界吸収部材あるいは通電を表示する発光部材を収納するものである。
【0017】これにより、加熱コイル支持台裏面外周の凹部により狭められた隙間を通過し加熱コイル裏面に達する送風力が得られ、加熱コイル上面側の温度センサーが強く冷却されることを避けながら、凹部の影響を無くす程度まで加熱コイル裏面からの冷却能力を確保できる。
【0018】請求項5に記載の発明は請求項3および請求項4において、加熱コイル支持台下方の空間で外周部の下向きに膨らんだ凹部の内側に、コイル送風路の吹出し風に対向する壁面を設けたものである。
【0019】これにより、加熱コイル上面側の温度センサーが冷却されることを小さくしつつ、凹部内周側の加熱コイル裏面に当たる冷却風を強くし、加熱コイルの冷却性能を向上できる。
【0020】請求項6に記載の発明は請求項4および請求項5において、凹部に収納した加熱コイルの漏れ磁界吸収部材の一部を凹部から露出したものである。
【0021】これにより、発光部材を遮光しつつ、発熱する漏れ磁界吸収部材の放熱を向上し、漏れ磁界吸収部材と発光部材の温度低減を同時に図る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜3を参照しながら説明する。
【0023】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器を示すものである。図1のA−A断面を図2に、B−B断面を図3に示す。図1、図2、図3において、本体21は外郭22と天板ユニット23とが一体になり、外郭22の内部に第1の加熱コイル24と、第2の加熱コイル25と、ラジェントヒータ26と、庫内に電熱ヒータ27を備えたロースター28とを備えている。ロースター28と反対側空間には、加熱コイル24、25の駆動回路ユニット29、30を、その下方には、駆動回路ユニット29、30の動作を制御する制御回路ユニット31を備えている。
【0024】これら駆動回路ユニット29、30および制御回路ユニット31の奥方にはファンユニット32を、天板ユニット23後方には吸気口33と、排気口34とを備えている。ファンユニット32と吸気口33とは通気路35でつながっている。
【0025】また、駆動回路ユニット29、30の上方にはファンユニット32の送風を駆動回路ユニット29、30側に案内する回路ユニットカバー36を備え、回路ユニットカバー36には、ファンユニット32から遠い側である第2の加熱コイル25側に通じるダクト状のコイル送風路37を一体に備えており、ファンユニット32の送風は吹出し口直後で直接、回路ユニットカバー36の下方空間でコイル送風路37の入り口側と、残りの部分は駆動回路ユニット29、30側とに分割して送風される。そして、ファンユニット32から遠い側の第2の加熱コイル25はファンユニット32に近い側の第1の加熱コイルより大出力としている。
【0026】また、2個の駆動回路ユニット29、30位置は、ファンユニット32の吹出し口下端付近に配している。
【0027】また、第1の加熱コイル24および第2の加熱コイル25は、第1の加熱コイル支持台40および第2の加熱コイル支持台41に固定され、コイル送風路37は天面を補強板38で構成し、コイル送風路37出口の天面39の高さをファンユニット32から遠い側である第2の加熱コイル支持台41の外周裏面42よりも低くし、コイル送風路37の吹出し風を加熱コイル支持台41の裏面側に送風している。
【0028】第2の加熱コイル支持台41は外周部に下向きに膨らんだ凹部43を備え、凹部43の内側に、第2の加熱コイル25の漏れ磁界吸収部材44とその外方に通電を表示する発光部材45を収納している。なお、第1の加熱コイル支持台40についても同様の構成である。
【0029】ファンユニット32の中には、上下両方向から吸い込み中間に仕切り板46を供えた遠心型のファン47を備え、コイル送風路37の入り口下面48の高さ位置は仕切り板46付近になっている。
【0030】回路ユニットカバー36には、第1の加熱コイル24の裏面位置に排出口49を設け、駆動回路ユニット29、30を冷却しながら通過した風は排出口49を通り、第1の加熱コイル24を裏面から冷却する。
【0031】以上の構成において、回路ユニットカバー36と一体に構成されたコイル送風路37の入り口には、ファン47の上側吸込みから吐出される送風の大部分が直接送り込まれ、ファンユニット32から遠い側である第2の加熱コイル25には、ファンユニット32から吹出された直後の温度上昇が小さい冷却風を十分に送ることができる。
【0032】以上から、第2の加熱コイル25は、ファンユニット32側の第1の加熱コイル24よりも大出力としているため、自己発熱が大きくなるが、温度上昇が殆どないファンユニット32の吹出し風を直接かつ確実に送風でき、ファンユニット32から遠い側である第2の加熱コイル25の冷却を容易にし、反対側でファンユニット32に近い側の第1の加熱コイル24と同等に温度上昇を抑えることができる。
【0033】また、第2の加熱コイル25はロースター28の上であっても、強い冷却風を確保できるので、ロースター28の輻射熱による温度上昇を低減し、大出力とした第2の加熱コイル25を容易に冷却できる。
【0034】次に、本実施例の第2の作用を述べる。
【0035】駆動回路ユニット29、30の高さ位置をファンユニット32吹出し口の下端付近に配し、駆動回路ユニット29、30の動作を制御する制御回路ユニット31を駆動回路ユニット29、30の下方に配したものである。
【0036】これにより、電気的回路を構成する駆動回路ユニット29、30と制御回路ユニット31のうち、大電流が流れるインバータ回路を構成するスイッチング素子や共振コンデンサなど、自己発熱が大きい部品を搭載した駆動回路ユニット29、30に主に送風でき、良好な部品の冷却を実現できる。つまり、自己発熱が大きい部品を搭載した駆動回路ユニット29、30と、2個の加熱コイル24、25のうちファンユニット32から遠い側に配し、他方より高出力とするため自己発熱が大きい加熱コイル25を主に冷却することができる。
【0037】また、ファンユニット32側の第1の加熱コイル24は、駆動回路ユニット29、30を通過し、回路ユニットカバー36に設けた排出口49を通して送風し、送風量を確保して裏面から冷却される。駆動回路ユニット29、30を通過し第1の加熱コイル24への送風温度が上昇していても、第1の加熱コイル24は第2の加熱コイル25よりも小出力のため自己発熱が小さいので、送風量を確保することで十分冷却できる。以上のように、本体21内で主に冷却を要する部分である駆動回路ユニット29、30と、第1の加熱コイル24と、第2の加熱コイル25とに主に送風して、良好な冷却構成を実現できる。
【0038】次に、本実施例の第3の作用を述べる。
【0039】コイル送風路37出口の天面39高さを、ファンユニット32から遠い第2の加熱コイル支持台41外周裏面42よりも低くし、コイル送風路37の吹出し風を第2の加熱コイル支持台の裏面側に送風するものである。
【0040】これにより、コイル送風路37出口先方の第2加熱コイル25には裏面に主に送風され、裏面から主に冷却されるので、第2の加熱コイル25上面側に配された温度センサー50−aには冷却風が当たりにくく強く冷却されないので、トッププレート51に載せた鍋など被加熱物の温度変化に追従しやすく、検知感度の低下を避けることができる。
【0041】なお、第1の加熱コイル24は、駆動回路ユニット29、30を通過し、回路ユニットカバー36に設けた排出口49を通った冷却風により、裏面から冷却されるので、第1の加熱コイル24上面側に配された温度センサー50−bにも冷却風が当たりにくく、トッププレート51に載せた鍋など被加熱物の温度変化に追従しやすく、検知感度の低下を避けることができる。
【0042】次に、本実施例の第4の作用を述べる。
【0043】第2の加熱コイル支持台41外周部42を下向きに膨らんだ凹部43としてその内部に部品収納空間を設け、凹部43内にアルミニウムあるいは銅など非磁性金属を主材料としたリング状の、第2の加熱コイル25の漏れ磁界吸収部材44と、第2の加熱コイル25の通電を表示する、光透過性樹脂を主材料とした発光部材45を収納するを設けたものである。
【0044】これにより、第2の加熱コイル支持台41裏面外周の凹部43により、ロースター28との仕切りを成す、支持板52との隙間が図3のDに狭められ、送風抵抗が増大するが、隙間Dを通過し、第2の加熱コイル25裏面に達する送風力が得られている。つまり、回路ユニットカバー36と一体の構成されたコイル送風路37の入り口には、ファン47の上側吸込みから吐出される送風の大部分が直接送り込まれ、ファンユニット32から遠い側である第2の加熱コイル25には、ファンユニット32から吹出された直後の温度上昇が小さい冷却風を、ファン47の送風圧力を伴って十分に送る構成としている。
【0045】以上のように、第2の加熱コイル支持台41外周部42の凹部43内に、漏れ磁界吸収部材44や、第2の加熱コイル25の通電を表示する発光部材45を収納し、漏れ電磁波低減や、通電状態がわかる表示手段の設置を容易にし、かつ、第2の加熱コイル25上面側の温度センサー50−aが強く冷却されることを避けながら、凹部43の送風抵抗にうち勝つ程度まで加熱コイル裏面からの冷却能力を確保できる。
【0046】なお、第1の加熱コイル支持台40についても同様に、凹部43、漏れ磁界吸収部材、発光部材を設けてもよい。
【0047】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器の断面図を示す。
【0048】図4において、本体21、外郭22、天板ユニット23、第1の加熱コイル24、第2の加熱コイル25、ラジェントヒータ26、電熱ヒータ27、ロースター28、駆動回路ユニット29、30、制御回路ユニット31、ファンユニット32、吸気口33、排気口34、通気路35、回路ユニットカバー36、コイル送風路37、補強板38、コイル送風路出口の天面39、第1の加熱コイル支持台40、第2の加熱コイル支持台41、第2の加熱コイル支持台41の外周裏面42、凹部43、漏れ磁界吸収部材44、発光部材45、仕切り板46、ファン47、コイル送風路37の入り口下面48、排出口49、温度センサー50−a、50−b、トッププレート51、支持板52は前記第1の実施例と同様なものである。
【0049】前記第1の実施例と異なるのは以下である。
【0050】第2の加熱コイル支持台41下方と支持板52との空間で、凹部43の内側の位置に、支持板52上にコイル送風路37の吹出し風に対向する壁面53を設けたものである。
【0051】これにより、コイル送風路37の吹出し風は、主に第2の加熱コイル支持台41下方と支持板52との空間に吹き出し、壁面53に当たることで上側すなわち、第2の加熱コイル25裏面側に寄せられるので、第2の加熱コイル25裏面を強く冷却する。従って、第2の加熱コイル25上面側の温度センサー50−aが冷却されることを小さくしつつ、凹部43内周側になる第2の加熱コイル支持台41の外周裏面42よりも奥まった位置にある、第2の加熱コイル25裏面に当たる冷却風を強でき、ファンユニット32から遠い位置にある第2の加熱コイル25の冷却性能を向上できる。
【0052】(実施例3)図5は、本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器の要部断面図を示す。
【0053】図5において、第2の加熱コイル25、第2の加熱コイル支持台41、第2の加熱コイル支持台41の外周裏面42、凹部43、漏れ磁界吸収部材44、発光部材45、支持板52は前記第1の実施例と同様なものである。
【0054】前記第1の実施例と異なるのは以下である。
【0055】第2の加熱コイル支持台41の外円周に位置する凹部43の周上に分散して、スリット状の切り欠き部54を設け、収納した漏れ磁界吸収部材44の一部を、凹部43から露出した点である。切り欠き部54の発光部材45側の端面位置55は、発光部材45が露出しない位置で止められている。
【0056】漏れ磁界吸収部材44の発熱により温度が高くなると、熱膨張して発光部材45を圧縮することがあり、磁界吸収部材44は樹脂製なので、温度上昇を低減する必要がある。以上の構成により、発光部材45の光漏れを遮光しつつ、第2の加熱コイル25により発熱する漏れ磁界吸収部材44の放熱を向上できるので、漏れ磁界吸収部材44と発光部材45の温度低減を同時に図ることができる。
【0057】また、スリット状の切り欠き部54を第2の加熱コイル支持台41の外円周に分散して配することで、磁界吸収部材44や発光部材45が熱膨張して、第2の加熱コイル支持台41を圧することがあっても、発生する応力を吸収できる。
【0058】なお、本実施例ではファンユニット32から遠い第2の加熱コイル25とその周囲構成を記しているが、ファンユニット32に近い第1の加熱コイル24とその周囲構成が同様になっていても同様の効果を得ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、大出力のため自己発熱が大きい、ファンユニットから遠い加熱コイルに対し、ファンユニットの吹出し風が直接かつ確実に分配送風され、ファンユニットから遠い側の加熱コイルを容易に冷却できる。本発明によれば、大電流が流れるため自己発熱が大きい部品を搭載した駆動回路ユニットと、複数の加熱コイルとに主に送風でき、自己発熱が大きい部品ユニットを良好に冷却することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
【出願日】 平成14年4月16日(2002.4.16)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2003−308954(P2003−308954A)
【公開日】 平成15年10月31日(2003.10.31)
【出願番号】 特願2002−113012(P2002−113012)