| 【発明の名称】 |
画像監視システム |
| 【発明者】 |
【氏名】中野 伸一 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内
【氏名】石沢 正芳 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】簡易な構成で安価な画像監視システムを得る。
【解決手段】各スピーカ及びモニタ28,33に対応させて、当該スピーカ及びモニタ28,33にどのマイク及びカメラ12からの画像・音声データを表示すべきか、を指示する画像・音声選択データを、例えば監視制御センタ130−1のデコーダ132−1から各端末装置20、監視制御センタ30、監視センタ50に送信する。各端末装置20はこの画像・音声選択データに従い、指定された監視制御センタ30又は監視センタ50にデジタル画像・音声データを送信し、指定された監視制御センタ30又は監視センタ50はこれをアナログ変換してスピーカ及びモニタ28,33に表示する。画像・音声選択データにより、各スピーカ及びモニタ28,33に対応させてマイク及びカメラ12を指定するようにしたので、構成が簡易で安価になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の撮像端末装置と、監視装置とが伝送路で結合されたものであって、上記撮像端末装置は、カメラと、このカメラからのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するデジタル変換手段と、送出データ制御手段とを有し、上記監視装置は、受信手段とアナログ変換手段とモニタとを有する画像表示装置と、画像選択データ出力手段とを有し、上記画像選択データ出力手段は、デジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を上記複数の撮像端末装置の中から一つ指定する画像選択データを出力し、上記複数の撮像端末装置の各上記送出データ制御手段は上記画像選択データを上記伝送路を介して受信して自己の撮像端末装置が指定されているとき上記デジタル画像データを出力し、上記画像表示装置は、上記受信選択手段により上記デジタル画像データを上記伝送路を介して受信し上記アナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換して上記モニタに出力するものである、画像監視システム。 【請求項2】 複数の撮像端末装置と、監視装置とが伝送路で結合されたものであって、上記撮像端末装置は、カメラと、このカメラからのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するデジタル変換手段と、送出データ制御手段とを有し、上記監視装置は、受信手段とアナログ変換手段とモニタとを有する画像表示装置と、画像選択データ出力手段とを有し、上記画像選択データ出力手段は、上記画像表示装置にて画像を表示すべき上記撮像端末装置を指定する画像選択データを出力し、上記複数の撮像端末装置の上記各送出データ制御手段は、上記画像選択データを上記伝送路を介して受信して指定された上記画像表示装置に自己のデジタル画像データを出力し、上記画像表示装置は、上記各受信選択手段により上記デジタル画像データを上記伝送路を介して受信し上記アナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換して上記モニタに出力するものである、画像監視システム。 【請求項3】 画像選択データ出力手段は複数設けられたものであって、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は、複数の画像選択データ出力手段から送出された画像選択データのうちの最新のものに基づき指定された上記画像表示装置に自己のデジタル画像データを出力するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。 【請求項4】 画像選択データ出力手段は、あらかじめ定められた画像選択データを所定の順序に従って出力するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。 【請求項5】 画像選択データ出力手段は、そのデータフォーマット上において全ての画像表示装置の順を定め、この定められた順に当該画像表示装置に表示すべき撮像端末装置を指定する指定コード欄を有する画像選択データを出力するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。 【請求項6】 画像選択データ出力手段は、指定コード欄に撮像端末装置の識別番号を16進数に変換した後さらにアスキーコードに変換した識別番号コードが指定された画像選択データを送出するものであることを特徴とする請求項5に記載の、画像監視システム。 【請求項7】 画像選択データ出力手段は、冗長データを含む画像選択データを送出するものであることを特徴とする請求項6に記載の、画像監視システム。 【請求項8】 画像選択データ出力手段は、指定コード欄に画像表示装置のモニタの表示色を所定の色で表示させる表示色指定用コードが指定された画像選択データを送出するものであることを特徴とする請求項5に記載の、画像監視システム。 【請求項9】 画像表示装置は、デジタル画像データが送出されてこなくなったときモニタの表示色を所定に色に設定する表示色制御手段を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。 【請求項10】 画像選択データ出力手段は、所定の期間に出力した画像選択データを再現して出力しうる記憶手段を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。 【請求項11】 監視装置のアナログ変換手段は、画像選択データを受信してから所定時間後にそれまで行っていたデジタル画像データからアナログ画像データへの変換をフリーズし、さらにあらかじめ定められた時間後に上記フリーズを解除しデジタル画像データからアナログ画像信号への変換を開始する遅延変換凍結手段を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。 【請求項12】 撮像端末装置の送出データ制御手段は、画像選択データを受信してから所定時間後にデジタル画像データの送信を停止する遅延送信停止手段と、画像選択データを受信してから所定時間後にデジタル画像データの送信を開始する遅延送信開始手段とを有するものであることを特徴とする請求項2に記載の、画像監視システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、複数のカメラから入力された画像情報を、モニタにて出力する画像監視システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図22は、例えば特開平6−245213号公報に示された従来の動画像の多地点遠隔監視システムを示すブロック図である。図22において、リモートステーションRS(RS−1〜RS−n)に、それぞれコーダ(COD)1(1−1〜1−n)及びカメラ2(2−1〜2−n)を収容している。リモートステーションRSと監視制御センタ3は、光ループデータハイウェイ10で接続されている。 【0003】監視制御センタ3には、出力を順次切り替えるセンタステーション(CS)4、デコーダ(DEC1)6aとデコーダ(DEC2)6bへの画像データ入力の切替を行う第一の切替スイッチ(SW1)5、モニタ表示の切替を行う第二の切替スイッチ(SW2)7が設けられている。第一の切替スイッチ5と、第二の切替スイッチ7の制御は、シーケンス制御装置(CNT)8により行う。シーケンス制御装置8の操作は、操作卓9を用いて行う。そして、動画像は、モニタ(監視装置)11により表示する。 【0004】以下、動作を説明する。デコーダ6aが、リモートステーションRS−1に収容されたカメラ2−1の画像を受信し、モニタ11に表示している場合には、この間にリモートステーションRS−2のコーダ1−2より送信される初期データをデコーダ6bで受信しておき、予め同期を確立しておくことにより、瞬時に切り替えできるように準備しておく。 【0005】同様に、デコーダ6bがリモートステーションRS−2に収容されているカメラ2−2の映像を受信し、モニタ11に表示している場合には、この間にリモートステーションRS−3のコーダ1−3より送信される初期データをデコーダ6aで受信しておき、予め同期を確立しておくことにより、交互に瞬時切替えできるよう準備しておく。 【0006】デコーダ6a,6bへの画像データの入力切替は、第一の切替スイッチ5で行う。また、モニタ表示の切替は、第二の切替スイッチ7で行う。第一の切替スイッチ5と、第二の切替スイッチ7は、シーケンス制御装置8によりシーケンス制御される。シーケンス制御装置8の操作は、操作卓9にて行う。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の画像監視システムでは、監視制御センタ3を構成する要素が多くなり、また第一の切替スイッチ5及び第二の切替スイッチ7を切替制御する必要があり、操作が複雑となる。また、一台のモニタ11につき、二台のデコーダ6a,6bを必要とする構成であるため、システムが高価になる。また、シーケンス制御装置8、操作卓9は同一センタ内のモニタ11だけを制御対象としているため、複数のモニタを設置して遠隔監視する場合は、リモート操作できない。 【0008】また、カメラが設置された複数のリモートステーションRS−1〜RS−nと、一箇所の監視制御センタ3と、映像を切り替える第一及び第二の切替スイッチ5,7と、で構成されている。このため、監視制御センタ3内に複数のモニタを設けてそれぞれに表示する場合にはそれぞれ第一及び第二の切替スイッチ5,7が必要となり、構成要素が多くなる。また、複数のセンタが設けられる場合に対応できないという問題点があった。 【0009】この発明は上記のような問題点を解決して、簡易な構成で安価な画像監視システムを得ることを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の画像監視システムにおいては、複数の撮像端末装置と、監視装置とが伝送路で結合されたものであって、撮像端末装置は、カメラと、このカメラからのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するデジタル変換手段と、送出データ制御手段とを有し、監視装置は、受信手段とアナログ変換手段とモニタとを有する画像表示装置と、画像選択データ出力手段とを有し、画像選択データ出力手段は、デジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を複数の撮像端末装置の中から一つ指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は画像選択データを伝送路を介して受信して自己の撮像端末装置が指定されているときデジタル画像データを出力し、画像表示装置は、受信選択手段によりデジタル画像データを伝送路を介して受信しアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するものである。画像選択データ出力手段が、デジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を複数の撮像端末装置の中から一つ指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段が画像選択データに基づきデジタル画像データを出力し、画像表示装置がこのデジタル画像データを受信してアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するので、構成が簡易になる。 【0011】そして、複数の撮像端末装置と、監視装置とが伝送路で結合されたものであって、撮像端末装置は、カメラと、このカメラからのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するデジタル変換手段と、送出データ制御手段とを有し、監視装置は、受信手段とアナログ変換手段とモニタとを有する画像表示装置と、画像選択データ出力手段とを有し、画像選択データ出力手段は、画像表示装置にて画像を表示すべき撮像端末装置を指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は、画像選択データを伝送路を介して受信して指定された画像表示装置に自己のデジタル画像データを出力し、画像表示装置は、各受信選択手段によりデジタル画像データを伝送路を介して受信しアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するものである。画像選択データ出力手段が、画像表示装置に対応させてデジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段が画像選択データに基づきデジタル画像データを出力し、対応する画像表示装置がデジタル画像データをアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するので、構成が簡易になる。 【0012】さらに、画像選択データ出力手段は複数設けられたものであって、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は、複数の画像選択データ出力手段から送出された画像選択データのうちの最新のものに基づき指定された画像表示装置に自己のデジタル画像データを出力するものであることを特徴とする。複数の画像選択データ出力手段から、画像表示装置に表示すべきデジタル画像・音声データを指定できるので、多様な画像・音声切替が可能な画像監視システムを実現できる。 【0013】また、画像選択データ出力手段は、あらかじめ定められた画像選択データを所定の順序に従って出力するものであることを特徴とする。画像選択データはあらかじめ定められており、その都度作成しなくてよいので、画像選択データ出力手段の構成が簡易になる。 【0014】そして、画像選択データ出力手段は、そのデータフォーマット上において全ての画像表示装置の順を定め、この定められた順に当該画像表示装置に表示すべき撮像端末装置を指定する指定コード欄を有する画像選択データを出力するものであることを特徴とする。データフォーマット上において全ての画像表示装置の順を定めて、これに対応する撮像端末装置を指定するようにしたので、画像選択データにおいて画像表示装置の指定を省略でき、データの処理速度が向上する。 【0015】さらに、画像選択データ出力手段は、指定コード欄に撮像端末装置の識別番号を16進数に変換した後さらにアスキーコードに変換した識別番号コードが指定された画像選択データを送出するものであることを特徴とする。画像選択データにおいて、撮像端末装置の識別番号を表すアスキーコードを直ちに認識でき、画像選択データの識別時間を短縮できる。 【0016】また、画像選択データ出力手段は、冗長データを含む画像選択データを送出するものであることを特徴とする。伝送される画像選択データの信頼性を向上させることができる。 【0017】そして、画像選択データ出力手段は、指定コード欄に画像表示装置のモニタの表示色を所定の色で表示させる表示色指定用コードが指定された画像選択データを送出するものであることを特徴とする。表示色指定用コードにより、モニタの表示色を制御できるので、データの識別時間を短縮できる。 【0018】さらに、画像表示装置は、デジタル画像データが送出されてこなくなったときモニタの表示色を所定の色に設定する表示色制御手段を有するものであることを特徴とする。故障状態を、視覚的に直ちに知ることができる。 【0019】また、画像選択データ出力手段は、所定の期間に出力した画像選択データを再現して出力しうる記憶手段を有するものであることを特徴とする。画像選択データをその都度新たに作成しなくても、過去の所定期間に行われた画像選択の操作を再現できるので、定型的な操作において省力化を図ることができる。 【0020】そして、監視装置のアナログ変換手段は、画像選択データを受信してから所定時間後にそれまで行っていたデジタル画像データからアナログ画像データへの変換をフリーズし、さらにあらかじめ定められた時間後にフリーズを解除しデジタル画像データからアナログ画像信号への変換を開始する遅延変換凍結手段を有するものであることを特徴とする。画像選択データが発信されてから画像表示装置が受信するまでの時間に遅れがあっても、画像表示装置に表示するカメラの映像を切り替える際の画像の乱れを防止できる。 【0021】さらに、撮像端末装置の送出データ制御手段は、画像選択データを受信してから所定時間後にデジタル画像データの送信を停止する遅延送信停止手段と、画像選択データを受信してから所定時間後にデジタル画像データの送信を開始する遅延送信開始手段とを有するものであることを特徴とする。画像選択データが発信されてから撮像端末装置が受信するまでの時間に遅れがあっても、画像表示装置に表示するカメラの映像を切り替える際の画像の乱れを防止できる。 【0022】 【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の実施の一形態を図1〜図3に基づいて説明する。ここで、図1は、画像監視システムとしての画像音声監視システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1のエンコーダの構成を示すブロック図である。図3は、図1の監視制御センタの構成を示すブロック図である。 【0023】図1において、12(12−1〜12−n)は監視用のマイク及びカメラ、13(13−1〜13−n)はエンコーダ(詳細後述)であり、監視用のマイク及びカメラ12からのアナログ画像・音声データをデジタル変換するとともに変換したデジタル画像データの出力を制御する。14(14−1〜14−n)はエンコーダ13から出力されたデジタル画像・音声データを光ループデータハイウェイ10に送信するステーションである。 【0024】エンコーダ13は、図2に示すように、プロセッサ133がデジタル変換器134とタイムスロット検出・制御回路131を制御し、またソフトウェア(以下、S/Wと記す)の設定として、カメラNO(番号)設定領域135を持つ。マイク及びカメラ12から得たアナログ映像・音声信号をデジタル変換器134により画像・音声エンコード回路132に送信し、デジタル化した信号データをステーション14へ送信する。 【0025】デジタル画像・音声データは、ステーション14から光ループデータハイウェイ10に送信される。なお、以上のマイク及びカメラ12(12−1〜12−n)、エンコーダ13(13−1〜13−n)、及びステーション14(14−1〜14−n)にて撮像装置としての端末装置20(20−1〜20−n)が構成されている。なお、エンコーダ13が、この発明におけるデジタル変換手段及び送出データ制御手段である。 【0026】30は、監視装置としての監視制御センタであり、次のように構成されている。31は光ループデータハイウェイ10上のデータを受信するステーションである。32はデコーダであり、ステーション31が受信するデジタル画像・音声データをアナログ変換するとともに後述の切替制御装置34からの切替指示データに基づいて、すべての端末装置20(20−1〜20−n)に画像・音声選択データを出力する。 【0027】画像・音声選択データは、どの端末装置20が、デジタル画像音声データを出力すべきかを、所定のデータフォーマットで出力するものである。33は、アナログ画像・音声データを出力するスピーカ及びモニタである。34は、操作卓35からの切替指示データを決められたデータフォーマットでデコーダ32へ出力する切替制御装置である。35はオペレータが画像・音声切替を指示する操作卓である。 【0028】デコーダ32は、図3に示すように、切替制御装置34からプロセッサ323が制御される。また、プロセッサ323がアナログ変換器324と、タイムスロット検出・制御回路321とを制御する。光ループデータハイウェイ10より送信されたデジタル画像・音声データは、監視制御センタ30のステーション31から画像・音声デコード回路322に送信され、アナログ変換器324を介してスピーカ及びモニタ33から映像及び音声が出力される。 【0029】なお、デコーダ32がこの発明における受信手段及びアナログ変換手段であり、デコーダ32とスピーカ及びモニタ33とにより画像表示装置が構成されている。また、デコーダ32がこの発明における画像選択データ送出手段である。 【0030】次に動作について説明する。図1において、切替制御装置34が、操作卓35からの切替指示を決められたデータフォーマットに合わせた切替指示データに変換して、デコーダ32へ出力する。デコーダ32は受信した切替指示データを更に変換して画像・音声選択データとして、光ループデータハイウェイ10を介して、接続する全ステーション14(14−1〜14−n)及びステーション31へ通知する。 【0031】各ステーション14のエンコーダ13(13−1〜13−n)は受信した画像・音声選択データを解析し、自装置が出力すべき端末装置として選択されているならば(以下、簡略化して表示対象ならば、という)、デジタル画像・音声データを出力し、自装置が表示対象でないならば、デジタル画像・音声データを出力しない。 【0032】また、デコーダ32も同様に、受信した画像・音声選択データを解析し、デジタル画像・音声データを出力すべき端末装置20の選択が変更されたことを検知したならば、デコーダ32搭載のプロセッサ323は、出力画像・音声が乱れない様に、現在変換している端末装置(20−1とする)からのデジタル画像・音声データのアナログ画像・音声データへの変換を、一旦フリーズする。しかる後、所定の時間が経過した後にフリーズを解除し、指示された別の端末装置(例えば、20−2)から送られてくるデジタル画像・音声データのアナログ変換を開始し、音声及び画像をスピーカ及びモニタ33に出力する。 【0033】実施の形態2.図4〜図6は、この発明の他の実施の形態である画像音声監視システムの構成を示すブロック図、図5は図4のデコーダの構成を示すブロック図である。図6は、図4の光ループデータハイウェイ上のタイムシェアリングデータの一例を示すデータフォーマットモデルである。上記実施の形態1では、一つの監視制御センタ30が設けられ、画像・音声を出力するスピーカ及びモニタ33が一箇所であつた。これに対し、この実施の形態は、図4に示すように、ステーション31の他に複数の監視センタ50(50−1〜50−n)の各ステーション15(15−1〜15−n)が、同じ光ループデータハイウェイ10に接続されている。 【0034】そして、デコーダ16(16−1〜16−n)を介して各スピーカ及びモニタ28(28−1〜28−n)へ画像・音声を出力する。なお、画像表示装置としての監視センタ20(20−1〜20−n)はステーション15(15−1〜15−n)、デコーダ16(16−1〜16−n)及びスピーカ及びモニタ28(28−1〜28−n)にて、構成されている。また、個別のマイク及びカメラ12、エンコーダ13,ステーション14は、図1に示したものと同様のものである。 【0035】監視装置としての監視制御センタ130のデコーダ132は、ステーション31が受信するデジタル画像・音声データをアナログ変換するとともに後述の切替制御装置134からの切替指示データに基づいて、指示された端末装置20(20−1〜20−n)について各端末装置に対応させて当該端末装置20がそのデジタル画像・音声データを出力すべきスピーカ及びモニタ28あるいはスピーカ及びモニタ33を所定のデータフォーマットで指示した画像・音声選択データを出力する。 【0036】なお、監視制御センタ130のデコーダ132が、この発明における画像データ送出手段であり、また受信手段及びアナログ変換手段を兼ね、デコーダ132とスピーカ及びモニタ33にて、この発明の画像表示装置を構成している。すなわち、この実施の形態においては、画像表示装置として、監視制御センタ30と監視センタ50との双方が設けられている。 【0037】次に動作について説明する。実施の形態1と同様に、光ループデータハイウェイ10に接続された各エンコーダ13は、受信した画像・音声選択データを解析する。解析の結果、自装置が表示対象ならば、画像・音声選択データにて指示されたスピーカ及びモニタ28あるいはスピーカ及びモニタ33宛のコードを付したデジタル画像・音声データを出力する。表示対象外ならばデジタル画像・音声データを出力しない。上記各デコーダ16,132も同様に受信した画像・音声選択データを解析し、画像・音声切替対象でなければ、現在受信しているデジタル画像・音声データのアナログ変換を継続する。 【0038】また、画像・音声切替対象であることを検知したならば、デコーダ16内搭載のプロセッサ163(図5)は、出力する画像・音声が乱れない様に一旦アナログ変換をフリーズした後、所定の時間が経過した後にフリーズを解除し、別の端末装置20の画像・音声を出力する。デコーダ132についても同様である。なお、図6は、光ループデータハイウェイ10上において時間分割で配信されるデジタル画像・音声データ及び画像・音声選択データの一例であり、デジタル画像・音声データ、画像・音声選択データの順序、数量はシステムに応じて決定する。こうして、一箇所の操作卓35から複数のスピーカ及びモニタ28あるいは33へ出力する画像・音声情報を制御することが可能である。 【0039】実施の形態3.図7は、さらにこの発明の他の実施の形態である画像音声監視システムの構成を示すブロック図である。上記実施の形態2では、図4に示したように、画像・音声の切替指示を出力する監視制御センタ130が一箇所であった。これに対し、この実施の形態は、複数の監視制御センタ130(130−1〜130−n)で構成する。 【0040】各部の構成及び動作については、図4の実施の形態と同様である。但し、端末装置20のエンコーダ13は、受信した画像・音声選択データのうちの最新のものに基づいて、自己のデジタル画像・音声データの出力を制御する。すなわち、端末装置20−1が、例えば監視制御センタ130−1から、自己のデジタル画像・音声データを監視センタ50−1に出力するように、画像・音声選択データにて指示され、当該監視センタ50−1あてにデジタル画像・音声データを出力していたとする。 【0041】そして、次に、端末装置20−1が、自己のデジタル画像・音声データを監視センタ50−2に出力するように指示する画像・音声選択データを、例えば監視制御センタ130−2から受信した場合、出力先を監視センタ50−2に変更する。監視センタ50−2は、端末装置20−1から送信されるデジタル画像・音声データを受信して、アナログ変換する。このように、複数の監視制御センタ130を設けることにより、任意の監視制御センタ130から画像・音声切替指示を実施することができ、多様な画像・音声切替が可能な画像音声監視システムを実現できる。 【0042】実施の形態4.図8は、さらにこの発明の他の実施の形態である画像音声監視システムの構成を示すブロック図である。上記実施の形態3では、図7に示したように、画像・音声の切替指示を出力する各監視制御センタ130は、切替制御装置134、操作卓35を有するものであった。 【0043】これに対し、この実施の形態は、画像・音声スキャン機能などのように、ある固定パターンで端末装置20と監視制御センタ30又は監視センタ50との対応関係を切り替える場合は、図7における切替制御装置134及び操作卓35を省略し、監視制御センタ230のデコーダ232が出力する画像・音声選択データ中において、あらかじめ端末装置20が出力すべき監視制御装置30及び監視センタ50を、端末装置20に対応させて設定しておく。 【0044】すなわち、シーケンシャルにスキャンする場合、例えば、監視センタ50−1において、マイク及びカメラ12−1〜12−nの映像及び音声を順次スキャンする場合、スピーカ及びモニタ28−1に対応させたマイク及びカメラの番号12−1、12−2、12−3、・・ ・・、12−nを指示した画像・音声選択データを順次送出する。これにより、監視制御センタを簡素なものにできる。 【0045】実施の形態5.図9は、さらにこの発明の他の実施の形態である画像・音声選択データのデータフォーマットを示す説明図である。これまでの実施の形態2〜4では、画像・音声選択データのデータフォーマットとして、監視したい各マイク及びカメラ12と、アナログ再変換後出力する全てのスピーカ及びモニタ28又はスピーカ及びモニタ33とを指示するものとしていたので、画像・音声選択データのデータ長が長いものであった。 【0046】これに対し、この実施の形態は、図9に示すような画像・音声選択データのデータフォーマットにて、画像・音声選択データの先頭識別コードとして上位バイトと下位バイトの2バイトを割り当てる。また、全スピーカ及びモニタ28,33を対象としてデータフォーマット上でその順を固定し、各スピーカ及びモニタ毎に上位バイトと下位バイトの2バイトを割当てる。そして、その上位・下位2バイトに出力表示したいマイク及びカメラ12の番号コード(最大255)を指示する。全スピーカ及びモニタ28,33を対象としてデータフォーマット上でその順を固定して、その順に対応するマイク及びカメラ12の番号を割り当てることにより、画像・音声選択データは全スピーカ及びモニタ28,33を省略でき、全体のデータ処理速度が向上する。 【0047】また、上記画像・音声選択データのデータフォーマットのうち、搭載プロセッサのS/Wにて先頭識別コードとマイク及びカメラ番号との区別を容易に行えるよう、該マイク及びカメラ番号を一旦16進(HEX)表示し、その上位・下位2バイトずつを更にASCIIコードへ変換した値を設定する。例えば、スピーカ及びモニタ28−1に出力表示したいマイク及びカメラの番号が、140の場合、16進表示では8Chであるので、上位「8h」はアスキーコードで「38」、下位「Ch」はアスキーコードで「43」である。従って、番号140のマイク及びカメラの画像・音声データをスピーカ及びモニタ28に出力する場合には、上位バイトデータを「38」、下位バイトデータを「43」の画像・音声信号とする。 【0048】なお、先頭識別コードはアスキーコードと重複しないコードを用いる。なお、データエンドコード(図9では、図示しない)は、先頭識別コードとアスキーコードとで区別が識別が可能なので、この実施の形態においては省略可能である。このようにすることにより、端末装置20、監視センタ50、監視制御センタ30の台数が変化して、画像・音声選択データの長さが変わっても、画像・音声選択データ中において端末装置20(マイク及びカメラ12)の番号を指示するアスキーコードを直ちに認識でき、S/Wによる画像・音声選択データの識別時間を短縮することができる。 【0049】実施の形態6.図10は、さらにこの発明の他の実施の形態である画像・音声選択データのデータフォーマットを示す説明図である。これまでの実施の形態2〜4では、画像・音声選択データのデータフォーマットとして、監視したいマイク及びカメラ12と、アナログ再変換後出力するスピーカ及びモニタ28又はスピーカ及びモニタ33を指示するものとしていた。 【0050】これに加え、この実施の形態は、図10に示すように、画像・音声選択データの信頼性を向上する冗長データ、例えば先頭識別コード並びにマイク及びカメラ12(端末装置20)を指示するアスキーコードのSUM値を、画像・音声選択データのデータフォーマットに付加したものである。 【0051】光ループデータハイウェイは、伝送路を長く設定すると、その分通信障害を受けやすくなる。例えば、データ不達や異常データ受信による不具合を回避するための情報を予め画像・音声選択データのデータフォーマットに付加しておくことで、データの信頼性を高めることができる。 【0052】実施の形態7.図11、図12は、さらにこの発明の他の実施の形態を示すもので、図11は画像音声監視システムの構成を示すブロック図、図12は画像・音声選択データのデータフォーマットを示す説明図である。これまでの実施の形態2〜4では、画像・音声選択データのデータフォーマットとして、監視したいマイク及びカメラ12と、アナログ再変換後出力するスピーカ及びモニタ28又はスピーカ及びモニタ33を指示するものとしていた。 【0053】これに対し、この実施の形態は、図11に示すように、監視制御センタ330の切替制御装置334及びデコーダ332により、各スピーカ及びモニタ28及び33に対応させて識別情報に固定の記号、この例では16進数でFFを設定した画像・音声選択データを生成して、光ループデータハイウェイ10上に図11の矢印Cのように流す。 【0054】この固定の記号FFは、例えば当該指示されたスピーカ及びモニタ28−1における出力画像が、青色一色の表示となるようにモニタ28−1に指示する記号である。画像・音声選択データにおける固定の記号FFで指示されたスピーカ及びモニタ28−1は、画像・音声選択データを認識し、青色均一表示をする。 【0055】このように、表示するように指示がなされていないモニタが故障ではないことを容易に識別できるように、例えば青色均一表示をモニタに出力したいときには、青色均一の画像データを光ループデータハイウェイ10上に流すことを必要とせず、画像・音声選択データに設定した記号だけを流すことによって実現でき、S/Wによる画像・音声選択データの識別時間を短縮することができる。 【0056】実施の形態8.図13、図14は、さらにこの発明の他の実施の形態を示すもので、図13は画像音声監視システムの構成を示すブロック図、図14はデコーダの構成を示すブロック図である。上記実施の形態2〜4では、画像・音声選択データのデータフォーマットとして、監視したいマイク及びカメラ12と、アナログ再変換後出力するスピーカ及びモニタ28あるいは33を指示するものとしていた。 【0057】これに対し、この実施の形態は、図14に示すように、デコーダ116のプロセッサ163のS/W領域に故障時表示色設定領域166を設け、オペレータが障害の内容に応じ表示色を任意の色に設定できるようにしておく。例えば、図13に示すように、端末装置120−1のマイク及びカメラ12−1から監視センタ150−1のスピーカ及びモニタ28−1へ、点線の矢印のようにデジタル音声・画像データを送信しているとする。 【0058】このとき、マイク及びカメラ12−1の故障、電源断、ケーブルはずれによる信号断、あるいはエンコーダ113−1等の故障(図13に×印で示す)により、デジタル画像・音声データが光ループデータハイウェイ10に送信されなくなった場合、表示色制御手段としてのデコーダ116−1がこれを検出し、プロセッサ163のS/W領域に故障時表示色設定領域166に設定された表示色によりモニタ28−1の画面を均一色、例えば赤色に表示する。これにより、オペレータが障害をいち早く認識することができるようになる。 【0059】実施の形態9.図15は、さらにこの発明の他の実施の形態である監視制御センタの構成を示すブロック図である。図15において、監視制御センタ430の操作卓35から切替制御装置434を介してデコーダ432に切替指示データが送られ、デコーダ432において画像・音声選択データが作成され、各端末装置20、監視制御センタ30、監視センタ50へ送信される。このとき、デコーダに設けられた図示しない記憶手段が、切替制御装置434から記録開始の指令を受けて切替制御装置434からデコーダ432に出力される一連の命令の記録を開始し、記録終了の指令を受けて記録を終了し、操作記録データを作成し、記憶しておく。 【0060】デコーダ432に出力される一連の命令は、記録開始から時間順に、例えば次のようなものになる。 (記録開始) 1.(時間00:00:00)スピーカ及びモニタ28−1及び33−1に写す映像をマイク及びカメラ20−1からのものにせよ。 2.(時間00:00:03秒後)スピーカ及びモニタ28−1及び33−1に写す映像をマイク及びカメラ20−2からのものにせよ。 3.(時間00:00:08秒後)スピーカ及びモニタ28−1及び33−1に写す映像をマイク及びカメラ20−3からのものにせよ。 4.(時間00:00:12秒後)スピーカ及びモニタ28−1及び33−1に写す映像をカメラ及びカメラ20−4からのものにせよ。 (記録終了) 【0061】このような一連の命令を、時間軸に対応させてデコーダ434の記憶手段に、記憶しておく。そして、一連の操作をしたいときに、当該操作記録データを呼び出して、デコーダ434に命令を与えて、上記時間軸を基準にして自動的に画像・音声選択データを作成し、各端末装置20、監視制御センタ30、監視センタ50へ送信する。 【0062】このようにすることにより、例えば切替制御装置434に障害が発生して交換しなくてはならない場合でも、切替制御装置434を取り外してもデコーダ434は上記のようにして記録されている操作記録データに基づいて画像・音声選択データを作成可能であるので、画像音声監視システム全体を停止する必要はない。切替制御装置434は、例えば上記のような操作記録データが作成されていない操作をするときだけ電源を投入し、切替指示データをデコーダ432に送信すればよい。操作卓35や切替制御装置434等の構成要素をシステムから切り離して保守できるので、保守が容易になる。 【0063】実施の形態10.図16〜図18は、さらにこの発明の他の実施の形態を示すもので、図16は画像音声監視システムの構成を示すブロック図、図17はデコーダの構成を示すブロック図、図18は画像音声監視システムの動作を説明するためのタイムチャートである。これまでの実施の形態2〜4では、同一光ループデータハイウェイ10に少数の各ステーション15が接続されている場合について示した。 【0064】これに対し、この実施の形態は、図16に示すような、ある監視制御センタ130のデコーダ132から出力される画像・音声選択データが全ステーションへ届くのに数100ms程度かかるほど、接続ステーション数が多い場合の画像音声監視システムの構成を示す。 【0065】図16に示すようなある監視制御センタ130のデコーダ132が、画像・音声選択データ、例えばスピーカ及びモニタ28−1に表示する対象のマイク及びカメラ12−1を、マイク及びカメラ12−2に変更するよう指示する画像・音声選択データを時間t41(図18、以下時刻については図18を参照)において矢印G(図16、以下矢印については図16を参照))のように送信するとする。これを、画像・音声切替対象のデコーダ216−1が、時刻t41より少し遅れて時刻t42において矢印G1のように検知する。 【0066】そして、それまで上記デコーダ216−1へデジタル画像・音声データを出力していたエンコーダ13−1が上記時刻t42よりもさらに遅れて時刻t43にて上記画像・音声選択データを矢印G2のように検知する。また、モニタ216−1に新たにデジタル画像・音声データを出力することになるエンコーダ13−2も同じく時刻t42よりも遅れて時刻t44において上記画像・音声選択データを矢印G3のように検知するとする。 【0067】このとき、時刻t42と、時刻t43あるいは時刻t44との間に、例えば100msもの大きな遅延時間Δta=t43−t42あるいはΔtb=t44−t42が発生する場合、図18に示すとおり、デコーダ216(216−1)内に画像・音声選択データを時刻t42において検知してから現在受信しているデジタル画像・音声データのアナログ変換のフリーズを開始するまでの時間△Tdf、フリーズを解除するまでの時間△Tdsを設定する。ここに、ΔTdf>ΔTa、ΔTdf>ΔTbであり、かつΔTdfとΔTdsとの間には十分な時間差、少なくともデコーダ216−1が画像・音声選択データを受信し始めてから受信が終わるまでの時間分の差を設ける。なお、デコーダ216−1が、この発明における遅延変換凍結手段である。 【0068】そして、デコーダ216−1は時刻t45においてエンコーダ13−1からのデジタル画像・音声データのアナログ変換のフリーズを行い、時刻t46においてフリーズを解除してエンコーダ13−2からのデジタル画像・音声データを受信し、アナログ変換を開始する。また、エンコーダ13−1はフリーズ後の時刻t47において図16の点線H1のように送信していたデジタル画像・音声デーの送信を停止し(×印)、エンコーダ13−2は時刻t47よりも少し早い時刻t48において画像・音声データの送信を図16の点線H2のように開始する。これにより、切り替えにともなう時刻t45から時刻t46の間の画像の乱れを防止できる。 【0069】このフリーズ開始時間△Tdf、フリーズ解除時間△Tdsは、図17のようにデコーダ216(216−1)内にフリーズ開始時間設定領域167、フリーズ解除時間設定領域168を新たに設け、システム規模に応じて、システム起動時などに設定できるようにしておく。監視制御センタ130のデコーダ132についても、デコーダ216と同様にフリーズ開始及びフリーズ解除に時間遅れを設けておく。このようにすることにより、監視したいマイク及びカメラ12の画像・音声情報へ切り替えるに際し、画像及び音声の乱れを防止できる。 【0070】実施の形態11.図19〜図21は、さらにこの発明の他の実施の形態を示すもので、図19は画像音声監視システムの構成を示すブロック図、図20はエンコーダの構成を示すブロック図、図21は画像音声監視システムの動作を説明するためのタイムチャートである。 【0071】先の実施の形態10では、ある監視制御センタ130のデコーダ32から出力される画像・音声選択データが全ステーションへ届くのに数100ms程度時間がかかるほど、接続ステーション数が多い場合、デコーダ216−1が画像・音声選択データを検知してから、エンコーダ13−1及びエンコーダ13−2が、画像・音声選択データを検知するまでに大きな遅延時間が発生する場合について示した。 【0072】これに対し、この実施の形態は、図19に示すようなある監視制御センタ130のデコーダ132が画像・音声選択データを時刻t51(図21、以下時刻については図21参照)において、矢印J(図19、以下矢印については図19参照)のように送信する。そして、デコーダ16−1へデジタル画像・音声データを出力していたエンコーダ213−1が、時刻t51よりも遅れて時刻t53にこの画像・音声選択データを矢印J1のように検知する。また、この画像・音声選択データによって新たにデジタル画像・音声データを出力することになるエンコーダ213−2が同じく時刻t51よりも遅れて時刻t54においてこの画像・音声選択データを矢印J2のように検知するとする。また、エンコーダ213−1からのデジタル画像・音声データを受信していたデコーダ16−1は、画像・音声選択データを時刻t53及びt54よりも遅れて時刻t52において、検知するとする。 【0073】このとき、時刻t51と時刻t53、あるいは時刻t51とt54との間に、例えば100msを超えるような大きな遅延時間Δth=t53−t51、Δtj=t54−t51が発生する大規模なシステムの場合、切替対象のエンコーダ213−1及びエンコーダ213−2内に、図21に示すとおり、画像・音声選択データを時刻t53において検知してからデジタル画像・音声データを送信停止するまでの時間ΔTel、画像・音声選択データを時刻t54において検知してからデジタル画像・音声データを送信開始するまでの時間ΔTe2を設定する。なお、エンコーダ213−1及びエンコーダ213−2がこの発明における遅延送信停止手段、遅延受信開始手段である。 【0074】そして、エンコーダ213−1はフリーズ後の時刻t57において図19の点線K1のように送信していた画像・音声データの送信を停止し(×印)、エンコーダ213−2は時刻t57よりも少し早い時刻t58において画像・音声データの送信を図19の点線K2のように開始する。デコーダ16−1内に図21に示すとおり、時刻t52からフリーズを開始するまでの時間△Tdf、フリーズを解除するまでの時間△Tdsを設定する。ここに、ΔTdf>ΔTh、ΔTdf>ΔTjであり、かつΔTdfとΔTdsとの間には十分な時間差、少なくともエンコーダ13−1あるいは13−2が画像・音声選択データを受信し始めてから受信が終わるまでの時間分の差を設ける。 【0075】そして、デコーダ16−1は時刻t55においてエンコーダ13−1からのデジタル画像・音声データのアナログ変換のフリーズを行い、時刻t56においてフリーズを解除してエンコーダ13−2からの画像・音声データの受信を開始する。これにより、切り替えにともなう時刻t55から時刻t56の間の画像の乱れを防止できる。 【0076】上記時間△Te1、時間△Te2は、エンコーダ13内に、時間ΔTe1及び時間ΔTe2を設定する画像・音声開始/停止時間設定領域136を新たに設け、システム規模に応じて、システム起動時などに設定できるようにしている。このようにすることにより、監視したいマイク及びカメラ12の画像・音声情報へ切り替えるのに際し、画像の乱れを防止できる。なお、この実施の形態10と、先の実施の形態9とを組み合わせることができる。 【0077】上記実施の形態2における図4、実施の形態3における図7等において、端末装置20、監視制御センタ30、監視センタ50を、それぞれ同数のn箇所とした、これらの設置数に制限があるわけではなく、独立して任意の数を選べばよい。従って、例えば端末装置20に比し、監視センタ50の数が多い場合は、複数の監視センタ50に同じ端末装置20のマイク及びカメラ12の画像及び音声を出力したり、一部の監視センタ50における監視を休止するなど、適宜使用されるものである。 【0078】また、上記各実施の形態においては、画像及び音声を監視する画像音声監視システムについて説明したが、画像だけを対象とする画像監視システムであっても同様の効果を奏する。 【0079】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。 【0080】本発明の画像監視システムにおいては、複数の撮像端末装置と、監視装置とが伝送路で結合されたものであって、撮像端末装置は、カメラと、このカメラからのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するデジタル変換手段と、送出データ制御手段とを有し、監視装置は、受信手段とアナログ変換手段とモニタとを有する画像表示装置と、画像選択データ出力手段とを有し、画像選択データ出力手段は、デジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を複数の撮像端末装置の中から一つ指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は画像選択データを伝送路を介して受信して自己の撮像端末装置が指定されているときデジタル画像データを出力し、画像表示装置は、受信選択手段によりデジタル画像データを伝送路を介して受信しアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するものであるので、画像選択データ出力手段が、デジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を複数の撮像端末装置の中から一つ指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段が画像選択データに基づきデジタル画像データを出力し、画像表示装置がこのデジタル画像データを受信してアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するので、構成が簡易で安価になる。 【0081】そして、複数の撮像端末装置と、監視装置とが伝送路で結合されたものであって、撮像端末装置は、カメラと、このカメラからのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するデジタル変換手段と、送出データ制御手段とを有し、監視装置は、受信手段とアナログ変換手段とモニタとを有する画像表示装置と、画像選択データ出力手段とを有し、画像選択データ出力手段は、画像表示装置にて画像を表示すべき撮像端末装置を指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は、画像選択データを伝送路を介して受信して指定された画像表示装置に自己のデジタル画像データを出力し、画像表示装置は、各受信選択手段によりデジタル画像データを伝送路を介して受信しアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するものであるの、画像選択データ出力手段が、画像表示装置に対応させてデジタル画像データを出力すべき撮像端末装置を指定する画像選択データを出力し、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段が画像選択データに基づきデジタル画像データを出力し、対応する画像表示装置がデジタル画像データをアナログ変換手段によりアナログ画像変換信号に変換してモニタに出力するので、構成が簡易で安価になる。 【0082】さらに、画像選択データ出力手段は複数設けられたものであって、複数の撮像端末装置の各送出データ制御手段は、複数の画像選択データ出力手段から送出された画像選択データのうちの最新のものに基づき指定された画像表示装置に自己のデジタル画像データを出力するものであることを特徴とするので、複数の画像選択データ出力手段から、画像表示装置に表示すべきデジタル画像・音声データを指定できるので、多様な画像・音声切替が可能な画像監視システムを安価に実現できる。 【0083】また、画像選択データ出力手段は、あらかじめ定められた画像選択データを所定の順序に従って出力するものであることを特徴とするので、画像選択データはあらかじめ定められており、その都度作成しなくてよいので、画像選択データ出力手段の構成が簡易で安価になる。 【0084】そして、画像選択データ出力手段は、そのデータフォーマット上において全ての画像表示装置の順を定め、この定められた順に当該画像表示装置に表示すべき撮像端末装置を指定する指定コード欄を有する画像選択データを出力するものであることを特徴とするので、データフォーマット上において全ての画像表示装置の順を定めて、これに対応する撮像端末装置を指定するようにしたので、画像選択データにおいて画像表示装置の指定を省略でき、データの処理速度が向上する。 【0085】さらに、画像選択データ出力手段は、指定コード欄に撮像端末装置の識別番号を16進数に変換した後さらにアスキーコードに変換した識別番号コードが指定された画像選択データを送出するものであることを特徴とするので、画像選択データにおいて、撮像端末装置の識別番号を表すアスキーコードを直ちに認識でき、画像選択データの識別時間を短縮できる。 【0086】また、画像選択データ出力手段は、冗長データを含む画像選択データを送出するものであることを特徴とするので、伝送される画像選択データの信頼性を向上させることができる。 【0087】そして、画像選択データ出力手段は、指定コード欄に画像表示装置のモニタの表示色を所定の色で表示させる表示色指定用コードが指定された画像選択データを送出するものであることを特徴とするので、表示色指定用コードにより、モニタの表示色を制御できるので、データの識別時間を短縮できる。 【0088】さらに、画像表示装置は、デジタル画像データが送出されてこなくなったときモニタの表示色を所定に色に設定する表示色制御手段を有するものであることを特徴とするので、故障状態を、視覚的に直ちに知ることができる。 【0089】また、画像選択データ出力手段は、所定の期間に出力した画像選択データを再現して出力しうる記憶手段を有するものであることを特徴とするので、画像選択データをその都度新たに作成しなくても、過去の所定期間に行われた画像選択の操作を再現できるので、定型的な操作において省力化を図ることができる。 【0090】そして、監視装置のアナログ変換手段は、画像選択データを受信してから所定時間後にそれまで行っていたデジタル画像データからアナログ画像データへの変換をフリーズし、さらにあらかじめ定められた時間後にフリーズを解除しデジタル画像データからアナログ画像信号への変換を開始する遅延変換凍結手段を有するものであることを特徴とするので、画像選択データが発信されてから画像表示装置が受信するまでの時間に遅れがあっても、画像表示装置に表示するカメラの映像を切り替える際の画像の乱れを防止でき、システムの品質を向上できる。 【0091】さらに、撮像端末装置の送出データ制御手段は、画像選択データを受信してから所定時間後にデジタル画像データの送信を停止する遅延送信停止手段と、画像選択データを受信してから所定時間後にデジタル画像データの送信を開始する遅延送信開始手段とを有するものであることを特徴とするので、画像選択データが発信されてから撮像端末装置が受信するまでの時間に遅れがあっても、画像表示装置に表示するカメラの映像を切り替える際の画像の乱れを防止でき、システムの品質を向上できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
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| 【出願日】 |
平成13年9月4日(2001.9.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093562 【弁理士】 【氏名又は名称】児玉 俊英 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−78903(P2003−78903A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月14日(2003.3.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−266706(P2001−266706) |
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