| 【発明の名称】 |
独居老人用緊急通報システム |
| 【発明者】 |
【氏名】高井 勝己
【氏名】渡辺 雅弘
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| 【要約】 |
【課題】一人暮らし老人等の生活中に発生する緊急事態の通報を通報者に複雑な通報操作を行わせることなく簡易に且つ正確に行うことができ、かつ通報先では緊急事態の内容を迅速に且つ的確に確認・把握できるシステムの提供。
【解決手段】緊急事態発生の通報、前記緊急事態発生の通報の真偽確認機能、および通報先での緊急事態内容把握のための音声および画像情報取得機能を一体化した緊急通報端末、前記緊急通報端末で緊急通報がなされた場合複数の緊急通報先に優先度順にそれぞれの通報先に対応した緊急通報情報を音声で通報する緊急通報通信部、および通報先端末、でシステムを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】緊急通報用押しボタンスイッチ、通報者への音声での問いかけ用音声増幅器およびスピーカ、問いかけに対して通報者が音声応答するためのマイクおよび音声増幅器、および前記緊急通報用押しボタンスイッチ情報・音声による問いかけおよび応答情報の通信を行う微弱電力利用の無線機、から構成される緊急通報端末、前記緊急通報端末との前記各種情報の通信を行う微弱電力利用の無線機、所定の通報先との公衆回線を利用した各種情報の音声およびデータ通信を行う電話機、および前記無線機と前記電話機の間で各種情報の送受の制御を行う通信制御機、から構成される緊急通報通信部、および通報先に設置され、前記緊急通報通信部との公衆回線による音声およびデータ通信を行う電話機を有する通報先端末、から構成されることを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項2】緊急通報用押しボタンスイッチ、通報者への音声での問いかけ用音声増幅器およびスピーカ、問いかけに対して通報者が音声応答するためのマイクおよび音声増幅器、通報者の状態の画像あるいは映像採取のためのカメラおよび画像あるいは映像増幅器、および前記緊急通報用押しボタンスイッチ情報・音声による問いかけおよび応答情報、画像あるいは映像情報の微弱電力による通信を行う無線機、から構成される緊急通報端末、前記緊急通報端末との前記各種情報の通信を行う微弱電力利用の無線機、所定の通報先との公衆回線を利用した各種情報の音声およびデータ通信を行う電話機、および前記無線機と前記電話機の間で各種情報の送受の制御を行う通信制御機、から構成される緊急通報通信部、および通報先に設置され、前記緊急通報通信部との公衆回線による音声およびデータ通信を行う電話機を有する通報先端末、から構成されることを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項3】請求項1、あるいは請求項2にあって、緊急通報端末内に緊急通報用押しボタンスイッチが押されたとき、それが事実緊急通報なのかあるいは誤って押されたものかを確認するための音声情報を記憶する確認音声記憶用メモリーを備えたことを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項4】請求項3にあって、緊急通報用押しボタンスイッチが押されたとき、それが事実緊急通報なのかあるいは誤って押されたものなのかの確認音声が出力された後一定時間内に誤りである旨の操作がなされないときは緊急通報は事実であると判断することを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項5】請求項1、あるいは請求項2にあって、緊急通報端末は緊急通報用押しボタンスイッチが押されることをもってあるいは通報先からの制御により起動し、緊急通報用押しボタンスイッチが押されてから一定時間経過後にあるいは通報先からの制御によって動作停止することを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項6】請求項1、あるいは請求項2にあって、緊急通報端末内の音声応答用マイクおよび音声増幅器出力は、通報先からの問いかけ用音声がある間は緊急通報通信部へ伝送されないことを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項7】請求項2にあって、緊急通報者の状態を撮影するためのカメラは、観察者側で制御可能であることを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項8】請求項1、あるいは請求項2にあって、緊急通報通信部内には優先順位を付けた複数の通報先の電話番号と前記複数の通報先毎に通報すべき各種情報を記憶するメモリーを有し、緊急通報時前記通報先に対応した各種情報を前記メモリー部から抽出して通報することを特徴とする独居老人用緊急通報システム。 【請求項9】請求項8にあって、複数の通報先毎に通報すべき各種情報は音声情報の形態でメモリーに記憶されることを特徴とする独居老人用緊急通報システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、一人暮らしの老人等の生活中に緊急事態が発生した場合、通報者はそれを簡易に速やかに且つ正確にあらかじめ定めてある通報先に通報でき、また通報を受けた通報先では緊急事態の内容を的確に把握できる緊急通報システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の一人暮らし老人用の緊急通報システムでは、緊急事態発生を誤って通報する、あるいは緊急事態発生が事実であった場合も通報者の緊急事態の状況が通報先で的確に把握することができず緊急事態への的確な対応が迅速に行えない状況がしばしば発生する等、実用性、信頼性に問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、一人暮らしの老人等が生活中緊急事態が発生して緊急通報ボタンを押したとき、先ずそのボタンが押されたことが誤りでないかの確認を行い、事実緊急事態が発生していたときは、緊急通報先に(必要であれば複数の緊急通報先に優先順位に従って)緊急事態発生および緊急処置に必要な情報を通報するとともに、通報先では通報者の状況を的確に把握して、状況に適合した処置を取ることができるようにしようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】緊急時、通報者は緊急通報端末に設けられている緊急通報ボタンを押す。緊急通報ボタンが押されたときそれが事実緊急通報か誤って押されたものかの確認を緊急通報端末から通報者への音声で行い、それへの通報者の応答で事実緊急通報であることを確認してから所定の通報先に緊急通報を行う。緊急通報先はあらかじめ複数優先順位を付けて設定しておきシステム内に記憶していた緊急通報先に緊急通報先に対応した緊急情報内容で順次優先順位に従って自動通報する。 【0005】緊急通報を受けた通報先では緊急事態の内容を確認するため音声で通報者に問い合わせを行う。この問い合わせに対する応答結果から事態を把握した通報先ではそれに適合した対応を行う。また、通報先において音声での問い合わせおよびそれへの応答で緊急事態の状況把握が不十分な場合は緊急通報端末に設けられたカメラを操作して得られる画像または映像から緊急事態の内容をより詳細に把握する。 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。 【0007】図1において、1は一人暮らし老人等が生活していく中で緊急事態の発生の恐れが多い場所例えば風呂場、トイレ等に設置する緊急通報端末で、図2のごとく構成する。図1においては緊急通報端末は1個としているが、複数の場所にそれぞれ備えてもよい。 【0008】2は緊急通報通信部であり、前記緊急通報端末1との間で通信を行う微弱電力応用の無線機21、前記緊急通報端末1から前記無線機21経由の情報を得て、内蔵するメモリーに記憶されている通報先およびそれに対応した通報情報を後述の携帯電話23に提供するとともに後述の携帯電話23からの問い合わせ音声、カメラ制御信号、あるいは電源制御信号を無線機21に提供する通信制御機22、および音声およびデータ通信可能な携帯電話23から構成される。緊急通報端末1と緊急通報通信部2で独居老人緊急通報システムの独居老人宅内サブシステムを構成する。 【0009】3は通報先に設置される通報先端末であり、前記緊急通報通信部2の一部である携帯電話23との音声およびデータ通信を行う携帯電話31、通報先側で前記緊急通報端末1内の音声増幅器、カメラ、および電源の制御操作を行うための通報先端末制御機32、および前記緊急通報端末1から送られてくる画像を表示する表示機33から構成される。 【0010】図2は前記緊急通報端末1であり、電池11、押しボタンスイッチ12、電源制御機13、音声増幅器およびスピーカ14、マイクおよび音声増幅器15、カメラ制御機16、カメラおよび画像増幅器17、緊急通報端末制御機18、および微弱電力利用の無線機19から構成される。 【0011】ここで、押しボタンスイッチ12が押されると、電源制御機13で電池11の供給する電源が音声増幅器およびスピーカ14以降の後段に供給される。と同時に押しボタンスイッチ12が押された旨の情報は緊急通報端末制御機18に伝えられ、緊急通報端末制御機18内に有するメモリーから押しボタンスイッチ12が押されたことが間違いでないことを確認するための音声メッセージを音声増幅器およびスピーカ14に供給する。 【0012】前記音声による確認の問い合わせを受けた通報者は、誤って押しボタンスイッチ12を押した場合は再度押しボタンスイッチ12を押す。再度押しボタンスイッチ12が押されたことを確認した緊急通報端末制御機18は最初に押しボタンスイッチ12が押されたことは誤りであったとして、緊急通報に関するそれ以降の処理を中止して電源制御機13を制御して後段への電源の供給を停止する。 【0013】一方押しボタンスイッチ12を本当に緊急通報として押した場合は、通報者は再度の押しボタンスイッチ12を押す操作は行わない。最初に押しボタンスイッチ12が押された後一定時間内に再度押しボタンスイッチ12が押されないことを確認した緊急通報端末制御機18は、緊急通報が本物であるとして、無線機19経由で緊急通報通信部2にその旨の通報を行う。緊急通報端末1の無線機19から通報を得た緊急通報通信部2の無線機21はその旨を通信制御機22に伝達する。通信制御機22では、同機内のメモリーに記憶されている複数の緊急通報先に対応した緊急通報情報を優先度の高い順に携帯電話23経由で通報する。 【0014】緊急通報を受けた通報先では、通報先端末3の携帯電話31で送られてくる音声による緊急通報情報を聞いて、緊急事態を知ると同時に、携帯電話31を通じて音声での緊急事態内容の問い合わせを行う。この音声による問い合わせは緊急通報通信部2を経由して緊急通報端末1に送られ、緊急通報端末1の緊急通報端末制御機18経由音声増幅器およびスピーカ14に送られ通報者に音声で問いかけがなされる。この音声による問いかけがなされている間はマイクおよび音声増幅器15の出力は緊急通報端末制御機18によって無線機19への伝送は遮断される。 【0015】音声による問いかけを受けた通報者は緊急事態の内容を音声で回答する。この音声による回答は、マイクおよび音声増幅器15から緊急通報端末制御機18経由無線機19で緊急通報通信部2に送られ、通報先端末3にいたる。音声による問いかけ応答で通報者側からの音声レベルが不適当と通報先側で判断した場合は通報先端末制御機32で緊急通報端末1側の音声増幅器15の音声増幅度の制御を行う。また音声による問いかけに対する通報者の応答で緊急事態の把握が不十分と判断した通報先では、通報先端末制御機32で緊急通報端末1のカメラ制御機16を制御することによってカメラおよび画像増幅器17を操作して、画像による通報者の状態情報を表示機33で確認する。 【0016】また緊急通報端末制御機18で通報先からの音声による問いかけおよび通報者からの音声による応答を監視し、両方の音声が一定時間途絶えたとき、あるいは通報先端末制御機32からの制御信号を検知した場合、電源制御機13で電池11からの音声増幅器およびスピーカ14以降の緊急通報端末1後段への電力の供給を遮断して緊急通報端末1での無用な電力消耗を防止する。 【0017】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によって、一人暮らしの老人等の生活中に生じた緊急事態を通報者に緊急通報のための操作に関し過大な負担を負わせる必要のない、また通報先では緊急状態の内容を正確に把握して早急なまた的確な対処ができる、緊急通報システムの構築が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】502050682 【氏名又は名称】高井 勝己 【識別番号】301001199 【氏名又は名称】渡辺 雅弘
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| 【出願日】 |
平成14年5月8日(2002.5.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−324552(P2003−324552A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月14日(2003.11.14) |
| 【出願番号】 |
特願2002−132202(P2002−132202) |
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