| 【発明の名称】 |
対物レンズ駆動装置及び光学ピックアップ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩浅 祥士 【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ストッパ部に付着した接着剤により可動部がひつかないようにすること。
【解決手段】断面コの字形状の磁性材で成るヨーク部と、このヨーク部の上端面に取り付けられ前記ヨーク部より両外方に延在するストッパ部を有する補助ヨーク板と、前記ヨーク部に固定された永久磁石とを備え、対物レンズと、フォーカスコイルとトラッキングコイルとを保持する可動部の一部と、前記補助ヨーク板の前記ストッパ部との当接により、前記可動部の上方移動を制限するようにした対物レンズ駆動装置において、前記補助ヨーク板は前記ヨーク部の上端面と接着剤又は接着剤とかしめにより取り付けられ、前記補助ヨーク板の前記ストッパ部より内方寄りに接着剤漏出防止手段を設け、この手段により前記ストッパ部の前記可動部の前記一部と当接可能な部分には前記接着剤は内方から漏出しないようにしたこと。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 断面コの字形状の磁性材で成るヨーク部と、このヨーク部の上端面に取り付けられ前記ヨーク部より両外方に延在するストッパー部を有する補助ヨーク板と、前記ヨーク部に固定された永久磁石とを備え、対物レンズと、フォーカスコイルとトラッキングコイルとを保持する可動部の一部と、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部との当接により、前記可動部の上方移動を制限するようにした対物レンズ駆動装置において、前記補助ヨーク板は前記ヨーク部の上端面と接着剤又は接着剤とかしめにより取り付けられ、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部より内方寄りに接着剤漏出防止手段を設け、この手段により前記ストッパー部の前記可動部の前記一部と当接可能な部分には前記接着剤は内方から漏出しないようにしたことを特徴とする対物レンズの駆動装置。 【請求項2】 前記一部は一対の上方突出部として形成され、この上面は前記可動部の前記ストッパー部と対向する他上面より高いことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズの駆動装置。 【請求項3】 前記ヨーク部の上端部には断面コの字形状の凹所が形成され、前記補助ヨーク板の両側縁部に形成された屈曲部が、前記凹所に係合し、前記接着剤により接着されることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズの駆動装置。 【請求項4】 前記接着剤漏出防止手段は溝又は突条として形成され、前記補助ヨーク板の両側縁部にまで延びていることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズの駆動装置。 【請求項5】 前記接着剤漏出手段は前記両側縁部にまで延びる段差として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズの駆動装置。 【請求項6】 光ディスクに情報を記録及び/又は前記光ディスクに記録された情報を再生するために、前記光ディスクに光ビームを集光、照射する対物レンズと、この対物レンズを保持する可動部と、この可動部と左右・上下一対のサスペンション・ワイヤで結合される固定部と、この固定部に固定される断面コの字形状の磁性材で成るヨーク部と、このヨーク部の上端面に取り付けられ、前記ヨーク部より両外方に延在するストッパー部を有する補助ヨーク板と、前記ヨーク部に固定された永久磁石と、前記ヨーク部を通る前記永久磁石からの磁束との相互作用により前記可動部をそれぞれフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動するために前記可動部に保持されるフォーカスコイルとトラッキングコイルとを備え、前記可動部の一部と、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部との当接により、前記可動部の上方移動を制限するようにした光学ピックアップ装置において、前記補助ヨーク板は前記ヨーク部の上端面と接着剤又は接着剤とかしめにより取り付けられ、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部より内方寄りに接着剤漏出防止手段を設け、この手段により前記ストッパー部の前記可動部の前記一部と当接可能な部分には前記接着剤は内方から漏出しないようにしたことを特徴とする光学ピックアップ装置。 【請求項7】 前記一部は一対の上方突出部として形成され、この上面は前記可動部の前記ストッパー部と対向する他上面より高いことを特徴とする請求項6に記載の光学ピックアップ装置。 【請求項8】 前記ヨーク部の上端部には断面コの字形状の凹所が形成され、前記補助ヨーク板の両側縁部に形成された屈曲部が、前記凹所に係合し、前記接着剤により接着されることを特徴とする請求項6に記載の光学ピックアップ装置。 【請求項9】 前記接着剤漏出防止手段は溝又は突条として形成され、前記補助ヨーク板の両側縁部にまで延びていることを特徴とする請求項6に記載の光学ピックアップ装置。 【請求項10】 前記接着剤漏出手段は前記両側縁部にまで延びる段差として形成されていることを特徴とする請求項6に記載の光学ピックアップ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は対物レンズの駆動装置及び光学ピックアップ装置に関し、特別には、ヨークアセンブリの補助ヨーク板(ヨーク上壁)が両外方部にストッパー部を有する対物レンズの駆動装置及び光学ピックアップ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、特開平10−124901号公報では、「光ディスクに情報を記録し、または前記光ディスクに記録された情報を読み出すため、前記光ディスクに光ビームを照射させるための対物レンズを、前記光ディスクの記録面に垂直な方向と前記光ディスクの径方向に駆動するための、断面コの字型の一対の脚部を備えたヨーク部と該ヨーク部の少なくとも一方の脚部内面に配設され、両脚部間に磁力線を発生させるマグネットとから構成された磁気回路を有する光学ピックアップ装置において、予め用意された、厚さ、形状、或いは磁気特性の異なる複数個の小片の磁性部材の内、少なくとも一個の磁性部材を用いて、前記マグネットにより前記ヨーク部に発生する磁束密度分布を調整することを特徴とする光学ピックアップ装置のラジアルダイナミックスキューの調整方法」、又は、「光ディスクに情報を記録し、または前記光ディスクに記録された情報を読み出すため、前記光ディスクに光ビームを照射させるための対物レンズを、前記光ディスクの記録面に垂直な方向と前記光ディスクの径方向に駆動するため磁気回路を有する光学ピックアップ装置において、前記磁気回路は断面コの字型の一対の脚部を備えたヨーク部と該ヨーク部の少なくとも一方の脚部内面に配設され、両脚部間に磁力線を発生させるマグネットとから構成されており、前記ヨーク部の磁束密度分布を調整するための小片の磁性部材が前記ヨーク部の両脚部にブリッジされていることを特徴とする光学ピックアップ装置」を要旨とする技術が開示されている。 【0003】上記公報においては、上記ヨーク部の上面に「磁性部材」がかしめ固定されているが、接着剤は用いられていない。また、「磁性部材」は対物レンズを保持する可動部の上方移動を制限するストッパー部を有しない。 【0004】また、第2892557号特許公報では、「対物レンズを保持するレンズ保持部と、上記レンズ保持部に連設され、上記レンズ保持部と共にフォーカス方向に浮上可能に支持され、コイルを保持するコイル保持部と、上記コイルと協働してフォーカス方向またはトラッキング方向に上記対物レンズを駆動する磁気回路と、上記磁気回路の磁気ギャップに配けられた上記コイルを覆うように固定配置された保護板と、上記コイルがフォーカス方向に浮上して上記保護板に当接する前に上記レンズ保持部が当接する位置に上記保護板の一部として設けられたストッパーと、を備えることを特徴とする対物レンズ駆動装置」が開示されている。この装置には、磁気回路であるヨーク部に取り付けられる保護板は対物レンズを保持するレンズ部((コイルを保持するコイル保持部)と連設されている)の上方移動を規制するストッパーをその一部として備えている。然しながら、この公報でも保護板がどのような手段でヨーク部の上面に取り付けられているか、一切、開示されていない。 【0005】図25は先に本出願人が開発した対物レンズ駆動装置の要部を示すものであるが、固定ベースSにはヨークアセンブリYが固定されており、ヨーク低壁、これから上方へと一体的に延びる一対のヨーク側壁部、そしてこのヨーク側壁部の上面に接着剤dで取り付けられる補助ヨーク板としてのヨーク上壁Aからなっている。図示しない対物レンズやフォーカスコイルFを保持する可動部Kには一体的に突起部Pが形成され、これはヨーク上壁Aの両外端部に形成されるストッパー部Aa、Aaに可動部Kが上方へと許容以上に移動すると当接し、よって不測の故障が生じないようにしている。もし接着剤dが不必要なところまで図25Aで示すように漏出し可動部Kが許容以上に上方移動せんとすると図25Bに示すように片方であるいは両方でストッパー部Aaに突起部Pが引っ付いて動かなくなって、装置の一部を損傷させてしまう恐れがある。またこれを用いる光学ピックアップ装置の動作特性として重大な不良が発生する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、ストッパー部が可動部に接着剤により引っ付いて装置の一部を損傷させたり、ピックアップ動作特性に重大な不良を発生する恐れのない対物レンズの駆動装置及び光学ピックアップ装置を提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】以上の課題は、断面コの字形状の磁性材で成るヨーク部と、このヨーク部の上端面に取り付けられ前記ヨーク部より両外方に延在するストッパー部を有する補助ヨーク板と、前記ヨーク部に固定された永久磁石とを備え、対物レンズと、フォーカスコイルとトラッキングコイルとを保持する可動部の一部と、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部との当接により、前記可動部の上方移動を制限するようにした対物レンズ駆動装置において、前記補助ヨーク板は前記ヨーク部の上端面と接着剤又は接着剤とかしめにより取り付けられ、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部より内方寄りに接着剤漏出防止手段を設け、この手段により前記ストッパー部の前記可動部の前記一部と当接可能な部分には前記接着剤は内方から漏出しないようにしたことを特徴とする対物レンズの駆動装置、によって解決される。 【0008】又は、光ディスクに情報を記録及び/又は前記光ディスクに記録された情報を再生するために、前記光ディスクに光ビームを集光、照射する対物レンズと、この対物レンズを保持する可動部と、この可動部と左右・上下一対のサスペンション・ワイヤで結合される固定部と、この固定部に固定される断面コの字形状の磁性材で成るヨーク部と、このヨーク部の上端面に取り付けられ、前記ヨーク部より両外方に延在するストッパー部を有する補助ヨーク板と、前記ヨーク部に固定された永久磁石と、前記ヨーク部を通る前記永久磁石からの磁束との相互作用により前記可動部をそれぞれフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動するために前記可動部に保持されるフォーカスコイルとトラッキングコイルとを備え、前記可動部の一部と、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部との当接により、前記可動部の上方移動を制限するようにした光学ピックアップ装置において、前記補助ヨーク板は前記ヨーク部の上端面と接着剤又は接着剤とかしめにより取り付けられ、前記補助ヨーク板の前記ストッパー部より内方寄りに接着剤漏出防止手段を設け、この手段により前記ストッパー部の前記可動部の前記一部と当接可能な部分には前記接着剤は内方から漏出しないようにしたことを特徴とする光学ピックアップ装置、によって解決される。 【0009】以上の構成により、補助ヨーク板としてのヨーク上壁のストッパー部と接着剤により、ひっつくという事態はなくなり、常に良好な動作特性を保証するものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態について図1〜図8を参照して説明する。図1〜図3を参照して、対物レンズ駆動装置1において、対物レンズ2を保持する可動部3は固定部4と上下左右一対のサスペンションワイヤ5により結合されている。これにより可動部3は上下左右に移動可能とされている。固定部4は固定ベース6に固定されている。対物レンズ2を保持している可動部3はさらにフォーカスコイル7と一対のトラッキングコイル8a、8bを保持している。図3〜図6で示すようにヨークアセンブリ9は固定ベース6に一体化されている。ヨーク底壁9a、これから上方に延びる一対のヨーク側壁9b、9c及びこれらの上面に接着剤dで取り付けられる補助ヨーク板としてのヨーク上壁11とからなっている。ヨーク側壁9b、9cの相対する内面にはそれぞれ永久磁石10a、10bが取り付けられている。 【0011】次に、本発明に係わる補助ヨーク板としてのヨーク上壁11の詳細につき説明する。ヨーク上壁11は図1及び図6〜図8に示すように全体として長方形の平板状である。両側縁部の中央部に一対の半円形の切欠き16を形成させ、この間に階段状に折り曲げた、屈曲部12a、12bを形成させている。この端部には半円形の切欠き13a、13bが形成されている。これらの間にヨーク形成部14を形成し、これから外方に延在する部分がストッパー部15a、15bとされる。ヨーク形成部14とストッパー部15a、15bとの境界部に本発明にかかわる溝17a、17bが形成されている。なお、この溝はコイニング加工又はプレス加工で行われ、反対側の面には殆んど凸部を形成せず、殆んどフラットなままである。これにより装置全体の高さを小さくしている。すなわち、薄型設計とすることができる。また、このコイニング加工又はプレス加工により、ヨーク上壁11の材料の加工硬化を得ることができる、上下方向の衝撃による本部品の変形に対し有利な強度を得ることができる。 【0012】可動部3のストッパー部15a、15bと対向する部位には突起部18a、18bが形成される。これは図3、図4、図5で示すように、これらの上面は両側及びヨーク側壁9b、9cの両外方部分の上面より高くなっている。図1で示すように可動部3により保持されている対物レンズ2は上下一対のサスペンションワイヤ5によりディスクの径方向x(トラッキング方向)及びその光軸方向y(フォーカス方向)に可動可能とされている。従って、図2において、突起部18a、18bと溝17a、17bとの距離は可動部3のx方向の最大移動距離より大とされている。対物レンズ2は図2で明示されるように3箇所で接着剤dにより可動部3に取り付けられている。このような位置では全接着剤dは紫外線で充分に照射されるので、不要な領域に流れ出すということはない。 【0013】本発明の第1の実施の形態は以上のように構成されるが次にこの作用について説明する。対物レンズ駆動装置1はディスク記録及び/又は再生装置内に公知のように配設されている(後述する図24参照)。対物レンズ2はスピンドルモータで回転駆動されるディスクに近接して配設されている。ディスクから対物レンズ2を通ってくる戻り光は公知の機構で処理され、ディスク上の情報が再生される。このとき、フォーカスコイル7及びトラッキングコイル8a、8bには制御電流が流され、常に正確にディスク上の情報を読み取るようにしている。これらコイル7、8a、8bに制御電流が流されると、ヨークアセンブリ9中を流れている磁束との相互作用により可動部3は図1におけるx方向及び/又はy方向に移動する。このとき、本発明の光学ピックアップ装置1によれば、常に正確に制御動作を保証するものである。 【0014】次にヨークアセンブリ9の組み立て作業について説明する。ヨーク側壁9b、9cの上端部に形成される切欠き9baおよび9ca(図1参照)にヨーク上壁11の屈曲部12a,12bが嵌め込まれて圧接され、次いで、この上に接着剤dがシリンジ(syringe )で塗布される。接着剤dには紫外線が照射され、硬化される。屈曲部12a、12bは切欠き9ba、9caによって位置決めされるのでヨーク上壁11はヨークアセンブリ9において正確に取り付けられる。過剰に接着剤dを塗って切欠き16からヨーク上壁11下面へとはみ出したとしても溝17a、17bで取り込まれ、それ以上に外方へと漏出することはない。図8で示すように屈曲部12a、12bの下面とヨーク側壁9b、9cの上端部に形成される凹所9ba、9caとの隙間を通って流入した接着剤dは外方のストッパー部15a、15bに向かって流れるが溝17a、17bにはまってそれ以上進まない。よってストッパー部15a、15bに流れ込むことはない。すなわちストッパー部15a、15bには接着剤が漏出することはないので可動部3の突起部18a、18bとは直接、当接する。よって、たとえ可動部3が何らかの理由で大きく上方移動することがあっても本来の機能で可動部3はそれ以上の移動を阻止される。 【0015】次に本発明の第2の実施の形態による光学ピックアップ装置の対物レンズ駆動部について図9〜図13を参照して説明する。ヨークアセンブリは断面コの字形状のヨーク部21とヨーク上壁23とからなり接着剤dによりこれらは一体化される。ヨーク部21はヨーク低壁21aとこれから一体的に上方へ延びる両側壁部21b、21cとでなっている。これらの上端中央部には突起部22a、22bが形成されている。これら突起部22a、22bに対応してヨーク上壁23の両側縁部には一対の垂下部23a、23bが形成され、これらの間の切欠きcにヨーク部21の突起部22a、22bが嵌合される。 【0016】垂下部23a、23bの内側面と、突起部22a、22bの上面とによって直方形状の空間が形成される。ここに図11に示されるように接着剤dがシュリンジにより充填される。紫外線が照射されると接着剤が硬化する。しかしながら接着剤が硬化する前に図11で示すように接着剤dがヨーク上壁23の底面上に沁みだすことがある。これは外方のストッパー部24a、24bへと流れていくが溝25a、25bによって阻止される。図12及び図13で示すように、接着剤dは突起部22a、22bの上面とヨーク上壁23の中央部の両側縁部との間の隙間を通って内方に流入する。このときには紫外線が照射されることはないので流入はどんどん進み浅い凹所eにも流れ込む。ここに流れ込んだ接着剤dはこの凹所eの内壁で止められてそれ以上、外方には進まないが、凹所eの外側の面f上を流れる接着剤dは外方へと流れ溝25a、25b内に導かれる。よって接着剤dはストッパー部24a、24bに至ることはない。本発明によれば接着剤dがこの溝25a、25b内へと導かれ、これからストッパー部24a、24bへは流出することはない。なお、本発明の実施の形態では凹所e内にも接着剤dが導かれ、これより外方の溝25a、25bの負担を軽減する。 【0017】図14は本発明の第3の実施の形態の対物レンズ駆動装置におけるヨークアセンブリのヨーク上壁30の斜視図であるが、他の構成は本発明の第1の実施の形態と同様である。本実施の形態では両端部のストッパー部34a、34bの内側には突条32a、32bが形成される。ヨーク上壁30の中央部から流れてきた接着剤はこれらにより、せき止められ、それ以上には外方へは進まない。よって上記本発明の実施の形態と同様な効果を奏することができる。 【0018】図16〜17は本発明の第4の実施の形態による対物レンズ駆動装置におけるヨークアセンブリのヨーク上壁40の斜視図であるが他の部分は本発明の第1の実施の形態と同様である。本発明の実施の形態ではストッパー部42a、42bは図示するようにひっくり返した姿勢では、中央部より一段と高くなっている。すなわち、ストッパー部42a、42bと中央部(ヨーク形成部)との間に段差44a、44bが設けられている。これらにより中央部より流れてきた接着剤dはここでせき止められ、それ以上の外方への流れはない。よって本発明の上記各実施の形態と同様な効果を奏するものである。なお段差44a、44bは下方に偏移するように形成されたが、逆に上方に偏移させるようにしてもよい。これでも同じ効果が得られる。 【0019】図18〜19は本発明の第5の実施の形態による対物レンズ駆動装置におけるヨークアセンブリのヨーク上壁50の斜視図であるが他の部分は本発明の第1の実施の形態と同様である。本発明の実施の形態ではストッパー部52a、52bの内方であるが、中央部の両側縁から内方に向かって、すなわち屈曲部12a,12bの内側に台形状の溝54a、54bが形成されている。本発明の第1の実施の形態で述べたように屈曲部12a,12bの上に接着剤dが塗布されると、ここから図で示すように中央部へと流入する接着剤dはこれら円弧状の溝54a、54bに導入され、それ以上の進行はせき止められる。よってストッパー部52a、52bに接着剤dが塗布されることはない。よって本発明の実施の形態においても、上記実施の形態と同様な効果を奏することができる。 【0020】図20〜23は本発明の第6の実施の形態による対物レンズ駆動装置のヨークアセンブリの分解斜視図であるがヨーク部62はヨーク低壁64aとこれから上方に一体的に延びるヨーク側壁64b、64cからなり、これらヨーク側壁64b、64cの上端中央部には楔形の突出部65a、65bが一体的に形成されている。ヨーク上壁60の両側縁部には一対の直方形状の突出部70a、70bが形成され、これらの外方に溝72a、72bが形成され、さらにこの外方にストッパー部68a、68bが形成されている。 【0021】ヨーク上壁60のヨーク形成部への取り付けにあたっては、まず、突出部65a、65bの両側に接着剤dが塗布される。ついで、ヨーク上壁60はその突出部70a、70bをヨーク形成部62の突出部65a、65bの両側縁部に係合するように配設し、工具で突出部70a、70bを外方から内方へと押圧する。ヨーク上壁60の突出部70a、70bは内方へと変形し、ヨーク部62にカシメ固定される。接着剤dに紫外線が照射される。これにより硬化される前に図19及び図20で示されるようにヨーク上壁60の裏側に流れ込んだ接着剤dは紫外線が照射されないので、あるいは照射されても不十分であるので流動性がある。しかしながら、本発明によればストッパー部68a、68bの内側には溝72a、72bが形成されているので、ここに流れ込み、これより外方へは、流出しない。よってストッパー部68a、68bは本来の機能を発揮することができる。 なお、上述のカシメ固定はヨーク上壁60のヨーク部62に対する位置決めの作用を行うことができる。 【0022】図24は以上の本発明の実施の形態に適用される光学系と、これを制御する制御系及びこれを駆動する駆動系のブロック図である。ディスクDに近接して上述の対物レンズ2が配設されている。ディスクDからの戻り光は対物レンズ2を通ってミラー50により反射されて集積光学素子52へと導かれる。これは複合プリズム54、複合レンズ56及び素子パッケージ58からなっており、素子パッケージ58は発光素子及び受光素子を内蔵している。また電極部60aを取り付けている。 【0023】電極部60aは演算処理IC62に接続され、この出力はデジタル・シグナル・プロセッサ64に供給される。これは制御装置70に出力を供給するとともに、これから種々の制御信号を受ける。デジタル・シグナル・プロセッサ64の出力はさらに駆動回路66に供給されるとともにAD/DA回路68に供給される。このDA回路部から再生データが得られる。駆動回路66は集積光学素子50の電極部60aに接続されるとともに上述の対物レンズ駆動装置1の固定部4へ接続され、この装置内でサスペンションワイヤ5を介してフォーカスコイル7及びトラッキングコイル8a、8bに接続される。素子パッケージ58内の発光素子には上述の電極部60aを介して駆動回路66の駆動出力が供給される。このようにして図1に示す構成を含む図24で点線で示す部分の構成が光学ピックアップ装置Qを構成する。 【0024】以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。 【0025】例えば以上の実施の形態では、特にディスクの種類については言及しなかったが、その種類は問わず、いかなるディスクにも本発明は適用可能である。 【0026】また以上の第1の実施の形態では、ヨークアセンブリ9において永久磁石10a、10bの2個がヨーク側壁9b、9cにとりつけらてたが、いずれか一方を省略してもよい。また、ヨーク側壁9b、9cの上端部の形状も図示の形状に限定されるものではない。例えば屈曲部12a、12bを各側縁部に3個または4個形成させるようにしてもよい。又凹所9ba、9caについても同様である。 【0027】 【発明の効果】以上述べたように本発明の対物レンズ駆動装置及び光学ピックアップ装置によれば、対物レンズを保持する可動部の上方移動を確実に規制し、光学ピックアップ装置に大きい動作不良を起こすことはない。また追加加工のみにより従来の部品点数を変えず、低コストで性能の優れた光学ピックアップを製造することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社 【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号
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| 【出願日】 |
平成13年9月12日(2001.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072350 【弁理士】 【氏名又は名称】飯阪 泰雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−85796(P2003−85796A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月20日(2003.3.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−276176(P2001−276176) |
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