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【発明の名称】 情報表示装置および情報表示方法
【発明者】 【氏名】宇喜多 義敬
【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニー株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】文字情報ないし画像情報を表示可能な長方形の表示部を有する情報表示装置において、上記表示部を縦長に用いて上記文字情報ないし画像情報を表示する縦長表示モードと、上記表示部を横長に用いて上記文字情報ないし画像情報を表示する横長表示モードとを有し、上記表示部に表示される文字情報ないし画像情報の内容に応じて、上記縦長表示モード及び上記横長表示モードのいずれかを自動的に設定するようにしたことを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】長方形の表示部に文字情報ないし画像情報を表示する表示装置の情報表示方法において、上記表示装置は、上記表示部を縦長に用いて上記文字情報ないし画像情報を表示する縦長表示モードと、上記表示部を横長に用いて上記文字情報ないし画像情報を表示する横長表示モードとを有し、上記表示部に表示される文字情報ないし画像情報の内容に応じて、上記縦長表示モード及び上記横長表示モードのいずれかを自動的に設定するモード設定ステップと、上記モード設定ステップで設定された上記縦長表示モードまたは上記横長表示モードで、上記文字情報ないし画像情報を表示する表示ステップとを有することを特徴とする情報表示装置の情報表示方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆる電子ブックプレーヤなどに適用して好適な情報表示装置および情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えば、辞書のような多量の文字情報ないし画像情報を電子化して小型の光ディスク例えばCD−ROMに記録した、いわゆる電子ブックが市販され、この光ディスクを再生するための電子ブックプレーヤの簡易性、携帯性と相俟って賞用されている。
【0003】従来の電子ブックプレーヤは、例えば、図6に示すように、方形の筐体ベース部1Bの上部にキーボード2が配設され、このキーボード2の下に、ディスクドライブ(図示は省略)が収納されている。そして、筐体ベース部1Bと係合する蓋部1Cの内側に、方形の液晶表示部3が配設されている。
【0004】キーボード2の多数のキーを操作して、検索データが入力されると、検索(再生)された文字情報ないし画像情報が液晶表示部3の画面に表示される。液晶表示部3の画面に示された文字情報ないし画像情報は、スクロールキーないしページキーを操作することにより、行単位ないしページ単位で前後に送ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子ブックプレーヤ等の情報表示装置では、液晶表示部の長方形の画面に文字を表示する場合、縦長と横長の、どちらか一方にしか使用することができなかった。このため、文字情報ないし画像情報の内容によっては、画面表示が見辛くなる場合があり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0006】この発明は、以上の点にかんがみ、使い勝手の良い情報表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、この発明による情報表示装置は、文字情報ないし画像情報を表示可能な長方形の表示部を有する情報表示装置において、上記表示部を縦長に用いて上記文字情報ないし画像情報を表示する縦長表示モードと、上記表示部を横長に用いて上記文字情報ないし画像情報を表示する横長表示モードとを有し、上記表示部に表示される文字情報ないし画像情報の内容に応じて、上記縦長表示モード及び上記横長表示モードのいずれかを自動的に設定するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しながら、この発明による情報表示装置および情報表示方法の一実施形態について説明する。
【0009】実施形態の情報表示装置の機械的構成を図1に示し、電気的構成を図2に示す。
【0010】図1において、10は情報表示装置の例としての情報再生表示装置(電子ブックプレーヤ)を全体として示している。この情報再生表示装置10には、長方形の筐体11の上面11tに、その面積の大部分を占めるように、長方形の液晶表示素子12が配設されている。
【0011】この実施形態では、表示素子12の表面に重畳して、鎖線で示すように、透明のタッチパネル13が配設される。データ検索時には、表示素子12の画面上に、ソフトウエアによりキーボードが表示され、例えば、ペンPを用いて、タッチパネル13からのデータ入力が可能となる。従って、ハードウエアとしてのキーボードが不要となり、一層の薄型化が可能となる。
【0012】また、表示素子12の一方の短辺に近接して、画面制御用の4個のキー14a,14b,14c,14dと、電源スイッチ15とが整列して配設される。4個の制御キー14a〜14dのうち、電源スイッチ15に近い方の2個のキー14a,14bには、表示素子12の長辺12aに平行で、互いに逆方向の矢印が刻設され、電源スイッチ15から遠い方の2個のキー14c,14dには、表示素子12の短辺12bに平行で、互いに逆方向の矢印が刻設されている。
【0013】筐体11の側面11aには、スロット16,排出ボタン17と、スピーカ用の開口18が配設され、ジャケットJに収納された光ディスク(CD−ROM)Dが、スロット16を通して、ディスクドライブ(図示は省略)に装填されるようにされている。
【0014】また、側面11aと対向する側面には、ICカードCmを装填するためのスロット(図示は省略)が配設されている。このICカードCmがRAMカードの場合、例えば、検索データの保存に用いられ、また、ICカードCmがROMカードの場合には、データ検索用のプログラムがロードされるように構成される。
【0015】この実施形態は、図2に示すように、マイクロコンピュータ(CPU)20を備え、このマイクロコンピュータ20には、バス20bを介して、プログラムROM21,ワ−クエリア用RAM22が接続されている。
【0016】また、上述のような周辺デバイスに対応して、CD−ROMデータインタフェース23、CD−ROMドライブインタフェース24、液晶表示インタフェース25、タッチパネルインタフェース26、画面制御キーインタフェース27、ICカードインタフェース28、オーディオインタフェース29が設けられる。これらのインタフェース23〜29と、バス20bとを介して、マイクロコンピュータ20と周辺デバイスとが接続される。
【0017】次に、図3〜図5をも参照しながら、この発明の一実施形態の動作について説明する。この実施形態では、図3,図4に示すように、液晶表示素子12の画面を縦長に使用する縦長表示モードと画面を横長に使用に使用する横長表示モードとに使い分けて表示するようにしているが、縦長表示モードと、横長表示モードの使い分けは、次のような理由に基づいている。
【0018】縦長表示の場合は、表示可能行数が多くなり、検索された情報の一覧に便利である。その反面、1行の表示可能字数が少なくなる。特に、英文表示では、1行の字数が少なくなると、行末の単語を次行に送るワード・ラップ処理をした場合、行末の不揃いが目立ち、商品としての評価が低下することになる。
【0019】また、この実施形態のように、キーボードを表示する場合、個々の文字キーの間隔が狭くなる。更に、横長が多い画像情報が画面に納まり難い。
【0020】一方、横長表示モードの場合は、1行の表示可能字数が多くなるので、英文表示で、ワード・ラップ処理をした場合でも、行末の不揃いが目立たなくなり、商品としての評価が高まる。また、この実施形態のように、キーボードを表示する場合、個々の文字キーの間隔が広くなり、データ入力がスムーズにできる。更に、横長が多い画像情報の納まりが良くなる。
【0021】上述のように、この実施形態では、表示内容に応じて、縦長,横長の表示モードを使い分けるようにしたので、装置の携帯性を損なうことがなく、また、商品イメージを変えることもない。
【0022】そして、この実施形態では、縦長表示モードにおいて、制御キー14a〜14dには、キー14a 上スクロール(1行戻し)
キー14b 下スクロール(1行送り)
キー14c ページ戻しキー14d ページ送りのような、第1の組合わせの画面制御機能がそれぞれ割り付けられる。
【0023】また、横長表示モードにおいては、各キー14a〜14dに、キー14a ページ戻しキー14b ページ送りキー14c 下スクロール(1行送り)
キー14d 上スクロール(1行戻し)
のような、第2の組み合わせの画面制御機能がそれぞれ割り付けられる。
【0024】このような制御機能の切り換えにより、図3,図4から容易に理解されるように、縦長表示モード,横長表示モードのいずれの表示モードでも、キー14a〜14dの矢印と、画面の送り方向とが違和感なく対応するので、使用者が混乱することがない。
【0025】上述のような制御キー14a〜14dの画面制御機能の切換えは、図5に示すように、ソフトウエアにより行なわれる。電源が投入されると、装填された光ディスクの(またはこのディスクに搭載されたソフトウエア単位の)表示制御情報に基づいて、縦長,横長の表示モードが設定され(ステップS1)、いずれかのモードで初期画面が表示される(ステップS2)。
【0026】次のステップS3において、縦長,横長のいずれの表示モードが設定されたかが判断される。縦長表示モードが設定された場合は、このモードに対応する、上述のような第1の組合わせの画面制御機能がキー14a〜14dに割り付けられる(ステップS4)。
【0027】また、横長表示モードが設定された場合には、第2の組合わせの画面制御機能がキー14a〜14dに割り付けられる(ステップS5)。
【0028】次のステップS6,S7において、制御キー入力,タッチパネル入力があるか否かが判断され、いずれかの入力がある場合には、それぞれの入力に対応した、例えば、スクロールやデータの検索などを含み、ソフトウエアの終了までの多様な動作をする(ステップS8,S9)。
【0029】そして、ステップS10において、電源がオフされると、システムとしての終了処理(ステップS11)の後に、装置の動作が終了する。
【0030】なお、上述の実施形態では、縦長,横長の表示モードが、ソフトウエアによって自動的に設定されるようにしたが、特別のキー操作などにより、手動で設定するようにしてもよい。
【0031】また、上述の実施形態では、英文表示の場合について説明したが、例えば、ペルシャ語のように、右から左へ読む言語への対応も、同じソフトウエアないしハードウエアで可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、長方形の液晶表示部を備える携帯装置として、使い勝手の良い情報表示装置が得られる。
【出願人】 【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号
【出願日】 平成4年9月7日(1992.9.7)
【代理人】 【識別番号】100091546
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 正美
【公開番号】 特開2003−316342(P2003−316342A)
【公開日】 平成15年11月7日(2003.11.7)
【出願番号】 特願2003−46867(P2003−46867)