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【発明の名称】 |
環境学習用ビオトープ装置 |
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【氏名】牧野 昌己 【住所又は居所】東京都江東区大島3−19−2 株式会社加藤建設内 【氏名】佐藤 利行 【住所又は居所】東京都江東区大島3−19−2 株式会社加藤建設内 【氏名】石濱 謙一 【住所又は居所】東京都江東区大島3−19−2 株式会社加藤建設内 |
【課題】環境学習の効率を向上させると共に、その労力及びコストを軽減する。
【解決手段】環境学習用ビオトープ装置1が、汚濁水を生物学的酸化処理プロセスによって浄化する持ち運び可能な浄化槽2と、育成基材23が敷き詰められて浄化槽2から浄化水が流入する持ち運び可能な水盤3とを有している。この浄化槽2は、ボックス状の浄化槽本体7と、浄化槽本体7内に配置されて微生物群を担持する糸状微生物担体15とを備え、浄化槽本体7の側壁9がガラス板により構成されている。一方、水盤3の内部には、互いに独立した四つのメッシュ状のボックスセル22が配置されていることにより、その水盤3内が複数の領域に仕切られていて、各ボックスセル22が個別に取り出し可能となっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の汚濁水を生物学的酸化処理プロセスによって浄化する持ち運び可能な浄化槽と、所定の育成基材が敷き詰められて前記浄化槽から浄化水が流入する持ち運び可能な水盤と、を備えたことを特徴とする環境学習用ビオトープ装置。 【請求項2】 閉鎖性水源の汚濁水を、前記浄化槽に供給するポンプを設けると共に、前記水盤の排水を前記閉鎖性水源に還元して、水を循環再使用するようにしたことを特徴とする請求項1記載の環境学習用ビオトープ装置。 【請求項3】 前記浄化槽は、内部に微生物群を担持する微生物担体が配置されていると共に、少なくとも一側壁が前記微生物担体を透視可能な透明部材により構成され、前記透明部材の外側に、スライド自在な遮光板を設けたことを特徴とする請求項1〜2記載の環境学習用ビオトープ装置。 【請求項4】 前記水盤内には、互いに独立した複数のメッシュ状のボックスセルが配置されていることにより、その水盤内が複数の領域に仕切られていて、前記各ボックスセルが個別に取り出し可能となっていることを特徴とする請求項1〜3記載の環境学習用ビオトープ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトな浄化槽と、人工湿地帯(人工ウエットランド)として機能する同じくコンパクトな水盤とを併用することによって、汚濁水の浄化プロセスのほか、水生植物などの水性生物に代表される生態系を観察できるようにした環境学習用ビオトープ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】周知のように、学校の自然観察や地域の野外観察などでは、顕微鏡で微生物を観察して、自然の力が水を浄化していることを学んだり、水生植物の成長や水生昆虫の生態系などを観察する環境学習が行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の環境学習は、学校の校庭や地域の公園などに構築された人工池を利用するにすぎなかったため、人工池の水質の汚濁によって、そこに生育する水生植物や水生昆虫が限定され、これにより環境学習の効率が低下するおそれがあった。 【0004】そこで、人工池の水を浄化する施設が必要となるが、本格的な浄化施設の造成には、多大な費用及び労力が必要となる一方、簡易なろ過方式の浄化ではフィルターの目詰まりが頻繁に発生するため、フイルター交換作業が頻繁に必要になり、かつ、その交換に費やすコストが高騰するおそれもある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実情に鑑み案出されたもので、請求項1記載の発明は、所定の汚濁水を生物学的酸化処理プロセスによって浄化する持ち運び可能な浄化槽と、所定の育成基材が敷き詰められて前記浄化槽から浄化水が流入する持ち運び可能な水盤と、を備えたことを特徴とする環境学習用ビオトープ装置。 【0006】前記浄化槽は、内部での藻の発生を防止する上で遮光性のある材料で形成するものとし、例えば鋼板やステンレス板のほか塩化ビニール等の樹脂材料を用いることが可能であるが、いずれにしても可搬式のものであることを前提にすると、水圧に耐え得るもので、かつ、軽量であることが望ましい。 【0007】また、浄化槽に供給される汚濁水は、外部(例えば汚濁河川,都市排水路)から導入してもよいし、また閉鎖性汚濁水源(例えば学校の観察池などの人工池)が構築されている場合には、請求項2に記載の発明のように、ポンプを用いて浄化槽と水盤と閉鎖性汚濁水源との間で水を循環再使用するようにしてもよい。この場合には、閉鎖性汚濁水源の浄化状況に応じて、複数の浄化槽及び水盤を設置して、浄化が進んだ場合には、適宜撤去することもできる。 【0008】したがって、水盤に、生物学的酸化処理プロセスによって浄化された浄水(処理水)が流入し、そして、この浄水(処理水)には適度な栄養塩が含まれていることから、水盤内が水生植物や水生生物などの生育に適した環境となって、これにより水生生物の生態系を観察学習可能になる。 【0009】特に、請求項2記載の発明のように、汚濁水の水源が閉鎖性な場合(例えば学校の校庭や地域の公園に構築された人工池など)には、その水源内に配置されたポンプを作動させることによって、汚濁水が浄化槽内に送り出されて、再度、生物学的酸化処理が施され、その後、順次水盤内に流入し、さらに閉鎖性水源内に戻され、これにより環境学習用ビオトープ装置が、既存の閉鎖性水源を利用した循環型になる。 【0010】請求項3記載の発明は、前記浄化槽は、内部に微生物群を担持する微生物担体が配置されていると共に、少なくとも一側壁が前記微生物担体を透視可能な透明部材により構成され、前記透明部材の外側に、スライド自在な遮光板を設けたことを特徴としている。 【0011】前記微生物担体には、例えば、細菌,菌類,原生生物,微小後生生物などの微生物群が付着・生息し易いように、幹部とループ糸とを組み合わせ、あるいは螺旋状に捻り、あるいは巻回したものを使用し、汚濁水を浄化槽内に導入して曝気処理してやると、微生物担体に対して曝気に伴う酸素が十分に供給され、活発に微生物が活動するようになり、高い浄化能力を発揮するようになる。代表的には、特公平6−65291号、特公平5−48116号、特公平2−5155号公報に記載されたものを挙げることができる。 【0012】また、遮光板は透明部材を遮光するために設けるものとし、通常は遮光板にて透明部材を完全に遮光しておき、内部観察の際にのみその遮光板を開けるものとする。したがって、遮光板をスライドさせて開ければ、透明部材を通じて内部の微生物担体が透視でき、これにより生物学的酸化処理のプロセスを環境学習用ビオトープ装置の外部から観察可能になる。 【0013】請求項4記載の発明は、前記水盤内には、互いに独立した複数のメッシュ状のボックスセルが配置されていることにより、その水盤内が複数の領域に仕切られていて、前記各ボックスセルが個別に取り出し可能となっていることを特徴としている。 【0014】したがって、ボックスセル毎に異なる水生植物を分類して育成可能になると同時に多種多様の水生生物・水生植物の生態系を観察学習できる。また、ボックスセルを入れ替えれば、その季節に応じた植物に容易に変更できるため、季節の移り変わりによる植物状況の変化に対応可能になる。 【0015】そして、一部のボックスセルに汚泥が沈殿した場合には、そのボックスセルのみを洗浄すればよく、しかも、各ボックスセルは、メッシュ状に形成されているため、目詰まりを水洗いで簡単に落とすことができる。 【0016】 【発明の実施の形態】図1〜図12は、本発明の実施形態に係る環境学習用ビオトープ装置(以下、単にビオトープ装置という。)を示し、このビオトープ装置1は、それぞれのユニットが可搬式のものであることを前提としたコンパクトタイプに設計されている。 【0017】具体的には、前記ビオトープ装置1は、図1に示すように、所定の汚濁水を生物学的酸化処理プロセスによって浄化する持ち運び自在な浄化槽2と、水生植物による浄化とその植物に飛来してくる昆虫などの飼育観察をする持ち運び自在な水盤3を主体に構成され、この水盤3には、生物学的接触酸化処理を施した浄水(処理水)が流入するようになっている。なお、図1では浄化槽2の内部を見えるようにするために前側の側壁を破断した状態を示している。 【0018】前記浄化槽2は、図1のほか図2及び図3に示すように、上部にヒンジ開閉式の開閉自在な蓋7aを備えたボックス状の浄化槽本体7を主体として形成されていて、内部に並列に配置された二枚の仕切板4によって三つの処理室6に仕切られ、この各処理室6にはそれぞれ糸状微生物担体15が収容配置されている。 【0019】また、前記浄化槽本体7を閉止する蓋7aの上には、箱型の計量槽5が配置されている(なお、図1では、浄化槽2と同様に計量槽5の内部を見えるようにするためにその計量槽5の前側の側壁を破断した状態を示している。)。この計量槽5は、一側面に導入パイプ5aと図示外の導出パイプとが設けられていると共に、内部には二枚のバッフルプレート5c,5dと水位調整のための可倒式のエルボ5dとが設けられている。 【0020】そして、前記導入パイプ5aから取水した汚濁水を計量した上で、その一定水量の汚濁水を、前記導出パイプに接続された図示外のホースを介して、図1中のQの矢印に示すように、前記処理室6に導入する。なお、前記エルボ5bの傾き調整により計量層5内の水位調整が行われることから、前記エルボ5bにて捕集された汚濁水は、エルボ5bに接続される図示外のホースを介して取水部に戻される。 【0021】前記浄化槽本体7は、四周の側壁9,10のうち左右の側壁10は、例えば鋼板やステンレス板や塩化ビニール等の樹脂材料などの遮光性の材料により構成されている一方、前後の側壁9が、透明な樹脂板により構成されている。この前後の側壁9には、図4及び図5に示すように、その透明な側壁9と重なり合うようにして、左右の側壁10と同材料からなる遮光板13が上下方向にスライド可能に配設されている。なお、側壁9の下端部及び側壁10の上下両端部にはそれぞれ断面L字状の補強部材11が固定されている。 【0022】また、四周の側壁9,10同士のなす各コーナー部には、同じく断面L字状のスライド用ガイド12が上下方向に沿って配設されている。このスライド用ガイド12のうち側壁10側に沿う一方のフランジ部が、その側壁10に固定されているのに対して、側壁9に沿うことになる他方のフランジ部は遮光板13には固定されておらず、側壁9との間にその遮光板13の板厚相当の隙間を形成し、これによりスライド用ガイド12をもって遮光板が上下方向にスライド可能に案内されている。そして、この遮光板13の上端部には、断面L字状の取手13が固着されている。 【0023】前記糸状微生物担体15は、図1に示すように、二枚の仕切板4に仕切られた三つの処理室6に個別に配置され、図6〜図8に示すように、円筒状に製織された中空幹部16の側面より十字方向のそれぞれに、細菌、菌類、原生生物などの微生物群が付着、生息し易い特定材料の繊維糸を束ねた繊維糸条をループ状にかつ前記中空幹部16に沿って多数形成するとともに、前記中空幹部16の内部に芯材20を挿入してある程度の自立性を持たせたものである。 【0024】また、前記糸状微生物担体15は、図6に示すように、上下端部をそれぞれ上部支持体18と下部支持体19とにより支持され、上下方向配置で、多数張設した状態で配置されている。そして、汚濁水を浄化槽内に導いて曝気に伴う酸素が十分に供給され、好気性微生物が活発に活動するようになり、高い浄化能力が発揮されている。 【0025】さらに、前記各処理室6の槽底部(浄化槽本体7の底壁の内周面)には、図1に示すように、例えばエアストーンに代表されるような多孔質の散気管6aが配置されていて、この散気管6aが図示外のエアポンプに接続されていることから、これによって微生物群の繁殖に必要な酸素が積極的に供給されるようになっている。このように生物学的酸化処理が施された浄水(処理水)は、二枚の仕切板4のそれぞれの上部にオフセットに配置された貫通孔4aを介して、図1中のRの矢印に示すように、各処理室6内を通って、流出パイプ31に向かって流れるようになっている。 【0026】一方、前記水盤3は、図9〜図12に示すように、横断面コ字状に形成されたボックス型の外枠容器21と、該外枠容器21の内部に配置された四つのメッシュ状のボックスセル22と、該各ボックスセル22の内部に配置された生育基材23とにより構成されている。 【0027】前記外枠容器21は、図1に示すように、前記浄化槽2側の一方の側壁に貫通形成された流入パイプ24と、他方の側壁に貫通形成された排出パイプ25とを備えている。このうち流入パイプ24は、前記浄化槽本体7の側壁10に形成された流出パイプ31とホースを介して連結され、前記浄化槽本体7内の水位が流出パイプ31よりも上昇すると、浄水(処理水)が余剰汚濁とともに、ホースを介して、前記各ボックスセル22内に流入するようになっている。 【0028】前記各ボックスセル22は、図9〜図11に示すように、互いに独立しており、前記水盤3内を複数の領域に仕切っていると共に、個別に取り出し可能となっている。また、前記各ボックスセル22は、ステンレス製の立方格子状のフレーム26と、該フレーム26の各側面及び底面を被覆するメッシュ部27とにより構成され、前記メッシュ部27には、ステンレス製の鋼糸を亀甲状に編んだ偏平な網目が連続形成されている。 【0029】前記各育成基材23は、図12に示すように、前記各ボックスセル22内に敷き詰められていると共に、前記流入管24を介して送り出された浄水(処理水)内に埋没している。このような前記各育成基材23は、例えばペットボトルの廃品の裁断片,礫,炭,ヤシ繊維、又はこれらを組み合わせた所謂人工メディアからなり、空隙率が90パーセント以上に形成されているため、水生植物が根付き、これにより脱窒・脱リンなどの浄化作用が行われるようになっている。 【0030】したがって、本実施形態に係るビオトープ装置1によれば、汚濁河川や都市排水路などの汚濁水を、ポンプなどを用いて、計量槽5に汲み上げると、その汚濁水が浄化槽本体7の内部に導入される。このため、汚濁水が、糸状微生物担体20に担持されている細菌類、菌類などの微生物群によって、生物分解されて、BODが除去されると共に、曝気に伴う好気雰囲気の中で硝化菌の活動によりアンモニアが酸化されて硝酸性窒素とされる硝化が促進され、これらの結果、汚濁水が生物学的酸化処理プロセスにより浄化される。 【0031】このとき浄化槽本体7の側壁9は、透明な樹脂板からなるため、取手14を持って、図5に示すように、遮光板13を上方にスライドさせて開ければ、糸状微生物担体15を透視することができる。したがって、上記汚濁水に対する生物学的酸化処理のプロセスをビオトープ装置1の外部から観察でき、これにより自然の力が水を浄化するシステムを効果的に学習することができる。 【0032】また、生物学的酸化処理が施された処理水は、若干の余剰汚泥とともに各ボックスセル22に流入するため、各飼育基材23に適度な栄養塩が含まれ、これは藻類や水生植物の栄養源となるため、各ボックスセル22内が水生植物の生育に適した環境になって、水生植物を効果的に育成できる。また、藻類は、水生昆虫の餌となるため、各飼育基材23では、人工的に餌を与えずに、水生昆虫を生存・繁殖させることができる。 【0033】したがって、水生植物のみならず水生昆虫の生態系を観察でき、これにより環境学習の効率が向上する。このため、環境学習に際して、校庭に人工池などを構築して、それを維持管理する必要がなく、環境学習にかかる費用及び労力が軽減される。 【0034】とりわけ、各ボックスセル22毎に異なる水生植物を分類して育成可能になると同時に、多種多様の水生生物(例えば水性昆虫など)や水性植物の生態系を観察学習でき、この点でも環境学習の効率が向上する。したがって、自然界に対する認識・学習意欲も向上し、野生生命を守り育んで、思いやりの心を育むことができる。 【0035】また、ボックスセル22を入れ替えれば、その季節に応じた水性植物に容易に変更可能なため、季節の移り変わりによる植物状況の変化に対応でき、これにより環境学習の空きが防止され、環境学習の効率がさらに向上する。 【0036】さらに、一部のボックスセル22の水生植物が枯れて、汚泥が沈殿してしまっても、そのボックスセル22のみを洗浄すればよく、これにより他のボックスセル22の水生植物などは維持でき、環境学習の効率を悪化させることがない。 【0037】そして、ボックスセル22は、フレーム26の各側面及び底面がメッシュ部27に被覆されているため、その目詰まりが、水洗いで簡単に取れて、そのメインテナンスが容易であり、この点でろ過方式の浄化を行った場合のメインテナンスに比較して、その労力及びコストが軽減される。 【0038】図13は、前記ビオトープ装置1の汚水供給経路の他例を示し、このビオトープ装置1は、既存の閉鎖性水源(例えば学校の校庭や地域の公園に構築された人工池など)を利用した循環再使用型になっている。 【0039】具体的には、既に人工池Dが構築されている場合には、人工池D内に水中ポンプPを配置すると共に、水盤3の排水を人工池Dに還元し、水中ポンプPの作動により、人工池Dの汚濁水を、図外のホース及び導入パイプ5aを介して、計量槽5内に汲み上げ可能になっている。 【0040】したがって、水中ポンプPを作動させていれば、人工池D内の汚濁水が、ホース及び導入パイプ5aを介して、計量槽5に導入され、その後、図13中のQの矢印に示すように、浄化槽2の内部に導入される。このとき汚濁水は、図13中のRの矢印に示すように、各処理室6を流れて、生物学的酸化処理が施され、その後、浄水(処理水)が、順次水盤3に送り出され、さらに水盤3内にて浄化された浄水(処理水)が人工池Dに戻される。 【0041】このため、常に水中ポンプPを作動させれば、水盤3内及び人工池D内の水質の汚濁が抑制され、各育成基材23と閉鎖性水源D内を水生生物の生育環境に適した状態に容易に維持でき、そのメインテナンスの労力が軽減される。 【0042】なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図14に示すように、フロート28を備えたフロート台29に水盤3を載置して、人工池Dなどの水面に浮遊させることもできる。このフロート28は、栓をしたペットボトルや発泡スチロールなどを使用するのが望ましく、フロート台29は、断面コ字状の箱型で前記フロートに接着あるいは紐で固定されている。 【0043】また、複数の浄化槽2及び水盤3を直列に配置して、人工池Dの浄化を促進することもできる。この場合は、設置当初と比較して、人工池Dの水質が悪化すれば、浄化槽2と水盤3とを適宜追加可能な一方、人工池Dの浄化が進めば、浄化槽2と水盤3と適宜撤去することが可能である。 【0044】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1記載の発明によれば、水盤に流入する浄水は、生物学的酸化処理プロセスによって浄化されているため、適度な栄養塩が含まれ、これにより水盤内が水生生物の生育に適した環境となる。このため、水盤内で水生植物の成長及び水生生物の生態系が観察でき、環境学習の効率が向上する。 【0045】したがって、環境学習に際して、校庭に人工池などを構築し、その維持管理を行う必要がなく、環境学習にかかる費用及び労力が軽減される。 【0046】請求項2記載の発明によれば、既存の閉鎖性水源を介して循環型に形成することにより、水盤及び閉鎖性水源内の汚濁が抑制され、かつ水生植物や水生生物の育成環境に適した状態に容易に維持可能なため、そのメインテナンスの労力が軽減される。 【0047】請求項3記載の発明によれば、生物学的酸化処理のプロセスを環境学習用ビオトープ装置の外部から観察可能なため、自然の力が水を浄化するシステムを効果的に学習することができる。 【0048】請求項4記載の発明によれば、ボックスセル毎に異なる水生植物を分類して育成可能になると同時に多種多様の水生生物・水生植物の生態系を観察学習でき、この点でも環境学習の効率が向上する。したがって、自然界に対する認識・学習意欲が向上し、野生生命を守り育んで、思いやりの心を育むことができる。 【0049】また、ボックスセルを入れ替えれば、その季節に応じた水性植物に容易に変更可能なため、季節の移り変わりによる植物状況の変化に対応でき、環境学習の空きが防止されて、環境学習の効率がさらに向上する。 【0050】さらに、一部のボックスセルに汚泥が沈殿した場合には、そのボックスセルのみを洗浄すれば足りるため、環境学習の効率を悪化させることがなく、かつ各ホックスセルは、目詰まりが水洗いで簡単に取れるため、メインテナンス性に優れ、その労力及びコストが軽減される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000140694 【氏名又は名称】株式会社加藤建設 【住所又は居所】愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字下市場19番地の1
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| 【出願日】 |
平成13年6月20日(2001.6.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062199 【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 富士弥 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−5626(P2003−5626A) |
| 【公開日】 |
平成15年1月8日(2003.1.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−185870(P2001−185870) |
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