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【発明の名称】 窓用防犯センサ
【発明者】 【氏名】倉本 哲生
【住所又は居所】東京都港区元赤坂1丁目6番6号 綜合警備保障株式会社内
【氏名】木村 隆
【住所又は居所】神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号 株式会社日本アレフ内
【課題】構造を単純化して長さの調節、組立作業、及び取付作業を容易にし、コストの低減をはかる。

【解決手段】窓の周辺部分に相対する中空状の1対の取付ベース100,200 を備える。太径パイプバー310 及びこの中に挿入されてこれと結合する細径バー320並びにこれらの両端の、細径側プランジャ340 及び太径側プランジャ350 を含みその全長が調節できる長さ調節型バー300 を備える。長さ調節型バー300 の両端の係止端部342,352 がその径方向に押し込まれてこれを係止し、対応する取付ベース100,200 と結合固定される1対のバーホルダ400,500 を備える。取付ベース100 内には一端が固定された引張りばね611 を設けこれと係止端部342 とをつなぐ接続線612 を設ける。取付ベース200 内にはリードスイッチ620 を配設し係止端部352 内にマグネット640 を配備する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 窓から侵入者が侵入するのを検知する窓用防犯センサであって、次の各構成を有することを特徴とする窓用防犯センサ。
(イ)窓の周辺部分に、この窓を挟むように相対して配置、固定された、中空状の第1の取付ベース及び第2の取付ベース(ロ)予め定められた内径及び長さを有するパイプ状の太径パイプバーと、この太径パイプバーの内径より小さめの外径及び予め定められた長さを有し、その一方の端側が前記太径パイプバーの一方の端開口部からその内側へと挿入されてこの太径パイプバーと結合する細径バーと、を含み、その全長が調節できる長さ調節型バー(ハ)前記長さ調節型バーの一方の端部分がその径方向に押し込まれてこの一方の端部分を予め設定された力で係止するバー端係止部を備え、前記第1の取付ベースと結合してこれに固定される第1のバーホルダ(ニ)前記長さ調節型バーの他方の端部分がその径方向に押し込まれてこの他方の端部分を予め設定された力で係止するバー端係止部を備え、前記第2の取付ベースと結合してこれに固定される第2のバーホルダ(ホ)前記第1の取付ベースの中空部内に配置されてその一端が定位置に保持された引張りばねと、この引張りばねの他端と前記長さ調節型バーの一方の端部分とを接続する接続線と、を含み、前記長さ調節型バーの一方の端部分が前記第1のバーホルダから離脱したときにこの一方の端部分を設定範囲内に引き止める、バー落下防止部材(ヘ)前記第2の取付ベースの中空部内に配置、固定され、前記長さ調節型バーの他方の端部分が前記第2のバーホルダのバー端係止部に係止されているか否かにより、その接点の接続状態を変化させるスイッチ(ト)前記スイッチと接続してこのスイッチの接点の接続状態を監視回路へ伝達する配線【請求項2】 前記第1の取付ベースは、その中空部が、この中空部内に配置されている引張りばねが横揺れしたとしてもその内側壁面に当接して、前記引張りばねの一端を前記中空部内の定位置に保持する構造、寸法である、請求項1記載の窓用防犯センサ。
【請求項3】 前記スイッチが、磁気感能型のリードスイッチであり、このリードスイッチに対する磁気発生源としてマグネットを用い、このマグネットが、前記長さ調節型バーの他方の端部分に配置、固定された構造である、請求項1記載の窓用防犯センサ。
【請求項4】 前記リードスイッチが配置されている第2の取付ベースの中空部分は、その予め定められた範囲に流動性の絶縁性部材が充填されて固化し、この絶縁性部材内に前記リードスイッチ及びこのリードスイッチと接続する配線が封入された構造である請求項3記載の窓用防犯センサ。
【請求項5】 前記マグネットが配置されている長さ調節型バーの他方の端部分は、そのマグネット配置部分に流動性の絶縁性部材が充填されて固化し、この絶縁性部材内に前記マグネットが封入された構造である請求項3記載の窓用防犯センサ。
【請求項6】 請求項1記載の窓用防犯センサにおける長さ調節型バーが、その一方の端部分に、その細径バーの他方の端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部と、このバー端保持部とつながり第1のバーホルダのバー端係止部に押し込まれて係止される係止端部と、を含んで成る細径側プランジャを備え、その他方の端部分に、その太径パイプバーの他方の端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部と、このバー端保持部とつながり第2のバーホルダのバー端係止部に押し込まれて係止される係止端部と、を含んで成る太径側プランジャを備えた構造である、窓用防犯センサ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓用防犯センサに関し、特に住宅等の窓から侵入者が侵入するのを検知する窓用防犯センサに属する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の室内に保管されている現金や貴重品等を盗難から防ぐために、住宅用の防犯システムが普及してきており、この住宅用の防犯システムとして、窓から室内へ侵入者が侵入するのを検知する窓用防犯センサが使用される。このような窓用防犯センサの従来の代表的なものとして、マグネットと、このマグネットの接近、離反により動作するリードスイッチとを組合せて、侵入者が窓を開くとリードスイッチが動作して検知信号を出力する開閉検知型のものがあり、また、アームの一端を窓枠等の一方に回転可能なように保持し、アームの他端にはリードスイッチを配設してこの他端を、マグネットが配置されて窓枠等の他方に固定されたホルダに、着脱可能なように係止しておき、侵入者が窓ガラス等を破壊して侵入すると、侵入者の体がアームに接触してこのアームの他端がホルダから離脱し、リードスイッチの動作状態が変化し検知信号を出力する、アーム他端離脱検知型のものが提案されている。
【0003】このような、アーム他端離脱検知型の窓用防犯センサの一例を図4及び図5(a),(b)に示す(例えば特開平7−114675号公報参照)。この窓用防犯センサは、窓800xの周辺部分、例えば窓枠831xに取り付けられた第1の取付ベース100xと、この第1の取付ベース100xと相対して窓800xを挟んでこの窓800xの周辺部分、例えば窓枠832xに取り付けられた第2の取付ベース200xと、パイプ710、並びにこのパイプ710の一方の端に固定された支点側アームホルダ720、及びパイプ710の他方の端に固定され磁性体736等が配備された、着脱側アームホルダ730、を含むアーム組立700と、このアーム組立700がその支点側アームホルダ720を支点として、窓800xからの侵入者の侵入方向に回転可能なように、支点側アームホルダ720を第1の取付ベース100xに取付けるアーム支持体750及びねじ760と、第2の取付ベース200x内に配備されて着脱側アームホルダ730の磁性体736を引寄せ、着脱側アームホルダ730を第2の取付ベース200xに係止するマグネット640xと、着脱側アームホルダ730内に配備され、この着脱側アームホルダ730が第2の取付ベース200xに係止された状態か否かに伴って第2の取付ベース200x内のマグネット640xの磁気力が変化することにより、その接点のオン,オフ状態(接続状態)が変化するリードスイッチ620xと、このリードスイッチ620xの接点のオン,オフ状態を、パイプ710及び支点側アームホルダ720を経由して監視回路(図示省略)へと伝達する配線630xと、を有する構成、構造となっている。
【0004】この窓用防犯センサは、通常、室内側に設置しておいて、着脱側アームホルダ730が第2の取付ベース200xに係止されている状態で、マグネット640xによりリードスイッチ620xの接点がオン状態となるようにセットしておき配線630xに電流を流しておく。
【0005】窓800xを外側から外したり破壊して侵入者が窓から侵入しようとすると、侵入者の体の一部でアーム組立700が押され、着脱側アームホルダ730が第2の取付ベース200xから離れてアーム組立700が支点側アームホルダ720を支点として回転し、この、着脱側アームホルダ730が第2の取付ベース200xから離脱することによって、リードスイッチ620xの接点はオフ状態となって配線630xに流れていた電流が遮断され、窓800xからの侵入者の侵入が検知される。
【0006】この窓用防犯センサにおいては、着脱側アームホルダ730の第2の取付ベース200xへの係止が、着脱側アームホルダ730に配備された磁性体736を、第2の取付ベース200x側のマグネット640xにより吸引することにより行われる。また、窓800xの大きさによって、アーム組立700の全長を調節する必要があり、この場合には、着脱側アームホルダ730をパイプ710から取り外し、第2の取付ベース200xに配備されているアーム長設定突片210の先端にパイプ710の先端が合うようにこのパイプ710を切断し、再組立を行う。
【0007】この窓用防犯センサでは、侵入者が切断用具等によりパイプ710を切断した場合、このパイプ710内に通してある配線630xも切断されるので、これに流れる電流が遮断されて侵入者の侵入が検知される。また、窓800xが横または縦に複数枚に細分化されてその細分化された各窓、すなわち、分割窓810xを回転可能とした構造の窓の場合(図5(a),(b)参照)でも、従来のように細分化された各窓、分割窓それぞれにセンサを設置する必要がなく、これら分割窓810x全体の上をアーム組立700が通るように、第1,第2の取付ベース100x,200xを、窓800xの両端の窓枠831x,832xに取付ければよいので、安価で、かつ取付けも容易となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の窓用防犯センサは、窓800xを挟んでその両側の窓枠831x,832xに、取付ベース100x,200xを取り付け、パイプ710の一方の端に支点側アームホルダ720が、またその他方の端には着脱側アームホルダ730が固定されたアーム組立700を、その支点側アームホルダ720を支点として侵入者の侵入方向に回転可能なようにこの支点側アームホルダ720を取付ベース100xに取り付け、取付ベース200x内にマグネット640xを配備し、着脱側アームホルダ730には磁性体736を配備してマグネット640xでこの磁性体736を引寄せて取付ベース200xに着脱側アームホルダ730を係止するようにし、また、着脱側アームホルダ730にはリードスイッチ620xを配備してその接点が、着脱側アームホルダ730の取付ベース200xに対する着脱によりオン,オフ状態が変化するようにし、リードスイッチ620xの接点のオン,オフ状態を、アーム組立720内を通って取付ベース100x側へと配置された配線630xにより伝達する構成、構造となっているので、侵入者の窓からの侵入や、侵入者によるパイプ710の切断が容易に検出でき、また、複数枚に細分化された窓、分割窓であっても、これら細分化された各窓、分割窓それぞれにセンサを設置する必要がないので、安価で、かつ取付けも容易である、という特徴を有しているが、アーム組立700内に配線630xを通す必要があって、構造が複雑でその組立作業が煩雑であり、また、窓の大きさに応じてパイプを切断しなければならず、窓への取付作業が複雑になる、という問題点がある。
【0009】本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑みて、構造が単純化されてその組立作業が容易にでき、長さの調節も容易にできて窓への取付作業が容易にでき、製造コスト、及び取付コストを低減することができる窓用防犯センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の窓用防犯センサは、窓から侵入者が侵入するのを検知する窓用防犯センサであって、次の各構成を有することを特徴とする。
(イ)窓の周辺部分に、この窓を挟むように相対して配置、固定された、中空状の第1の取付ベース及び第2の取付ベース(ロ)予め定められた内径及び長さを有するパイプ状の太径パイプバーと、この太径パイプバーの内径より小さめの外径及び予め定められた長さを有し、その一方の端側が前記太径パイプバーの一方の端開口部からその内側へと挿入されてこの太径パイプバーと結合する細径バーと、を含み、その全長が調節できる長さ調節型バー(ハ)前記長さ調節型バーの一方の端部分がその径方向に押し込まれてこの一方の端部分を予め設定された力で係止するバー端係止部を備え、前記第1の取付ベースと結合してこれに固定される第1のバーホルダ(ニ)前記長さ調節型バーの他方の端部分がその径方向に押し込まれてこの他方の端部分を予め設定された力で係止するバー端係止部を備え、前記第2の取付ベースと結合してこれに固定される第2のバーホルダ(ホ)前記第1の取付ベースの中空部内に配置されてその一端が定位置に保持された引張りばねと、この引張りばねの他端と前記長さ調節型バーの一方の端部分とを接続する接続線と、を含み、前記長さ調節型バーの一方の端部分が前記第1のバーホルダから離脱したときにこの一方の端部分を設定範囲内に引き止める、バー落下防止部材(ヘ)前記第2の取付ベースの中空部内に配置、固定され、前記長さ調節型バーの他方の端部分が前記第2のバーホルダのバー端係止部に係止されているか否かにより、その接点の接続状態を変化させるスイッチ(ト)前記スイッチと接続してこのスイッチの接点の接続状態を監視回路へ伝達する配線【0011】また、前記第1の取付ベースは、その中空部が、この中空部内に配置されている引張りばねが横揺れしたとしてもその内側壁面に当接して、前記引張りばねの一端を前記中空部内の定位置に保持する構造、寸法である、構成を有し、更に、前記スイッチが、磁気感能型のリードスイッチであり、このリードスイッチに対する磁気発生源としてマグネットを用い、このマグネットが、前記長さ調節型バーの他方の端部分に配置、固定された構造である、構成を有している。また、前記リードスイッチが配置されている第2の取付ベースの中空部分は、その予め定められた範囲に流動性の絶縁性部材が充填されて固化し、この絶縁性部材内に前記リードスイッチ及びこのリードスイッチと接続する配線が封入された構造であり、前記マグネットが配置されている長さ調節型バーの他方の端部分は、そのマグネット配置部分に流動性の絶縁性部材が充填されて固化し、この絶縁性部材内に前記マグネットが封入された構造である、構成を有している。
【0012】また、前記窓用防犯センサにおける長さ調節型バーが、その一方の端部分に、その細径バーの他方の端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部と、このバー端保持部とつながり第1のバーホルダのバー端係止部に押し込まれて係止される係止端部と、を含んで成る細径側プランジャを備え、その他方の端部分に、その太径パイプバーの他方の端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部と、このバー端保持部とつながり第2のバーホルダのバー端係止部に押し込まれて係止される係止端部と、を含んで成る太径側プランジャを備えた構造である、構成を有している。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態は、窓から侵入者が侵入するのを検知する窓用防犯センサであって、次の各構成を有している。すなわち、(イ)窓の周辺部分に、この窓を挟むように相対して配置、固定された、中空状の第1の取付ベース及び第2の取付ベース(ロ)予め定められた内径及び長さを有するパイプ状の太径パイプバーと、この太径パイプバーの内径より小さめの外径及び予め定められた長さを有し、その一方の端側が上記太径パイプバーの一方の端開口部からその内側へと挿入されてこの太径パイプバーと結合する細径バーと、を含み、その全長が調節できる長さ調節型バー(ハ)上記長さ調節型バーの一方の端部分がその径方向に押し込まれてこの一方の端部分を予め設定された力で係止するバー端係止部を備え、上記第1の取付ベースと結合してこれに固定される第1のバーホルダ(ニ)上記長さ調節型バーの他方の端部分がその径方向に押し込まれてこの他方の端部分を予め設定された力で係止するバー端係止部を備え、上記第2の取付ベースと結合してこれに固定される第2のバーホルダ(ホ)上記第1の取付ベースの中空部内に配置されてその一端が定位置に保持された引張りばねと、この引張りばねの他端と上記長さ調節型バーの一方の端部分とを接続する接続線と、を含み、上記長さ調節型バーの一方の端部分が上記第1のバーホルダから離脱したときにこの一方の端部分を設定範囲内に引き止める、バー落下防止部材(ヘ)上記第2の取付ベースの中空部内に配置、固定され、上記長さ調節型バーの他方の端部分が上記第2のバーホルダのバー端係止部に係止されているか否かにより、その接点の接続状態を変化させるスイッチ(ト)上記スイッチと接続してこのスイッチの接点の接続状態を監視回路へ伝達する配線このような構成、構造とすることにより、スイッチが、窓の周辺部分に配置、固定された第2の取付ベース内に配設されているので、このスイッチの接点の接続状態を監視回路へ伝達する配線が、この窓用防犯センサの他の部分を経由することなく、直接、監視回路へと配置されて、配線設置が容易である上、構造も単純化されて組立作業が容易となり、また、全体の長さも長さ調節型バーにより容易にできて、窓への取付けも第1,第2の取付ベースを窓の周辺部分にねじ止めした後は、残りの部分を装着するだけで良いので、その取付作業も極めて容易に行うことができ、製造コスト、及び取付コストを低減することができる。
【0014】なお、スイッチに、磁気感能型のリードスイッチを用いる場合には、磁気発生源となるマグネットを、長さ調節型バーの他方の端部分に配置、固定すればよい。この場合、リードスイッチ及び配線部分を絶縁性部材で封入し、また更に、マグネットも絶縁性部材で封入すると、風呂場などの湿度の高い場所でも使用できる。また、長さ調節型バーを、その一方の端部分に、その細径バーの他方の端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部と、このバー端保持部とつながり第1のバーホルダのバー端係止部に押し込まれて係止される係止端部と、を含んで成る細径側プランジャを備え、その他方の端部分に、その太径パイプバーの他方の端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部と、このバー端保持部とつながり第2のバーホルダのバー端係止部に押し込まれて係止される係止端部と、を含んで成る太径側プランジャを備えた構造とすることにより、第1のバーホルダ及び第2のバーホルダを同一構造、同一寸法とすることもできる上、各部の製造、組立作業が容易になって、製造コストを低減することができる。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1(a),(b)は本発明の一実施例を示す平面図及び側面図、並びにその長さ調節型バーの部分の部分断面平面図、図2はこの実施例のものが窓の部分に取付けられた状態を示す側面図である。この実施例の窓用防犯センサは、窓の周辺部分に取付けられる第1の取付ベース100及び第2の取付ベース200、これらに装着、固定される第1のバーホルダ400及び第2のバーホルダ500、それらのバーホルダ(400,500)に係止される長さ調節型バー300、バー落下防止部材610、並びに配線630が接続されたリードスイッチ620、及びその磁気発生源のマグネット640を含む構成となっており、これらの詳細は次のとおりである。
【0016】第1の取付ベース100及び第2の取付ベース200(以下単に取付ベース100、取付ベース200、ともいう)は、窓800の周辺部分、例えば窓枠831,832に、この窓800を挟むように相対して配置され、取付ねじ150,250により固定される。また、これら取付ベース100及び取付ベース200は中空状となっており、取付ベース100の中空部内には、一端がこの中空部内の定位置(ばね端保持部110)に保持された引張りばね611と、この引張りばね611の他端と長さ調節型バー300の一方の端部分(接続線接続部380の部分)とを接続する接続線612と、が配置、収容されており、取付ベース200の中空部内にはリードスイッチ620が配置、固定されている。
【0017】また、取付ベース100は、その中空部が、この中に配置、収容されている引張りばね611が横揺れしたとしてもその内側壁面に当接して、引張りばね611の一端を定位置、すなわちばね端保持部110に保持するように、はずれ防止側壁130を備えた構造、寸法となっており、更に、引張りばね611及び接続線612が、設定範囲内で円滑に動作するように、ローラ120、及びストッパ140を備えている。
【0018】引張りばね611及び接続線612は、長さ調節型バー300の一方の端部分が第1のバーホルダ400から離脱したときに、この一方の端部分を設定範囲内に引き止める、バー落下防止部材610である。長さ調節型バー300は、予め定められた内径及び長さを有する太径パイプバー310と、この太径パイプバー310の内径より小さめの外径、及び予め定められた長さを有し、その一方の端側が太径パイプバー310の一方の端開口部からその内側へと挿入されてこれと結合する細径バー320と、これら太径パイプバー310及び細径バー320の間を、その両端間の長さが調節可能なように保持し、固定する継手330と、細径バー320の他方の端側、すなわち、太径パイプバー310との結合端とは異なる端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部341、及びこのバー端保持部341とつながり第1のバーホルダ400のバー端係止部410に押し込まれて係止される係止端部342を含んで成る、細径側プランジャ340と、太径パイプバー310の他方の端側、すなわち、細径バー320との結合端とは異なる端側が挿入されてこれを保持、固定するバー端保持部351、及びこのバー端保持部351とつながり第2のバーホルダ500のバー端係止部510に押し込まれて係止される係止端部352を含んで成る、太径側プランジャ350と、を備えた構造となっている。
【0019】第1のバーホルダ400(以下、単にバーホルダ400ともいう)は、長さ調節型バー300の一方の端部分である細径側プランジャ340の係止端部342が、その径方向、すなわち、長さ調節型バー300の長手方向と直交する方向に押し込まれて(図2の矢印A)、この係止端部342を予め設定された力で係止するバー端係止部410を備え、取付ベース100と結合してこれに固定される。バー端係止部410はまた、接続線接続部380で接続線612の端に接続されている。
【0020】第2のバーホルダ500(以下、単にバーホルダ500ともいう)は、長さ調節型バー300の他方の端部分である太径側プランジャ350の係止端部352が、その径方向、すなわち、長さ調節型バー300の長手方向と直交する方向に押し込まれて(図2の矢印A)、この係止端部352を予め設定された力で係止するバー端係止部510を備え、取付ベース200と結合してこれに固定される。
【0021】また、長さ調節型バー300の太径側プランジャ350の、係止端部352には、マグネット640が配置、固定されていて、この係止端部352が、バーホルダ500のバー端係止部510に係止されている状態では、リードスイッチ620の接点をオン状態とし、バー端係止部510から脱落した状態ではリードスイッチ620の接点をオフ状態とする(接点のオン状態、オフ状態は、この例とは逆であってもよい)。そして、リードスイッチ620の接点がオン状態であるかオフ状態であるかの情報は、配線630によって、図示省略されている監視回路に伝達される。
【0022】この実施例は通常、取付ベース100及びバーホルダ400と、取付ベース200及びバーホルダ500とが、窓800の内側(室内側)に、この窓800を挟んで相対する位置の、例えば図2に示すように、窓枠831と窓枠832とに対応、配設されて、長さ調節型バー300が、その細径側プランジャ340の係止端部342をバーホルダ400のバー端係止部410に押し込み係止し、その太径側プランジャ350の係止端部352をバーホルダ500のバー端係止部510に押し込み係止して、これらバーホルダ400,500に保持されている。
【0023】侵入者が窓800等を破壊して室内に侵入すると、侵入者の体が長さ調節型バー300に触れて、この長さ調節型バー300がバーホルダ400,500から脱落し、その結果、リードスイッチ620の接点の接続状態(オン状態かオフ状態か)が変化し、この変化が、配線630により監視回路に送られて、侵入者が室内に侵入したことを検知することができる。
【0024】この実施例では、リードスイッチ620が、窓枠832等に配設されている取付ベース200内に配置されているので、その接点の接続情報を伝達する配線630を、この窓用防犯センサの他の部分を経由することなく直接、監視回路へと伝達するように配置すればよく、全体の構造も単純化することができる。また、長さ調節型バー300は、従来例のようなパイプ切断などの工事もなく、その全長を簡単な操作で変えることもでき、この窓用防犯センサの最大寸法以下のサイズの窓であれば、極めて容易に適用することができる。また、窓への取付けは、取付ベース100,200を窓枠等にねじ止めして取付けた後、残りの部分は、順次、装着するだけで良い。従って、組立作業を含む製造コスト、及び取付コストを低減することができる。
【0025】この実施例では、長さ調節型バー300が、その両端部分に、細径側プランジャ340及び太径側プランジャ350を備えた構造となっているが、これらプランジャを無くして、細径バー320の他端部分、及び太径パイプバーの他端部分を、直接、バーホルダのバー端係止部に押込み、係止する構造とすることもできる。この場合は、バーホルダのバー端係止部の寸法を、細径バー及び太径パイプバーの寸法に合わせる必要がある。この実施例のように、細径側プランジャ340及び太径側プランジャ350を備えた構造にすると、各係止端部342,352の寸法を同一にすることができて、バーホルダ400,500を同一形状、同一寸法とすることができ、製造コストを低減することができる。
【0026】また、この実施例では、長さ調節型バー300の、バーホルダ400,500からの脱落をリードスイッチ620及びマグネット640によって検出する構成となっているが、係止、脱落を機械的に接点のオン、オフ動作とする、機械的なスイッチ、例えばマイクロスイッチであってもよい。また、この実施例では、取付ベース取付面と長さ調節型バー300との間が広く取れるので、その間に網戸850を配置することができる。
【0027】なお、この実施例では、リードスイッチ620がむき出しのまま、取付ベース200の中空部内に配置、固定された状態となっており、また、マグネット640もそのまま、長さ調節型バー300の他方の端部分の、係止端部352に配置、固定された状態となっているが、図3に示すように、流動性の絶縁性部材を充填してこれを固化した、リードスイッチ封入部材650内に、リードスイッチ620及びこれと接続する配線630を封入し、また、マグネット封入部材660内に、マグネット640を封入した構造とすることにより、風呂場などのように、湿度の高い場所でも使用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、窓の周辺部分に、この窓を挟んで相対して配設された、中空状の1対の取付ベースと、太径パイプバー、及びこの太径パイプバーの内側に挿入されてこれと結合する細径バーを含んで成り、その全長が調節できる長さ調節型バーと、この長さ調節型バーの両端部分が押し込まれてこれを係止し、1対の取付ベースと結合してこれに固定される1対のバーホルダと、一方の取付ベースの中空内部に配備されてその一端が固定された引張りばね、及びこの引張りばねの他端と長さ調節型バーの一端とを接続する接続線を含み、長さ調節型バーがバーホルダから離脱したときに、これを設定範囲内に引き止めるバー落下防止部材と、他方の取付ベースの中空内部に配備されて、長さ調節型バーがバーホルダに係止されているか否かで接点の接続状態が変化するスイッチと、このスイッチの接点の接続状態を監視回路へ伝達する配線と、を有する構成、構造とすることにより、配線を、この窓用防犯センサの他の部分を引きまわさなくて済むので、全体の構造を単純化することができると同時に、組立作業、取付作業を容易にすることができ、また、長さ調節型バーの簡単な操作でその全長を極めて容易に変えることができるので、各種の寸法の窓に対しても容易に適用することができて、その取付作業が容易になり、従って、組立作業を含む製造コスト、及び取付コストを低減することができる効果がある。
【出願人】 【識別番号】000202361
【氏名又は名称】綜合警備保障株式会社
【住所又は居所】東京都港区元赤坂1丁目6番6号
【識別番号】590005911
【氏名又は名称】株式会社日本アレフ
【住所又は居所】神奈川県横浜市鶴見区駒岡1丁目28番52号
【出願日】 平成13年12月4日(2001.12.4)
【代理人】 【識別番号】100089761
【弁理士】
【氏名又は名称】八幡 義博
【公開番号】 特開2003−168171(P2003−168171A)
【公開日】 平成15年6月13日(2003.6.13)
【出願番号】 特願2001−370107(P2001−370107)