| 【発明の名称】 |
浴室安全装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 元 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内
【氏名】出馬 弘昭 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内
【氏名】橋本 俊幸 【住所又は居所】東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯株式会社内
【氏名】早川 美穂 【住所又は居所】東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦斯株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったような異常状態を早期に検出して、適切な処置をとることが可能となる浴室安全装置を提供する。
【解決手段】浴槽1内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽1の縁部に架設支持された台2に加わる荷重が荷重検出手段3によって検出され、その荷重検出手段3の検出情報に基づいて入浴者の異常の有無が判別され、入浴者の異常が判別されると、その判別された入浴者の異常が報知される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台に加わる荷重を検出する荷重検出手段と、前記荷重検出手段の検出情報に基づいて、入浴者の異常の有無を判別する異常判別手段と、前記異常判別手段にて判別された前記入浴者の異常を報知する異常報知手段とが設けられている浴室安全装置。 【請求項2】 前記異常判別手段が、前記台に加わる荷重が設定時間以上継続して設定値を超えている場合、又は、前記台に加わる荷重が設定時間内に設定量以上増加する場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている請求項1記載の浴室安全装置。 【請求項3】 前記荷重検出手段にて検出される前記荷重が正常値の範囲に維持されている時間を入浴時間として計測する入浴時間計測手段と、前記入浴時間計測手段にて計測される前記入浴時間が設定時間経過するごとに警報作動する入浴警報手段とが設けられている請求項1又は2記載の浴室安全装置。 【請求項4】 前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴者の心電図もしくは心拍数を計測する心電信号計測手段が設けられ、前記異常判別手段が、前記心電信号計測手段にて計測される入浴者の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている請求項1〜3のいずれかに記載の浴室安全装置。 【請求項5】 前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴者の心拍タイミングを計測する心拍タイミング計測手段と、前記台の上部に設置された発光部から入浴者の体表面上の被測定部位に光を照射するとともに、その照射光が前記被測定部位によって散乱された光を前記台の上部に設置された受光部にて受光して、その受光部にて受光される光強度の時間変化に基づいて脈波信号を計測する脈波信号計測手段と、前記心拍タイミング計測手段及び前記脈波信号計測手段の両計測情報に基づいて、入浴者の心臓から前記被測定部位までの脈波伝播時間又は入浴者の脈波伝播速度を検出する脈波伝播情報検出手段とが設けられ、前記異常判別手段が、前記脈波伝播情報検出手段にて検出される入浴者の脈波伝播時間又は脈波伝播速度が基準値に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の浴室安全装置。 【請求項6】 前記台が、浴槽の縁部に対する滑りを防止する滑り防止部材を備えている請求項1〜5のいずれかに記載の浴室安全装置。 【請求項7】 浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台が、浴槽の縁部に対する滑りを防止する滑り防止部材を備えている浴室安全装置。 【請求項8】 前記台が、入浴時に読書するための書見台に兼用されている請求項1〜7のいずれかに記載の浴室安全装置。 【請求項9】 前記台が、浴槽の蓋に兼用されている請求項1〜8のいずれかに記載の浴室安全装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内での入浴者の事故、特に浴槽内での溺没事故を防止するための浴室安全装置に関する。 【0002】 【従来の技術】先ず、本発明に係る浴室安全装置の背景について説明する。浴槽内での死亡事故では、入浴中に何らかの原因によって意識を失い、前傾姿勢で湯の中に倒れて頭部または顔面が溺没して溺死するケースが多い。特に、最近、安全で長時間入浴が可能な半身浴が増えて、入浴中に雑誌などを読む入浴スタイルが普及しているが、読書などにより入浴時間が長くなるほど、事故の発生確率は高くなる。例えば、平成12年度「入浴事故防止対策調査研究委員会」のデータによれば、東京都の半年間の浴室でのCPA(ほぼ死亡に近い心肺停止事故)に関し、死亡事故の発生は、ほとんど浴槽内であり、入浴後長時間の経過(長湯)が、CPAの誘因であることが指摘されている。 【0003】また、普段の入浴に関する東京ガスの都市生活研究所データ(都市生活研究所・生活観測データ集99)によれば、生活全般に関するデータサンプルの中で、「1回の入浴時に浴槽に浸かっている平均時間」と「入浴中に意識を失いかけた経験の有無」とのクロス集計をとると、「浸かっている時間が長い人ほど、意識を失いやすい」というデータが出ている。この場合に、意識を失えば、「溺没」を経てCPA(心肺停止)になり易いことは明らかであり、また、前傾状態で倒れた場合が最も溺没し易いことも判っている。以上のことから、風呂でゆったりくつろぐ(長時間浴槽に浸かる)時には、万一意識を消失した場合でも溺没しないような工夫をすることが、浴槽内での事故防止に有効であることが判る。 【0004】ところで、浴槽内での溺没事故防止に関連する従来技術として、例えば入浴者の身体に装着するペンダント式の沈水検知装置等が知られているが、この沈水検知装置は、入浴者が意識を失って身体が沈水したときに、その沈水を検知して、入浴者に警報したり家人等に知らせるようにしたものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(沈水検知装置)では、入浴者が実際に浴槽内に溺没したことを検出することはできるが、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢で溺没するような事態を未然に防止するものではない。なお、入浴時に読書するときに書見台を用いたり、あるいは、風呂の蓋を一部残したままで入浴する場合には、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったとしても、書見台や蓋で体が受け止められるため、入浴者が前傾姿勢で溺没するような事態は防ぐことができるが、入浴者は意識白濁状態で放置され家人には知らされないので、適切な処置をとることができないおそれがある。 【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったような異常状態を早期に検出して、適切な処置をとることが可能となる浴室安全装置を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するための本発明に係る浴室安全装置の第一の特徴構成は、請求項1に記載した如く、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台に加わる荷重を検出する荷重検出手段と、前記荷重検出手段の検出情報に基づいて、入浴者の異常の有無を判別する異常判別手段と、前記異常判別手段にて判別された前記入浴者の異常を報知する異常報知手段とが設けられている点にある。 【0008】同第二の特徴構成は、請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加えて、前記異常判別手段が、前記台に加わる荷重が設定時間以上継続して設定値を超えている場合、又は、前記台に加わる荷重が設定時間内に設定量以上増加する場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている点にある。 【0009】同第三の特徴構成は、請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記荷重検出手段にて検出される前記荷重が正常値の範囲に維持されている時間を入浴時間として計測する入浴時間計測手段と、前記入浴時間計測手段にて計測される前記入浴時間が設定時間経過するごとに警報作動する入浴警報手段とが設けられている点にある。 【0010】同第四の特徴構成は、請求項4に記載した如く、上記第一から第三のいずれかの特徴構成に加えて、前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴者の心電図もしくは心拍数を計測する心電信号計測手段が設けられ、前記異常判別手段が、前記心電信号計測手段にて計測される入浴者の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている点にある。 【0011】同第五の特徴構成は、請求項5に記載した如く、上記第一から第四のいずれかの特徴構成に加えて、前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴者の心拍タイミングを計測する心拍タイミング計測手段と、前記台の上部に設置された発光部から入浴者の体表面上の被測定部位に光を照射するとともに、その照射光が前記被測定部位によって散乱された光を前記台の上部に設置された受光部にて受光して、その受光部にて受光される光強度の時間変化に基づいて脈波信号を計測する脈波信号計測手段と、前記心拍タイミング計測手段及び前記脈波信号計測手段の両計測情報に基づいて、入浴者の心臓から前記被測定部位までの脈波伝播時間又は入浴者の脈波伝播速度を検出する脈波伝播情報検出手段とが設けられ、前記異常判別手段が、前記脈波伝播情報検出手段にて検出される入浴者の脈波伝播時間又は脈波伝播速度が基準値に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別するするように構成されている点にある。 【0012】同第六の特徴構成は、請求項6に記載した如く、上記第一から第五のいずれかの特徴構成に加えて、前記台が、浴槽の縁部に対する滑りを防止する滑り防止部材を備えている点にある。 【0013】同第七の特徴構成は、請求項7に記載した如く、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台が、浴槽の縁部に対する滑りを防止する滑り防止部材を備えている点にある。 【0014】同第八の特徴構成は、請求項8に記載した如く、上記第一から第七のいずれかの特徴構成に加えて、前記台が、入浴時に読書するための書見台に兼用されている点にある。 【0015】同第九の特徴構成は、請求項9に記載した如く、上記第一から第八のいずれかの特徴構成に加えて、前記台が、浴槽の蓋に兼用されている点にある。 【0016】以下、作用並びに効果について説明する。本発明の第一の特徴構成によれば、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台に加わる荷重が荷重検出手段によって検出され、その荷重検出情報に基づいて入浴者の異常の有無が異常判別手段によって判別され、入浴者の異常が判別されると、その判別された入浴者の異常が異常報知手段によって報知される。すなわち、浴槽内の入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になると、入浴者の前側に位置する台に入浴者から加わる荷重が増加するので、その荷重の検出情報から入浴者の異常を判別することができ、その入浴者の異常を入浴者本人や家人等に報知することができる。従って、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になったような異常状態を入浴者の前側に位置させた台に対する荷重検出に基づいて早期に検出して、入浴者本人を覚醒させたり、家人が救出するなどの適切な処置をとることが可能となる浴室安全装置が提供される。 【0017】同第二の特徴構成によれば、前記台に加わる荷重が設定時間以上継続して設定値を超えている場合、又は、前記台に加わる荷重が設定時間内に設定量以上増加する場合に、入浴者の異常が判別される。すなわち、正常な入浴状態(例えば入浴者が台に軽く手等を載せているとき)の荷重と、入浴者の意識が薄らいで頭部等の身体部分が台にもたれかかった状態での荷重の間に設定値を設けることにより、台に加わる荷重が設定時間以上継続して設定値を超えている場合に、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になった異常を判別することができ、また、上記正常入浴状態での荷重と頭部等が台にもたれかかった状態での荷重との差よりも所定値小さい荷重値を設定量とすることにより、台に加わる荷重が設定時間内に設定量以上増加する場合に、入浴者の意識が薄らいで短時間の間に前傾姿勢になったような異常を判別することができる。従って、台に加わる荷重検出情報に基づいて入浴者の異常を的確に判別することができる具体的な手段が提供される。 【0018】同第三の特徴構成によれば、台に加わる荷重の検出値が正常値の範囲に維持されている時間が入浴時間計測手段によって入浴時間として計測され、その入浴時間計測手段にて計測される入浴時間が設定時間経過するごとに、入浴警報手段によって警報作動される。従って、荷重検出値の正常値の範囲を正常な入浴状態での荷重値の範囲(例えば、入浴者が台に軽く手等を載せているときの荷重値を中心とする所定範囲)に設定して、その範囲に維持されている時間を入浴時間として適切に計測できるので、その計測に基づいて入浴時間が長くなるときは、設定時間ごとに入浴者に警報することで、長時間入浴時に発生し易い意識の薄れによる異常の発生を未然に防止することが可能となる。 【0019】同第四の特徴構成によれば、前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴者の心電図もしくは心拍数が心電信号計測手段によって計測され、その心電信号計測手段にて計測される入浴者の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常が判別される。従って、前記台に設置した心電信号検出用の検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴時の心電図もしくは心拍数を計測することができるので、例えば浴槽の内壁に検出電極を設けた浴槽に交換する必要もなく簡便に入浴者の心電信号を計測しながら、その心電図もしくは心拍数に現われる異常によって、長時間入浴時等の場合に発生し易い異常の発生を早期に検出することが可能となる。 【0020】同第五の特徴構成によれば、前記台の上部に設置された検出電極に現われる電圧信号に基づいて入浴者の心拍タイミングが計測される。また、前記台の上部に設置された発光部から入浴者の体表面上の被測定部位に光が照射されるとともに、その照射光が前記被測定部位によって散乱された光が前記台の上部に設置された受光部にて受光され、その受光部にて受光される光強度の時間変化に基づいて脈波信号が計測される。そして、上記心拍タイミングと脈波信号の両計測情報に基づいて、入浴者の心臓から前記被測定部位までの脈波伝播時間又は入浴者の脈波伝播速度が検出され、この入浴者の脈波伝播時間又は脈波伝播速度が基準値に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常が判別される。 【0021】従って、前記台に設置した心電信号検出用の検出電極に現われる電圧信号と、前記台に設置した発光部及び受光部によって検出される入浴者の被測定部位からの光強度情報に基づいて、入浴者の脈波伝播時間又は脈波伝播速度を計測しながら、その脈波伝播時間又は脈波伝播速度の変化量が大きい場合には、入浴によって大きな血圧変動が生じていることが推定されるので、かかる血圧変動に伴う異常の発生を早期に検出することが可能となる。 【0022】同第六の特徴構成によれば、前記台に備えた滑り防止部材によって、台が浴槽の縁部に対して滑ることが防止される。従って、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になり、台に入浴者の体が押し付けられて前方側への横向きの力が働いた場合でも、台は前方側に滑ることなく、入浴者の体を受け止めてその荷重を検出し、入浴者の異常を的確に判別することができる。 【0023】同第七の特徴構成によれば、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台に備えた滑り防止部材によって、その台が浴槽の縁部に対して滑ることが防止される。従って、入浴者の意識が薄らいで前傾姿勢になり、入浴者の前側に位置させた台に入浴者の体が押し付けられて、台に前方側への横向きの力が働いた場合でも、台は前方側に滑ることなく入浴者の体を受け止めるので、入浴者が浴槽内に溺没することを適切に回避させることができる。 【0024】同第八の特徴構成によれば、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台が、入浴時に読書するための書見台に兼用されている。即ち、正常な入浴状態で入浴者が前側に位置する台を書見台として用いて読書することができるとともに、入浴者に異常が生じて前傾姿勢になったことを台に加わる荷重によって検出することができる。従って、入浴者の荷重を検出するための台を書見台に兼用することで、専用の書見台が不要となり設備が簡素化されるとともに、入浴時の読書の利便性および入浴時の安全性を向上させることができる。 【0025】同第九の特徴構成によれば、浴槽内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽の縁部に架設支持された台が、浴槽の蓋に兼用されている。即ち、入浴時においては、入浴者に異常が生じて前傾姿勢になったことを台に加わる荷重によって検出し、入浴しないときは、浴槽の全面もしくは一部を台によって蓋をすることができる。従って、入浴者の荷重を検出するための台を浴槽の蓋に兼用することで、入浴者の異常検知を良好に行い入浴時の安全性を向上させながら、専用の蓋が全く不要になるか、一部の蓋が不要になって、浴槽設備が簡素化される。 【0026】 【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明に係る浴室安全装置の第1実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図2に示すように、入浴時に読書するための書見台に兼用された台2が浴槽1内の入浴者の前側に位置させる状態で浴槽1の縁部に架設支持され、その台2に加わる荷重を検出する荷重検出手段として、左右一対の圧力センサ3が、台2の浴槽縁部で支持される左右の底面側箇所に対応させて設置されている。さらに、台2は、浴槽1の縁部に対する滑りを防止する滑り防止部材4を備えている。具体的には、この滑り防止部材4として、硬質ゴムが台2の浴槽縁部で支持される底面側箇所に被覆形成されている。 【0027】前記台2の上部には、読書する姿勢の入浴者のひじや、ひじから手首の身体部分が台2に接触する位置に、心電図計測用の左右一対の検出電極5が設置されている。各電極5には、電極5に接触している入浴者の部位の表面電位が誘導される。さらに、台2の上部には、上記一対の検出電極5の片方の検出電極5の近傍に、発光部6と受光部7とからなる赤外線式の脈波センサSが設置されている。 【0028】図3に示すように、マイクロコンピュータ等にて構成された演算処理部10を備えたコントローラCが設けられ、このコントローラCに、前記一対の圧力センサ3、前記一対の検出電極5及び前記脈波センサSの各検出信号が入力されている。また、コントローラCには、警報音を発するブザー8と、台所等に設置した受信器11に情報を送信する発信器9が内蔵されている。尚、コントローラCはケースに収納されて、前記台2の上部に設置されている。 【0029】上記コントローラCには、駆動用の電力を供給する二次電池20が内蔵されている。そのため、定期的に電池20を充電する必要があり、この際、前記一対の検出電極5を外部の充電装置(図示しない)から供給される充電用の電力を取り込むための充電用電極として利用する。具体的には、スイッチ21によって、一対の検出電極5を演算処理部10に接続する検出状態と、一対の検出電極5を整流用ダイオードを介して電池20に接続する充電状態とに切り換える。尚、上記一対の検出電極5は予めプラス側電極5(+)とマイナス側電極5(−)とに設定され、充電するときは、充電装置のプラス出力電極をプラス側電極5(+)に接続し、充電装置のマイナス出力電極をマイナス側電極5(−)に接続する。 【0030】前記演算処理部10を利用して、前記一対の圧力センサ3の検出情報に基づいて、入浴者の異常の有無を判別する異常判別手段100が構成されている。具体的には、上記異常判別手段100は、図4に示すように、台2に加わる荷重Kが設定時間T1以上継続して設定値Ksを超えている場合(図のイ)、又は、台2に加わる荷重Kが設定時間T2内に設定量ΔK以上増加する場合に(図のロ)、入浴者の異常を判別する。そして、設定時間T1は設定時間T2よりも長い時間に設定され、設定量ΔKは入浴者が正常な入浴状態で台2上に手等を載せているときと頭部等が台にもたれかかったときとの荷重差よりも所定値小さい荷重値に設定されている。したがって、入浴者がゆっくりと前傾姿勢になったような場合には、台2に加わる荷重Kも緩やかに増加するので、検出荷重Kが設定時間T2内に設定量ΔK以上増加することはないが、この場合には、検出荷重Kが設定時間T1以上継続して設定値Ksを超えていることによって入浴者の異常を判別することができる。一方、入浴者が短時間で前傾姿勢になったような場合には、台2に加わる荷重Kは急激に増加するので、検出荷重Kが設定時間T2内に設定量ΔK以上増加することによって入浴者の異常を判別することができる。 【0031】前記異常判別手段100にて判別された入浴者の異常を報知する異常報知手段200が設けられている。具体的には、異常報知手段200が、前記ブザー8と、前記発信器9及び受信器11を利用して構成されている。即ち、入浴者の異常が判別されると、演算処理部10はブザー8によって警報音を継続して発生させて、入浴者に警告するとともに、発信器9から受信器11に警報信号を送信させ、受信器11に内蔵させたブザー等を作動させて他の者に異常の発生を知らせる。尚、図示はしないが、給湯式の風呂設備等において、浴室に設置されている浴室リモコンや台所等に設置されている台所リモコンに内蔵のブザーを、異常報知手段200として利用して、入浴者の異常が判別されたときに、各リモコンに警報信号を送信して、内蔵のブザーを作動させるようにすることもできる。 【0032】前記演算処理部10を利用して、前記一対の圧力センサ3にて検出される前記荷重(台2に加わる荷重)が正常値の範囲に維持されている時間を入浴時間として計測する入浴時間計測手段300が構成されている。具体的には、上記入浴時間計測手段300は、図5に示すように、検出荷重Kがゼロより所定値高い荷重K0を下限値とし、前記異常判別用の設定値Ksを上限値としてこの下限値K0と上限値Ksとの間を正常値の範囲とする。すなわち、入浴者がひじを台2に載せて読書等しているような場合には、台2に加わる荷重Kはゼロよりも大きいが、異常判別用の設定値Ksは超えないので、上記正常値の範囲に維持される時間によって入浴時間を計測することができる。 【0033】そして、前記入浴時間計測手段300にて計測される入浴時間が設定時間経過するごとに警報作動する入浴警報手段400が設けられている。具体的には、入浴警報手段400は前記ブザー8と前記発信器9及び受信器11を利用して構成され、上記入浴時間が設定時間(例えば30秒)経過するごとに、演算処理部10がブザー8によって警報音を所定時間(数秒程度)発生させて、入浴者に警報するとともに、発信器9から受信器11に警報信号を送信させ、受信器11に内蔵のブザー等を作動させて他の者に入浴時間が長くなっていることを知らせる。 【0034】図3に示すように、前記演算処理部10内に、前記一対の検出電極5に誘起される電圧信号を処理して心電信号を求めるための心電信号検出回路13が設けられている。心電信号検出回路13は、上記一対の検出電極5に現れる電気信号を増幅する差動増幅器や、その差動増幅器の出力信号を処理して心電図信号の波形を生成する心電信号生成部や、心電信号生成部にて生成された心電図信号の波形から入浴者の心電図情報を算出する心電図情報算出部等を備えている。尚、心電信号生成部が、入浴者の体の動き等に起因して発生する低周波の基線動揺成分を除去し、心電図情報算出部が、上記基線動揺除去後の心電図信号から、P波、Q波、R波、S波、T波、QRS群等の特徴的信号成分の中の特定の信号波を抽出し、その特定の信号波に含まれる心電情報を更に抽出して出力する。図6に、心電図信号の波形例を示す。従って、前記検出電極5に現れる電気信号に基づいて、入浴者の心電図もしくは心拍数を計測する心電信号計測手段500が、上記心電信号検出回路13によって構成されている。そして、前記異常判別手段100が、上記心電信号計測手段500にて計測される入浴者の心電図もしくは心拍数が異常の場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている。尚、入浴者の心電図の異常は適正な心電図波形からの乱れによって判断され、心拍数の異常は心拍数の変動が大であるときに判断される。 【0035】また、前記検出電極5に現れる電気信号に基づいて、入浴者の心拍タイミングを計測する心拍タイミング計測手段600が、上記心電信号検出回路13によって構成されている。心拍タイミングは、具体的には、図7(ロ)に示すような心電図波形のR波のピークから得られる心拍タイミングの時系列データである。尚、図7(ロ)は、R波のピークを強調するために図6の波形を模式化している。 【0036】さらに、前記演算処理部10内に、前記台2の上部に設置された発光部6から入浴者の体表面上の被測定部位(具体的には、入浴者のひじや手首等)に光を照射するとともに、その発光部6からの照射光が前記被測定部位によって散乱された光を前記台2の上部に設置された受光部7にて受光して、その受光部7にて受光される光強度の時間変化に基づいて脈波信号を計測する脈波信号計測手段14と、前記心拍タイミング計測手段600及び前記脈波信号計測手段14の両計測情報に基づいて、入浴者の脈波伝播速度を検出する脈波伝播情報検出手段700とが設けられている。具体的には、この脈波伝播情報検出手段700は、上記心拍タイミング計測手段600にて計測される心拍タイミングに対する前記脈波信号の遅れ時間、及び、心臓から前記被測定部位に至る前記脈波の伝播距離に基づいて、入浴者の脈波伝播速度を検出する脈波伝播速度検出手段15によって構成されている。以下、この脈波伝播速度検出手段15について説明する。 【0037】上記発光部6から放射される光(赤外光)は人体内部の赤外光の吸収因子(血液中のヘモグロビンなど)によって吸収され、あるいは、骨などによって更に散乱されて人体外部に放出される。受光部7は人体外部に放出された上記光を受光し、その結果、図7(イ)に示すような人体による吸収光強度の時間的変化が得られる。そして、この吸収光強度の時間的変化は、上記放射された光の光路上に存在する血液量の時間変化に対応しており、入浴者の脈波の波形に相当する。なお、この脈波波形の振幅(最大値と最小値の差)は血圧値の振幅(最大血圧値と最小血圧値の差)に比例するが、血圧の絶対値を知るためには、後述のように脈波伝播速度と血圧値との間の関係を較正して求めておく必要がある。 【0038】一方、図7(ロ)に心拍タイミングの波形が示されている。そして、上記脈波の波形のピークと心拍タイミングの波形のピークとの時間差Δtによって、心拍タイミングに対する脈波信号の遅れ時間、即ち入浴者の心臓から被測定部位までの脈波伝播時間Δtを求めることができ、さらに、心臓から被測定部位に至る脈波の伝播距離は入浴者の身長、体重などを参照しても求めることができるので、上記脈波伝播距離を脈波伝播時間Δtで割り算することによって入浴者の脈波伝播速度を検出することができる。 【0039】そして、前記異常判別手段100が、前記脈波伝播情報検出手段700(脈波伝播速度検出手段15)にて検出される入浴者の脈波伝播速度が基準値に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別するように構成されている。実際には、脈波伝播速度と血圧値とは、図8に示すように、線形の関係にあるので、予めこの脈波伝播速度と血圧値との関係を求めておき、上記入浴者の異常の判別は、検出される脈波伝播速度に対応する血圧値が基準値に対して設定値以上変化したことで判別している。上記脈波伝播速度と血圧値との関係について、具体的には、上腕を加圧するタイプの一般的な血圧計で最高血圧と最低血圧を測定すると同時に、最高血圧および最低血圧の測定時点での脈波伝播速度を測定し、この両測定値を比較することで、脈波伝播速度と血圧値との関係を各個人毎に求めることができる。この場合に、上記一般的な血圧計と前記演算処理部10とを通信自在に接続して、最高血圧や最低血圧等の血圧データを前記演算処理部10に送信するようにすれば、血圧値の較正をより精度良く行うことができる。 【0040】次に、上記血圧の変化に基づく入浴時の異常の判別と報知の具体例について説明する。入浴中の血圧変動については、一般的に、入浴後1分程度で血圧が安定し、その後、身体が温まるにつれて末梢の血管が膨張し、血圧が徐々に低下するが、入浴後1分程度で安定した血圧(これを基準血圧値とする)から10mmHg以上低下した場合、身体に負担がかかり、20mmHg以上低下した場合、危険性が高くなると言われている。そこで、例えば入浴後1分程度で安定した血圧(基準血圧値)から10mmHg以上低下した時点で、前記ブザー8によって警報音を所定時間(数秒程度)発生させて、入浴者に警告するとともに、図示しない音声発生器によって、「血圧が低下しています。気分が悪いようでしたら、ゆっくりと立ち上がって風呂から上がりましょう。」等のメッセージを流して入浴者に警告する。さらに、上記基準血圧値から20mmHg以上低下した時点で、前記ブザー8によって警報音を連続的に発生させて、入浴者に警告するとともに、図示しない音声発生器によって、「血圧がかなり低下しています。ゆっくりと立ち上がって風呂から上がりましょう。」等のメッセージを流して入浴者に出湯を警告する。なお、上記ブザー8による警告に合わせて、前記発信器9から受信器11に警報信号を送信させ、受信器11に内蔵のブザー等を作動させて他の者に、入浴者の血圧変化による異常の判別結果を報知する。 【0041】〔第2実施形態〕次に、本発明に係る浴室安全装置の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、書見台に兼用された前記台2の高さが、浴槽1の縁部の高さに対して可変できる点を除いて、第1実施形態と同様に構成されている。具体的には、図9に示すように、前記台2が、浴槽1の縁部に支持される左右一対の基部2A、中央に位置し且つ左右方向に伸縮自在な中央部2B、及び、左右の基部2Aと中央部2Bとを接続する左右一対の接続部2Cにて構成されている。左右の各接続部2Cは、左右の基部2Aによって基端部を左右方向に揺動自在に枢支されるとともに、先端部を中央部2Bの左右の各端部に左右方向に揺動自在に枢支連結されている。中央部2Bは、偏平状の角筒体2B1と、この角筒体2B1に対して内嵌挿入自在な平板体2B2からなり、平板体2B2を角筒体2B1に深く挿入すると中央部2Bの高さ即ち台2の高さが高くなるように構成されている。尚、平板体2B2を角筒体2B1に挿入して中央部2Bの高さを任意の高さに調整した状態を維持するために、上記各接続部2Cの基部2A及び中央部2Bに対する枢支連結箇所Nをネジによって締め付けて固定している。 【0042】したがって、例えば浴槽の深さが深い場合に、書見台2が浴槽縁部の高さと同じ高さに固定されていると、入浴者は腕を高く上げて書見台2に載せる必要があり使いづらいが、この第2実施形態では、書見台2の高さを任意の高さに調整できるので、書見台2の高さを浴槽の深さに合わせて適切な高さに調整する(この場合には、高さを下げる)ことで、使い易さを向上させることができる効果が得られる。 【0043】〔第3実施形態〕次に、本発明に係る浴室安全装置の第3実施形態について説明する。上記第1実施形態では、前記台2を書見台に兼用したが、この第3実施形態では、前記台2が浴槽1の蓋に兼用されている点を除いて、第1実施形態と同様に構成されている。具体的には、図10に示すように、蓋Fが、折り畳み自在な状態で連結された長方形状の4枚の蓋部分F1〜F4に、さらに台2が連結されて構成されている。そして、浴槽1に蓋をするときは、図10(イ)のように、各蓋部分F1〜F4及び台2を広げて浴槽1の全面を覆う状態でセットし、一方、入浴するときは、図10(ロ)のように、各蓋部分F1〜F4を折り畳んで重ね、台2を入浴者の前側に位置する状態にセットする。 【0044】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明する。上記実施形態では、荷重検出手段3(圧力センサ)、心電図計測用の検出電極5、脈波センサS等の各種検出手段を備えた台2を、書見台や風呂の蓋に兼用するように構成したが、この場合に、書見台と風呂の蓋の両方の機能を持つ台に構成してもよく、さらに、書見台や風呂の蓋に兼用されていない台2に、上記各種検出手段を備えさせるようにしてもよい。 【0045】また、上記実施形態では、荷重検出手段3(圧力センサ)、心電図計測用の検出電極5、脈波センサS等の各種検出手段を備え、且つ、書見台や風呂の蓋に兼用された台2に、滑り防止部材4を備えるようにしたが、これ以外に、上記各種検出手段を備えていない書見台や風呂の蓋に兼用され台2に、滑り防止部材4を備えるようにしてもよい。なお、浴槽1の材質は、一般的にはFRP、人造大理石、ステンレスであり、その他にホーロー、木、タイル等が用いられるが、これらの各材質に対して一般的に滑りにくい材質として、上記実施形態では、滑り防止部材4を硬質ゴムにて構成したが、これに限定されるものではなく、浴槽1の材質に合わせてゴム以外の材料を使用することができる。さらに、浴槽1の縁部に入浴者がつかむ取っ手等が付設されているような場合には、その取っ手等に引っかかって移動を阻止される部材を滑り防止部材4として台2に設けることも可能である。 【0046】上記実施形態では、荷重検出手段3を、圧力センサにて構成したが、これ以外に所定荷重値に加圧されたことを検出するばね式の圧力スイッチでもよい。この圧力スイッチの場合には、少なくとも前記正常荷重値の範囲の下限値K0と上限値(前記異常判別用の設定値Ks)を検出できるようにして、前記異常判別手段100による異常判別、及び、入浴時間計測手段300による入浴時間の計測が可能となるように構成する必要がある。 【0047】また、上記実施形態では、荷重検出手段3(圧力センサ)を台2に設けたが、浴槽1側に付設したり、あるいは、台2及び浴槽1とは別体に構成した圧力センサ等の荷重検出手段を、荷重測定する時に台2と浴槽1の縁部との間に挟む状態で設置するようにしてもよい。 【0048】前記荷重検出手段3の検出情報に基づいて入浴者の異常を判別する異常判別手段100の具体構成は、上記実施形態に示すものに限らず、状況に応じて適切な構成を採用することができる。例えば、台2に加わる荷重Kが設定値Ksを超えている時間が設定時間T1未満であるが、その設定値Ksを超える回数が設定期間内に設定回数を超える(多発する)ような場合には、入浴者が居眠りして危険な状態であると判断して、入浴者の異常を判別することもできる。 【0049】上記実施形態では、異常判別手段100が脈波伝播情報検出手段700(脈波伝播速度検出手段15)にて検出される入浴者の脈波伝播速度の情報に基づいて、入浴者の異常を判別する具体構成として、その脈波伝播速度から求めた血圧値が基準値(基準血圧値)に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別するようにしたが、血圧値に変換せずに、脈波伝播速度が基準値(基準脈波伝播速度値)に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別することもできる。 【0050】さらに、脈波伝播情報検出手段700が、前記心拍タイミング計測手段600及び前記脈波信号計測手段14の両計測情報に基づいて、入浴者の脈波伝播速度ではなく、心臓から前記被測定部位までの脈波伝播時間Δtを検出し、異常判別手段100が、前記脈波伝播情報検出手段700にて検出される入浴者の脈波伝播時間Δtが基準値に対して設定値以上変化する場合に、入浴者の異常を判別するように構成してもよい。因みに、上記脈波伝播時間Δtについては、図7に示すように、心拍タイミングに対する脈波信号の遅れ時間として求められる。そして、この場合には、予め入浴者の上記脈波伝播時間と血圧値との関係を求めておき、入浴者の異常の判別は、検出される脈波伝播時間に対応する血圧値が基準値に対して設定値以上変化したことで判別する。なお、上記脈波伝播時間と血圧値との関係は、図示はしないが、図8に示す脈波伝播速度と血圧値との関係とは逆に、脈波伝播時間が大きいほど血圧値が低くなるグラフで示される。 【0051】上記実施形態では、コントローラC内の演算処理部10等に駆動電力を供給する二次電池20に対して、心電図計測用の一対の検出電極5を利用して外部から充電用の電力を供給したが、これ以外に、台2が浴槽1の縁部に接触している箇所において、台2側及び浴槽1側の双方に設けた交流式の非接触給電装置によって、浴槽1側から台2側に充電用の電力を供給することも可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000284 【氏名又は名称】大阪瓦斯株式会社 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 【識別番号】000220262 【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社 【住所又は居所】東京都港区海岸1丁目5番20号
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| 【出願日】 |
平成13年8月31日(2001.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2003−77076(P2003−77076A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月14日(2003.3.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−263389(P2001−263389) |
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