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【発明の名称】 販売価格管理システム及び販売価格管理方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びプログラム
【発明者】 【氏名】友野 雅志
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社内

【氏名】若月 三知夫
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社内

【要約】 【課題】商品の販売価格を記憶するPLU(Price Look Up)テーブルを更新する販売価格管理システムに係り、販売価格の更新のタイミングを自動的に判別し、定価から割引価格に更新する技術を提供することを課題とする。

【解決手段】定価/割引価格判定部102により、PLUテーブル101で管理している商品毎に、雑誌データベース103で記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行い、割引価格を用いると判定した場合には、割引価格設定部105により、雑誌の刊行形態毎に定められている割引率で割引価格を算出し、PLUテーブル101に設定する
【特許請求の範囲】
【請求項1】 商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、定価を維持する条件である定価維持条件を商品毎に記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムであって、以下の要素を有することを特徴とする販売価格管理システム(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定部(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定部。
【請求項2】 定価維持条件は、定価を維持する終期を特定できる条件であって、定価/割引価格判定部は、定価維持条件により特定される前記終期を越えている場合に、割引価格を用いると判定することを特徴とする請求項1記載の販売価格管理システム。
【請求項3】 商品データベースは、更に、商品毎に発売のタイミングを記憶し、定価維持条件は、発売のタイミングからの定価を維持する時間的長さを特定する定価維持期間であって、定価/割引価格判定部は、商品データベースで記憶する発売のタイミングと、定価維持期間とに基づいて、前記終期を特定することを特徴とする請求項2記載の販売価格管理システム。
【請求項4】 商品データベースは、更に、商品毎に分類を記憶し、販売価格管理システムは、更に、分類毎に割引条件を記憶する分類別割引条件テーブルを有し、割引価格設定部は、前記判定された当該商品に対応する分類を、商品データベースから取得し、取得した分類に対応する割引条件を分類別割引条件テーブルから取得し、取得した割引条件に従って、割引価格を求めることを特徴とする請求項1記載の販売価格管理システム。
【請求項5】 定価/割引価格判定部は、割引価格を用いない場合に、定価を用いると判定し、販売価格管理システムは、定価を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として定価を設定する定価設定部を有することを特徴とする請求項1記載の販売価格管理システム。
【請求項6】 商品データベースは、更に、商品毎に定価を記憶し、定価設定部は、判定された当該商品に対応する定価を商品データベースから取得することを特徴とする請求項5記載の販売価格管理システム。
【請求項7】 販売価格管理システムは、商品毎の割引価格を選択的に記憶可能な商品別割引価格テーブルを有し、割引価格設定部は、割引価格を用いると判定した場合であって、商品別割引価格テーブルに当該商品についての割引価格が記憶されている場合には、分類別割引条件テーブルから取得した割引条件に従って求める前記割引価格に代えて、商品別割引価格テーブルに記憶されている当該割引価格を、販売価格テーブル上の販売価格として設定することを特徴とする請求項4記載の販売価格管理システム。
【請求項8】 販売価格管理システムは、商品毎の割引条件を選択的に記憶可能な商品別割引条件テーブルを有し、割引価格設定部は、割引価格を用いると判定した場合であって、商品別割引条件テーブルに当該商品についての割引条件が記憶されている場合には、分類別割引条件テーブルから取得した割引条件に従って求める前記割引価格に代えて、商品別割引条件テーブルに記憶されている当該割引条件に従って求めた割引価格を、販売価格テーブル上の販売価格として設定することを特徴とする請求項4記載の販売価格管理システム。
【請求項9】 割引価格設定部は、割引価格を設定する場合に、販売価格テーブル上で更新される前の更新前販売価格と、更新された後の更新後販売価格とを含む履歴情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の販売価格管理システム。
【請求項10】 販売価格管理システムは、商品の販売価格を要求するPOS端末とネットワークで接続された販売店サーバであって、商品の販売価格を販売価格テーブルから読み出し、読み出した前記販売価格をPOS端末に送信することを特徴とする請求項1記載の販売価格管理システム。
【請求項11】 販売価格管理システムは、インターネットを介して販売店側のシステムと接続するASP(Application Service Provider)サーバであって、販売店側のシステムへ販売価格管理データベースの少なくとも一部の情報を送信することを特徴とする請求項1記載の販売価格管理システム。
【請求項12】 商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、定価を維持する条件である定価維持条件を商品毎に記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムによる販売価格管理方法であって、以下の要素を有することを特徴とする販売価格管理方法(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定工程(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定工程。
【請求項13】 商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、定価を維持する条件である定価維持条件を商品毎に記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定処理(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定処理。
【請求項14】 商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、商品毎に定価を維持する条件である定価維持条件を記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラム(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定手順(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定手順。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の販売価格を記憶するPLU(Price Look Up)テーブルを更新する装置に係り、販売価格の更新のタイミングを自動的に判別し、定価から割引価格に更新する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】POS(Point Of Sale)端末を用いて、売上を管理している販売店システムにおいては、通常PLUテーブルと呼ばれる販売価格テーブルを用いて、販売価格を決定している。
【0003】このPLUテーブルには、商品毎に、定価が設定される場合と割引価格を設定する場合とがあり、定価から割引価格に変更するする場合には、その都度PLUを更新しなければならない。この作業は、販売価格の見直しの周期で繰り返す必要があり、非常に煩雑である。また、作業ミスにより誤った価格による販売を招きやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、PLUテーブルの更新に係る労力を軽減するとともに、確実な価格運用を可能とすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る販売価格管理システムは、商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、定価を維持する条件である定価維持条件を商品毎に記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムであって、以下の要素を有することを特徴とする(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定部(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定部。
【0006】定価維持条件は、定価を維持する終期を特定できる条件であって、定価/割引価格判定部は、定価維持条件により特定される前記終期を越えている場合に、割引価格を用いると判定することを特徴とする。
【0007】商品データベースは、更に、商品毎に発売のタイミングを記憶し、定価維持条件は、発売のタイミングからの定価を維持する時間的長さを特定する定価維持期間であって、定価/割引価格判定部は、商品データベースで記憶する発売のタイミングと、定価維持期間とに基づいて、前記終期を特定することを特徴とする。
【0008】商品データベースは、更に、商品毎に分類を記憶し、販売価格管理システムは、更に、分類毎に割引条件を記憶する分類別割引条件テーブルを有し、割引価格設定部は、前記判定された当該商品に対応する分類を、商品データベースから取得し、取得した分類に対応する割引条件を分類別割引条件テーブルから取得し、取得した割引条件に従って、割引価格を求めることを特徴とする。
【0009】定価/割引価格判定部は、割引価格を用いない場合に、定価を用いると判定し、販売価格管理システムは、定価を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として定価を設定する定価設定部を有することを特徴とする。
【0010】商品データベースは、更に、商品毎に定価を記憶し、定価設定部は、判定された当該商品に対応する定価を商品データベースから取得することを特徴とする。
【0011】販売価格管理システムは、商品毎の割引価格を選択的に記憶可能な商品別割引価格テーブルを有し、割引価格設定部は、割引価格を用いると判定した場合であって、商品別割引価格テーブルに当該商品についての割引価格が記憶されている場合には、分類別割引条件テーブルから取得した割引条件に従って求める前記割引価格に代えて、商品別割引価格テーブルに記憶されている当該割引価格を、販売価格テーブル上の販売価格として設定することを特徴とする。
【0012】販売価格管理システムは、商品毎の割引条件を選択的に記憶可能な商品別割引条件テーブルを有し、割引価格設定部は、割引価格を用いると判定した場合であって、商品別割引条件テーブルに当該商品についての割引条件が記憶されている場合には、分類別割引条件テーブルから取得した割引条件に従って求める前記割引価格に代えて、商品別割引条件テーブルに記憶されている当該割引条件に従って求めた割引価格を、販売価格テーブル上の販売価格として設定することを特徴とする。
【0013】割引価格設定部は、割引価格を設定する場合に、販売価格テーブル上で更新される前の更新前販売価格と、更新された後の更新後販売価格とを含む履歴情報を記憶することを特徴とする。
【0014】販売価格管理システムは、商品の販売価格を要求するPOS端末とネットワークで接続された販売店サーバであって、商品の販売価格を販売価格テーブルから読み出し、読み出した前記販売価格をPOS端末に送信することを特徴とする。
【0015】販売価格管理システムは、インターネットを介して販売店側のシステムと接続するASP(Application Service Provider)サーバであって、販売店側のシステムへ販売価格管理データベースの少なくとも一部の情報を送信することを特徴とする。
【0016】本発明に係る販売価格管理方法は、商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、定価を維持する条件である定価維持条件を商品毎に記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムによる販売価格管理方法であって、以下の要素を有することを特徴とする(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定工程(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定工程。
【0017】本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、定価を維持する条件である定価維持条件を商品毎に記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定処理(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定処理。
【0018】本発明に係るプログラムは、商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルと、商品毎に定価を維持する条件である定価維持条件を記憶する商品データベースとにアクセス可能な販売価格管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラムであることを特徴とする(1)販売価格テーブルで販売価格を記憶する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行う定価/割引価格判定手順(2)割引価格を用いると判定した場合に、判定された当該商品について、販売価格テーブル上の販売価格として割引価格を設定する割引価格設定手順。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発明におけるネットワーク構成の第一例を示す図である。1は、書店サーバ、2は、POS端末、3は、書店ネットワークである。書店ネットワーク3は、書店内に設けられているネットワークであって、例えばLAN(Local Area Network)により構成される。POS端末2は、書店ネットワーク3を介して書店サーバ1に接続可能であり、POS端末2から書籍コードを特定して、販売価格を要求すると、書店サーバ1で管理するPLUテーブルから書籍コードに対応する販売価格が特定され、POS端末2へ返信されるように構成されている。これにより、書店サーバ1では、常に適正な販売価格を用いて、売上処理を行うことができる。尚、書籍は、商品の例である。従って、他の商品にこの販売価格管理システムを応用することも有効である。
【0020】図2は、実施の形態1における書店サーバの構成例を示す図である。101は、PLU(Price Look Up)テーブル、102は、定価/割引価格判定部、103は、雑誌データベース、104は、定価設定部、105は、割引価格設定部、106は、刊行形態別割引条件テーブルである。PLUテーブル101は、商品毎の販売価格を記憶する販売価格テーブルの例である。雑誌データベース103は、商品毎の情報を管理する商品データベースの例である。刊行形態別割引条件テーブル106は、商品の分類毎に割引条件を記憶する分類別割引条件テーブルの例である。
【0021】図3は、PLUテーブルの構成例を示す図である。各レコード351〜353は、雑誌毎に設けられ、雑誌コード301に対応付けて、販売価格302を記憶する構成になっている。尚、雑誌コード301は、雑誌を特定する情報であり、商品を特定する商品コードの例である。販売価格302は、現実に販売されるときの価格である。この例では、定価が設定されている場合と、割引価格(割り引かれた価格)が設定されている場合がある。本実施例では、販売価格の管理対象となる雑誌を予め登録する(図示しない)雑誌登録部を有しており、雑誌登録部により、特定された雑誌の雑誌コードをPLUテーブルに記憶させるように構成されている。尚、雑誌登録部は、商品である雑誌を特定して、商品コードである雑誌コードを販売価格テーブルに記憶させる商品登録部の例である。また、雑誌登録部により、PLUテーブルに記憶されている雑誌コードを消去あるいは無効とすることもできる。
【0022】図4は、雑誌データベースの構成例を示す図である。各レコード451〜453は、雑誌毎に設けられ、雑誌コード401に対応付けて、刊行形態402、発売日条件403、定価維持日数404、及び定価405等の雑誌情報(商品情報の例)を記憶するように構成されている。刊行形態402には、週刊、月刊、隔週刊等の雑誌の刊行形態を特定するデータが格納される。尚、刊行形態は、分類の例であって、少年漫画、少女漫画、文芸、趣味等のジャンルのような分類を用いることも有効である。発売日条件403は、発売日(発売のタイミングの例)を特定するための条件である。曜日や、日付など刊行形態に従って規則的に発売日を特定できる内容となっている。定価維持日数404は、定価維持期間の例であって、さらには定価維持条件の例である。定価維持期間は、発売のタイミング(発売日及び/又は発売時)から定価を維持する時間的長さを特定する情報であって、分、時、日、月、四半期、半期、年などにより特定することができる。定価維持条件とは、定価維持期間の概念を含み、定価を維持する期間の終期(この例では、末日)を特定できる条件である。定価維持条件として、定価維持期間が分断されていることも考えられる。この場合は、例えば期間限定の割引サービスのように、定価から割引価格へ変更され、後に再び定価に戻ることになる。定価405は、出版者側で雑誌毎に定めた再販価格である。但し、この例によらず、販売店毎に定めた価格のように、提供者以外の者が定めた価格を定価として扱っても構わない。尚、このような商品データベースは、例えばCD−ROM等の記憶メディアに記憶されている。あるいは、ネットワークを介して、サーバからダウンロードし、ハードディスクのような二次記憶装置に記憶することも考えられる。
【0023】このように、ダウンロードにより商品データベースを構成する商品情報を得る場合には、必要な商品情報(この例では、雑誌情報)のみをダウンロードすることも有効である。その場合には、以下のように動作する。まず、書店サーバ1は、PLUテーブルからすべての雑誌コードを取得する。更に、取得した雑誌コード群についての雑誌情報を雑誌データベースサーバに要求する。一方、雑誌データベースサーバは、要求された雑誌コード群に対応する雑誌情報を雑誌データベースサーバ内の雑誌データベースから抽出して、書店サーバ1に返信する。書店サーバ1では、これらをまとめて記憶し、前図に示す書店サーバ1内の雑誌データベース103と同様に扱って、処理を行う。
【0024】図5は、刊行形態別割引条件テーブルを示す図である。各レコード551〜553は、刊行形態ごとに設けられ、刊行形態501に対応付けて、割引率502を記憶するように構成されている。割引率502は、割引条件の例である。割引条件としては、販売価格率(=1−割引率)、割引額(定価から割り引かれる金額)なども考えられる。本実施例では、予め雑誌毎に割引率を設定する(図示しない)刊行形態別割引率登録部を有しており、刊行形態別割引率登録部により、刊行形態を特定して入力された割引率を刊行形態別割引条件テーブル106に記憶させるように構成されている。刊行形態別割引率登録部は、分類毎の割引条件を分類別割引条件テーブルに登録する分類別割引条件登録部の例である。
【0025】続いて、処理について説明する。図6は、PLUテーブル更新の全体処理フローを示す図である。PLUテーブル101から雑誌コードを順次取得し、以下の処理を繰り返す(S601)。まず、定価/割引価格判定処理(S602)により、販売価格として定価を用いるか、割引価格を用いるかを判定する。この処理については、後述する。定価を用いる場合には、定価設定処理(S603)により定価をPLUテーブル101に設定し、割引価格を用いる場合には、割引価格設定処理(S604)により割引価格をPLUテーブル101に設定する。これらの処理を、すべての雑誌コードについて処理した場合に終了する(S605)。
【0026】前述の定価/割引価格判定処理について詳述する。図7は、実施の形態1における定価/割引価格判定処理フローを示す図である。この処理は、定価/割引価格判定部102により行われる。定価/割引価格判定部102は、まず雑誌データベース103から、雑誌コードに対応する発売日条件を取得する(S701)。次に、当日の日付を取得し、発売日条件に従って、発売日を特定する(S702)。具体的には、当日の日付以前で、発売日条件に合致する日のうち、最近の日付を発売日として特定する。処理としては、例えば、当日の日付から順次1日づつ遡った日付を取得し、発売日条件に照らす判断を繰り返し、最初に発売日条件に適合した日付を発売日とする。
【0027】続いて、定価/割引価格判定部102は雑誌データベース103から、雑誌コードに対応する定価維持日数を取得し(S703)、前述の発売日と当該定価維持日数とに基づいて、定価を維持する期間の末日を算出する(S704)。この例では、記憶しているカレンダーに従って、発売日に定価維持日数を加算して末日を算出する。
【0028】当日の日付と時刻を取得し、営業日付を特定する(S705)。取得した時刻が営業時間外の場合には、次の営業開始時刻を迎える日を営業日付として特定する。営業時間が日中のみの場合には、営業終了時間以降24時までの間は、翌日の日付を特定し、営業日付とする。0時から営業開始時刻までの間は、当日の日付を特定し、営業日付とする。また、特定した日付が休業日の場合には、次の営業日まで繰り延べることも有効である。この例に拠らず、日付のみで営業日付を特定するようにしてもよい。例えば、必ず営業当日の営業開始前にこの処理を行うシステムでは、取得した日付を営業日付とすればよい。また、必ず営業日の前日にこの処理を行うシステムでは、取得した日付の翌日を営業日付とすればよい。
【0029】次に、S704で特定した営業日付と、先に取得した定価維持末日を比較する。営業日付が、定価維持末日より前、又は定価維持末日と同日の場合には(S706)、定価を用いると判定する(S707)。営業日付が、定価維持末日より後の場合には(S706)、割引価格を用いると判定する(S708)。つまり、定価維持条件により特定される定価を維持する終期を越えている場合に、割引価格を用いると判定する。
【0030】前述の定価設定処理について詳述する。図8は、実施の形態1における定価設定処理フローを示す図である。この処理は、定価設定部104に行われる。定価設定部104は、雑誌データベース103から、雑誌コードに対応する定価を取得する(S801)。そして、PLUテーブル上で雑誌コードに対応する販売価格に、取得した定価を設定する(S802)。
【0031】次に、前述の割引価格設定処理について詳述する。図9は、実施の形態1における割引価格設定処理フローを示す図である。この処理は、割引価格設定部105により行われる。割引価格設定部105は、雑誌データベース103から、雑誌コードに対応する刊行形態と定価を取得する(S901)。更に、刊行形態別割引条件テーブルから、刊行形態に対応する割引率(割引条件の例)を取得する(S902)。そして、1から割引率を減じて販売価格率を求め、求めた販売価格率(=1−割引率)に定価を乗じて、割引価格を算出する(S903)。この例に拠らず、割引条件が販売価格率の場合には、定価に販売価格率を乗じて割引価格を求める。また、割引条件が割引額の場合には、定価から割引額を減じて割引価格を求める。そして、割引価格設定部105は、PLUテーブル101上で雑誌コードに対応する販売価格に、算出した割引価格を設定する(S904)。
【0032】図示しない販売価格出力部は、雑誌コードを含む販売価格要求を入力(この例では、POS端末2からの受信)すると、その雑誌コードに対応する販売価格をPLUテーブル101から読み出して出力(この例では、POS端末2への送信)する。また、POS端末2でPLUテーブルを記憶する場合には、書店サーバ1は、PLUテーブルをPOS端末に送信するPLUテーブル送信部を有する。
【0033】実施の形態2.本実施の形態は、前述の刊行形態に基づいて算出される割引価格に優先して、雑誌毎に個別に設けられている割引価格を用いることができるようにしたものである。
【0034】図10は、実施の形態2における書店サーバの構成例を示す図である。101〜106は、実施の形態1と同様である。107は、雑誌別割引価格テーブルである。雑誌別割引価格テーブル107は、商品毎に割引価格を記憶する商品別割引価格テーブルの例である。
【0035】図11は、雑誌別割引価格テーブルの構成例を示す図である。各レコード1151〜1153は、雑誌毎に設けられ、雑誌コード1101に対応付けて、割引価格1102を記憶する構成となっている。本実施例では、予め雑誌毎に割引価格を設定する(図示しない)雑誌別割引価格登録部を有しており、雑誌別割引価格登録部により、雑誌を特定して入力された割引価格を雑誌別割引価格テーブル107に記憶させるように構成されている。雑誌別割引価格登録部は、商品毎の割引価格を商品別割引価格テーブルに登録する商品別割引価格登録部の例である。また、すべての雑誌に対して割引価格を設定している必要はなく、刊行形態に基づいて算出される割引価格よりも優先して個別の割引価格を用いる雑誌についてのみ選択して、任意に雑誌別割引価格テーブル107に割引価格を設定することができる。
【0036】続いて、処理について説明する。本実施の形態においては、割引価格設定処理が実施の形態1の場合と異なる。図12は、実施の形態2における割引価格設定処理フローを示す図である。この処理は、割引価格設定部105により行われる。割引価格設定部105は、雑誌別割引価格テーブル107上で、雑誌コードが一致するレコードを探す(S1201)。雑誌コードが一致するレコードがあった場合には(S1202)、該当レコードの割引価格を取得する(S1207)。PLUテーブル101上で雑誌コードに対応する販売価格に、取得した割引価格を設定する(S1208)。一方、雑誌コードが一致するレコードがなかった場合には(S1202)、刊行形態に基づいて割引価格を算出する処理を行う(S1203〜S1206)。尚、S1203〜S1206の処理は、図9のS901〜S904と同様である。
【0037】上述の例では、雑誌コードが一致するレコードがある場合に、すべて有効なレコードとして扱うことを前提としたが、有効と無効を識別するフラグ等を各レコード毎に備える場合には、例え雑誌コードが一致する場合であっても無効なレコードについては雑誌コードが一致するものとしては扱わないようにする。
【0038】実施の形態3.本実施の形態は、実施の形態2における雑誌別の割引価格に代えて、雑誌別の割引率(割引条件の例)を用いるものである。つまり、実施の形態1に示した刊行形態に基づく割引率に優先して、雑誌毎に個別に設けられている割引率を用いることができるようにしたものである。
【0039】図13は、実施の形態3における書店サーバの構成例を示す図である。101〜106は、実施の形態1と同様である。108は、雑誌別割引条件テーブルである。雑誌別割引条件テーブル108は、商品別に割引条件を記憶する商品別割引条件テーブルの例である。
【0040】図14は、雑誌別割引条件テーブルの構成例を示す図である。各レコード1451〜1453は、雑誌毎に設けられ、雑誌コード1401に対応付けて、割引率1402を記憶する構成になっている。本実施例では、予め雑誌毎に割引率を設定する(図示しない)雑誌別割引率登録部を有しており、雑誌別割引率登録部により、雑誌を特定して入力された割引率を雑誌別割引条件テーブル108に記憶させるように構成されている。尚、雑誌別割引率登録部は、商品毎の割引条件を、商品別割引条件テーブルに登録する商品別割引条件登録部の例である。割引率は、割引条件の例であって、割引条件として他に、販売価格率(=1−割引率)、割引額(定価から割り引かれる金額)なども考えられる。
【0041】図15は、実施の形態3における割引価格設定処理フローを示す図である。この処理は、割引価格設定部105により行われる。割引価格設定部105は、雑誌別割引条件テーブル上で、雑誌コードが一致するレコードを探し(S1501)、該当レコードがある場合には(S1502)、該当レコードの割引率を取得し(S1507)、更に、雑誌データベースから、雑誌コードに対応する定価を取得する(S1508)。そして、定価に(1−割引率)を乗じて、割引価格を算出する(S1509)。尚、他の割引条件の場合における割引価格の算出の方法は、前述の通りである。割引価格設定部105は、PLUテーブル上で雑誌コードに対応する販売価格に、算出した割引価格を設定する(S1510)。一方、雑誌別割引率テーブル上に、雑誌コードが一致するレコードが存在しない場合には(S1502)、刊行形態に基づいて割引価格を算出する処理を行う(S1503〜S1506)。尚、S1503〜S1506の処理は、図9のS901〜S904と同様である。
【0042】実施の形態4.本実施の形態は、雑誌データベースを備える雑誌データベースサーバからネットワークを介して通信により雑誌情報を取得するものである。
【0043】図16は、本発明におけるネットワーク構成の第二例を示す図である。1〜3は、実施の形態1と同様である。4は、ルータ、5は、インターネット、6は、雑誌データベースサーバである。書店サーバ1は、書店ネットワーク3とルータ4とインターネット5を介して雑誌データベースサーバ6から雑誌情報を取得するように構成されている。この例では、書店サーバ1と雑誌データベースサーバ6の間の通信環境は、この例にとらわれず、他のネットワークや通信回線を用いても構わない。また、雑誌情報は、一つの雑誌についての雑誌情報を転送する形態であっても、複数の雑誌についての雑誌情報をまとめて転送する形態であっても構わない。転送する雑誌情報の範囲は、その中に含まれる項目(例えば、図4に示す401〜405)を単独で転送する形態と、これらの項目を選択的に組み合わせて転送する形態と、すべての項目をまとめて転送する形態とが考えられる。
【0044】図17は、実施の形態4における書店サーバの構成例を示す図である。101〜107は、前述の実施の形態と同様である。109は、書店サーバ側通信部である。一方、雑誌データベースサーバ6は、雑誌データベースサーバ側通信部110と雑誌データベース103を有している。書店サーバ側通信部109と雑誌データベースサーバ側通信部110は、ネットワークを介して接続し、書店サーバ側通信部109からの要求(雑誌を特定する場合には、雑誌コードを含む。)に応じて、雑誌データベースサーバ側通信部110は書店サーバ側通信部109へ雑誌情報を転送するように構成されている。雑誌データベースサーバ側通信部110は、要求された雑誌情報を雑誌データベース103から読み出すように構成されている。尚、雑誌データベース103は、実施の形態1の場合と同様の構成を有している。
【0045】続いて、処理について説明する。図18は、実施の形態4における定価/割引価格判定処理フローを示す図である。この処理は、定価/割引価格判定部102により行われる。定価/割引価格判定部102は、書店サーバ側通信部109を介して通信により雑誌データベース103から発売日条件と定価維持日数(いずれも雑誌情報の一部)を取得するように動作する。
【0046】まず、定価/割引価格判定部102は、雑誌データベースサーバ6の雑誌データベース13から、雑誌コードに対応する発売日条件を取得する(S1801)。このとき、書店サーバ側通信部109は、書籍コードを特定して雑誌情報要求を送信する。雑誌データベースサーバ側通信部110は、雑誌情報要求を受信し、書籍コードに対応する書誌情報を雑誌データベース103から取得し、書店サーバ側通信部109に対して返信する。次に、当日の日付を取得し、発売日を特定する(S1802)。更に、定価/割引価格判定部102は、書店サーバ側通信部109より雑誌コードに対応する定価維持日数を取得する(S1803)。以下、S1804〜S1808は、図7におけるS704〜S708と同様である。
【0047】図19は、実施の形態4における定価設定処理フローを示す図である。この処理は、定価設定部104により行われる。定価設定部104は、書店サーバ側通信部109を介して通信により雑誌データベース103から定価(雑誌情報の一部)を取得するように動作する。
【0048】定価設定部104は、雑誌データベースサーバ6の雑誌データベース103から、雑誌コードに対応する定価を取得する(S1901)。このとき、書店サーバ側通信部109は、書籍コードを特定して雑誌情報要求を送信する。雑誌データベースサーバ側通信部110は、雑誌情報要求を受信し、書籍コードに対応する書誌情報を雑誌データベース103から取得し、書店サーバ側通信部109に対して返信する。S1902は、図8のS802の処理と同様である。
【0049】図20は、実施の形態4における割引価格設定処理フローを示す図である。この処理は、割引価格設定部105により行われる。割引価格設定部105は、書店サーバ側通信部109を介して通信により雑誌データベース103から刊行形態と定価(いずれも雑誌情報の一部)を取得するように動作する。S2001とS2002の処理は、図12のS1201とS1202の処理と同様である。S2003において、割引価格設定部105は、雑誌データベースサーバ6の雑誌データベース103から、雑誌コードに対応する刊行形態と定価を取得する。このとき、書店サーバ側通信部109は、書籍コードを特定して雑誌情報要求を送信する。雑誌データベースサーバ側通信部110は、雑誌情報要求を受信し、書籍コードに対応する書誌情報を雑誌データベース103から取得し、書店サーバ側通信部109に対して返信する。S2004〜S2006の処理は、図12のS1204からS1206の処理と同様であり、S2007とS2008の処理は、図12のS1207とS1208の処理と同様である。
【0050】この例では、ネットワークを介して雑誌情報を取得する構成を実施の形態2の処理に適用する例を示したが、実施の形態1又は実施の形態3に適用することも有効である。
【0051】実施の形態5.本実施の形態では、実施の形態1〜3の機能をASP(Application Service Provider)サーバを用いて実現するシステムについて説明する。
【0052】図21は、本発明におけるネットワーク構成の第二例を示す図である。1〜5は、図16と同様である。7は、ASPサーバである。この例では、ASPサーバ7により、本発明に係る販売価格管理システムが構成される。
【0053】実施の形態1の機能をASPサーバにより実現する場合には、ASPサーバ7は図2に示した書店サーバの構成を備える。同様に、実施の形態2の機能をASPサーバにより実現する場合には、ASPサーバは図10に示した書店サーバの構成を備える。また、実施の形態3の機能をASPサーバにより実現する場合には、ASPサーバは図13に示した書店サーバの構成を備える。
【0054】ASPサーバ7は、更に、前述の雑誌登録部、刊行形態別割引率登録部、雑誌別割引価格登録部、雑誌別割引率登録部も備えている。但し、各登録部は、ネットワークを介して雑誌を特定する情報や、割引価格あるいは割引率を特定する情報を受信するように構成されている。具体的には、受信する情報の入力を促す画面を構成する画面データ(例えば、ページ記述言語で記述されている。)を要求に応じて要求元に送信する画面送信部を有している。尚、この画面において必要な情報を入力し、送信を指示すると、ASPサーバ7に入力された情報が送信されるように、画面データに処理が記述されている。
【0055】ASPサーバ7は、複数の書店に対してサービスを提供するために、各書店毎にPLUテーブル101、刊行形態別割引条件テーブル106、雑誌別割引価格テーブル107、雑誌別割引条件テーブル108を備え、書店の識別のために書店コードに対応付けて記憶されている。
【0056】ASPサーバ7は、予め定められたタイミング、あるいは指示されたタイミングにより、前述のPLUテーブル更新の処理を行う。書店毎にタイミングを定めておいても良いし、一括して定めておいても良い。また、更新の指示は、ASPサーバ7の管理者が指示しても良いし、書店側のいずれかの装置からネットワークを介して指示しても良い。PLUテーブル更新の処理は、前述の実施の形態の場合と同様であるが、共通の書店コードに対応するテーブルを選択して処理を行う。
【0057】ASPサーバ7は、ネットワークを介して、販売価格の要求(雑誌コードを含む)を受信し、雑誌コードに対応する販売価格をPLUテーブル101から読み出し、読み出した販売価格を送信する販売価格出力部を有している。この例では、書店側のいずれかの装置(書店サーバ1又はPOS端末2)から、販売価格の要求を受信し、要求元である装置に販売価格を送信する。
【0058】実施の形態6.実施の形態5では、雑誌毎に販売価格を要求し、雑誌毎の販売価格を転送する例を示したが、本実施の形態では、実施の形態5と同様にASPサーバを用いてPLUテーブルを更新し、更新したPLUテーブルそのものをダウンロードする形態について説明する。
【0059】本実施の形態では、販売価格の転送の方法のみが実施の形態5と異なる。ASPサーバ7は、予め定められたタイミング、あるいは指示されたタイミングにより、前述のPLUテーブル転送の処理を行う。書店毎にタイミングを定めておいても良いし、一括して定めておいても良い。また、転送の指示は、ASPサーバ7の管理者が指示しても良いし、書店側のいずれかの装置からネットワークを介して指示しても良い。転送のタイミングは、更新と同期しても良いし、非同期でも良い。
【0060】また、転送先のアドレスは、予め書店コードに対応付けて記憶しておき、書店コードに対応するPLUテーブルを、当該書店コードに対応する転送先のアドレスへ転送することが有効である。この例に拠らず、PLUテーブル転送の要求を送信してきた装置に、PLUテーブルを返送することも有効である。また、PLUテーブル転送の要求と併せて転送先のアドレスを受信し、受信した転送先のアドレスに転送するようにすることも有効である。
【0061】書店側のシステム(書店サーバ1あるいはPOS端末2等)では、受信したPLUテーブルを記憶し、そのPLUテーブルに従って販売価格を決定するように動作する。PLUテーブルは、書店サーバ1で記憶しても良いし、POS端末2で記憶しても良い。書店サーバ1で記憶する場合には、書店ネットワーク3を介してPOS端末2からPLUテーブルを参照するようにする。
【0062】送信するPLUテーブルは、書店側のシステムで記憶するPLUテーブルの一部であっても有効である。また、ASPサーバ7でのPLUテーブルの更新に先立って、書店側のシステムで記憶するPLUテーブルをASPサーバ7に送信し、ASPサーバ7は受信したPLUテーブルを一旦記憶し、記憶したPLUテーブルに対して更新処理を行うようにすることも有効である。このようにPLUテーブルをアップロードし、アップロードしたPLUテーブルを更新する形態では、ASPサーバ7で記憶するPLUテーブルを転送後に消去しても構わない。つまり、一時的な記憶でも良い。
【0063】実施の形態7.図2の構成に基づく実施の形態5又は実施の形態6において、ASPサーバ7でのPLUテーブルの更新に先立って、書店側のシステムで記憶する刊行形態別割引条件テーブル106を、ASPサーバ7に送信し、ASPサーバ7は受信した刊行形態別割引条件テーブル106を記憶し、記憶した刊行形態別割引条件テーブル106を用いてPLUテーブル101の更新処理を行うようにすることも有効である。このように、刊行形態別割引条件テーブル106をアップロードして更新する形態では、上述の更新処理後に、ASPサーバ7で記憶する刊行形態別割引条件テーブル106を消去しても構わない。つまり、一時的な記憶でも良い。
【0064】実施の形態8.図10の構成に基づく実施の形態5又は実施の形態6において、ASPサーバ7でのPLUテーブルの更新に先立って、書店側のいずれかの装置(書店サーバ1又はPOS端末2)で記憶する刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引価格テーブル107を、ASPサーバ7に送信し、ASPサーバ7は受信した刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引価格テーブル107を記憶し、記憶した刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引価格テーブル107を用いてPLUテーブル101の更新処理を行うようにすることも有効である。このように、刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引価格テーブル107をアップロードして更新する形態では、上述の更新処理後に、ASPサーバ7で記憶する刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引価格テーブル107を消去しても構わない。つまり、一時的な記憶でも良い。この例では、刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引価格テーブル107を共にアップロードしたが、一方のみをアップロードする形態も考えらる。
【0065】実施の形態9.図13の構成に基づく実施の形態5又は実施の形態6において、ASPサーバ7でのPLUテーブルの更新に先立って、書店側のいずれかの装置(書店サーバ1又はPOS端末2)で記憶する刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引条件テーブル108を、ASPサーバ7に送信し、ASPサーバ7は受信した刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引条件テーブル108を記憶し、記憶した刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引条件テーブル108を用いてPLUテーブル101の更新処理を行うようにすることも有効である。このように、刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引条件テーブル108をアップロードして更新する形態では、上述の更新処理後に、ASPサーバ7で記憶する刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引条件テーブル108を消去しても構わない。つまり、一時的な記憶でも良い。この例では、刊行形態別割引条件テーブル106と雑誌別割引条件テーブル108を共にアップロードしたが、一方のみをアップロードする形態も考えらる。
【0066】実施の形態10.本実施の形態では、割引価格を用いる場合に、販売価格の更新についての履歴情報を記録する形態について説明する。
【0067】図9に示した割引価格設定部105による割引価格設定処理において、割引価格設定の履歴記憶処理を行う。例えば、S904の処理中で、この履歴記憶処理を行う。履歴記憶処理により履歴情報が記録される履歴情報テーブルは、例えばハードディスクのような記憶媒体に設けられる。履歴情報テーブルには、販売価格が更新された雑誌毎に履歴情報としてのレコードが設けられ、例えば、更新日付と、営業日付と、雑誌コードと、更新前販売価格と、更新後販売価格とが対応付けられる。
【0068】処理の詳細について説明する。当日の日付を取得し、履歴情報テーブルに記憶させる。更に、図7に示した定価/割引価格判定処理のS705で特定した営業日付を取得し、履歴情報テーブルに記憶させる。また、PLUテーブル101上で雑誌コードに対応する更新前の販売価格を読み出し、更新前販売価格として履歴情報テーブルに記憶させる。S903で算出した割引価格を、更新後販売価格として履歴情報テーブルに記憶させる。その後、S904に示したPLUテーブルへの割引価格の設定を行う。
【0069】図12に示した割引価格設定処理のS1206とS1208、図15に示した割引価格設定処理のS1506とS1510、図20に示した割引価格設定処理のS2006とS2008においても同様の処理を行うことが有効である。この場合には、それぞれの処理ステップの前に算出した割引価格(S1205,S1505,S1509,S2005)あるいは、取得した割引価格(S1207,S2007)を更新後販売価格として履歴情報テーブルに記憶させる。
【0070】履歴情報テーブルは、履歴情報出力部により出力される。出力の形態としては、送信、印刷、表示、記憶媒体への書き込みなどが考えられる。
【0071】実施の形態11.前述の実施の形態は、いずれも商品として雑誌を用いた例について説明したが、他の商品に適用することも有効である。例えば、書籍について適用することもできる。書籍について適用する場合のテーブルの構成例を以下に示す。
【0072】図22は、書籍に関するPLUテーブルの構成例を示す図である。各レコード2251〜2253は、雑誌毎に設けられ、書籍コード2201に対応付けて、販売価格2202を記憶する構成になっている。書籍コード2201は、書籍を特定する情報であり、商品を特定する商品コードの例である。
【0073】図23は、書籍データベースの構成例を示す図である。書籍データベースは、商品データベースの例であって、図2、図10、又は図13の雑誌データベース103に相当するものである。各レコード2351〜2353は、書籍毎に設けられ、書籍コード2301に対応付けて、ジャンル2302、発売日2303、定価維持月数2304、及び定価2305を記憶するように構成されている。ジャンル2302には、コミック、文庫、児童等の書籍のジャンルを特定するデータが格納される。尚、ジャンルは、分類の例である。発売日2303は、発売日を特定する日付であって、直接に発売日を特定する発売日条件と解することができる。定価維持月数2304は、定価維持期間の例であって、さらには定価維持条件の例である。定価維持期間として、年数を用いることも有効である。定価2305は、出版者側で書籍毎に定めた再販価格である。但し、この例によらず、販売店毎に定めた価格のように、提供者以外の者が定めた価格を定価として扱っても構わない。
【0074】図24は、ジャンル別割引条件テーブルの構成例を示す図である。ジャンル別割引条件テーブルは、分類別割引条件テーブルの例であって、図2、図10、又は図13の刊行形態別割引条件テーブル106に相当するものである。各レコードは、ジャンルごとに設けられ、ジャンル2401に対応付けて、割引率2402を記憶するように構成されている。割引率2402は、割引条件の例である。割引条件としては、販売価格率(=1−割引率)、割引額(定価から割り引かれる金額)なども考えられる。
【0075】図25は、書籍別割引価格テーブルの構成例を示す図である。書籍別割引価格テーブルは、商品別割引価格テーブルの例であって,図10の雑誌別割引価格テーブル107に相当するものである。各レコード2551〜2553は、書籍毎に設けられ、書籍コード2501に対応付けて、割引価格2502を記憶する構成になっている。
【0076】図26は、書籍別割引条件テーブルの構成例を示す図である。書籍別割引条件テーブルは、商品別割引条件テーブルの例であって、図13の雑誌別割引条件テーブル108に相当するものである。各レコード2651〜2653は、書籍毎に設けられ、書籍コード2601に対応付けて、割引率2602を記憶する構成になっている。割引率2602は、割引条件の例である。割引条件としては、販売価格率(=1−割引率)、割引額(定価から割り引かれる金額)なども考えられる。
【0077】動作は、前述の実施の形態と同様であり、雑誌コードに代えて書籍コードを用い、刊行形態に代えてジャンルを用いて処理を行う。また、発売日条件として発売日そのものを用いるので、図7のS702の処理は実質的には不要となる。
【0078】書店サーバ1、POS端末2、雑誌データベースサーバ6、ASPサーバ7の各装置は、コンピュータであり、各要素はプログラムにより処理を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。また、各テーブルを記憶する領域として、いずれの記憶媒体を用いても構わない。
【0079】
【発明の効果】本発明においては、PLUテーブルで管理する商品毎に、商品データベースで記憶する定価維持条件に基づいて、割引価格を用いるか否かの判定を行い、割引価格を用いると判定した場合に、当該商品について、PLUテーブル上の販売価格として割引価格を設定するので、定価を維持する条件を満たさなくなった商品について、自動的に割引価格を設定することができる。これにより、連日行われる販売価格の見直しと、PLUテーブルの修正の作業が自動化され、誤りが無くなる。雑誌や書籍のように、商品数が多い販売店におけるシステムにおいて、特に有効である。
【0080】定価維持条件により特定される終期を越えている場合に、割引価格を用いると判定するので、時期的に定価を維持する必要がなくなった商品を確実に探し出し、割引価格に置き換えることができる。定価を維持する終期が、各販売店に共通のルールとして統一されている場合には、割引価格への変更が遅れると、他の販売店との価格競走において後塵を拝することになる。従って、時限再販価格制度のように、共通のルールが定められている商品については特に、割引価格への移行が確実に行われ、価格競走に適切に対応できるメリットは大きい。
【0081】商品情報として提供される発売のタイミングと定価維持期間とに基づいて、定価を維持する終期を特定するので、商品毎に終期を入力する必要がなくなり、システムのメンテナンスに係る労力が、著しく削減される。
【0082】商品に対応する分類に従って、分類別割引条件テーブルから割引条件そ取得し、その割引条件に従って割引価格を求めるので、商品の特性を反映した画一的な割引価格の設定を行うことができる。これにより、商品数の多い販売店において、割引価格についての統一的な扱いが可能となり、需要者にとってわかりやすい価格体系を確実に提供することができるようになる。また、商品の特性を考慮して、適正な割引価格を導くという高度な判断を自動化することが可能となる。
【0083】割引価格を用いない場合に、定価を用いると判定し、販売価格テーブル上の販売価格として定価を設定するので、定価維持条件の変更などにより、割引を中止する場合であっても、自動的に定価に戻すことができる。また、定価維持期間が、分断されている期間限定の割引サービスの場合にも、定価への再設定が自動化され、PLUテーブルのメンテナンスの手間が省ける。
【0084】定価を商品データベースから取得するので確実に定価を設定することができる。
【0085】商品毎の割引価格を選択的に記憶可能な商品別割引価格テーブルを有し、商品別割引価格テーブルに割引価格が記憶されている場合には、それを販売価格テーブルに設定するので、特定商品についての割引価格の設定も可能となる。特に話題性がある商品など、分類による商品の特性以上に割引価格に影響を与える事情がある商品については、個別に割引価格を設定できるので、柔軟な価格運用が可能となる。
【0086】商品毎の割引価格を選択的に記憶可能な商品別割引条件テーブルを有し、商品別割引条件テーブルに割引条件が記憶されている場合には、その条件に基づいて割引価格を求めて販売価格テーブルに設定するので、特定商品群についての割引条件の設定が可能となる。売れ残りの可能性が高いと予測される商品群など、分類による商品の特性以上に割引価格に影響を与える事情がある商品群について、所定の条件の下での割引価格設定ができるので、個別的な要素を含むカテゴリーの商品群についての木目細かい価格運用が可能となる。
【0087】更新前販売価格と更新後販売価格とを含む履歴情報を記憶するので、この履歴情報により、販売価格の更新内容をまとめて確認することができる。
【出願人】 【識別番号】394013002
【氏名又は名称】三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
【出願日】 平成13年12月27日(2001.12.27)
【代理人】 【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司
【公開番号】 特開2003−196745(P2003−196745A)
【公開日】 平成15年7月11日(2003.7.11)
【出願番号】 特願2001−397003(P2001−397003)