| 【発明の名称】 |
削孔管理プログラム及び削孔管理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】阿部 正直 【住所又は居所】東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ライト工業株式会社内
【氏名】三宅 淳 【住所又は居所】東京都千代田区九段北4丁目2番35号 ライト工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】計画削孔位置に対する実削孔位置のズレを容易に把握できるようにする。
【解決手段】表示装置を備えた情報処理装置に;◇地中内にある削孔部材の位置情報を入力する削孔部材位置入力ステップと、計画削孔位置情報を入力するステップと;表示装置10iに、現在の実削孔位置R2からその位置よりも先の計画削孔位置K1,K2,K3を臨む透視投影表示領域を表示するとともに、この透視投影表示領域内に少なくとも現在の実削孔位置R2およびこの位置よりも先の計画削孔位置K1,K2,K3をそれぞれ透視投影表示する、表示ステップと;を実行させるように構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】表示装置を備えた情報処理装置に;地中内にある削孔部材の位置情報を入力する削孔部材位置入力ステップ、ならびに前記削孔部材位置情報に基づいて、実削孔位置を前記表示装置に表示させる表示ステップ、を実行させるように構成したことを特徴とする削孔管理プログラム。 【請求項2】前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記実削孔位置と前記計画削孔位置情報に基づく計画削孔位置とを、前記表示装置における同一の又は異なる表示領域内にそれぞれ表示させる表示ステップと、を実行させるように構成した、請求項1記載の削孔管理プログラム。 【請求項3】前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記表示装置に、任意の前記実削孔位置からその位置よりも先の計画削孔位置を臨む透視投影表示領域を表示するとともに、この透視投影表示領域内に少なくとも前記任意の実削孔位置およびこの位置よりも先の計画削孔位置をそれぞれ透視投影表示する、表示ステップと、を実行させるように構成した、請求項1または2記載の削孔管理プログラム。 【請求項4】前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記削孔部材位置情報および前記計画削孔位置情報に基づき、計画削孔位置に対する実削孔位置のズレ量を算出するステップと、算出したズレ量を前記表示装置に表示させるステップと、を実行させるように構成した、請求項1〜3のいずれか1項に記載の削孔管理プログラム。 【請求項5】前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記表示装置に、任意の投影平面を表す平面投影表示領域を表示するとともに、この平面投影表示領域内に少なくとも前記実削孔位置と前記計画削孔位置情報に基づく計画削孔位置とを前記任意の平面への投影としてそれぞれ表示させる表示ステップと、を実行させるように構成した、請求項1〜4のいずれか1項に記載の削孔管理プログラム。 【請求項6】地中内にある削孔部材の位置情報を入力する削孔部材位置入力手段と、表示装置と、前記削孔部材位置情報に基づいて、実削孔位置を前記表示装置に表示させる表示手段と、を備えたことを特徴とする削孔管理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、地中への削孔に際し、削孔部材の位置を把握して施工管理に役立てるための、削孔管理プログラムおよび削孔管理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】土木の分野においては、各種の目的で地盤に削孔がなされる。例えば、地盤内の水を排水するための集水管や排水管、もしくは下水や水道水、ガス、各種ケーブル等のための地中埋設管などを、非開削で地中に建て込む場合にも削孔が行われる。またアンカー工事や薬液注入工法においても、地盤に削孔がなされる。 【0003】このような削孔工事においては、削孔精度、すなわち計画削孔位置に対して実削孔位置がどれだけ適合しているかが重要である。 【0004】例えば、近時、適宜削孔方向制御を行う削孔方法(以下、方向制御削孔ともいう)を利用して、既設地中構造物等を避けながら樹脂製管を地中に建て込む工法が開発され、注目されている。この場合、特に削孔精度が要求されるため、削孔部材に対して方位センサや傾斜センサ等の各種センサを設けたりしててその測定結果から実削孔位置を把握したりしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような各種センサの測定結果から実削孔位置を把握するのは容易なことではない。また実削孔位置が把握できたとしても、それがどの程度計画削孔位置からズレているか、また削孔位置を修正するためにどのような修正が必要であるかは、さらに把握し難い。 【0006】そこで、本発明の主たる課題は、実削孔位置を容易に把握できるようにすることにある。また他の課題は、計画削孔位置に対する実削孔位置のズレを容易に把握できるようにすることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>表示装置を備えた情報処理装置に;地中内にある削孔部材の位置情報を入力する削孔部材位置入力ステップ、ならびに前記削孔部材位置情報に基づいて、実削孔位置を前記表示装置に表示させる表示ステップ、を実行させるためのものとして構成したことを特徴とする削孔管理プログラム。 【0008】(作用効果)このように実削孔位置を例えば点や軌跡線(曲線や折れ線)等により表示装置に表示させることによって、実削孔位置を容易に把握できるようになる。すなわち換言すれば、本発明は削孔経路のナビゲーションプログラムということができる。なおいうまでもないが、本発明にいう削孔部材には、トンネルを掘削するシールドマシンやボーリングマシン等は含まれない。 【0009】<請求項2記載の発明>前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記実削孔位置と前記計画削孔位置情報に基づく計画削孔位置とを、前記表示装置における同一の又は異なる表示領域内にそれぞれ表示させる表示ステップと、を実行させるように構成した、請求項1記載の削孔管理プログラム。 【0010】(作用効果)このように計画削孔位置および実削孔位置の両方を表示させることによって、計画削孔位置に対する実削孔位置のズレを容易に把握できるようになる。特に計画削孔位置と実削孔位置とを同一の表示領域内に表示させることによって、更に容易にズレを把握できるようになる。 【0011】<請求項3記載の発明>前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記表示装置に、任意の前記実削孔位置からその位置よりも先の計画削孔位置を臨む透視投影表示領域を表示するとともに、この透視投影表示領域内に少なくとも前記任意の実削孔位置およびこの位置よりも先の計画削孔位置をそれぞれ透視投影表示する、表示ステップと、を実行させるように構成した、請求項1または2記載の削孔管理プログラム。 【0012】(作用効果)かかる透視投影表示を行うことによって、任意の例えば最も先端の実削孔位置からこれよりも先の計画削孔位置を遠近感をもって三次元的に望むことができ、実削孔位置がどの程度ズレているか、および以降の削孔をどのように行うかが直感的に理解できる。 【0013】<請求項4記載の発明>前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記削孔部材位置情報および前記計画削孔位置情報に基づき、計画削孔位置に対する実削孔位置のズレ量を算出するステップと、算出したズレ量を前記表示装置に表示させるステップと、を実行させるように構成した、請求項1〜3のいずれか1項に記載の削孔管理プログラム。 【0014】(作用効果)かかるズレ量を表示させることによって、計画削孔位置に対する実削孔位置のズレを具体的かつ客観的に把握できる。特に、現在の削孔部材位置が次の目標となる計画削孔位置に対してどの程度ズレているか、すなわち以降の削孔をどのように行うかを決める上での指標を迅速且つ容易に把握できる。 【0015】<請求項5記載の発明>前記情報処理装置に;計画削孔位置情報を入力するステップと、前記表示装置に、任意の投影平面を表す平面投影表示領域を表示するとともに、この平面投影表示領域内に少なくとも前記実削孔位置と前記計画削孔位置情報に基づく計画削孔位置とを前記任意の平面への投影としてそれぞれ表示させる表示ステップと、を実行させるように構成した、請求項1〜4のいずれか1項に記載の削孔管理プログラム。 【0016】(作用効果)かかる平面投影によっても、実削孔位置がどの程度ズレているか、および以降の削孔をどのように行うかを容易に理解できる。 【0017】<請求項6記載の発明>地中内にある削孔部材の位置情報を入力する削孔部材位置入力手段と、表示装置と、前記削孔部材位置情報に基づいて、実削孔位置を前記表示装置に表示させる表示手段と、を備えたことを特徴とする削孔管理装置。 【0018】(作用効果)請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳説する。 <対象となる削孔形態>本発明では、削孔部材を地中に進入させて削孔を行うものであれば削孔形態に関係なく適用できるが、特に好ましいのは、実削孔位置の把握が重要となる場合、例えば前述したように、方向制御削孔を利用して既設地中構造物等を避けながら削孔を行う形態である。 【0020】図1〜3に方向制御削孔を利用した管の地中建込みの一例を示す。この削孔装置1は、地中に建て込まれる曲がり可能な外管2と、この外管2の先端に対して同軸的に取り付けられたリングビット3と、外管2内およびリングビット3の貫通孔を通り、リングビット3よりも前方に延在する、曲がり可能な内管5と、内管5の先端に対して取り付けられたテーパービット6と、内管5および外管2を支持するとともに内管5を回転及び推進させる回転推進装置7を備えている。回転推進装置7は、例えば図示するように、ベースマシン7Bにより傾動自在に支持されたリーダ7Lと、このリーダ7Lに対して、油圧により長手方向に昇降自在なように取り付けられた油圧モータ等の回転駆動源7Mとから主に構成することができる。内管5は推進時には回転駆動源7Mの回転軸に同軸的に連結され、外管2はその内管5の外側を取り囲むように通されるが、回転駆動源7Mには連結されず単にリーダ7Lに沿って支持されるだけである。 【0021】そして削孔に際して、直線推進を行う場合には図22に示すように、回転推進装置7により内管5に回転力および推進力を与え、内管5先端のテーパービット6により削孔しながら内管5を地中に直線的に推進させる。この場合、テーパービット6の先端は傾斜面60を有しているものの軸心周りに回転しながら前進するので傾斜面60による受圧の影響は打ち消され、直線的に削孔することが可能である。またこの際、内管5とリングビット3との噛み合いにより内管5の回転力および推進力がリングビット3に与えられる。前述のとおり、リングビット3は外管2先端に回転自在に支持されており、さらに外管2には周囲地盤の拘束力が作用しているので、外管2は回転されずリングビット3のみが回転する。またリングビット3は外管2先端に対して前後方向には連結されているため、内管5によりリングビット3に与えられた推進力によって外管2が引っ張られるようにして連行推進される。 【0022】これに対して、曲線推進を行うときには図23に示すように、テーパービット6の傾斜面60の先端が回転軸心に対して曲げたい側に位置する状態で内管5の回転を止め、更にそのままの状態で回転推進装置により内管5に推進力のみを与える。この際、テーパービット6の受圧面60にかかる力によりテーパービット6の推進方向が徐々に変化し、内管5を地中に曲線的に推進させることができる。またこの際、内管5とリングビットとの噛み合いにより内管5の推進力がリングビット3に与えられる。リングビット3は外管先端に対して前後方向には連結されているため、内管5によりリングビット3に与えられた推進力によって外管2が引っ張られるようにして曲線的に推進される。 【0023】そして、これらの推進を適宜行うことによって、所望の経路(直線的な経路であっても、またS字状等の曲がりくねった経路であっても良い)で所定深さまで削孔を行うことができ、同時にその孔内に外管5を推進させることができる。本発明はかかる削孔形態に好適に利用される。またもちろん、上記例における外管5やリングビット3を省略して削孔のみを行う削孔形態にも適用可能である。 【0024】<管理装置の概要>他方、図4に本発明に係る管理装置10の概要を示した。本発明においてはキーボードやマウス等の入力装置10iを用いての入力や、RS232C等の入力インターフェース10fを介して外部機器からのデータの入力が可能であり、かつ所定の情報処理に基づいて削孔位置を点や線等として表示装置10dに表示させうるものであれば、携帯情報端末等を用いることもできるが、図示のように演算処理部10c、表示装置10d、記憶装置10m、入力装置10i、入力インターフェース10fを備えたパーソナルコンピュータ10が使用し易い。なお、図4中のs1,s2,s3…は後述する各種センサを示している。 【0025】<管理手順>次に、図5及び図6に示す管理フローチャートを参照しながら、管理手順例について説明する。 (管理プログラムの起動)管理プログラムは、管理装置10の記憶装置10mに予め記憶されており、入力装置10iによるプログラム実行命令により起動される。起動後においては、例えば図7に示す基本画面20が表示される。この基本画面例20は、前述の方向制御削孔を対象としたものであり、削孔目標位置と削孔部材の現在位置とを座標で表示する位置座標表示領域21、削孔長を表示する削孔長情報表示領域22、センサとの通信エラーや削孔曲線が過大となったときなどの異常事態を表示する警告情報表示領域23、ビット回転角表示領域24、削孔部材先端部の曲りを表示する曲り表示領域25、削孔部材先端部の水平面に対する傾斜角を表示する傾斜角表示領域26、センサの状態(温度、電圧、電流等)を表示するセンサ状態表示領域27、現在の削孔位置と計画削孔位置とのズレを表示するズレ表示領域28と、各種実行ボタン表示領域29とから構成されている。 【0026】本例では、実行ボタン表示領域30には、削孔開始入力を行う削孔開始ボタン29a、計画削孔位置情報等の入力画面を表示させるための計画情報入力ボタン29b、前述のセンサs1,s2,s3…による計測を開始するための計測実行ボタン29c、実削孔位置や計画削孔位置の詳細表示画面を表示させるための詳細表示ボタン29d、および削孔終了入力を行うための削孔終了ボタン29eがそれぞれ表示される。 【0027】(初期設定)本発明において計画削孔位置を表示させる場合には、削孔に先立って初期設定として計画削孔位置情報を入力する。この計画削孔位置情報は、例えば前述の管理装置例10の場合、キーボード等の入力装置10iにより計画情報入力画面(図示せず)を呼び出し計画削孔位置の座標等を入力し、記憶装置10mの計画削孔位置情報記憶部に記憶させる。施工に際して、複数個所の削孔を行う場合には、各削孔個所と計画削孔位置情報とを関連付けた計画情報データベースdb1を記憶装置10mに記憶させておき、削孔個所に応じた計画削孔位置情報を呼び出すようにすることもできる。 【0028】計画削孔位置情報は、例えば図8に示すように、原点0を孔口位置としたXYZ平面座標系に基づく複数位置の座標データk1,2,k3…とするほか、関数データとすることもできる。他の本発明に適用可能な座標系としては、他の三次元座標系のほか、縦方向又は横方向しか管理しない場合(縦方向に延在する柱状基礎等の地中構造体の脇を通して削孔する場合や、横方向に延在する水道管等の地中構造物の上または下を通して、あるいは河川や地上構造物の下を通して削孔する場合)には二次元座標系を用いることもできる。また他の位置を原点に設定することができる。この情報の内容については、後述の削孔部材位置情報についても同様とすることができる。 【0029】(入力ステップ)本発明では、削孔を開始したならば、適切な段階に分けてまたは実質的に連続して削孔部材位置情報の入力を行う。主要な情報(例えば自動入力可能な情報)については連続的に入力し、他の情報については逐一入力するように構成することもできる。特に、削孔部材を継ぎ足しながら削孔を行う場合には、少なくとも継ぎ足し毎に削孔部材位置情報の入力を行うのが好ましい。 【0030】削孔部材位置情報の入力に際しては、削孔部材の適宜の位置、例えば前述の削孔装置1においては内管5の先端部50F内などの適切な位置に、深度センサや方位センサ、傾斜センサ等の各種センサ(図4におけるs1、s2、s3…)を取り付け、これらセンサの信号線を内管5内を通して外部に取り出し、管理装置10の入力インターフェース10fに対して接続しておき、管理装置10において削孔部材位置情報の入力指示を入力する(例えば前述の削孔開始ボタン29aや計測実行ボタン29cの選択入力)ことにより、自動的に、各種の削孔部材位置情報を取得して必要に応じて座標変換した後に入力するように構成できる。 【0031】また、電磁波の発信機や弾性波の発振器を削孔部材の適宜の位置に取り付け、地上等において電磁波の受信機や弾性波の受振器を移動させながら発信位置等を特定し、その位置を孔口等の原点位置から計測し、計測結果を管理装置10の入力装置10iを用いて入力することもできる。 【0032】(表示ステップ)本発明においてはかかる入力ステップを行う一方で、削孔部材位置情報の入力があると、管理装置10は、直ちに又は入力装置10iを用いた表示実行入力(本例では前述の詳細表示ボタン29dの選択入力)により、少なくとも入力のあった実削孔位置を表示装置10dに表示させる。この表示形態としては適宜定めることができるが、ここでは次の3種の表示形態を推奨する。 【0033】第1の表示形態は、基本画面20のズレ表示領域28に表示されている表示形態である。この第1の表示形態では、図9及び図10にその一例を示すように、表示に先立って、任意の削孔部材位置情報たとえば現在の(最後に入力された)削孔部材位置情報と対応する実削孔位置の座標R2(x2,y2,z2)と、その前に入力された削孔部材位置情報と対応する実削孔位置の座標R1(x1,y1,z1)とから現在の削孔ベクトルV(x2−x1,y2−y1,z2−z1)を算出するとともに、計画削孔位置情報のなかから削孔ベクトルVの延長方向にある最も近い点K1,K2,K3を複数点抽出又は設定する。そしてこの算出結果に基づき、表示装置10dに、現在の実削孔位置R2から削孔ベクトルV方向を臨む透視投影表示領域を表示するとともに、この透視投影表示領域内に、現在の実削孔位置R2およびこの位置よりも前方の計画削孔位置K1,K2,K3をそれぞれ表示させる。なお、当業者であれば容易に理解されると考えられるが、具体的には、実削孔位置の3次元座標値ならびに計画削孔位置の3次元座標値が、かかる透視投影表示が行われるような表示画面座標に回転変換され、この回転変換された3次元座標値に基づいて表示装置への表示がなされる。 【0034】図7及び図10に示すように、本例では、透視投影平面の直行二軸の交点により実削孔位置R2を表示しているが、単なる点等で表示しても良い。また図示例では、計画削孔位置K1,K2,K3を、その位置座標を中心とし且つ削孔径に相当する直径の円でそれぞれ表示しているが、単なる点で表示しても良いし、各計画削孔位置を通る曲線または折れ線で表示しても良い。 【0035】特に、このような重要な表示(基本画面20に表示される他の表示も同様)は、基本画面20にリアルタイム表示(すなわち、削孔部材位置情報の入力があると直ちに表示される)されるように構成するのが望ましい。 【0036】かかる透視投影表示を行うことによって、現在の削孔位置R2から以降の削孔において目標となる計画削孔位置K1,K2,K3を遠近感をもって望むことができ、当該時点で削孔位置R2がどの程度ズレているか、および以降の削孔方向をどのようにするべきかが直感的に理解できる。 【0037】第2の表示形態は、図11に示すように、任意の投影平面を表す平面投影表示領域31,32を表示するとともに、この平面投影表示領域31,32内に実削孔位置RLと計画削孔位置PP,PP…とを平面投影表示させるものである。図示例では、基本画面20における詳細表示ボタン29dをマウス等の入力装置10iにより選択入力することによって、基本画面20に重ねて或いは基本画面20に替えて、X−Y面への平面投影表示領域31およびX−Z面への平面投影表示領域32を含む詳細表示画面30が表示され、これらに対して、実削孔位置が軌跡線RLにより、及び計画削孔位置が多数の点PP,PP…によりそれぞれ平面投影表示されるようになっている。もちろん、これらX−Y面への平面投影表示31,32等と並べてY−Z面への平面投影表示を行うように構成することもできる(図示せず)。また図示しないが、実削孔位置は多数の点のみにより表示したり、点と軌跡と両方により表示したりすることができ、計画削孔位置は、軌跡のみ又は点と軌跡の両方により表示したりすることができる。 【0038】第3の表示形態は、図12に示す任意の視線(視点及び方向)で実削孔位置RLや計画削孔位置PP,PP…等を透視投影表示33を行う表示形態である。また図示例では、マウス等の入力装置10iにより適宜数値等を符号34,35,36で示すように入力する(図示のようにGUIを利用して数値を入力することを含む)ことによって視線の方向を回転させる、視点位置をX方向またはY方向に移動させる、あるいは表示倍率を変えることができるように構成している。もちろん、他のあらゆる視線で透視投影表示を行えるように構成できる。 【0039】なお、図示例では、詳細表示30においてマウス等の入力装置10iにより3D表示を選択入力することによって、詳細表示領域30内において平面投影表示31,32と任意視線での透視投影表示33とを切り替えることができるように構成している。 【0040】(ズレ量の表示)また、前述の削孔部材位置情報と計画削孔位置情報とに基づいて、削孔方向のズレ量を算出し、このズレ量を表示させることもできる。 【0041】このズレ量の算出にあたり、選択する削孔部材位置情報及び計画削孔位置情報は任意であるが、特に、現在の削孔部材位置情報とその削孔ベクトルの延長方向にある計画削孔位置情報の中の最も近い削孔目標位置座標とに基づいて、次の削孔目標位置に対する現在の削孔位置のズレ量(距離、角度等)を算出し、表示装置に表示させるのが望ましい。 【0042】具体的には、図7に示すように、基本画面20の位置座標表示領域21に削孔目標位置と削孔部材の現在位置とを座標で表示するとともに、ズレ表示領域28に、現在の削孔位置に対する次の削孔目標位置の概略方向を矢印28dで表示するとともに、符号28nで示すように、現在の削孔位置に対する次の削孔目標位置までの目標距離(直線距離)、Z方向の差分距離、X−Y平面方向の差分距離を表示するように構成している。かくして、以降の削孔をどのように行うかを決める上での指標を迅速且つ容易に把握できる。 【0043】(その他の情報の表示)さらに図7に示すように、センサs1,s2,s3…の状態表示27や削孔装置1の状態表示24〜26等の動作情報や削孔長表示22等を表示させたり、センサs1,s2,s3…との通信エラーや削孔曲線が過大となったときなどの異常事態と正常状態(削孔中)とを表示する警告情報表示23を表示させることもできる。 【0044】(データの記録)他方、例えば図5に示すように、前述の計測実行入力があると、管理装置10は直ちにその削孔部材位置情報を記録装置10mに予め設けられた削孔位置データベースdb2に記録するように構成するのが好ましい。削孔位置データベースdb2は、少なくとも削孔箇所別に削孔部材位置情報(例えば座標値)をデータベース化したものである。この削孔位置データベースdb2に記録された削孔部材位置情報は、施工後等において必要に応じて読み出すことができ、例えば図5に示すように各種報告書を自動生成する、あるいは各種報告書を作成するのに利用することができる。 【0045】(削孔終了)一箇所の削孔が終了したときには、削孔終了入力を行うことにより、各種センサs1,s2,s3…による計測機能を停止させるとともに、削孔位置データベースdb2への記録を終了させ、次に削孔開始入力があると新規の削孔箇所フィールドに削孔部材位置情報を記録するように構成できる。本例では、図7に示す基本画面20において、マウス等の入力装置10iにより削孔終了ボタン29eを選択入力することにより、この削孔終了入力を行うことができるようになっている。 【0046】<その他>(イ) 上記例では、実削孔位置と計画削孔位置とを表示するように構成したが、本発明は実削孔位置しか表示しないものも含む。 【0047】また、上記例では、実削孔位置と計画削孔位置とを同一表示領域に表示するように表示するように構成したが、本発明は実削孔位置と計画削孔位置とを異なる表示領域にそれぞれ表示するものも含む。 【0048】(ロ) 本発明は、上記例の第1〜第3の表示形態のうち、いずれか一つまたは2つの表示しかできないものも含む。 【0049】(ハ) 前述の実削孔位置等の表示に加えて、地中構造物(例えば、前述したような地盤内の水を排水するための集水管や排水管、もしくは下水や水道水、ガス、各種ケーブル等のための地中埋設管のほか、基礎杭等の基礎構造物、トンネル、地下室等)や、地上構造物(ビル等の建築物等)、地層、地下水等を平面的に又は三次元的に表示させることができる。上記例では、図12に示す3D表示33において、符号37で示すように表示物を選択的に表示できるように構成しており、表示領域内には基礎杭stが三次元的に表示されている。 【0050】(ニ) 本発明における実削孔位置、計画削孔位置、その他の情報の表示形態は、上記例に限定されず、情報処理技術の分野において公知のあらゆる表現手法を採用できる。具体的に実削孔位置や計画削孔位置の表示に関しては、グラフィカルな表示が好ましく、例えば座標位置を点、円、多角形(三角形、四角形含む)で表示したり、曲線や折れ線等の線で表示したりすることができる。また、削孔位置の孔を立体的に例えばワイヤーフレームやポリゴンを用いて三次元的に表現したり、遠近感を出すために陰影を用いたりすることができる。またユーザーインターフェースに関しては、複数の表示内容を適宜の数のウインドウに分けて表示するように構成したり、反対に複数の表示を一つのウインドウに統合して表示するように構成したりできる。 【0051】(ホ) 前述のズレ量を算出する場合において、更にこのズレ量に基づいて、削孔装置1の設定値等の削孔実行情報を算出し、この削孔実行情報を実削孔位置等の表示と同時に、あるいは入力装置10iを用いた表示実行入力により表示装置10dに表示させたり、この削孔実行情報に基づき削孔装置1を自動的に作動させたりすることができる。具体的に前述の図1に示した削孔装置例1でいえば、後の削孔において、曲線推進及び直進推進のいずれか一方または両方をそれぞれどの程度の推進距離行うのか、推進速度はどの程度にするのか、曲線推進を行う場合にはテーパービット6の傾斜面60をどの方向に向けるのか(テーパービット6の回転角度)等の値を算出し、算出結果を表示装置10dへ表示させたりや算出結果に基づいて削孔装置1を自動作動させたりすることができる。 【0052】 【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、実削孔位置を容易に把握できるようになる。また、計画削孔位置に対する実削孔位置のズレを容易に把握できるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115463 【氏名又は名称】ライト工業株式会社 【住所又は居所】東京都千代田区九段北4丁目2番35号
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| 【出願日】 |
平成13年9月10日(2001.9.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082647 【弁理士】 【氏名又は名称】永井 義久
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| 【公開番号】 |
特開2003−85594(P2003−85594A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月20日(2003.3.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−273334(P2001−273334) |
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