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【発明の名称】 自己管理支援方法および自己管理支援システム
【要約】 【課題】達成に努力を要する同一の目標を有するグループのユーザーが多数集まることにより、他者と努力を比較し、相対的な評価・判断を出来る環境を得ることが出来ないユーザーにコンピューターネットワークを使用して同様の情報を提供する。

【解決手段】ユーザーの努力を支援するために特定の目標達成に必要な同一の努力を含む自己管理項目入力フォームを提供し、ユーザーの入力値に基づいて同じ目標を有する他のユーザーの入力値と比較し、判定結果をユーザーに提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】目標達成のために数値化可能な共通の努力項目を少なくとも一つ持つ、1または複数のユーザーグループに属するユーザーに供される方法であり、それぞれネットワークを介して接続されたサーバーコンピュータとユーザー端末によってなるシステムによって行われる方法であって、ユーザーが自己管理項目入力フォームに入力することによってサーバーコンピュータに送信した入力値データ、またはサーバーコンピュータに記録されたユーザーの入力値データに関して、1または複数の比較処理を行い、得られた結果を判定結果としてユーザーに送信するステップを備えたことを特徴とする自己管理支援方法。
【請求項2】目標達成のために数値化可能な共通の努力項目を少なくとも一つ持つ、1または複数のユーザーグループに属するユーザーに供される方法であり、それぞれネットワークを介して接続されたサーバーコンピュータとユーザー端末によってなるシステムによって行われる方法であって、ユーザー端末が、自己管理項目入力フォームにユーザーによって入力された入力値データを記録するステップと、前記入力値データに関して、1または複数の比較処理を行い、得られた結果を判定結果としてユーザーに送信するステップと、前記入力値データを含むユーザーデータをサーバーコンピュータに送信するステップとを備え、サーバーコンピュータが、送信されたユーザーデータに関して、1または複数の比較処理を行い、得られた結果を判定結果としてユーザーに送信するステップとを備えることを特徴とする自己管理支援方法。
【請求項3】前記自己管理項目入力フォームは、ユーザーの設定に基づいてサーバーコンピュータ、またはユーザー端末が生成し、ユーザーに供したものであることを特徴とする請求項1から2に記載の自己管理支援方法。
【請求項4】前記比較処理ステップが、下記の1)から6)の比較の群から選ばれる1または複数の組み合わせで行われる比較と、比較結果に応じてアドバイス文を選択し、前記各種の比較に用いられたデータと、前記選択されたアドバイス文とを、サーバーコンピュータまたはユーザー端末装置が出力することであることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の自己管理支援方法。
1)前記入力値データと、あらかじめ設定された基準値データとの比較2)前記入力値データの、一定期間の集計値データと基準値データの該期間の集計値データとの比較3)前記入力値データと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データから得られる統計との比較4)前記入力値データのユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の集計値データと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データの該期間の集計値データから得られる統計との比較5)前記入力値データにおける、ある項目の入力値と、それとは異なる1または複数の項目の入力値との比較6)前記入力値データにおける、ある項目の一定期間の入力値の集計値と、それとは異なる1または複数の項目の該期間の入力値の集計値との比較【請求項5】ユーザーによってライバル指定された1または複数のユーザーの、対応する入力値データまたは集計値データが、サーバーコンピュータによって前記判定結果に併せて表示されることを特徴とする請求項1から4に記載の自己管理支援方法。
【請求項6】前記ユーザーグループにおけるユーザーの1または複数の項目の入力値の偏差値が、前記判定結果に含まれることを特徴とする請求項1から5に記載の自己管理方法。
【請求項7】前記ユーザーグループにおけるユーザーの1または複数の項目の入力値の順位が、前記判定結果に含まれることを特徴とする請求項1から5に記載の自己管理方法。
【請求項8】前記自己管理項目入力フォームの項目に、ユーザーが受けたサービスに対するアンケートが含まれることを特徴とする請求項1から7に記載の自己管理支援方法。
【請求項9】
1)前記入力値データと相関関係を求めることの出来る外部データ2)前記入力値データと外部データの相関関係3)前記入力値データと外部データの関係から選択されたアドバイス文上記1)から3)の1または複数が、前記判定結果に含まれることを特徴とする請求項1から8に記載の自己管理支援方法。
【請求項10】請求項1から9に記載の方法を実現するシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークを利用してユーザーの努力を客観的に評価し、またモチベーションを維持するための自己管理支援方法またはシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】努力を継続するための自己管理とモチベーションの維持は非常に重要なものである。何かを成し遂げるために継続的な努力が必要である場合、同様の目標を持つ周囲の存在は重要である。自己の努力が目標達成にふさわしいものなのか、同様の目標を持つ他人はどのような努力をしているのか等を周囲の会話などによって知ることで、モチベーションを維持し、努力を続けることが容易になるからである。通信教育の場合は添削や、模擬試験などにより、努力の結果としての能力向上の相対的な程度や達成度を客観的に評価するシステムは存在するが、努力の程度を直接評価するシステムは従来存在しない。また性格診断のためのシステムなど、ユーザーからの入力を受け付け、入力内容に応じて一定の判定を与えるシステムが存在するが、このようなシステムは、一時的に、また規格的にユーザーを診断するためのものであり、継続的にユーザーの努力を支援するものではない。目的とするものが異なるため、このようなシステムは、ユーザーの入力値を毎日記録して他者と比較することや、ユーザーの細かい環境に対応した項目を備えたものや、また、ユーザー独自の項目を追加する機能を備えたものは存在しない。つまり、日々の努力を継続的に記録し、それに対する評価やアドバイスを与えたり、同様の目標をもった他者との相対的評価を継続的に与え、ユーザーの自己管理を支援するためのシステムは存在していない。学校や予備校では努力の程度に対する評価も会話などから自然に得られることの多い環境であるが、これらの環境を持たない個人にとっては入手困難な環境を与えるための適当な技術は存在していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】周囲に同一の目標を持つ者を見つけられない場合や、周囲の理解を得られない場合は、努力を続けるためのモチベーションの維持や自己管理に大きな困難があることが多く、努力が独りよがりになりやすく、そのため、目標を達成できずに終わることも多い。最近では通信インフラストラクチャーの整備と共に、大学受験予備校が衛星やインターネットで授業を行う例も増えてきており、今後は同一の目標の為に、日常的に同一の集団に属するということも少なくなってくることが予想される。この場合、授業の質は維持できても、互いに切磋琢磨しあう友人を見つけたり、他人の行動をみて自らの行動を反省したりすることの困難から目標達成が難しくなることが予想される。本発明は、このような状況に鑑みて考案されたものであって、目標達成の為に努力している多数の人間の努力を客観的な数値データとして収集、比較することによって、自己の努力が、同様に目標を達成しようとする他のユーザーに比べて、劣っているのか、それとも優位に位置するのか、また、その目標を達成しようとしている他のユーザーはどんな努力をしているのか、等をリアルタイムで知り、更に自分の行動を他者に見てもらうことによって、モチベーションの維持と努力の継続を支援することを、ネットワークの利用によって可能にしようというものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、目標達成のために、勉強時間などの数値化可能な努力項目を少なくとも一つ共有する1または複数のユーザーグループに属するユーザーに供される方法である。
【0005】ユーザーが自己管理項目入力フォームに入力することによってサーバーコンピュータに送信した入力値データ、またはサーバーコンピュータに記録されたユーザーの入力値データに関して、サーバーコンピュータは、1または複数の比較処理を行う。サーバーコンピュータは前記比較処理において得られた結果を判定結果としてユーザー端末装置に送信する。(請求項1)
【0006】また、サーバーコンピュータが、ユーザーを特定することが出来るときには、あらかじめサーバーコンピュータに設定されたユーザーの設定に基づき、ユーザーの属するグループや、ユーザーがあらかじめ行った設定に応じて該ユーザーに適した自己管理項目入力フォームを、ユーザー端末装置に送信する。(請求項3)ユーザーが前記自己管理入力フォームへ入力し、入力値データがサーバーコンピュータに送信されると、サーバーコンピュータは前記入力値データをユーザー情報や日付など必要な情報と関連づけて記録する。ユーザーが望む場合や、サーバーコンピュータの設定によっては、続いて前記入力値データに関して、1または複数の比較処理を行い、得られた結果を判定結果としてユーザー端末に送信する。(請求項1及び3)
【0007】また、サーバーコンピュータが、あらかじめサーバーコンピュータに記録されたユーザーの設定を参照し、ユーザーに適した自己管理項目入力フォームを選択し、ユーザーに対し電子メールとして送信し、ユーザーが前記自己管理項目入力フォームに入力した入力値データの返信を受けるという手法をとることも出来る。サーバーコンピュータは前記入力値データを、ユーザー情報や日付など必要な情報と関連づけて記録し、前記入力値データに関して、1または複数の比較処理を行い、判定結果を得る。サーバーコンピュータは電子メールで前記判定結果をユーザーに送信する。また、ユーザーがユーザー端末を用いてサーバーコンピュータに接続することによって、前記判定結果を得ることも出来る。(請求項1及び3)
【0008】また、ユーザーがプログラム実行可能なユーザー端末装置に本方法を実施するプログラムをインストールすることが出来る場合には次のような手法で本発明の自己管理支援方法を行うことも出来る。ユーザー端末装置は、あらかじめユーザー端末に設定された該ユーザーの設定情報に基づき、ユーザーに適した自己管理項目入力フォームを前記ユーザー端末に表示する。ユーザーが前記自己管理項目入力フォームの各項目に入力を終えると、ユーザー端末は入力値データを、日付など必要な情報と関連づけて記録する。ユーザーが望むとき、または既定の設定に応じてユーザー端末は、前記入力値データについて、1または複数の比較処理を行うことが出来、ユーザー端末に判定結果を表示することが出来る。また、更に、前記入力値または、ユーザー端末に記録されているデータをサーバーコンピュータに送信することで、1または複数の比較処理をサーバーコンピュータが行い、判定結果としてユーザー端末に表示することが出来る。(請求項2及び3)
【0009】また、前記比較処理ステップが、下記の1)から6)の比較の群から選ばれる1または複数の組み合わせで行われる比較と、比較結果に応じてあらかじめ設定されているアドバイス文から設定に基づいてアドバイス文を選択し、前記各種の比較に用いられたデータと、前記選択されたアドバイス文とを、あらかじめサーバーコンピュータまたはユーザー端末に記録された設定に基づいて出力することであってよい。(請求項4)
1)前記入力値データと、あらかじめ設定された基準値データとの比較2)前記入力値データの、ユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の集計値データと基準値データの該期間の集計値データとの比較3)前記入力値データと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データから得られる統計との比較4)前記入力値データのユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の集計値データと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データの該期間の集計値データから得られる統計とめ比較5)前記入力値データにおける、ある項目の入力値と、それとは異なる1または複数の項目の入力値との比較6)前記入力値データにおける、ある項目のユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の入力値の集計値と、それとは異なる1または複数の項目の該期間の入力値の集計値との比較。
【0010】また、1または複数のユーザーをユーザーがライバルとして設定しておくと、サーバーコンピュータは、ライバル設定されたユーザーの、対応する入力値または集計値を前記それぞれの判定結果表示にあわせて表示することも出来る。(請求項5)
【0011】また、前記判定結果にユーザーの入力値データの1または複数の項目についての、前記ユーザーグループにおける、ユーザーの偏差値を併せて表示することも出来る。(請求項6)
【0012】また、サーバーコンピュータは、ユーザーの入力値データの1または複数の項目についての前記ユーザーグループにおける(ユーザーの順位を、前記判定結果に含めることも出来る。(請求項7)
【0013】また、前記自己管理項目入力フォームの項目に、ユーザーが受けたサービスに対するアンケートが含まれるようにすることもできる。(請求項8)
【0014】また、模擬試験などの結果と、入力値データとの相関関係や、その関係からアドバイス文を選択したものを、サーバーコンピュータによって前記判定結果に含めることも出来る。(請求項9)
【0015】また、以上の方法を実現するシステムでもあり得る。(請求項10)
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1は本発明の方法をインターネットの利用によって実現した実施例である。サーバーコンピュータとしての基本的な機能を備えたサーバーコンピュータ2と、汎用コンピュータであるユーザー端末4、WWWブラウジングの可能な携帯端末1によって実現することを想定したものである。ユーザーは携帯端末1から、携帯基地局6、及びインターネット7を介して、あるいはまた、端末コンピュータ4から、ISP(インターネットサービスプロバイダ)8、インターネット7を介して、本発明の自己管理システムを実現しようとするサービス提供先のサーバーコンピュータ3に接続することができるものとする。端末は携帯、固定等状況に合わせて選択することが出来る。
【0017】ユーザー端末4および携帯端末1、サーバーコンピュータ3はいずれも基本的な入出力装置として、キーボード、ディスプレイなどを備えており、サーバーコンピュータのハードディスク装置3には自己管理支援方法を行うプログラムであるサーバープログラム21がインストールされている。ユーザー端末4のハードディスク5には自己支援管理方法の機能を、サーバープログラム21と分かち持つクライアントプログラム11がインストールされている。
【0018】一般に、サーバーコンピュータにはWWWサービスを行うためのプログラム、メールの送受信を行うためのプログラム、CGIスクリプトなど複数のプログラムがインストールされ、複雑なWWWサービスにおいては、これらが協調して作業を行う。本発明の方法を行う際にもサーバーコンピュータにおけるこれらの複数のソフトウエアの組み合わせによって実現されることになるが、上記ソフトウエアは様々に選択組み合わせが可能であり、また、一意に定まるものではない。そこで、本発明の方法の実現に必要な機能を備えたものとしてサーバープログラムと呼ぶことにする。
【0019】図1における本発明の自己管理支援方法のサービス提供者が、予備校であって、ユーザーが該予備校に通い、大学合格を目指す受験生であるとした場合の比較的理想的な実現形態について具体的に説明する。説明を具体的にするため、ユーザーは東京大学理科三類を目指すものとしておく。ユーザーは、サービス提供者である予備校の生徒というグループG1と、東京大学理科三類を目標とする東大理三クラスというクラスの生徒というグループG2と、二つのグループに属していることにする。自己管理項目入力フォームを入力する期間の単位は、一週間、一ヶ月、数時間など、目標にあった様々な単位で考えることが出来るが、以下の説明においてはユーザーが本発明の自己管理支援方法を毎日行うこととし、従って自己管理項目入力フォームへの記入が毎日行われるものとする。
【0020】ユーザーが携帯端末1のWWWブラウザにサービス提供先のURLを入力し、サーバーコンピュータ2に接続すると、サーバープログラムはユーザー認証を行う。ユーザーが特定されると、サーバープログラムは、ユーザー端末に、ユーザーの選択を促すメニュー画面図2を送信する。ユーザーがメニュー画面図2から「入力」を選択すると、サーバープログラム21は、カレンダー図3を表示し、該ユーザーに入力する日付の指定を促す。該ユーザーが日付を指定すると、サーバープログラム21はハードディスク3に記録されている該ユーザーのデータを参照する。該ユーザがグループG1とグループG2に属していることから、グループG1に共通の自己管理項目にグループG2の生徒のために設定された「英単語暗記」の項目を加える。サーバープログラム21は、こうして生成された該ユーザーに適した自己管理項目入力フォーム図5をユーザー端末1に送信する。
【0021】また、別に個人設定ページ図4等を用意し、自己管理項目入力フォームにユーザーのカスタマイズを加えることが出来るようにすることも可能であり、勉強時間も科目別の消費時間に細分化することも可能である。自己管理項目入力フォームの各項目も日々固定である必要はなく、例えばユーザーの日々の授業時間割に連動して変化させること等も考えられる。
【0022】ユーザーが前記自己管理入力フォームの各項目に入力を終え、送信ボタンを押すと、入力値データがサーバーコンピュータ2に送信され、サーバープログラム21はこれをユーザー名、日付情報とともにハードディスク3に記録する。
【0023】一般に、ファイルにはOSによって自動的に日付及び時間がファイル属性として加えられ、記録される。これを入力値データの日付として用いる場合や、自己管理項目入力フォームに入力を行う日付が明らかである場合は、図3のような日付指定を省略し、前記メニュー画面図2の「入力」から直接自己管理項目入力フォーム図5を表示しても良い。
【0024】また、ユーザーの日付指定と、自己管理入力フォームの表示の順序は上記に限らない。自己管理入力フォームが日付によって変化させる必要のない場合は、逆でも良いし、ユーザーの入力日を、前記入力値データと関連づける日付とするときには、日付指定を省くことも出来る。
【0025】また、ユーザーがユーザー端末4を用いて、本発明の自己管理支援方法を行うことも想定される。この場合はユーザー端末4のハードディスク5に入力値データを記録することが出来るので、インターネット接続を行わずに、自己管理入力フォームへの入力と、判定結果を得ることなどが出来る。
【0026】ユーザー端末4のクライアントプログラム11が、日付入力フォーム図3を表示し、ユーザーからの日付の指定を受ける。日付が指定されると、クライアントプログラム11はユーザーに適した自己管理入力フォームを表示する。ユーザーが入力を終了すると、クライアントプログラム11は入力値を前記指定された日付と関連づけ、ハードディスク5に保存する。
【0027】クライアントプログラムの設定によって、あるいはユーザーが望むときには、続いて、クライアントプログラム11が、前記入力値データに関して、1または複数の比較処理を行い、得られた結果を判定結果としてユーザーに表示するようにすることもできる。
【0028】ユーザーが更に詳細な判定結果を望むときには、クライアントプログラム11はサーバーコンピュータ2に接続し、データの送受信を行うともできる。クライアントプログラム11がユーザー認証を代わって行い(もちろんユーザーが行うよう設定することも出来る)ハードディスク5に保存されているユーザーデータをサーバーコンピュータ2に送信する。サーバープログラム21は受け取ったデータを記録する。
【0029】ユーザーが携帯端末1を用いて、サーバーコンピュータ2に接続し、自己管理項目入力フォーム図3への入力を終え、入力値データをサーバープログラムに送信した請求項1の実施例と、ユーザーがユーザー端末1を用いて自己管理項目入力フォーム図3への入力を終え、入力値データをサーバーコンピュータ2に送信した請求項2の実施例をここまでで説明した。設定によっては、メニュー画面図2等に戻り、ユーザーに判定方法を選択させるなどのユーザーインターフェイスも考えられるが、ここでは、サーバープログラム21によって、引き続き比較処理が行われるものとする。
【0030】以下に述べるサーバープログラム21が行う各種の比較処理については請求項1と請求項2で共通である。
【0031】1)前記入力値データと、あらかじめ設定された基準値データとの比較2)前記入力値データの、ユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の集計値データと基準値データの該期間の集計値データとの比較3)前記入力値データと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データから得られる統計との比較4)前記入力値データのユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の集計値データと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データの該期間の集計値データから得られる統計との比較5)前記入力値データにおける、ある項目の入力値と、それとは異なる1または複数の項目の入力値との比較6)前記入力値データにおける、ある項目のユーザーの指定した、または既定の設定による一定期間の入力値の集計値と、それとは異なる1または複数の項目の該期間の入力値の集計値との比較。
【0032】サーバープログラム21は、上記の1)から6)の比較の群から選ばれる1または複数の組み合わせで行われる比較と、比較結果に応じて既定の設定に基づいてアドバイス文を選択する。また、前記各種の比較に用いられたデータと、前記選択されたアドバイス文とを、ユーザー端末1またはユーザー端末4に送信する。
【0033】これらについて、ユーザーの入力例図6および、判定結果図7、図8を用いて、比較例と比較結果と、アドバイス文の例について具体的に説明する。
【0034】1)について、あらかじめサーバープログラム21に設定された基準値データが、例えば項目「メール」について10であり、ユーザーが入力した入力値が20であるならば、例えばこれら二つを比較することを意味し、比較結果(該ユーザーのメール項目入力値)>(基準値)を得る。これに対してアドバイス文「メールが多すぎます。大分時間を使っているのではないですか」を選択する。
【0035】2)については、ユーザーが、一定期間を指定して該期間での自己の努力を概観したいと望むときや、メニュー図2から「今日までの集計判定結果を見る」を選択した場合に行われる。「今日までの集計判定結果を見る」が選ばれると、サーバープログラム21は本発明の自己管理支援方法を始めた日を始点とし、判定結果を得ようとする日を終点とする期間について、基準値を合計し、ユーザーの日々の入力値を同期間合計し、比較する。
【0036】3)については、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データから得られる統計について、本実施例について具体的に説明するならば、グループG1、グループG2のそれぞれについて、各項目毎に少なくとも平均値、最高値、最低値、標準偏差などが得られる。統計とはこれらを指している。前記ユーザーの入力値データの各項目の入力値と、対応する項目の統計を比較する。例えば「勉強」項目について、勉強項目の前記ユーザーの入力値と、グループG2での平均値を比較することを意味する。図7の勉強項目の入力値が5であり、グループG2での勉強項目の入力値が5.5であるならば、これらの比較によって比較結果(該ユーザーの勉強項目入力値)<(平均値)を得る。この結果に応じて、アドバイス文「東京大学理科三類を目指す仲間はもっと勉強しているようです」を選択する等が考えられる。もちろん(該ユーザーの勉強項目入力値)>(平均値)であれば「なかなかがんばっているようです」や、(該ユーザーの勉強項目入力値+3)>(平均値)であれば、「よく頑張っています。この調子でがんばりましょう」なども同様に設定しておくことができる。
【0037】4)については2)と同様にユーザーによって一定期間の判定結果がリクエストされた場合に、該ユーザーの入力値データの該期間での集計値データを得、これと、前記ユーザーグループに属するユーザーの入力値データの該期間での集計値データから得られる統計とを比較する。
【0038】5)における第一の項目の入力値と、それとは異なる1または複数の項目の入力値の比較とは例えば、(勉強項目の入力値)−(遊び項目の入力値)−(電話項目の入力値)等で表される演算を行うことを意味し、結果が2より小であれば、「もっと勉強時間を使えるのでは?」などのアドバイス文を選択することが考えられる。
【0039】6)についてもユーザーが一定期間の判定結果を望んだ場合に、(勉強項目の入力値の該期間での集計値)−(遊び項目の入力値の該期間での集計値)−(電話項目の入力値の該期間での集計値)等で表される演算を行うことを意味し、結果が(2×該期間の入力回数)より小であれば、「もっと勉強時間を使えるのでは?」などのアドバイス文を選択することが考えられる。
【0040】上記実施例には、一日の入力に対して、一日の判定結果を出力する例を示したが、当日までの一定期間の集計による判定結果を出力することも考えられる。実際の運用においては双方を同時に行うのが効果的であると考えられる。
【0041】またこれらの各種の比較および比較処理は排反である必要はない。例えば睡眠項目に基準値6を定め、これより低ければ「睡眠時間の確保は必要です」をアドバイス文として選択し、ユーザーの入力値が基準値6より大きく、且つグループG1での平均値よりも大きければ、「皆もっと睡眠時間を削っているようです」などの手法も必要であろう。
【0042】以上、比較の1または複数が行われ、それに応じてあらかじめ設定されたアドバイス文の中から適当なものが選択されると、前記入力値データや、前記ユーザーグループの入力値データの平均値などの統計を初めとする比較対照である各種データや、アドバイス文等を選択し、判定結果としてユーザー端末に送信する。図7に入力値データ、ユーザーグループG2の入力値データの平均値、最高値、順位、ユーザーグループG1での偏差値、ライバル設定されたユーザーBの入力値データなどを示した。偏差値の表示は請求項6、順位の表示は請求項7、ライバル設定されたユーザーBの入力値の併記については、請求項5の実施例である。図8にはアドバイス文の例を示した。図7,図8に一日での判定結果例である。
【0043】比較方法をどのように選び、どのようなアドバイス文を設定し、また、得られる各種結果のうち、どのような判定結果をユーザーに提供するのが適当なのかについては、ユーザーの目標や、項目の性質によって異なる。図は実施の一例にすぎず、目標や努力の性質に応じて様々な組み合わせ、表現方法があり得る。比較処理の結果を出力する際にはユーザーの性質や目標にあった設定があらかじめなされ、これに基づいて出力される。
【0044】ユーザーが、一定期間の集計を望むときにはメニュー画面図2から、期間の入力を行い、送信ボタンを押す。サーバープログラム21は前記比較処理のうち、2)、4)、6)を行い、判定結果としてユーザー端末1またはユーザー端末4に送信する。9月1日から9月11日までの集計を望んだ場合の判定結果例を示した。
【0045】また、自己管理入力フォームの項目がユーザーの当日の授業によって日々変化するように設定されている時には、図10に示すように、授業に対するアンケートを付け加えることも有効である。
【0046】また、請求項1の他の実施例として、サーバーコンピュータが、ユーザーに対し、自己管理項目入力フォームを電子メールとして送信し、ユーザーによって前記自己管理項目入力フォームに入力された入力値データに関して、比較処理を行い、判定結果を再び電子メールとしてユーザーに返信するという手法等も考えられる。
【0047】請求項1の実施例として不特定多数のユーザーに対して、ユーザーの特定を行わず、入力値データを受け付け、判定結果を与えるという形態もありうる。その場合に考えられるユーザーインターフェイスとして、ユーザーに対して、サーバープログラムがいくつかの選択肢を与え、選択結果によってユーザーの属するグループを決定し、ユーザーにあった比較処理を行うということが考えられる。
【0048】また、自己管理フォームは、予備校の作った詳細なカリキュラムを反映したものとし、カリキュラムをどれだけこなすことが出来るかを比較するようなものでも良く、ビデオによって授業を受けるユーザーなどにはこの手法が有効である。つまり、例えば図11のような一週間のビデオによる講義のカリキュラムを、ユーザーの自己管理項目入力フォームとして設定し、ユーザーがどれだけ視聴したかについて入力させるものである。
【0049】図12には判定結果例を示した。講義ビデオ視聴回数によってサーバーコンピュータが順位付けし、偏差値を求め、その結果によってアドバイス文が選択されている。また自己学習時間についても同様の処理が行われている。また、請求項9の実施例として、模擬試験との関係によってサーバーコンピュータがアドバイス文を選択した例を示した。
【0050】以上の説明において用いた図やユーザーインターフェイス、比較処理手法等は、あくまで可能な実施例の一例にすぎない。例えば、ユーザーグループは本発明の自己管理支援方法を行うユーザー全員、という単一のユーザーグループであっても良いし、また、これら各種の実施例は排反である必要はなく、ユーザー環境に応じて様々に組み合わせて用いるのが好ましい。
【発明の効果】本発明を利用することで、曖昧になりがちであった努力を客観的に把握することが出来、日々の克己に役立つ。また、本発明の自己管理支援方法の主催者側にとっては、生徒の毎日の行動や心境、授業への感想等を収集することで、適切なフォローを与えたり、またデータの蓄積による授業方法や学習システムの改善や開発などにも利用することが期待できる。また、本発明はサーバーコンピュータへの定期的で大規模のアクセスを作り出すため、広告などと組み合わせて実施することで、付加的な効果も期待できる。
【出願日】 平成14年5月14日(2002.5.14)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−331119(P2003−331119A)
【公開日】 平成15年11月21日(2003.11.21)
【出願番号】 特願2002−176428(P2002−176428)