トップ :: G 物理学 :: G06 計算;計数




【発明の名称】 SYSOUTオーバロード自動解除制御方法及び装置
【発明者】 【氏名】薄井 和夫
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株式会社内

【要約】 【課題】システムの実情に応じたきめの細かいSYSOUTオーバロード自動解除制御を実現し、システム運用の質的の向上と運用工数の削減を図る。

【解決手段】ホストコンピュータ1で処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用の標準SYSOUTファイル装置4に蓄積していくシステムにおいて、この標準SYSOUTファイル装置4の使用率を監視し、使用率が予め設定した一定の水準値を越えた場合に、SYSOUTオーバロード警告水準と判断し、SYSOUTオーバロード警告処理を開始し、オーバロード自動解除制御処理を行う。すなわち、予めJCL(ジョブ制御言語)によって管理テーブルにジョブ単位で設定されている処置内容の指定データに基づいてジョブ単位でファイルの削除や移転を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホストコンピュータで処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用ファイル装置に順次蓄積していくコンピュータシステムにおいて、前記共用ファイル装置のSYSOUTファイルによるオーバロードを管理するSYSOUTオーバロード自動解除制御方法であって、前記共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点を越えた場合に、予めオーバロード警告開始時の処置内容が登録された管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて前記共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行う、ことを特徴とするSYSOUTオーバロード自動解除制御方法。
【請求項2】 前記管理テーブルには、前記オーバロード警告開始点を示す情報と前記オーバロード警告開始時の処置内容が登録されていることを特徴とする請求項1記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法。
【請求項3】 前記管理テーブルには、各ジョブのジョブクラスに対応して前記オーバロード警告開始時の処置内容が登録され、前記ジョブクラス毎に対応する処置を行うことを特徴とする請求項1記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法。
【請求項4】 前記管理テーブルの処置内容は予め既定値として登録され、外部入力によって適宜に変更可能であることを特徴とする請求項2または3記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法。
【請求項5】 前記外部入力は、JCLデータによる入力であることを特徴とする請求項4記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法。
【請求項6】 前記オーバロード警告開始点は、前記共用ファイル装置がオーバロード状態となるオーバロード制御開始点よりも小さい使用率に対応する点であることを特徴とする請求項1記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法。
【請求項7】 ホストコンピュータで処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用ファイル装置に順次蓄積していくコンピュータシステムにおいて、前記共用ファイル装置のSYSOUTファイルによるオーバロードを管理するSYSOUTオーバロード自動解除制御装置であって、予め前記共用ファイル装置に対するオーバロード警告開始時の処置内容を登録された管理テーブルと、前記共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点に達したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、前記共用ファイル装置の使用率がオーバロード警告開始点に達した場合に、前記管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて前記共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行う制御手段と、を有することを特徴とするSYSOUTオーバロード自動解除制御装置。
【請求項8】 前記管理テーブルには、前記オーバロード警告開始点を示す情報と前記オーバロード警告開始時の処置内容が登録されていることを特徴とする請求項7記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御装置。
【請求項9】 前記管理テーブルには、各ジョブのジョブクラスに対応して前記オーバロード警告開始時の処置内容が登録され、前記ジョブクラス毎に対応する処置を行うことを特徴とする請求項7記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御装置。
【請求項10】 前記管理テーブルの処置内容は予め既定値として登録され、外部入力によって適宜に変更可能であることを特徴とする請求項8または9記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御装置。
【請求項11】 前記外部入力は、JCL入力装置によるJCLデータによって入力されることを特徴とする請求項10記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御装置。
【請求項12】 前記オーバロード警告開始点は、前記共用ファイル装置がオーバロード状態となるオーバロード制御開始点よりも小さい使用率に対応する点であることを特徴とする請求項7記載のSYSOUTオーバロード自動解除制御装置。
【請求項13】 ホストコンピュータで処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用ファイル装置に順次蓄積していくコンピュータシステムにおいて、前記共用ファイル装置のSYSOUTファイルによるオーバロードを管理するSYSOUTオーバロード自動解除制御を実行させるプログラムであって、前記コンピュータシステムに対し、前記共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点を越えた場合に、予めオーバロード警告開始時の処置内容が登録された管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて前記共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行うように制御する、ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SYSOUT(システム出力ストリーム)ファイルの使用率を監視するSYSOUTオーバロード自動解除制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種のジョブをコンピュータによって実行し、そのSYSOUT(システム出力ストリーム)ファイルをファイル装置に蓄積していく場合に、ファイル装置に対するSYSOUTオーバロードの監視を行う監視装置が利用されている。すなわち、このシステムでは、SYSOUTファイルがファイル装置の容量を越えて出力された場合、その旨をシステム運用者に通知し、オーバロードに対する所定の処置(原因の究明、デリバリの削除/私有ファイルへの複写等)をシステム運用者が行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術のようなシステムでは、オーバロード発生後の処置を人為的な作業で行うため、システム運用の安定性等が作業者の操作や判断に依存し、また、作業者の負担が大きくなるという問題がある。また、この種のコンピュータシステムとして、従来は、ファイル装置の使用率を判定してコンピュータからのファイル情報の出力量を抑制したり、ファイル装置からファイルを削除するようなシステムが提案されている(たとえば、特開2000−10924号、特開2000−155708号、特開平7−219821号等参照)。しかし、これらは単にファイル情報を量的に制御するものであり、たとえばジョブの性格等に対応して有効な処理を行えないものであるので、有効なシステム運用を実現できないという問題がある。
【0004】そこで本発明の目的は、システム運用の質的の向上を図ることができ、また、運用工数の削減を可能としたSYSOUTオーバロード自動解除制御方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成するため、ホストコンピュータで処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用ファイル装置に順次蓄積していくコンピュータシステムにおいて、前記共用ファイル装置のSYSOUTファイルによるオーバロードを管理するSYSOUTオーバロード自動解除制御方法であって、前記共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点を越えた場合に、予めオーバロード警告開始時の処置内容が登録された管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて前記共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行うことを特徴とする。
【0006】また本発明は、ホストコンピュータで処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用ファイル装置に順次蓄積していくコンピュータシステムにおいて、前記共用ファイル装置のSYSOUTファイルによるオーバロードを管理するSYSOUTオーバロード自動解除制御装置であって、予め前記共用ファイル装置に対するオーバロード警告開始時の処置内容を登録された管理テーブルと、前記共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点に達したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、前記共用ファイル装置の使用率がオーバロード警告開始点に達した場合に、前記管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて前記共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】本発明のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法及び装置では、共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点を越えた場合に、予めオーバロード警告開始時の処置内容が登録された管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行うことから、共用ファイル装置がオーバロードする前に管理テーブルの登録に基づいてファイルの削除や移転の処置を行い、適正な方法でオーバロード状態の解除を自動的に行うことができる。したがって、システム運用の質的の向上を図ることができ、また、運用工数の削減を行うことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるSYSOUTオーバロード自動解除制御方法及び装置の実施の形態例について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限定されないものとする。
【0009】本実施の形態は、ホストコンピュータで処理した各種ジョブのSYSOUTファイルを共用のファイル装置(以下、標準SYSOUTファイル装置という)に蓄積していくシステムにおいて、この標準SYSOUTファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した一定の水準値を越えた場合に、SYSOUTオーバロード警告水準と判断し、SYSOUTオーバロード警告処理を開始し、標準ファイル装置のファイルを他のファイル装置(以下、私有SYSOUTファイル装置)に移転したり、標準SYSOUTファイル装置のファイルを削除したりするオーバロード自動解除制御処理を、予めJCL(ジョブ制御言語)によって管理テーブルにジョブクラス毎に設定されている処置内容の指定データに基づいてジョブ単位で選択的に実行することにより、自動的にSYSOUTオーバロード警告水準を解除して、次のジョブを継続的に行えるようにしたものである。
【0010】以下、本実施の形態による具体的実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態によるSYSOUTオーバロード自動解除制御方法及び装置を適用したコンピュータシステムの構成例を示すブロック図である。図示のように、このシステムは、各種のアプリケーションプログラム処理を実行するホストコンピュータ1と、このホストコンピュータ1に接続された端末装置2、JCL入力装置3、標準SYSOUTファイル装置(共用ファイル装置)4、及び私有SYSOUTファイル装置(他のファイル装置)5とを有するものである。
【0011】端末装置2は、オペレータがホストコンピュータ1を利用して各種の処理を行うものである。JCL入力装置3は、ホストコンピュータ1に各種のジョブを設定するためのJCL入力を行うものである。標準SYSOUTファイル装置4は、ホストコンピュータ1から出力されるSYSOUTデータを順次格納、蓄積するファイル装置であり、本システムの利用者が共用するファイル装置である。私有SYSOUTファイル装置5は、標準SYSOUTファイル装置4に蓄積されたファイルを転送して蓄積するファイル装置であり、個別の利用者が利用するファイル装置である。
【0012】また、ホストコンピュータ1には、登録手段6と、管理テーブル7と、ジョブ入力手段8と、ジョブ実行手段9と、判定手段10と、複写手段11が設けられている。登録手段6は、端末装置2からの入力に基づいて各種のデータを管理テーブル7に登録するためのものである。また、管理テーブル7には、ホストコンピュータ1が各種動作を実行するためのデータが格納されるが、特に本例では、SYSOUTオーバロード制御開始点、SYSOUTオーバロード制御解除点、SYSOUTオーバロード警告開始点、SYSOUTオーバロード警告解除点の各データが格納される。
【0013】ここで、SYSOUTオーバロード制御開始点は、オーバロード制御の動作を開始するSYSOUTファイル装置の使用率に対応する点であり、SYSOUTオーバロード制御解除点は、オーバロード制御の動作を解除するSYSOUTファイル装置の使用率に対応する点である。これらは従来のシステムと同様に、SYSOUTファイル装置の使用率がオーバロード状態となった場合に、それをシステム運用者が解除する操作を行うために用いるものである。また、SYSOUTオーバロード警告開始点、及びSYSOUTオーバロード警告解除点は、本実施の形態によるシステムで新たに設けたものであり、SYSOUTオーバロード警告開始点は、以下に説明する本実施の形態のシステム固有の制御を開始するためのSYSOUTファイル装置の使用率に対応する点であり、オーバロード警告解除点は、本実施の形態のシステム固有の制御を終了するためのSYSOUTファイル装置の使用率に対応する点である。
【0014】これら開始点/解除点の登録にあたっては、次の関係を満足するように登録する。
(1)制御開始点≧制御解除点(2)警告開始点>警告解除点(3)制御開始点>警告開始点(4)制御解除点≧警告開始点【0015】また、管理テーブル7には、SYSOUT警告開始時に行う処置内容を示すデータが格納されている。この処置内容は、本システムで処理を行う各種ジョブについて重要性や性格等に基づくジョブクラスを設定し、SYSOUT警告開始時に処置するSYSOUTファイルのジョブクラス毎に「デリバリの削除」「私有ファイルへの複写指示」といった処置内容を登録したものである。この処置内容の登録は、JCL入力装置3からJCLによるコマンドデータを入力することにより適宜変更可能であるが、変更入力のない初期の状態では予め設定されている既定値が登録されているものとする。また、管理テーブル7には、JCL入力装置3からの入力によって標準SYSOUTファイル装置4のSYSOUTファイルをコピーする私有SYSOUT装置5内のファイル名を登録する。なお、これらの登録操作は、本システムの運用開始にあたって必要となる操作であるが、一度行えば運用変更が発生するまでは不要であるものとする。
【0016】また、ジョブ入力手段8は、JCL入力装置3からJCLによるコマンドデータを入力してジョブの特定等を行うものであり、ジョブ実行手段9は、ジョブ入力手段8によって特定されたジョブを実行するものである。また、判定手段10は、標準SYSOUTファイル装置4からの使用率(ファイル残量)を示す信号によって標準SYSOUTファイル装置4の使用率を判定するものである。また、複写手段11は、SYSOUT警告開始時に行う処置内容に対応して該当するファイルの複写や削除の処理を行うものである。
【0017】次に、本例のシステムにおけるジョブの処理作業と、SYSOUTオーバロード警告開始点、及びSYSOUTオーバロード警告解除点を用いたSYSOUTオーバロード自動解除制御について説明する。まず、ジョブの投入指示によってジョブ入力手段8が動作し、JCL入力装置3からJCLを読込み、JCL指定によるSYSOUTオーバロード警告開始時の処置内容(デリバリの削除/私有ファイルへの複写指示)と、ジョブ名及びジョブクラスを管理テーブル7に登録する。なお、SYSOUTオーバロード警告開始時の処置内容は、予め既定値としてジョブクラス毎に管理テーブル7に登録されており、ここで新たに処置内容を登録しない場合には、その既定値が用いられる。そして、このような各情報の登録後、ジョブ入力手段8は、ジョブ実行手段9に対し、JCL入力装置3から入力されたJCLデータを通知する。
【0018】ジョブ実行手段9は、この通知されたJCLデータの内容に従ってジョブを実行し、その処理結果を標準SYSOUT装置4に出力し、ジョブの実行が終了すると判定手段10に通知する。これに伴い、判定手段10は、標準SYSOUTファイル装置4の使用率を確認し、管理テーブル7内のSYSOUTオーバロード警告開始点情報と比較し、折り返し、その比較結果(大小関係)をジョブ実行手段9に通知する。ジョブ実行手段9は、この通知された結果を確認し、標準SYSOUTファイル装置の使用率がSYSOUTオーバロード警告開始点を超えている場合は、複写手段11に標準SYSOUTファイル装置4の処理を依頼する。
【0019】これを契機にして、複写手段11が動作し、ジョブ入力手段8によって登録されたジョブ名とそのジョブに関するSYSOUTオーバロード警告開始時点の処置情報(デリバリの削除/私有ファイルへの複写指示)を取出し、処置内容がデリバリの削除指定の場合には、標準SYSOUTファイル装置4から該当ジョブの実行結果を削除する。また、処置内容が私有ファイルへの複写指定の場合には、標準SYSOUT装置4から該当ジョブの実行結果を読込むと同時に、私有SYSOUT装置5に複写し、標準SYSOUT装置4から該当ジョブの実行結果を削除し、判定手段10に通知する。
【0020】この通知を受けた判定手段10は、再び標準SYSOUTファイル装置4の使用率を確認し、管理テーブル7内のSYSOUTオーバロード警告解除点情報と比較し、その比較結果(大小関係)を複写手段11に通知する。これにより複写手段11は、通知された内容を確認し、標準SYSOUTファイル装置4の使用率がSYSOUTオーバロード警告解除点を超えている場合には、既に実行済みのジョブ名とそのジョブに関するSYSOUTオーバロード警告開始時点の処置情報(デリバリの削除/私有ファイルへの複写指示)を取出し、上記と同様にデリバリの削除指定の場合には標準SYSOUT装置4から該当ジョブの実行結果を削除する。また、私有ファイルへの複写指定の場合には標準SYSOUT装置4から該当ジョブの実行結果を読込むと同時に、私有SYSOUT装置5に複写し、標準SYSOUT装置4から該当ジョブの実行結果を削除し、判定手段10に通知する。
【0021】ここで判定手段10は、再び標準SYSOUTファイル装置4の使用率を確認し、管理テーブル7内のSYSOUTオーバロード警告解除点情報と比較し、折り返し、その比較結果(大小関係)を複写手段11に通知する。これを契機にして、再度複写手段11が動作し、標準SYSOUTファイル装置4の使用率がSYSOUTオーバロード警告解除点を下回るまで、上記と同様の処理を繰り返す。このようにして、各ジョブのジョブクラスに応じた処置を行い、SYSOUTオーバロードの自動解除制御を行うことができる。
【0022】以上のような本実施の形態では、SYSOUTオーバロード警告開始時に、自動的に不要な標準SYSOUTファイル装置からのファイル削除あるいは私有SYSOUTファイル装置5への複写処理を行うことにより、次のような効果を得ることが可能となる。
(1)標準SYSOUTファイル装置4のオーバロード制御開始点を高く設定できるようになるため、従来に比べて標準SYSOUTファイル装置4の有効利用が促進できる。
(2)SYSOUTファイルのオーバロードが起こりにくくなっており、また、オーバロードが起こったとしても、それを解除する処置が自動化されているので、オーバロード監視や発生時の対応等、運用工数の削減及び運用品質の向上を図ることができる。
(3)オーバロード警告開始時の処置をジョブクラス毎に登録し、かつ、ファイルの削除や複写等の処理を選択して実行でき、システム運用の実情に応じて最適な処置を細かく行うことができ、有用なオーバロード対策を行うことが可能となり、システムの付加価値や作業の効率性を向上することが可能となる。
【0023】なお、以上のような本実施の形態による機能は、ホストコンピュータを制御するプログラムによっても実現できるものであり、このようなプログラムも本発明の範囲に含まれるものとする。また、上述した実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記の例に限定されず、種々の変形が可能である。たとえば、管理テーブル7への登録やオーバーロードの自動解除のためのファイル移転をネットワークを通して行うような方法を採用してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のSYSOUTオーバロード自動解除制御方法によれば、共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点を越えた場合に、予めオーバロード警告開始時の処置内容が登録された管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行うことから、共用ファイル装置がオーバロードする前に管理テーブルの登録に基づいてファイルの削除や移転の処置を行い、適正な方法でオーバロード状態の解除を自動的に行うことができ、システムの実情に応じたきめの細かいSYSOUTオーバロード自動解除制御を行えることから、システム運用の質的の向上を図ることができ、また、運用工数の削減を行うことが可能となる。
【0025】また、同様に本発明のSYSOUTオーバロード自動解除制御装置によれば、共用ファイル装置の使用率を監視し、使用率が予め設定した所定のオーバロード警告開始点を越えた場合に、予めオーバロード警告開始時の処置内容が登録された管理テーブルを参照し、その登録内容に基づいて共用ファイル装置に蓄積されたファイルの削除または他のファイル装置への移転を含むオーバロード解除処理を行うことから、共用ファイル装置がオーバロードする前に管理テーブルの登録に基づいてファイルの削除や移転の処置を行い、適正な方法でオーバロード状態の解除を自動的に行うことができ、システムの実情に応じたきめの細かいSYSOUTオーバロード自動解除制御を行えることから、システム運用の質的の向上を図ることができ、また、運用工数の削減を行うことが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号
【出願日】 平成14年5月16日(2002.5.16)
【代理人】 【識別番号】100089875
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 茂
【公開番号】 特開2003−330766(P2003−330766A)
【公開日】 平成15年11月21日(2003.11.21)
【出願番号】 特願2002−141149(P2002−141149)