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【発明の名称】 予備ディスク割り当て方式及びその方法
【発明者】 【氏名】松原 孝浩
【住所又は居所】愛知県日進市米野木町南山500番地20 中部日本電気ソフトウェア株式会社内

【要約】 【課題】ディスク群を、サブディスク群と予備ディスク群に分け、サブディスク群の負荷状況に応じて、ディスクの動的組込み及び取戻しにて入出力負荷分散を図った予備ディスク割り当て方式を提供する。

【解決手段】投入された各ジョブに対して、ジョブが属するワークグループであって複数の物理ディスクより構成されるもののうちの1の物理ディスクを割り当てる割当手段と、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての上限値よりも高いか否かを判断する手段と、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループを構成する物理ディスクとして予備ディスクを追加する手段と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 投入された各ジョブに対して、ジョブが属するワークグループであって複数の物理ディスクより構成されるもののうちの1の物理ディスクを割り当てる割当手段と、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての上限値よりも高いか否かを判断する手段と、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループを構成する物理ディスクとして予備ディスクを追加する手段と、を備えることを特徴とする予備ディスク割当方式。
【請求項2】 請求項1に記載の予備ディスク割当方式において、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての下限値よりも低いか否かを判断する手段と、前記平均アクセス頻度が前記下限値よりも低いと判断されたワークグループについて、追加されている予備ディスクを削除する手段と、を更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方式。
【請求項3】 請求項1に記載の予備ディスク割当方式において、前記上限値を更新する手段を更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方式。
【請求項4】 請求項2に記載の予備ディスク割当方式において、前記下限値を更新する手段を更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方式。
【請求項5】 請求項1に記載の予備ディスク割当方式において、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループに追加されている予備ディスクの数が所定値に達しているときには、当該ワークグループを構成する物理ディスクとしての予備ディスクの更なる追加を行わない手段を更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方式。
【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の予備ディスク割当方式において、前記割当手段は、ジョブ記述文に記載されたジョブの投入要求を受け付ける手段と、前記投入要求のあった前記ジョブの種別に対応したワークグループを、ジョブ種別とワークグループとの対応関係を格納したテーブルから検索する手段と、前記検索されたワークグループを構成する物理ディスクを、各物理ディスクとワークグループとの対応関係を格納したテーブルから検索する手段と、前記検索された物理ディスクのうち最も入出力回数の低いディスク名を検索する手段と、前記投入要求のあった前記ジョブに対して前記最も入出力回数の低いディスク名の物理ディスクを割り当てる手段と、を備えることを特徴とする予備ディスク割当方式。
【請求項7】 投入された各ジョブに対して、ジョブが属するワークグループであって複数の物理ディスクより構成されるもののうちの1の物理ディスクを割り当てる割当ステップと、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての上限値よりも高いか否かを判断するステップと、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループを構成する物理ディスクとして予備ディスクを追加するステップと、を備えることを特徴とする予備ディスク割当方法。
【請求項8】 請求項7に記載の予備ディスク割当方法において、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての下限値よりも低いか否かを判断するステップと、前記平均アクセス頻度が前記下限値よりも低いと判断されたワークグループについて、追加されている予備ディスクを削除するステップと、を更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方法。
【請求項9】 請求項7に記載の予備ディスク割当方法において、前記上限値を更新するステップを更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方法。
【請求項10】 請求項8に記載の予備ディスク割当方法において、前記下限値を更新するステップを更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方法。
【請求項11】 請求項7に記載の予備ディスク割当方法において、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループに追加されている予備ディスクの数が所定値に達しているときには、当該ワークグループを構成する物理ディスクとしての予備ディスクの更なる追加を行わないステップを更に備えることを特徴とする予備ディスク割当方法。
【請求項12】 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の予備ディスク割当方法において、前記割当ステップは、ジョブ記述文に記載されたジョブの投入要求を受け付けるステップと、前記投入要求のあった前記ジョブの種別に対応したワークグループを、ジョブ種別とワークグループとの対応関係を格納したテーブルから検索するステップと、前記検索されたワークグループを構成する物理ディスクを、各物理ディスクとワークグループとの対応関係を格納したテーブルから検索するステップと、前記検索された物理ディスクのうち最も入出力回数の低いディスク名を検索するステップと、前記投入要求のあった前記ジョブに対して前記最も入出力回数の低いディスク名の物理ディスクを割り当てるステップと、を備えることを特徴とする予備ディスク割当方法。
【請求項13】 請求項7乃至12のいずれか1項に記載の予備ディスク割当方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョブへのディスク割り当て方式に関し、特に、ディスクに対する入出力の頻度に応じて動的に割り当てを変更する、ジョブへのディスク割当方式に関する。
【0002】
【従来の技術】利用者プログラムのプライオリティ値に応じた性能のディスク装置から一時ファイルを割り当てるシステムの一例が、特開平07−084840号公報に記載されている。
【0003】この公報に記載された一時ファイル作成のためのディスク割り当て方法では、電子ディスク及び磁気ディスクをそれぞれ性能に応じてディスク群にグループ化し、プライオリティ値とディスク群との対応表を保持した表から、利用者プログラムにディスク群の中のディスクを割り当てる仕組みになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの従来技術には次のような問題があった。この仕組みでは、対応表からディスク群を決定した後、利用者プログラムにサブディスク群内の最適なディスクを割り当てるが、多数の利用者プログラムが1つのサブディスク群を使用する場合において、サブディスク群内のボリューム数は固定であるため、1つのディスクを複数の利用者プログラム間で使用することになり、ディスクに対する入出力待ちや割り当て待ちが発生する問題がある。この問題が発生する原因は、サブディスク群内のディスク構成があらかじめ設定した構成しか使用できず、運用中にサブディスク群の構成を変更できないということにある。
【0005】本発明は、ディスク群を、サブディスク群と予備ディスク群に分け、サブディスク群の負荷状況に応じて、ディスクの動的組込み及び取戻しにて入出力負荷分散を図った予備ディスク割り当て方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、投入された各ジョブに対して、ジョブが属するワークグループであって複数の物理ディスクより構成されるもののうちの1の物理ディスクを割り当てる割当手段と、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての上限値よりも高いか否かを判断する手段と、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループを構成する物理ディスクとして予備ディスクを追加する手段と、を備えることを特徴とする予備ディスク割当方式が提供される。
【0007】上記の予備ディスク割当方式は、各前記ワークグループ毎に、当該ワークグループに属する投入された全てのジョブによりアクセスされる当該ワークグループ内の全ての物理ディスクについての平均アクセス頻度が当該ワークグループについての下限値よりも低いか否かを判断する手段と、前記平均アクセス頻度が前記下限値よりも低いと判断されたワークグループについて、追加されている予備ディスクを削除する手段と、を更に備えてもよい。
【0008】上記の予備ディスク割当方式は、前記上限値を更新する手段を更に備えてもよい。
【0009】上記の予備ディスク割当方式は、前記下限値を更新する手段を更に備えてもよい。
【0010】上記の予備ディスク割当方式は、前記平均アクセス頻度が前記上限値よりも高いと判断されたワークグループについて、当該ワークグループに追加されている予備ディスクの数が所定値に達しているときには、当該ワークグループを構成する物理ディスクとしての予備ディスクの更なる追加を行わない手段を更に備えてもよい。
【0011】上記の予備ディスク割当方式において、前記割当手段は、ジョブ記述文に記載されたジョブの投入要求を受け付ける手段と、前記投入要求のあった前記ジョブの種別に対応したワークグループを、ジョブ種別とワークグループとの対応関係を格納したテーブルから検索する手段と、前記検索されたワークグループを構成する物理ディスクを、各物理ディスクとワークグループとの対応関係を格納したテーブルから検索する手段と、前記検索された物理ディスクのうち最も入出力回数の低いディスク名を検索する手段と、前記投入要求のあった前記ジョブに対して前記最も入出力回数の低いディスク名の物理ディスクを割り当てる手段と、を備えてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]本発明は、ジョブの実行中に使用される作業用の一時ファイル(ソート、マージ等に用いる作業ファイル)の作成されるワークディスクが複数の物理ディスクから構成されたコンピュータシステムにおいて、ワークディスクが複数のワークディスクグループに設定され、そのうちの1つのグループを予備のディスクグループとして設定し、ワークディスクグループへの入出力の負荷状況(時間当たりの入出力回数)を監視して、予備のディスクグループからワークディスクグループへのディスクの動的組込みと予備のディスクグループへの動的取戻しを行う手段を有し、ジョブで使用するワークディスクへの負荷分散を行い、システムの運用性向上を可能とする。
【0013】図1で示す実施形態は、一時ファイルを用いてソート等の業務を行うジョブ記述文1と、ジョブ実行制御部10と、ジョブ11、12、13、14と、入出力機構部20と、ディスク入出力情報テーブル30と、ワークディスク群40と、ワークディスクグループ管理制御部50と、本発明における新規制御部であるワークディスク制御部60とを含む。
【0014】ワークディスク群40は、それぞれ物理ディスク41から構成されるワークディスクグループ42、43、44と、予備ディスクグループ45とを備えている。
【0015】ワークディスク制御部60は、動的構成設定部61と、ワークディスクグループ管理テーブル62と、ワークディスク情報テーブル63とを備えている。
【0016】図2はワークディスクグループ管理テーブル62とワークディスク情報テーブル63の一例を示している。ワークディスクグループ管理テーブル62は、ワークディスクグループ名101と、ジョブ種別102と、単位時間当りのワークディスクグループへの最大入出力回数103と、最小入出力回数104との情報を備えており、動的構成設定部61によって参照/更新される。ワークディスク情報テーブル105は、ディスク名105と、用途106と、ワークディスクグループ名107と、割り当てカウンタ108とを備えており、動的構成設定部61から参照/更新される。ワークディスクグループ管理テーブル62において、ジョブ種別毎にワークグループが割り当てられている。割当の基準としては、例えば、ジョブ種別毎の優先度が用いられる。
【0017】ジョブ実行前の環境定義として、ワークディスクグループ管理テーブル62内のワークディスクグループ名101と、ジョブ種別102と、最大入出力回数103と、最小入出力回数104を設定する。さらに、ワークディスク情報テーブル63のディスク名105と、用途106と、ワークディスクグループ名107も同様に設定する。なお、用途106には「ワーク」と「予備」の2種類があり、「ワーク」と選択された場合には、ワークディスクグループ名を設定する必要がある。
【0018】ジョブ実行制御部10は、ジョブ実行開始時にワークディスクグループ管理制御部50にディスク確保要求を行い、各ジョブに物理ディスク41を割り当て、ジョブの実行終了時に、ワークディスクグループ管理制御部50にディスク解放要求を行う機能を備えている。
【0019】入出力機構部20は、物理ディスク41への入出力を行うとともに、入出力が行われるとディスク入出力情報テーブル30を更新する機能を備えている。ディスク入出力情報テーブル30は、物理ディスク41毎の入出力回数の情報を保持している。
【0020】ワークディスクグループ管理制御部50は、ディスク確保要求をジョブ実行制御部10から受けた場合には、ジョブ種別情報とともにその要求を動的構成設定部61に通知し、これより取得する物理ディスク情報をジョブ実行制御部10に返却し、またディスク解放要求をジョブ実行制御部10から受けた場合には、ジョブで使用していたディスクのディスク名の情報とともにその要求を動的構成設定部61に通知する機能を備えている。
【0021】動的構成設定部61は、ディスク確保要求をワークディスクグループ管理制御部50から受けた場合に、ワークディスクグループ管理テーブル62及びワークディスク情報テーブル63を検索して最適な物理ディスク情報をワークディスクグループ管理制御部50に返却し、ディスク解放要求をワークディスクグループ管理制御部50から受けた場合には、この要求に基づきワークディスク情報テーブル63を更新する機能を備えている。また、動的構成設定部61は一定時間間隔に動作し、ディスク入出力情報テーブル30を元に各ワークディスクグループの平均入出力回数を算出し、ワークディスクグループ管理テーブル62に設定されている最大入出力回数及び最小入出力回数と比較して、ワークディスク情報テーブル63に設定されている各ワークディスクグループ情報を更新する機能を備えている。
【0022】次に、図1、図2で構成された環境における実行されるジョブ実行時の動作を、図3のシーケンスチャートと図4のフローチャートを用いて説明する。図3はジョブ実行から終了までの処理の流れを示し、図4はジョブ実行中の処理手順を示す。
【0023】はじめにジョブ実行から終了までの動作を説明する。
【0024】図3のシーケンスチャートを参照すると、ジョブ記述文1に記載されたジョブの投入要求(ステップA1)を受け付けたジョブ実行制御部10は(ステップA2)、ワークディスクグループ管理制御部50に対して、ジョブ種別情報を渡してディスク確保要求を行い(ステップA3)、要求を受けたワークディスクグループ管理制御部50はその要求を動的構成設定部61に渡す(ステップA4)。動的構成設定部61は、ジョブ種別をキーにワークディスクグループ管理テーブル62を検索し、ジョブ種別に対応したワークディスクグループ名を得る(ステップA5)。さらに、ワークディスク情報テーブル63内をステップA5で得られたワークディスクグループ名をキーにして複数のディスク名を検索した後(ステップA6)、ステップA6で検索したディスク名のうちディスク入出力情報テーブル30から最も入出力回数の低いディスク名を検索し(ステップA7)、ワークディスク情報テーブル63の割り当てカウンタを1つ上げる(ステップA8)。その後、ワークディスクグループ管理制御部50に対してステップA7で検索したディスク名を通知し(ステップA9)、ワークディスクグループ管理制御部50は、ジョブ実行制御部10にそのディスク名を通知する(ステップA10)。ディスク名を通知されたジョブ実行制御部10はジョブに対して通知されたディスク名の物理ディスク41を割り当て(ステップA11)、ジョブの実行を開始する(ステップA12)。
【0025】ジョブ実行(ステップA13)の後、ジョブの終了時(ステップA14)には、ジョブの終了を認識したジョブ実行制御部10が、そのジョブが使用していたディスク名とともにワークディスクグループ管理制御部50にディスク解放要求を行い(ステップA15)、要求を受けたワークディスクグループ管理制御部50はその要求を動的構成設定部61に渡す(ステップA16)。動的構成設定部61はワークディスク情報テーブル63内のジョブが使用していたディスクの割り当てカウンタを1つ下げる(ステップA17)。
【0026】次にジョブ実行中における動作を説明する。
【0027】入出力機構部20はジョブよりディスクへの入出力が行われた際に動作し、ディスク入出力情報テーブル30を更新する。動的構成設定部61は一定時間間隔毎に動作し、ディスク入出力情報テーブル30を監視して全てのワークディスクグループに対して、下記(A)と(B)の処理を行う。
【0028】(A)動的組込みこれは、予備のディスクをワークディスクグループに組込む処理であり、次のように行われる。
【0029】図2のフローチャートを参照すると、動的構成設定部61は、ワークディスクグループ管理テーブル62からワークディスクグループを取得し(ステップB1)、予備ディスクを含んだワークディスクグループの平均入出力回数(各ディスクの単位時間当りの入出力回数の合計/ディスク数)を算出して(ステップB2)、この回数をワークディスクグループ管理テーブル62に設定された最大入出力回数と比較する(ステップB3)。平均入出力回数の方が上回っている場合には、ワークディスク情報テーブル63内を、用途が「予備」に設定してあり、かつワークディスクグループ名が設定されていないディスク名を検索し、検索されたディスク名に当該ワークディスクグループ名を設定する(ステップB4)。この動的組込みにおけるディスクイメージ例及びワークディスク情報テーブルの遷移例を、図5に示す。
【0030】(B)動的取戻しこれは、ワークディスクグループに組込まれた予備のディスクを予備ディスクグループに取戻す処理であり、次のように行われる。
【0031】動的構成設定部61は、ステップB3で平均入出力回数が最大入出力回数より大きくないことが判断されたならば、予備ディスクを除いたワークディスクグループの平均入出力回数(各ディスクの単位時間当りの入出力回数の合計/ディスク数)を算出して(ステップB5)、この回数をワークディスクグループ管理テーブル62に設定された最小入出力回数と比較する(ステップB6)。平均入出力回数の方が下回っている場合には、ワークディスク情報テーブル63内を、ワークディスクグループ名をキーにして、用途が「予備」に設定されていて当該ワークディスクグループ名が設定されているディスク名を検索し、検索されたディスクのうち、割り当てカウンタが0となっているディスクからワークディスクグループ名を削除する(ステップB7)。取戻しにおけるディスクイメージ例及びワークディスク情報テーブルの遷移例を、図6に示す。
【0032】上記(A)又は(B)の処理を終えた時点で、未処理のワークディスクグループが残っている場合は(ステップB8でNO)、引き続き残りのワークディスクグループに対して処理を継続する(ステップB1〜B7)。
【0033】[実施形態2]実施形態2は、ワークディスクグループ管理テーブル62の最大入出力回数103と最小入出力回数104の値をジョブ実行中に動的に変更可能とするという点で実施形態1と異なる。
【0034】本実施形態では、図7を参照すると、ワークディスク制御部60にスケジュールテーブル64を追加している。図8を参照すると、スケジュールテーブル64は、ワークディスクグループ名109と、変更時刻110と、最大入出力回数111と、最小入出力回数112を保持しており、環境定義として、システムの運用スケジュールに応じた変更時刻を設定する。動的構成設定部61は、あるワークディスクグループの変更時刻が到来すると、ワークディスクグループ管理テーブル62のそのワークディスクグループの最大入出力回数と最小入出力回数をスケジュールテーブル64に保持されている最大入出力回数と最小入出力回数に更新する。このことにより、より精密な負荷調整を行えることを実現する。
【0035】[実施形態3]実施形態3は、図9を参照すると、ワークディスクグループ管理テーブル62に、組込み可能ディスク数113の情報を付加し、これに基づいてワークディスクグループ毎に予備ディスクの最大組込み数を制限するという点で異なる。
【0036】図10は、本実施形態のジョブ実行中の処理手順を示すが、図10と図4を比較すると明らかなように、本実施形態のこの処理手順は、実施形態1のものに比べてステップB9とB10が追加されている。ワークディスク情報テーブル63を参照することにより当該ワークディスクグループの組込み済みの予備ディスク数を求め(ステップB9)、この数を組込み可能ディスク数113と比較し(ステップB10)、当該ワークディスクグループの組込み済みの予備ディスク数が組込み可能ディスク数113に達していない場合にのみステップB4の処理を行う。このことにより、負荷の高いワークディスクグループに予備ディスクを占有されることを防止することが可能となり、よりバランスの取れた負荷分散を図ることが実現される。
【0037】なお、ジョブ実行部10、入出力機構部20、ワークディスクグループ管理制御部50、動的構成設定部61を、コンピュータをこれらの部分として機能させるためのプログラムをコンピュータが読み込んで実行することにより実現することもできる。また、ジョブ実行部10、入出力機構部20、ワークディスクグループ管理制御部50、動的構成設定部61を、コンピュータをこれらの部分として機能させるためのプログラムをコンピュータがネットワークから受信して実行することにより実現することもできる。
【0038】
【発明の効果】複数のディスクから構成されるワークディスク群において、刻々と変化するディスクの入出力状況を監視し、動的に予備ディスクをジョブに割り当てることによって、ディスクの割り当て待ちや入出力待ちを削減することを実現している。これにより、各業務のTAT(Turn Around Time)を短縮することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000213301
【氏名又は名称】中部日本電気ソフトウェア株式会社
【住所又は居所】愛知県日進市米野木町南山500番地20
【出願日】 平成14年5月14日(2002.5.14)
【代理人】 【識別番号】100065385
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 穣平
【公開番号】 特開2003−330624(P2003−330624A)
【公開日】 平成15年11月21日(2003.11.21)
【出願番号】 特願2002−138616(P2002−138616)