| 【発明の名称】 |
通報システム |
| 【発明者】 |
【氏名】竹原 清隆 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
【氏名】木村 克彦 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】電子メール用端末装置の操作に不慣れな人でも、簡単に、家族や知人に電子メールでメッセージを伝達できる通報システムを提供する。
【解決手段】本通報システムは、携帯型の送信器5と、公衆回線3と接続された通信装置本体4と、サービスセンタC内に設置されたサービスセンタ装置2と、電子メールの受信が可能な携帯電話1とからなり、クライアントは、予めサービスセンタCと契約を結び、サービスセンタに伝達したいメッセージと、該メッセージを送信するメールアドレスとを予め登録しておけば、送信器5のボタンを押下するだけで、押下操作の操作情報がワイヤレスで通信装置本体4へ送信され、通信装置本体4からPB信号列コードがサービスセンタC内のサービスセンタ装置2へ送信され、サービスセンタ装置2がPB信号列コードを予め登録したメッセージに変換し、電子メールで家族の持つ携帯電話のメールアドレスへ送信する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】メール送信用のボタンを有し該ボタンの操作に伴い操作情報をワイヤレスで送信する携帯型の送信器と、前記送信器からの操作情報を受信すると該操作情報に対応して設定されたPB信号列コードを公衆回線を介してサービスセンタへ送信する通信装置本体と、前記サービスセンタ内に設置され、前記PB信号列コードを受信すると前記PB信号列コードに対応して予め登録されたメッセージを、予め登録されたメールアドレス宛に電子メールで送信するサービスセンタ装置と、前記メールアドレス宛の電子メールの受信が可能なメール受信端末とからなることを特徴とする通報システム。 【請求項2】 前記メール受信端末は携帯電話であることを特徴とする請求項1記載の通報システム。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを用いてメッセージを伝達する通報システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】家族や知人と連絡を取ったり、メッセージを伝達する方法の一つとして、電子メールが広く普及している。電子メールは、電話による通話と比べて相手が話中でも、確実に用件を伝達することができる。電子メールを送信するためには、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略す)や携帯電話等の電子メール用端末装置を用いてメールを作成し、送信操作を行う。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、老人や幼児など、電子メール用端末装置の操作に不慣れな人にとっては、電子メールの作成や送信操作は容易ではなく、家族や知人に電子メールでメッセージを伝達できないという問題があった。 【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、電子メール用端末装置の操作に不慣れな人でも、家族や知人に電子メールでメッセージを簡単に伝達できる通報システムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明は、メール送信用のボタンを有し該ボタンの操作に伴い操作情報をワイヤレスで送信する携帯型の送信器と、前記送信器からの操作情報を受信すると該操作情報に対応して設定されたPB信号を公衆回線を介してサービスセンタへ送信する通信装置本体と、前記サービスセンタ内に設置され、前記PB信号を受信すると前記PB信号に対応して予め登録されたメッセージを、予め登録されたメールアドレス宛に電子メールで送信するサービスセンタ装置と、前記メールアドレス宛の電子メールの受信が可能なメール受信端末とからなるものとした。 【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記メール受信端末は携帯電話とした。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施形態によって説明する。 【0008】本通報システムは、老人などのクライアントが、予めサービスセンタと契約を結び、サービスセンタに伝達したいメッセージと、該メッセージの送信先であるメールアドレスとを予め登録しておけば、クライアントは、送信器のボタンを押下するだけで、登録した前記メッセージが、前記メールアドレスへと送信されるものである。 【0009】図1に、本実施形態の通報システムのシステム構成を示す。本通報システムは、老人などのクライアントが持つ携帯型の送信器5と、クライアントの家Hに設置され公衆回線3と接続された通信装置本体4と、サービスセンタC内に設置されたサービスセンタ装置2と、例えばクライアントの家族が持ち電子メールの受信が可能なメール受信端末を構成する携帯電話1とからなる。 【0010】以下、各部を詳説する。携帯型の送信器5は、図2のブロック図に示すように、表示・操作部5aと、メモリ5bと、CPU5cと、無線送信部5dと、アンテナ5eと、電源部5fとからなる。表示・操作部5aは、例えば液晶の表示画面と、複数のボタンを有し、前記表示画面には、携帯電話1へ送信されるメッセージ内容が表示できるようになっている。メモリ5bには、前記各ボタンに対応して操作情報たるコード信号Wが記憶されており、前記ボタンが押下されると、該ボタンに対応するコード信号Wがメモリ5bから読み出され、例えば特定小電力無線方式を用いて、無線送信部5dとアンテナ5eを介して、通信装置本体4へ送信される。 【0011】通信装置本体4は、通常のハンズフリーの電話機能を備え、加えて、送信器5からの操作情報たるコード信号Wを受信すると該コード信号Wに対応して設定されたPB信号列コードを公衆回線3を介してサービスセンタCへ送信する機能を備えたものであり、図3のブロック図に示すように、表示・操作部4aと、メモリ4bと、電話回線インターフェイス4cと、CPU4dと、無線受信部4eと、アンテナ4fと、通話回路4gと、電源部4hと、マイクMICと、スピーカSPとからなる。表示・操作部4aと通話回路4gとマイクMICとスピーカSPと電話回線インターフェイス4cは、通常のハンズフリーの電話機が有し、通常の電話通話をするのに必要となるものである。電話回線インターフェイス4cに別の併設電話4’が繋げられていても良い。送信器5から送信されたコード信号Wは、アンテナ4fを介して無線受信部4eで受信される。メモリ4bには、予めコード信号Wに対応してPB信号列コードが記憶されており、CPU4dは、無線受信部4eがコード信号Wを受信すると、メモリ4dから対応するPB信号列コードを読み出し、電話回線インターフェイス4c、公衆回線3を介して、サービスセンタCへ前記PB信号列コードを送信する。 【0012】サービスセンタC内に設置されたサービスセンタ装置2は、図4に示すように、CTI(Computer Telephony Integration)ボード2aを装着したパソコン2bで構成される。CTIボード2aは、公衆回線3と接続され、公衆回線3への発呼・着呼応答・PB信号の送受信を行うもので、CTIボード2aが公衆回線3を介して、通信装置本体4からPB信号列コードを受信すると、パソコン2bの内部メモリに登録されたPB信号列コード−メッセージ対応表により、受信したPB信号列コードがメッセージに変換され、予め登録されたメールアドレス宛に電子メールで送信される。 【0013】携帯電話1は、インターネット網6及び移動体通信網(図示せず)を介して、携帯電話1のメールアドレス宛に送信された電子メールを受信する。 【0014】次に、上記のように構成される本通報システムの使い方について、例を用いて詳説する。 【0015】まず、クライアントである老人はサービスセンタCと契約を結び、伝達したいメッセージ内容と、該メッセージの送信先のメールアドレスとを登録しておく。ここでは、例として送信器5は3つのボタンを有し3つのメッセージを送信できるとし、各ボタンの押下操作に対応して送信される、メッセージ内容として、表1のようなメッセージを登録したとする。また、送信先のメールアドレスとして、老人の家族の持つ携帯電話1のメールアドレスを登録したとする。 【0016】 【表1】
【0017】以下、図5のタイミングチャートを用いて説明する。送信器5の各ボタンには、予め表2に示すようなコード信号Wが割り振られており、契約を結んだ老人が、例えば、送信器5のボタン1を押すと、ボタン1に対応するコード信号Wである"コード1"が、通信装置本体4へと送信される(ステップS1)。 【0018】 【表2】
【0019】通信装置本体4は、コード信号Wを受信すると、公衆回線3を介して、サービスセンタC内のサービスセンタ装置2を発呼する(ステップS2)。 【0020】サービスセンタ装置2は、通信装置本体4からの呼び出しに着信すると(ステップS3)、着信した応答を返し(ステップS4)、通信装置本体4とサービスセンタ装置2との間で、PB通信を開始する(ステップS5)。 【0021】送信器5から受信したコード信号Wには、予め表3に示すようなPB信号列コードが割り振られており、通信装置本体4は、例えば"コード1"のコード信号Wを受信すると、"コード1"に対応するPB信号列コード、"090001#"をサービスセンタ装置2へ送信する。 【0022】 【表3】
【0023】サービスセンタ装置2は、PB信号列コードを受信すると、PB信号列コードを受信した旨の確認コードを送り返し、通信を終了する(ステップS6,ステップS7)。そして、契約時に登録された、送信器5の各ボタンの押下操作に対応するメッセージ内容から作成した、表4に示すようなPB信号列コード−メッセージ対応表を用いて、例えば、"090001#"のPB信号列コードを受信すると、該PB信号列コードを、"電話してください。"という契約時に登録したメッセージに変換し、電子メールを作成する(ステップS8)。 【0024】 【表4】
【0025】作成した電子メールは、契約時に登録された送信先である、老人の家族の持つ携帯電話1のメールアドレスへ送信される。(ステップS9)送信された電子メールは、インターネット網及び移動体通信網を介して(ステップ10)、老人の家族の携帯電話1で受信される(ステップ11)。 【0026】よって、本通報システムでは、予めサービスセンタと契約を結び、サービスセンタに伝達したいメッセージと、該メッセージの送信先であるメールアドレスとを予め登録しておけば、老人などのクライアントは、送信器5のボタンを押すだけで、登録したメッセージを家族や知人の持つ携帯電話へ電子メールで送信できる。 【0027】また、送信器5は携帯型であり、通信装置本体4とワイヤレスで交信するため、通信装置本体4の設置場所にとらわれずに家の中からメッセージを送信することができ、例えば、老人が家の中で倒れた時などの緊急の連絡手段としても用いることができる。 【0028】尚、本実施形態では、クライアントとして老人が送信器5を使う場合を例にして説明を行ったが、送信器5の使用者を老人に限定する趣旨のものではなく、例えばまだ電話ができない幼児に送信器5を持たせて、幼児が家で留守番をする時の緊急の連絡手段として用いてもよい。 【0029】また、本実施形態の送信器5は、表示・操作部5aを有するものとしたが、ボタンの数が少なくて、送信するメッセージの確認が不要な場合は、表示画面はなくてもよい。 【0030】また、送信器のボタンの数は、本実施形態では複数としたが、1つでもよい。 【0031】また、電子メールを受信するメール受信端末は、家族や知人のパソコンでもよい。 【0032】 【発明の効果】請求項1の発明は、メール送信用のボタンを有し該ボタンの操作に伴い操作情報をワイヤレスで送信する携帯型の送信器と、前記送信器からの操作情報を受信すると該操作情報に対応して設定されたPB信号を公衆回線を介してサービスセンタへ送信する通信装置本体と、前記サービスセンタ内に設置され、前記PB信号を受信すると前記PB信号に対応して予め登録されたメッセージを、予め登録されたメールアドレス宛に電子メールで送信するサービスセンタ装置と、前記メールアドレス宛の電子メールの受信が可能なメール受信端末とからなるので、老人のように電子メール用端末装置の操作に不慣れな人でも、送信器のボタンを押すだけで、簡単にメール受信端末に電子メールでメッセージを伝達できるという効果がある。 【0033】請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記メール受信端末は携帯電話であるので、送信器からのメッセージを携帯電話で受信できるという効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
|
| 【出願日】 |
平成14年3月26日(2002.3.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2003−281047(P2003−281047A) |
| 【公開日】 |
平成15年10月3日(2003.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願2002−87093(P2002−87093) |
|