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【発明の名称】 改良した分散情報ネットワークと対話する方法
【発明者】 【氏名】マシュー・マレイ・ウィリアムソン

【氏名】ピーター・ジェームス・ロジャース

【要約】 【課題】クライアント/サーバ環境において、サーバで生成されたウェブセッションデータの再利用を可能とする方法を提供する。

【解決手段】ユーザのウェザサイトとの対話を記録するステップであって、これによって、ウェブセッションデータを生成し、前記ウェブセッションデータをポータブルフォーマットを有する文書に変換するステップと、前記ポータブルフォーマットを有する文書が後に前記ウェブセッションの少なくとも一部を再生成するために再使用され得るように、前記ポータブルフォーマット文書をユーザに転送するステップと、からなる。通常、XSLフォーマット命令を伴うXMLフォーマット内にあるポータブル文書は、異なるユーザによる編集と使用のために異なるユーザに渡され、ウェブセッションデータのブラウザと、サーバを独立したものとする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 クライアント/サーバ環境においてサーバで生成されたウェブセッションデータの再使用を可能にする方法であって、クライアントのウェブサイトとの対話を記録するステップであって、これによってウェブセッションデータを生成し、前記ウェブセッションデータを、ポータブルフォーマットを有する文書に変換するステップと、前記ポータブルフォーマットを有する文書が後に前記ウェブセッションの少なくとも一部を再生成するために再使用され得るように、前記ポータブルフォーマット文書をユーザに転送するステップと、を含む方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散情報ネットワークと対話する方法に関連する改良に関する。より詳細には、排他的にではないが、本発明は、インターネットを介して異なるウェブサイトと対話する改良された方法に関連し、それによってユーザは、他のユーザのブラウジング体験を共有し、大量データの入力を必要とすることなくインターネットを不連続的にブラウズすることが可能となる。本発明は、インターネットショッピングを含む多くのインターネット使用分野において用途がある。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、TCP/IPという1組のプロトコルを使用して通信リンクを介して互いに通信するコンピュータおよびコンピュータネットワークの集合体である。インターネットは、ユーザに、様々な異なるサービス、すなわち電子メール、FTP、Gopher、Telnetおよびワールドワイドウェブ(World Wide Web)等のサービスを提供する。ワールドワイドウェブ(以降、「ウェブ(Web)」と呼ぶ)は、世界中に配置されるサーバコンピュータに存在する連結された文書のセットである。これら連結された文書は、「ウェブページ」として知られ、通常、ハイパーテキストマークアップ言語(Hypertext Markup Language(HTML))で書かれている。ウェブページは、ウェブページにアクセスすることができる特定のホストおよびパス名を指定する、ユニフォームリソースロケータ(Uniform Resource Locator(URL))によって識別される。
【0003】関連するウェブページのグループとファイル、スクリプト、データベースおよび画像等の他の要素とを結合して、ウェブサイトを形成することができる。ウェブサイトに属するウェブページは、概して、1つまたは複数の関連する話題を包含し、ハイパーリンクによって相互接続される。ハイパーリンクは、ウェブページにおける画像、語または句等の要素と同じ文書内の異なる要素との間か、または上記要素のいずれかと別の文書との間の接続である。ハイパーリンクは、ユーザにより、概して下線が引かれるかまたは文書テキストの残りの部分とは異なる色であるリンクを、クリックすることによってアクティブ化される。ウェブサイトの大部分は、それらの開始点として、通常サイトの目次として機能するホームページを有する。
【0004】ウェブサイトを閲覧するために、ウェブページは、HTTPプロトコルを使用してサーバコンピュータからユーザコンピュータ(「クライアントコンピュータ」として知られる)に送信され、ウェブブラウザに表示される。ウェブブラウザは、ユーザに対しHTML文書の位置を特定させ閲覧させるソフトウェアアプリケーションである。ユーザは、ウェブページにアクセスするためにウェブブラウザにウェブページのURLを入力し、ウェブブラウザは、要求されたウェブページの位置を特定し表示する。
【0005】HTTPプロトコルは、ステートレス(stateless)である。これは、ウェブブラウザがサーバにウェブページを要求する度に、その要求が完全に新しい対話として扱われることを意味する。要求は単に、ユーザがウェブサイトをブラウズする際の一連の要求における最新のものである可能性がある、という事実が失われる。これは、ウェブをより効率的にするが、このステートレスな挙動により、長期間に亙りユーザの動作を記憶しなければならないショッピングカート等のようなものを作成することが困難になる。この問題を解決するために、Netscape Corporationによって「クッキー(cookies)」が開発された。すなわちクッキーは、HTTP等のステートレスプロトコルに対して状態管理を行う方法を提供する。
【0006】クッキーは、ウェブサーバがユーザのコンピュータ上に配置する小さいファイルである。ユーザのウェブブラウザは、クッキーファイルの内容が、サーバに対して行われたすべての要求とともにサーバに供給されるようにプログラムされ得る。クッキーに情報を挿入することにより、ウェブサーバは、関連する要求と関連しない要求とを識別することができ、関連する要求をセッションに編成することができる。たとえば、ユーザが、クッキーを使用するウェブサイトを初めて訪問した時、そのウェブサイトは、ユーザのコンピュータ上にクッキーを配置する。クッキーは、サーバがユーザのウェブサイトとの対話を追跡することができるようにする何らかの識別子を含む。ユーザが、サーバに格納される何らかの形式のカスタマイズ情報を入力すると、サーバが、クッキーの識別子を使用してサーバに格納されたその情報の位置を特定し、たとえばカスタマイズされたウェブページをユーザに提示することができる。
【0007】また、クッキーを利用することにより、ウェブサイトにアクセスするために異なるウェブブラウザを使用可能とすることができる。これは、「ログイン(login)」によって達成され、それによりユーザは自身の個人情報を一度入力し、ユーザ名およびパスワードが割当てられる。これら個人情報は、サーバに格納され、ユーザは自身のユーザ名/パスワードを使用することによっていかなるウェブブラウザを介してもウェブサイトにログインすることができる。これは、以下の方法で実現される。ユーザが初めてウェブサイトにログオンすると、サイトはユーザのウェブブラウザにクッキーを送出し、それによってユーザのウェブサイトとの対話をセッションとして保存することが可能になる。その後、ユーザが異なるブラウザを使用して同じウェブサイトにログインする場合、ユーザ名/パスワードはユーザを識別し認証し、その後、ウェブサイトに格納されているユーザの情報を指し示すために、新たなクッキー識別子が生成される。この方法の欠点は、ユーザ名/パスワードの組合せが特定のユーザに拘束される、ということであり、すなわち、異なるユーザが、第1のユーザのユーザ名およびパスワードを共有することなく第1のユーザが見た状態を見る方法が無い。
【0008】上述したように、クッキーは、ユーザのウェブサイトとの対話の状態が、ステートレスHTTPプロトコルに対して管理されるのを可能にする。しかしながら、サーバに格納されるこの状態(またはセッション)情報は、ユーザが使用することはできず、クッキーはユーザをこの情報にリンクする手段のみを提供する。ユーザのウェブサイトとの対話の実際の詳細は、クッキーを使用してユーザに渡すことはできず、したがって、このデータ(以降、「ウェブセッションデータ」と呼ぶ)をユーザはコントロールすることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の目的は、上述した問題を克服するか、または実質的に低減する、ユーザのウェブサイトとの対話に関連する状態(またはセッション)情報を格納し再使用する方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様によれば、クライアント/サーバ環境においてサーバにおいて生成されたウェブセッションデータの再使用を可能にする方法が提供され、本方法は、ユーザのウェブサイトとの対話を記録することであって、これによって、ウェブセッションデータを生成し、ウェブセッションデータを、ポータブルフォーマットを有する文書に変換することと、後の時点でウェブセッションの少なくとも一部を再生成するために再使用され得るようにポータブルフォーマット文書をユーザに転送すること、を含む。
【0011】ウェブセッションは、ユーザがウェブサイトの少なくとも1つのウェブページと対話している間に行う動作として定義される。ユーザは、ウェブブラウザにウェブページのURLを入力することによるか、またはウェブページに表示されるハイパーリンクをクリックすることにより、ウェブサイトと対話することができる。代替的に、ユーザは、ウェブブラウザに表示されるフォームに記入するか、ショッピングカートにアイテムを追加するか、あるいはチェックボックスまたはラジオボタン等をチェックすることにより、ウェブサイトと対話することができる。
【0012】ユーザがウェブページに表示されるハイパーリンクまたはボタンをクリックするか、または記入したフォームをサーバに提出する等を行う度に、この情報はサーバにログ記録されてよい。本発明の実施形態では、サーバは、サーバにこの情報(またはデータ)をログ記録し格納するように構成される。ログ記録され格納された(すなわち取込まれた)情報を、以降「ウェブセッションデータ」と呼ぶ。
【0013】取込まれたウェブセッションデータは、代替的に、サーバと通信する別のサーバに保存されてよく、あるいはさらに代替的に、サーバと通信するデータベース、すなわちクライアント/サーバ環境の「サーバ側」に格納されてよい。
【0014】ポータブルフォーマットは、クライアント・サーバ環境のサーバ側からクライアント側に転送可能なデータ構造である。ポータブルフォーマットは、唯一の特定のサーバと少なくとも1つのクライアントとにより、または1つの特定のサーバと複数のクライアントとにより、または複数のサーバと複数のクライアントとにより、理解され得る。最も好ましくは、ポータブルフォーマットは、1人または複数のユーザによって容易に読出され理解され、有利には、一般的で実装に固有でないフォーマットとすることができる。
【0015】ウェブセッションデータを格納するためにポータブルフォーマットを使用する利点は、サーバとユーザとが共にデータを読出すことが可能になる、ということであり、またそれによって、異なるウェブブラウザにより異なるコンピュータ上でデータを読出すことができるようになる。また、このフォーマットにより、コンピュータまたはアプリケーションに固有でなくユーザに依存しないナビゲーション履歴をとることが可能になる。このため、本発明は、ユーザがウェブサイトを訪問している(またはウェブサイトと対話している)間に行う動作の汎用的に使用可能な履歴を取得および格納し、ユーザが後日、先に行ったナビゲーションコマンドまたはオプション選択のすべてを再度キー入力する必要なしに、自身の訪問を再現するのを可能にする方法としてみなすことができる。ポータブルフォーマットを使用する別の利点は、通常異なるウェブサイトはウェブセッションデータを異なるフォーマットで格納する、ということである。これは、ユーザが1つのウェブサイトからのセッションデータを保存しそれを別のウェブサイトで再使用することができない、ということを意味する。したがって、本発明は、異なるサーバによるウェブセッションデータの再使用を可能にする。
【0016】たとえば、ウェブセッションデータは、いかなるクライアントも文書を読出すことができいかなるサーバも文書を提供することができるように、拡張可能マークアップ言語(eXtensible Markup Language(XML))で書かれたマークアップ文書に変換することができる。代替的に、セッションデータを、HTMLで書かれたマークアップ文書に変換してもよく、あるいは最も好ましくは、セッションデータをHTML形式で埋込み表示する。しかしながら、当業者には、本発明の方法は使用されるポータブルフォーマットのタイプに無関係であり、いかなる好適なマークアップ言語またはデータ構造を利用してもよい、ということが認められるであろう。たとえば、セッションデータを、隠しフォームフィールドを使用してウェブセッション文書に埋込むことができる。
【0017】XMLは、情報を「自己記述性(self-describing)」にするように設計されている比較的新しいマークアップ言語である。XMLは、ユーザ定義のマークアップ言語を作成するために使用することができるルールからなる。1つのルールは、タグは常にペアで使用されなければならず、タグが参照するデータを包囲しなければならない、ということである。別のルールは、タグを、ツリーを形成するように互いに入れ子にすることができる、ということである。このため、XMLは、コンピュータプログラムが処理し理解することができるだけでなく、有利には、通常のテキストで書かれているためにユーザが理解することも可能である。
【0018】ウェブセッションデータ(またはその一部)を含むウェブセッション文書を、クライアント・サーバ環境のサーバ側からユーザに返送することができ、それによってウェブセッションの一部またはすべてを後日再現することができる。この文書は、HTTP、電子メール、FTPまたは他の任意の好適な方法を介して送出されてよい。好ましくは、ユーザは、セッションデータ文書が自身に送出されるように要求する。これは、ウェブサイトのウェブページにボタンが表示されるようにして、ボタンをクリックすることによりウェブセッション文書がクライアントコンピュータに送出されるようにすることによって、達成されてよい。代替的に、サーバは、ウェブセッション文書を検索するオプションをユーザに提供してよい。ウェブセッション文書は、ウェブセッション中のいずれの時点でユーザに送出されてもよい。
【0019】ウェブセッション文書のポータブルフォーマットにより、好ましくは、その中のセッションデータを1人または複数のユーザによって編集することが可能になる。ウェブセッションデータ文書を、任意数のユーザが文書を編集することができるように、たとえば電子メールによってユーザからユーザに順に回してよい。しかしながら、ウェブセッション文書内のセッションデータを変更されないままにするように、文書に対するいかなる修正も要求されないことも可能である。より好ましくは、第1のユーザは、第1のウェブブラウザを使用してウェブサイトと対話し、セッションデータが自身に送出されるように要求する。そして第1のユーザは、ウェブセッション文書を第2のユーザに送出し、第2のユーザは第2のウェブブラウザを使用してセッションを再生成する。これの利点は、クライアント・サーバ環境のクライアント側におけるウェブブラウザとウェブサイトとの間の強い/専用リンクが壊されるということと、状態が、従来技術におけるようにサーバ側ではなく、クライアント側で管理されてよいということと、である。
【0020】第2のユーザがウェブサイトに再接続し、サーバにウェブセッション文書を返送することによって第1のユーザのウェブサイトとの対話のすべてかまたは一部を再生成することは、(必須ではないが)有利である。ウェブセッション文書を、複数の異なる方法でサーバに返送してよい。
【0021】第1に、ウェブセッションデータがHTMLウェブページ内に含まれるHTML形式で埋込まれている場合、ウェブセッションデータをオフラインで表示するために、HTMLウェブページを、第2のユーザのウェブブラウザに(たとえば、URL「file://C:/temp/session.html」を入力することにより)ローカルに(すなわち、クライアントコンピュータから)ロードしてよい。そして、第2のユーザは、オンラインとなり、ウェブセッションが再生成され得るようにウェブセッションデータを含むHTMLフォームをサーバにポストしてよい。
【0022】第2に、サーバが「アップロード」機能を提供する場合、セッションデータを含むローカルHTMLページ(または他の任意の好適なポータブルフォーマットのローカル文書)をサーバにアップロードしてよい。たとえば、第2のユーザは、ウェブサイトの「アップロード」ウェブページに接続してよい。表示されるウェブページによって、第2のユーザは、サーバにアップロードされるファイルを選択することができてよく、あるいはウェブセッション文書のファイル名を入力することができてよい。このように、ウェブセッションデータは、ウェブブラウザに再表示される必要はなく、サーバに直接送出される。
【0023】序文において簡単に説明したように、ウェブページは大抵HTMLで書かれる。HTMLは、ウェブページにおける情報の書式設定をするために、<p>(段落の開始を示す)および<b>(太字テキストを示す)等の所定タグを使用する。これらタグの意味は、ウェブブラウザにはよく理解される。XMLにより、いかなるタグも、その意味をユーザが定義すると使用することができる。しかしながら、これらタグの意味は、ウェブブラウザによって自動的には理解されない。たとえば、<table>はHTMLテーブルを意味する可能性があり、あるいはXMLで書かれた文書で使用される場合、1つの家具を意味する可能性がある。
【0024】XML文書を表示する標準的な方法は無いため、文書をいかに表示すべきかを記述する方法が必要である。XML文書がいかに表示されるべきかを命令する1つの方法は、共に以降XSLと呼ぶ拡張可能スタイルシート言語(eXtensible Stylesheet Language(XSL))または拡張可能スタイルシート言語変換(eXtensible Stylesheet Language with Transformations(XSLT))等の「スタイルシート(style sheet)」を使用することによる。これは、XML文書が、対応するXSLスタイルシートの名前(およびおそらくはロケーション)に対する参照を含むことによって達成される。XSLは、XMLをHTMLまたはXHTMLに変換することができ、またデータの値に基づいてデータをXML文書にフォーマットすることも可能である。XSLファイル自体、XMLで書かれる。
【0025】ウェブセッション文書をサーバに返送する第3の方法は、たとえば、XMLウェブセッション文書をXSLスタイルシートで定義される変換と一緒にして、クライアント・サーバ環境のクライアント側で変換を実行することによって、ローカルHTMLページを作成することによる。XMLウェブセッション文書は、クライアントマシンに配置される専用ソフトウェアを使用するか、またはMicrosoftのInternet Explorer version 6.0等のウェブブラウザによって変換されてよい。このように生成されたローカルページは、セッションデータを表示し、その後セッションデータを、ページ自体をアップロードすることによるか、あるいはページに表示されるフォームをポストすることにより、クライアントからサーバに送出することができる。フォームはセッションデータを表示するHTMLフォームであってもXFormであってもよい。代替的に、XMLおよび変換によって生成されるローカルページは、ローカルに保存され後日サーバにアップロードされてよい。XSLスタイルシートは、好ましくは、XML文書と共にクライアントマシンに送出され、そこでローカルファイルとして格納される。しかしながら、それは、クライアント・サーバ環境のサーバ側に保持されてよい。
【0026】セッションデータをサーバに返送する別の方法は、アプレットを使用することによる。アプレットは、インターネットを介してダウンロードし受信側のマシンで実行することができる小さいJavaプログラムである。アプレットを使用して、クライアントマシンからウェブセッション文書を検索してよい。たとえば、ユーザは、「セッションデータリロード(reload session data)」ウェブページに接続する。サーバは、クライアントマシンにアプレットを送出する。アプレットは、クライアントマシン上の正しいウェブセッション文書を見つけ出す。ユーザは、たとえば、ウェブページに表示される「go」または「データ送出(senddata)」ボタンを押下し、ウェブブラウザはウェブセッション文書をサーバに返送する。したがって、ウェブセッション文書は、ウェブブラウザに表示される必要はない。クライアントマシンのウェブセッション文書の位置を特定するために、ActiveXコントロールを同様に使用してよい。
【0027】好ましくは、使用されるアプレットは、「署名付き(signed)」アプレットである。署名付きアプレットは、たとえばクライアント側コンピュータのファイルシステムにアクセスするため、あるいはサーバに対する新たな接続を開くために必要なセキュリティ特権を有する。
【0028】ウェブセッションデータは、ナビゲーションデータの形式であってよく、すなわち、ウェブセッション文書は、ユーザが「訪問した(visited)」ウェブページを記録してよい。このように、「ウェブサイトと対話している」とは、ユーザがウェブサイトをナビゲートしていることを意味する。例として、本発明を使用して、不動産業者のウェブサイトのナビゲーションを再現することができる。ユーザは、不動産業者のウェブサイトを訪問している間に、物件を探索するためにサーバと通信しているデータベースと対話することができる。興味のある物件が特定されると、ユーザは、その物件の部屋をナビゲートすることにより物件の仮想ツアーを体験することができる。このため、物件の各部屋は、別個のウェブページから構成されてよい。そして、好ましくは、セッションデータ(すなわち、ナビゲーションデータ)は、サーバ側でログ記録され取込まれ、その後ウェブセッション文書に変換されクライアント側に戻される。ウェブセッション文書は、この例では、好ましくはHTMLウェブページであるが、XML文書の形式であってもよい。そして、クライアント側のユーザは、後日セッションを再生成することによりナビゲーション履歴を再現するか、または同じ目的で別のユーザに文書を転送するよう選択することができる。
【0029】最も好ましくは、第1のユーザは、第1のウェブブラウザを介してウェブサイトと対話し、ナビゲーションデータを含むウェブセッション文書を取得し、その後この文書を第2のユーザに転送する。ウェブセッション文書がXML文書である場合、第2のユーザは、そのXML文書をHTMLページに変換し、その後HTMLページをオフラインで自身のウェブブラウザにロードすることができる。代替的に、XML文書を、ウェブブラウザ自体によりウェブブラウザに表示するために適したファイル/文書に変換してよい。好ましくは、HTMLページ(または他の任意の好適なファイル)は、第1のユーザが行ったナビゲーションのページに対するハイパーリンクを含む。第2のユーザは、ハイパーリンクをクリックしそれによってサーバへのオンライン接続を確立することにより、ナビゲーションのページを見ることができる。この場合、ナビゲーションセッションデータは、サーバが取込んだ順序と同じ順序で再現される必要はない。
【0030】本発明により、データを再度キー入力する必要なくウェブセッション体験を共有することが可能になる。また、ユーザは、有利に、ナビゲーションおよび対話データを再度キー入力する必要なくサイトのうちの1つのウェブサイトと不連続な対話を行うことができ、それによってウェブセッションを保存し、編集し、使用するために他のユーザに渡すことができる。
【0031】当業者には、ウェブセッションデータの編集を、サーバ側(たとえば、「アップロードサイト」)で実行してもクライアント側(たとえば、特定または汎用編集ツールを使用して)で実行してもよい、ということが認められよう。
【0032】ナビゲーションウェブセッションデータを用いることにより、ウェブセッションデータがサーバに返送される必要がない。すなわち、ウェブセッションをクライアント側からローカルに再生成することができる。しかしながら、いかなるユーザの介入も無しに自動的にナビゲーションを再現する(すなわち、ムービーまたはスライドショーの形式で)ことができるために、第2のまたは後続のユーザは、ウェブセッション文書をサーバに返送してよい。この例では、ユーザに対しナビゲーションの再現のスピードを選択する機会が与えられてよい。たとえば、毎秒、5秒毎または毎分等で、ナビゲーション履歴の各フレームまたはスライドを再現するようにしてよい。
【0033】本発明をウェブセッションデータの再使用に関連して説明したが、当業者には、ページがワールドワイドウェブ上に存在しなくてもよい、ということが明らかであろう。それらは、イントラネット等の他のタイプのネットワークか、またはローカルハードドライブに配置されていてよい。
【0034】ウェブサイトは、すべてが再使用のために同じセッションデータ文書を受入れるように構成されている、ウェブサイトのより大きいグループの一部であってよい。これらウェブサイトは、異なるサーバと異なるドメインとに存在してよい。このウェブサイトのグループは、仮想ショッピングセンタまたはデパートを形成してよい。本発明の方法がかかるウェブサイトのグループで使用される場合、ユーザは、ウェブサイトのグループのうちの任意のものに接続し、ショッピングカートに商品を追加することによってこれらウェブサイトと対話し、その後セッションデータに対する要求を行ってよい。セッションデータ文書は、ユーザが買物をしたいウェブサイトの名前、ユーザが購入したい商品、商品の値段等を示してよい。そして、セッションデータは、勘定の支払いサーバに対して送出されてよく、その購入を決定的にするために単一のクレジットカード取引が実行されてよい。これの利点は、ユーザが、異なるウェブサイトで買物をする度に、自身の住所またはクレジットカード情報等の個人情報を再入力する必要がない、ということである。別の利点は、購入者が、異なるウェブサイトから購入した商品に対し、各ウェブサイトに1つの取引を介するのではなく単一取引を介して一度だけ支払いを行う、ということである。さらなる利点は、複数の会社が課金インフラストラクチャ費用を共有することができる、ということである。
【0035】本発明のさらなる利点は、コンピュータによってウェブセッションデータを読出すことができるだけでなく、ポータブル言語の汎用的な特質により、文書に格納された情報を異なるウェブサイトによって再使用することができる、ということである。これは、ユーザが、1つのウェブサイトからのセッションデータを保存しそれを別のウェブサイトで再使用することができることを意味する。
【0036】本発明の別の態様によれば、クライアント/サーバ環境においてサーバで生成されたウェブセッションデータの再使用を可能にするシステムが提供され、本システムは、ユーザとウェブサイトとの間の通信をサポートする通信手段と、ユーザのウェブサイトとの対話から発生するセッションデータを取込むようになっている取込手段と、セッションデータを、ポータブルフォーマットを有するセッションデータ文書に変換するようになっている変換手段と、セッションデータ文書をサーバから通信手段を介してユーザに転送する転送手段と、を備える。
【0037】好ましくは、通信手段は、広域通信ネットワークを含み、本システムはさらに、通信ネットワーク上で通信するようになっているクライアントコンピュータを備える。
【0038】クライアントコンピュータは、好ましくは、サーバがウェブサイトのウェブページを送出することができるウェブブラウザを有する。
【0039】取込手段は、好ましくは、クライアント/サーバシステムのサーバ側に存在するJavaサーブレットかまたは他のかかるプログラムを含む。また、サーブレットを、サーバに格納されてよいセッションデータをセッションデータ文書に変換する変換手段として使用してもよい。また、サーブレットを、セッションデータ文書をサーバ側からクライアントに転送する場合に転送手段の一部として使用してもよい。セッションデータ文書をクライアントからサーバ側に転送する場合、ウェブブラウザは最適なソフトウェアアプリケーションである。ウェブブラウザは、クライアントマシン上のセッションデータ文書のロケーションを特定するためのJavaアプレットを含んでよい。
【0040】また、本発明を、本発明の方法を実施するためにクライアント/サーバシステムを構成するようになっているコンピュータプログラムを含むデータキャリアに拡張してもよい。
【0041】ここで、本発明の複数の実施形態を、添付図面を参照して単に実施例として説明する。
【0042】
【発明の実施の形態】最初に図1を参照すると、本発明の第1実施形態と第2実施形態との両方を実施するために適した、従来技術において周知のクライアント・サーバシステム8が示されている。クライアント・サーバシステム8は、インターネット14を介してサーバコンピュータ12に接続されるクライアントコンピュータ10を含む。サーバ12は、任意に、さらなる接続18によってデータベース16に接続される。図の矢印は、データを、クライアントコンピュータ10とサーバ12との間とサーバ12とデータベース16との間とにおいて両方向に交換可能であることを示す。ユーザ20がインターネットにより異なるサーバおよびウェブサイトにナビゲートすることができるようにするために、クライアントコンピュータ10には、インターネットまたはウェブブラウザ22が提供される。システム8のサーバ側では、データベース16にウェブセッションデータ24(後に詳細に説明する)のファイルが提供される。ここで、本発明の第1および第2実施形態を説明する。
【0043】図2aを参照すると、本発明の第1実施形態による方法の第1部の概観が示されている。本方法の第1部300aは、ステップ301において第1のユーザ20aが第1のウェブブラウザ22aにウェブサイトのホームページのURLを入力することで開始する。ステップ302において、ウェブブラウザが、ホームページを要求するメッセージ(「GET」要求の形式で)をサーバ12に送出する。サーバ12は、この要求を処理し、要求されたウェブページを検索する。ウェブページは、サーバ12に格納されていてよく、あるいはサーバに対してローカルであってもリモートであってもよいデータベース16に格納されていてもよい。代替的に、ウェブページは、リモートサーバ(図示せず)に存在していてもよく、あるいはサーバ12において動的に生成されてもよい。
【0044】そして、ステップ304において、要求されたウェブページがインターネット14を介してクライアントコンピュータ10に転送され、ステップ306においてウェブブラウザ22aによってそのウェブページが表示される。そして、第1のユーザ20aは、要求したウェブページを見ることができる。
【0045】本方法の次の段階では、ステップ308において、第1のユーザ20aがウェブブラウザ22aを介してウェブサイトと対話する。対話とは、ユーザが、たとえばウェブページに表示されたハイパーリンク(図示せず)をクリックし、それによって、ユーザがページからページにジャンプしそのためウェブサイト全体をナビゲートすることが可能になることにより、ウェブサイトの異なるページを見ることができ、あるいは、ユーザが、ウェブサイトから商品を購入するかまたはウェブサイトに情報を要求する等の処置をとることができること、等を意味する。ユーザは、フォームに記入することにより、あるいはチェックボックスまたはラジオボタン等をチェックすることにより、ウェブサイトから商品を購入するかあるいはウェブサイトに情報を要求することができる。
【0046】第1のユーザ20aがウェブページに表示されたハイパーリンクまたはボタンをクリックするか、あるいはサーバにフォームを提出する等を行う度に、ウェブブラウザ22aからサーバ12にメッセージが送出される。ユーザがハイパーリンクをクリックして新たなウェブページを要求した場合、このメッセージはGET要求の形式となり、ユーザがサーバにフォームを提出している場合、このメッセージは、POST要求の形式である可能性が最も高い。かかる要求からもたらされる情報を、ウェブサーバ12によってログ記録することができる。上述したステップ301〜308と、サーバにおいてウェブセッションのいくつかの態様をログ記録するステップと、は、従来技術において周知である。
【0047】本方法の次のステップは、ログ記録されたデータがサーバ上に提供されるJavaサーブレット28によって処理され、その後データベース16にウェブセッションデータ24として格納されることを含む。ユーザ20は、ウェブサイトを訪問またはナビゲートし終わるか、あるいはウェブサイトからの商品の購入に対して処置をとった場合、310において、サーバに存在するセッションデータが自身に送出されるように要求する。
【0048】Javaサーブレット28は、ユーザの要求を処理し、ステップ314においてデータベース16に格納されたウェブセッションデータ24をXML文書26に変換する。したがって、第1および/または第2のユーザは、そこに含まれるセッションデータ24を読出しおよび/または編集することができる。代替的に、オリジナルの未編集XMLセッションデータが再使用されてもよい。XML文書26がフォーマットされるのを可能にするために、添付のXSLファイル27もまたユーザ20aに送出される。そして、ステップ316において、XML文書26とXSLファイル27とが、電子メールを介して第1のユーザ20aに送出される。その後、ステップ318において、ユーザがウェブサイトとの接続を切断するが、このステップは任意である。したがって、ウェブセッションデータ24は、サーバ12にではなくクライアント10に格納され、それによってクライアント・サーバ環境のクライアント側においてウェブブラウザとウェブサイトとの間の強いリンクが壊される。
【0049】ここでウェブセッションの詳細が(サーバ12ではなく)クライアント10に格納されるため、ウェブセッションを編集し、ユーザからユーザに渡すことができ、ウェブセッションを再生成することができ、あるいはウェブセッションからのデータを他のサーバに送出することが可能になり、それによってウェブブラウザとサーバとの間の強いリンクが壊される。
【0050】ここで図2bを参照すると、第1実施形態で説明したものと同様であるが代替的な方法である、本発明の第2実施形態による方法の第1部の概観が示されている。方法300bの第1部は、第1のユーザ20aがウェブサイトと対話することを含む。本発明のこの実施形態のステップ301〜308は、本発明の第1実施形態の方法ステップ301〜308と同一であり、したがってそれ以上論考しない。
【0051】第1のユーザ20aは、上述したようにウェブサイトと対話した後、ステップ310においてウェブセッションデータが自身に送出されるように要求する。ステップ320において、サーバ12においてJavaサーブレット28によりウェブセッションデータがHTMLファイル29に変換される。ステップ322において、このHTMLファイル29が、たとえばHTTPプロトコルを使用して第1のユーザに送出される。ユーザ20aは、HTMLファイル29を受信すると、ステップ324においてウェブサイトとの接続を切断してよい。
【0052】ここで、図3aを参照して、セッションデータ24が第2のユーザ20bによって再使用される、本発明の第1実施形態による方法の第2部400aを説明する。
【0053】第2部400aは、ステップ401において第1および/または第2のユーザ20b(ウェブセッションデータが渡された)が、XML文書を編集して編集済みXML文書26aを形成すること(このステップは任意である)で開始する。第2のユーザ20bは、ウェブセッションデータを再使用することを望む場合、専用ソフトウェアを使用して編集済みXML文書26aをHTMLファイルに変換するか、あるいは変換するためにXML文書を好適なウェブブラウザにロードする。第2のユーザ20bがXMLファイルを直接変換するウェブブラウザを有していないと仮定すると、ステップ402において、第2のユーザは、XSLファイル27を使用して編集済みXML文書26aをHTMLファイルに変換する。この変換ステップは、生成されたHTMLファイルが第2のユーザ20bに対してローカルであるように、クライアント側10で実行される。ステップ404において、第2のユーザ20bは、ローカルHTMLファイルを自身のウェブブラウザ22bにロードし、それによって編集済みウェブセッションをウェブページとして表示する。そして、ステップ406において、修正されたウェブセッションデータを含むHTMLファイルがサーバ12に送出される。この情報をサーバに送出することを容易にするため、および第2のユーザ20bに対してウェブセッションデータを編集する最終的な機会を与えるために、ウェブセッションデータをウェブページにHTML形式として表示することができる。ウェブページに表示されたボタンをクリックすることにより、HTMLフォームをサーバ12にポスト(post)することができる。
【0054】ユーザ20bが、ウェブセッションを再度表示するよう望まず、単にウェブセッションデータをサーバに送出することを望む場合、ステップ404は実行される必要はない。このシナリオでは、ユーザ20bは、HTMLファイルを受入れるウェブサイトにログオンする。そして、第2のユーザは、たとえばウェブサイトの「ウェブセッションデータをアップロード(upload Web session data)」ページに進む。このウェブページは、「データのアップロード(upload data)」ボタンを含んでよく、略確実に、第2のユーザに対し、ブラウズ機能またはテキストボックス等、ローカルHTMLファイルの名前およびパスを入力する方法を提供する(但し、ユーザのマシンにおいてローカルHTMLファイルの位置を自動的に特定するためにアプレットおよびActiveXコントロールを使用することができる)。サーバ12にウェブセッションデータを送出するために、第2のユーザは、「データのアップロード(upload data)」ボタンをクリックするだけでよい。
【0055】ウェブセッションデータをサーバ12に返送する2つの実施例のみを説明したが、当業者は、他の多くの好適な方法を使用することができるということを認めるであろう。
【0056】ここで、図3bを参照して、第2のユーザ20b(ウェブセッションデータ24が渡された)によりセッションデータ24が再使用される本発明の第2実施形態による方法400bの第2部を説明する。本発明のこの実施形態は、ウェブセッション文書26が単一ページからなり、および/またはウェブセッションデータをサーバ12に返送することが必須ではない場合に、第1実施形態より好適である。第2実施形態のセッションデータは、HTMLページの形式である。HTMLページは、図14に示すように、XMLコードを含む埋込みフォーム21を含むことができる。これにより、第1および/または第2のユーザは、必要な場合にウェブセッションデータを編集することができる。
【0057】第2部400bは、ステップ410において、第1および/または第2のユーザがHTMLページに表示されたXMLコードを編集することで開始する。そして、ステップ412において、第2のユーザは、HTMLページを直接自身のウェブブラウザ22bにロードし、それによって第1のユーザ20aが生成したウェブセッションの詳細を表示する。HTMLページは、ウェブセッションの特定の要素に対するリンクまたはポインタを含み、それによって第2のユーザ20bは、ステップ414においてこれらリンクをクリックすることにより、選択したウェブセッション要素を再生成することができる。
【0058】ここで、本発明の方法が実際にいかに使用されるかをより完全に説明するために、2つの実施例を提供する。第1の実施例は、インターネット上で商品を購入することに関連する本発明の第1実施形態の使用に関し、第2の実施例は、ナビゲーションデータを格納および再使用する際の本発明の第2実施形態の使用に関する。
【0059】実施例1−仮想ショッピングセンタまず、ここで、図4ないし図9を参照して、本発明を具現する上述した方法を使用した単一のウェブサイトからの商品の購入を説明する。
【0060】図4を参照すると、インターネット上で商品を購入するために使用する場合の本発明の第1実施形態の第1部のステップを示すブロック図が示されており、ステップ500ないし512は従来技術から周知である。この実施例では、ステップ500において、第1のユーザ20aがABC Computer Goods Inc.のウェブサイト(「www.abc.com/home.htm」)のホームページに接続する。そして、ステップ502において、ユーザは、ウェブサイトのISDNギアウェブページを表示し、ステップ504においてショッピングバスケットにPCI 128K ISDNを追加する。
【0061】ユーザ20aは、さらに商品を購入したい場合、508においてホームページに戻る。この時、ユーザは、ステップ510において、ウェブサイトの読取可能・書込可能コンパクトディスク(CDRW)ギアウェブページを選択する。そして、ステップ512において、ショッピングバスケットにアイテムを追加する。ユーザ20aは、買物を終了すると、選択したアイテムの詳細が表示されるショッピングバスケットウェブページ44aに進む。図5に、ウェブページ44aを示す。この図から、「セッション保存(save session)」と表示されたボタン36があることが分かる。ステップ516において、ユーザ20aは、サーバ12にセッションデータ24を保存するため、およびセッションデータ26のコピーが自身に転送されるように要求するために、このボタンを押下する。ステップ520において、このセッションからのセッションデータ(すなわち、ユーザが意図した購入の詳細)が、サーバ12においてXML文書26に変換され、その後ステップ522においてこれが好適なXSLファイル27と共に第1のユーザに電子メールされる。ステップ524において、ユーザはインターネットとの接続を切断してよい。
【0062】ここで図6を参照すると、第1のユーザの要求に応じてサーバ12によって生成されたXMLウェブセッション文書26が示されている。XMLにおけるタグはユーザが定義したものであるため、文書26の内容は容易に理解することができる。たとえば、XML文書の第5行から、ユーザ20aが、コンピュータ会社ABC Computer Goods Inc.に属するウェブサイト「www.abc.com」に接続したことが分かる。XML文書26の第7行において、<purchases>タグ内に含まれる情報は、ユーザ20aが購入することを望むアイテムに関連する。最初の<purchase>タグによって囲まれた情報(第8〜14行)はISDNギアに関連し、2番目の<purchase>タグによって囲まれた情報(第15〜21行)はコンパクトディスクに関連することが分かる。購入を実行している時に第1のユーザが行ったナビゲーションステップは、XML文書26の第29〜34行によって示されている。
【0063】第1のユーザ20aは、XMLウェブセッション文書26を受取った後、その文書を購入部門に送出し、それによって購入部門は取引を承認し、編集し(望む場合)、完了することができる。たとえば、ユーザ20aは、購入の詳細をオンラインで記入する時に、1枚のコンパクトディスクを購入することを希望した。しかしながら、ユーザの管理者は、購入部門に対し、会社が今このアイテムを15個必要としていることと、ISDNギアに対する注文をキャンセルすべきであることと、を通知する。購入部門のメンバ(以降、第2のユーザ20bと呼ぶ)は、この情報を反映するようにXML文書26を編集し、それによって図7に示す編集済みウェブセッションデータ文書26aを生成する。
【0064】図7の編集済みXML文書26aの、図6に示す未編集XML文書26との比較から、このように購入の詳細を変更することが単純なタスクであることが明らかである。タスクは、従来のテキストエディタを使用して実行することができる。ユーザに対し、いかにXML文書を編集すべきかに関する指示を文書自体とともに提供してよい。たとえば、図6に示すXML文書26では、ISDNギア購入詳細(先の第8〜14行)が、購入に付随したナビゲーション情報(先の第30および31行)とともに削除されている。しかしながら、これを行う代替方法は、このアイテムに対する<quantity>情報を1から0に変更すること、およびナビゲーション情報が編集されないようにすることである。これは、XML文書26自体において関連する情報の隣に「do not edit this information(この情報を編集するな)」等のコメントを追加することにより、ユーザに対して示すことができる。これは、XML文書26がサーバ12によって生成される時に行われてよい。
【0065】図8は、注文プロセスを完了するために、編集済みXML文書26aがいかに使用され得るかを示す。まずステップ900において、第2のユーザ20bが、XML文書26aと共に第1のユーザに電子メールされた関連するXSLスタイルシート27を使用して、編集済みXML文書26aをHTMLファイルに変換する。このHTMLファイルは、第2のユーザのコンピュータにローカルに格納される。次いで、ステップ902において、第2のユーザが、HTMLファイルを自身のウェブブラウザ22bにロードし、図9に示すウェブページ44bが表示されるようにする。このウェブページ44bは、編集済みウェブセッションデータの詳細をHTMLフォームとして示す。また、この図から、ウェブページ44bに表示された「注文完了(complete order)」ボタン37があることもわかる。取引を完了するために、第2のユーザ20bはこのボタンをクリックし、ステップ904においてフォームデータをサーバ12にポストする。最後に、ステップ906において、フォームデータ(すなわち、注文情報)がABC Computer'sInc.に通信される。この方法により、ウェブ取引を、2つの別個のウェブブラウザ22aおよび22bを使用して実行することができるが、これは従来技術のクッキー方法を使用して行うことは不可能である。
【0066】実施例2−仮想不動産業者ここで、本発明の上述した第2実施形態を利用する第2の実施例を提供する。この実施例は、不動産業者のウェブサイトをナビゲートする結果得られるウェブセッションデータ24の格納および再使用に関連する。
【0067】不動産業者を訪問し物件を見ることは非常に時間がかかるため、大抵の不動産業者はいまや、探索機能(見込み客の要求を満たす家屋を探す)等のオンラインサービスと、時には仮想家屋(見込み客が自宅の玄関から外に出る必要すらなく、家屋の内部および外部を見て回ることができるようにする)さえもインターネット上で提供する。
【0068】いくつかのウェブサイトのナビゲーションは、特にサイトが多くのウェブページに亙って分散される大量の情報を含む場合、非常に困難かつ退屈となる可能性がある。関心のあるウェブページをブックマークするかまたはこれらウェブページの文書記録を保持する以外に、ウェブサイトに対する訪問を再現することは困難である可能性がある。当然ながら、これは、仮想不動産業者にとって重要な問題である。ウェブサイトのユーザ20aは、多数の家屋を見ておりこれらの多くの仮想ツアーを体験している可能性がある。ユーザ20aは、これらツアーのうちの任意のものを繰返すか、あるいは興味のある家屋を誰か他の人に示したい場合、ナビゲーションプロセスを繰返さなければならないか、あるいは単に他の人にウェブサイトのURLを知らせてその情報を何とか見つけてもらうよう期待しなければならない。
【0069】この実施例では、不動産業者のウェブサイトをナビゲートし物件の仮想ツアーを体験する結果からもたらされたセッションデータ24は、まず第1のユーザ20aに送出される。これを達成するために実施されるプロセスを図10に示し、ここで説明する。
【0070】プロセス120は、ステップ121において第1のユーザ20aが第1のウェブブラウザ22aを使用して「www.lookforahome.com」(架空の不動産業者のウェブサイト)に接続することで開始する。プロセス120の次の段階は、ステップ122において第1のユーザ20aが、興味のある物件を発見するために不動産業者のデータベースのオンライン探索を実行することを含む。この場合、第1のユーザ20aは、£180,000という最高価格と、£100,000という最低価格と、West Londonという場所と、を入力する。複数の関連する物件が識別され、その詳細が、サーバ12により第1のユーザのウェブブラウザ22aに返送される。
【0071】ステップ124において、第1のユーザ20aは、探索の結果を考慮し、ステップ126においてID番号23670を有する家屋の画像をクリックする。画像は、物件のレイアウトの平面図を示すウェブページへのハイパーリンクを隠している。そして、ステップ128において、第1のユーザ20aは、物件の平面図をクリックし、キッチンを選択する。ウェブブラウザ22aは、サーバ12に対してメッセージを送出することにより正しい画像を要求する。サーバ12は、データベース18に接続して好適な画像を検索し、ウェブブラウザ22aに、キッチンの写真を表示するウェブページを返送する。その後、ステップ130、132および134において、第1のユーザ20aは、ダイニングルーム、バスルーム、最後に庭を見ることを要求する。ユーザ20aが訪問したウェブページは、サーバ12においてログ記録される。上述したステップは、従来技術において周知である。
【0072】そして、ステップ136において、第1のユーザ20aは、セッションデータ24が自身に送出されるように要求する。サーバ12は、第1のユーザのウェブブラウザ22に送出された各ウェブページの記録を有するため、第1のユーザ20aがセッションデータ24を要求すると、ステップ138においてこのログ記録された情報24をHTMLファイル48に変換し、このファイルを第1のユーザに送出する。HTMLファイル48は、図11に示されており、ユーザ20aが訪問したウェブページのリストをその訪問した順序で含む。
【0073】そして、第1のユーザ20aは、第2のユーザ20bにHTMLファイルを送出する。ここで、図面のうちの図12および図13を参照して、第2のユーザ20bが第1のユーザのウェブブラウザ22aではなく自身のウェブブラウザ22bからツアーを再現するために使用する手続き140を説明する。
【0074】図12を参照すると、ツアーを再現するために、ステップ146において、第2のユーザ20bが自身のブラウザ22bにHTMLファイル48のロケーションを入力し、図13に示すウェブページ54が表示される。第2のユーザ20bが自身のウェブブラウザ22aを使用して実行したナビゲーションのウェブページを見るには、ステップ148において、第2のユーザ20bは単に、ウェブページ54に表示されるハイパーリンク60のうちの任意のものをクリックしてウェブナビゲーションページを見る。ハイパーリンクをクリックすることにより、第2のユーザのウェブブラウザ22bは、その特定のウェブページについてサーバ12に対しGET要求を送出し、ウェブブラウザにおいてウェブページが表示される。発明の本実施形態を使用して、第2のユーザ20bは、いかなる順序でナビゲーションを再現することも可能であり、かつ/または何回でもナビゲーションを再現することが可能である。
【0075】また、変換されたウェブセッション文書をサーバ12に返送し、サーバにナビゲーションウェブページをスライドショーの形式でユーザに戻すよう転送させることも可能である。
【0076】発明のこの実施形態は、ウェブセッション文書が単一ページのみを含む場合に第1実施形態より好適であり、それによって、それをHTTPプロトコルを使用してサーバから第1のユーザ20aに送出することが可能になる。
【0077】本発明の2つの実施形態を説明したが、当該実施形態は単に例示的なものであり、併記の特許請求の範囲で示すような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、好適な知識および技能を有する者が思いつくような変形および変更が行われてよい、ということは認められなければならない。たとえば、本発明はまた、購入が中断された場合にも使用されてよく、すなわち、ユーザは、商品を選択し、購入を中断し(または購入を行っている間に中断され)、最初から開始するのではなく中止した場所で購入を再開することができる。また、たとえばある部門において何人かのユーザのすべてがウェブサイトからオンラインで本を購入したい場合に集合的な購入を行うことができ、第1のユーザは、ウェブサイトと対話して所要の本を選択し、ポータブルフォーマット文書の形式で彼らのセッションデータを取得し、その後次のユーザに文書を渡すことにより、最後のユーザが、集合的なウェブセッションデータを、選択された本のすべてに対する支払いを単一取引で完了することができる管理者に渡すまで、彼らがセッションステップを繰返し彼らの選択を第1のユーザの選択に追加する等を行うことができる。
【0078】また、本発明の第1実施形態の方法を使用して、個々のインターネット小売店のグループが仮想ショッピングセンタまたはデパートを運営することを可能にしてもよい。たとえば、小売店のグループが集まることにより、ユーザが、異なるウェブサイトから買物をすることを希望する度に個人およびクレジットカード情報を再入力する必要無しにオンラインでショッピングを行うことができるようになる。代替的に、大企業において、多くの人が一緒になって、おそらくは値段を下げるためにまとめて商品を購入し、それらすべてを同時に配達してもらうことによって郵送料および包装を節約したい場合がある。これは、従来技術のクッキー方法を使用した場合には不可能である。なぜなら、クッキーは特定のウェブブラウザと特定のウェブサイトとに強固に拘束されているためである。
【0079】また、後続するユーザのアイデンティティがウェブサイトとの対話が再現されているオリジナルユーザのアイデンティティと一致しなければ、サーバによるウェブセッションデータ文書(またはその任意の部分)の再使用を阻止することが要求される場合、セキュリティ対策としてクッキーを使用することも可能である。
【0080】また、たとえばユーザがオンラインデパートから間違った妥当でない量の商品を注文しないことを保証するために、編集済みセッションデータを検証するための手段が提供されてもよい。このデータ検証は、クライアント・サーバ環境のサーバ側で実行されてもクライアント側で実行されてもよい。
【0081】また、本発明を人間のユーザのコンテキストで説明したが、好ましい実施形態のステップのうちの任意のものは、コンピュータあるいは携帯電話または携帯情報端末等の他の好適な機器によって実行されてよい、ということを留意することも重要である。この発明は、例として次のような実施形態を含む。
【0082】(1) クライアント/サーバ環境においてサーバで生成されたウェブセッションデータの再使用を可能にする方法であって、クライアントのウェブサイトとの対話を記録するステップであって、これによって、ウェブセッションデータを生成し、前記ウェブセッションデータを、ポータブルフォーマットを有する文書に変換するステップと、前記ポータブルフォーマットを有する文書が後に前記ウェブセッションの少なくとも一部を再生成するために再使用され得るように、前記ポータブルフォーマット文書をユーザに転送するステップと、を含む方法。
【0083】(2) 前記記録するステップは、前記ウェブセッションデータを、前記ウェブセッションデータを生成する前記サーバで格納することを含む(1)記載の方法。
【0084】(3) 前記記録するステップは、前記ウェブセッションデータを、前記ウェブセッションデータを生成する前記サーバと通信するサーバまたはデータベースで格納することを含む(1)記載の方法。
【0085】(4) 前記変換するステップは、前記ウェブセッションデータを、サーバ固有のフォーマットから標準のサーバ独立の送信可能フォーマットに変換することを含む(1)から(3)に記載の方法。
【0086】(5) 前記変換するステップは、前記ウェブセッションデータを、サーバ固有のフォーマットからユーザ定義可能マークアップ言語に変換することを含む(1)から(3)に記載の方法。
【0087】(6) 前記変換するステップは、前記セッションデータをXMLフォーマットに変換することを含む(5)記載の方法。
【0088】(7) 前記変換するステップは、前記セッションデータをHTMLフォーマットに変換することを含む(5)記載の方法。
【0089】(8) 前記変換するステップは、前記ウェブセッションデータをマークアップ言語フォームに埋込むことを含む(1)から(7)に記載の方法。
【0090】(9) 前記変換するステップは、前記サーバにおいて、Javaサーブレット等、前記サーバに格納される専用プログラムを用いて前記セッションデータを解析することを含む(1)から(8)に記載の方法。
【0091】(10) 前記ユーザ定義可能マークアップ言語を表示可能フォーマットに変換する解釈命令(interpretation instruction)のセットを作成するステップをさらに含む(1)から(9)に記載の方法。
【0092】(11) 前記作成するステップは、解釈命令のセットをXSLまたはXSLTで作成することを含む11記載の方法。
【0093】(12) 前記作成するステップは、カスケーディング・スタイル・シート(Cascading Style Sheet)のセットを作成することを含む(10)記載の方法。
【0094】(13) 前記作成するステップは、前記解釈命令のセットを使用して前記ユーザ定義可能マークアップ言語を標準マークアップ言語に変換するステップと、前記標準マークアップ言語を、前記ユーザ定義可能マークアップ言語によって決まる所望の構成にフォーマットするステップと、を含む(10)または(11)記載の方法。
【0095】(14) 前記転送するステップは、前記解釈命令のセットをユーザ定義可能マークアップ言語に変換された前記ウェブセッションデータと共に送出することを含む(10)から(13)に記載の方法。
【0096】(15) 前記転送するステップは、前記ユーザからのセッションデータに対する要求を受信するステップと、それに応じて前記ユーザに対し前記ポータブルフォーマット文書を転送するステップと、を含む(1)から(14)に記載の方法。
【0097】(16) 前記要求を受信するステップは、前記ウェブサイトにおいて送出セッションオプションを選択することを含む(15)記載の方法。
【0098】(17) 前記転送されたポータブルフォーマット文書の前記ウェブセッションデータの少なくとも一部を、前記サーバに返信するために選択することをさらに含む(1)から(16)に記載の方法。
【0099】(18) 前記ポータブルフォーマット文書かまたは少なくともその選択された部分か、あるいはそこから導出された情報を、前記サーバに戻すように送信するステップをさらに含み、それによって、前記ユーザの先の対話セッションを再生成する、(1)から(17)に記載の方法。
【0100】(19) 前記送信するステップは、異なるウェブブラウザからの前記ポータブルフォーマット文書かまたは少なくともその一部を、前記サーバから前記ポータブルフォーマット文書を受信したウェブブラウザに送信するステップを含む(18)記載の方法。
【0101】(20) 前記送信するステップは、前記ポータブルフォーマット文書をフォームとして前記ウェブブラウザにロードするステップと、データをオフラインで閲覧するステップと、その後前記サーバに接続するステップと、該フォームをサーバへ返すようにポストするステップと、を含む(18)または(19)記載の方法。
【0102】(21) 前記送信するステップは、前記サーバに接続するステップと、前記ポータブルフォーマット文書かまたはその少なくとも一部かあるいはそこから導出される情報を前記サーバに戻すようにアップロードするステップと、を含む(18)または(19)記載の方法。
【0103】(22) 制御プログラムを前記ユーザに送出するステップをさらに含み、前記送信するステップは、前記制御プログラムを使用するステップであって、それによって、前記ポータブルフォーマット文書を見つけ出しそれを前記サーバに送信する、(18)から(21)に記載の方法。
【0104】(23) 前記制御プログラムを使用するステップは、アプレットまたはActiveXコントロールを使用するステップを含む(22)記載の方法。
【0105】(24) 前記ユーザ定義可能マークアップ言語を、前記解釈命令のセットを使用して表示可能フォーマットに再変換するステップをさらに含む(14)から(23)に記載の方法。
【0106】(25) 前記再変換するステップは、前記解釈命令のセットを実行するステップと、該変換の結果を表示するステップと、を含む(24)記載の方法。
【0107】(26) 前記再変換するステップは、前記ユーザ定義可能マークアップ言語を標準マークアップ言語に変換するステップと、前記標準マークアップ言語を前記ユーザ定義マークアップ言語によって決まる所望の構成にフォーマットするステップと、を含む(24)または(25)記載の方法。
【0108】(27) 前記転送されたポータブルフォーマット文書の前記ウェブセッションデータを前記ユーザのウェブブラウザで表示するステップをさらに含む(1)から(26)に記載の方法。
【0109】(28) 前記転送されたポータブルフォーマット文書の前記ウェブセッションデータを編集するステップをさらに含む(1)から(27)に記載の方法。
【0110】(29) 前記記録するステップは、前記ウェブサイトとの対話セッション中に前記ユーザによるユーザデータ入力および/またはデータ選択を記録するステップを含む(1)から(28)に記載の方法。
【0111】(30) 前記記録するステップは、前記ウェブサイトかまたは異なるウェブサイトとの対話セッション中にユーザナビゲーションを記録するステップを含み、それによって、前記ウェブセッションデータが前記ウェブサイトかまたは異なるウェブサイトを通して前記ユーザのナビゲーション履歴を表すようにする、(1)から(29)に記載の方法。
【0112】(31) 前記ユーザナビゲーションを、各々がウェブサイトへのオンライン接続が行われるのを可能にする一続きのハイパーリンクとして表示するステップをさらに含む、(30)記載の方法。
【0113】(32) 前記ユーザが最初に訪問した順序とは異なる順序で前記ハイパーリンクを選択するステップをさらに含む(31)記載の方法。
【0114】(33) 前記ユーザのナビゲーション履歴の前記ポータブルフォーマット文書を前記サーバに送出するステップと、前記ユーザのナビゲーションの前記履歴を一続きの表現として再現するステップとをさらに含み、各表現が該一続きのうちの次のものが表示される前に所定期間表示される、(30)から(32)に記載の方法。
【0115】(34) 前記サーバから前記ユーザに、該ユーザのアイデンティティを示すクッキーを送出するステップと、該ユーザのアイデンティティが、対話が再現されているオリジナルユーザのアイデンティティと一致しない限り、前記ポータブルフォーマット文書かまたはその任意の部分の該サーバによる再使用を阻止するステップと、をさらに含む(30)から(33)に記載の方法。
【0116】(35) 前記ウェブセッションデータは、前記ユーザの複数の異なるウェブページとの対話の履歴を表し、前記記録するステップは、該ウェブページの各々との前記対話を記録するステップを含む(1)から(34)に記載の方法。
【0117】(36) 前記記録するステップは、訪問した前記ウェブサイトと、購入のために選択された商品またはサービスと、前記選択された商品またはサービスの価格と、を表すショッピングカートデータを記録するステップを含む(35)記載の方法。
【0118】(37) 前記ポータブルフォーマット文書の少なくとも一部か、またはそこから導出される情報を、前記サーバに返信するステップを含み、それによって、前記複数のウェブサイトショッピング対話セッションを再生成することと、前記選択された商品およびサービスのすべてに対し前記サーバに対する1回の支払いを行うステップとをさらに含み、それによって、前記購入を決定的にする、(36)記載の方法。
【0119】(38) クライアント/サーバ環境においてサーバで生成されたウェブセッションデータの再使用を可能にするシステムであって、ユーザとウェブサイトとの間の通信をサポートする通信手段と、前記ユーザの前記ウェブサイトとの対話から発生するセッションデータを取込むようになっている取込手段と、前記セッションデータを、ポータブルフォーマットを有するセッションデータ文書に変換するようになっている変換手段と、前記セッションデータ文書を前記サーバから前記ユーザに前記通信手段を介して転送する転送手段と、を備えるシステム。
【0120】(39) 前記通信手段は、広域通信ネットワークを備え、前記システムはさらに、前記広域通信ネットワーク上で通信するようになっているクライアントコンピュータを備える(38)記載のシステム。
【0121】(40) 前記クライアントコンピュータは、ウェブブラウザを含み、前記転送手段は、前記ウェブサイトの前記ウェブページを前記ウェブブラウザに提供するようになっているサーバコンピュータを備える(39)記載のシステム。
【0122】(41) 前記クライアントコンピュータは、前記ユーザが前記ポータブルフォーマット文書を閲覧し編集することができるようにする手段を備える(38)から(40)に記載のシステム。
【0123】(42) 前記クライアントコンピュータは、前記サーバに再接続する手段であって、前記ポータブルフォーマット文書の少なくとも一部を該サーバに返信することにより、前記ポータブルフォーマット文書によって表される前記ウェブセッション対話を継続するようにする、該再接続する手段を備える(39)から(41)に記載のシステム。
【0124】(43) ウェブセッションデータが、前記ユーザの先の対話セッションのナビゲーション履歴を含み、前記閲覧することができるようにする手段は、前記ナビゲーション履歴を、ハイパーリンクで指定した前記ウェブサイトに該ユーザを接続するように選択可能な、一続きのハイパーリンクとして表示するようになっている(42)記載のシステム。
【0125】(44) 各々が、前記ポータブルフォーマット文書の少なくとも一部を受信し前記ウェブセッションの対応する部分を再生成するように構成されている、複数のサーバをさらに備える(38)から(43)に記載のシステム。
【0126】(45) (1)から(37)に記載の本発明の方法を実現するようにクライアント/サーバシステムを構成するようになっているコンピュータプログラムを含むデータ記憶媒体。
【出願人】 【識別番号】398038580
【氏名又は名称】ヒューレット・パッカード・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】HEWLETT−PACKARD COMPANY
【出願日】 平成15年1月21日(2003.1.21)
【代理人】 【識別番号】100081721
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 次生 (外2名)
【公開番号】 特開2003−271483(P2003−271483A)
【公開日】 平成15年9月26日(2003.9.26)
【出願番号】 特願2003−11817(P2003−11817)