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【発明の名称】 電子商取引システム及び電子商取引方法
【発明者】 【氏名】安達 博之

【氏名】築山 陽一

【要約】 【課題】実店舗と仮想店舗間の協力関係を構築でき集客力及び売上向上の図れる電子商取引システムを提供する。

【解決手段】クライアント端末9との間で通信ネットワーク2を介して電子商取引可能に構成され、クライアント端末9からの会員登録手続きを実行して会員データベース5に会員登録データを登録する会員登録手段13と、前記クライアント端末からの実店舗の店舗会員コード登録手続きを実行して会員データベース5に店舗会員コードを会員データベース5に登録する店舗会員コード登録手段14と、クライアント端末9との間で電子商取引手続きを実行する電子商取引実行手段15と、電子商取引手続きによって成立した店舗会員コードの登録を行っているサイト会員との間の電子商取引における取引額を実店舗毎に集計可能な取引額集計手段16とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 クライアント端末との間で通信ネットワークを介して電子商取引を行う仮想店舗を構成する仮想店舗サーバと、前記仮想店舗のサイト会員に関するデータを格納した会員データベースを備えてなる電子商取引システムであって、前記サイト会員の登録を行うユーザに関する会員登録データを受信し、前記会員データベースに前記会員登録データを記録して前記ユーザを前記サイト会員として登録する会員登録手段と、実店舗の店舗会員登録をしている前記サイト会員の店舗会員コードを受信して前記会員データベースに登録する店舗会員コード登録手段と、前記サイト会員の前記クライアント端末との間で、電子商取引に関するデータの送受信を行い電子商取引手続きを実行する電子商取引実行手段と、前記電子商取引実行手段による電子商取引手続きによって成立した前記店舗会員コードの登録を行っている前記サイト会員との間の電子商取引における取引額を前記実店舗毎に集計可能な取引額集計手段と、を備えてなることを特徴とする電子商取引システム。
【請求項2】 前記会員登録手段が、前記クライアント端末に対して会員登録手続き用画面データを送信し、前記クライアント端末から会員登録手続き用画面において入力された会員登録データを受信すると、前記会員データベースに前記会員登録データを記録して前記ユーザを前記サイト会員として登録する請求項1に記載の電子商取引システム。
【請求項3】 前記店舗会員コード登録手段が、前記サイト会員の前記クライアント端末に対して、前記店舗会員コードを登録するための店舗会員コード登録手続き用画面データを送信し、前記クライアント端末から店舗会員コード登録手続き用画面において入力された前記店舗会員コードを受信すると、前記店舗会員コードを前記会員データベースに登録する請求項1または2に記載の電子商取引システム。
【請求項4】 前記取引額集計手段が前記実店舗毎に集計した取引額に基づいて前記実店舗に付与する特典を計算する特典計算手段を備えている請求項1,2または3に記載の電子商取引システム。
【請求項5】 前記実店舗は前記電子商取引と同種の商取引対象を扱い、前記仮想店舗と系列関係にある請求項1〜4の何れか1項に記載の電子商取引システム。
【請求項6】 前記クライアント端末は、データの入力、表示、及び、送受信機能と、各端末固有の端末認証コードとを備えた携帯電話端末であって、前記会員登録手段は、前記サイト会員として登録する前記ユーザの前記クライアント端末の前記端末認証コードを前記クライアント端末から取得する請求項1〜5の何れか1項に記載の電子商取引システム。
【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項に記載の電子商取引システムを使用した電子商取引方法であって、前記取引額集計手段が集計した取引額に基づいて前記実店舗単位に計算された特典を前記実店舗に各別に付与することを特徴とする電子商取引方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアント端末との間で通信ネットワークを介して電子商取引を行う仮想店舗を構成する仮想店舗サーバと、前記仮想店舗のサイト会員に関するデータを格納した会員データベースとを備えてなる電子商取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、店頭で商品の販売やサービスの提供を行う実店舗は、当該商品や当該サービスの提供に供される物品等の在庫を各自に確保して、販売やサービスの提供を行っている。従って、十分な販売量を確保したり、顧客に対して十分なサービスの提供を行うには、商品や物品の品揃えや在庫数を相当数用意しておく必要がある。また、かかる実店舗は、顧客の商品等の購入毎にポイントを付与し、獲得ポイント数に応じた特典を付与するポイントカード等を顧客に発行してポイントカード会員とするとともに、当該会員の住所氏名を登録させて、拡販や集客のために自店の商品等に関する情報(特価情報、セールス期間、特典等)のダイレクトメールを当該会員に送付する等の施策を行っていた。また、一部の店舗においては、インターネット上に自店のホームページを開設して当該ホームページにアクセスしてきたユーザに対して上記情報の提供を、ホームページを介して行う場合もある。
【0003】一方、クライアント端末との間でインターネット等の通信ネットワークを介して電子商取引を行う仮想店舗は、たとえ上記実店舗と系列関係にあったり経営母体が共通であっても、一般には電子商取引の対象となるサイト会員に対し独自に商取引を行っている。また、電子商取引の場合は、サイト会員が当該仮想店舗にアクセスする必要があり、更に、サイト会員がアクセスするためには仮想店舗の存在自体が周知であるか、当該仮想店舗へのアクセスが容易である必要がある。ところが、仮想店舗の存在を周知化したりアクセスの容易化を図るにはそれなりの投資が必要である。
【0004】また、同じ商品やサービスを扱う実店舗と仮想店舗は、実店舗の顧客と仮想店舗の顧客が重複する場合があり、一般には競合関係にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の実店舗及び仮想店舗個々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、実店舗の経営を支援つつ仮想店舗の集客力を高めることができ、実店舗と仮想店舗間の協力関係を構築できる電子商取引システムを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するための本発明に係る電子商取引システムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、クライアント端末との間で通信ネットワークを介して電子商取引を行う仮想店舗を構成する仮想店舗サーバと、前記仮想店舗のサイト会員に関するデータを格納した会員データベースを備えてなる電子商取引システムであって、前記サイト会員の登録を行うユーザに関する会員登録データを受信し、前記会員データベースに前記会員登録データを記録して前記ユーザを前記サイト会員として登録する会員登録手段と、実店舗の店舗会員登録をしている前記サイト会員の店舗会員コードを受信して前記会員データベースに登録する店舗会員コード登録手段と、前記サイト会員の前記クライアント端末との間で、電子商取引に関するデータの送受信を行い電子商取引手続きを実行する電子商取引実行手段と、前記電子商取引実行手段による電子商取引手続きによって成立した前記店舗会員コードの登録を行っている前記サイト会員との間の電子商取引における取引額を前記実店舗毎に集計可能な取引額集計手段とを備えてなる点にある。
【0007】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加えて、前記会員登録手段が、前記クライアント端末に対して会員登録手続き用画面データを送信し、前記クライアント端末から会員登録手続き用画面において入力された会員登録データを受信すると、前記会員データベースに前記会員登録データを記録して前記ユーザを前記サイト会員として登録する点にある。
【0008】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項3に記載した如く、上記第一または第二の特徴構成に加えて、前記店舗会員コード登録手段が、前記サイト会員の前記クライアント端末に対して、前記店舗会員コードを登録するための店舗会員コード登録手続き用画面データを送信し、前記クライアント端末から店舗会員コード登録手続き用画面において入力された前記店舗会員コードを受信すると、前記店舗会員コードを前記会員データベースに登録する点にある。
【0009】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項4に記載した如く、上記第一、第二または第三の特徴構成に加えて、前記取引額集計手段が前記実店舗毎に集計した取引額に基づいて前記実店舗に付与する特典を計算する特典計算手段を備えている点にある。
【0010】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項5に記載した如く、上記第一乃至第四の特徴構成の何れかに加えて、前記実店舗は前記電子商取引と同種の商取引対象を扱い、前記仮想店舗と系列関係にある点にある。
【0011】同第六の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項6に記載した如く、上記第一乃至第五の特徴構成の何れかに加えて、前記クライアント端末は、データの入力、表示、及び、送受信機能と、各端末固有の端末認証コードとを備えた携帯電話端末であって、前記会員登録手段は、前記サイト会員として登録する前記ユーザの前記クライアント端末の前記端末認証コードを前記クライアント端末から取得する点にある。
【0012】本発明に係る電子商取引方法の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項5に記載した如く、上記第一乃至第六の何れかの特徴構成の電子商取引システムを使用した電子商取引方法であって、前記取引額集計手段が集計した取引額に基づいて前記実店舗単位に計算された特典を前記実店舗に各別に付与する点にある。
【0013】以下に上記特徴構成の作用並びに効果を説明する。本発明に係る電子商取引システム及び方法の各特徴構成によれば、会員登録手段が仮想店舗にアクセスして商品の購入等をインターネット等の通信ネットワークを介した電子商取引によって行おうとする顧客に対して、当該電子商取引を可能とすべく電子商取引手続きに必要なサイト会員の氏名、電子メールアドレス等の会員登録データを収集及び記録してサイト会員登録を行い、店舗会員登録手段がサイト会員であって各実店舗のポイントカード会員等の店舗会員登録をしている顧客の店舗会員コードの登録を行うことで、取引額集計手段が、電子商取引手段が実行した電子商取引手続きによって成立した電子商取引の取引額を、実店舗の店舗会員コード登録を行っているサイト会員の分だけを抽出して実店舗単位で集計することができる。この結果、実店舗に対して実店舗単位で集計した取引額に応じた特典を与えることができる。よって、実店舗側では、実店舗への来店客に仮想店舗へのアクセスや購入を勧めることができ、仮想店舗側においては、実店舗の顧客を仮想店舗に向けて集客することができる。
【0014】特に、上記電子商取引システムの第二または第三の特徴構成によれば、クライアント端末との間のデータ送受信により直接、サイト会員登録または店舗会員コード登録が可能となる。
【0015】また、同第四の特徴構成によれば、特典計算手段によって上記特典の計算がなされ、特典計算の自動化が図れる。
【0016】更に、同第五の特徴構成によれば、サイト会員は仮想店舗と実店舗の両方で同種の商取引対象である商品やサービスを受け易くなるため、仮想店舗と実店舗側から見れば、サイト会員に対する便宜向上により、仮想店舗へのアクセス回数及び実店舗への来店回数の向上が期待できる。また、実店舗側では、商品等の在庫不足や品揃えの不十分さから店頭での商品販売やサービス提供を十分に行えない顧客に対して、仮想店舗での購入を勧めることができ、自店の在庫や品揃え負担の軽減が図れるとともに上記特典を受け取れるという利点があり、仮想店舗側においては、実店舗の顧客を仮想店舗に向けて集客することができるという、一見敵対関係にある仮想店舗と実店舗間で二者両得関係が構築される。また、仮想店舗と実店舗は系列関係にあるので、仮想店舗と実店舗間で共通の情報、或いは、複数の実店舗間で共通の情報を仮想店舗からインターネット等の通信ネットワークを通じて提供することもできる。
【0017】同第六の特徴構成によれば、クライアント端末が仮想店舗サーバへアクセスした場合において端末認証コードを取得することで、その端末認証コードに基づいて一般のユーザかサイト会員であるかの識別が可能となるので、特定店舗登録手続きや店舗会員コード登録手続きにおいて、アクセスしてきたユーザに対してサイト会員であるか否かの確認を別途行わずにサイト会員に対してのみ当該手続きの処理を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子商取引システム(以下、適宜「本発明システム」という。)の実施の形態につき、図面に基づいて説明する。
【0019】図1に示すように、本発明システム1は、インターネット2a(通信ネットワーク2の一つ)を介して電子商取引を行う仮想店舗3を構成する仮想店舗サーバ4と、仮想店舗のサイト会員に関するデータを格納した会員データベース5と、サイト会員の電子商取引の取引額を集計する取引額集計手段16とを備えて構成される。仮想店舗サーバ4は一または複数のサーバコンピュータ等によって構成され、インターネット2を介したアクセスに対して、仮想店舗3に係る情報をアクセスしてきたクライアント端末9に送信して閲覧可能に、且つ、サイト会員との間で電子商取引が実行可能に構成されている。
【0020】また、仮想店舗3には仮想店舗用の商品情報や在庫情報を検索可能に記録した商品在庫データベース6と、電子商取引の内容(販売商品、販売額、販売したサイト会員等)に係る情報を検索可能に記録した取引情報データベース7が設けられ、会員データベース5、商品在庫データベース6及び取引情報データベース7が仮想店舗サーバ4に内蔵或いは外付けの磁気記憶装置等の不揮発性記憶装置8に格納されている。
【0021】本実施形態では、クライアント端末9として、電話機能に加えて、インターネット経由でのデータ送受信機能、及び、当該データの入力並びに表示機能を備えた、例えば、NTTドコモ社の「iモード」やKDDI社他の「Ezweb」等のインターネット接続機能及び電子メール機能を備えた携帯電話端末9aを想定している。例えば、「iモード」対応の携帯電話端末9aの場合、クライアント端末9はNTTドコモ社が提供するディジタル移動通信ネットワーク2bを経由してインターネット2aに接続され、クライアント端末9と仮想店舗サーバ4間を接続する通信ネットワーク2が形成される。
【0022】仮想店舗サーバ4は、携帯電話端末9aとCompact HTML形式のデータ送受信が可能で、携帯電話端末9aの小型表示画面用の画面表示データを提供するWEBサーバ11と、会員データベース5、商品在庫データベース6及び取引情報データベース7に対してデータベース操作するデータベースサーバ12とを備えている。尚、データベースサーバ12は各データベース5,6,7に対して各別のデータベースサーバであっても構わない。
【0023】また、仮想店舗サーバ4は、機能的には以下の機能手段を備えて構成されている。つまり、仮想店舗サーバ4は、会員登録手段13、店舗会員コード登録手段14、電子商取引実行手段15を備えている。各機能手段13〜15は夫々WEBサーバ11及びデータベースサーバ12の一部の機能を用いて構成されている。より具体的には、各機能手段13〜15は、仮想店舗サーバ4を構成するコンピュータ上で夫々の機能を実現するコンピュータプログラムの実行によってソフトウェア的に構成される。ここで、店舗会員コードとは仮想店舗3を運営管理する管理本部とフランチャイズチェーン契約等を締結して系列下にある複数の実店舗が顧客に対し夫々発行する各実店舗における会員コードである。
【0024】また、仮想店舗3と実店舗を夫々運営管理する管理本部に別途ホストコンピュータ10が設置されている。更に、取引額集計手段16が実店舗毎に集計した取引額に基づいて実店舗に付与する特典を計算する特典計算手段17が、取引額集計手段16とともにホストコンピュータ10内に設けられている。これら取引額集計手段16と特典計算手段17は、ホストコンピュータ10上で夫々の機能を実現するコンピュータプログラムの実行によってソフトウェア的に構成される。
【0025】尚、各実店舗の商取引形態として、店頭において仮想店舗における電子商取引で取り扱う商品またはサービスと同種の商品等を消費者に提供している場合が含まれる。
【0026】次に、各機能手段13〜17の機能について図面に基づいて説明する。先ず、図2に示すように、ユーザがクライアント端末9を操作して仮想店舗3のホームページにアクセスしてきた場合(#100)、WEBサーバ11はクライアント端末9に図3に例示するホームページ画面30の表示用データをクライアント端末9に送信する(#200)。クライアント端末9のブラウザ機能によって表示用データが処理され、図3に例示するホームページ画面30が表示画面上に表示される(#101)。そこで、サイト会員未登録のユーザ(非サイト会員)は、ホームページ画面30上のサイト会員登録用のハイパーリンク31をクリックすると、当該リンク先のサイト会員登録ページにアクセスする(#102)。
【0027】会員登録手段13は、非サイト会員のサイト会員登録手続きを仮想店舗サーバ4側において実行する手段である。そこで、会員登録手段13は、当該アクセス(#102)に対して、サイト会員登録ページ画面32を表示するための会員登録手続き用画面データを送信する(#201)。クライアント端末9のブラウザ機能によって会員登録手続き用画面データが処理され、図4に例示するサイト会員登録ページ画面32(会員登録手続き用画面の一つ)が表示される(#103)。そこで、非サイト会員のユーザがサイト会員登録ページ画面32上の登録ボタン33をクリックすると、個人情報登録ページにアクセスする(#104)。尚、クライアント端末9である携帯電話端末9aが例えば「iモード」対応の場合は、「iモード」の「マイメニュー登録」ページを経由して個人情報登録ページにアクセスする。
【0028】会員登録手段13は、当該アクセス(#104)に対して、個人情報登録ページ画面34を表示するための会員登録手続き用画面データを送信する(#202)。クライアント端末9のブラウザ機能によってその会員登録手続き用画面データが処理され、図5に例示する個人情報登録ページ画面34(会員登録手続き用画面の一つ)が表示される(#105)。クライアント端末9は、非サイト会員のユーザが個人情報登録ページ画面34上から会員登録データである個人情報(例えば、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、電子メールアドレス等)を入力すると、その会員登録データをWEBサーバ11に向けて送信する(#106)。WEBサーバ11がその会員登録データを受信すると、会員登録手段13は、サイト会員番号を新たに採番するとともに、会員データベース5にそのサイト会員番号と会員登録データを記録して当該ユーザをサイト会員として登録する(#203)。ここで、「マイメニュー登録」を利用することで、「iモード」対応の携帯電話端末9aが有する端末固有の端末認証コードが個人情報の一部として会員データベース5に登録される。これにより、一旦サイト会員登録がなされると、クライアント端末9が送信する端末認証コードによってアクセスしてきたクライアント端末9のユーザがサイト会員であるか否かの判別が、仮想店舗サーバ4側において可能となる。また、クライアント端末9が「Ezweb」対応の携帯電話端末9aにおいても、同様の端末認証コードの登録が技術的に可能である。
【0029】以上が、会員登録手段13に関する機能の説明である。尚、実際のサイト会員登録手続きでは、ユーザに対して入力した個人情報の確認或いは修正手続きが可能であり、かかる個人情報或いは修正後の個人情報の確認後に上記サイト会員登録(#203)が実行される。
【0030】店舗会員コード登録手段14は、サイト会員またはサイト会員登録しようとするユーザがある実店舗の店舗会員(例えば、ポイントカード会員等)である場合に、その店舗会員コードを登録する店舗会員コード登録手続きを仮想店舗サーバ4側において実行する手段である。本実施形態において、店舗会員コード登録手段14は、会員登録手段13の上記ステップ#202の実行機能を流用して構成される。即ち、図6に示すように、会員登録手段13がクライアント端末9に送信する会員登録手続き用画面データを、サイト会員登録しようとするユーザがある実店舗の店舗会員である場合に、その店舗会員コードを個人情報の一部として入力できるようにした店舗会員コード登録手続き画面データを含む状態で送信する(#204)。クライアント端末9のブラウザ機能によってその店舗会員コード登録手続き画面データを含む会員登録手続き用画面データが処理され、図5に例示する個人情報登録ページ画面34が表示される(#107)。クライアント端末9は、非サイト会員のユーザが個人情報登録ページ画面34上から会員登録データである個人情報及び店舗会員コードを入力すると、その店舗会員コードを含む会員登録データをWEBサーバ11に向けて送信する(#108)。尚、店舗会員コードの入力は、個人情報登録ページ画面34上の店舗会員コード入力欄41(店舗会員コード登録手続き用画面の一例)を選択してクライアント端末9の文字入力機能を用いて行う。WEBサーバ11がその店舗会員コードを含む会員登録データを受信すると、会員登録手段13は、サイト会員番号を新たに採番するとともに、会員データベース5にそのサイト会員番号と会員登録データを記憶し当該ユーザをサイト会員として登録し(#203)、店舗会員コード登録手段14は、会員データベース5にそのサイト会員番号と関連付けてその店舗会員コードを登録する(#205)。ここで、クライアント端末9における上記ステップ#107と#108は先に説明したステップ#105と#106と実質的に同じである。
【0031】また、既にサイト会員となっているユーザの店舗会員コード登録手続きも、上記サイト会員登録手続きと並行して行う非サイト会員の店舗会員コード登録手続きと同じ要領で実行可能である。つまり、サイト会員が登録した個人情報の変更または追加手続きとして、店舗会員コードの追加登録を行えばよい。上記ステップ#108において、サイト会員が個人情報登録ページ画面34上から店舗会員コードを入力すると、クライアント端末9がその店舗会員コードをWEBサーバ11に向けて送信する。WEBサーバ11がその店舗会員コードを含む会員登録データを受信すると、店舗会員コード登録手段14が上記ステップ#205を実行して、会員データベース5にその店舗会員コードをサイト会員番号と関連付けて登録する。以上が、店舗会員コード登録手段14に関する機能の説明である。
【0032】尚、図3に示すように、仮想店舗3のホームページ画面30上に店舗会員コード登録した実店舗の店舗情報を掲載したサイトへのハイパーリンク40を設けることで、店舗会員コード登録したサイト会員が、当該ハイパーリンクボタン40をクリックすることで、店舗会員コード登録した実店舗の情報を提供するサイトへアクセス可能な構成とするのも好ましい実施の形態である。
【0033】電子商取引実行手段15は、図7に示すように、サイト会員が仮想店舗3のホームページにアクセスして(#100)、クライアント端末9の表示画面上に図3に例示するホームページ画面30が表示されると(#101)、購入希望商品の分類を選択するためハイパーリンク50(図3の例示では、「新作ソフト」、「オススメ!ソフト・ハード」等)をクリックすると、当該リンク先の商品リストを表示する商品リスト表示ページ或いは更なる商品検索用画面ページにアクセスする(#109)。電子商取引実行手段15は、当該アクセス(#109)に対し、商品リスト表示用或いは商品検索用画面データを送信する(#206)。最終的に商品リスト表示用画面データを受信するまで、ステップ#109と#206を繰り返し、クライアント端末9に商品リスト画面が表示されると、ユーザは当該画面上で購入希望商品を選択すると、当該商品データが仮想店舗サーバ4に送信される(#110)。ここで、一般的な商品購入における電子商取引で普及している所謂「ショッピングカート方式」が採用され、購入を希望する商品を選択して画面上に表示されるショッピングカートに入れる操作を行う。
【0034】電子商取引実行手段15は、商品データを受信すると商品在庫データベース6を検索して、当該商品の販売(ユーザ側から見れば購入)が可能か否かの判定を行う(#207)。ここで、当該当該商品の在庫があれば、クライアント端末9に対して、サイト会員登録手続き時に発行され入会したサイト会員に所定の方法で通知されたパスワードの入力要求を行い(#208)、当該当該商品の在庫がなければ、クライアント端末9に対して購入できない旨のメッセージを送信する(#209)。尚、上記パスワードの通知処理については会員登録手段13の説明において言及されていないが、ステップ#203の直後にクライアント端末9に当該パスワードを送信するか、別途登録された電子メールアドレスに電子メールで送信するようにしても構わない。
【0035】クライアント端末9はパスワード入力要求を受信するとパスワード入力用画面を表示し、サイト会員の入力したパスワードが仮想店舗サーバ4に送信される(#111)。ここで、パスワード入力用画面の表示まで至ったユーザがサイト会員でない場合は以降の処理が続行できないので、かかる非サイト会員のために当該パスワード入力用画面上において、商品購入に際し会員登録が必要な旨と会員登録を促すメッセージが表示される。
【0036】電子商取引実行手段15は、クライアント端末9が送信する端末認証コードによってサイト会員を識別するとともに、受信したパスワードによって本人確認を行う(#210)。本人認証ができない場合は、再度パスワードの入力要求を行い(#208)、本人認証ができるとユーザの購入確認を促す購入確認データを送信する(#211)。クライアント端末9は受信した購入確認データを処理して購入確認用画面を表示させ、サイト会員の確認入力を仮想店舗に送信する(#112)。ここで、追加の購入商品がある場合は、一旦購入確認を保留にしてステップ#109の商品検索に戻ることは可能である。
【0037】引き続き、電子商取引実行手段15は、購入確認受信後に支払方法や配送先の確認要求をクライアント端末9に送信し(#212)、クライアント端末側で、当該要求に応答して支払方法や再送先データを入力して仮想店舗サーバ4に送信する(#113)。電子商取引実行手段15は、支払方法や配送先を受信すると、注文番号を採番して購入商品リストとともにクライアント端末9に送信し(#213)、当該電子商取引に係るデータ(サイト会員番号、購入商品番号、個数、購入額、支払方法、配送先、注文番号、購入日時等)を取引情報データベース7に登録する(#214)。クライアント端末9側では、購入商品リストと注文番号を受け取り、電子商取引の内容を確認及び保管する(#114)。
【0038】以上が、電子商取引実行手段15の基本的な機能の説明である。上記の他、商品検索ステップ#109において、例えば、ステップ#101で表示されたホームページ画面30上の入力枠内51に購入希望商品の商品コードを入力することで、購入希望商品の検索を実行するようにしても構わない。また、商品検索や選択の方法は適宜変更可能である。
【0039】仮想店舗サーバ4は、上記各機能手段13〜15以外に、電子商取引機能に関連するその他の機能手段も有しているが、本発明の本質部分ではないので、その説明を割愛する。
【0040】取引額集計手段16は、定期的に、取引情報データベース7及び会員データベース5にアクセスして、電子商取引実行手段15が一定期間内にステップ#214で登録した電子商取引に係るデータ、及び、店舗会員コード登録手段14がステップ#205でサイト会員番号と関連付けて登録した店舗会員コードを検索して、集計時に店舗会員コード登録しているサイト会員の取引額をすべてサイト会員別に抽出して合計し、更に、同じ実店舗に係る店舗会員コード毎に集計することで、当該取引額を実店舗毎に集計する。かかる処理を例えば各月末に実行することで月次の集計データが作成される。
【0041】更に、特典計算手段17が取引額集計手段16によって上記実店舗毎に集計された取引額データに基づいて、実店舗に対する特典を計算する。かかる特典として、例えば、前記管理本部が各実店舗に対し付与する取引額に比例した分配金等が挙げられる。また、かかる特典は、上記取引額データに基づいて、手動で計算しても構わない。このようにして計算された特典を各実店舗に付与することにより、実店舗の管理本部の系列加入が促進され、実店舗及び仮想店舗における総売上高の向上が期待される。
【0042】以下に、別の実施形態につき説明する。
〈1〉上記実施の形態において、会員登録手段13と店舗会員コード登録手段14は、クライアント端末9との間でデータ送受信可能な構成で、仮想店舗サーバ4に設けられていたが、それに代えて或いは追加して、前記手段13,14の一方または両方を管理本部のホストコンピュータ10内に設けても構わない。例えば、各実店舗に配備したPOS(Point Of Sale)端末とホストコンピュータ10を、通信ネットワークを介して接続し、サイト会員登録している顧客に対して実店舗における店舗会員コード発行時に、ホストコンピュータ10に設けた店舗会員コード登録手段14がPOS端末から入力された当該店舗会員コードとサイト会員番号を関連付けて会員データベース4に登録するようにしても構わない。また、非サイト会員に対し店舗会員コードを発行する際に、ホストコンピュータ10に設けた会員登録手段13がサイト会員登録も同時に行うようにしても構わない。
【0043】〈2〉上記実施の形態において、取引額集計手段16と特典計算手段17はホストコンピュータ10内に設けられていたが、取引額集計手段16或いは取引額集計手段16と特典計算手段17は仮想店舗サーバ4に設けるようにしてもよい。
【0044】〈3〉上記実施の形態において、クライアント端末9として、「iモード」や「Ezweb」等のインターネット接続機能及び電子メール機能を備えた携帯電話端末9aを想定したが、必ずしも電話機能を有した携帯電話端末に限らず、「iモード」や「Ezweb」等に対応した電話機能のない携帯情報端末であってもよい。更に、クライアント端末9として、インターネットにアクセス可能なパーソナルコンピュータ等の一般的なコンピュータであっても構わない。
【0045】〈4〉上記実施の形態において、複数の実店舗が仮想店舗3を運営管理する管理本部とフランチャイズチェーン契約を結んでいる系列下にある場合を想定したが、複数の実店舗の一部または全部がフランチャイズチェーンでなく直営店であってもよく、また、全く系列関係にない実店舗であっても構わない。
【0046】〈5〉上記実施の形態における図3、図4、及び、図5のクライアント端末9上における表示画面は例示であって適宜変更可能である。
【出願人】 【識別番号】399094084
【氏名又は名称】株式会社明響社
【出願日】 平成14年2月27日(2002.2.27)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2003−256727(P2003−256727A)
【公開日】 平成15年9月12日(2003.9.12)
【出願番号】 特願2002−51597(P2002−51597)