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【発明の名称】 診断支援システム
【発明者】 【氏名】鳥越 恵治郎

【氏名】平原 輝和

【要約】 【課題】回答者が特定の疾患を考えることなく、問診票の日常生活習慣、症状を回答するだけで複数の特定疾患に対し、可能性の有無の結果を得ることができる診断支援システムを提供すること。

【解決手段】インターフェース部211は外部装置及び症状レベルデータを保持する記憶領域120〜診断基準データを保持する記憶領域124(症状レベルデータ120,診断基準データ124と称す。以下同じ)との接続通信を可能するドライバ、接続端子等で構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の問診項目に対する回答群を入力する手段と、前記回答群に基づいて、疾患区分とその症状レベルとをもとめる手段と、疾患区分毎に前記症状レベルを合算する手段と、各疾患区分とその合計症状レベルとに基づいて、問診結果レポートを作成する手段とを具備したことを特徴とする診断支援システム。
【請求項2】 問診コード、疾患区分、及びその症状レベルを関連づけて記憶した診断用マトリクスを具備した診断支援システムであり、複数の問診項目を有する問診リストを、問診対象者に配布する手段と、前記問診対象者から回収した前記問診リストに対する回答群を入力する手段と、前記診断用マトリクスを参照し、各回答に対応する疾患区分とその症状レベルとをもとめる手段と、疾患区分毎に前記症状レベルを合算する手段と、各疾患区分とその合計症状レベルとに基づいて、問診結果レポートを作成する手段とを具備したことを特徴とする診断支援システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は診断支援システム、より具体的には、問診及び質問紙法に対するコンピュータの自動解析を用いた診療支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日の問診診断については、特定の疾患に対して複数の問診を回答する方法をとり、該当する項目数を合算して、該当項目数が特定個数以上であれば、特定疾患を疑う診断方法が利用されている。従来からの一般的な問診及び診断結果の例を以下に示す。
【0003】
(問診)
糖尿病についてお尋ねします。はい・いいえで答えてください。
1.のどが渇いていませんか?・・・・・・・・はい・いいえ 2.尿量が増えましたか?・・・・・・・・・・はい・いいえ 3.視力が急に低下した・・・・・・・・・・・はい・いいえ 4.体がだるく疲れやすいですか?・・・・・・はい・いいえ 5以下省略(診断結果)上記質問であてはまる質問が2個以上該当する場合は、糖尿病検査を受けてください。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような問診診断には以下のような問題点があった。
1・回答者が、特定疾患を疑い特定疾患問診票に回答しなければならない。
2・回答者が、特定疾患の問診に回答し結果が該当しない場合は、別の疾患の可能性を考えるという要素が含まれていない。
3・特定疾患を問う質問内容により点数の変化が見られない。
4・回答者は、症状がどのような疾患の可能性であるかを知りたいという欲求に対し、十分な回答を得る事ができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するため、本発明の診断支援システムは、複数の問診項目に対する回答群を入力する手段と、回答群に基づいて、疾患区分とその症状レベルとをもとめる手段と、疾患区分毎に症状レベルを合算する手段と、各疾患区分とその合計症状レベルとに基づいて、問診結果レポートを作成する手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】また、本発明は、問診コード、疾患区分、及びその症状レベルを関連づけて記憶した診断用マトリクスを具備した診断支援システムであり、複数の問診項目を有する問診リストを、問診対象者に配布する手段と、問診対象者から回収した問診リストに対する回答群を入力する手段と、診断用マトリクスを参照し、各回答に対応する疾患区分とその症状レベルとをもとめる手段と、疾患区分毎に症状レベルを合算する手段と、各疾患区分とその合計症状レベルとに基づいて、問診結果レポートを作成する手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本システムの手順について(1−1)問診リストの作成についてまず最初に、問診リスト作成者は、問診対象者(例えば、高校生/成人等)に応じて問診項目を作成または選択する。問診対象者を高校生とした場合の問診項目の一部を表1に示す。第1列目には問診コード、第2列目には問診項目に対する回答のタイプ(表1の場合「はい/いいえ」)、第3列目には問診項目の内容を示している。
【0008】
【表1】

【0009】次に、この表を用いて問診リストを作成する。問診リストについては、キーボード213等から直接入力して作成してもよいし、ワープロソフトのマクロ等を用いて自動的に作成してもよい。表1に基づいて作成した問診リストの例の一部を図2に示す。
(1−2)診断用マトリクスの作成について次に、表1の問診項目に基づいて診断用マトリクスを作成する。診断用マトリクスの一部を表2に示す。
【0010】
【表2】

【0011】表2の配列は下記のようになっている。
第1行目・・・大きく分けた疾患区分(疾患区分1)の名称。
第1行目,第2列目・・・「アレルギー性疾患」
第1行目,第3列目・・・「ストレス及び心因反応」
第1行目,第4列目・・・「器質性疾患」
第2行目・・疾患区分1をさらに細かく分けた疾患区分(疾患区分2)の名称。
第2行目,第2列目・・・「花粉症」(疾患区分1:アレルギー性疾患)
第2行目,第3列目・・・「気管支喘息」(疾患区分1:アレルギー性疾患)
第2行目,第4列目・・「睡眠不足」(疾患区分2:ストレス及び心因反応)
第2行目,第5列目・・・「片頭痛」(疾患区分2:ストレス及び心因反応)
第2行目,第6列目・・「不整脈等」(疾患区分2:ストレス及び心因反応)
第2行目,第7列目・・「腰部椎間板ヘルニア等」(疾患区分2:ストレス及び心因反応)
第3行目〜第14行目・・・回答データが1(有効)であった場合、疾患区分1(第1行目)と疾患区分2(第2行目)の症状レベルを「大症状」と判定する問診コード。
第15行目〜第29行目・・・回答データが1(有効)であった場合、疾患区分1(第1行目)と疾患区分2(第2行目)の症状レベルを「中症状」と判定する問診コード。
第30行目〜第39行目・・・回答データが1(有効)であった場合、疾患区分1(第1行目)と疾患区分2(第2行目)の症状レベルを「参考症状」と判定する問診コード。
【0012】(1−3)回答群の入力について問診リスト(図2)は、問診対象者(この場合、高校生)に配布される。配布方法としては、以下の2つが考えられる。
■問診リストをプリントアウトしたものを各生徒に配布する。
■各生徒の電子メールアドレスを送信先として、問診リスト(この場合、電子ファイル)を配信する。
問診リストを受け取った生徒は、問診項目に対して回答を記入する。図3は回答済みの問診リストの一例である。図3の例の場合、問診リストの上段に3つの質問が記載されている。そして、これらの質問の次に、問診項目が列挙されている。
【0013】問診項目は階層化して分類されており、図3の場合、大項目1(=食欲・睡眠・便通について)の下には中項目1〜中項目3(1=食欲について〜3=便通について)設けられている。問診リストの左端には、各問診項目の問診コードが示されている。図3の回答例は下記のようになっている。
問診コード1−1・・・「はい」
大項目1−中項目2の問診項目・・・「a」
問診コード1−3−1の問診項目・・・「いいえ」
問診コード1−3−2の問診項目・・・「いいえ」
問診コード1−3−3の問診項目・・・「いいえ」
問診コード2−1の問診項目・・・「はい」
問診コード2−2の問診項目・・・「はい」
問診コード2−3の問診項目・・・「いいえ」
問診コード2−4の問診項目・・・「はい」
問診コード2−5の問診項目・・・「いいえ」
問診コード2−6の問診項目・・・「いいえ」
問診コード2−7の問診項目・・・「いいえ」
問診コード2−8の問診項目・・・「はい」
問診コード2−9の問診項目・・・「はい」
問診コード2−10の問診項目・・・「はい」
【0014】(1−4)回答から回答データを作成する。次に、上記回答例から回答データを作成するときの手順を説明する。本実施の形態では問診項目に対する回答が「はい」である場合、その問診項目の問診コードと、数値データ「1」とを組み合わせて回答データとする。また、複数の選択肢の中から1つ選んで回答する場合には、選択肢毎に問診コードを付与し、問診対象者が選択した選択肢の問診コードと、数値データ「1」とを組み合わせて回答データとする。さらに、回答が「いいえ」であった問診項目や、選択されなかった選択肢の問診コードには、数値データ「0」を組み合わせて回答データとする。以上のようにして回答データを作成すると、回答例(図3)に対応する回答データ群は下記のようになる。
【0015】本実施の形態では、回答データ=”問診コード,数値データ”とする。
第1の回答データ・・・1−1,1第2の回答データ・・・1−2−1−a,1第3の回答データ・・・1−2−1−b,0第4の回答データ・・・1−2−1−c,0第5の回答データ・・・1−3−1,0第6の回答データ・・・1−3−2,0第7の回答データ・・・1−3−3,0第8の回答データ・・・2−1,1第9の回答データ・・・2−2,1第10の回答データ・・・2−3,0第11の回答データ・・・2−4,1第12の回答データ・・・2−5,0第13の回答データ・・・2−6,0第14の回答データ・・・2−7,0第15の回答データ・・・2−8,1第16の回答データ・・・2−9,1第17の回答データ・・・2−10,1【0016】(1−5)回答データから疾患区分と症状レベルとを求める次に、診断用マトリクス(表2)を用いて、回答データから疾患区分と症状レベルとを求める。まず最初に、問診リスト上にある問診項目に対する回答データの中から、数値データが「1」であるものを抽出する。回答例(図3)の場合、第1の回答データ、第2の回答データ、第7の回答データ、第8の回答データ、第9の回答データ、第11の回答データ、第15の回答データ、第16の回答データ、第17の回答データが抽出される。
【0017】次に、これらの回答データの問診コードを確認し、診断用マトリクス(表2)から問診コードを検索する。具体的に説明すると、第1の回答データの問診コードは”1−1”である。”1−1”は診断用マトリクスの(第3列,第30行)と(第5列,第30行)にある。最初に、(第3列,第30行)の列(第3列)から疾患区分2を確認すると「気管支喘息」と記されている。よって、疾患区分はアレルギー性疾患(疾患区分1)の気管支喘息(疾患区分2)であることがわかる。次に、(第3列,第30行)の行(第30列)から症状レベルを確認すると「参考症状」であることが分かる。
【0018】次に、(第5列,第30行)の列(第5列)から疾患区分2を確認すると「片頭痛」と記されている。よって、疾患区分はストレス及び心因反応(疾患区分1)の片頭痛(疾患区分2)であることがわかる。次に、(第5列,第30行)の行(第30行)から症状レベルを確認すると「参考症状」であることが分かる【0019】以上のようにして、回答データから疾患区分と症状レベルをもとめると、下記1-■乃至9-■のような結果になる。
・第1の回答データ(問診コード;1−1)
1-■(疾患区分2,症状レベル)=(気管支喘息,参考症状)
1-■(疾患区分2,症状レベル)=(片頭痛,参考症状)
・第2の回答データ(問診コード;1−2−1−a)
2-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,大症状)
2-■(疾患区分2,症状レベル)=(片頭痛,中症状)
【0020】・第8の回答データ(問診コード;2−1)
3-■(疾患区分2,症状レベル)=(気管支喘息,中症状)
3-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,中症状)
3-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
・第9の回答データ(問診コード;2−2)
4-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,中症状)
【0021】・第11の回答データ(問診コード;2−4)
5-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,参考症状)
5-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,参考症状)
・第15の回答データ(問診コード;2−8)
6-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
・第16の回答データ(問診コード;2−9)
7-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
【0022】・第17の回答データ(問診コード;2−10)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(気管支喘息,参考症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,参考症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(片頭痛,中症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
【0023】(1−6)症状レベルの合算について本実施の形態では、大症状を一個5点、中症状を一個2点、参考症状を一個1点とし、疾患区分毎にその症状レベルを合算する。例えば、1-■乃至9-■を症状区分別に分類すると下記のようになる。
・疾患区別2=気管支喘息1-■(疾患区分2,症状レベル)=(気管支喘息,参考症状)
3-■(疾患区分2,症状レベル)=(気管支喘息,中症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(気管支喘息,参考症状)
したがって、疾患区別2=気管支喘息についての合計症状レベルは次のようになる。合計症状レベル(気管支喘息)=2+1×2=4点【0024】・疾患区別2=睡眠不足2-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,大症状)
3-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,中症状)
4-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,中症状)
5-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,参考症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(睡眠不足,参考症状)
したがって、疾患区別2=睡眠不足についての合計症状レベルは次のようになる。合計症状レベル(睡眠不足)=3+2×2+1×2=9点【0025】・疾患区別2=片頭痛1-■(疾患区分2,症状レベル)=(片頭痛,参考症状)
2-■(疾患区分2,症状レベル)=(片頭痛,中症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(片頭痛,中症状)
したがって、疾患区別2=片頭痛についての合計症状レベルは次のようになる。合計症状レベル(片頭痛)=2×2+1=5点【0026】・疾患区別2=不整脈等3-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
5-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,参考症状)
6-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
7-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
8-■(疾患区分2,症状レベル)=(不整脈等,中症状)
したがって、疾患区別2=不整脈等についての合計症状レベルは次のようになる。合計症状レベル(不整脈等)=2×4+1=9点【0027】(1−7)問診結果レポートの作成について本実施の形態では、診断基準を疾患区分1別に定め、それぞれ合計症状レベルに基づく問診結果レポートを作成するものとする。診断基準を以下に示す。
イ.アレルギー性疾患について1)合計7点以上の場合、それぞれの項目について「ほぼ確実」として表示する。
2)5〜6点の時はそれぞれの項目について「疑わしい」として表示する。
3)4点以下は棄却する。
ロ.ストレス及び心因反応について1)合計20点以上の場合、それぞれの項目について「ほぼ確実」として表示する。
2)15〜19点の時はそれぞれの項目について「可能性あり」として表示する。
3)14点以下は棄却する。
ハ.器質性疾患について1)合計13点以上の場合、それぞれの項目について「精査が必要」として表示する。
2)9〜12点の時はそれぞれの項目について「可能性を否定出来ず」として表示する。
3)8点以下は棄却する。
【0028】回答例(図3)では、各疾患区分の合計症状レベルが以下のような結果になっているため、問診結果レポートは図4のようになる。
■気管支喘息(症状区分1;アレルギー性疾患)・・・4点■睡眠不足(症状区分1;ストレス及び心因反応)・・・9点■片頭痛(症状区分1;ストレス及び心因反応)・・・5点■不整脈等(症状区分1;器質性疾患)・・・9点【0029】(2)本システムの動作について本発明の実施の形態である診断支援システムの動作について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例である診断支援システムを示す機能ブロック図、図5は本発明の実施の形態である問診結果レポート作成のためのフローチャートである。
【0030】(2−1)機能ブロック図の説明図1において、通信制御部209は、図示しないインターネット等の回線網を介してデータを送受信する通信装置であり、例えばインターネットにおける基本通信単位であるIPデータグラムと呼ばれるパケットを送受信する。CPU201は、本システム全体を制御する中央処理装置である。
【0031】ROM203、RAM205、HD(ハードディスク)207は記憶装置である。これらの記憶装置は、CPU201による各種制御に用いられるOS(オペレーティングシステム)と、少なくとも本実施形態の診断支援システムにおける機能を実現するアプリケーションプログラムを記憶している。インターフェース部211は外部装置(キーボード213、ディスプレイ215)及び症状レベルデータを保持する記憶領域120〜診断基準データを保持する記憶領域124(症状レベルデータ120,診断基準データ124と称す。以下同じ)との接続通信を可能するドライバ、接続端子等で構成される。
【0032】ここで、120〜124の各種データ記憶領域について説明すると、症状レベルデータ120は前述した診断用マトリクスに相当するデータを保持しており、回答データ122は(1−4)で説明した回答データを保持している。さらに、診断基準データ124は、上記(1−7)で説明した診断基準を表すデータを保持している。ディスプレイ215には本システムに提供される各情報のほか、本システムに備えられた機能及び設定項目を表示する。CPU201はROM203に記述されたプログラムに従い、キーボード213及び図示しないマウスからの制御信号により動作し、本システムの各機能を実行する。
【0033】(2−2)フローチャートによる説明図5を参照しながら、問診リストの回答を解析するところから問診結果レポート作成までの一連の処理を説明する。問診リストに対する回答を問診対象者から回収すると、本システムは回答群を問診コード別に解析し、解析結果である回答データを120に記憶する(S501)。解析手順については上記(1−4)で説明したので、ここでは省略する。
【0034】次に、回答データ120と症状レベルデータ122とを参照しながら、疾患区分と症状レベルとを取得する(S503)。取得手順については上記(1−5)で説明したので、ここでは省略する。問診リストに対する全て回答データについて、S503の処理が完了したら、合計症状レベルを算出する(S505)。算出手順については上記(1−6)で説明したので、ここでは省略する。最後に、診断基準データ124を参照し、問診結果レポートを作成する(S507)。作成手順については上記(1−7)で説明したので、ここでは省略する。
【0035】以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記説明は本発明を説明するためのものであって、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、問診対象者を高校生とした場合の説明をしたが、中学生以下や成人、その他様々な年齢層を対象としてもよい。また、本実施の形態では、症状レベルを3段階に分けた場合の説明をしたが、2段階以下または4段階以上に分けることができるのも明白である。
【0036】さらに、本実施の形態では、各症状レベルに対する配点を3点−2点−1点としたが、この値に限定されないことは明らかである。また、本実施の形態では、疾患区分1については3区分、疾患区分2については6区分の疾患名を例にあげたが、これらは一例に過ぎず、さらに多くの疾患区分を設けることが可能である。また、本実施の形態で用いた問診項目も一例に過ぎず、さらに多くの問診項目を設けることが可能である。
【0037】
【発明の効果】このように、本発明の診断支援システムによれば、下記のような効果を奏することができる。
1・回答者は、特定の疾患を考えることなく、問診票の日常生活習慣、症状を回答するだけで複数の特定疾患に対し、可能性の有無の結果を得ることができる。
2・各問診項目により、各疾患を疑うための点数が付けられているため、複数疾患について可能性の有無を結果としてレポートできる。
3・各問診項目により、各疾患別に加算される点数を変化させているため、医師の診断に近い判断をする事ができる。
4・医師が患者を診察する際に、結果レポートを見れば疑わしい疾患を表示しているため、医師が患者を診て処置・処方・指導をする際の重要な橋渡しとして利用する事ができる。
【出願人】 【識別番号】502076604
【氏名又は名称】有限会社オフィス未来
【出願日】 平成14年3月1日(2002.3.1)
【代理人】 【識別番号】100086368
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 誠
【公開番号】 特開2003−256569(P2003−256569A)
【公開日】 平成15年9月12日(2003.9.12)
【出願番号】 特願2002−56313(P2002−56313)