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【発明の名称】 情報サービス提供方法
【発明者】 【氏名】大庭 有二

【氏名】山口 治男

【氏名】田幡 聡

【氏名】和田 晋二

【氏名】日比 孝

【氏名】長坂 篤

【氏名】伊達 哲

【氏名】三村 到

【氏名】柳原 義正

【氏名】小林 稔

【要約】 【課題】利用者に負担を与えることなく、各種の情報サービスの提供を行うことができる情報サービス提供方法を提供する。

【解決手段】本発明では、ホーム端末を含むホームネットワークと、パブリックネットワークと、ホームゲートウエイとを有する通信網において、ホームゲートウエイは、ホーム端末からのサービス要求に基づいてサービス情報を作成する共に、作成されたサービス情報に基づいてプロバイダに検索要求を行い、プロバイダからの検索結果をサービス情報として受領し、それを管理する。ホームゲートウエイは、サービス情報の一部を利用してスケジュールを作成しホーム端末に供給し、ホーム端末からのサービス選択通知があったときにそのサービス選択通知の情報をサービス情報に追加し、そのサービス情報に基づいて、ホーム端末で選択されたサービスを実行するに必要なコンテンツおよびコンポーネントを自動的にプロバイダから取得する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 家庭内に設置されるホーム端末を含むホームネットワークと、不特定者が利用するパブリックネットワークと、前記ホームネットワークと前記パブリックネットワーク間に存在するホームゲートウエイとを有する通信網において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末からのサービス要求に基づいてプロバイダにサービス検索要求を行い、前記プロバイダからの検索結果をサービス情報として受け取り、それを管理し、前記サービス情報の一部を利用してスケジュールを作成しホーム端末に供給し、ホーム端末からのサービス選択通知があったときにそのサービス選択通知の情報をサービス情報に追加し、そのサービス情報に基づいて、ホーム端末で選択されたサービスを実行するに必要なコンテンツおよびコンポーネントを自動的に前記プロバイダから取得することを特徴とする情報サービス提供方法。
【請求項2】 前記ホームゲートウエイは、前記ホーム端末が選択したサービスを実行するために必要なコンポーネントの種類と所在を前記サービス情報から判断することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【請求項3】 前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するために必要なコンテンツの所在を前記サービス情報から判断することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【請求項4】 前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの認証先を前記サービス情報から判断することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【請求項5】 前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの取得に必要なネットワークの品質保証の条件を前記サービス情報から判断することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【請求項6】 前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの認証手続き先を前記サービス情報から判断することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【請求項7】 前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの課金手続き先を前記サービス情報から判断することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【請求項8】 前記ホームゲートウエイは、ホーム端末、ネットワークおよびプロバイダ間のメッセージ交換方法としてXMLを使用することを特徴とする請求項1記載の情報サービス提供方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報サービス提供方法に関するものであり、より詳細にはホーム端末が映画、テレビ、ラジオ等のサービス要求を行い、それを仲介するホームゲートウエイは、サービス要求を基にサービスの検索要求をプロバイダに行い、プロバイダからのサービス検索の結果をサービス情報として受け取る。それらの検索結果としてのサービス情報を編集してスケジュール情報を組み立てて、ホーム端末に提供する。一方、ホームゲートウエイは、ホーム端末が要求するサービスを実行するために必要なプログラム(すなわち、コンポーネント)やコンテンツの入手を前記サービス情報に記載された情報を基に行う。さらに、それらのコンテンツやコンポーネントの入手に必要な認証手続きや、それらのサービスを利用する際に円滑なデータ流通を確保するのに必要なネットワーク品質の確保等についてもホームゲートウエイはサービス情報を基に行う。さらに、入手した種々のコンテンツやコンポーネントの新たな情報についてもサービス情報中に追加記載して管理し、利用者が意識することなく安全で安心な情報サービスを提供する情報サービス提供方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを介して新たな情報サービスを利用するときには、情報サービスを利用する利用者は、コンテンツをオペレーションするコンポーネントを準備する必要がある。すなわち、利用者は、コンテンツをダウンロードする前に、まずコンポーネントをダウンロードできるプロバイダを確認してそこからコンポーネントをダウンロードし、必要であれば信頼性の確認をしてからパーソナルコンピュータにインストールしておく必要があった。また、サービスを受けるにあたり、ネットワークの品質が悪い場合はサービスの低下が起こるが、ベストエフォート型のインターネットではこれに対処できないのが通常である。また、たとえ対処が可能なネットワークであったとしても、利用者がネットワークの品質保証を要求するためには自ら何らかの手続きをすることが求められた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータや通信に精通しない通常の利用者がコンテンツを実行するために必要なコンポーネントを探し、それをダウンロードして、さらにそれをインストールすることは、利用者にとって面倒であるとともに負担であり、場合によってはインストールが出来ない利用者もいる。また、良好なネットワーク品質を得るために、品質保証の要求を利用者自身がしなければならないのは煩雑であり面倒であり、個人レベルでそこまでできる人は稀である。このように、自己のコンピュータにコンピュータを予めダウンロードして利用するのは、その作業自体が面倒であり、全ての人が容易に利用する方法としては適していない。また、オペレーションシステム(OS)にそうしたコンポーネント機能をプリインストールしておくことも考えられるが、コンピュータを購入してから時間が経つとコンポーネントは時代遅れになってしまうことがありえる。
【0004】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、利用者は、サービスを受けるに当たり、ホーム端末をホームネットワーク内のホームゲートウエイに接続する。ホーム端末は、サービス要求をホームゲートウエイに行う。サービス要求を受けたホームゲートウエイは、プロバイダに検索要求を行い、検索結果としてサービス情報を受け取る。このサービス情報は、処理全体を通じて用いられる。ホーム端末がサービス提供を受けるには、ホーム端末はサービス条件をホームゲートウエイに送り、それを受けたホームゲートウイは検索条件を1以上のプロバイダに検索要求を送り、その応答としてサービス情報をプロバイダから入手する。上記のサービス情報はサービス対応に存在し、そこには利用者に提示するスケジュールを作成するための情報、利用者には提示しないがそのサービスを利用するために必要なネットワーク品質保証情報、認証情報、課金情報、さらにはそのコンテンツやコンポーネントの所在等についての情報も記載されている。
【0005】ホームゲートウエイはサービス検索の結果として得られた全てのサービス情報を管理し、その中の一部の情報を利用して、サービスを提示するためのスケジュールを作成してホーム端末に送信し、そのスケジュールは利用者が使用するホーム端末上に表示される。利用者は、受領したスケジュール画面に基づいて利用したいサービスを選択して、ホームゲートウエイにサービス選択通知を送信する。そのサービス選択通知を受領したホームゲートウエイは、まず選択されたサービスの実行に必要なコンポーネントやコンテンツの準備にとりかかる。ホームゲートウイはサービス情報に記載されたコンテンツやコンポーネントの蓄積先情報を基にそれ等の取得準備を行うとともに、そのコンテンツを取得する時にデータの円滑な流通が行われるようにネットワーク品質保証をネットワークに要求する。ホームゲートウエイはこのようにして得られたコンテンツやコンポーネントを蓄積しておく。さらに、コンポーネントやコンテンツの認証や課金が必要な場合には、サービス情報に記載された認証や課金に関する情報を基に、認証先や課金手続き先の所在を確認し、安全性や正当性の確認(認証)や料金支払いを実行する。ホームゲートウエイはこれらの処理を利用者が意識することなく行うとともに、その過程で得られた新たな情報をサービス情報に付加して管理をする。これ等の仕組みにより、利用者は、単に使用するサービスをホームゲートウエイに要求するだけで、安全で安心な情報サービスの提供を受けることができるようになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため第1の発明は、家庭内に設置されるホーム端末を含むホームネットワークと、不特定者が利用するパブリックネットワークと、前記ホームネットワークと前記パブリックネットワーク間に存在するホームゲートウエイとを有する通信網において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末からのサービス要求に基づいてプロバイダに検索要求を行い、前記プロバイダからの検索結果をサービス情報として受け取り、それを管理して、前記サービス情報の一部を利用してスケジュールを作成しホーム端末に供給し、ホーム端末からのサービス選択通知があったときにそのサービス選択通知の情報をサービス情報に追加し、そのサービス情報に基づいて、ホーム端末で選択されたサービスを実行するに必要なコンテンツおよびコンポーネントを自動的に前記プロバイダから取得することを特徴とする。
【0007】また、第2の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、前記ホーム端末が選択したサービスを実行するために必要なコンポーネントの種類と所在を前記サービス情報から判断することを特徴とする。
【0008】また、第3の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するために必要なコンテンツの所在を前記サービス情報から判断することを特徴とする。
【0009】また、第4の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの認証先を前記サービス情報から判断することを特徴とする。
【0010】また、第5の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの取得に必要なネットワークの品質保証の条件を前記サービス情報から判断することを特徴とする。
【0011】また、第6の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの正当性チェックの手続き先を前記サービス情報から判断することを特徴とする。
【0012】また、第7の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントとコンテンツの課金手続き先を前記サービス情報から判断することを特徴とする。
【0013】また、第8の発明は、上記の第1の発明において、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末、ネットワークおよびプロバイダ間のメッセージ交換方法としてXMLを使用することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態のシステム構成を示す図である。図1において、1はホームネットワークに接続される家庭用機器(以下、ホーム端末という)、2はホームネットワーク内に設置され、パブリックネットワークとインタフェースを行うホームゲートウエイまたはホームサーバと呼ばれる装置(以下、ホームゲートウエイという)、3はパブリックネットワーク、31はパブリックネットワークを制御する装置であり、ここでは主にネットワーク品質保証を確保する目的に使用するネットワーク制御装置、4はパブリックネットワークに接続されサービス情報を提供し、またコンテンツやコンポーネント等を配信するネットワーク上の機能であり、一般にプロバイダと呼ばれる(以下、プロバイダという)、32はパブリックネットワーク内に設けられるルータなどのネットワーク上のノード(以下、ルータという)である。
【0015】図2は、本発明のホーム端末1に表示されるサービス要求画面の一例を示す図である。サービス画面には、利用者が利用したい希望のサービスを選択または入力できるように構成される。たとえば、映画、テレビ、ラジオ、アニメ等のカテゴリを選択するチェックボタンおよび各カテゴリ中の特定のタイトルを入力する窓が設けられ、利用者は、利用したいカテゴリのチェックボタンにチェックを入れ、利用したいタイトルが分かっている場合にはそのタイトルを入力する。さらに、このサービス画面には、検索期間等を含んでもよい。これらのサービス要求がチェックされまたは入力されると、ホーム端末1は、そのサービス要求をホームゲートウエイ2に送信する。ホームゲートウエイ2は、検索要求をプロバイダ4に行い、プロバイダ4から検索結果としてサービス情報を入手する。サービス情報には、サービス対応に、たとえば、コンテンツを供給しているプロバイダのURL、コンテンツの作成者、作成日時、著作権、課金種別、データ種別(映像、音声等)、データ量等の情報が存在する。これらの得られた全てのサービス情報を管理し、新たな情報をこれらに追加する。ホームゲートウエイ2はサービス情報を基にスケジュール情報を作成しホーム端末1に提供する。
【0016】利用者がホーム端末1に表示されたスケジュール上で、希望するコンテンツを選択すると、ホーム端末1はコンテンツの選択情報をホームゲートウエイ2に通知する。ホームゲートウエイ2は、ネットワーク3を介して、その選択されたコンテンツに対応するコンポーネントの検索要求をプロバイダ4に行い、そのプロバイダから取得したコンポーネント情報中を基にコンポーネントをダウンロードする。ネットワーク制御部31は、ネットワーク3上に存在する複数のルータ32を調整してネットワーク上を流れるデータに対して、ルート制御や優先制御やマーキング・シェーピングなどQoS(Quality of Service:ネットワーク品質保証)を行うことが可能である。この場合には、ホームゲートウェア2はコンポーネントやコンテンツのダウンロードの際に、ネットワークに対してネットワーク品質保証を要求し、ネットワークはその要求に基づいてネットワーク品質の最適化を図る。
【0017】図3は、ホームゲートウエイ2が利用者のサービス要求に伴い、プロバイダ4からの検索結果として入手したサービス情報に基づいて作成するサービス情報の内容を示す図である。このサービス情報は、ホームゲートウエイ2のサービス情報蓄積部27に蓄積される。このサービス情報は、コンテンツに関する情報とコンポーネントに関する情報を含み、かつ家庭内で利用される情報とネットワーク上で利用される情報に分類される。サービス情報上のこれらの情報を区別して利用することにより、利用者のプライベートデータをネットワークに漏らすことなく、たとえば、QoS等を行うことができる。
【0018】図4はホーム端末1に表示されるケジュール画面の一例であり、このスケジュールは、ホームゲートウエイ2がサービス情報中の「コンテンツに関する情報」、「家庭内で利用する情報」の区分から、カテゴリ、タイトル、開示日時、終了日時、周期等を切り出して作成する。ホームゲートウエイ2は、このサービス情報を基にして作成したスケジュールをホーム端末に提供する。
【0019】利用者はこのスケジュールに従って希望のサービス、たとえば、映画番組のタイトル○○○○を録画するとか、または直ちに実況中継を視聴するとかのサービスを選択し、ホームゲートウエイ2にサービス選択通知として送信する。ホームゲートウエイ2は、利用者からサービス選択通知を受領したときは、利用者が選択したサービスに対応するコンテンツおよびそのコンテンツを実行するために必要なコンポーネントの種類や所在をサービス情報中の「ネットワークで利用する情報」、「コンテンツに関する情報」および「コンポーネントに関する情報」の区分から判断できる。従って、ホームゲートウエイ2は、ホーム端末にサービスの提供がなされる前に所定のサービスに対応するコンテンツおよびそのコンテンツを準備することが可能になる。なお、コンポーネントやコンテンツのダウンロードに必要な条件は、サービス情報中の「ネットワークで利用する情報」の分類に記述される。また、サービス情報には、ネットワーク制御部へのQoS保証に関する情報も記述されているので、ホームゲートウエイ2はホーム端末にサービスの提供がなされる前にネットワークの品質保証についての対策をとることも可能である。
【0020】このように、本願発明においては、図2に示すサービス情報をホームゲートウエイ2が管理し、それを用いて自らの判断により、利用者を煩わせることなく、安全で安心なサービスを簡単で快適に提供できる。
【0021】図5は、本発明の実施の形態の処理の流れを説明するフローチャートである。この図ではホーム端末、ホームゲートウエイおよびプロバイダの処理の流れを併記して記載して互いの役割関係が分かるように表記してある。ただし、ネットワーク制御部については図が煩雑になるため省略した。ネットワーク制御部についての詳細は図6および図7を用いて後述する。
【0022】図5において、ホーム端末1はステップS1101で処理が開始され、ホームゲートウエイ2はステップS1201で処理が開始される。ステップS1102において、利用者はホーム端末1の画面上に表示されたサービス要求画面(図2)を介してカテゴリや検索期間等を指定してサービス要求を行う。これを受けたホームゲートウエイ2はサービス検索ステップS1202を実行する。このサービス検索は、プロバイダ4に検索要求を送り、その検索結果を受領することによってなされる。具体的には、プロバイダにはインターネット上の検索エンジンと同様な検索エンジンがあり、ホームゲートウエイ2から要求された項目について検索をしてその検索結果をホームゲートウエイ2にサービス情報として返すように構成される(ステップS1301)。たとえば、プロバイダ4は、映画の検索がホームゲートウエイ2から要求されると、所定の検索期間に上映される映画について図3に示すサービス情報を検索して、ホームゲートウエイ2にその検索結果をサービス情報として返送する。ホームゲートウエイ2はプロバイダ4から得られたサービス情報を管理し、それに基づいてスケジュールを作成し(ステップS1203)、それをホーム端末1に送信する。
【0023】ホーム端末1はスケジュール情報を受領してホーム端末1の画面上にそのスケジュールを表示する(ステップS1103)。利用者はそのスケジュール中から特定のサービスを選択し、さらに必要に応じて利用者の利用時間情報を追加して、その結果をサービス選択通知としてホームゲートウエイ2に通知する(ステップS1104)。このサービス選択通知を受信すると(ステップS1204)、ホームゲートウエイ2はその選択されたサービスをサービス情報中に追加すると共に、そのサービスを実行するために必要なコンポーネントをそのサービス情報から判断し(ステップS1205)、さらにコンポーネントの所在を判断する(ステップS1206)。
【0024】次に、これ等の所在情報からそれらのコンポーネントを取得する(ステップS1207)。このコンポーネントの取得においては、ホームゲートウエイ2はプロバイダ4にコンポーネント要求を送信し、プロバイダ4は検索を行いその結果をホームゲートウエイ2に送信する(ステップS1302)。ホームゲートウエイ2はプロバイダ4からコンポーネントを受領して、ホームゲートウエイ2中に蓄積する(ステップS1207)。さらに、ホームゲートウエイ2は、プロバイダ4にコンポーネントの認証要求を行い、プロバイダ4から公開鍵の配信を受け(ステップS1303)、ホームゲートウエイ2中に蓄積する(ステップS1208)。ホームゲートウエイ2は、必要に応じて課金手続きを行う。このようにして、正当性のあるコンポーネントが蓄積できたところで、ホーム端末1にプロラム部品の取得完了通知とその蓄積場所を通知する(ステップS1209)。ホーム端末1はその通知を受信して、コンテンツの実行に必要なコンポーネントがゲートウエイに準備されたことを知る(ステップS1105)。
【0025】さらに、ホームゲートウエイ2はコンテンツの準備作業を自主的に開始し、まずはコンテンツ取得に必要なネットワークの品質保証(QoS保証)をサービス情報から判断し、ネットワーク制御部31に品質保証手続きを要求して、品質保証を確保する(ステップS1210)。
【0026】その後、必要であれば直ちにコンテンツの取得を行う(ステップS1211)。このコンテンツ取得においては、ホームゲートウエイ2はプロバイダ4にコンテンツ要求を送信し、プロバイダ4は検索を行いその結果をホームゲートウエイ2に送信する(ステップS1304)。ホームゲートウエイ2はプロバイダ4からコンテンツを受領して(ステップS1211)、ホームゲートウエイ2中に蓄積する。さらに、ホームゲートウエイ2は、プロバイダ4にコンテンツの認証要求を行い、プロバイダ4から公開鍵の配信を受け、ホームゲートウエイ2中に蓄積する(ステップS1212)。さらに、必要に応じて課金手続きを行う。ホームゲートウエイ2は、この結果をホーム端末にコンテンツ取得完了通知を送信し(ステップS1213)、その通知を受けたホーム端末1はコンテンツの準備が出来たことを知る(ステップS1106)。
【0027】この時点で、利用者は、コンテンツおよびそのコンテンツを再生するに必要なコンポーネントの準備ができたことを知るので、ホーム端末1からはコンポーネントの要求(ステップS1107)およびコンテンツの要求(ステップS1108)を行い、これに対して、ホームゲートウエイ2はホーム端末1に対して、蓄積されたコンポーネントの供給(ステップS1214)および蓄積されたコンテンツの供給を行う(ステップS1215)。利用者は、このようにして配信されたコンポーネントを用いて、取得したコンテンツを再生する(ステップS1109)
【0028】こうした一連の動作を利用者自身やホーム端末1が一々指示するのではなく、ホームゲートウエイ2が管理するサービス情報に従って自ら判断して必要な準備をする。このため、利用者はホームゲートウエイ2によって示されがスケジュール上で希望のサービスを要求するだけで、それに必要となるコンテンツの種類やそのコンテンツを再生するに必要となるコンポーネントの種類やその所在やコンテンツを円滑に入手するための手続きやそれ等の正当性や課金の手続きについての知識が必要とならない。
【0029】図6は、本実施の形態においてコンポーネントを準備する場合の各装置間の信号の流れを示す図であり、この図ではホーム端末1がサービス要求をした時点から、ホームゲートウエイ2が自動的にコンポーネントを取得しホーム端末1に配信する時点までを主に示している。また、これに伴うコンテンツ取得に関する処理は図7で説明するため、ここでは省略してある。図6においてホーム端末1とホームゲートウエイ2とネットワーク3とプロバイダ4は直列に並んだトポロジ配置とする。
【0030】利用者は、使用するホーム端末1から、利用したいコンテンツのカテゴリや検索期間等の条件を入力して(図2参照)、サービス要求をホームゲートウエイ2に送信する。これを受けたホームゲートウエイ2のサービス情報管理部21は検索機能を有するプロバイダ4にサービス検索要求をする。この際に、検索機能を有するプロバイダ4は複数であってもよい。プロバイダ4はサービス検索部40で検索したサービス検索結果をサービス情報管理部21に送信する。サービス情報管理部21は受領したサービス検索結果をサービス情報蓄積部27に蓄積して管理するとともに、図3に示すサービス情報内の「家庭内で利用するデータ」を用いてスケジュール情報を作成し、ホーム端末1にスケジュール情報を送信する。
【0031】ホーム端末1の利用者はホームゲートウエイ2から入手したスケジュールを基にサービスの選択を行う。それに伴いホーム端末1は選択されたサービスをホームゲートウエイ2に通知する。それを受けたホームゲートウエイ2のサービス情報管理部21はサービス情報の内容を解釈して、選択されたサービスを実行する必要なコンポーネントの所在を検索するため、コンポーネント検索要求をプロバイダ4に行う。これを受けたプロバイダ4はコンポーネントデータベースを検索し、その検索結果であるコンポーネント所在とその認証先をホームゲートウエイ2に返す。これを受けたサービス情報管理部21はその通知内容をサービス情報に追加する。次に、サービス情報管理部21は上記通知内容を基にサービスの実行に必要なコンポーネントをプロバイダ4に要求する。プロバイダ4はプログラムデータベース42に蓄積されたコンポーネントをホームゲートウエイ2に転送する。ここで、転送されるコンポーネントは複数の場合があるため、ここでは3本の矢印で複数を示した。コンポーネントを受領したサービス情報管理部21はそのコンポーネントをコンポーネント蓄積部24に蓄積するとともに、その所在をサービス情報に追加する。
【0032】次に、サービス情報管理部21はサービス情報に追加された認証先を基にコンポーネントの認証をプロバイダに要求する。プロバイダ4の認証部43は、コンポーネントの暗号を解読する公開鍵発行し、それをホームゲートウエイ2に配信する。その公開鍵を受領したサービス情報管理部21は公開鍵を公開鍵蓄積部25に蓄積するとともに、サービス情報に公開鍵の蓄積先を追加する。以上の処理によってコンポーネントの準備は整ったので、サービス情報管理部21は、ホーム端末1にコンポーネント取得完了通知を送付する。ホーム端末1からコンポーネント要求を受領すると、ホームゲートウエイ2のサービス情報管理部21は、公開鍵地蓄積部25にある公開鍵を用いて、コンポーネント蓄積部24にあるコンポーネントを解読配信部26で解読し、ホーム端末1に正当なコンポーネント配信を行う。
【0033】図6においてホーム端末1がサービス要求を行うと、ホームゲートウエイ2でコンポーネントの準備が自動的に行われることを説明したが、図7ではコンテンツの再生を行うための各装置間の信号の流れを示す。図7におけるトポロジは図6と同じである。ここで、このコンポーネントの準備(図6)とコンテンツの準備(図7)に関しては並列に進行させることも、また、どちらかを優先させることも可能である。ここではサービス選択通知があった時に、図6に示すコンポーネント取得と図7に示すコンテンツ取得が同時に進行するものとして説明する。このサービス選択通知は、図6に示され得るサービス選択通知と同じものである。
【0034】図7において、ホーム端末1はプロバイダから入手したスケジュール通知(図6参照)を基に利用者が選択したサービスをサービス選択通知としてホームゲートウエイ2に送信し、それを受領したサービス情報管理部21はサービス情報を解釈して、そのサービスに必要なコンテンツを配信するために必要な条件をネットワーク品質要求としてネットワーク3に送信する。このネットワーク品質要求を受領したネットワーク制御部31はコンテンツを配信するために必要な品質保証処理を行い、ネットワーク品質確保通知をホームゲートウエイ2に返す。
【0035】次に、サービス情報管理部21はサービス情報に基づいてコンテンツの所在を判断し、プロバイダ4にコンテンツ要求を行う。プロバイダ4はコンテンツデータベース41を検索し、所定のコンテンツをホームゲートウエイ2に転送する。これを受領したサービス情報管理部21は、受領したコンテンツをコンテンツ蓄積部22に蓄積するとともに、その蓄積先をサービス情報に蓄積して管理する。この際にネットワークはコンテンツ流通に必要な品質保証をしているため、この転送は円滑に行われることが保証されている。この際に、ネットワーク3はコンテンツ転送の開始や終了に関しての情報を得る手段がないため、ホームゲートウエイ2がその開始と終了をネットワークに通知する。このように、ネットワークの品質確保、コンポーネントおよびコンテンツの取得を、利用者が何ら意識することなく、ホームゲートウエイ2が自動的に実行することが本発明の重要な点である。
【0036】次に、サービス情報管理部21はコンテンツの認証先をサービス情報から判断し、認証をプロバイダ4に要求する。プロバイダ4の認証部43は、コンテンツの暗号を解読する公開鍵を発行し、それをホームゲートウエイ2に配信する。その公開鍵を受領したサービス情報管理部21は、その公開鍵を公開鍵蓄積部25に蓄積する。これらの処理によりコンテンツを配信するに必要な準備が整ったことになる。この時点で、図6のコンポーネント配信が完了しているか確認し、終了していなければ、その配信を行う。その後は、ホームゲートウエイ2は、ホーム端末1からのコンテンツ要求を待機する。
【0037】ホーム端末1からのコンテンツ要求があると、サービス情報管理部21は、公開鍵地蓄積部25に蓄積された公開鍵を用いて、コンテンツ蓄積部22にあるコンテンツを解読配信部26に解読させ、解読されたコンテンツをホーム端末1に配信する。このコンテンツを受領すると、ホーム端末1はコンテンツ再生を行う。
【0038】ここまでの説明では、コンテンツは予めコンテンツ蓄積部22に蓄積されることを前提に説明したが、リアルタイム映像のようなストリームをサービスとしてホーム端末1が利用する場合は、公開鍵を入手後にストリームを受信し、受信したストリームを蓄積をせずに解読部25でストリームの解読を行うこともある。さらに、公開鍵等で解読をしないでホームゲートウエイ2が入手したストリームをそのままホーム端末1に転送することもある。このように公開鍵で解読をしないストリームを転送する方法においては、先行して行ったネットワークの品質保証が特に有効になる。さらに、プロバイダ4の認証部43が公開鍵をホームゲートウエイ2に配信するときに、課金情報通知を課金情報蓄積部44に送出するようにしてコンテンツ利用に対する対価を徴収できるようにしてもよい。
【0039】以上説明したように、ホーム端末1、ホームゲートウエイ2、ネットワーク3およびプロバイダ4間で行われる通信の結果によって、サービス情報の内容は追加されまたは変更される、これらのサービス情報の内容の追加または変更には、それに適応できるメッセージ交換が必要となる。その方法としてはXML(Extensible Markup Language)の利用が適しており、これにより必要な情報を柔軟に記述できるようになるとともに、メッセージ交換に必要な通信プロトコルとして汎用性の高いSOAP(Simple Object Access Protocol)プロトコル等が使用可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれば、利用者がホーム端末を利用して自らが希望するサービスの検索条件をホームゲートウエイに通知すると、ホームゲートウエイはパブリックネットワーク上のプロバイダに検索条件を伝え、検索情報を受取り、利用者に負担をかけることなく、各種のサービスを実行するためのコンポーネントやコンテンツの準備をすることができる。
【0041】また、第2の発明によれば、利用者がスケジュール中の特定のサービスを選択した場合に、前記ホームゲートウエイは前記ホーム端末が選択したサービスを実行するために必要なコンテンツの種類や所在を前記サービス情報から判断することができ、利用者に負担をかけることなくコンポーネントの準備が可能になる。
【0042】また、第3の発明によれば、前記ホームゲートウエイはホーム端末が選択したサービスを提供するために必要なコンテンツの所在を前記サービス情報から判断することができ、利用者に負担をかけることなくコンテンツの準備が可能になる。
【0043】また、第4の発明によれば、前記ホームゲートウエイはホーム端末が選択したサービスを提供するためのコンポーネントやコンテンツの認証先を前記サービス情報に基づいて判断することができ、利用者に負担をかけることなくサービスを提供できる。
【0044】また、第5の発明によれば、前記ホームゲートウエイはホーム端末が選択したサービスを提供するためのコンポーネントやコンテンツの取得に必要なネットワークの品質保証の条件を前記サービス情報から判断することができ、利用者に負担をかけることなくネットワークの品質保証が可能になる。
【0045】また、第6の発明によれば、前記ホームゲートウエイ2はホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントやコンテンツの認証手続き先を前記サービス情報から判断することができ、利用者に負担をかけることなく認証が可能になる。
【0046】また、第7の発明によれば、前記ホームゲートウエイ2はホーム端末が選択したサービスを実行するためのコンポーネントやコンテンツの課金手続き先を前記サービス情報から判断することができ、利用者に負担をかけることなく課金が可能になる。
【0047】また、第8の発明によれば、前記ホームゲートウエイは、ホーム端末およびネットワークおよびプロバイダとのメッージ交換方法としてXMLを使用するため、これまでに説明したホームゲートウエイとホーム端末、ホームゲートウエイとネットワークおよびホームゲートウエイとプロバイダ間で行うサービス情報の通知やメッセージ交換に対して、広範な情報交換が可能となるとともに、メッセージ交換に汎用性の高い通信プロトコルが使用可能になる。
【出願人】 【識別番号】592256623
【氏名又は名称】通信・放送機構
【識別番号】591074585
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ アイティ株式会社
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【識別番号】000004226
【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
【出願日】 平成14年3月6日(2002.3.6)
【代理人】 【識別番号】100097216
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 和人
【公開番号】 特開2003−256311(P2003−256311A)
【公開日】 平成15年9月12日(2003.9.12)
【出願番号】 特願2002−60965(P2002−60965)