| 【発明の名称】 |
運行日報自動作成システム |
| 【発明者】 |
【氏名】夏目 三法 【住所又は居所】大阪府大阪市港区弁天1丁目2番1−1100号 株式会社ホットポット内
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| 【要約】 |
【課題】運転者による運行報告に頼ることなく、運転者に複雑で煩わしい報告作業を強いることなく、また作業者による誤入力を排除し、運行日報を自動的に正確に作成できる運行日報自動作成システムの提供を課題とする。
【解決手段】車輌の運行計画に基づき、管理用のコンピュータ20から運行車輌のコンピュータ40に対し、被輸送物の輸送出発地点、輸送終了地点、使用する有料道路地点についての緯度経度情報を含む情報を送信し、運行車輌のコンピュータ40は運行車輌41が前記各地点に到着し或いは出発した時点での位置情報と時刻情報、及び輸送走行距離情報を含む情報を管理用のコンピュータ20に送り、管理用のコンピュータ20は車輌のコンピュータ40からの情報に基づいて、運行車輌の運行履歴とその時刻の確定、有料道路料金、輸送走行運賃の演算を行い、これらを運行日報データとして運行日報を自動作成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車輌の運行計画に基づいて、管理用のコンピュータから運行車輌に設備されたGPS機能及び通信機能付きのコンピュータに対し、少なくとも被輸送物の輸送出発地点、輸送終了地点、使用する有料道路地点についての緯度経度情報を含む情報を送信し、前記運行車輌のコンピュータは前記送られてきた情報に基づいて運行車輌が前記各地点に到着し或いは出発した時点での位置情報と時刻情報、及び輸送走行距離情報を含む情報を管理用のコンピュータに送り、前記管理用のコンピュータは前記車輌のコンピュータから送られてきた情報に基づいて、少なくとも運行車輌の運行履歴とその時刻の確定、有料道路料金、輸送走行運賃の演算を行い、これらを運行日報データとして運行日報を自動作成するようにしたことを特徴とする運行日報自動作成システム。 【請求項2】 運行計画のデータとして運転者、使用する車輌、被輸送物に関するデータを少なくとも含み、運行車輌のコンピュータから管理用のコンピュータが受ける情報として運行車輌の出庫時刻情報、出庫時走行距離情報、入庫時刻情報、入庫時走行距離情報を含み、これらのデータから管理用のコンピュータが被輸送物の輸送料金、残業時間や深夜勤務時間を含む運転者の勤務時間、全走行距離、全走行運賃を演算し、これらの演算結果も運行日報データとして、運行計画のデータと併せて運行日報を自動作成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の運行日報自動作成システム。 【請求項3】 管理用のコンピュータは、車輌運行中又は運行終了後に運転者から報告され、入力された給油情報を、運行日報データとして運行日報を自動作成するようにしたことを特徴と請求項1又は2に記載の運行日報自動作成システム。 【請求項4】 管理用のコンピュータは運行日報データに基づいて、請求書作成処理や従業員の給与管理等の会計処理、月次や年次等の後続する業務集計処理を行うようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の運行日報自動作成システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この本発明は、運送業等において運行車輌の運行日報を自動的に作成するシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、運送業者における業務の管理は、電話やFAXにて受注された注文を基にして配車計画担当者がデータを入力しては配車表を作成し、この配車表に従って車輌の運行を行っていた。そして運転者は車輌運行後、会社に戻ってきた時に運行報告を提出し、事務職員は運転者の提出した運行報告に基づいて、コンピュータに必要事項を入力して正式な運行日報を作成していた。前記運転者による運行報告は、例えば出庫時刻、会社出発時刻、輸送出発地点への到達時刻、輸送出発地点からの出発時刻、輸送終了地点への到達時刻、会社帰着時刻、入庫時刻等の時刻に関する報告、輸送走行距離や全走行距離に関する報告、有料道路の使用に関する報告、途中での給油に関する報告等である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の運送業者における業務管理については、特に運転者に課せられている運行報告の提出作業において、報告事項に車輌運行の各地点での時刻や走行距離等を記入する必要があることから、それらの報告が面倒な作業となると共に不正確な報告となりやすい問題があった。運転者による運行報告が運行日報になり、この運行日報から輸送運賃や有料道路料金の計算、運転者の労働時間の計算を行ったり、また売上管理、コスト管理、給与管理、運転者の労務管理、車輌管理等の種々の業務管理を行うことから、前記運転者による運行報告は正確である必要がある。 【0004】そこで本発明は従来における問題を解消し、運転者による運行報告に頼ることなく、また運転者に複雑で煩わしい報告作業を強いることなく、また運行日報を作成する際における作業者による誤入力を排除し、運行日報を自動的に且つ正確に作成することができる運行日報自動作成システムの提供を課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため、本発明の運行日報自動作成システムは、車輌の運行計画に基づいて、管理用のコンピュータから運行車輌に設備されたGPS機能及び通信機能付きのコンピュータに対し、少なくとも被輸送物の輸送出発地点、輸送終了地点、使用する有料道路地点についての緯度経度情報を含む情報を送信し、前記運行車輌のコンピュータは前記送られてきた情報に基づいて運行車輌が前記各地点に到着し或いは出発した時点での位置情報と時刻情報、及び輸送走行距離情報を含む情報を管理用のコンピュータに送り、前記管理用のコンピュータは前記車輌のコンピュータから送られてきた情報に基づいて、少なくとも運行車輌の運行履歴とその時刻の確定、有料道路料金、輸送走行運賃の演算を行い、これらを運行日報データとして運行日報を自動作成するようにしたことを第1の特徴としている。また本発明の運行日報自動作成システムは、上記第1の特徴に加えて、運行計画のデータとして運転者、使用する車輌、被輸送物に関するデータを少なくとも含み、運行車輌のコンピュータから管理用のコンピュータが受ける情報として運行車輌の出庫時刻情報、出庫時走行距離情報、入庫時刻情報、入庫時走行距離情報を含み、これらの情報から管理用のコンピュータが被輸送物の輸送料金、残業時間や深夜勤務時間を含む運転者の勤務時間、全走行距離、全走行運賃を演算し、これらの演算結果も運行日報データとして、運行計画のデータと併せて運行日報を自動作成するようにしたことを第2の特徴としている。また本発明の運行日報自動作成システムは、上記第1又は第2の特徴に加えて、管理用のコンピュータは、車輌運行中又は運行終了後に運転者から報告され、入力された給油情報を、運行日報データとして運行日報を自動作成するようにしたことを第3の特徴としている。また本発明の運行日報自動作成システムは、上記第1〜3の何れかに記載の特徴に加えて、管理用のコンピュータは運行日報データに基づいて、請求書作成処理や従業員の給与管理等の会計処理、月次や年次等の後続する業務集計処理を行うようにしたことを第4の特徴としている。 【0006】上記第1の特徴によれば、車輌の運行計画に基づいて、管理用のコンピュータから配車対象である運行車輌に設備されたGPS機能及び通信機能付きのコンピュータに対して、少なくとも、被輸送物を載せて輸送を開始する輸送出発地点と輸送終了地点の緯度経度情報、有料道路を使用する場合はその有料道路の乗路地点、降路地点等の地点の緯度経度情報を含む情報が送信される。運行車輌のコンピュータでは、前記送信されてきた緯度経度情報を含む情報を記憶し、搭載のGPS機能により、運行車輌がその輸送出発地点を出発し(その緯度経度地点から離れ)、輸送終了地点に到達し(その緯度経度地点に達し)、有料道路の乗路地点、降路地点等の緯度経度に達したことが検出されると、運行車輌のコンピュータからその検出時点での位置情報と時刻情報とが管理用のコンピュータに送信され、輸送出発地点から輸送終了地点までの輸送走行距離情報が管理用のコンピュータに送信される。管理用コンピュータにおいては、前記運行車輌のコンピュータから送られてき上記情報により、運行車輌がいつ出発地点を出発し、いつ道路の乗路地点に達し、いつ有料道路の降路地点に達し、いつ輸送終了地点に達したかという運行履歴がその時刻と共に確定され、また有料道路の乗路地点情報と降路地点情報と予め記憶させている通行料金とから有料道路料金が演算され、また輸送出発地点から輸送終了地点までの輸送走行距離情報と予め記憶させている単位距離当りの輸送コストから輸送走行運賃が演算される。そして更に前記管理用のコンピュータでは確定された運行履歴、有料道路料金、輸送走行運賃の各データを運行日報データとし、そのデータより運行日報を自動的に作成する。よって請求項1に記載の運行日報自動作成システムによれば、運行車輌の運転者による運行報告を必要とすることなく、運行車輌のコンピュータから直接的に受け取った運行実績データに基づいて自動的に運行日報を作成することができ、よって運転者にとっては細かい運行報告を行う煩わしさから開放され、一方、会社としては正確な運行日報を確実に得ることができると共にデータ入力作業者やその入力作業が軽減され、また転記入力ミス等も軽減されるメリットがある。 【0007】また上記第2の特徴によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、運行車輌のコンピュータから送られてくる運行車輌の出庫時刻情報と入庫時刻情報とから、管理用のコンピュータにおいて、運転者の勤務時間の他、残業時間、深夜勤務時間等が演算される。また送られてくる出庫時走行距離情報と入庫時走行距離情報とから運行車輌の今回の全走行距離、及び予め記憶されている単位距離当りの走行運賃から運行車輌の今回の全走行運賃が演算される。また運行計画のデータから予め記憶させた被輸送物の種類と運送単価を用いて、数量等に応じた輸送料金が演算される。これらの演算された各データは、運行日報データとして運行計画のデータと併せられて、運行日報が自動的に作成される。よって第2の特徴によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、顧客の被輸送物の輸送に係わる運行履歴や輸送コストの他、車輌の出庫から入庫までの全走行に係わる運転者の勤務時間関係、全走行に係わるコスト関係、顧客に対する輸送料金関係等、輸送業務に必要な、ほぼ全ての事項を含む運行日報を自動的に作成することができる。 【0008】また上記第3の特徴によれば、上記第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、運転者から、車輌運行中又は運行終了後において、車輌運行中における給油情報が報告されることで、この給油情報も運行日報に加えられる。これによって車輌運行における必要な全てと言えるデータが、運行日報データとして運行日報に集約される。前記給油情報は、運転者が会社に帰った後の手書きの報告ではなく、車輌運行中に運行車輌のコンピュータを経由して管理用のコンピュータに直接的に送信することで入力させるようにすることも、当然ながら可能である。前記給油情報からは予め管理用のコンピュータに記憶させた油の種類と単価とから給油料金が計算され、運行日報の1項目に書き込まれることになる。よって上記第3の特徴によれば、上記第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、運転者からの給油情報が加えられることで、輸送業務に必要な全てと言える運行実績を運行日報に仕上げることができる。 【0009】また上記第4の特徴によれば、上記第1〜3の何れかの特徴による作用効果に加えて、管理用のコンピュータにより、得られた運行日報に基づいて、その後に続く請求書作成処理や従業員の給与管理等の会計処理、月次や年次等の後続する業務集計処理が行われることで、それらの各後処理をコンピュータ上で自動的に、非常にスムーズに、容易に行うことができるメリットがある。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下の図面を用いて説明する。図1は本発明の実施形態のシステムを説明する図、図2は管理用のコンピュータでの処理の流れを説明するフローチャートである。 【0011】図面を参照して、今、予め作成されて顧客に渡されているオンライン注文用フォームによって、依頼人名、被輸送物名、数量(重量)、輸送出発地点、輸送終了地点、輸送日、到達時刻等が入力された注文が、顧客のコンピュータ10から運送会社の管理用のコンピュータ20に送られてくると(ステップS1)、運送会社の管理用コンピュータ20はその受注確認を顧客のコンピュータ10に返信する。管理用のコンピュータ20の受注入力画面には、前記顧客から送られてきた注文データが改めて手入力することなく自動的に入力され(ステップS2)、それらの受注データがコンピュータ20に記憶される。勿論、顧客からオフラインで注文があった場合には、注文データを担当者が手入力で入力して受注データとすることになる。オンライン注文用フォームを用いることで、注文データの転記ミスがなくなる。管理用のコンピュータ20は前記受注データにおける輸送日時や輸送重量等の条件に従って、予め記憶させている保有運行車輌の中から条件にあった車輌候補を自動的に選び出す。担当者は選ばれた候補の仲から実際に使用する車輌を選択し、入力する(ステップS2)。これで使用する運行車輌が決まる。一方、管理用のコンピュータ20は予め記憶した運転者の中から、受注された条件にあって、その時間帯に運転ができる運転者の候補を自動的に選び出す。担当者はその候補の中から実際に車輌を運転する運転者を選択し、入力する(ステップS2)。 【0012】上記の受注入力画面において、必要な入力、例えば依頼人名、被輸送物名、数量(重量)、輸送出発地点、輸送終了地点、輸送日、到達時刻、運行車輌、運転者等の入力がなされると(ステップS2でイエス)、それに基づいて管理用のコンピュータ20では、車輌の運行計画書として運行計画を自動作成する(ステップS3)。この運行計画書は配車指示書と称しても、運行指示書と称しても、また運行日報作成用フォームと称してもよく、その名称にとらわれるものではない。運行計画書には、運転者名、使用する車輌名、被輸送物名、輸送数量(輸送重量)はもとより、依頼人(顧客)名、輸送日、輸送出発地点、輸送終了地点(何れもコード表示等でもよい)が前記受注入力画面等から転記される。 【0013】また管理用のコンピュータ20は、前記輸送出発地点と輸送終了地点の各緯度経度を予め記憶している地図上の地点と緯度経度との関係から選び出し、前記輸送出発地点の緯度経度と、前記輸送終了地点の緯度経度を表示する。前記輸送出発地点や輸送終了地点が初めての地点である場合には、担当者がそれらの地点の住所を入力することによって、或いはその地点に対応する緯度経度をコンピュータに備え付けの地図等から決定して、緯度経度を表示することができる。次回からは記憶に基づいて、即座に対応する緯度経度が表示される。また管理用のコンピュータ20は、前記輸送出発地点と輸送終了地点とから、自己が記憶している輸送ルートを選出し、その輸送ルート上に有料道路がある場合は、その有料道路の乗路地点とその緯度経度、有料道路の降路地点とその緯度経度とを記憶に基づいて表示する。前記輸送出発地点と輸送終了地点が初めての場合は、担当者がその間の輸送ルートをコンピュータに備え付けの地図等から決定し、また使用する有料道路を決定し、その有料道路の乗路地点と降路地点を決定すると共に、その緯度経度を決定して入力する。次回からは記憶に基づいて、使用する有料道路やその乗路地点と降路地点及びその緯度経度が即座に表示される。 【0014】担当者は前記車輌の運行計画書の運行計画に基づいて、運転者の通信端末30等に、何時どこからどこまで、何を、どのルートでといった情報を知らせると共に、管理用のコンピュータ20から使用する運行車輌41のコンピュータ40に対して緯度経度情報を含む情報を送信する(ステップS4)。この緯度経度情報を含む情報とは、輸送出発地点と輸送終了地点の各緯度経度情報、有料道路の乗路地点と降路地点の各緯度経度情報からなる情報を少なくとも含み、また必要に応じて、これらの各地点に到着した(地点内に入った)時に送信を行うのか、出発した(地点内から出た)時に送信を行うのか、その両方か等の指令情報、その他に得意先、被輸送物、輸送数量等の情報である。勿論、前記有料道路以外に使用する道路の主要通過地点の緯度経度情報をこれらの情報に加えることもできる。 【0015】前記運行車輌41のコンピュータ40はGPS機能と通信機能を設備している。GPS機能により運行車輌の現時点における緯度経度が分かる。また通信機能により前記管理用のコンピュータ20との通信が可能である。運行車輌のコンピュータ40は、予め有するプログラムに従って、前記管理用のコンピュータ20から送られてきた情報を記憶し、且つその情報に基づいて運行実績情報を管理用のコンピュータ20に送信する(ステップS5)。運行車輌のコンピュータ40による前記運行実績情報は、運行車輌41が輸送出発地点に到着した時点で管理用のコンピュータ20に送信する輸送出発地点の緯度経度情報と時刻情報、運行車輌41が輸送出発地点を出発した時点で送信する輸送出発地点の緯度経度情報と時刻情報、同様に運行車輌41が有料道路の乗路地点、降路地点に到着した時点で送信するそれぞれその地点での緯度経度情報と時刻情報を含む。また運行車輌のコンピュータ40は、予め有するプログラムに従って、輸送出発地点での走行距離情報、輸送終了地点での走行距離情報を、データとして管理用のコンピュータ20に送信する。この走行距離情報も運行実績情報である。 【0016】前記管理用のコンピュータ20は、運行車輌のコンピュータ40からの運行実績情報を受信すると(ステップS5でイエス)、運行日報データを演算する(ステップS6)。即ち、輸送出発地点への到着時刻を確定し、輸送出発地点からの出発時刻を確定し、輸送終了地点への到着時刻を確定し、輸送終了地点からの出発時刻を確定する。また有料道路を現にその乗路地点から降路地点まで利用したことを確認し、その有料道路使用による有料道路料金を演算する。また送信されてきた輸送出発地点と輸送終了地点での各走行距離情報から、輸送走行運賃を演算する。前記有料道路料金は予め管理用のコンピュータ20に輸送料金体系を記憶させておくことにより、容易に演算することができる。また輸送走行運賃は予め管理用のコンピュータ20単位距離当りの運賃を記憶させておくことで、容易に演算することができる。これら演算された各データは運行日報データとなる。 【0017】また上記運行車輌のコンピュータ40は、上記の情報を管理用のコンピュータ20に送信する他、予め有するプログラムに従って、運行車輌41が会社の車庫から出た時の出庫時刻情報、出庫時における走行距離情報、会社の車庫に戻った時の入庫時刻情報、入庫時における走行距離情報を管理用のコンピュータ20に送信する(ステップS5)。これらの情報も運行車輌のコンピュータ40による運行実績データである。 【0018】管理用のコンピュータ20は、運行車輌のコンピュータ40から送られてきた出庫時刻情報と入庫時刻情報とから運行車輌の今回の全走行距離を演算し、またその全走行距離と予め記憶している単位距離当りの走行運賃から運行車輌の今回の全走行運賃を演算する。また管理用のコンピュータ20は、出庫時刻情報と入庫時刻情報とから運転者の勤務時間を演算する。更に予め記憶している勤務時間体系から通常勤務時間外の残業時間を演算する。また深夜勤務に該当している部分については深夜勤務時間を演算する。その他、管理用のコンピュータ20は、運行計画のデータに含まれる被運送物に関する情報から、その種類と数量又は重量とから予め記憶させている被輸送物の種類毎の輸送単価等から輸送料金を演算する。これらの演算された各データもまた運行日報データとなる(ステップS6)。 【0019】運転者が運行途中において給油した場合は、その給油量等を運行車輌のコンピュータ40から自動的に管理用のコンピュータ20に送信することができないので、運転者の報告をもって運行日報データにすることになる。即ち、運転者が給油後に運行車輌のコンピュータ40を介して給油の種類と給油量と単価等を管理用のコンピュータ20に送信するようにした場合には、その送信を受けた管理用のコンピュータ20において、給油の種類、給油量、給油金額等の給油に関するデータが運行日報のデータとして記憶される。また運転者が勤務終了後に会社に帰った時に給油の情報を報告するようにした場合には、担当者がその給油情報を管理用のコンピュータ20に入力することで、運行日報データとなる。 【0020】管理用のコンピュータ20は上記演算等により得た運行日報データと、運行計画のデータとから運行日報を自動作成し、運行日報書とする。運行日報に含まれるデータには、前記運行計画のデータからの運転者名、使用する車輌名、被輸送物名、輸送数量(輸送重量)、依頼人(顧客)名、輸送日、輸送出発地点、輸送終了地点の各データや、運行車輌のコンピュータ40からの運行実績情報より演算等して得た出庫時刻、出庫時走行距離、入庫時刻、入庫時走行距離、輸送出発地点への到着時刻、輸送終了地点への到着時刻、その間の輸送時間、輸送距離、全走行距離、運転者の勤務時間、残業時間、深夜勤務時間、使用有料道路とその乗降地点、有料道路料金、輸送走行運賃、被輸送物の輸送料金、全走行運賃の各データである。勿論、給油データも含まれる。これらの各運行日報データが、予め作成された運行日報書のフォームの各位置に表示されることで、運行日報書として管理用のコンピュータ20の画面に表現され、運行日報が自動作成される(ステップS7)。 【0021】前記運行日報には、輸送業務に必要なほぼ全てのデータが揃っており、この運行日報のデータを用いて、管理用のコンピュータ20は後続する各種処理を行う。この後続する処理は、顧客に対する請求書作成処理や従業員(運転者)の給与管理処理等の会計処理を含み、また月次や年次の業務集計処理を含む。 【0022】 【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請求項1に記載の運行日報自動作成システムによれば、車輌の運行計画に基づいて、管理用のコンピュータから運行車輌に設備されたGPS機能及び通信機能付きのコンピュータに対し、少なくとも被輸送物の輸送出発地点、輸送終了地点、使用する有料道路地点についての緯度経度情報を含む情報を送信し、前記運行車輌のコンピュータは前記送られてきた情報に基づいて運行車輌が前記各地点に到着し或いは出発した時点での位置情報と時刻情報、及び輸送走行距離情報を含む情報を管理用のコンピュータに送り、前記管理用のコンピュータは前記車輌のコンピュータから送られてきた情報に基づいて、少なくとも運行車輌の運行履歴とその時刻の確定、有料道路料金、輸送走行運賃の演算を行い、これらを運行日報データとして運行日報を自動作成するようにしたので、運行車輌の運転者による運行報告を必要とすることなく、運行車輌のコンピュータから直接的に受け取った運行実績データにより自動的に運行日報を作成することができ、よって運転者にとっては細かい運行報告を行う煩わしさから開放され、一方、会社としては正確な運行日報を確実に得ることができると共にデータ入力作業者やその入力作業が軽減され、また転記入力ミス等も軽減されるメリットがある。また請求項2に記載の運行日報自動作成システムによれば、上記請求項1に記載の構成による効果に加えて、運行計画のデータとして運転者、使用する車輌、被輸送物に関するデータを少なくとも含み、運行車輌のコンピュータから管理用のコンピュータが受ける情報として運行車輌の出庫時刻情報、出庫時走行距離情報、入庫時刻情報、入庫時走行距離情報を含み、これらのデータから管理用のコンピュータが被輸送物の輸送料金、残業時間や深夜勤務時間を含む運転者の勤務時間、全走行距離、全走行運賃を演算し、これらの演算結果も運行日報データとして、運行計画のデータと併せて運行日報を自動作成するようにしたので、顧客の被輸送物の輸送に係わる運行履歴や輸送コストの他、車輌の出庫から入庫までの全走行に係わる運転者の勤務時間関係、全走行に係わるコスト関係、顧客に対する輸送料金関係等、輸送業務に必要なほぼ全ての事項を含む運行日報を自動的に作成することができる。また請求項3に記載の運行日報自動作成システムによれば、上記請求項1又は2に記載の構成による効果に加えて、管理用のコンピュータは、車輌運行中又は運行終了後に運転者から報告され、入力された給油情報を、運行日報データとして運行日報を自動作成するようにしたので、運転者からの給油情報が加えられることで、輸送業務に必要な全てと言える運行実績データに基づいて、運行日報に仕上げることができる。また請求項4に記載の運行日報自動作成システムによれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成による効果に加えて、管理用のコンピュータは運行日報データに基づいて、請求書作成処理や従業員の給与管理等の会計処理、月次や年次等の後続する業務集計処理を行うようにしたので、管理用のコンピュータにより、得られた運行日報に基づいて、その後に続く請求書作成処理や従業員の給与管理等の会計処理、月次や年次等の後続する業務集計処理をコンピュータ上で自動的に、非常にスムーズに、容易に行うことができるメリットがある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599031364 【氏名又は名称】株式会社ホットポット 【住所又は居所】大阪府大阪市港区弁天1丁目2番1−1100号
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| 【出願日】 |
平成13年12月26日(2001.12.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091834 【弁理士】 【氏名又は名称】室田 力雄
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| 【公開番号】 |
特開2003−196355(P2003−196355A) |
| 【公開日】 |
平成15年7月11日(2003.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願2001−394237(P2001−394237) |
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