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【発明の名称】 感圧ペン
【発明者】 【氏名】趙 清泉

【氏名】張 博森

【氏名】許 瓊文

【要約】 【課題】感圧ペンの提供。

【解決手段】感圧ペンは、少なくとも、ペン芯、弾性手段、外部に少なくとも1本のワイヤを巻いてなるコイルが巻き付けられた第1磁性手段、第2磁性手段、スライド手段、内部に環状スペーサを具えた中空スリーブ及びインダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、このインダクタンスキャパシンス式共振回路とコイルが電気的に連接されている。外力が上向きにペン芯にかけられる時、この外力がペン芯を透過してスライド手段に作用し、スライド手段が第2磁性手段を駆動して上向きに移動させて弾性手段を圧迫して変形させ、これにより第1磁性手段と第2磁性手段の相対位置が改変し、第1磁性手段外部のコイルのインダクタンスを改変し、これにより共振回路の共振周波数を改変する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 感圧ペンにおいて、ペン先構造を具え、該ペン先構造が、支持ボーンフレームとされ、一端にフレームカバーが設けられ、このフレームカバーが一つの収容空間を画定する、上記支持ボーンフレームと、弾性手段とされ、該収容空間内に収容される、上記弾性手段と、中空スリーブとされ、その一端がフレームカバーに当接し、外表面と内表面を具え、該内表面内に環状スペーサが設けられて、中空スリーブを第1収容室と第2収容室に分け、且つ第2収容室が環状スペーサとフレームカバーの間に形成された、上記中空スリーブと、第1磁性手段とされ、第1中央穿孔を具え、該第1磁性手段の一端が第1収容室内に嵌合収容され且つ環状スペーサに当接する、上記第1磁性手段と、第2磁性手段とされ、第2中央穿孔を具え、該第2磁性手段が移動可能に第2収容室内に収容され、並びに一端部が環状スペーサに当接する、上記第2磁性手段と、スライド手段とされ、移動可能に第2収容室内に収容され、円柱形主体と環状手段を具え、該環状手段が該円柱形主体の外表面の所定位置を囲み、該スライド手段を第1端部と第2端部に分割し、第1端部の長さが第2磁性手段の長さよりやや小さく、該第1端部の内部に第3収容室が形成され、該第1端部が第2磁性手段の第2中央穿孔に嵌合し貫通し、スライド手段が第2収容室内で移動する時、同期に第2磁性手段を駆動し、該第2端部が該弾性手段の一端に当接する、上記スライド手段と、ペン芯とされ、第1磁性手段の第1中央穿孔と環状スペーサを貫通し、その一端部が第3収容室内に嵌合し当接する、上記ペン芯と、少なくとも一つのワイヤが巻かれてなるコイルとされ、第1磁性手段の外表面の環状スペーサに接近する端部の所定位置に固定された、上記コイルと、を具え、外力が上向きにペン芯に作用する時、スライド手段及び第2磁性手段が同期に上向きに移動して環状スペーサより離れ、ペン芯にかかる上向きの外力作用が消失すると、弾性手段が弾力をスライド手段に付与し、スライド手段と第2磁性手段が同時に環状スペーサに当接することを特徴とする、感圧ペン。
【請求項2】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第1磁性手段が第1鉄粉心とされたことを特徴とする、感圧ペン。
【請求項3】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第2磁性手段が第2鉄粉心とされたことを特徴とする、感圧ペン。
【請求項4】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、スライド手段の環状手段の外表面が中空スリーブの内表面と当接することを特徴とする、感圧ペン。
【請求項5】 請求項1に記載の感圧ペンにおいて、さらに、ペン先構造を収容するペン軸と、プリント基板とされ、支持ボーンフレームに設置され、インダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、該インダクタンスキャパシンス式共振回路がコイルと電気的に連接された、上記プリント基板と、を具え、外力が上向きにペン芯に作用する時、外力がペン芯を透過してスライド手段に作用し、スライド手段と第2磁性手段が同期に上向きに移動させられて弾性手段を圧迫し変形させ、第2磁性手段と第1磁性手段の相対位置を改変し、該コイルのインダクタンスを改変し、これにより該インダクタンスキャパシンス式共振回路の共振周波数を改変することを特徴とする、感圧ペン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の感圧ペンの構造に係り、特にタブレット用感圧式無線ペンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、広く使用されているコンピュータの入力装置には、キーボードとマウスがある。ディジタル科学技術の発展により、ますます多くのコンピュータ使用者がタブレットを入力装置として使用するようになった。使用者はタブレットのワークエリア上で文字や線を描き、並びに信号をコンピュータに伝送し、コンピュータが解読する。具体的には、タブレット上のワークエリアは書き込み面を提供し、物品(object)(ペン或いはマウス)の位置及び圧力、キー等の関係情報をキャプチャする。ペンに類似した装置(pen−like device)はこのようなディジタル板に合わせて発生した。ほとんどの現存するペン類似装置は有線式(corded)或いは無線式(cordless)とされ、ペン類似装置の欠点は、ペン圧力の違いに応じて異なる線幅の線条を発生することができないことである。この欠点を克服するため、ついに感圧ペン(pressure sensitive pen)が発生した。
【0003】図1は周知の感圧ペン10の断面構造図である。この感圧ペン10は円筒状のペン軸12、ペン芯14、鉄粉心16、コイル20、移動式磁性手段18、スプリング22及びコンデンサ24を具えている。ペン芯14はペン軸12内の長軸方向に置かれ、そのタブレットと接触する一端部13は錐状に形成されて、タブレット上で特定ポイント位置を指し示しやすい。鉄粉心16は中央に穿孔を具えてペン芯14をスライド式に通過させる。コイル20は鉄粉心16に巻き付けられる。移動式磁性手段18はペン芯14内部に固定され、それは鉄粉心16に対してペン芯14に伴い移動する。鉄粉心16はペン軸12内に固定されて不動である。ペン芯14端部13がタブレットの上向きの圧力を受ける時、ペン芯14がペン軸12の長軸方向に沿って上向きに移動し、移動式磁性手段18を上向きに移動させ、鉄粉心16と移動式磁性手段18の間の相対位置を改変し、これによりコイル20のインダクタンスを改変する。この感圧ペン10のコイル20とコンデンサ24は共振回路を形成する。コイル20とコンデンサ24の間に電磁場の感応/伝送がある時、この共振回路がコイル20と共振を発生する。これによりコイル20のインダクタンスが改変する時、共振回路の共振周波数もこれに伴い改変し、共振周波数の変化を検出することにより、感圧ペンで書く時の下圧圧力値の変化を検出できる。
【0004】しかし、もしこの感圧ペン10をタブレットに対して傾斜位置となるようにして書くときは、ペン芯14が受ける上向きの圧力方向はペン軸12の長軸方向と一致しなくなり、これによりペン芯14の軸方向の受力が弱まり、移動式磁性手段18の移動により発生するコイル20のインダクンスの変化量もこれに伴い減少し、これによりタブレットの感圧ペンに対する圧力感応敏感度が下がる。
【0005】正常な状況下で、使用者が感圧ペンを使用してタブレット上に書く時、感圧ペンとタブレットの表面の間には傾斜角度が自然に形成される。上述の感圧ペン10の欠点を解決するため、ついにもう一種類の、比較的大きな面積の、移動式磁性手段18を具えた感圧ペンが発生した。これは図2に示される。この移動式磁性手段18の一端面は固定された鉄粉心16に対向する。ペン芯14の端部13が外力を受けない状態で、移動式磁性手段18と鉄粉心16との間の所定の距離は正確に制御されねばならない。ただし、鉄粉心16は通常粉末冶金法で製造され、その製品長さの公差値は正確とすることができず、このため移動式磁性手段18と鉄粉心16の間の所定の距離は正確に制御できない。
【0006】このため、現在あるタブレット用感圧ペンの構造は上述の欠点の克服が待たれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的は、一種の感圧ペンを提供することにあり、それは一種の感圧式電磁ペン(pressure sensitive electromagnetic pen)とされ、外部にコイルが巻き付けられた固定磁性手段(fixing magnetic body)と、移動式磁性手段(movable magnetic body)を使用し、感圧ペンのペン芯が圧力を受けて固定磁性手段と移動式磁性手段の相対位置を改変する時、コイルのインダクタンスを改変し、これにより感圧ペンが発射する電磁場周波数をこれに応じて変化させるようにした感圧ペンであるものとする。
【0008】本発明のもう一つの目的は、一種の感圧ペンを提供することにあり、それは、中空スリーブ内の環状スペーサを利用して固定磁性手段及び移動式磁性手段を隔離し、ペン芯が外力を受けない状態で、固定磁性手段に巻き付けられたコイルと移動式磁性手段との間の固定相対位置を正確に制御できるようにし、磁性手段の寸法公差による感圧ペン電磁場周波数初期値の変化を形成しないようにした感圧ペンであるものとする。
【0009】本発明のまた一つの目的は、一種の感圧ペンを提供することにあり、それは、少なくとも1本のワイヤを直接固定磁性手段に巻き付けて、極めて良好なQ値を獲得し、コイルの電磁誘導及び電磁発射の能力がいずれも相当強くなるようにし、これにより直接その下方のタブレットに電磁場エネルギーに感応させて、余分に電池で電源供給する必要をなくした感圧ペンであるものとする。
【0010】本発明のさらにまた一つの目的は、一種の感圧ペンを提供することにあり、それは、少なくとも1本のワイヤを直接固定磁性手段に巻き付け、極めて良好なQ値を得られるようにし、感圧ペンが相当強い電磁発射能力を有するようにし、タブレットが感圧ペンの圧力変化を検出する時の、その信号/ノイズ比(S/N比)を高め、解析度を高め、これによりタブレットが信号を圧力に変換する時の真実性を増した感圧ペンであるものとする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、感圧ペンにおいて、ペン先構造を具え、該ペン先構造が、支持ボーンフレームとされ、一端にフレームカバーが設けられ、このフレームカバーが一つの収容空間を画定する、上記支持ボーンフレームと、弾性手段とされ、該収容空間内に収容される、上記弾性手段と、中空スリーブとされ、その一端がフレームカバーに当接し、外表面と内表面を具え、該内表面内に環状スペーサが設けられて、中空スリーブを第1収容室と第2収容室に分け、且つ第2収容室が環状スペーサとフレームカバーの間に形成された、上記中空スリーブと、第1磁性手段とされ、第1中央穿孔を具え、該第1磁性手段の一端が第1収容室内に嵌合収容され且つ環状スペーサに当接する、上記第1磁性手段と、第2磁性手段とされ、第2中央穿孔を具え、該第2磁性手段が移動可能に第2収容室内に収容され、並びに一端部が環状スペーサに当接する、上記第2磁性手段と、スライド手段とされ、移動可能に第2収容室内に収容され、円柱形主体と環状手段を具え、該環状手段が該円柱形主体の外表面の所定位置を囲み、該スライド手段を第1端部と第2端部に分割し、第1端部の長さが第2磁性手段の長さよりやや小さく、該第1端部の内部に第3収容室が形成され、該第1端部が第2磁性手段の第2中央穿孔に嵌合し貫通し、スライド手段が第2収容室内で移動する時、同期に第2磁性手段を駆動し、該第2端部が該弾性手段の一端に当接する、上記スライド手段と、ペン芯とされ、第1磁性手段の第1中央穿孔と環状スペーサを貫通し、その一端部が第3収容室内に嵌合し当接する、上記ペン芯と、少なくとも一つのワイヤが巻かれてなるコイルとされ、第1磁性手段の外表面の環状スペーサに接近する端部の所定位置に固定された、上記コイルと、を具え、外力が上向きにペン芯に作用する時、スライド手段及び第2磁性手段が同期に上向きに移動して環状スペーサより離れ、ペン芯にかかる上向きの外力作用が消失すると、弾性手段が弾力をスライド手段に付与し、スライド手段と第2磁性手段が同時に環状スペーサに当接することを特徴とする、感圧ペンとしている。請求項2の発明は、請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第1磁性手段が第1鉄粉心とされたことを特徴とする、感圧ペンとしている。請求項3の発明は、請求項1に記載の感圧ペンにおいて、第2磁性手段が第2鉄粉心とされたことを特徴とする、感圧ペンとしている。請求項4の発明は、請求項1に記載の感圧ペンにおいて、スライド手段の環状手段の外表面が中空スリーブの内表面と当接することを特徴とする、感圧ペンとしている。請求項5の発明は、請求項1に記載の感圧ペンにおいて、さらに、ペン先構造を収容するペン軸と、プリント基板とされ、支持ボーンフレームに設置され、インダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、該インダクタンスキャパシンス式共振回路がコイルと電気的に連接された、上記プリント基板と、を具え、外力が上向きにペン芯に作用する時、外力がペン芯を透過してスライド手段に作用し、スライド手段と第2磁性手段が同期に上向きに移動させられて弾性手段を圧迫し変形させ、第2磁性手段と第1磁性手段の相対位置を改変し、該コイルのインダクタンスを改変し、これにより該インダクタンスキャパシンス式共振回路の共振周波数を改変することを特徴とする、感圧ペンとしている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は一種の感圧ペンを提供し、これは、ペン先構造を具え、このペン先構造は、支持ボーンフレーム、弾性手段、中空スリーブ、第1磁性手段、第2磁性手段、スライド手段、ペン芯及び少なくとも1本のワイヤを巻いてなる一つのコイルを具えている。支持ボーンフレームの一端にフレームカバーが設けられ、このフレームカバーが一つの収容空間を画定している。弾性手段がこの収容空間内に収容される。中空スリーブの一端はフレームカバーに当接し、それは外表面と内表面を具えている。中空スリーブの内表面内に環状スペーサが設けられて、中空スリーブを第1収容室と第2収容室に分け、且つ第2収容室が環状スペーサとフレームカバーの間に形成される。第1磁性手段は第1中央穿孔を具え、その一端が第1収容室内に嵌合収容され且つ環状スペーサに当接している。第2磁性手段は第2中央穿孔を具え、それは移動可能に第2収容室内に収容され、並びに一端部が環状スペーサに当接する。スライド手段は移動可能に第2収容室内に収容され、それは円柱形主体と環状手段を具え、該環状手段が該円柱形主体の外表面の所定位置を囲み、該スライド手段を第1端部と第2端部に分割し、第1端部の長さは第2磁性手段の長さよりやや小さい。スライド手段の第1端部内部に第3収容室が形成され、この第1端部が第2磁性手段の第2中央穿孔に嵌合し貫通し、スライド手段が第2収容室内で移動すると同時に第2磁性手段を駆動する。スライド手段の第2端部は弾性手段の一端に当接している。ペン芯は第1磁性手段の第1中央穿孔と環状スペーサを貫通し、その一端部が第3収容室内に嵌合し当接する。コイルは第1磁性手段の外表面の環状スペーサに接近する端部の所定位置に固定される。外力が上向きにペン芯にかかる時、スライド手段及び第2磁性手段が同期に上向きに移動して環状スペーサより離間し、これにより第2磁性手段と第1磁性手段の相対位置が改変され、コイルのインダクタンスが改変し、これにより感圧ペンの発射する電磁場周波数が改変する。ペン芯にかかる上向きの外力作用が消失すると、弾性手段が弾力をスライド手段に付与し、スライド手段と第2磁性手段が同時に環状スペーサに当接する。
【0013】
【実施例】図3に示されるように、本発明の感圧ペン200は、ペン先構造201、ペン軸202及びプリント基板203を具えている。図4に示されるように、ペン軸202は支持ボーンフレーム204、弾性手段205、中空スリーブ206、第1磁性手段207、第2磁性手段208、スライド手段209、ペン芯210及び少なくとも1本のワイヤを巻いてなる一つのコイル211を具えている。
【0014】図3から図5に示されるように、支持ボーンフレーム204の一端にフレームカバー212が設けられている。このフレームカバー212が一つの収容空間を画定し、弾性手段205を収容する。この弾性手段205は球状弾性手段、例えばゴムボールとされる。中空スリーブ206は中空円筒状を呈し、外表面213と内表面214を具え、その一端部がフレームカバー212に当接し、もう一端部に一対の階段面216が設けられ、そのうち一つの階段面216がペン軸202と相互に嵌合し、中空スリーブ206がペン軸202に保持される。中空スリーブ206の内表面214内に環状スペーサ215が設けられ、中空スリーブ206が第1収容室と第2収容室に分けられ、且つ第2収容室が環状スペーサ215とフレームカバー212の間に形成される。環状スペーサ215は中空スリーブ206と一体に形成されうる。第1磁性手段207は第1中央穿孔を具え、その一端が第1収容室内に嵌合収容され且つ環状スペーサ215に当接している。第1磁性手段207はペン先構造201内に固定される。第2磁性手段208は第2中央穿孔を具え、それは移動可能に第2収容室内に収容され、並びに一端部が環状スペーサ215に当接する。第1磁性手段207と第2磁性手段208はいずれも鉄粉心で形成され、そのうち、第1磁性手段207の長さは第2磁性手段208の長さより大きい。
【0015】スライド手段209は移動可能に第2収容室内に収容される。図5に示されるように、スライド手段209は円柱形主体と環状手段217を具え、該環状手段217が該円柱形主体の外表面の所定位置を囲み、該スライド手段209を第1端部と第2端部に分割している。この円柱形主体は環状手段217と一体に形成されうる。好ましくは、環状手段217の外表面が中空スリーブ206の内表面と相互に当接し、スライド手段209が中空スリーブ206内で上下にスライドできるものとされる。スライド手段209の第1端部の長さは第2磁性手段208の長さよりやや小さく、これによりスライド手段209の第1端部が第2磁性手段208の第2中央穿孔に挿入され貫通する時、スライド手段209の第1端部と中空スリーブ206の環状スペーサ215の間に微小な間隙が維持される。この微小な間隙は第2磁性手段208の長さ公差のために保留される。すなわち、スライド手段209の環状手段217と中空スリーブ206の環状スペーサ215の間の距離が第2磁性手段208の長さよりやや大きく、この距離により長さ公差許容範囲内の第2磁性手段208を収容できる。図4に示されるように、スライド手段209の第1端部内部に第3収容室が形成され、ペン芯210の一端部を収容する。スライド手段209が第2収容室内を移動する時、第2磁性手段208を駆動する。スライド手段209の第2端部は弾性手段205の一端に当接する。
【0016】ペン芯210は第1磁性手段207の第1中央穿孔と環状スペーサ215を貫通し、その一端部が第3収容室内に嵌合し当接する。コイル211は第1磁性手段207の外表面の環状スペーサ215に接近する端部の所定位置に固定される。本発明中、好ましくは複数のワイヤが巻かれてなるコイル211が第1磁性手段207の外表面に巻かれる。
【0017】プリント基板203は支持ボーンフレーム204に設置され、それはインダクタンスキャパシンス式共振回路を具え、このインダクタンスキャパシンス式共振回路がコイル211と電気的に連接されている。
【0018】図6は本発明の感圧ペン200の使用状態断面図である。図示されるように、ペン芯210がタブレット3上で書く時、タブレット3が上向きに力を加え、ペン芯210とスライド手段209が同期して上に移動し、弾性手段205を圧迫する。この時、第2磁性手段208もまたスライド手段209と同期して上向きに移動させられ、それと第1磁性手段207の相対位置を改変させ、これによりコイル211のインダクタンスが下がる。第2磁性手段208の上向き移動が大きくなるほど、コイル211のインダクタンスは低くなり、それと共振回路の共振周波数はますます大きくなる。第2磁性手段208が上向きに移動し、コイル211のインダクタンスが下がり、共振周波数がこれに伴い下がり、コイル211は周波数変化の電磁場信号を無線発射し、タブレット3に受信させ及び誘導電圧を発生させる。
【0019】外力のペン芯210に対する上向きの作用が消失すると、弾性手段205が弾力をスライド手段209に与え、スライド手段209と第2磁性手段208が同時に環状スペーサ215に当接する。さらに、ペン芯210がタブレット3による上向きの作用を受けない状態で、第1磁性手段207と第2磁性手段208の間の距離は環状スペーサ215の厚さにより決定され、固定され、第1磁性手段207と第2磁性手段208の製品長さ公差値が両者間の相対位置の正確な制御に影響を与えることがない。ペン芯210が上向きの外力作用を受ける時、感圧ペン200の周波数出力値は固定される。
【0020】以上は本発明の好ましい実施例の説明に過ぎず、本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【0021】
【発明の効果】本発明の感圧ペンは、一種の感圧式電磁ペン(pressure sensitive electromagnetic pen)とされ、外部にコイルが巻き付けられた固定磁性手段(fixing magnetic body)と、移動式磁性手段(movable magnetic body)を使用し、感圧ペンのペン芯が圧力を受けて固定磁性手段と移動式磁性手段の相対位置を改変する時、コイルのインダクタンスを改変し、これにより感圧ペンが発射する電磁場周波数をこれに応じて変化させる。
【0022】本発明の感圧ペンは、中空スリーブ内の環状スペーサを利用して固定磁性手段及び移動式磁性手段を隔離し、ペン芯が外力を受けない状態で、固定磁性手段に巻き付けられたコイルと移動式磁性手段との間の固定相対位置を正確に制御できるようにし、磁性手段の寸法公差による感圧ペン電磁場周波数初期値の変化を形成しない。
【0023】本発明の感圧ペンは、少なくとも1本のワイヤを直接固定磁性手段に巻き付けて、極めて良好なQ値を獲得し、コイルの電磁誘導及び電磁発射の能力がいずれも相当強くなるようにし、これにより直接その下方のタブレットに電磁場エネルギーに感応させて、余分に電池で電源供給する必要をなくす。
【0024】本発明の感圧ペンは、少なくとも1本のワイヤを直接固定磁性手段に巻き付け、極めて良好なQ値を得られるようにし、感圧ペンが相当強い電磁発射能力を有するようにし、タブレットが感圧ペンの圧力変化を検出する時の、その信号/ノイズ比(S/N比)を高め、解析度を高め、これによりタブレットが信号を圧力に変換する時の真実性を増す。
【出願人】 【識別番号】501285960
【氏名又は名称】天瀚科技股▲ふん▼有限公司
【出願日】 平成14年7月26日(2002.7.26)
【代理人】 【識別番号】100082304
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 松司 (外4名)
【公開番号】 特開2003−196014(P2003−196014A)
【公開日】 平成15年7月11日(2003.7.11)
【出願番号】 特願2002−218519(P2002−218519)