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【発明の名称】 文字情報入力装置、文字情報入力方法、医用画像処理装置、文字情報入力方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体
【発明者】 【氏名】大西 鉄矢
【住所又は居所】東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式会社内

【要約】 【課題】別の項目の文字情報を入力しても再入力が不要でかつ正しい項目へ文字情報が保存できる文字情報入力装置、文字情報入力方法及び医用画像処理装置を提供する。また、文字情報入力方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体を提供する。

【解決手段】この文字情報入力方法は、複数種の項目に文字情報を入力し(S04)、入力された文字情報が各項目毎にその項目特有の文字列であるか判断するために記憶された判断情報と、入力された文字情報とを比較し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断し(S05)、入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶する(S09)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 文字情報を入力する文字情報入力装置であって、複数種の項目に文字情報を入力する操作手段と、前記入力された文字情報が前記各項目毎にその項目特有の文字列であるか判断するための判断情報を記憶する手段と、前記入力された文字情報を前記判断情報と比較し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断する手段と、前記入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶する手段と、を具備する文字情報入力装置。
【請求項2】 前記文字情報は画像情報に付帯する情報であることを特徴とする請求項1に記載の文字情報入力装置。
【請求項3】 前記入力された文字情報を前記判断情報に追加し記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の文字情報入力装置。
【請求項4】 前記各文字情報を入力域に表示する手段を更に具備し、前記入力されたと判断した項目の前記入力域の近傍にその項目名を表示することを特徴とする請求項1,2または3に記載の文字情報入力装置。
【請求項5】 多数の文字情報を持つ文字情報データベースから前記入力文字情報を検索する手段を更に具備し、その検索結果の文字情報を前記複数種の項目に表示し、前記判断情報に追加し記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の文字情報入力装置。
【請求項6】 複数種の項目に文字情報を入力するステップと、前記入力された文字情報が前記各項目毎にその項目特有の文字列であるか判断するために記憶された判断情報と、前記入力された文字情報とを比較し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断するステップと、前記入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶するステップと、を含む文字情報入力方法。
【請求項7】 前記入力された文字情報を前記判断情報に追加し記憶するステップを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の文字情報入力方法。
【請求項8】 前記文字情報を入力域に表示するステップを更に含み、前記入力されたと判断した項目の前記入力域の近傍にその項目名を表示することを特徴とする請求項6または7に記載の文字情報入力方法。
【請求項9】 多数の文字情報を持つ文字情報データベースから前記入力文字情報を検索するステップを更に含み、その検索結果の文字情報を前記複数種の項目に表示し、前記判断情報に追加し記憶することを特徴とする請求項6,7または8に記載の文字情報入力方法。
【請求項10】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の文字情報入力装置を含み、前記入力した複数の文字情報と対応した医用画像情報について画像処理を行う手段を具備し、前記入力した複数の文字情報と、前記医用画像情報とを1つの組として記憶し保存することを特徴とする医用画像処理装置。
【請求項11】 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の文字情報入力方法をコンピュータにおいて実行させるためのプログラム。
【請求項12】 請求項11に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字情報を入力し保存するための文字情報入力装置、文字情報入力方法、文字情報入力装置を含み医療分野に関する画像情報と文字情報とをまとめて各種処理を行う医用画像処理装置、文字情報入力方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等で複数の項目に対応する文字情報を順々に入力する場合、表示画面上で各項目に対し予め入力域の順番及び位置を決めておき、この表示画面上で各項目に対応する文字情報を順々に入力するようにした入力装置が知られている。例えば、放射線画像等の医用画像を取り扱う画像処理装置では、医用画像情報自体の情報以外に患者情報、検査情報、装置情報等の多数の情報が必要であり、多数の入力項目が表示画面に表示され、各入力項目(例えば、患者情報では、患者名、性別、・・・)の所定位置に対応する情報を入力するようになっている。
【0003】ところが、かかる表示画面では複数の入力項目の内のある項目に、別の項目の文字情報を入力すると、エラーとなり、再入力する必要があったり、または、エラーのままの情報がそのまま入力されて保存されてしまうことがあった。また、複数の入力装置の間で、各入力項目の入力域の順番や位置が違うことがあり、操作するユーザが毎回間違えることも起き易い。
【0004】また、医用画像情報を文字情報とともに取り扱う医用画像処理装置では、上述のように画像情報以外に文字情報に関する多数の入力項目があるため、誤入力が生じ易く、再入力やエラーの情報の保存の問題が起きると、その対処に時間がかかり、効率的な画像処理の妨げとなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、別の項目の文字情報を入力しても再入力が不要でかつ正しい項目へ文字情報が保存できる文字情報入力装置、文字情報入力方法及び医用画像処理装置を提供することを目的とする。また、文字情報入力方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明による文字情報入力装置は、文字情報を入力する文字情報入力装置であって、複数種の項目に文字情報を入力する操作手段と、前記入力された文字情報が前記各項目毎にその項目特有の文字列であるか判断するための判断情報を記憶する手段と、前記入力された文字情報を前記判断情報と比較し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断する手段と、前記入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶する手段と、を具備する。
【0007】この文字情報入力装置によれば、文字情報が入力されると、その入力された文字情報を判断情報と比較し、各項目毎にその項目特有の文字列であるかを判断し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断するので、もし、文字情報が誤って他の項目に入力されても、正しい項目に入力されたものとして判断し、入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶する。このため、正しい項目への再入力が不要でありかつ正しい項目へ文字情報が保存できる。
【0008】この場合、前記文字情報は画像情報に付帯する情報であるようにできる。また、前記入力された文字情報を前記判断情報に追加し記憶することにより、次回にその文字情報を入力したときに、その文字情報を判断情報として判断を行うことができるので、文字情報を入力する順番、重要度が高い順番、または入力頻度が多い順番にソートでき、使い勝手が向上する。
【0009】また、前記各文字情報を入力域に表示する手段を更に具備し、前記入力されたと判断した項目の前記入力域の近傍にその項目名を表示することにより、ユーザは、入力した文字情報が誤って他の項目に入力されても正しい項目への入力と判断され、保存されることを表示手段上で確認できる。
【0010】また、多数の文字情報を持つ文字情報データベースから前記入力文字情報を検索する手段を更に具備し、その検索結果の文字情報を前記複数種の項目に表示し、前記判断情報に追加し記憶するようにできる。これにより、文字情報データベースから判断情報を追加し、次にその文字情報を入力したときに、その文字情報を判断情報として判断を行うことができる。
【0011】また、本発明による文字情報入力方法は、複数種の項目に文字情報を入力するステップと、前記入力された文字情報が前記各項目毎にその項目特有の文字列であるか判断するために記憶された判断情報と、前記入力された文字情報とを比較し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断するステップと、前記入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶するステップと、を含む。
【0012】この文字情報入力方法によれば、文字情報が入力されると、その入力された文字情報を判断情報と比較し、各項目毎にその項目特有の文字列であるかを判断し一致すると、その項目にその文字情報が入力されたと判断するので、もし、文字情報が誤って他の項目に入力されても、正しい項目に入力されたものとして判断し、入力された複数の文字情報を1つの組として保存し記憶する。このため、正しい項目への再入力が不要でありかつ正しい項目へ文字情報が保存できる。
【0013】この場合、前記入力された文字情報を前記判断情報に追加し記憶するステップを更に含むことが好ましい。また、前記文字情報を入力域に表示するステップを更に含み、前記入力されたと判断した項目の前記入力域の近傍にその項目名を表示することが好ましい。また、多数の文字情報を持つ文字情報データベースから前記入力文字情報を検索するステップを更に含み、その検索結果の文字情報を前記複数種の項目に表示し、前記判断情報に追加し記憶することが好ましい。
【0014】また、本発明による医用画像処理装置は、上述の文字情報入力装置を含み、前記入力した複数の文字情報と対応した医用画像情報について画像処理を行う手段を具備し、前記入力した複数の文字情報と、前記医用画像情報とを1つの組として記憶し保存することを特徴とする。
【0015】この医用画像処理装置によれば、医用画像情報に関連する多数の文字情報が必要であるために多数の項目毎に文字情報を入力する場合に、誤入力が生じても、正しい項目に入力されたものとして判断するので、再入力が不要であり、エラーの情報が保存されることはなく、効率的に画像処理を行うことができる。
【0016】また、本発明によるプログラムは、上述の文字情報入力方法をコンピュータにおいて実行させるためのプログラムである。このプログラムによりコンピュータで上述の文字情報入力方法を実行させることができる。
【0017】また、本発明による記録媒体は、前記プログラムを格納したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体である。この記憶媒体に記憶され格納されたプログラムをコンピュータが読み出して上述の文字情報入力方法を実行することができる。記憶媒体としては、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、ハードディスク等であってよいが、これらに限定されず、これらの記憶媒体から読み出されて記憶するRAM等の揮発性メモリ等も含む。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態による医用画像処理装置の外観構成を示す図である。
【0019】図1の医用画像処理装置1は、各種の画面、リストやウィンドウ画面をその表示画面6に表示できるCRTや液晶パネル等から構成された画像表示装置2と、情報処理や各種制御を行う装置本体3と、文字情報等を入力する入力キーボード4と、平面上で図の矢印方向に移動させることにより表示画面6に表示されたマウスポインタを動かすことのできるポインティングデバイスであるマウス5とを備え、パーソナルコンピュータと同様に構成されている。
【0020】図1の医用画像処理装置1は、被写体(患者)の放射線画像情報が記録された輝尽性蛍光体パネルを励起光で走査して発光させ、その光をフォトマルチプライヤで光電変換することによりまたはX線フラットパネルディテクタを用いて画像情報を得るCR(computed radiography)等の撮像モダリティにより生成された医用画像を入力し、画像処理を実施した後に医用画像情報を外部装置に出力したり、表示画面6に表示するように構成されている。
【0021】図2に示すように、医用画像処理装置1は、上記CRにより医用画像を生成する医用画像生成装置51,56、57と、放射線科医師が画像を参照し診断を行うための診断用端末52と、画像を参照するための(診断は行わない)参照用端末53と、画像データベースに画像ファイルを保管するとともに診断用端末52及び参照用端末53から画像を検索し読み出すことができる画像サーバ54と、医用画像生成装置51または医用画像処理装置1からの画像データをフィルムや紙等の記録媒体に可視画像として出力するイメージャ(プリンタ)55と共に医用ネットワークシステムを構成している。この医用ネットワークシステムでは、各装置1,51〜57がネットワーク50を介してオンライン接続され、情報を互いに送信しかつ受信できるようになっている。
【0022】また、医用画像生成装置51,56,57は、CR以外の撮像モダリティであってもよく、例えば、CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影装置)、MRI(magnetic resonance imaging:核磁気共鳴映像装置)、DR(digital radiography:デジタルラジオグラフィー)、US(ultrasound:超音波診断装置)などの撮像モダリティ用の医用画像生成装置であってもよい。
【0023】次に、図1の医用画像処理装置1に関する次の事項A〜Hを順に詳細に説明する。
A.装置構成B.情報C.ファイルD.主な情報の入力・表示E.画像確認手順F.出力G.出力画像の形成H.ユーティリティ機能【0024】A.装置構成図3は医用画像処理装置1の内部構成を示すブロック図である。
【0025】a.図3に示すように、医用画像処理装置1は、放射線画像撮影システム全体の動作を制御する主制御装置21と、画像生成装置51等からの画像ファイルを受信する受信部40と、ハードディスクやRAM等から構成され受信した画像ファイル等の情報を記憶する保存部41と、画像ファイル中の画像情報について画像処理を行う画像処理部42と、外部装置に出力するための出力画像を形成する出力画像形成部43と、受信した画像の画像確認等のために縮小画像を画像表示装置2に表示させる画像確認処理部45と、を備える。
【0026】主制御装置21により各部分40〜43,45及び画像表示装置2等が制御される。各種の画像処理を行う場合等において画像表示装置2の図1の入力キーボード4及びマウス5からの入力情報は図3の主制御装置21に入力される。
【0027】b.医用画像処理装置1の機能は次のとおりであり、各機能は主制御装置21により制御される。
■医用画像生成装置51等より画像ファイルを受信部40で受信する。
■画像ファイルを保存部41に一時保存する。
■画像品質を画像確認処理部45で作成した縮小画像で確認する。
■画像処理部42で画像処理を実施する。
■出力画像形成部43で出力画像を形成する。
■出力画像をネットワーク50を介して画像サーバ54等の外部装置へ転送する。
【0028】B.情報医用画像処理装置1で取り扱う情報は以下の5つに分類できる。
【0029】a.条件情報画像ファイルを受信して、処理された画像ファイルとして画像サーバ54等の外部装置へ出力するための条件情報であり、次のものが含まれる。
(a)画像処理情報画像処理部42における階調処理、周波数処理に関する情報である。
(b)出力装置情報画像データを再生・出力する画像サーバ54等の外部装置に関する情報であり、画像サーバ54等の出力装置毎に出力領域、拡大縮小率、出力フォーマット(マルチフォーマット、分割撮影フォーマット)、オーバーレイ、階調処理及び周波数処理の有無等を指定する。
(c)オーバーレイ情報AP/PA・R/L・コメント等のオーバーレイの有無・位置等の情報がある。
(d)特殊指定プロテクトの情報:画像出力後も、プロテクトを外すまで画像ファイルを保存する。
保留(ペンディング)の情報:転送を保留する。後で画像を見直してから転送したい場合に指定する。
優先(緊急)の情報:緊急撮影の場合など優先的に出力したい場合に指定する。キューの先頭に登録される。
【0030】b.患者情報患者に関する情報である。
(a)患者ID情報患者ID番号、氏名、性別、生年月日等が含まれる。
(b)オーダー情報医師が撮影依頼をする情報である。患者の状態に関する情報、検査依頼に関する日時・方法の指示等が含まれる。
【0031】c.実施情報受信、画像処理した結果に関する情報である。
(a)受信結果 撮影日時等が含まれる。
(b)画像処理結果画像処理パラメータ算出結果であり、出力時にこの結果に基づき画像データを画像処理する。
(c)システム情報撮影が行われた時点でのシステム構成等、システム情報の一部が含まれる。
【0032】d.システム情報(a)図2のシステムを管理・制御するための情報。
(b)図2のシステムの構成(接続されている画像サーバ54等の外部装置、その名称)。
(c)図2のシステムを構成する機器を制御するためのパラメータ、テーブル。
(d)入力装置である医用画像生成装置51に関する設定情報(e)イメージャ55の情報、HOST情報等、出力装置に関する設定情報。
【0033】e.画像データ(a)医用画像生成装置51より受信した画像データ。
(b)画像確認のために画像データより作成した表示用縮小画像データ(c)画像確認処理部45での表示用縮小画像の画像処理のための画像処理用縮小画像データ。
(d)階調処理、周波数処理等を施した出力画像データ。
【0034】C.ファイル医用画像処理装置1で取り扱うファイルは保存部41に保存され、以下の7つに分類できる。
【0035】a.条件ファイル条件キーは画像ファイルに対する画像処理条件、出力条件をあらかじめセットしておくキーである。条件キー毎に対応した条件ファイルを持つ。条件ファイルは上記条件情報で構成される。撮影部位(肺野、腹部、頭部等)、撮影体位(立位、臥位等)、撮影方向(正面、側面等)、患者の特徴(性別、年齢、体格等)、病名、使用する技師等により分類し、それぞれに対応した名称、撮影情報をあらかじめ設定しておく。そして、主制御装置21は、複数に分類した各分類毎に、条件ファイル群を設定し、設定された条件ファイル群毎に複数の条件ファイルを設定し、保存部41に保存する。画像受信時にもっとも適した条件を一つ選ぶ。
【0036】b.画像ヘッダファイル受信後、画像ヘッダファイルが作成される。画像ヘッダはその撮影の予約ファイル(すなわち撮影情報、患者情報)、撮影実施情報で構成される。ユーザが撮影情報、患者情報、撮影実施情報を参照、変更する場合は画像ヘッダファイルを参照する。
【0037】c.縮小画像ファイル画像データを何分の一かに縮小した画像データである。
(a)表示用縮小画像データ図3の画像表示装置2に表示されるデータは、この表示用縮小画像を使用する。
(b)画像処理用縮小画像データ画像処理を実施するためのパラメータを算出する縮小画像データである。縮小率は縮小後の1画素があらかじめ指定された同一長さになるように決定する。これにより読取画素サイズの違いを縮小後の画像で補正できる。画像処理パラメータの算出は、画像処理用縮小画像で行われ、画像データは使用しない。
【0038】d.画像ファイル(a)画像ファイルは、画像付帯情報(画像ヘッダ)と画像データで構成される。
(b)画像ヘッダは条件情報、患者情報、実施情報で構成される。
ユーザが条件情報、患者情報、実施情報を参照し、変更する場合は画像ヘッダを参照する。
【0039】e.出力画像ファイル周波数処理・階調処理・オーバーレイ・回転・拡大縮小のうち指定された処理を施した出力画像データのファイルである。
【0040】f.システムファイル上記システム情報をファイル化したものである。
D.主な情報の入力・表示【0041】a.受信画像情報表示受信画像をサムネイル表示する。
【0042】b.出力情報表示■出力サイズ、向き、トリミング位置、出力位置、拡大縮小方法等を指定する。あらかじめ条件ファイルに登録する。
■条件キーが選択されると、あらかじめ指定された条件で出力領域、出力画像領域が決定され、画像表示装置2の画面上に表示される。画像表示装置2の画面上の出力領域表示エリアの大きさを出力における最大出力領域とする。出力領域、出力画像領域を、出力領域表示エリアにグラフィック表示する。これにより、適切な出力領域、出力画像領域の選択、確認を装置毎に行うことができる。
【0043】c.オーバーレイ情報■「AP」、「PA」、「R」、「L」、コメント、目盛り等をオーバーレイするか否か、どの位置にオーバーレイするかを指定する。あらかじめ条件ファイルに登録する。
■画像表示装置2の画面の出力領域表示エリアに、出力画像を表示し、そこにオーバーレイ情報をグラフィック表示する。
■適切なオーバーレイの選択、位置の指定をできる。
■オーバーレイに隠れて見えない部分が無いことを確認できる。オーバーレイにより診断に不都合が生じる場合は移動できる。
【0044】d.RISからのオンライン情報入出力■医師からのオーダーを入力する。入力したオーダーを、本システムのフォーマットに変換し予約ファイルに保存する。撮影部位、撮影方法を対応する撮影条件キーで変換する。
■画像ヘッダファイルをRIS側フォーマットに変換し出力する。
【0045】e.画像リスト画像ファイルをリストとして表示することができる。
【0046】E.画像確認手順a.画像確認時のシステムの動作(1)画像ファイルを医用画像生成装置51より受信し、保存部41に格納する。
(2)保存部41の記憶媒体に格納された画像ファイルは、画像確認処理部45であらかじめ指定された縮小率で縮小される。
(3)順次、縮小画像が画像表示装置2の画面に表示される。
(4)受信及び表示終了後、デジタル画像情報は撮影条件キーによってあらかじめ指定された方法で画像処理され画像表示装置2に再表示される。画像処理のパラメータの決定には縮小画像が使用される。
(5)画像表示装置2に順次、表示され、表示終了後階調処理された画像を再表示する。
(6)オペレータが、画像表示装置2に表示される受信画像を見て正常画像と判断した場合は、文字情報入力装置より受信終了を確認するためのキーを入力し画像確認は終了する。
(7)患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更したい場合には、文字情報入力装置から新たな情報を入力することができる。
(8)画像確認キーが押されるとその画像の画像確認は終了し自動的に次の画像が表示される。
(9)画像に問題がある場合は、画像処理の変更することができる。保留として、後で詳細な画像処理の変更が可能である。
(10)画像確認キーが入力されると画像確認は終了し、以下の処理がされる。
■画像ファイルが確認済み画像ファイルとして保存部41に保存される。
■画像確認が終了した画像は外部装置への出力のためにキューに登録される。
■次に受信された画像ファイルが表示されて、画像確認可能となる。
(11)保留キーが入力されると画像確認は終了する。
【0047】F.出力■出力は受信、画像確認とは非同期に行われる。
■キューは外部装置毎に作られて管理され、それぞれのキューは互いに独立に動作し、影響し合わない。したがって出力は装置毎に非同期に行われる。
■画像がどの外部装置のキューに登録されているかは保存部41にキュー登録テーブルとして保存され、キューへの登録、削除毎に更新されて管理される。
■キューに登録された画像は登録された順に外部装置に出力され、出力が終了した画像はキューから削除される。
■出力を実行するときには、キューに登録されている番号から、保存部41に記憶されている画像ファイルを特定する。
■画像ファイルに保存されている条件で出力画像が形成される。画像ヘッダは出力装置毎に決められるフォーマットに変換され、画像データと共に転送される。
【0048】G.出力画像の形成【0049】a.出力画像は、出力画像形成部43で主に以下の処理で形成される。
■保存部41から画像用メモリへ、画像データを読み出す。
■周波数処理を行う。
■イコライゼーション処理■階調処理を行う■画像の回転を行う■ミラー反転を行う■拡大縮小を行う■オーバーレイを行う【0050】b.■〜■は実行するかどうかを条件情報で出力装置毎に指定できる。
【0051】c.■〜■の指定された処理をした画像データを処理済み画像データファイルとして保存することを指定できる。各出力装置への出力画像の共通処理部分の再処理をなくす。
【0052】d.例えば、各出力装置への出力画像の拡大縮小率が違う場合、■まで処理済みの画像を保存しておけば、別装置へ転送する場合、■まで処理済みの画像を読み出し、■のみ処理を行い転送することで、■〜■での時間を短縮できる。
【0053】e.■を■のいずれかと同時に実行する。メモリのアクセスが減り、処理時間を短縮できる。
【0054】H.ユーティリティ機能【0055】a.ユーザのためのユーティリティとしていくつかの機能を持つ。
ユーティリティ機能はパスワードにより、一般ユーザ、マネージャー、メーカー毎に機能が制限される。特に画像に関する情報の変更は、セキュリティのためにマネージャーのパスワードを必要とする。
【0056】b.画像ファイル操作■画像ファイルリストが表示され、保存されている画像に関する情報が受信順に画像表示装置2に表示される。
■リスト中から所望の画像を選択すると、患者情報、条件情報、画像が画像確認時の画面と同様の形態で表示される。
■患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更することができる。
■撮影時に「保留」を指定された画像は、ここで再確認することで「保留」が解除される。
■各外部装置へ出力するかどうか、出力順を変更できる。
【0057】c.撮影記録、照射録■撮影情報、患者情報を統計処理し、撮影記録、照射録としてユーザに提供する。
■指定された期間の撮影部位毎の撮影数、一日に撮影した撮影条件のリスト等を出力できる。
【0058】d.カスタマイズ画面、操作性をユーザ毎にカスタマイズできる。
【0059】上述の図1,図3の医用画像処理装置1は本発明による文字情報入力装置を含むが、医用画像処理装置1における画像情報に関連する文字情報入力の操作について図4〜図6を参照して説明する。図4は図1の医用画像処理装置1における画像情報及び入力された文字情報を保存するための制御系を示すブロック図であり、図5は図1の表示装置に表示される文字情報入力画面の例であって患者情報に関する複数種の項目名とその入力域を示す図であり、図6は図1の医用画像処理装置1において文字情報を入力し保存するまでのステップを示すフローチャートである。
【0060】図1,図3の医用画像処理装置1は、図4に示すように、画像ファイルとして受信した画像データを各種の付帯情報とともに記憶し保存する画像情報・文字情報保存部41aと、入力された文字情報が項目毎にその項目に特有の文字列であるかを判断するための判断情報を記憶する判断情報記憶部41bと、画像表示装置2に表示された項目毎にキーボードからなる操作部4から入力された文字情報と判断情報記憶部41bに記憶された判断情報とを比較し一致するかを判断する判断部21aと、入力された複数の文字情報を関連する画像データとともに画像情報・文字情報保存部41aに保存するための制御を行う保存制御部21bと、を備える。
【0061】画像情報・文字情報保存部41aと判断情報記憶部41bとは図3の保存部41内に構成され、判断部21aと保存制御部21bとは図3の主制御装置21内に構成される。
【0062】図5に示すように、図1の画像表示装置2に表示される患者情報入力のための文字情報入力画面には、受信した画像ファイルに関連する患者情報である患者ID、患者名等の文字情報の入力を指示する複数種の項目名と、その項目名に対応して文字情報を入力するように並べられた複数の入力域とが表示される。ユーザは、図5の文字情報入力画面で、各項目に対応する患者情報である文字情報を順々に入力できる。
【0063】次に、図4の判断部21aにおける入力文字情報の判断方法について例を挙げながら説明する。
【0064】(1)入力された文字情報がその項目の特定の文字数であるときにその項目と判断する。
入力:123・・・・・・3文字なので項目A入力:test・・・・・4文字なので項目B入力:YAMADA2001・・・10文字なので項目C【0065】(2)入力された文字情報がその項目の特定の文字種であるときにその項目と判断する。
入力:20010801・・・・・・数字のみなので、日付入力:山田太郎・・・・・・・・・・漢字のみなので、漢字氏名入力:YAMADA TAROU・・・ローマ字のみなので、ローマ字氏名【0066】(3)入力された文字情報がその項目の特定の固定フォーマットに合致するときにその項目と判断する。
入力:20010904・・・yyyymmddであるので日付入カ:201143・・・・・hhmmssであるので時間入力:00123・・・・・・0で始まっているので患者ID入力:M・・・「M」1文字なら男、「F」1文字なら女なので、男女性別【0067】(4)入力された文字情報がその項目で登録されている文字列と合致しているときにその項目と判断する。
入力:胸部・・・・・・「部位」の項目に「胸部」、「腹部」、等々と記憶されている(図4の判断情報記憶部41bに記憶する。)ので、検査部位【0068】(5)上記の複数個の組み合わせで判断する。
【0069】次に、上述のような図1〜図5の医用画像処理装置1において複数種の項目に文字情報を入力し保存するまでのステップを図6のフローチャートを参照して説明する。
【0070】まず、医用画像処理装置1が画像生成装置51,56または57からネットワーク50を経由して画像データ(文字情報も含む場合がある)を受信する(S01)。次に、受信した画像ファイルと関連した例えば患者情報を入力するための図5のような文字情報入力画面を画像表示装置2に表示し(S02)、その文字情報入力画面に、患者情報入力のための各項目名とその内容を表示する。なお、受信した画像データに文字情報が含まれている場合、その内容を表示する。
【0071】次に、ユーザが、図5のような文字情報入力画面で入力または変更しようとする項目を選択し(S03)、図1、図4のキーボード(操作部)4から文字情報、例えば図5の患者ID、検査日付等を入力する(S04)。次に、図4の判断部21aにおいて入力された文字情報の内容が上述のような判断方法によりどの項目に入力されたものかを判断する(S05)。例えば、上述の判断方法(3)により、文字情報として「20010904」が入力域に入力されると、yyyymmddの日付のフォーマットであるので、その入力された文字情報は検査日付と判断する。その入力された文字情報の項目名を、その項目の入力域近傍に表示する(S06)。上記例では、「20010904」と入力された入力域の近傍に、その項目の「検査日付」が表示される。そして、図4の保存制御部21bの制御により入力された文字情報をその項目のデータの入力履歴として判断情報記憶部41bに保存する(S07)。これにより、次回の入力時に、同じ文字情報が入力された場合、判断部21aでその項目として判断することができる。
【0072】次に、ユーザが図5の文字情報入力画面で必要な項目の全てに入力が終わるまで上述のようにして入力を繰り返し(S08)、図4の保存制御部21bにより全ての項目の入力文字情報をひとまとまりにし、画像データに付加される文字情報群として画像データと組みにして画像情報・文字情報保存部41aに保存する(S09)。
【0073】以上のようにして、図5のような文字情報入力画面に各項目名に対応する患者情報である文字情報を入力し、患者情報としてひとまとまりにしてその画像データと組にして保存するが、このとき、誤って他の項目に別の項目に対応する文字情報を入力しても、上述のような判断部21aでの判断により、その別の項目に入力された文字情報であると判断され、自動的に正しい項目へ移動して保存されるので、再入力は不要であり、誤入力に起因する是正のための操作が必要ない。
【0074】特に、図1のような医用画像処理装置1では、医用画像情報の画像処理に際して患者情報以外に検査情報や装置情報等の多数の文字情報が更に必要であり、多数の項目毎に入力または変更する場合に、たとえ誤入力が生じても、正しい項目に入力されたものとして判断するので、再入力が不要であり、エラーの情報が保存されることはなく、効率的に画像処理を行うことができる。
【0075】また、医用画像処理装置1を使う各ユーザ間で、また同様の装置間で、入力項目位置や順番が違っても、正しい項目へ文字情報を保存することができる。また、入力した文字情報は判断情報記憶部41bに記憶され保存され、次回以降の判断部21aでの判断に用いられるので、医用画像処理装置1を普通に使用するだけで、入力される文字情報がいつも入力する順番、重要度が高い順番、または入力頻度が多い順番にソートされることになり、使い勝手が向上する。
【0076】なお、上述の図6のステップS02では、文字情報入力画面に図5のように各項目名と、その内容を表示するようにしたが、項目名は必ずしも表示する必要はない。従って、この場合、ステップS06における項目名の入力域近傍への表示は行われない。
【0077】また、多数の文字情報を持つ文字情報データベースから入力文字情報を検索し、その検索結果の文字情報を図5のような入力情報表示画面の項目に表示し、判断情報記憶部41bに追加し記憶することにより、次にその文字情報を入力したときに、その文字情報を判断情報として判断部21aで判断を行うことができる。かかるデータベースは、図3の保存部41に構成してもよく、また、図2のネットワーク50を介してオンライン接続された他のサーバや他の装置内に構成したものを共有するようにしてもよい。
【0078】以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、本発明による文字情報入力装置を含む装置として医用画像処理装置を説明したが、本発明はこれに限定されず、文字情報を入力し所定の情報処理等を行う他の情報処理装置に適用してもよいことは勿論である。また、図4の判断部における判断方法は、上述の(1)〜(5)に限定されず、他の判断方法であってもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、別の項目の文字情報を入力しても再入力が不要でかつ正しい項目へ文字情報が保存できる文字情報入力装置、文字情報入力方法及び医用画像処理装置を提供できる。また、文字情報入力方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体を提供できる。
【出願人】 【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカ株式会社
【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
【出願日】 平成13年12月20日(2001.12.20)
【代理人】 【識別番号】100107272
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 敬二郎 (外1名)
【公開番号】 特開2003−186604(P2003−186604A)
【公開日】 平成15年7月4日(2003.7.4)
【出願番号】 特願2001−387023(P2001−387023)