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【発明の名称】 音声処理装置
【発明者】 【氏名】篠▲崎▼ 渡
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリンパス光学工業株式会社内

【要約】 【課題】簡単な処理でファィルの二重転送の確認を行うことのできる音声処理装置を提供することである。

【解決手段】本発明の音声処理装置にあっては、マイク1から入力された音声メッセージが、DSP5、CPU6によって記録媒体13へ格納される。そして、上記記録媒体13に格納された音声メッセージの外部装置への転送が、CPU6によって指示される。この指示に基いて、通信ポート14を介して上記音声メッセージの外部装置への転送が行われる。そして、上記転送の際、転送された音声メッセージを特定する転送情報が記録される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 音声メッセージを記録媒体へ格納する格納手段と、上記記録媒体に格納された音声メッセージを外部装置への転送を指示する転送指示手段と、上記転送指示手段の指示に基いて、上記音声メッセージの外部装置への転送を行う転送手段と、上記転送の際、転送された音声メッセージを特定する転送情報を記録する記録手段と、を具備することを特徴とする音声処理装置。
【請求項2】 上記記録手段は、上記記録媒体に格納されている、転送が行われた音声メッセージのヘッダ部に上記転送情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項3】 上記記録手段は、上記音声メッセージとは別に、上記転送情報を上記記録媒体内に記録することを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項4】 上記転送指示手段により、上記音声メッセージの転送が指示された際、上記転送情報を検出する検出手段と、上記転送検出手段により、上記音声メッセージを外部装置へ転送する際、上記検出手段の検出結果に応じて、上記音声メッセージの転送を制御する制御手段と、を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【請求項5】 上記制御手段は、上記検出手段による上記転送情報を検出手段結果、上記音声メッセージが既に転送済みであることが検出された場合には、転送を禁止するように制御することを特徴とする請求項4に記載の音声処理装置。
【請求項6】 上記検出手段によって上記転送情報を検出した結果、上記音声メッセージが既に転送済みであることが検出された場合には、上記音声メッセージが上記外部装置へ既に転送済みであることを示す警告を行う警告手段を更に具備することを特徴とする請求項4に記載の音声処理装置。
【請求項7】 上記記録手段は、上記転送の際、上記転送情報と共に、転送先である上記外部装置を特定する識別情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の音声処理装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声処理装置に関し、より詳細には、パーソナルコンピュータ等の外部装置と通信可能な録音再生機能を有した音声処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声処理装置等のレコーダで録音された種々の情報を、該レコーダからパーソナルコンピュータに転送する技術が知られている。
【0003】例えば、特開2000−259481号公報には、レコーダからパーソナルコンピュータにファイルを転送する際、ファイルヘッダ情報同士を比較して同一のファイルが既に転送されているか否かを推定し、まだ記録されていないと判定される場合にのみ、ファイルの転送を行わせる技術が開示されている。
【0004】この特開2000−259481号公報に記載の技術では、パーソナルコンピュータに接続されたレコーダに、パーソナルコンピュータ側から転送要求があった場合には、先ず、パーソナルコンピュータのRAM上に転送ファイルのデータを格納し、既にハードディスク中に格納されているファイルとファイルヘッダ情報(具体的には、録音日時、音質、データサイズ)を比較することにより、同一か否かを判断する。しかる後、同一のものが既にハードディスク上にない場合のみ、ファイルの転送を許可する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に記載の方法においては、一旦、パーソナルコンピュータ内のRAM中にデータを格納することにより、パーソナルコンピュータのCPUが同一か否かの判定を行うので、パーソナルコンピュータのCPUが行う処理工程が多くなり、多数のファイルの送信が要求された場合は処理が遅くなることが懸念される。
【0006】また、既に同一のファィルがパーソナルコンピュータ内にあり、転送を拒否された場合には、パーソナルコンピュータ中の何処に転送を拒否されたデータが存在するのか、その詳細が情報が表示されないため、不便であった。
【0007】本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、簡単な処理でファィルの二重転送の確認を行うことのできる音声処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、音声メッセージを記録媒体へ格納する格納手段と、上記記録媒体に格納された音声メッセージを外部装置への転送を指示する転送指示手段と、上記転送指示手段の指示に基いて、上記音声メッセージの外部装置への転送を行う転送手段と、上記転送の際、転送された音声メッセージを特定する転送情報を記録する記録手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】本発明の音声処理装置にあっては、音声メッセージが、格納手段によって記録媒体へ格納される。そして、上記記録媒体に格納された音声メッセージの外部装置への転送が、転送指示手段によって指示される。この転送指示手段の指示に基いて、転送手段により上記音声メッセージの外部装置への転送が行われる。そして、上記転送の際、転送された音声メッセージを特定する転送情報が、記録手段によって記録される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施の形態を示すもので、音声処理装置としてのデジタルレコーダの構成を示したブロック図である。
【0012】図1に於いて、マイク1は、増幅器(AMP)2と、ローパスフィルタ(LPF)3及びアナログ−デジタル(A/D)コンバータ4を介して、デジタル信号処理部(Digital Signal Processor;以下DSPと略記する)5に接続されている。このDSP5には、システム制御部(CPU)6が接続される。
【0013】上記DSP5には、また、デジタル−アナログ(D/A)コンバータ7と、ローパスフィルタ(LPF)8及び増幅器(AMP)9とを介して、スピーカ10が接続されている。
【0014】更に、上記CPU6には、記録媒体13と、通信ポート14と、表示器駆動回路15を介して表示器16が接続されると共に、各種の操作釦を備えた操作スイッチ群20が接続されている。
【0015】上記記録媒体13は、このデジタルレコーダに内蔵型の、例えばフラッシュメモリ等で構成される。尚、この記録媒体13は、本デジタルレコーダに着脱自在のものであってもよい。
【0016】また、上記通信ポート14は、パーソナルコンピュータとこのデジタルレコーダをケーブル或いは無線通信により接続するためのもので、USB、シリアル通信等により構成される。尚、通信ポート14を使用しない場合は、リムーバブルディスクをパーソナルコンピュータの専用スロットに差込んで読取るような形式としても良い。
【0017】上記操作スイッチ群20は、メニュー釦(MENU SW)21、再生釦(PLAY SW)22、録音釦(REC SW)23、停止釦(STOP SW)24、早送り釦(FF SW)25、早戻し釦(REW SW)26で構成される。
【0018】次に、上述したデジタルレコーダの一般的な録音再生動作について説明する。
【0019】操作者が録音釦23を押すと録音モードとなり、マイク1から入力された音声が電気信号に変換された後、増幅器2により増幅され、且つ、LPF3によりその不要成分が除去される。その後、アナログ−デジタルコンバータ4によりデジタル信号に変換されて、DSP5に入力される。このDSP5でデジタル音声信号に対する圧縮処理が施された後、CPU6の制御の下に音声データとして記録媒体13に記録される。
【0020】また、操作者が再生釦22を押すと再生モードとなり、CPU6の制御の下に記録媒体13から音声データが読出された後、DSP5に於いて伸長処理が施される。伸長された音声信号は、デジタル−アナログコンバータ7でアナログ信号に変換された後、LPF8でその不要成分が除去され、増幅器9で増幅された後、スピーカ10から音声として出力される。
【0021】そして、上記した音声の録音動作中、或いは再生動作中に停止釦24が押された場合には、そのときの動作が停止される。更に、早送り釦25が押されると順方向にデータがスキップされ、同様に早戻し釦26が押されると逆方向にデータがスキップされる。
【0022】尚、表示器16にはモードに応じて各種の情報が、表示器駆動回路15を介して表示される。
【0023】次に、図2を参照して、本デジタルレコーダに用いられているメモリカードに、どのようにデータが記録されているのかについて説明する。尚、本デジタルレコーダでは、Digltal Speech Standerd(以下DSSと略記する)と称される符号化方式を用いることとする。
【0024】上記記録媒体、例えばメモリカード30は、DSSファイルフォルダ31a、31b、31cを有して構成されている。これらのDSSファイルフォルダ31a、31b、31cは、DSSファイルを格納しておくためのフォルダである。
【0025】上記DSSファイルフォルダ31a、31b、31cには、それぞれDSSファイル32が格納されている。このDSSファィル32は、録音データ、ヘッダ情報と符号化音声情報とにより構成される。
【0026】また、上記DSSファイルフォルダ31a、31b、31cは、更に、各フォルダのフォルダ名データファイル33、リカバリーデータファイル34及びテーブルデータファイル35を有している。
【0027】上記フォルダ名データファイル33は、フォルダの名前を設定可能なレコーダの場合、フォルダ名を格納するものである。
【0028】また、リカバリーデータファイル34は、何らかの理由で、上記DSSファィルフォルダ31a、31b、31c内のデータが破壊されてしまったときに復旧を行うためのデータが記録されているファイルである。
【0029】上記テーブルデータファイル35は、上述した各ファィルがメモリ領域中の先頭クラスタ(アドレス)や終端クラスタが何処に位置するのか、等の情報が記録され、ユーザにより指示されたファィルにアクセスが可能なようにするためのものである。
【0030】図3は、DSSファイル32の構造例を示した図である。
【0031】このDSSファイルは、ヘッダ情報と、複数の音声データとを有して構成される。レコーダの音声データ(ファィル)は、セクタ単位で構成されており、その最初のセクタ(第0番目)にヘッダ情報が書込まれる。そして、次のセクタ(第1番目)からは、符号化された音声データが書込まれ、録音に要した時間分だけセクタが用意される。
【0032】また、上記ヘッダ情報は、それぞれのファイルについて固定の大きさを有したものである。すなわち、ヘッダ情報は、例えば、録音開始日時、スケジュール(S)フォルダ年月日、録音音質、ファィルのID情報、転送フラグ及び転送年月日等により構成される。
【0033】上記転送フラグは、パーソナルコンピュータから転送の要求があった際に、転送が行われるか否かを判断するためのものである。ここで、転送が一度も行われていない場合はフラグに“0”が、転送が一度でも実行されたならば同フラグに“1”が入る。また、転送が行われたときは、レコーダの時計情報から転送年月日がヘッダの中に書込まれる。
【0034】図4は、図1の構成のデジタルレコーダに接続されるパーソナルコンピュータの基本構成を示すブロック図である。
【0035】パーソナルコンピュータ本体40内は、パーソナルコンピュータ全体の制御を司る制御手段としてのCPU41を有している。そして、このCPU41には、例えば、本体40の外部に設けられた入力手段であるキーボード42と、デジタルレコーダと通信を行うための通信ポート43と、リムーバブルディスク49を駆動するためのディスクドライブ44と、記憶領域であるRAM45と、ハードディスク46と、本体40外部の表示装置48を制御するための表示器制御装置47とが接続される。
【0036】図5は、こうしたパーソナルコンピュータとデジタルレコーダとを接続した例を示した図である。
【0037】デジタルレコーダ50とパーソナルコンピュータの本体40とは、互いの通信ポート43、14を介してUSB、シリアル通信等のケーブルによって接続されている。
【0038】次に、図6のフローチャートを参照して、本実施の形態に於けるデジタルレコーダの基本的な動作について説明する。
【0039】先ず、ステップS1にて、各種の所定の初期設定が行われる。次いで、ステップS2に於いて、各種スイッチ(SW)の検出が行われる。ここで、スイッチの検出が行われる場合は、ステップS3に移行して、転送を行うか否かが判断される。
【0040】転送が実行される場合は、ステップS4へ移行して、サブルーチン「転送要求」が実行される。尚、このサブルーチンについての詳細は後述する。ステップS4の転送要求が実行された後、及び上記ステップS3にて転送ではない場合は、ステップS5へ移行する。
【0041】ステップS5では、録音釦23の状態が検出される。ここで、録音釦23がオンされていれば、ステップS6に移行する。このステップS6では、録音処理が実行され、その後、ステップS7へ移行する。
【0042】上記ステップS5にて録音釦23がオンされていない場合は、ステップS7に移行して再生釦22の状態が検出される。ここで、再生釦22がオンされていれば、ステップS8に移行して再生処理が実行される。
【0043】また、上記ステップS7にて再生釦22がオンされていない場合は、ステップS9に移行して早送り釦25の状態が検出される。ここで、早送り釦25がオンされていればステップS10に移行して早送り処理が実行される。
【0044】上記ステップS9にて早送り釦25がオンされていない場合は、ステップS11に移行して早戻し釦26の状態が検出される。ここで、早戻し釦26がオンされていれば、ステップS12に移行して早戻し処理が実行される。
【0045】更に、上記ステップS11にて早戻し釦26がオンされていない場合は、ステップS13に移行して、図示されないフォルダ釦の状態が検出される。ここで、上記フォルダ釦がオンされていれば、ステップS14に移行して、フォルダ切替処理が実行される。
【0046】上記ステップS13にてフォルダ釦がオンされていない場合は、ステップS15に移行してメニュー釦21の状態が検出される。ここで、メニュー釦21がオンされていれば、ステップS16に移行してメニュー処理が実行される。
【0047】また、上記ステップS15にてメニュー釦21がオンされていない場合は、ステップS17に移行して、図示されない消去釦の状態が検出される。ここで、消去釦がオンされていればステップS18に移行してファイル消去処理が実行される。
【0048】上記ステップS17にて上記消去釦がオンされていない場合は、ステップS19に移行して停止釦24の状態が検出される。ここで、停止釦24がオンされていれば、ステップS20に移行してメモリ残量が表示される。
【0049】そして、上記ステップS19及びS20の後は、上記ステップS2に移行して、以降の処理動作が繰返される。
【0050】図7は、上述した図6のフローチャートに於けるステップS4のサブルーチン「転送要求」の動作を説明するフローチャートである。
【0051】この転送要求の処理が実行されると、先ず、ステップS21にて、データテーブルから転送要求ファイルにアクセスが行われる。次いで、ステップS22に於いて、該転送要求ファィルに転送フラグがあるか否かが判断される。
【0052】ここで、転送フラグがある場合は、ステップS23に移行して、転送済みファィルの情報を表すファイルのIDが取得される。続いて、ステップS24に於いて、パーソナルコンピュータ(PC)の転送先にも同じIDのファィルがあるか否かが判断される。ここで、同じIDのファイルが存在する場合は、ステップS27へ移行する。
【0053】一方、ステップS22にて転送要求ファィルに転送フラグがないと判断された場合、及び上記ステップS24にてパーソナルコンピュータの転送先に同じIDのファイルが存在しないと判断された場合は、ステップS25に移行して、転送が実行される。次いで、ステップS26にて、転送されたファイルの転送フラグがオンにされて、上記ステップS25で転送が実行された日時が書込まれる。
【0054】そして、ステップS27に於いて、上述したファイルとは別の転送要求されたファイルがあるか否かが判断される。その結果、他のファイルがある場合は上記ステップS21へ移行し、ない場合はステップS28へ移行する。
【0055】ステップS28では、現時点で既にパーソナルコンピュータに転送されたファイルがパーソナルコンピュータ側の表示装置に表示される。これは、例えば、図8に示されるように、レコーダのファイルB001、B002…のファィルが既に転送済みであることが、表示装置48に表示されることによりユーザに視認される。つまり、ここに表示されているファイルを転送することは、二重転送になるということを表示により告知する。
【0056】そして、ステップS29に於いて、こうしたファイルについて、二重転送を行うか否かが判断される。その結果、二重転送を行わない場合は、本ルーチンが終了する。一方、二重転送が行われる場合は、ステップS30へ移行する。
【0057】ステップS30では、既に転送済みのファイルに対して同じファイル名とならないように、新たに転送しようとしているファイル名が、先のファイル名とは別のものに変更される。すなわち、二重転送しようとした場合、例えば、“Fd0001”というファイル名が、“Fd0001_a”というファイル名に変更される。
【0058】この後、ステップS31で転送が実行されると、本ルーチンが終了する。
【0059】図9は、本発明の第2の実施の形態を示すもので、上述した第1の実施の形態では、それぞれのファィルのヘッダ部分に転送情報を有していたが、この第2の実施の形態では、データテーブルに転送情報を書込む際の情報を付加するようにしている。
【0060】尚、以下に述べる実施の形態に於いて、デジタルレコーダ、パーソナルコンピュータ等の構成は、上述した第1の実施の形態と同じであるので説明は省略する。
【0061】例えば、図9に示されるように、ファイル情報は、先頭論理クラスタナンバ、終端論理クラスタナンバ、使用クラスタ数、ファイルサイズと共に、転送年月日情報を有して構成される。そして、この転送年月日情報が参照され、転送の有無が転送が行われない場合はこの領域が全て“0”となる。一方、転送が行われた場合は、その年月日情報が書込まれる。加えて、転送が2回以上繰り返された場合(二重転送)は、その都度、転送年月日が書換えられるようになっている。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0063】この第3の実施の形態では、上述した第1の実施の形態に転送先のパーソナルコンピュータの情報を付加したものとなっている。
【0064】図10に示されるように、DSSファイルは、ヘッダ情報と、複数の音声データとを有して構成される。そして、上記ヘッダ情報は、例えば、録音開始日時、スケジュール(S)フォルダ年月日、録音音質、ファィルのID情報、転送フラグ及び転送年月日、パーソナルコンピュータ(PC)情報等により構成される。
【0065】このパーソナルコンピュータ情報は、例えば、ネットワーク上で識別されるID名やWindows(登録商標) OSでレジストリに記述されているユーザ名が用いられる。転送が実行されると、転送アプリケーションソフトウエアを介して記録される。
【0066】図11は、第3の実施の形態に於ける図6のフローチャートのステップS3のサブルーチン「転送要求」の動作を説明するフローチャートである。
【0067】ステップS41〜S44、ステップS46〜S52は、上述した第1の実施の形態に於ける図7フローチャートのステップS21〜S24、ステップS25〜S31と同様であるので、ここでは説明は省略する。
【0068】ステップS44にて、パーソナルコンピュータ(PC)の転送先にも同じIDのファィルがあるか否かが判断される。ここで、同じIDのファイルが存在する場合は、ステップS45へ移行する。一方、上記ステップS44にてパーソナルコンピュータの転送先に同じIDのファイルが存在しないと判断された場合は、ステップS46へ移行する。
【0069】ステップS45では、パーソナルコンピュータ情報が転送先のパーソナルコンピュータであるか否かが判断される。すなわち、上記ステップS44及びS45に於いて、転送年月日が同じであり、且つ転送先のパーソナルコンピュータ情報が同じであった場合は、二重転送であると判断されてステップS48へ移行する。
【0070】また、図12は、本発明の第4の実施の形態を示すもので、ファイルヘッダの更に他の構造例を示した図である。
【0071】上述した第4の実施の形態では、データテーブルに転送情報を書込む際の情報を付加するようにしていたが、この第4の実施の形態では、更に転送先のパーソナルコンピュータ(PC)情報が付加されている。
【0072】例えば、図12に示されるように、ファイル情報は、先頭論理クラスタナンバ、終端論理クラスタナンバ、使用クラスタ数、ファイルサイズ、予約用と共に、転送年月日情報と転送先のPC情報とを有して構成される。この場合、転送先のPC情報が8バイトを有しており、全体が16バイトに収まらないため、ファイル情報全体として32バイトに拡張されている。
【0073】このように、上述した実施の形態によれば、ファイルヘッダが転送済みを判断する転送フラグによって転送済みであるか否かを判断することができるので、CPUの処理工程を軽減させ、処理が遅くなることを防止することができる。
【0074】尚、本発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0075】すなわち、(1) 音声を符号化して記録し、且つ、記録データを複合して可聴できる音声録音再生装置と、上記音声録音再生装置で記録したデータからパーソナルコンピュータに送信する通信手段と、上記音声録音再生装置から転送された記録データをパーソナルコンピュータ内の記録可能なドライブにファイルとして保存する記録手段と、を有するデータ転送システムに於いて、上記パーソナルコンピュータから転送要求が上記音声録音再生装置に行われたときに、転送要求されたデータが既に転送が行われたか否かを判断する二重転送判断手段と、上記二重転送判断手段により二重転送と判断されたときに転送を制御する通信制御手段と、を具備することを特徴とするデータ転送システム。
【0076】(2) 上記音声録音再生装置で記録したデータのヘッダ情報に転送履歴を記録可能な転送履歴記録領域を有し、これを転送要求時に参照することで二重転送か否かを判断することを特徴とする上記(1)に記載のデータ転送システム。
【0077】(3) 上記音声録音再生装置で記録したデータを管理するファイルテーブルに転送履歴記録領域を有し、これを転送要求時に参照することで二重転送か否かを判断することを特徴とする上記(1)に記載のデータ転送システム。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な処理でファィルの二重転送の確認を行うことのできる音声処理装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号
【出願日】 平成13年11月1日(2001.11.1)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
【公開番号】 特開2003−140957(P2003−140957A)
【公開日】 平成15年5月16日(2003.5.16)
【出願番号】 特願2001−336978(P2001−336978)