| 【発明の名称】 |
画像形成装置管理システム |
| 【発明者】 |
【氏名】小松原 悟 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内
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| 【要約】 |
【課題】遠隔画像形成装置管理システムにおける通信コストの削減と、メンテナンスの効率化を図る。
【解決手段】ホストコンピュータ6と、クライアントである画像形成装置(複写機1、プリンタ2等)とがネットワーク13に接続された画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置が、前記ネットワーク13に接続してホストコンピュータとの電子メールの送受信処理を行なう送受信手段(フラッシュROM21)と、前記送受信手段によって受け取った電子メールに前記画像形成装置の遠隔操作を行うためのコマンドが記述されている場合は、前記コマンドに従って該当する遠隔操作を実行するコマンド処理実行手段(フラッシュROM21)とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホストコンピュータと、クライアントである画像形成装置とがネットワークに接続された画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置が、前記ネットワークに接続してホストコンピュータとの電子メールの送受信処理を行なう送受信手段と、前記送受信手段によって受け取った電子メールに前記画像形成装置の遠隔操作を行うためのコマンドが記述されている場合は、前記コマンドに従って該当する遠隔操作を実行するコマンド処理実行手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置管理システム。 【請求項2】 画像形成装置管理システムにおいて、無線パケット通信によってネットワーク接続することを特徴とする画像形成装置管理システム。 【請求項3】 無線パケット通信によってネットワーク接続する親局を備え、その親局に画像形成装置から無線接続することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置管理システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の複写機、ファクシミリ、プリンタ及びそれらを複合化したマルチファンクション機能を有する装置等の画像形成装置とサービスセンタのホストコンピュータとをネットワーク接続した遠隔画像形成装置管理システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】複数の複写機、ファクシミリ、プリンタ及びそれらを複合化したマルチファンクション機能を有する装置等の画像形成装置とサービスセンタのホストコンピュータとをネットワーク接続した遠隔画像形成装置管理システムに関連する従来技術として、特開平11−032198号公報及び特開平11−243470号公報に記載された技術が知られている。両者ともネットワークファクシミリに操作コマンドを記述した電子メールを送信することにより、ネットワークファクシミリをリモート操作するという内容で、前者は初期設定を行い、後者は通信管理レポートを送信させるというものである。 【0003】従来、斯かる遠隔画像形成装置管理システムとしては、不特定多数のユーザのオフィス等に設置された複数の画像形成装置を、データ通信装置及び公衆回線網を利用して、販売,サービス等の拠点(以下「サービスセンタ」という)と接続可能にしたものが一般的である。このような遠隔画像形成装置管理システムは、遠隔地に設置されている複数の画像形成装置を1ヶ所に設けたサービスセンタによって集中的に管理することにより、各画像形成装置の使用状況を集計したり、その管理情報を画像形成装置のメンテナンス等に利用したりしている。 【0004】使用状況の内容としてはコピー枚数等があり、メンテナンスの内容としては画像形成装置の自己診断によるサービスセンタへの自動発呼や、サービスセンタ側からのアクセスによる画像形成装置の制御パラメータ調整等がある。 【0005】図5は従来例に係る画像形成装置管理システムの構成図である。複写機1、プリンタ2、ファクシミリ3などの画像形成装置がそれぞれ公衆回線網4を介してサービスセンタ5のホストコンピュータ6と接続する形になっている。公衆回線網4を介しているため、ホストコンピュータ6と画像形成装置間が遠くなればなるほど通信コストが嵩むことになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、このような遠隔画像形成装置管理システムにおいて、サービスセンタと画像形成装置のデータ送受信には公衆回線網を使用しているため通信コストが問題となってくる。また、画像形成装置の管理情報の参照や、制御パラメータ調整はサービスセンタからしか実行できず、実際に画像形成装置をメンテナンスしているサービス担当者にはこれらの情報を参照する手段が無いため、各画像形成装置の状態を確認するには現場に行って画像形成装置を操作するしか方法が無い。また、サービスセンタ管理情報を参照できたとしても、必ずサービスセンタを経由しなければならないという不自由な面もある。 【0007】このような不都合を解決するものとして、前記従来技術が存在する。しかしながら、両技術ともネットワークファクシミリに限定されており、なおかつリモート操作をするのは「ユーザ」に限定されているという問題がある。 【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、このリモート操作システムを画像形成装置の遠隔管理システムに応用することを企図し、リモート操作を行うのはサービスセンタ、または実際にメンテナンスを担当するサービスマンなどとして、遠隔画像形成装置管理システムにおける通信コストの削減と、メンテナンスの効率化を図ることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、ホストコンピュータと、クライアントである画像形成装置とがネットワークに接続された画像形成装置管理システムにおいて、前記画像形成装置が、前記ネットワークに接続してホストコンピュータとの電子メールの送受信処理を行なう送受信手段と、前記送受信手段によって受け取った電子メールに前記画像形成装置の遠隔操作を行うためのコマンドが記述されている場合は、前記コマンドに従って該当する遠隔操作を実行するコマンド処理実行手段とを備えた画像形成装置管理システムを最も主要な特徴とする。 【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像形成装置管理システムにおいて、無線パケット通信によってネットワーク接続する画像形成装置管理システムを主要な特徴とする。 【0011】請求項3記載の発明では、請求項1記載の画像形成装置管理システムにおいて、無線パケット通信によってネットワーク接続する親局を備え、その親局に画像形成装置から無線接続する画像形成装置管理システムを主要な特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置管理システムの構成図である。複写機1、プリンタ2、ファクシミリ3などの画像形成装置はそれぞれイーサネット(登録商標)によりローカルエリアネットワーク(以下LAN)11に接続されており、さらにそのLAN11はルータなどのネットワークインターフェイス12を介してインターネットなどの広域ネットワーク(以下WANとする)13に接続される。 【0013】そして、サービスセンタ5のホストコンピュータ6を、サービスセンタ5内のLANを介してWAN13に接続することにより、画像形成装置とホストコンピュータ6がネットワークを介して接続されることになる。この時、ホストコンピュータ6には専用の電子メールアドレスが与えられている。画像形成装置の電子メールアドレスは該画像形成装置が設置されているユーザ側LAN11内の、または管理する側のメールサーバ14から与えられる。ただ、前者の場合はユーザ側のメールサーバ14での設定が必要となるため、後者の方が好ましい。 【0014】図2は画像形成装置としてのマルチファンクション機のブロック構成図である。制御部内では、フラッシュROM21、RAM22及び不揮発性RAM23を備えたCPU24に、画像読取り装置25、潜像形成部26、作像用高圧電源27、定着部28、駆動部29、給紙部30、操作パネル部31、PCインターフェイス32、ネットワークインターフェイス33、モデム34等が接続されている。CPU24は予めフラッシュROM21に書き込まれた制御プログラムに従って上記の入出力機器を制御する。RAM22及び不揮発RAM23には、制御において入出力される、または参照されるデータが格納される。 【0015】請求の範囲に記載した電子メール送受信手段及びコマンド処理実行手段は、図2の構成例ではフラッシュROM21に書き込まれたプログラム内に組み込まれているが、専用の制御部(別のCPU)に独立させてもよい。 【0016】サービスセンタ5から画像形成装置を遠隔操作する際は、宛先に操作対象となる画像形成装置に与えられたメールアドレスを指定し、本文には所望する遠隔操作内容に応じたコマンドを書き込んで電子メールを送信する。画像形成装置内の電子メール送受信手段は、定期的にメールサーバ14にアクセスし電子メールが着信していないかどうか確認する。電子メールが着信していた場合は、メールサーバ14から画像形成装置内のRAM22に取り込み、本文にコマンドが記述されていればそのコマンドに従って処理を実行する。 【0017】画像形成装置からサービスセンタ5に情報を送信する際は、宛先にホストコンピュータ6のアドレスを指定し、本文に送信すべき情報を書き込んだ電子メールを送信する。情報の書き込み方は、ホストコンピュータ6に専任のオペレータがついていれば、ヴィジュアル的にわかりやすい形で書き込めばよいし、ホストコンピュータ6で受信した情報を処理する必要があるならば送信すべき情報に応じたコマンドを書き込めばよい。 【0018】以上の構成によって、従来は公衆回線網を介して画像形成装置とサービスセンタを接続していたのに対して、予め敷設されたネットワークを利用して画像形成装置とサービスセンタ5を接続することにより、通信コストが大幅に低減されるという効果がある。 【0019】また、電子メールを媒体として画像形成装置の遠隔操作を可能にすることにより、電子メールが送信可能な手段(例えばPC、PDA、携帯電話など)からの遠隔操作が可能になり、画像形成装置のサービス性が大幅に向上する。 【0020】次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では画像形成装置とホストコンピュータ6間のネットワーク接続はイーサネット等による常時接続を前提としている。しかし、全てのオフィスに常時接続のネットワーク環境が用意されているとは限らない。 【0021】本実施形態では、常時接続のネットワーク環境が構築されていないオフィスにおいても第1の実施形態に記したシステムの利用を可能とした。 【0022】図3は本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置管理システムの構成図である。画像形成装置にはPCカードまたはCF(コンパクト・フラッシュ)カードインターフェイスが用意され、携帯電話またはPHSなどの移動体通信事業者が提供する無線パケット通信用カード15を装着する。これらの無線パケット通信用カード15のほとんどはTCP/IPプロトコルに対応しており、無線端末は無線パケット通信を提供する事業者の無線パケット通信網16と接続され、さらにサービスセンタ5側のLANに接続される。従って、無線でも第1の実施形態と同様に画像形成装置とネットワークの常時接続が可能となる。 【0023】サービスセンタ5から画像形成装置を遠隔操作する際は、第1の実施形態の場合と同様に、宛先に操作対象となる画像形成装置に与えられたメールアドレスを指定し、本文には所望する遠隔操作内容に応じたコマンドを書き込んで電子メールを送信する。画像形成装置内の電子メール送受信手段は、定期的にサービスセンタ5側LAN内に置かれたメールサーバ14にアクセスし電子メールが着信していないかどうか確認する。電子メールが着信していた場合は、メールサーバ14から画像形成装置内のRAM22に取り込み、本文にコマンドが記述されていればそのコマンドに従って処理を実行する。 【0024】画像形成装置からサービスセンタ5に情報を送信する際も、第1の実施形態と同様に、宛先にホストコンピュータ6のアドレスを指定し、本文に送信すべき情報を書き込んだ電子メールを送信する。 【0025】以上の構成によって、イーサネットなどによって常時接続されているネットワークが構築されていない環境においても、無線パケット通信を利用することにより、ネットワーク環境が構築でき、画像形成装置とホストコンピュータ6との遠隔操作電子メールの送受信が可能となる。 【0026】また、無線パケット通信用カード15がTCP/IPプロトコルに対応していれば、接続形態が有線から無線に変わっても有線の場合とほぼ同じシステムを使える、ということも本実施形態の利点のひとつである。 【0027】次に第3の実施形態について説明する。第2の実施形態では同じフロア内またはオフィス内に複数の画像形成装置が設置されている場合でも、各画像形成装置毎に無線パケット通信用カード15を設置する必要が出てくる。しかし、その場合は無線パケット通信用カード15はもちろんのこと、パケット通信1回線あたりの使用料などのコストがそれぞれにかかってくる。 【0028】図4は本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置管理システムの構成図である。本実施形態では図4のように、移動体通信業者の無線パケット通信網16に接続する親局を設置し、各画像形成装置には親局と接続するための無線伝送手段を設置する。この無線伝送手段としては考えられるのは無線LANやBluetoothなどであるが、図4ではBluetoothを想定しており、複写機1−1がマスター(親局)、その他の画像形成装置(複写機1−2、1−3、プリンタ2−1、2−2)はスレーブ、という関係でネットワーク接続されている。 【0029】本実施形態においても、第2の実施形態と同様に無線ネットワークを通じて、画像形成装置とホストコンピュータ6 間の電子メールの送受信によって遠隔操作を実行できる。しかも、第2の実施形態であればパケット通信回線が画像形成装置の台数分必要であるため、回線使用料もその台数分かかることになるが、本実施形態では親局1回線分の回線使用料で済むためコストが大幅に節約される。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明では、予め敷設されたネットワークを利用して画像形成装置とサービスセンタを接続することにより、通信コストが大幅に低減されるという効果がある。 【0031】請求項2記載の発明では、イーサネットなどによって常時接続されているネットワークが構築されていない環境においても、無線パケット通信を利用することにより、ネットワーク環境が構築でき、画像形成装置とホストコンピュータ6との遠隔操作電子メールの送受信が可能となる。 【0032】請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明の効果の他、親局1回線分の回線使用料で済むためコストが大幅に節約されるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
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| 【出願日】 |
平成13年11月7日(2001.11.7) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−140860(P2003−140860A) |
| 【公開日】 |
平成15年5月16日(2003.5.16) |
| 【出願番号】 |
特願2001−341471(P2001−341471) |
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