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【発明の名称】 OA機器本体の格納装置
【発明者】 【氏名】細江 勲夫

【氏名】濱 克典

【氏名】田阪 朋彦

【要約】 【課題】家具の設置箇所に応じて、コンピュータ本体25を載置する載置台20の配置変えを容易にする。

【解決手段】家具の一例としての支柱装置6は、水平足体9から立設する支柱7とし、該支柱の外周には縦長の複数の開口溝が形成されている。平面視略L字状のアーム52の基端が固着された取付け部材59を、支柱7の開口溝に挿通した係止板及びハンドルと係合ブロックとを介して挟持固定する。水平に延びるアーム52の先端の縦軸51を載置台20の下面の補強フレーム50に水平回動可能に連結する。載置台20の下面には、縦軸51から遠くに離れた位置に脚体53を下向きに突設させ、その脚体53にキャスタ54を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 間仕切パネル、独立的に起立する支柱装置、テーブル等の家具に対して着脱自在なアームを略水平方向に延設し、該アームに対してOA機器本体を格納する載置台を回転可能に連結し、該載置台には床面に対して移動可能なキャスタを備えたことを特徴とするOA機器本体の格納装置。
【請求項2】 前記アームは、平面視略L字状に形成され、該アームの基端を前記家具に連結し、アームの先端に設けた縦軸を介して載置台を水平回動可能に連結したことを特徴とする請求項1に記載のOA機器本体の格納装置。
【請求項3】 前記支柱装置は、テーブルの背面側にて、床面に当接する水平足体に支柱を立設させて構成し、前記支柱における芯材より外周には、支柱の長手方向に沿って開口する開口溝を備え、該開口溝に対して前記アームの基端部を着脱可能に連結したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のOA機器本体の格納装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所等の室内において、床面に立設させた間仕切パネル独立的支柱装置やテーブルの下方等に設置するコンピュータ等のOA機器本体を載置格納する装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開2000−35833号公報では、机の下方である床面に固定したベース上に軸部を立設し、OA機器載置台の一端下部に垂設した脚部を前記軸部に回動可能に嵌挿し、該載置台の他端下部には床面に接するキャスタを設け、この載置台を机の奥行き方向及び幅方向のそれぞれに前記軸部を中心にして旋回格納可能に構成することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公報に記載のものでは、床面に平面視略L字状のベースをビス等にて固定するという施工が必要となり、設置場所を変更するときには、床面にビス跡が残るという問題があった。また、床材が前記ビスが通らない金属製、コンクリートなど種々あるから、べースの固定手段も床材に応じて変更しなければならず、施工作業も面倒であった。
【0004】本発明はこれらの従来の問題点を解消し、家具に対して水平回動可能に取付けできるようにしたOA機器本体の格納装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明のOA機器本体の格納装置は、間仕切パネル、独立的に起立する支柱装置、テーブル等の家具にに対して着脱自在なアームを略水平方向に延設し、該アームに対してOA機器本体を格納する載置台を回転可能に連結し、該載置台には床面に対して移動可能なキャスタを備えたことを特徴とするものである。
【0006】そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のOA機器本体の格納装置において、前記アームは、平面視略L字状に形成され、該アームの基端を前記家具に連結し、アームの先端に設けた縦軸を介して載置台を水平回動可能に連結したものである。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のOA機器本体の格納装置において、前記支柱装置は、テーブルの背面側にて、床面に当接する水平足体に支柱を立設させて構成し、前記支柱における芯材より外周には、支柱の長手方向に沿って開口する開口溝を備え、該開口溝に対して前記アームの基端部を着脱可能に連結したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形態について説明する。図1は本発明を適用する支柱装置、机及びOA機器本体の格納装置の斜視図、図2は支柱装置、机及びOA機器本体の格納装置の側面図、図3はOA機器本体の格納装置の平面図、図4は同じく側面図、図5は支柱装置に対するアームの取付け部の拡大平面図である。
【0009】図1〜図3に示すように、本実施形態の机1は、平面視略半円状の机天板2が左右両側の脚体4に支持されており、机天板2の外周側に隣接して1乃至複数のサービスコア3が配置されている。図3に示すように、平面視において、机天板2の外周縁2aは回転中心となる中心から半径R1の略半円周であり、机天板2の内周縁のうち中央部は半径R2(<R1)の略半円周の凹縁部2bに形成され、前記中心の近傍位置に作業者(人H0)の身体が配置されるとき、前記凹縁部2bは身体の外周に当たらないように形成されている。実施形態では、机天板2の外周縁2aの半径R1は略600mm〜800mm程度であり、好ましくは750mmである。凹縁部2bの半径R2は350mm程度に設定されている。
【0010】机天板2は左右一対の脚体4、4に支持されたものであり、脚体4は脚柱4aと平面視バナナ状(略円弧状)の水平足4bとからなり、この水平足4bは、平面視において、前記机天板2の外周縁の内径側で略沿うように配置され、各水平足4bの下面には複数のキャスタ5が取付けられて、平面視において前記中心のまわりに回動可能に構成されている。
【0011】また、机天板2の外周寄りの下面には平面視円弧状で下向きに開口した断面下向きコ字状のガイドレール(図示せず)を埋め込む等して固定し、このガイドレール6は後述するように、前記サービスコア3と連結された状態で、机天板2が水平に回動するときのガイド手段の一部を構成することになる。
【0012】サービスコア3を構成する支柱装置6は、アルミ押出材等の金属製または合成樹脂製からなる支柱7と、床面に当接する水平足体9とより独立的に自立できるものであり、円弧状の水平足体9の長手方向略中央部に前記支柱7の下端を図示しないボルト等にて連結固定する。なお、前記水平足体9から机天板2の下方の内周方向に延びる補助水平足10にて自立の安定性を向上させている(図1及び図2参照)。この補助水平足10の上面は、机天板2の凹縁部2bに対峙して、椅子11に座る人H0の足載せ部を兼用している。また、物品収納箱12aを有するワゴン装置12は机天板2の下方に対しても移動可能に構成されている。
【0013】サービスコア3は、図1、図2に等に示すように、平面視で略円弧状で中空状のビーム体13、平面視略円弧状の偏平な棚板14、書類等の物品を収納する収納体15、目隠し用カーテン16、照明器具17、メモボード19、コンピュータ等の本体等のOA機器載置台20、コンセントボックス23等のサービス手段が、取付け部材、ブラケット30等の取付け手段を介して支柱7の第1〜第3作業部に装着でき、且つこの各作業部に沿って電力用コードや通信用コードを配線することができるように構成されている。
【0014】また、ビーム体13に下向きに突設した一対の上下動可能な支持体45(図2参照、一方のみ示す)には回転コロ46を設け、この回転コロ46を机天板2の下面の平面視円弧状のガイドレールに嵌めて、机1が前述のようにサービスコア3に沿って円弧状に回転できるようにしている。
【0015】次に、図1〜図6を参照しながら、前記支柱装置6における支柱7に対して連結し、机天板2の下方の床面にて水平回動可能に構成されたOA機器載置台20について詳述する。
【0016】OA機器載置台20は図3に示すように、平面視略長楕円状であり、その下面に断面上向き開放箱型等に屈曲形成させた補強フレーム50がビス55等により固定されている。
【0017】そして、OA機器載置台20の下面一端部位において、前記補強フレーム50に装着された縦軸51に対して、平面視略L字状のアーム52の先端部を水平回動可能に連結する。該アーム52は断面矩形筒状等に形成されている。このアーム52の基端は、後述する取付け部材等の取付け手段57を介して前記支柱7の外面に対して着脱自在に装着されている。
【0018】また、前記アーム52の先端が取付く側から大きく離れた他端側には、OA機器載置台20の補強フレーム50に支持され下向きに延びる脚体53にキャスタ54が取付けられ、キャスタ54にて床面56に移動可能に支持されている。
【0019】図5は支柱7及び取付け手段57の断面図を示し、支柱7の断面の中央側に位置する芯材71の内部は略小鼓状の中空部72が形成されており、該中空部72の四隅には、略円形の挿通溝72aが形成されている。
【0020】芯材71の半径外側には、当該芯材71の中心を挟んで相対向するように、図4において、X軸方向の一対の第1側面板73a,73aと、Y軸方向の一対の第2側面板73b,73bとが、各々複数の連結片74a、74b,74cを介して一体的に連接されている。実施形態ではX軸方向の一対の第1側面板73a,73aとY軸方向の一対の第2側面板73b,73bとで囲まれた形状が略楕円である。従って、第1側面板73a,73a側が長径側に位置し、第2側面板73b,73bが短径側に位置することになる。
【0021】そして、前記一対の第1側面板73a,73aには、幅寸法W1の狭幅の第1開口溝76a,76aが支柱7の中心軸線と平行状に支柱7の長手方向に沿うように形成されている。前記各第1側面板73a側に設けられる第1作業溝は、前記各第1開口溝76aと、これに連通し、前記芯材71寄り部位で広幅となる第1挿通溝76bとにより構成されている。従って、前記一対の第1作業溝としての第1開口溝76a,76aは、X軸方向において、互いに反対方向に開口することになる。なお、前記各第1挿通溝76bの底部には、第1開口溝76aの幅寸法よりやや狭い間隔の一対のレール部が、支柱7の中心軸線と平行状に支柱7の長手方向に沿うように形成されている。
【0022】第2作業溝は、前記第2側面板73b側に支柱7の長手方向に沿うように設けられた幅寸法W2の狭幅の第2開口溝78aと、これに連通して前記芯材71寄り部位で広幅となる第2挿通溝78bとにより構成されている。従って、前記一対の第2作業溝としての第2開口溝78a,78aはY軸方向において、互いに反対方向に開口することになる。
【0023】さらに、前記第1側面板73aと第2側面板73bと間には、第3作業溝79を設ける。従って、第3作業溝79は、前記第1作業溝と第2作業溝とに挟まれて4箇所に形成されることになる。
【0024】図6(a)及び図6(b)に示すように、前記アーム52の基端が溶接等により固定された断面コ字状の取付け部材59には、その左右両側に後向下向きの係合爪60、61が設けられている。そして、一対の第3作業溝79、79には、縦長の係止板62、62を、支柱7の上端から落とし込み挿入する。この係止板62には、上下方向に所定の間隔にて係止溝孔(図示せず)が穿設されており、断面コ字状の取付け部材59の基端左右両側に設けた下向き係合爪60、61を、前記係止溝孔に挿入して係止する。
【0025】そして、該取付け部材59が支柱7に対して横ずれ等をしないように強固に固定するには、取付け部材59の表面側のハンドル63にて回動する係合ブロック64と取付け部材59との間隔を狭めて、取付け部材59の装着姿勢を固定するのである。
【0026】以上の構成において、載置台20上に、OA機器本体の一例としてのサーバーなどのコンピュータ本体25を載置する。なお、載置台20の上面一側には、安定枠兼用の把手65を立設してあり、コンピュータ本体25が載置された載置台20を前記縦軸51の回りに水平回動させるとき、前記把手65を手で持って操作すれば、机天板2の前の椅子11に座った作業者が若干屈んで腕を延ばすだけで把手65に手が届くから、コンピュータ本体25にフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体を出し入れし易くなる。
【0027】また、アームが平面視で略L字状に屈曲しているので、平面視において、支柱7の側方であって、机天板2の背面側に近い下方位置に、載置台20の回動中心(縦軸51)の位置をもってくることができるから、載置台20の長手方向を机天板2の奥側の縁と略平行状になるように向きを変えると、椅子11に座る人HOの足元が載置台20に干渉しないから快適な事務作業ができる。
【0028】本発明に係る載置台20は前記支柱装置6ばかりでなく、間仕切パネルにおける支柱部分や机の脚体等にアーム52の基端を固定することにより、OA機器本体を載置する載置台20を水平回動可能とする取付け構造が簡単となり、また着脱作業(配置変え)も容易にできるという効果を奏する。
【0029】さらに、支柱7上下中途部から外に電力用コードや通信線を引き出して、コンピュータ25に簡単に接続できる。
【0030】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載の発明のOA機器本体の格納装置は、間仕切パネル、独立的に起立する支柱装置、テーブル等の家具に対して着脱自在なアームを略水平方向に延設し、該アームに対してOA機器本体を格納する載置台を回転可能に連結し、該載置台には床面に対して移動可能なキャスタを備えたことを特徴とするものである。
【0031】このように構成したことにより、載置台を支持し、且つ載置台の水平回動中心となるアームが、床面に固定するのではなく、家具に対して着脱自在に構成されているので、家具の設置場所を変えるときにアームも変更できると共に、家具に対してもアームの位置を簡単に変更できる結果、載置台の設置場所を任意に且つ容易に変更できる。また、アームに対して載置台を水平回動可能に連結し、載置台にキャスタを備えたから、載置台の向きを作業に応じて簡単に変更できるという効果を奏する。
【0032】そして、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のOA機器本体の格納装置において、前記アームは、平面視略L字状に形成され、該アームの基端を前記家具に連結し、アームの先端に設けた縦軸を介して載置台を水平回動可能に連結したものであるから、家具に取り付けられるアームの基部に対して載置台の水平回動中心となるアームの先端部の位置を離れた位置に配置できる。例えば、家具の表面に対してそれほど離れていない箇所であって、アームの基部から遠くに載置台の水平回動中心を設定できるというように、載置台の水平回動中心の設定を任意にできるという効果を奏する。
【0033】また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のOA機器本体の格納装置において、前記支柱装置は、テーブルの背面側にて、床面に当接する水平足体に支柱を立設させて構成し、前記支柱における芯材より外周には、支柱の長手方向に沿って開口する開口溝を備え、該開口溝に対して前記アームの基端部を着脱可能に連結したものであるから、支柱の開口溝に対するアームの基端部の着脱項が簡単にでき、載置台の配置変えが至極簡単にできるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000139780
【氏名又は名称】株式会社イトーキクレビオ
【識別番号】000127282
【氏名又は名称】株式会社イトーキ
【出願日】 平成13年8月29日(2001.8.29)
【代理人】 【識別番号】100079131
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 暁夫 (外2名)
【公開番号】 特開2003−67086(P2003−67086A)
【公開日】 平成15年3月7日(2003.3.7)
【出願番号】 特願2001−259339(P2001−259339)