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【発明の名称】 机上用機器載置装置
【発明者】 【氏名】山口 正夫
【住所又は居所】群馬県桐生市相生町3丁目800番3 株式会社トヨダプロダクツ内

【要約】 【課題】機器載置台を不使用時には後退位置に上げて格納し使用時には機器操作し易い机上面に引出し下降させて機器使用可能とすることにある。

【解決手段】取付状態で天板A上に立設される基部シャフト1と、載置機器Pを搭載可能な機器載置台10と、該載置台に基部シャフト1と平行になる状態に立設される可動シャフト15と、該シャフトと基部シャフト1との間に配設されるパンタグラフ機構20とを具備し該パンタグラフ機構が基部シャフト1の下側支承体22及び上側支承体23と、前記可動シャフト15の上側支承体24及び下側支承体25と、この各支承体22〜25に枢支連結される伸縮可能なパンタグラフ26と、基部シャフト1の上下支承体23,22間及び可動シャフト15の上下支承体24,25間に介装されるコイルバネ27,28とを備える構成とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 机天板部に対する取付手段を有し前記天板上に取付状態で立設される基部シャフトと、ノートパソコンや電話機等の載置機器を搭載可能な機器載置台と、この機器載置台に基部シャフトと平行になる状態に立設される可動シャフトと、この可動シャフトと前記基部シャフトとの間に配設される伸縮可能なパンタグラフ機構とを具備し、このパンタグラフ機構が基部シャフトの天板取付部からの所定高さ位置に上下動できないように係止して配設される基部下側支承体及び該支承体の上方に位置し前記基部シャフトに対し一定の範囲を上下動可能に配設される基部上側支承体と、前記可動シャフトの上端部に位置する上側支承体及び該支承体の下方に位置し前記可動シャフトに対し一定の範囲を上下動可能に配設される下側支承体と、前記基部シャフトの下側支承体及び上側支承体にパンタ部材基端部を枢支し前記可動シャフトの下側支承体及び上側支承体にパンタ部材先端部を枢支して連結した伸縮可能なパンタグラフと、機器載置荷重とバランスするバネ力を有し前記基部シャフトの上下支承体間及び前記可動シャフトの上下支承体間に介装されて可動の支承体をパンタグラフ収縮方向に付勢するコイルバネとを備え、前記パンタグラフの伸長状態で機器搭載の機器載置台が天板面に当接するように下降し、前記パンタグラフの収縮状態で機器搭載の機器載置台が天板面から所定高さ位置に離隔するように上昇して、その上昇状態及び下降状態が機器載置荷重とバネ力のバランスで保持されるように構成したことを特徴とする机上用機器載置装置。
【請求項2】 前記可動シャフトの上側支承体及び下側支承体の両方が可動シャフトに対して上下動可能に嵌装され、その下側支承体が可動シャフトに対する下降限位置で該シャフトに対し上下動不能に係止できる係脱可能な止着手段を有し、該止着手段で可動シャフトの下側支承体を係止したセット状態にすると、前記パンタグラフが天板面と平行に伸長して機器搭載の機器載置台が天板面に対し離間状態で平行移動することを特徴とする請求項1に記載の机上用機器載置装置。
【請求項3】 前記パンタグラフが収縮状態及び伸長状態において基部シャフトに対し垂直軸芯周りを旋回でき、前記機器載置台がパンタグラフの収縮状態及び伸長状態において可動シャフトと一体に水平面内を旋回できるように各支承体が基部シャフト及び可動シャフトに対し回動する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の机上用機器載置装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は机上のスペースを有効利用することを目的とした机上用機器載置装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、机上用の電話台として、パンタグラフを使用し機器載置台が天板面に対し離間状態で平行移動するように構成した机上用機器載置装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の机上用機器載置装置は、平行移動のみの使用であり機器載置台を機器操作し易い机上面に下降させて使用することができない問題があった。
【0004】本発明の第1の目的はノートパソコンや電話機等の載置機器を搭載した機器載置台を不使用時には机上のスペースを有効利用可能な後退位置に上げて格納し使用時には機器操作し易い机上面に引出し下降させて機器使用することができ、又その場合の機器載置台の上下昇降もコイルバネの使用でスムーズに行なえる机上用機器載置装置を提供することにある。
【0005】また本発明の第2の目的は前記のような機器載置台昇降式の使い方と、従来の机上用電話台と同様な機器載置台平行移動式の使い方の両方に切替使用可能な机上用機器載置装置を提供することにある。
【0006】更に本発明の第3の目的はノートパソコンや電話機等の載置機器を搭載した機器載置台を机上面の所望位置に自由に旋回移動して機器使用することができる机上用機器載置装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成するために、本発明の請求項1による机上用機器載置装置は、机天板A部に対する取付手段2を有し前記天板A上に取付状態で立設される基部シャフト1と、ノートパソコンや電話機等の載置機器Pを搭載可能な機器載置台10と、この機器載置台10に基部シャフト1と平行になる状態に立設される可動シャフト15と、この可動シャフト15と前記基部シャフト1との間に配設される伸縮可能なパンタグラフ機構20とを具備しこのパンタグラフ機構20が基部シャフト1の天板取付部からの所定高さ位置に上下動できないように係止して配設される基部下側支承体22及び該支承体の上方に位置し前記基部シャフト1に対し一定の範囲を上下動可能に配設される基部上側支承体23と、前記可動シャフト15の上端部に位置する上側支承体24及び該支承体の下方に位置し前記可動シャフト15に対し一定の範囲を上下動可能に配設される下側支承体25と、前記基部シャフト1の下側支承体22及び上側支承体23にパンタ部材基端部を枢支し前記可動シャフト15の下側支承体25及び上側支承体24にパンタ部材先端部を枢支して連結した伸縮可能なパンタグラフ26と、機器載置荷重とバランスするバネ力を有し前記基部シャフト1の上下支承体23,22間及び前記可動シャフト15の上下支承体24,25間に介装されて可動の支承体23,25をパンタグラフ収縮方向に付勢するコイルバネ27,28とを備え、前記パンタグラフ26の伸長状態で機器搭載の機器載置台10が天板A面に当接するように下降し、前記パンタグラフ26の収縮状態で機器搭載の機器載置台10が天板A面から所定高さ位置に離隔するように上昇して、その上昇状態及び下降状態が機器載置荷重とバネ力のバランスで保持される構成とした。
【0008】前記第2の目的を達成するために、本発明の請求項2による机上用機器載置装置は、前記可動シャフト15の上側支承体24及び下側支承体25の両方を可動シャフト15に対して上下動可能に嵌装し、その下側支承体25が可動シャフト15に対する下降限位置で該シャフト25に対し上下動不能に係止できる係脱可能な止着手段を有し、この止着手段で可動シャフト15の下側支承体25を係止したセット状態にすると、前記パンタグラフ26が天板A面と平行に伸長して機器搭載の機器載置台10が天板A面に対し離間状態で平行移動する構成とした。
【0009】前記第3の目的を達成するために、本発明の請求項3による机上用機器載置装置は、前記パンタグラフ26が収縮状態及び伸長状態において基部シャフト1に対し垂直軸芯周りを旋回でき、機器載置台10がパンタグラフ26の収縮状態及び伸長状態において可動シャフト15と一体に水平面内を旋回できるように各支承体22〜25が基部シャフト1及び可動シャフト15に対し回動する構成とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に従い具体的に説明する。
【0011】図中1は机天板Aの縁部に対する取付手段2を有し前記天板A上に取付状態で図1,図3の如く立設される基部シャフトで、この基部シャフト1の天板取付部からの所定高さ位置(回転操作体3の上端部接近位置)には環状溝1aが囲設されている。
【0012】前記シャフト1の取付手段2は、下端外周部に雄ねじ部3aを有し前記シャフト1の下端部に嵌着された回転操作体3と、この回転操作体3と基部シャフト1の固定ねじ4を用いて回転操作体3の下端面に図2の如く止着される皿型の天板当接体5と、回転操作体3の下端雄ねじ部3aに螺合する雌ねじを有したナット部材6及び該ナット部材6に固定され回転操作体3の回転操作によるねじ送り作用で昇降するコ字形状をなした天板クランプ体7と、回転操作体3に嵌着され前記ナット部材6の昇降部分を覆うカバーカップ8とから構成される。なお、カバーカップ8の下端開口端面と天板当接体5の天板当接面は面一になっている。
【0013】10は載置機器P(本実施例の場合はノートパソコンを図示している)を搭載可能な機器載置台で、この機器載置台10は各種サイズのノートパソコン等の搭載に対応できるように、主台11に対し出入脚12a,13aを有する左右両側位置決め台12,13と、出入脚14aを有する前側位置決め台14をアジャスト調整できるように図4の如く嵌装し、図示省略の固定ネジで載置機器Pの位置決め保持位置に調整止着される構成となっている。
【0014】15は前記載置台10に基部シャフト1と平行になる状態に立設固定される可動シャフトで、この可動シャフト15の下端外周には環状溝16が囲設され、上端部には支承体抜け止めフランジ17が設けられている。
【0015】20は可動シャフト15と基部シャフト1との間に配設される伸縮可能なパンタグラフ機構でこのパンタグラフ機構20は基部シャフト1の環状溝16に上下動できないように止ねじ21で係止して回動可能に配設される基部下側支承体22及び該支承体22の上方に位置し前記基部シャフト1に対し一定の範囲を上下動可能に配設される基部上側支承体23と、前記可動シャフト15の上端部に支承体抜け止めフランジ17に当接するように位置する上側支承体24及び該支承体の下方に位置し前記可動シャフト1に対し一定の範囲を上下動可能に配設される下側支承体25と、基部シャフト1の下側支承体22及び上側支承体23のブラケット部にパンタ部材基端部を枢支し前記可動シャフト15の下側支承体25及び上側支承体24のブラケット部にパンタ部材先端部を枢支して連結した伸縮可能なパンタグラフ26と、機器載置荷重とバランスするバネ力を有し前記基部シャフト1の上下支承体23,22間及び前記可動シャフト15の上下支承体24,25間に介装されて可動の支承体23,25をパンタグラフ収縮方向に付勢するコイルバネ27,28とを備え、前記パンタグラフ26の伸長状態で機器搭載の機器載置台10が天板A面に図3の如く当接するように下降し、前記パンタグラフ26の収縮状態で機器搭載の機器載置台10が天板A面から所定高さ位置に図1の如く離隔するように上昇して、その上昇状態及び下降状態が機器載置荷重とコイルバネ27,28のバネ力とのバランスで保持されるように構成している。
【0016】なお前記パンタグラフ26は一対のX形パンタ部材26a,26bを図3の如く枢支連結した構成のもので、このパンタ部材基端部を基部シャフト1の下側支承体22及び上側支承体23のブラケット部に枢支し、パンタ部材先端部を可動シャフト15の下側支承体25及び上側支承体24のブラケット部に枢支している。
【0017】以上のように構成された本発明の机上用機器載置装置によれば、ノートパソコン等の載置機器Pを搭載した機器載置台10を不使用時には机上のスペースを有効利用可能な後退位置に上げて図1の如く格納し使用時には前記載置台10を機器操作し易い机上面に図3の如く引出し下降させて機器使用することができ、又その場合の機器載置台10の上下昇降もコイルバネ27,28の使用でスムーズに行なうことができる。
【0018】前記可動シャフト15の上側支承体24及び下側支承体25の両方を可動シャフト15に対して上下動可能に嵌装し、その下側支承体25が可動シャフト15に対する下降限位置で該シャフトの環状溝16に対し上下動不能に係止できる係脱可能な止着手段としての止ねじ29を有し、この止ねじ29で可動シャフト15の下側支承体25を係止した図5の如きセット状態にすると、前記パンタグラフ26が天板A面と平行に伸長して機器搭載の機器載置台10が天板面に対し離間状態で図6の如く平行移動するようになる。
【0019】このように構成した場合には、図1及び図3のような機器載置台昇降式の使い方と、従来の机上用電話台と同様な機器載置台平行移動式の使い方の両方に切替使用することができる。
【0020】また前記基部シャフト1の上下支承体23,22を前記シャフト1に対し回動可能とし、可動シャフト15を上下支承体24,25に対し回動可能に支承させる構成とした場合には、パンタグラフ26の収縮状態及び伸長状態において基部シャフト1に対し垂直軸芯周りを旋回させることができ、前記機器載置台10をパンタグラフ26の収縮状態及び伸長状態において可動シャフト15と一体に水平面内を旋回させることができる。すなわち、載置機器Pを搭載した機器載置台10を机上面の所望位置に自由に旋回移動して機器使用することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1の機器載置装置によるとノートパソコンや電話機等の載置機器Pを搭載した機器載置台10を不使用時には机上のスペースを有効利用可能な後退位置に上げて格納し使用時には機器操作し易い机上面に引出し下降させて機器使用することができ、又その場合の機器載置台10の上下昇降もコイルバネ27,28の使用でスムーズに行なえる。
【0022】本発明の請求項2の機器載置装置によると前記のような機器載置台昇降式の使い方と、従来の机上用電話台と同様な機器載置台平行移動式の使い方の両方に切替使用することができ、机上使用の汎用性が増大する。
【0023】更に本発明の請求項3の機器載置装置によるとノートパソコンや電話機等の載置機器Pを搭載した機器載置台10を机上面の所望位置に自由に旋回移動して機器使用することができ、使い勝手が向上する。
【出願人】 【識別番号】592238490
【氏名又は名称】株式会社トヨダプロダクツ
【住所又は居所】群馬県桐生市相生町3丁目800番3
【出願日】 平成13年8月27日(2001.8.27)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
【公開番号】 特開2003−67084(P2003−67084A)
【公開日】 平成15年3月7日(2003.3.7)
【出願番号】 特願2001−256028(P2001−256028)