| 【発明の名称】 |
オプション機能を有するデジタル機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇賀 勢一郎 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地 日本ビクター株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】メーカにとっても負担が少なく、かつ顧客にとっては機器を引き取ってもらわなくとも、直ぐにオプション機能が追加された機器として使用させることができるオプション機能を有するデジタル機器を得る。
【解決手段】関数起動処理部106aは、電源の投入に伴ってメモリ1dにライセンスキーhpが記憶されているかどうかを判定し、ライセンスキーhpが記憶されているときは、そのライセンスキーの種類に対応する関数を決定する。ライセンスキー計算処理部106bは、関数起動処理部106aから知らされたライセンスキーhpに対応する関数を起動させてライセンスキーfiを得る。オプション起動選択部106cは、ライセンスキーfiが求められる毎に、そのライセンスキーfiと不揮発性のメモリ1dに記憶されているライセンスキーhpとが一致しているかどうかを判断し、一致しているときは、そのライセンスキーhpが示すオプションを起動させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多種のオプション機能を内蔵して、出荷時には前記オプション機能を動作させないように設定されているデジタル機器であって、ユーザーによって前記オプション機能のライセンスキーが入力されたとき、ユーザによる入力ライセンスキーとして記憶する手段と、前記入力ライセンスキーのオプション種別を判断し、該当のオプション種別に対応する関数を起動させる手段と、前記ライセンスキーの入力に伴って、予め設定されている前記デジタル機器のシリアル番号を読み込む手段と、前記関数によって、前記シリアル番号から前記ライセンスキーを作成する手段と、前記入力ライセンスキーと前記作成されたライセンスキーとを比較し、両ライセンスキーが一致したとき、前記入力ライセンスキーの種別に対応した種類の前記オプション機能を起動させる手段とを有することを特徴とするオプション機能を有するデジタル機器。 【請求項2】 前記入力ライセンスキーは、ネットワークを介して接続しているライセンスキー発行サーバによって、前記ユーザが送信した認証コード情報から前記関数を元に作成され、前記ユーザの端末に送信されることを特徴とする請求項1記載のオプション機能を有するデジタル機器。 【請求項3】 前記デジタル機器は、前記オプション機能の種別に応じた試用ライセンスキーが入力されたかどうかを判断する手段と、前記試用ライセンスキーの入力と判断したとき、予め設定されている試用ライセンスキーを前記設定試用ライセンスキーとして読み込む手段と、前記試用ライセンスキーと前記設定試用ライセンスキーとを比較し、両ライセンスキーが一致したとき、前記試用ライセンスキーの種別に対応した種類の前記オプション機能を一定時間起動させる手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載のオプション機能を有するデジタル機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、メーカにとっても負担が少なく、かつ顧客にとっては機器を引き取ってもらわなくとも、直ぐにオプション機能が追加された機器として使用させることができるオプション機能を有するデジタル機器に関する。 【0002】 【従来の技術】近年アナログの電子機器に代わって、衛星放送受信用テレビを初めとしてエンコーダ/デコーダ等の各種のデジタル機器が採用されている。 【0003】この種のデジタル機器は、機器を操作するためのデジタルコンテンツとしてのソフトウエアと、各種の電子的な著作物データ等を複合型デジタルコンテンツ部品としてフルスペックで装備しているものもある。 【0004】また、基本機能は踏襲するソフトウエアにおいて、顧客側がオプション機能として要求していないデジタルコンテンツ部品を一部欠如させたデジタル機器もある。 【0005】このような機器において、追加可能な仕様としてのオプション機能が存在する場合、従来は主に二通りの販売方法を取っていた。 【0006】(1)出荷又は販売された機器にオプション機能がない場合に、オプション機能を付加する場合は、製造工場やサービス拠点に、販売又は出荷した機器を引き上げて顧客が要望するオプション機能(コンテンツの追加、バージョンアップ等)の追加作業を行う。 【0007】(2)オプション機能の有無で予めモデルを複数に分類しておいて、在庫管理し、機器又は素材の注文時に適切な機能を備えた機器を選択させて販売する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、顧客がオプション機能を有しない機器を購入した場合に、新たにオプション機能(バージョンアップ)を備えるようにするには、メーカ又はサービス拠点にその機器を引き取ってもらって、オプション機能を追加することになるから時間も手間もかかる。つまり、機能追加は顧客、メーカ双方にとっても負担が大きいという課題があった。 【0009】また、従来の方式は、メーカ側ではオプション機能を装備した機器と、オプションフルスペック装備の機器と、オプション機能を備えない機器等の多種類の機器を倉庫に保管する必要があるから、在庫調整が困難であるという課題があった。 【0010】また、多種類の機器を倉庫に保管しなければならないので、保管場所を多くとることになり、結果として保管のための費用が大きくなるという課題があった。 【0011】さらに、近年は顧客側においてもパソコンが普及しており、インターネットで機能追加を要求して機器の引き取りと、引き渡し、決済を行うことも考えられるが、物流、決済までを一元管理するには、メーカ側が物流、決済までのシステムの構築を必要とするからメーカ側にとっては非常に負担が大きいという課題があった。 【0012】本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、メーカにとっても負担が少なく、かつ顧客にとっては機器を引き取ってもらわなくとも、直ぐにオプション機能が追加された機器として使用させることができるオプション機能を有するデジタル機器を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明のオプション機能を有するデジタル機器は、多種のオプション機能を内蔵して、出荷時には前記オプション機能を動作させないように設定されているデジタル機器である。 【0014】前記デジタル機器は、ユーザーによって前記オプション機能のライセンスキーが入力されたとき、ユーザによる入力ライセンスキーとして記憶する手段と、前記入力ライセンスキーのオプション種別を判断し、該当のオプション種別に対応する関数を起動させる手段と、前記ライセンスキーの入力に伴って、予め設定されている前記デジタル機器のシリアル番号を読み込む手段と、前記関数によって、前記シリアル番号から前記ライセンスキーを作成する手段と、前記入力ライセンスキーと前記作成されたライセンスキーとを比較し、両ライセンスキーが一致したとき、前記入力ライセンスキーの種別に対応した種類の前記オプション機能を起動させる手段とを有することを要旨とする。 【0015】 【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は本実施の形態1のオプション機能を有するデジタル機器1の概略構成図である。 【0016】本実施の形態ではデジタル・コンポーネント信号をHDTVに変換するアップコンバータとして説明する。 【0017】デジタル機器1は図1に示すように、シリアルデジタルインターフェース(SDI)信号をパラレルに変換する信号入力部101と、インターレース信号をプログレシブ信号に変換するIP変換部102と、イメージ処理部103と、画像信号を拡大する拡大部104と、HD−SDI信号にして出力する信号出力部105とを備えている。 【0018】前述のイメージ処理部103は、本実施の形態1では2種類のオプション(オプションA、B)を予め備えているとする。 【0019】オプションA103cは、カラーコレクションであり、色補正機能、高輝度部のレベル調整、低輝度部の調整、色相調整等を行う。 【0020】オプションB103eはエンハンスであり、エンハンス量の設定、エンハンスする入力信号の周波数設定、帯域制限等を行う。 【0021】また、イメージ処理部103は、HDに対応する色信号に変換する等の基本処理103aと、切換手段103b、103dとを備えている。この切換手段103bは基本処理103aとオプションAとの間に設けられ、マイコン106からの切換信号の入力によってオプションAを選択する。 【0022】また、切換手段103dは、切換手段103bとオプションBとの間に設けられ、マイコン106からの切換信号の入力によってオプションBを選択する。 【0023】すなわち、切換手段103b、103dに対して切換信号が送出されていないときは、オプションは起動されないで、基本処理だけが起動されている。 【0024】さらに、デジタル機器1は、マイコン106と、不揮発性のメモリ1dとを備えている。 【0025】マイコン106は、少なくとも関数起動処理部106aと、ライセンスキー計算処理部106bと、オプション起動選択部106cとを備えている。 【0026】関数起動処理部106aは、電源の投入に伴ってメモリ1dにライセンスキーhp(ユーザ入力によるライセンスキーはhpとする。hp:ライセンスキーA、B、…)が記憶されているかどうかを判定し、ライセンスキーhpが記憶されているときは、そのライセンスキーの種類に対応する関数Hi(Hi:関数A、B、…)を用いてライセンスキーfi(fi:ライセンスキーAp、Bp、…)を計算させる。 【0027】ライセンスキー計算処理部106bは、ライセンスキーfi(ライセンスキーAp、Bp、…)を得るための関数A、B、…を備え、関数起動処理部106aから知らせられたライセンスキーhp(ライセンスキーA、B、…)に対応するいずれかの関数を起動させてライセンスキーfiを得る。 【0028】オプション起動選択部106cは、ライセンスキーfi(ライセンスキーAp、Bp、…)が求められる毎に、そのライセンスキーfiと不揮発性のメモリ1dに記憶されているライセンスキーhpとが一致しているかどうかを判断し、一致しているときは、そのライセンスキーhpが示すオプションを起動させる。 【0029】例えば、メモリ1dにライセンスキーAが記憶され、関数Aが起動されてライセンスキーApが求められると、このライセンスキーApとメモリ1dのライセンスキーAとが一致するときに、切換手段103bに切換信号を送出してオプションAに接続させる。 【0030】すなわち、オプション起動選択部106cは、メモリ1dにライセンスキーAが記憶されて、ライセンスキー計算処理部106bでライセンスキーApが求められると、このライセンスキーApと不揮発性のメモリ1dに、ユーザによって入力されて記憶されたライセンスキーAと比較して一致したときにはオプションAを起動させる処理S1を有する。 【0031】また、メモリ1dにライセンスキーBが記憶されて、ライセンスキー計算処理部106bでライセンスキーBpが求められると、このライセンスキーBpと不揮発性のメモリ1dに、ユーザによって入力されて記憶されたライセンスキーBと比較して一致したときにはオプションBを起動させる処理S2とを備えている。 【0032】従って、予め内蔵されているカラーコレクション又はエンハンスが起動するので、色補正機能、高輝度部のレベル調整、低輝度部の調整、色相調整等、又はエンハンス量の設定、エンハンスする入力信号の周波数設定、帯域制限等を本デジタル機器は行うことになる。このため、オプション機能の追加には時間も手間もかからない。 【0033】また、マイコン106は、入力ボタン1bを用いて入力されたライセンスキーhpを不揮発性のメモリ1dに記憶する機能S4と、入力されたシリアル番号Ai、ライセンスキーhpをLCD表示部1aに表示する機能S3等を備えている。 【0034】さらに、図2に示すように、前述のデジタル機器1は、表示部1aと設定入力部1bを備えており、工場Aの作業員が設定入力部1bを操作して、デジタル機器1の固有のシリアル番号Aiを入力すると、このシリアル番号Aiをメモリ1d(不揮発メモリ)に記憶する。このシリアル番号Aiの記憶は工場にてなされる。 【0035】さらに、前述の不揮発性のメモリ1dは、ユーザによって入力されるライセンスキーhpを記憶するための領域がライセンスキー毎に設けられ、マイコン106は、領域のアドレス番号から何のライセンスキーかが分かるようにプログラミングされている。 【0036】また、本実施の形態1のデジタル機器1は、電源の投入があり、かつメモリ1dにシリアル番号Aiが存在すると共に、メモリ1dにユーザによってライセンスキーhpが記憶されたときに、このシリアル番号Aiを用いて各オプションを起動させるための各関数Hiでライセンスキーfiを求め、これらのライセンスキーfiに一致するライセンスキーhpがメモリ1dに存在したとき、そのライセンスキーhpが示すオプションA、B、…を起動させる。 【0037】前述のユーザによるライセンスキーhpは図2に示す設定入力部1bを用いてなされ、表示部1aに表示される。 【0038】さらに、表示部1aには、上記オプション機能が起動している場合は、図2に示すようにオプション機能の各項目(例えばカラーコレクションである場合、入力映像信号の高輝度のレベル、低輝度のレベル、色相など)の設定値が表示される。 【0039】次に、前述のライセンスキーhpの取得方法について、その一例を図3を用いて説明する。 【0040】図3に示す方法は、予めフルオプション機能を搭載したデジタル機器1を工場A(メーカ)、販売店B(販売法人、代理店)を介してユーザCに販売させ、ユーザCがいずれかのオプション(バージョンアップ)を必要とするときは、工場Aから販売店Bを介して販売されているパッケージ2(オプションを起動させるための認証コードgi付きのマニュアルを内蔵)を購入させて、この認証コードgiをユーザCが後述するメーカのサーバに送信させることでライセンスキーkiを得る方法であり、取得したライセンスキーkiを、デジタル機器1(本体ともいう)に入力することでバージョンアップ機として動作させることができる。 【0041】初めに工場Aでは、デジタル機器1(フルオプション内蔵)の出荷時に機器固有のシリアル番号Aiを入力する。このシリアル番号Aiはデジタル機器のマイコン106によって不揮発性のメモリ1dに記憶される(d01)。 【0042】そして、このデジタル機器1を販売店Bに出荷(決済も受ける)する(d02)。また、販売店Bでは、メーカからのこのデジタル機器1を店に陳列してユーザCに購入させる(d03)。 【0043】一方、オプションパッケージ(箱)2は、オプションを購入したことを示すための認証コードgi(g1、g2、…)が、オプション起動用のマニュアル8に印字され、このマニュアル8が封筒に入れられてパッケージ2に投函されている(d04)。 【0044】この認証コードgiは、ライセンス発行サーバ5によって生成されてデータベース7に保存されており(d05)、例えばオプションAの場合は、「A395782」と生成される。つまり、乱数によって「395782」を生成し、この数値列の先頭にオプション種別を示す記号「A」を付加している。 【0045】また、マニュアル8にはサーバ5のURLが印字されている。 【0046】このオプションパッケージ2が工場から出荷されて販売店Bに販売され(d06)、販売店Bでは、ユーザCにこのオプションパッケージ2を購入させる(d07)。 【0047】ユーザCはオプションパッケージ2を開いて、マニュアル8のメーカAのURLコードを用いてライセンス発行サーバ5のホームページを要求する(d08)。メーカAのライセンス発行サーバ5は、インターネット11経由でホームページを送信し、パソコン10は、ブラウザ機能を有して画面に表示する(d09)。 【0048】次に、ユーザCは、ホームページの案内画面に従ってパソコン10に、メールアドレスと、購入したデジタル機器1のシリアル番号Aiとを入力する(ユーザの入力によるものをapとして区別する)と共に、購入したライセンスパッケージ2のマニュアル8に記載されている認証コードgiを入力して(ユーザの入力によるものをgpとして区別する)、インターネット11経由でライセンス発行サーバ5に送信させる(d10)。これらのシリアル番号、認証コード、メールアドレスを総称して認証コード情報ともいう。 【0049】ライセンス発行サーバ5は、送信されたこれらのデータを一旦記憶した後に、認証コードgpが発行済みであることと、未使用であることを確認して、ライセンスキーkiを生成する(d11)。 【0050】このライセンスキーkiは、認証コードgiに付加されているオプション種別に対応する関数を起動させ、この関数にユーザからのシリアル番号Aiを設定して計算される。つまり、認証コードgiのオプション種別がオプションAを示すときは、シリアル番号AiのオプションAのみを起動させるための番号となるライセンスキーである。また、一度登録した認証コードgiは使用済みとなる。 【0051】尚、上記関数は、当然ながら、本体内の関数Hiと同じである。 【0052】そして、ライセンス発行サーバ5は、生成したライセンスキーkiをメーラを用いてインターネット11経由でユーザCのパソコン10のメーラに送信する(d12)。 【0053】一方、ユーザCは、ライセンスキーkiを入手すると、マニュアル8の操作手順に従って、このライセンスキーkiをデジタル機器1に入力(ユーザが入力するライセンスキーはhpとして区別する)する(d13)。 【0054】すなわち、デジタル機器1を購入した後に、オプションAのオプションパッケージ2を購入したときは、オプションAで動作するデジタル機器となる。 【0055】従って、ユーザにオプションパッケージのみを購入させるだけで、ユーザが希望したオプション機能を有するデジタル機器とすることができるので、ユーザに購買したデジタル機器をメーカが引き取る必要がなく、短時間でユーザが希望するオプションを販売することが可能となる。 【0056】また、メーカ、販売店は、オプション機能を装備した機器と、オプションフルスペック装備の機器等の多種類の機器を倉庫に保管する必要がない。 【0057】さらに、単に販売店等でユーザにオプションパッケージを購入させるだけでよいので、メーカでは決済までのシステムの構築する必要がない。 【0058】<実施の形態2>実施の形態2は、お試し用のライセンスキーを発行してデジタル機器を一定期間試用させることを可能とするものである。 【0059】このデジタル機器20は、図4に示すように関数起動処理部106aと、オプション起動選択部106cと、永久ライセンスキー計算処理部106bとを備えているのが望ましい。 【0060】また、本実施の形態2に用いるデジタル機器20は実施の形態1と同様なアップコンバータであるが、図4においては主要部のみを示している。 【0061】そして、このデジタル機器20の不揮発性のメモリ201eには、ライセンスキーhpを記憶するための領域群203をオプションに対応する数分備えている。 【0062】また、試用時間のカウント値を記憶するための試用時間カウンタ領域204とを備えていると共に、シリアル番号Aiを記憶している。 【0063】まず、前述の関数起動処理部106aは、電源の投入に伴って不揮発性のメモリ201eの領域群203を監視し、この領域群203の何れかにデータが記憶されたとき、そのアドレスから何のオプションのライセンスキーhp(試用ライセンスキーの場合はAm、Bm、Cm、…)が記憶されたかどうかを判定し、メモリに予め記憶されている試用ライセンスキーmi(試用ライセンスキーAmi、Bmi、Cmi、…)に一致するかどうかを判定し、一致したときはオプション起動選択部106cを用いて該当するオプションを起動させる。前述の試用ライセンスキーmiは、予め工場で記憶される。 【0064】そして、予め設定されている規定時間tiになったときに、オプション起動選択部106cを用いてオプションを停止させる。 【0065】ライセンスキーhpが試用ライセンスキーmiに一致しない場合は、永久ライセンスキー計算処理部で関数によって生成された永久ライセンスキーfiと一致するかどうか判定し、一致したときは時間の制限がなく、オプション機能が有効になる。 【0066】上記のように構成されたデジタル機器20を用いての全体的な動作は図5に示すシーケンスとなる。 【0067】図5に示すように、初めに工場Aでは、デジタル機器20(フルオプション内蔵)の出荷時にシリアル番号Aiを入力すると共に、試用ライセンスキーmi(ライセンスキーAm、Bm、…)を入力する。また、お試し用の認証コードgkを記載したマニュアル25も添付されて出荷される。 【0068】そして、このデジタル機器20を販売店Cに出荷(決済も受ける)する(d20)。販売店Bでは、メーカからのこのデジタル機器20を店に陳列してユーザCに購入させる(d21)。 【0069】デジタル機器20を購入したユーザはオプション機能を試したい場合は、マニュアル25を開いて、マニュアル25のメーカAのURLコードを用いてライセンス発行サーバ5のホームページを要求する(d22)。メーカAのライセンス発行サーバ5は、インターネット11経由で送信し、パソコン10は、ブラウザ機能を有して画面に表示する(d23)。 【0070】次に、ユーザCは、パソコン10のホームページの案内画面に従って、メールアドレスと、購入したデジタル機器1のシリアル番号Ai(ユーザが入力するシリアル番号はapとして区別する)と、お試し用認証コードgk(ユーザが入力する認証コードはgmとして区別する)とを入力して、インターネット11経由でライセンス発行サーバ8に送信する(d24)。 【0071】ライセンス発行サーバ5は、送信されたこれらのデータを一旦記憶した後に、お試し用認証コードgmが発行済みであることと、未使用であることを確認して(d25)、試用ライセンスキーmiを生成する(d26)。 【0072】このライセンスキーmiは、お試し用認証コードgkに付加されているオプション種別に対応するライセンスキー(固定値)であり、お試し用認証コードgkの種別がオプションAを示すときは、オプションAのみを起動させるためのライセンスキーmiとなる。また、一度登録したお試し用認証コードgmは使用済みとなる。 【0073】そして、ライセンス発行サーバ5は、生成した試用ライセンスキーmiをメーラを用いてインターネット11経由でユーザCのパソコン10のメーラに送信する(d27)。このライセンスキーmiをユーザがデジタル機器15に入力(ユーザが入力するライセンスキーをmpとして区別する)して(d28)、オプション機能を試すことになる。 【0074】このように、お試し用認証コードgmを送信させて試用ライセンスキーを発行した場合には、ユーザからのお試し用認証コードの種別の統計からユーザがどのようなオプションに最も関心があるかが分かることになるから、販売店に人気順にパッケージ数を在庫として持たせることが可能となる。 【0075】すなわち、マイコン200の関数起動処理部106aとオプション起動選択部106cとで図4に示す処理を行う。 【0076】関数起動処理部106aは不揮発性のメモリ201eの領域群203にユーザによって記憶されたライセンスキーmpが何かを判断する(S20)。本実施の形態2では、試用ライセンスキーAmがユーザにサーバから送信されて入力されたとする。 【0077】ステップS20で、試用ライセンスキーAmが入力されたと判定したときは、試用時間カウンタを起動させてカウントアップし(S21)、このカウントアップ値が規定時間に到達したかどうかを判定する(S22)。ステップS22において、規定時間tiに到達していない場合は、オプション起動選択部106cを用いてオプションAを起動させる(S23)。 【0078】そして、ステップS22において、試用時間カウンタの値が規定時間に到達したときは、オプション起動選択処理部106cを用いてオプションAの起動を停止させる(S25)。 【0079】一方、オプションを試した後は、上記実施の形態1と同様である。 【0080】従って、ユーザに対して一度、オプションを試させた後に、希望のパッケージのみを購入させて、以後は実施の形態1と同様にオプションを永久に使用できることになる。 【0081】<実施の形態3>実施の形態3は、実施の形態2と同様にお試し用のライセンスキーを用いてデジタル機器を一定期間試用させることを可能とするものであるが、お試し用のライセンスキーをインターネット経由で発行するのではなく、マニュアルにお試し用のライセンスキーを記載しておくものである。 【0082】従って、このデジタル機器20の構成は、図4に示すように実施の形態2と同様であり、また、各部の動作も同様である。 【0083】上記のように構成されたデジタル機器20を用いての全体的な動作は図6に示すシーケンスとなる。 【0084】図6に示すように、初めに工場Aでは、デジタル機器20(フルオプション内蔵)の出荷時にシリアル番号Aiを入力すると共に、試用ライセンスキーmi(ライセンスキーAm、Bm、…)を入力する。また、試用ライセンスキーmiを記載したマニュアル25も添付されて出荷される。 【0085】そして、このデジタル機器20を販売店Bに出荷(決済も受ける)する(d30)。販売店Bでは、メーカからのこのデジタル機器20を店に陳列してユーザCに購入させる(d31)。 【0086】デジタル機器20を購入したユーザはオプション機能を試したい場合は、マニュアル25を開いて、試用ライセンスキーmiをユーザがデジタル機器20に入力(ユーザが入力する試用ライセンスキーをmpとして区別する)して(d32)、オプション機能を試すことになる。 【0087】ここで、オプション機能の起動の仕組みは、実施の形態2と同様であるため、省略する。 【0088】そして、オプション機能を試した後は、上記実施の形態1と同様となるので、ユーザに対して一度、オプションを試させた後に、希望のパッケージのみを購入させて、以後は実施の形態1と同様にオプションを永久に使用できることになる。 【0089】なお、上記実施の各形態では不揮発性のメモリ1dには、オプション毎のライセンスキー(試用ライセンスキー)を記憶する領域を予め設け、この領域のアドレスで何のオプションを起動させるためのライセンスキーかを判定しているが、例えばライセンスキー自体の所定のビット域にオプションの種類を示すコードを割り当て、このコードのみから何のオプションのライセンスキーかをマイコンが判定できるようにしてもよい。 【0090】また、関数を用いてマイコンがライセンスキーを計算するようにしてセキュリュティーを向上させているが、ライセンスキーを盗まれることがないような環境では、デジタル機器に予めオプション毎のライセンスキーを記憶して、このキーとユーザが入力したライセンスキーとの一致を判断するようにしてもよい。 【0091】なお、上記実施の形態ではオプションパッケージを販売店を介してユーザに購入させたが、ユーザの要望によって製造元から直接ユーザに販売してもよい。 【0092】 【発明の効果】以上のように本発明のデジタル機器は、多種のオプション機能を予め動作させないように内蔵している。 【0093】そして、ユーザによってオプション機能のライセンスキーが入力されると、この入力ライセンスキーのオプション種別に対応する関数を起動し、この関数がシリアル番号を用いてライセンスキーを作成し、この作成ライセンスキーと入力ライセンスキーとが一致したときに、入力ライセンスキーの種別に対応した種類のオプション機能が起動する。 【0094】従って、ユーザはバージョンアップのために、ユーザが購入したデジタル機器をメーカに引き取ってもらって、バージョンアップのためのオプションを内蔵してもらう必要がないので、ユーザにとっては手間がかからないという効果がある。 【0095】また、メーカ、販売店は、オプション機能を装備した機器と、オプションフルスペック装備の機器等の多種類の機器を倉庫に保管する必要がないという効果がある。 【0096】また、単に販売店等でユーザにオプションパッケージを購入させるだけでよいので、メーカでは新たに決済までのシステムを構築する必要がないという効果が得られる。 【0097】また、予め多種のオプション機能を内蔵して出荷しても、ユーザはライセンスキーを入力しなければ、これらのオプション機能を起動させることができないという効果がある。 【0098】さらに、ライセンスキーの作成は、ユーザによって入力されたライセンスキーの種別に対応する関数を用いるので、ライセンスキーを不正に盗まれることがないという効果がある。 【0099】特に、HDTV信号に変換するデジタル機器に多種のオプション機能(カラーコレクション、エンハンス)を予め内蔵させ、本機能を備えさせた場合は、ユーザがカラーコレクション、エンハンスに応じたライセンスキーを取得して、デジタル機器に入力するだけで、エンハンス、カラーコレクションを有するデジタル機器として以後は動作するという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004329 【氏名又は名称】日本ビクター株式会社 【住所又は居所】神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地
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| 【出願日】 |
平成13年8月27日(2001.8.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外9名)
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| 【公開番号】 |
特開2003−67072(P2003−67072A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月7日(2003.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願2001−256631(P2001−256631) |
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