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【発明の名称】 単価表管理装置、単価表管理方法及び単価表管理プログラム
【発明者】 【氏名】清水 良悟
【住所又は居所】東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝府中事業所内

【氏名】小林 健士
【住所又は居所】東京都江東区木場2−17−16 関東東芝情報機器システム株式会社内

【氏名】加藤 修一
【住所又は居所】東京都中央区日本橋本町4丁目13番5号 東芝ケーエヌシステム株式会社内

【要約】 【課題】同一の積算条件によって構成された単価表を一元的に管理することのできる単価表管理装置を提供する。

【解決手段】本発明の単価表管理装置1は、単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対しては、同一の積算条件であることを示す単価表コードを設定する単価表コード設定部11と、この単価表コード設定部11で設定された単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、単価表の内容を示す単価表明細を単価表構成テーブル15に格納する単価表格納部12と、単価表の変更を行うときには、単価表コードに基づいて変更対象の単価表明細を検索して変更を行う単価表変更部13とを含むことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 作業費用の規定された単価表を管理する単価表管理装置であって、前記単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードを設定する単価表コード設定手段と、この単価表コード設定手段で設定された前記単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、前記単価表の内容を示す単価表明細を格納する単価表格納手段とを含むことを特徴とする単価表管理装置。
【請求項2】 前記単価表の変更を行うときには、前記単価表コードに基づいて変更対象の単価表明細を検索して変更を行う単価表変更手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の単価表管理装置。
【請求項3】 作業費用の規定された単価表をコンピュータシステムによって管理する単価表管理方法であって、前記単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードをコンピュータシステムが設定する単価表コード設定ステップと、この単価表コード設定ステップで設定された前記単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、前記単価表の内容を示す単価表明細をコンピュータシステムが格納する単価表格納ステップとを含むことを特徴とする単価表管理方法。
【請求項4】 作業費用の規定された単価表をコンピュータシステムに管理させる単価表管理プログラムであって、前記単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードをコンピュータシステムに設定させる単価表コード設定処理と、この単価表コード設定処理で設定された前記単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、前記単価表の内容を示す単価表明細をコンピュータシステムに格納させる単価表格納処理とを含むことを特徴とする単価表管理プログラム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業費用を規定する単価表を管理するための単価表管理装置に係り、特に単価表を構成している積算条件が同一である単価表を一元的に管理することのできる単価表管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設現場などにおける作業費用は、単価表と呼ばれる1つの作業に要する費用の明細によって管理されていた。この単価表は、1次単価表、2次単価表、3次単価表などによって構成される階層構造になっており、1次単価表の単価は2次単価表の合計金額で構成され、2次単価表の単価は3次単価表の合計金額で構成されている。
【0003】そして、各単価表では、単価表を構成するための各種のデータである積算条件を入力することによって、作業に必要となる労務、機械、材料の構成、単価の選定及び数量の算出が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来では、同一の積算条件を含んでいて2次単価表や3次単価表が重複するような単価表が多数ある場合でも、それぞれ別のデータとして管理していたので、重複した内容を含んだ単価表をすべて保存しなければならず、格納されるデータが膨大な量になるという問題点があった。
【0005】さらに、1つの積算条件を変更するときには、各単価表をそれぞれ別のデータとして管理しているので、変更対象の積算条件を含むすべての単価表に対して変更処理を実行しなければならないという問題点もあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一の積算条件によって構成された単価表に対して、同一の構成であることを示す単価表コードを設定して単価表を一元的に管理することのできる単価表管理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である単価表管理装置は、作業費用の規定された単価表を管理する単価表管理装置であって、前記単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードを設定する単価表コード設定手段と、この単価表コード設定手段で設定された前記単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、前記単価表の内容を示す単価表明細を格納する単価表格納手段とを含むことを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、同一の積算条件によって構成された単価表を一元的に管理することができる。
【0009】請求項2に記載の発明である単価表管理装置は、前記単価表の変更を行うときには、前記単価表コードに基づいて変更対象の単価表明細を検索して変更を行う単価表変更手段をさらに含むことを特徴とする。
【0010】この請求項2の発明によれば、単価表の条件変更を行う場合に、同一の積算条件を含む単価表を一括して変更することができる。
【0011】請求項3に記載の発明である単価表管理方法は、作業費用の規定された単価表をコンピュータシステムによって管理する単価表管理方法であって、前記単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードをコンピュータシステムが設定する単価表コード設定ステップと、この単価表コード設定ステップで設定された前記単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、前記単価表の内容を示す単価表明細をコンピュータシステムが格納する単価表格納ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、同一の積算条件によって構成された単価表を一元的に管理することができる。
【0013】請求項4に記載の発明である単価表管理プログラムは、作業費用の規定された単価表をコンピュータシステムに管理させる単価表管理プログラムであって、前記単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードをコンピュータシステムに設定させる単価表コード設定処理と、この単価表コード設定処理で設定された前記単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、前記単価表の内容を示す単価表明細をコンピュータシステムに格納させる単価表格納処理とを含むことを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明によれば、同一の積算条件によって構成された単価表を一元的に管理することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態に係る単価表管理装置の構成を図1に基づいて説明する。
【0016】図1に示すように、単価表管理装置1は、オペレータによる命令の入力が行われる入力装置2と、各単価表に対して単価表コードを設定し、この単価表コードに基づいて単価表の管理を行う演算処理装置3と、操作画面や単価表などの情報を表示するディスプレイ4とから構成されている。
【0017】ここで、演算処理装置3は、単価表を構成する積算条件が同一となる単価表に対して、同一の積算条件であることを示す単価表コードを設定する単価表コード設定部11と、この単価表コードに基づいて、同一の積算条件である単価表毎に、単価表の内容を示す単価表明細を格納する単価表格納部12と、単価表コードに基づいて変更対象となる単価表を検索して変更を行う単価表変更部13と、各単価表に設定された単価表コードを格納する単価表テーブル14と、積算条件が同一であることを示す単価表構成と、この単価表構成に対応する単価表明細とを格納する単価表構成テーブル15とを含んでいる。なお、演算処理装置3は、各種の処理を行うためのCPUと、この処理の命令を記憶する記憶手段とを含む通常のコンピュータシステムによって構成されている。
【0018】次に、図2のフローチャートに基づいて本実施形態に係る単価表管理装置1による単価表の作成処理について説明する。
【0019】まず、単価表を作成しようとするオペレータは単価表を作成するための雛形である歩掛を選択する(S201)。
【0020】そして、この歩掛に対して、オペレータは図3に示すように単価表を構成するための積算条件や使用するための単価を決定する情報(適用年月、地区等)、数量、単価に対する補正情報などを入力する(S202)。
【0021】そして、この積算条件と歩掛は、単価表テーブル14に登録され(S203)、このうち積算条件は積算条件情報として登録される。
【0022】ここで、図3に基づいて単価表の構成を説明すると、単価表は図3に示すように1次単価表、2次単価表、3次単価表などから構成される階層構造となっており、上位の単価表は下位の単価表の合計によって構成されている。例えば、1次単価表の単価は2次単価表の合計金額によって構成され、2次単価表の単価は3次単価表の合計金額によって構成されている。
【0023】そして、このような構成の単価表の詳細を図4に基づいて説明すると、図4では土砂掘削41の作業がブルドーザ掘削押土42、バックホウ掘削積込43、処分費44の作業によって構成されており、これらの作業のうちでブルドーザ掘削押土42の作業に対する単価表は、積算条件45としてブルドーザ機種、平均掘削押土距離、土質区分などを入力すると、図4に示すような単価表46を作成することができる。
【0024】そして、ステップS203において積算条件と歩掛が単価表テーブル14に登録されると、単価表管理装置1は単価表構成テーブル15を検索して同一の積算条件情報が登録されているか否かを検索し(S204)、同一の積算条件情報が登録されていたときには、その積算条件情報に対応した単価表コードが設定される(S205)。
【0025】ここで、単価表コードの構成について説明すると、単価表コードは、図5に示すように歩掛識別と同一構成識別とシーケンス番号とによって構成されており、歩掛識別は同一の歩掛を使用している場合に同一のコードが設定され、同一構成識別は積算条件が同一の場合に同一のコードが設定される。そして、この歩掛識別と同一構成識別とを組み合わせたものが単価表構成となる。
【0026】したがって、単価表構成テーブル15に同一の積算条件情報が登録されていたときには、すでに同一の構成の単価表明細が単価表構成テーブル15に格納されていることになるので、単価表構成が同一でシーケンス番号をカウントアップした単価表コードが設定される。
【0027】例えば、図6において積算条件が「条件A,B,C」である新たな単価表60を作成する場合には、単価表構成テーブル61の積算条件情報を検索し、条件A,B,Cの積算条件情報62があるので、この積算条件情報62に対応する単価表構成63を持ち、シーケンス番号がカウントアップされた単価表コード64が設定され、単価表テーブル65に登録される。
【0028】このようにして単価表コードが設定され、この単価表が単価表テーブルの対応する歩掛に対して登録されると(S206)、単価表の作成処理は終了する。
【0029】一方、ステップS204において単価表構成テーブル15に同一の積算条件情報が登録されていなかったときには、新たな同一構成識別をもつ単価表構成を設定し、この単価表構成をもちシーケンス番号が「1」の単価表コードが設定される(S207)。例えば、図6において条件A,A,Bの新たな単価表を作成する場合に単価表構成テーブル61に同一の積算条件情報が登録されていないときには、新たな同一構成識別「002」をもつ単価表構成68を「WB1001−002」と設定し、この単価表構成をもちシーケンス番号が「1」の単価表コード67を「WB1001−002−0001」と設定される。
【0030】そして、新たな単価表コード67は単価表テーブル65の新たな歩掛に対して登録され(S208)、また新しい単価表構成68とこの単価表構成に対応する単価表明細が単価表構成テーブル61に登録されて(S209)単価表の作成処理は終了する。
【0031】このように、本実施形態の単価表管理装置1によれば、積算条件が同一の単価表に対して積算条件が同一であることを示す単価表コードを設定し、同じ単価表明細によって構成される単価表を一元化したことによって、単価表のレコード数を削減することができる。
【0032】例えば、図7に示すように、従来では各歩掛に対して1次単価表と2次単価表をそれぞれ格納していたので、同じ1次あるいは2次単価表を重複して格納していたのに対して、本実施形態の単価表管理装置1では単価表構成テーブルに1次単価表A,B、2次単価表A,Bを格納しておき、単価表コードによって各部掛との対応を規定しておくので、1次単価表及び2次単価表を一元化することができ、単価表のレコード数を削減することができる。
【0033】次に、本実施形態における単価表管理装置1における単価表の検索処理を図8に基づいて説明する。
【0034】図8に示すように、ある単価表を参照しようとするオペレータは、まず単価表コードを入力する。
【0035】そして、単価表管理装置1は入力された単価表コードに基づいて単価表テーブル14を検索し、登録されている歩掛にアクセスするとともに、単価表コードの単価表構成に基づいて単価表構成テーブル15を検索する。
【0036】そして、単価表構成テーブル15に登録されている単価表構成に基づいて単価表明細を読み出してオペレータに提示し、単価表の検索処理は終了する。
【0037】このように、本実施形態の単価表管理装置によれば、単価表コードに基づいて効率的に単価表を出力することができるが、従来では単価表を出力する場合には複雑な編集処理を行わなければならなかった。
【0038】例えば、図9に示すように、従来では出力時に各歩掛に対応する1次単価表及び2次単価表の対応付けを行ってからでないと出力できなかったのに対して、本実施形態の単価表管理装置1によれば、すでに単価表コードによって歩掛と1次単価表及び2次単価表との対応付けが行われているので効率的に出力処理を行うことができる。
【0039】また、同様にして単価表の更新処理を行う場合にも、オペレータが単価表コードを入力すると、この単価表コードの単価表構成に基づいて単価表構成テーブル15に登録されている単価表明細にアクセスし、オペレータの指示に基づいて単価表明細を更新する。
【0040】このように、本実施形態の単価表管理装置1によれば、単価表の条件変更を行う場合にも、単価表構成に基づいて単価表が一元的に管理されているので、1回の処理で単価表を一括して変更することができるが、従来では同一の条件を含む単価表をそれぞれ変更しなければならなかった。
【0041】例えば、図10に示すように、1次単価表Aと2次単価表Aに対して条件変更を行う場合には、従来では1次単価表Aと2次単価表Aを含む歩掛のすべてに対してそれぞれ条件変更を行わなければならなかったのに対して、本実施形態の単価表管理装置1によれば単価表構成テーブル15に格納されている1次単価表Aと2次単価表Aに対して条件変更を行えば、一括して条件変更を行うことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の単価表管理装置によれば、同一の積算条件によって構成された単価表を一元的に管理することができる。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号
【識別番号】501253877
【氏名又は名称】関東東芝情報機器システム株式会社
【住所又は居所】東京都江東区木場2−17−16
【識別番号】391020894
【氏名又は名称】東芝ケーエヌシステム株式会社
【住所又は居所】東京都中央区日本橋本町4丁目9番11号
【出願日】 平成13年6月25日(2001.6.25)
【代理人】 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外7名)
【公開番号】 特開2003−6279(P2003−6279A)
【公開日】 平成15年1月10日(2003.1.10)
【出願番号】 特願2001−191359(P2001−191359)