| 【発明の名称】 |
シーケンスプログラム作成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉川 浩司 【住所又は居所】名古屋市瑞穂区下坂町2丁目36番地 株式会社スター精機内
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| 【要約】 |
【課題】シーケンスプログラムを、各動作の目的別にモジュール化して組み合せることにより制作可能とし、プログラムの制作時間や手間を省いて制作コストを低減することができるシーケンスプログラムの作成方法を提供する。
【解決手段】各種産業機械を所定動作させるシーケンスプログラムを作成する際に、各産業機械の動作処理毎にシーケンスプログラムをモジュール化して作業メモリに登録し、(1).作業メモリから読み出されたすべてのモジュールプログラムから産業機械を所定動作させるのに必要なモジュールプログラムを選択する、(2).選択されたモジュールプログラムを産業機械の動作処理順に並べ換える、(3).動作処理順に並べ換えられた各モジュールプログラムを結合してシーケンスプログラムを作成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】各種産業機械を所定動作させるシーケンスプログラムを作成する際に、各産業機械の動作処理毎にシーケンスプログラムをモジュール化して作業メモリに登録し、以下の実行モジュール作成処理によりシーケンスプログラムを作成するシーケンスプログラムの作成方法。 (1).作業メモリから読み出されたすべてのモジュールプログラムから産業機械を所定動作させるのに必要なモジュールプログラムを選択する。 (2).選択されたモジュールプログラムを産業機械の動作処理順に並べ換える。 (3).動作処理順に並べ換えられた各モジュールプログラムを結合してシーケンスプログラムを作成する。 【請求項2】表示装置の設定元ウィンドウに作業メモリから読み出されたすべてのモジュールプログラムを、モジュール化された動作処理名により表示して選択可能にすると共に選択されたモジュールプログラムを設定ウィンドウへ転記可能にし、次に設定ウィンドウに転記されたモジュールプログラムを産業機械の動作処理順に並べ換えした後に各モジュールプログラムを並べ換え順に結合してシーケンスプログラムを作成可能にする請求項1のシーケンスプログラムの作成方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、各種産業機械を所定動作させる入力条件及び出力条件が記述されたシーケンスプログラムの作成方法に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来のシーケンスプログラムにおいては、単一のプログラムファイル内に、目的とする動作の全てを実行するのに必要な入力条件及び出力条件を記述して作成していた。 【0003】このようなシーケンスプログラムにおいては、プログラムの一部を変更したり修正したりする必要が生じた場合に、プログラムの変更修正箇所がプログラム全体に影響を及ぼすため、変更修正しようとする前後のプログラムの他にプログラム全体による処理の流れを充分に考慮した上で変更修正する必要がある。このため、シーケンスプログラムの変更修正作業に多大な時間と手間がかかり、プログラムの制作コストが増大していた。 【0004】また、同一系列の産業機械にあっては、基本機能が共通し、これに付加機能をそれぞれに応じて追加してバリエーションをもたせている。両者は基本機能を実行するシーケンスプログラムにおいて共通して付加機能を備えた産業機械のシーケンスプログラムを作成する際には基本機能のシーケンスプログラムを流用可能である。しかし、実際にはシーケンスプログラムとしての整合性(マッチング)を図る必要があり、基本機能に関するシーケンスプログラムをそのままの流用することができないのが実情であった。 【0005】この場合にはプログラムの整合性を図るため、プログラム全体を見直して作成する必要があり、制作に時間と手間がかかり、製作コストを増大させていた。 【0006】本発明は、上記した従来の欠点を解決するために発明されたものであり、その課題とする処は、シーケンスプログラムを、各動作の目的別にモジュール化して組み合せることにより制作可能とし、プログラムの制作時間や手間を省いて制作コストを低減することができるシーケンスプログラムの作成方法を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、各種産業機械を所定動作させるシーケンスプログラムを作成する際に、各産業機械の動作処理毎にシーケンスプログラムをモジュール化して作業メモリに登録し、(1).作業メモリから読み出されたすべてのモジュールプログラムから産業機械を所定動作させるのに必要なモジュールプログラムを選択する、(2).選択されたモジュールプログラムを産業機械の動作処理順に並べ換える、(3).動作処理順に並べ換えられた各モジュールプログラムを結合してシーケンスプログラムを作成することを特徴とする。 【0008】 【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図に従って説明する。産業機械A及びBに付き、説明の便宜上、以下において仕様が共通しているとする。 【0009】即ち、■.操作スイッチ等による動作開始指示信号により動作を開始させる、■.動作を実現するため、電磁弁、電動モータ等の駆動部材を駆動する、■.機械に設けられた各種センサからの信号により機械の動作を監視する、■.異常動作を判断した場合に異常報知する。 【0010】上記共通仕様を産業機械Aの制御概略により具体的に説明すると、図1において上記■に相当する入力部1の操作スイッチ等から動作指示信号が入力されると、制御部2は上記■に相当する出力部3に設けられた電磁バルブや電動モータを駆動して産業機械Aを所定動作させる。そして産業機械Aが所定動作したか否かを上記■に相当する入力部5に設けられた各種センサからの信号に基づいて判断し、所定動作していない場合には上記■に相当する出力部7により異常報知させる。 【0011】産業機械Aに対して産業機械Bは、図3に示すように入力部として上記入力部1及び5に入力部9を、また出力部として上記出力部3に出力部11を付加すると共に上記出力部7と異なる方法による出力部13により異常報知する。 【0012】上記産業機械Aのシーケンス処理を図2のフローチャートで示すと、ステップ15により入力部1による入力処理Aを実行した後、ステップ17により入力部5による入力処理Bを実行し、次にステップ19により制御部2のシーケンスプログラムによる自動運転処理Aを実行する。次に、ステップ23により出力部3による出力処理Aを実行した後、ステップ25により出力部7による異常処理Aを実行して終了する。 【0013】これに対して産業機械Bのシーケンス処理を図4のフローチャートで示すと、産業機械Aの処理中におけるステップ17とステップ19との間にステップ27により入力部9による入力処理Cを、またステップ23との後にステップ29により出力部11による出力処理Bを追加すると共にステップ25の代わりにステップ31による異常処理Bを設けてシーケンス制御する。 【0014】このように産業機械A及びBのシーケンスプログラムにおいては入力処理A及びB、自動運転処理A、出力処理Aにおいて一致し、産業機械Bのシーケンスプログラムは産業機械Aのシーケンスプログラムに入力処理C、出力処理Bを付加すると共に異常処理Aを異常処理Bに置き換えることにより作成できる。 【0015】本発明は、2つの産業機械A及びBにおいて動作が共通していることによりそのシーケンスプログラムが基本的に共通していることに着目し、シーケンスプログラムを各動作毎に構成単位(モジュール)化し、モジュールプログラムを組み合せて所望のシーケンスプログラムを作成することを特徴とする。 【0016】次に、シーケンスプログラムを作成し、作成されたシーケンスプログラムに基づいて産業機械AまたはBを所定動作させるプログラマブルコントローラ(以下、PCという)33によりその作成方法を説明する。 【0017】先ず、PC33について説明すると、該PC33は公知のもので、図5に示すようにCPU35、プログラムメモリ37、作業メモリ39、制御プログラムメモリ41、タイマ43、入力部45、出力部47及び設定部49とから構成される。 【0018】その内、プログラムメモリ37は産業機械A/Bを所定動作させるシーケンスプログラムを作成するための実行モジュール作成プログラムデータ及びシステムデータ等を記憶する。作業メモリ39はシーケンスプログラムを作成する際に該プログラムを一時的に記憶する作業領域39aと、産業機械A及びBの各動作処理毎に応じて作成されたモジュールプログラムを記憶するモジュール領域39bとを有している。 【0019】モジュール領域39bに記憶されるモジュールプログラムは、例えば上記した産業機械A及びBのシーケンスプログラムを各動作処理毎に単位構成化したもので、例えばラダープログラミング言語で、かつ入力処理A〜C、自動運転処理A、出力処理A・B、異常処理A・Bのファイル名で記憶されている。 【0020】制御プログラムメモリ41は後述する本発明方法により作成されたシーケンスプログラムにより産業機械A/Bを所定動作させるために変換処理された実行モジュールデータを記憶する。設定部41はシーケンスプログラムを作成する際に選択指示を行うキーボードやスイッチ、シーケンスプログラム作成画面を表示するLCD、CRT等の表示装置49a、表示データを印字するプリンタ等のプログラミングツールにより構成される。 【0021】尚、上記PC33を使用して産業機械A及びBのシーケンスプログラムを各動作処理毎にモジュール化したモジュールプログラムを作成する方法については通常のシーケンスプログラムを作成する方法と同様であるため、その説明を省略し、以下にモジュールプログラムを使用してシーケンスプログラムを作成する方法に付いて説明する。 【0022】実行モジュール作成プログラムを起動すると、図6に示すように表示装置49aにシーケンスプログラムが各動作処理毎にモジュール化されたモジュールプログラムによるシーケンスプログラムの作成画面を表示させる。該作成画面の左側には設定モジュールウィンドウが、また右側には設定元モジュールウィンドウが夫々表示される。 【0023】そして設定元モジュールウィンドウには予めモジュール領域39bに登録された産業機械A及びBの各動作処理毎に作成されたモジュールプログラムのモジュール名が表示される。夫々のモジュール名としては、上記したように入力処理A・B・C、自動運転処理A、出力処理A・B、異常処理A・B等のファイル名で表示される。 【0024】次に、図7に示すようにカーソルにより設定元モジュールウィンドウに表示された複数のモジュールから産業機械Aを、図2に示すフローに従って処理するのに必要なモジュール名、図7では入力処理Aを選択した後に「設定」ボタンをクリックすると、図8に示すように設定元モジュール中のモジュール名「入力処理A」を設定モジュールウィンドウへ移動させる。 【0025】上記操作の繰返しにより設定元モジュールウィンドウ内の産業機械Aを所定動作させるのに必要なそれぞれのモジュール名である入力処理B、自動運転処理A、出力処理A及び異常処理Aを選択して設定モジュールウィンドウへ移動させる(図9〜図11参照)。 【0026】このとき、設定モジュールウィンドウへ移動された各モジュール名が上から移動順で配列されるため、必ずしも図2に示す処理順になっていない。このため、実行モジュール作成画面左下の「上に移動」ボタン及び「下に移動」ボタンにより設定モジュールウィンドウに表示された各処理モジュールを、図2に示す順序に並べ換える。 【0027】即ち、図11に示す設定モジュールウィンドウにおいて出力処理Aが自動運転処理Aの前に位置している。このため、図12に示すようにカーソルにより自動運転処理Aを選択した後に「上に移動」ボタンをクリックすると、図13に示すように自動運転処理Aを上へ移動して出力処理Aの前へ移動させて並べ換える。 【0028】上記操作により設定モジュールウィンドウ中に表示された各処理のモジュール名を図2に示す順序に並べ換えた後、実行モジュール作成画面中の「作成」ボタンをクリックすると、設定モジュールウィンドウに表示されたそれぞれのモジュール名によるモジュールプログラムを、表示順に結合して産業機械Aを所定動作させるためのシーケンスプログラムとして作業領域39aに記憶させる。 【0029】次に、産業機械Bのシーケンスプログラムを作成する方法を説明する。上記したように産業機械Aと産業機械Bとでは各動作処理が一部において共通し、一部において異なっている。 【0030】このため、実行モジュール作成プログラムを起動して表示装置49aに産業機械Aのシーケンスプログラム作成画面を表示させる。該画面においては実行モジュールウィンドウに産業機械Aが表示されているため、該ウィンドウの表示を産業機械Bに訂正入力する。 【0031】そして上記と同様に設定元モジュールウィンドウが表示されたモジュール名から産業機械Bを所定動作させるのに必要なモジュールである入力処理A・B・C、出力処理A・B、自動運転処理A及び異常処理Bを個別に選択して設定モジュールウィンドウへ移動させた後、「上に移動」ボタン及び「下に移動」ボタンにより設定モジュールウィンドウに表示された各モジュール名を図4に示す順序に並べ換える(図14参照)。 【0032】そして該実行モジュール作成画面における右下の「作成」ボタンをクリックすることにより図4に示す産業機械Bを所定動作させるためのシーケンスプログラムを作成して作業領域39aに記憶させる。 【0033】上記作業領域39aに記憶された産業機械A/Bのシーケンスプログラムは、例えばラダープログラム言語で作成されるため、これに基づいて産業機械A/Bを直接動作させることはできない。このため、設定部49から実行モジュール作成コマンドが入力されると、CPU35は作業領域39aからアクセスした産業機械A/Bのシーケンスプログラムを、産業機械A/Bを上記した所定動作させるための実行モジュールデータに変換して制御プログラムメモリ41に記憶させる。 【0034】そしてCPU35は制御プログラムメモリ41に記憶された産業機械A/Bの実行モジュールデータに基づいて産業機械AまたはBを所定動作するように制御する。 【0035】本実施形態は、産業機械A/Bを所定動作させるシーケンスプログラムを動作処理に応じてモジュール化し、モジュールプログラムを組み合せることにより所望のシーケンスプログラムを作成することができるため、プログラム作成を効率的に行うことができる。特に、基本仕様が共通する複数の産業機械のシーケンスプログラムを個別に作成する際には、その作成効率を著しく向上させることができる。 【0036】 【発明の効果】本発明は、シーケンスプログラムを、各動作の目的別にモジュール化して組み合せることにより制作可能とし、プログラムの制作時間や手間を省いて制作コストを低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132231 【氏名又は名称】株式会社スター精機 【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区下坂町2丁目36番地
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| 【出願日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081466 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 研一
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| 【公開番号】 |
特開2003−67012(P2003−67012A) |
| 【公開日】 |
平成15年3月7日(2003.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願2001−253941(P2001−253941) |
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