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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】高平 知幸
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内

【要約】 【課題】新品検知対象外のユニットの寿命が来て交換を促す警告表示がなされていても、各ユニットを交換した後に直ちに印刷要求受付可能な状態にすることができる画像形成装置を提供する。

【解決手段】消耗品としての各ユニットの寿命終了時のみ、操作パネル3の特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識する制御手段11を備えた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 消耗品としての各ユニットの寿命終了時のみ、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 請求項1の画像形成装置において、制御手段は、各ユニットの寿命終了時のみ、且つ自動新品検知対象ユニット以外の場合のみ、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】 請求項1の画像形成装置において、制御手段は、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、寿命終了状態のユニットのカウンタを初期化することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】 請求項1ないし3の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、操作パネルの特定のキー操作によって、1つあるいは複数の寿命終了状態のユニットのカウンタを初期化することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】 請求項1ないし4の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、複数のユニットが寿命終了状態の場合に、操作パネルの特定のキー操作によるカウンタの初期化毎に、表示しているユニットの表示を消去し、他方で発生している寿命終了状態のユニットの警告画面を表示することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】 請求項1ないし5の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、複数のユニットが寿命終了状態の場合に、ユニットの警告優先順位に従って警告画面を表示することを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】 請求項1ないし6の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、ユニットの寿命終了状態を解除した後、状態を更新して印刷要求を受け付けられる状態に自動復帰させることを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、コピー機等の画像形成装置に関し、特に消耗品としての各ユニットが新品であるか検知する新品検知機構を持たない画像形成装置に好適な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からプリンタ、コピー機等の画像形成装置においては、定着ユニット、定着ローラ、感光体、トナーカセット等の消耗品があり、各ユニットの寿命が近づくと注意を促すメッセージを表示したり、寿命になった場合はユニットの交換を促すメッセージを表示するようになっている。
【0003】通常、寿命が来たかどうかは、各ユニットのセンサ出力を監視していたり、内部のカウンタの値が予め決められた値になったかどうか等によって判定を行っている。そして寿命かどうかの判定にカウンタを使用している場合は、新しいユニットを検知すると内部のカウンタをクリアして新しいユニットの寿命状態を管理するようになっている。
【0004】このようにプリンタやコピー機は、各ユニットのカウンタの値が予め設定されている寿命設定値になった時に寿命による交換時期として判定を行っているが、機械の動作仕様によって判定の仕方と処理の内容が異なっている。通常、ユニットの寿命が終わった時に印刷動作を許容できないような場合は、ユーザーが印刷できないようにするために、メッセージを表示し新しい印刷要求を受け付けないようにしている。この状態でユーザーあるいはサービスマンが寿命になったユニットを交換すれば新品検知機構によって、機械内部のカウンタがクリアされ、メッセージが消えて印刷可能な状態になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユニットの中には機構上新品検知を行うことのできないものがある。その場合、機械自身はユニットが新品に交換されたことを判断できず、カウンタのクリアを機械自身で行うことができない上、メッセージを更新して印刷可能な状態にすることができなかった。
【0006】本発明は、新品検知対象外のユニットの寿命が来て交換を促す警告表示がなされていても、各ユニットを交換した後に直ちに印刷要求受付可能な状態にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、消耗品としての各ユニットの寿命終了時のみ、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識する制御手段を備えた画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、制御手段は、各ユニットの寿命終了時のみ、且つ自動新品検知対象ユニット以外の場合のみ、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識する画像形成装置を主要な特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、制御手段は、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、寿命終了状態のユニットのカウンタを初期化する画像形成装置を主要な特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、操作パネルの特定のキー操作によって、1つあるいは複数の寿命終了状態のユニットのカウンタを初期化する画像形成装置を主要な特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、複数のユニットが寿命終了状態の場合に、操作パネルの特定のキー操作によるカウンタの初期化毎に、表示しているユニットの表示を消去し、他方で発生している寿命終了状態のユニットの警告画面を表示する画像形成装置を主要な特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、複数のユニットが寿命終了状態の場合に、ユニットの警告優先順位に従って警告画面を表示する画像形成装置を主要な特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか記載の画像形成装置において、制御手段は、ユニットの寿命終了状態を解除した後、状態を更新して印刷要求を受け付けられる状態に自動復帰させる画像形成装置を主要な特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る画像形成装置であるレーザープリンタの構成を示したブロック図である。レーザープリンタは、コントローラ1、プリンタエンジン2、操作部3で構成される。コントローラ1は、CPU11、メモリ12、ASIC13、外部記憶装置14を備える。プリンタエンジン2は、CPU21、制御回路22を備える。
【0015】プリンタは図示しないホストコンピュータから印刷指示とデータを受信する。コントローラ1はホストコンピュータから転送されるプリントデータを受信してメモリ12に画像データに展開し、ビデオデータに変換して内部インターフェイスを介してプリンタエンジン2へ転送し、プリンタエンジン側でシーケンス制御して用紙に画像を形成する。
【0016】前述したように、画像形成装置には消耗品として定着ユニット、定着ローラ、感光体、転写ローラ、転写ベルト等の寿命を管理しているユニットがある。通常、ユニットの寿命が近づいた場合には、寿命が近いことを表すメッセージを操作パネル3に表示してユーザーにユニットの交換準備を促す。そしてユニットの寿命が来たときにはユニット交換を促すメッセージを表示する。
【0017】もしも、そのユニットがそれ以上の印刷を許可しないものであるなら、新しい印刷要求は受け付けずに交換を促すメッセージのみを表示し続けて、通常のキー操作による他のメニュー画面に入れないようになっている。通常、新品検知機構の備わっているユニットは新品に交換することで内部カウンタが初期化されて、ユニット交換のメッセージが消えて印刷状態可能な状態になる。
【0018】しかし、画像形成装置、ユニットによっては新品検知機能を持たないものもあり、ユニットの保護のために印刷を受け付けない様にする装置もある。その場合交換メッセージが表示されると、他のメニューに入ることができず、印刷要求も受け付けない。このときにユニットを交換しても新品検知機構が無いために寿命状態が変わらない。
【0019】そこで本発明では、ユニットの寿命終了時のみパネル上の特定のキー操作を受け付けるようにし、そのキー操作で寿命用のカウンタをクリアすることでユニットの寿命終了状態を解除する。これによってユニットの交換メッセージを消し、機器の状態を印刷要求受付可能な状態に切り替える処理を行うことができる。
【0020】このようにユニットの寿命終了時に特定のパネル操作をすることで新品検知と同様の機能を持たせることができ、ユニットの交換後の寿命管理を正常に行うことができるようになる。
【0021】ここで複数のユニットが同時に寿命が終了した場合であるが、この場合には操作パネル3で優先順に表示を行い、キー操作によって表示中のユニットのカウンタをクリアする。もしくは複数のカウンタをクリアして、その表示していたユニットの寿命終了状態を解除する。1つの寿命終了状態を解除した場合、他の寿命終了状態は残っているのでそのユニットの交換メッセージを表示する。
【0022】そして交換後にキー操作によってカウンタをクリアしてメッセージの表示を消す。寿命終了状態のユニットが無くなったら印刷要求受付可能な状態に復帰するようにすれば、ユニット交換後に印刷が可能になる。
【0023】また、新品検知有り無しのユニットが混在し同時に寿命終了状態になった場合、新品検知のユニットが表示されている場合には、非新品検知ユニットのカウンタがクリアされないように、キー操作を拾わないようにする。言い換えれば、非新品検知ユニットのエンド時(表示時)のみカウンタ解除キー操作を受け付けるようにしておくと良い。本発明は、各ユニット(例えば感光体)がモノクロのみならず、カラーの場合にも適用可能である。
【0024】図2は本発明の制御動作を示すフローチャートである。ステップS1〜S11にて上述した処理、即ち、ユニットに優先順位を付けながら、特定のキーでカウンタをクリアする処理が行われる。
【0025】なお、本発明は、画像形成装置のみならず、画像読取装置、情報端末にも適用できる。また、警告表示、カウンタクリアが遠隔操作、ネットワーク上から実行可能なシステムにも適用が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の画像形成装置においては、各ユニットの寿命終了時の場合のみ、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識することで、操作パネルのキー操作が誤検知されず、正しくカウンタ初期化モードに有ることが判断できるようになる。
【0027】請求項2の画像形成装置においては、各ユニットの寿命終了時の場合のみ、且つ自動新品検知対象ユニット以外の場合のみ、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、カウンタ初期化モードと認識することで、自動で新品検知できないユニットのカウンタクリアを行うことができる。
【0028】請求項3の画像形成装置においては、操作パネルの特定のキー操作を受け付け、寿命終了状態のユニットのカウンタを初期化することが可能なので、ユニットのカウンタをクリアし、ユニット交換後に新品として管理することができる。
【0029】請求項4の画像形成装置においては、特定のキー操作によって、1つあるいは複数の寿命終了状態のユニットのカウンタを初期化可能なので、1回の操作で複数のユニットのカウンタクリアを行うことができる。
【0030】請求項5の画像形成装置においては、複数のユニットが寿命終了状態の場合に、特定のキー操作によるカウンタの初期化毎に、表示しているユニットの表示を消去し、他方で発生している寿命終了状態のユニットの警告画面を表示することで、複数発生している寿命終了状態をいち早くユーザーに通知することが可能になる。
【0031】請求項6の画像形成装置においては、複数のユニットが寿命終了状態の場合に、ユニットの警告優先順位に従って警告画面を表示することで、機械へのダメージをより少なくすることができる。
【0032】請求項7の画像形成装置においては、ユニットの寿命終了状態をカウンタクリア等によって解除した後、状態を更新して印刷要求を受け付けられる状態に自動復帰することで、カウンタクリアを実施するだけで印刷可能状態に復帰し、ユーザーの操作の手間を減らすことが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
【出願日】 平成14年4月24日(2002.4.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2003−316218(P2003−316218A)
【公開日】 平成15年11月7日(2003.11.7)
【出願番号】 特願2002−123138(P2002−123138)