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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】笠原 聖太郎
【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株式会社内

【氏名】小沼 繁雄
【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株式会社内

【要約】 【課題】全盲者にも無理なく操作することができ、且つ、操作になれた場合にはそれに応じて操作することが可能な画像形成装置を提供することである。

【解決手段】操作手段の釦のうちの所定の釦が所定時間以上押下された場合にはこの所定の釦に割り当てられた機能の実行要求を受け付け、前記所定の釦が所定時間未満押下された場合にはこの所定の釦に割り当てられた機能の説明を音声出力するように制御することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦のうちの所定の釦が所定時間以上押下された場合には該所定の釦に割り当てられた機能の実行要求を受け付け、前記所定の釦が所定時間未満押下された場合には該所定の釦に割り当てられた機能の説明を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記制御手段が、前記ユーザが操作するための釦のうち、前記所定の釦以外の釦については、所定時間未満押下された場合であっても該釦に割り当てられた機能の実行要求を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記所定の釦以外の釦が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下するために設けられた釦であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦と前記釦以外のエリアである画面エリアとを備え、前記画面エリアが押下された場合に、該画面エリアと共に設けられている釦の説明を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦の位置を特定するための座標を示す座標指示枠をさらに備え、前記音声ガイド手段が前記座標を音声出力することによってユーザに釦の位置を通知することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】 前記座標指示枠に座標が点字で印字されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦のうちの受付不可能な釦が押下されたことを検出し、該受付不可能な釦が押下された場合には、受付不可能な旨および受付不可能な理由を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザに対してメッセージ表示する表示手段を備え、前記表示手段に表示されるメッセージが切り替わったときには、該切り替わった新しいメッセージを前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】 操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段を備えた画像形成装置において、前記音声ガイド手段が、音声出力する際の音色を出力する情報の種類に基づいて異ならせることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを一時停止し、該一時停止中に押下された場合に該音声ガイドを再開するためのポーズ釦を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】 前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを一時停止し、該一時停止中に押下された場合に該音声ガイドを再開するためのポーズ釦を備え、前記所定の釦以外の釦が、前記ポーズ釦であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項12】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを停止するためのストップ釦を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項13】 前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを停止するためのストップ釦を備え、前記所定の釦以外の釦が、前記ストップ釦であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項14】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、押下された際に該押下の直前に前記音声ガイド手段によって出力された音声ガイドを繰り返して出力させるためのリピート釦を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】 前記操作手段が、押下された際に該押下の直前に前記音声ガイド手段によって出力された音声ガイドを繰り返して出力させるためのリピート釦を備え、前記所定の釦以外の釦が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合における前記リピート釦であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項16】 前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中には前記リピート釦の押下の受け付けを禁止するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
【請求項17】 前記操作手段が、リピート釦を備え、前記制御手段が、前記リピート釦が押下された際に該押下の直前に前記音声ガイド手段によって出力された音声ガイドを繰り返して出力させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項18】 前記制御手段が、前記リピート釦の押下によって繰り返して出力する音声ガイドには、前記リピート釦に割り当てられた機能の説明の音声ガイドを含まないことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
【請求項19】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段と、画像形成のジョブを複数受け付けることができるマルチジョブ手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うか否かをユーザが入力するON/OFF釦を備え、前記ON/OFF釦によって、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うように選択されているときには、前記マルチジョブ手段を禁止とするように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項20】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、押下を検出することが可能なメッセージ表示エリアを備え、前記メッセージ表示エリアが押下されたことを検出した場合には、該メッセージ表示エリアに表示されているメッセージを前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項21】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦と、押下を検出することが可能な見出し表示エリアとを備え、前記見出し表示エリアが押下されたことを検出した場合には、該見出し表示エリアに表示されている見出し、該表示の意味する内容および前記釦のうち該表示に関連する釦に関する情報のうちの少なくとも1つを、前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項22】 前記制御手段が、前記釦に関する情報を前記音声ガイド手段によって音声出力する際、前記釦のうち現在選択されている釦に関する情報を最後に音声出力することを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
【請求項23】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、押下を検出することが可能であって絵文字またはシンボルを表示する絵文字表示エリアを備え、前記絵文字表示エリアが押下されたことを検出した場合には、該絵文字表示エリアにおける表示の意味する機能や内容を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項24】 ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦のうちの1つが前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うか否かをユーザが入力するON/OFF釦であり、前記ON/OFF釦によって、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行わないように選択されているときであっても、前記釦のうちの所定の釦が押下された場合には前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関し、特に、全盲者向けの操作性を向上するために操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディジタル複写機のような用紙に画像を形成する画像形成装置が広く提供されている。
【0003】ところが、このような画像形成装置において従来は、健常者向けの操作性の向上は行われてきたが、全盲者が利用する際の利便性についてはほとんど考慮されていなかった。
【0004】そこで最近では、全盲者が利用する際の操作性を向上した画像形成装置の提供が望まれている。
【0005】たとえば、特開平10−117258号公報には、弱視者等でも正しく操作を行うことができる複合装置、すなわち複写機やファクシミリ装置等の機能を1台に備えた装置が開示されている。
【0006】この特開平10−117258号公報に開示された複合装置は、順々に流れる音声ガイドに対して釦操作による2者択一で応答していくことによって操作が可能な複合装置において、音声ガイドに応答するための釦を他の釦と識別できるような触感とすることにより操作性の向上を図ったものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開平10−117258号公報に開示された複合装置では、操作の際に、順々に流れる音声ガイドのすべてにいちいち応答していかなければ操作を進めることができず、ある程度操作になれたユーザにとってはさっさと操作を進めたいにもかかわらず無駄に時間がかかり、融通性がなく、ユーザの立場に立った操作性の向上が図られていないのが現状であった。
【0008】本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、全盲者にも無理なく操作することができ、且つ、操作になれた場合にはそれに応じて操作することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達成するために、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦のうちの所定の釦が所定時間以上押下された場合には該所定の釦に割り当てられた機能の実行要求を受け付け、前記所定の釦が所定時間未満押下された場合には該所定の釦に割り当てられた機能の説明を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段が、前記ユーザが操作するための釦のうち、前記所定の釦以外の釦については、所定時間未満押下された場合であっても該釦に割り当てられた機能の実行要求を受け付けることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記所定の釦以外の釦が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下するために設けられた釦であることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦と前記釦以外のエリアである画面エリアとを備え、前記画面エリアが押下された場合に、該画面エリアと共に設けられている釦の説明を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦の位置を特定するための座標を示す座標指示枠をさらに備え、前記音声ガイド手段が前記座標を音声出力することによってユーザに釦の位置を通知することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記座標指示枠に座標が点字で印字されていることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦のうちの受付不可能な釦が押下されたことを検出し、該受付不可能な釦が押下された場合には、受付不可能な旨および受付不可能な理由を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザに対してメッセージ表示する表示手段を備え、前記表示手段に表示されるメッセージが切り替わったときには、該切り替わった新しいメッセージを前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段を備えた画像形成装置において、前記音声ガイド手段が、音声出力する際の音色を出力する情報の種類に基づいて異ならせることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを一時停止し、該一時停止中に押下された場合に該音声ガイドを再開するためのポーズ釦を備えたことを特徴とする。
【0019】また、本発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを一時停止し、該一時停止中に押下された場合に該音声ガイドを再開するためのポーズ釦を備え、前記所定の釦以外の釦が、前記ポーズ釦であることを特徴とする。
【0020】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを停止するためのストップ釦を備えたことを特徴とする。
【0021】また、本発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合に該音声ガイドを停止するためのストップ釦を備え、前記所定の釦以外の釦が、前記ストップ釦であることを特徴とする。
【0022】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、押下された際に該押下の直前に前記音声ガイド手段によって出力された音声ガイドを繰り返して出力させるためのリピート釦を備えたことを特徴とする。
【0023】また、本発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記操作手段が、押下された際に該押下の直前に前記音声ガイド手段によって出力された音声ガイドを繰り返して出力させるためのリピート釦を備え、前記所定の釦以外の釦が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中に押下された場合における前記リピート釦であることを特徴とする。
【0024】また、本発明は、請求項14に記載の画像形成装置において、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力中には前記リピート釦の押下の受け付けを禁止するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0025】また、本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記操作手段が、リピート釦を備え、前記制御手段が、前記リピート釦が押下された際に該押下の直前に前記音声ガイド手段によって出力された音声ガイドを繰り返して出力させることを特徴とする。
【0026】また、本発明は、請求項17に記載の画像形成装置において、前記制御手段が、前記リピート釦の押下によって繰り返して出力する音声ガイドには、前記リピート釦に割り当てられた機能の説明の音声ガイドを含まないことを特徴とする。
【0027】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段と、画像形成のジョブを複数受け付けることができるマルチジョブ手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うか否かをユーザが入力するON/OFF釦を備え、前記ON/OFF釦によって、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うように選択されているときには、前記マルチジョブ手段を禁止とするように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0028】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、押下を検出することが可能なメッセージ表示エリアを備え、前記メッセージ表示エリアが押下されたことを検出した場合には、該メッセージ表示エリアに表示されているメッセージを前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0029】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦と、押下を検出することが可能な見出し表示エリアとを備え、前記見出し表示エリアが押下されたことを検出した場合には、該見出し表示エリアに表示されている見出し、該表示の意味する内容および前記釦のうち該表示に関連する釦に関する情報のうちの少なくとも1つを、前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0030】また、本発明は、請求項21に記載の画像形成装置において、前記制御手段が、前記釦に関する情報を前記音声ガイド手段によって音声出力する際、前記釦のうち現在選択されている釦に関する情報を最後に音声出力することを特徴とする。
【0031】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、押下を検出することが可能であって絵文字またはシンボルを表示する絵文字表示エリアを備え、前記絵文字表示エリアが押下されたことを検出した場合には、該絵文字表示エリアにおける表示の意味する機能や内容を前記音声ガイド手段によって音声出力するように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0032】また、本発明は、ユーザが操作するための操作手段と、操作に関する情報を音声出力する音声ガイド手段とを備えた画像形成装置において、前記操作手段が、ユーザが操作するための釦を備え、前記釦のうちの1つが前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うか否かをユーザが入力するON/OFF釦であり、前記ON/OFF釦によって、前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行わないように選択されているときであっても、前記釦のうちの所定の釦が押下された場合には前記音声ガイド手段による音声ガイドの出力を行うように制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0034】図1は、本発明による画像形成装置の一実施の形態の構成を示す概略断面図である。本実施の形態では画像形成装置として電子写真方式の複写機を例に挙げて説明する。
【0035】ここで、図1を参照して本実施の形態の画像形成装置の構成および基本動作について説明する。
【0036】ユーザが画像形成装置に設けられた後述の操作部を操作し、コピーの指示を入力すると、自動原稿搬送部1の原稿給紙台11に画像面を上向きにして載置され原稿は、送り出しローラ12の動作により1枚ずつ送り出され、レジストローラ13により一端停止されて先端が整えられた後、搬送ドラム14に搬送され、搬送ドラム14の面に沿って一体になり、搬送ドラム14が反時計方向に回転する過程で画像読取部2によって画像面の読み取りが行われ、しかる後、ほぼ半周した位置においてドラム面より分岐し排紙台15に排出される。また、両面読取においては、読取後の原稿を表裏反転し、搬送ドラム14によって再度搬送して裏面読取を行う。
【0037】画像読取部2においては、光源23aとミラー23bとを備える第1ミラーユニット23が、前記搬送ドラム14の真下の位置で、通過する原稿を順次照明して読み取り、原稿の移動方向に直交するように配置したミラー24aとミラー24bとを備える第2ミラーユニット24により反射し、結像レンズ25を介してライン状の撮像素子26に結像して画像情報を得る。また、この画像形成装置は、静止原稿台27に原稿を載置し、前記ミラーユニット23、24が移動して読み取る機能も備えている。
【0038】画像読取部2において読み取られた原稿画像の画像情報は画像処理装置により画像処理が行われ画像情報として一旦メモリに格納される。
【0039】画像形成部3においては、画像情報がメモリより読み出されて露光装置33に入力し、図示していないレーザ発光器から画像情報に従って変調されたレーザビームがポリゴンミラーの回転作動によって感光層を有する感光体ドラム31に対する主走査露光を行う。帯電装置32により前もって帯電電位を付与された感光体ドラム31の軸方向のポリゴンミラーによる主走査と感光体ドラム31の回転による副走査とが行われて感光体ドラム31の感光層に静電潜像を形成する。その後、この静電潜像は現像装置40で現像剤により反転現像されてトナー像とされる。
【0040】これに平行して用紙給紙装置としての手差し給紙トレイ19または用紙を収容する本体給紙トレイ7から画像を形成するための用紙が給紙される。本体給紙トレイ7はたとえば7a、7b、7cの3段を有し、各給紙ローラ51A、51B、51Cのいずれかが作動して用紙を搬出し、搬送ローラ55、レジストローラ56および搬送ローラ39に給送されて、感光体ドラム31上のトナー像に同期して感光体ドラム31に給紙される。
【0041】用紙が貼りついた状態の感光体ドラム31は、転写装置35からの放電を受けるとともに除電ランプ(TSL)41からの光の照射を受け、これによって感光体ドラム31上のトナー像は用紙側に転移して転写され、トナー像が転写された用紙は、分離装置36において除電されて感光体ドラム31から分離し、搬送ベルトを介して定着装置38に搬送され、ヒーター38cを有しこれによって加熱された定着用ローラ38bと定着用ローラ38aとの間を通過する際に加熱圧着され、これによってトナーが定着され、排出部6の定着排紙ローラ61より排紙され、排紙トレイ64に排出される。
【0042】一方、用紙が分離されるとともに残留電位を除電された感光体ドラム31はクリーニング装置37において残留トナーを除去、清掃されて次なる画像形成のプロセスに入れるよう画像形成装置は構成されていて、すべての制御は制御手段としてのCPUにおいて行われる。
【0043】図2は、図1に示した画像形成装置100の機能構成を示すブロック図である。
【0044】図2に示すように、本実施の形態の画像形成装置100は、全体の制御を行う制御手段101と、原稿から画像を読み取り画像データを得る画像読取手段102と、画像データを記憶する画像データ記憶手段103と、用紙に画像を形成する画像形成手段104と、ユーザがディジタル複写機1を操作するための操作手段105と、画像形成装置100をネットワーク接続する際のインタフェースであるネットワーク通信手段111と、画像形成手段104において画像形成するための用紙を収納する用紙収納手段112と、用紙収納手段112からの用紙を画像形成手段104に給紙する第2の給紙手段116と、画像形成手段104で画像形成された用紙を画像形成装置100の外部に搬送する搬送手段117とを備えて構成される。
【0045】また、操作手段105は、ユーザが画像形成装置100に対して操作入力するための入力手段107と、画像形成装置100からユーザに対して情報表示する表示するための表示手段107と、音声で情報を出力する音声出力手段108と、音声出力手段108で出力する音声の音色を切換える音色切換手段109と、音声出力手段108で出力する音声の音量を切換える音量切換手段110とを備えて構成される。
【0046】なお、音色切換手段109は、予め複数の音色の音声を録音しておいて必要に応じて切換えるものであってもよいし、音声合成によって複数の音色を作成するようにしておいて必要に応じて切換えるものであってもよい。
【0047】また、用紙収納手段112は、収納されている用紙の有無を検知する用紙有無検知手段113と、収納されている用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段114と、収納されている用紙を第2の給紙手段116の位置まで給紙する第1の給紙手段115とを備えて構成される。なお、前述の第2の給紙手段116は、図1に示した搬送ローラ55、レジストローラ56および搬送ローラ39に相当する。
【0048】次に、図2に示した操作手段105についてさらに詳しく説明する。
【0049】図3は、図2に示した操作手段105における操作画面の一例を示す図である。
【0050】図3に示す操作画面120は、図2に示した入力手段106と表示手段107とを兼ね備えたものであり、各項目ごとに表示された複数の選択肢の中の所望のものの表示位置に手を触れる(釦を押下する)ことによってユーザが選択入力することができる方式(たとえばタッチパネル付きの液晶画面)を採用してある。
【0051】また、この操作画面120は、図3に示すように、LCD操作部121と、その周囲に設けた横座標指示枠122および123並びに縦座標指示枠124および125とを有して構成される。
【0052】横座標指示枠122および123並びに縦座標指示枠124および125は、それぞれが、座標表示部126と、隣の座標表示部126との区切りである区切部127とを有する。
【0053】本実施の形態の操作画面120は、LCD操作部121のどの部分に所望の釦が表示されているかを、座標によってユーザに知らせることができるようにしてあり、その座標が、横座標指示枠122および123並びに縦座標指示枠124および125によって示される。
【0054】LCD操作部121において、横軸は、横座標指示枠122および123の座標表示部126に示すように、A列、B列、C列、D列、E列、F列、G列の7つの列に区分けされ、縦軸は、縦座標指示枠124および125の座標表示部126に示すように、1行、2行、3行、4行、5行、6行、7行の7つの行に区分けされる。
【0055】なお、座標表示部126のそれぞれには、その座標を示す文字が印字されると共にその座標を示す点字が併記されており、これによって全盲者が座標を知り得ることができるようにしている。また、区切部127は、凸形状のリブによって座標表示部126どうしを区切るものであってもよいし、凹形状の溝によって区切るものであってもよい。
【0056】図4は、図2に示した操作手段105における、図3に示した操作画面120と共に設ける操作部の一例を示す図であり、(a)は音声ガイド操作部を示す図であり、(b)はテンキー操作部を示す図である。
【0057】音声ガイド操作部130は、図4(a)に示すように、音声ガイドの実行/不実行すなわち音声ガイドモードか否かを切換えるON/OFF釦131と、音声ガイドの一時停止を指示するポーズ釦132と、音声ガイドの停止を指示するストップ釦133と、直前の音声ガイドの繰り返し再生を指示するリピート釦134と、音声ガイドの音量を調節する音声ボリューム135とを有して構成される。
【0058】なお、図3に示したLCD操作部121の2行目は、空きJOB、コピーJOB、予約JOB、プリントJOBを表すタブエリアであり、本実施の形態の画像形成装置100は、複数のジョブ(一連の画像形成処理)を実行することができるマルチジョブ機能を採用している。
【0059】マルチジョブ機能では、一番左側のタブが現在実行中のJOBを表す。このタブが空きJOBではなく、実行JOBの時に、二番目のタブを押下すると、次のJOBを予約JOBとして登録できる。二番目のタブが予約JOBの時には三番目のタブを押下すると、さらにその次のJOBを予約JOBとして登録できる。また、プリンタモードでは、外部機器から入力されたプリントJOBを、同様に予約JOBとして登録できる。
【0060】しかしながら、たとえば全盲者であるユーザが混乱してしまうのを防ぐため、ON/OFF釦131によって音声ガイドモードが選択されている場合にはタブエリアを無効にし、マルチジョブ機能を禁止するようにするのが望ましい。
【0061】ところで、ON/OFF釦131によって音声ガイドモードが選択されていない場合には音声ガイドを行わないわけだが、まったく音声ガイドを行わないのではたとえばユーザが全盲者の場合に音声ガイドモードにしたくてもそれさえもできない状態になってしまうおそれがある。そこで、本実施の形態では、音声ガイドモードが選択されていない場合であっても所定の釦たとえばON/OFF釦131が押下された場合にはその釦に関する情報を音声出力するようにしている。
【0062】テンキー操作部140は、図4(b)に示すように、画像形成装置100のモード切換え(コピー、スキャナー/サーバー、プリンタ)や枚数指定、スタート釦141によるコピーのスタート等を指示する基本操作部である。
【0063】音声ガイド操作部130およびテンキー操作部140は、図2に示した入力手段106に相当し、また、音声ボリューム135は、図2に示した音量切換え段110に相当する。
【0064】次に、本実施の形態の動作について詳しく説明する。
【0065】図5は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうちの所定釦受付/所定釦機能音声ガイド処理を示すフローチャートである。
【0066】この所定釦受付/所定釦機能音声ガイド処理は、LCD操作部121に表示されている各釦、または図4(a)に示した音声ガイド操作部130の各釦やテンキー操作部140の各釦を押下したときの処理である。
【0067】まず、現在計時中か否かを判定し(A−1)、計時中でなければLCD操作部121、音声ガイド操作部130またはテンキー操作部140の各釦のうちのいずれかが押下されたかを検出し(A−2)、釦が押下されなければステップ(A−1)に戻って処理を続行し、釦が押下された場合には計時を開始(A−3)してからステップ(A−1)に戻り処理を続行する。
【0068】ステップ(A−1)において現在計時中の場合には、その計時が所定時間(たとえば2秒)経過したかを判定し(A−4)、所定時間を経過した場合には、押下された釦がリピート釦134か否かを判定し(A−5)、リピートボタン134である場合には図10に後述するリピート釦押下処理へと進み(A−6)、リピートボタン134でない場合には、その押下された釦に割り当てられた機能を有効にする(A−7)。すなわち、釦が所定時間以上押下されたままにされた場合には、従来の画像形成装置において釦が押下されたのと同じ処理を行う。
【0069】また、ステップ(A−4)においてその計時が所定時間経過していない場合には、釦の押下が終了したかを検出し(A−8)、釦が押下されたままであればステップ(A−1)に戻り処理を続行する。
【0070】ステップ(A−8)において釦の押下が終了した場合には、その釦の機能の説明を音声出力手段108によって音声で出力する(A−9)。すなわち、本実施の形態においては、釦を所定時間より短く押下した場合に、その釦の機能説明の音声ガイドを行うように構成している。
【0071】ところで、音声ガイド操作部130に設けられたポーズ釦132、ストップ釦133、リピート釦134については、音声ガイドを出力中の状態において、釦を所定時間以上押下した場合にその釦の機能を有効にするのでは、たとえば一時停止したいところでポーズ釦132押下してもすぐに一時停止しなかったり、時間のずれが生じてしまうおそれがある。そこで、このような釦の場合は、音声ガイドを出力中の状態では、釦を所定時間未満だけ押下した場合であってもその釦の機能を有効にするのが望ましい。
【0072】また、リピート釦134については、音声ガイド中には受け付けないように制御してもよい。さらにリピート釦134を押下することによってリピートする直前の音声ガイドは、リピート釦134の説明に関する音声ガイドを含めないようにしてもよい。
【0073】以下にステップ(A−7)の所定釦機能音声ガイド処理における音声ガイドの例を挙げて説明する。
(1)LCD操作部121内の釦エリアを所定時間未満押下したとき(a)5行A列の出力設定釦を押下したとき「出力設定釦です。」
「2秒以上押下すると出力設定画面に変わります。」
(b)6行A列の自動画像回転解除釦を押下したとき「自動画像回転解除釦です。」
「自動画像回転機能は解除されていますので、押下しても何も変わりません。」
(c)7行A列のステイプル釦を押下したとき「ステイプル釦です。」
「2秒以上押下するとステイプルモードが解除されます。」
(2)音声ガイド操作部130の釦を所定時間未満押下したとき(a)ON/OFF釦131を押下したとき「音声ガイドON/OFF釦です。」
「現在音声ガイドモードは解除されています。」
「2秒以上押下すると音声ガイドモードが選択されます。」
(b)音声ガイドしていない状態でポーズ釦132を押下したとき「ポーズ釦です。」
「音声ガイド中に押下すると音声ガイドを一時停止します。」
「一時停止中に再度押下すると音声ガイドの続きを行います。」
(c)音声ガイドしていない状態でストップ釦133を押下したとき「ストップ釦です。」
「音声ガイド中に押下するとその音声ガイドを打ち切ります。」
(d)音声ガイドしていない状態でリピート釦134を押下したとき「リピート釦です。」
「2秒以上押下すると直前の音声ガイドを繰り返します。」
以上説明したようにすることによって、ユーザは、その釦の機能を有効にしてしまう前に、その釦の機能の説明を音声で聞くことができ、確実な操作を行うことができるという効果がある。
【0074】図6は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうちの所定画面/画面内釦音声ガイド処理を示すフローチャートである。
【0075】この所定画面/画面内釦音声ガイド処理は、LCD操作部121のいずれかの位置か、音声ガイド操作部130またはテンキー操作部140の各釦のうちのいずれかをユーザが押下したときの処理である。
【0076】まず、LCD操作部121内の釦以外の位置が押下されたかを検出し(B−1)、この押下が検出されない場合はステップ(B−4)へと進む。
【0077】ステップ(B−4)においては、LCD操作部121のうちの釦が埋め込まれた位置または音声ガイド操作部130またはテンキー操作部140の各釦のうち、受付可能な所定の釦のいずれかが押下されたのかどうかを判定し、この釦が押下された場合には、図5に示した所定釦受付/所定釦機能音声ガイド処理を実行し(B−5)する。
【0078】ステップ(B−4)において、その釦が押下されたのでなければ、図7を参照して後述する受付不可能釦押下処理(B−6)を行う。
【0079】また、ステップ(B−1)においてLCD操作部121内の釦以外の位置が押下された場合には、現在の画面がどのような画面であるか等の画面に関する音声ガイドを行い(B−2)、さらにその画面内にどのような配置でどのような機能の釦が設けられているかの音声ガイドを行う(B−3)。
【0080】このとき、LCD操作部121内の、メッセージが表示されているエリアを押下した場合には、その表示されているメッセージを読み上げ、見出しなどの文字が表示されているエリアを押下した場合には、その表示されている文字、表示の意味する内容、表示に関連する釦情報の少なくとも1つを読み上げ、アイコンなどの絵文字やシンボルが表示されているエリアを押下した場合には、その表示の意味する機能や内容を読み上げるのが望ましい。
【0081】また、LCD操作部121内の、ユーザが選択する各項目の選択肢としてどのような釦が設けられているかを、音声ガイドで読み上げる際には、現在選択されている釦情報を最後に読み上げるようにするとよい。これによってユーザが知りたい情報(現在選択されておらず、ユーザが選択したい釦の情報)を少しでも先にガイドすることができる。
【0082】以下にステップ(B−2)の所定画面音声ガイド処理およびステップ(B−3)の画面内釦音声ガイド処理における音声ガイドの例を挙げて説明する。
(1)LCD操作部121の釦エリア以外を押下したとき(a)複数のエリアを同時に押下したとき(たとえばタッチパネルを複数の指の腹で同時に押下したとき)
「基本画面です。」
「1行目はA・B・C列にメッセージエリアが、D・E列にアイコンエリアが、F・G列にカウント&セットエリアが割り付けられています。」
「2行目は空きJOB、コピーJOB、予約JOB、プリントJOBを表すタブエリアです。」
「音声ガイドモードではタブエリアは無効になります。」
「3行目から下は、Aの列が出力設定、Bの列がカラーモード設定、Cの列が片面/両面選択、D・Eの列が用紙サイズ選択、Fの列が倍率選択、Gの列が応用設定のゾーンになっています。」
「各ゾーンは3行目に見出しが、4行目から7行目に釦が割り付けられています。」
(b)メッセージエリア1行A・B・C列を押下したとき表示されているメッセージの読み上げ「コピーできます。」
(c)アイコンエリア1行D・E列を押下したとき表示されているアイコンが表す機能の読み上げ「ステイプルモードが選択されています。」
(d)カウント&セットエリア1行F・G列を押下したとき表示されている内容の読み上げ「1000部設定で、0部完了しています。」
(e)出力設定エリア3・4行A列を押下したとき表示されている見出しと出力アイコンの意味する内容、関連する釦情報の読み上げ「現在の出力設定は左上1ヶ所ステイプルです。」
「5行目に出力設定釦が、6行目に自動画像回転解除釦が、7行目にステイプル釦が割り付けられています。」
(f)カラーモード設定エリア3行B列を押下したとき表示されている見出しの意味する内容、関連する釦情報の読み上げ「現在のカラーモードは単色カラーです。」
「4行目に自動釦が、5行目にフルカラー釦が、7行目にモノクロ釦が、6行目に単色カラー釦が割り付けられています。」
(g)片面/両面選択エリア3行C列を押下したとき表示されている見出しの意味する内容、関連する釦情報の読み上げ「現在のコピーモードは片面原稿から片面コピーです。」
「4行目に両面原稿から両面コピー釦が、5行目に両面原稿から片面コピー釦が、6行目に片面原稿から両面コピー釦が、7行目に片面原稿から片面コピー釦が割り付けられています。」
(h)用紙サイズ選択エリア3行D・E列を押下したとき表示されている見出しの意味する内容、関連する釦情報の読み上げ「現在の用紙サイズ選択機能は自動モードが選択されています。」
「用紙サイズは未確定です。」
「4行目D列にトレイ1選択釦が割り付けられています。」「A3の再生紙設定ですが、紙なしです。」
「4行目E列に手差し選択釦が割り付けられています。」「B4設定ですが、紙なしです。」
「5行目D列にトレイ2選択釦が割り付けられています。」「8.5×11設定です。」
「6行目D列にトレイ3選択釦が割り付けられています。」「A4設定です。」
「6行目E列にトレイ4選択釦が割り付けられています。」「A4設定ですが、紙なしです。」
「7行目D・E列の中央に自動用紙サイズ選択釦が割り付けられています。」
(i)倍率選択エリア3・4行F列を押下したとき表示されている見出しと倍率表示の意味する内容、関連する釦情報の読み上げ「現在の倍率は等倍です。」
「5行目に自動倍率選択釦が、6行目に変倍選択釦が、7行目に等倍選択釦が割り付けられています。」
(j)応用設定エリア3行G列を押下した時表示されている見出しと倍率表示の意味する内容、関連する釦情報の読み上げ「現在応用設定は選択されていません。」
「4行目に原稿設定釦が、5行目に応用機能釦が、6行目に画質調整釦が、7行目に原稿読込釦が割り付けられています。」
以上説明したようにすることによって、ユーザが、LCD操作部121に現在表示されている画面がどのような画面かわからない場合や、LCD操作部121内の釦の配置がわからない場合であっても、その情報について音声ガイドを聞くことができ、操作に戸惑うことなく、確実な操作を行うことができるという効果がある。
【0083】図7は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうちの受付不可能釦押下処理を示すフローチャートである。
【0084】この受付不可能釦押下処理は、LCD操作部121に表示されている各釦をユーザが押下したときの処理であって、その押下された釦が現在受付不可能なものか否かを判定し、それに応じて音声ガイドを行うものである。
【0085】まず、本実施の形態では、現在受付不可能な釦をLCD操作部121において網掛け表示しており、ステップ(C−1)では、今回押下された釦がこの網掛け釦か否かを判定し、網掛け釦の場合には、網掛けの理由を音声ガイドでユーザに説明する(C−2)。
【0086】なお、ステップ(C−1)の網掛け釦か否かすなわち受付不可能な釦か否かの条件のことを禁則条件ともいい、この禁則条件の例およびその禁則条件の釦が押下された場合の音声ガイドの例、すなわちステップ(C−2)の網掛け理由音声ガイド処理における音声ガイドの例を以下に説明する。
(1)先優先例ADFを持ち上げるとADFモードが解除されてプラテンモードとなる。片面/両面選択エリアにおける両面原稿から両面コピー釦と両面原稿から片面コピー釦が網掛け表示になり、受付を禁止する。
【0087】(a)片面/両面選択エリア4行C列を押下したとき網掛け表示で釦を受け付けない理由の読み上げ「両面原稿から両面コピー釦です。」
「ADFモードが解除されていますので受け付けられません。」
「ADFモードを選択するには、ADFを閉じてリセット釦を押下するか、ADFに原稿をセットして下さい。」
(b)片面/両面選択エリア5行C列を押下したとき網掛け表示で釦を受け付けない理由の読み上げ「両面原稿から片面コピー釦です。」
「ADFモードが解除されていますので受け付けられません。」
「ADFモードを選択するには、ADFを閉じてリセット釦を押下するか、ADFに原稿をセットして下さい。」
(2)後優先例出力設定画面内の中折り釦とZ折り釦とは両立禁止のため、互いに排他制御している(図8参照)。
【0088】(a)中折りモードが選択されている状態でZ折り釦を押下したときZ折りモードが選択されて、中折りモードが解除されたことの読み上げ「Z折りモードが選択され、中折りモードが解除されました。」
(b)Z折りモードが選択されている状態で中折り釦を押下したとき中折りモードが選択されて、Z折りモードが解除されたことの読み上げ「中折りモードが選択され、Z折りモードが解除されました。」
以上説明したようにすることによって、ユーザが、自分が押下した釦が受け付けられなかったこと、および受け付けられなかった理由を音声ガイドで聞くことができ、操作に戸惑うことなく、確実な操作を行うことができるという効果がある。
【0089】図8は、図3に示したLCD操作部121における出力設定画面の例を示す図である。
【0090】図8に示すように出力設定画面においては、選択されている機能が黒反転しており、たとえば「中折り」と「Z折り」の場合は、一方を選択して黒反転させると、他方が解除されて白反転する。
【0091】図9は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうちのメッセージ表示変更処理を示すフローチャートである。
【0092】このメッセージ表示変更処理は、LCD操作部121に表示されているメッセージが切り替わったときにその旨を音声でガイドするものである。
【0093】まず、ステップ(D−1)では、メッセージが切り替わったか否かを判定し、切り替わった場合には、そのメッセージの切り替わりを音声ガイドでユーザに知らせる(D−2)。
【0094】以下にステップ(D−3)の新メッセージ音声ガイド処理における音声ガイドの例を挙げて説明する。
(1)ウォームアップ時電源スイッチをONすると、定着ヒーターが所定の温度になるまで、ウォームアップを行うが、機械の状態としては、イニシャル動作→定着ウォームアップ&予約受付→コピー受付と遷移していく。遷移に応じてメッセージが切り替わるので、切り替わったメッセージを読み上げる。
【0095】(a)イニシャル動作中「お待ち下さい動作中です。」
(b)イニシャル動作完了後の定着ウォームアップ中の予約受付待ち「コピー予約できます。」
(c)予約受付後の定着ウォームアップ中「ウォームアップしています。」
(d)定着ウォームアップ完了後「コピーできます。」
以上説明したようにすることによって、ユーザは、画像形成装置100がいまどのような状態にあるのかを音声で知り得ることができ、不安を感じることなく、確実な操作を行うことができるという効果がある。
【0096】図10は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうち図5ないし図7および図9に示した各処理内の音声ガイド処理の詳細を示すフローチャートである。
【0097】図5のステップ(A−9)の所定釦機能音声ガイド処理では、押下された釦の機能に関する音声ガイドを選択し(E−1)、リピート釦134が押下されたかを検出し(E−6)、リピート釦134が押下されたのではなければステップ(E−1)で選択した音声ガイドをメモリに記憶(E−7)した後にステップ(E−11)の音色の切換処理へと進む。
【0098】図6のステップ(B−2)の所定画面音声ガイド処理では、押下された画面に関する音声ガイドを選択し(E−2)、その選択した音声ガイドをメモリに記憶(E−7)した後にステップ(E−11)の音色の切換処理へと進む。
【0099】図6のステップ(B−3)の画面内釦音声ガイド処理では、押下された画面内の釦に関する音声ガイドを選択し(E−3)、その選択した音声ガイドをメモリに記憶(E−7)した後にステップ(E−11)の音色の切換処理へと進む。
【0100】図7のステップ(C−2)の網掛け理由音声ガイド処理では、押下された網掛け表示されている釦に関する音声ガイドを選択し(E−4)、その選択した音声ガイドをメモリに記憶(E−7)した後にステップ(E−11)の音色の切換処理へと進む。
【0101】図9のステップ(D−2)の新メッセージ音声ガイド処理では、切り替わったメッセージに関する音声ガイドを選択し(E−5)、その選択した音声ガイドをメモリに記憶(E−7)した後にステップ(E−11)の音色の切換処理へと進む。
【0102】図5のステップ(A−6)のリピート釦押下処理では、先にステップ(E−7)においてメモリに記憶された音声ガイドがあるかどうかを判定し(E−8)、記憶してあればその音声ガイドを読み出しておき(E−9)、記憶してなければその旨の音声ガイドを選択し(E−10)、ステップ(E−11)の音色の切換処理へと進む。
【0103】ステップ(E−11)の音色の切換処理については後に図13を参照して説明する。
【0104】図11は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうち図5ないし図7および図9に示した各処理内の音声ガイド処理の詳細を示すフローチャートであって、図10のフローチャートの続きの第1の例を示す図である。
【0105】ステップ(E−11)において音色の切換処理が行われたならば、ステップ(F−1)へ進み、その音声ガイドの出力を開始する。
【0106】音声ガイド中においてポーズ釦132が押下された場合(F−2)には、現在音声ガイドの一時停止中か否かを判定し(F−3)、一時停止中でなければ音声ガイドを一時停止し(F−4)、一時停止中であれば音声ガイドの一時停止を解除して再開させる(F−5)。
【0107】また、音声ガイド中においてストップ釦133が押下された場合(F−6)には、音声ガイドを終了させる(F−7)。
【0108】最後に音声ガイドの終了判定を行い(F−8)、音声ガイドが継続中であればポーズ釦132およびストップ釦133の検出を継続する。
【0109】図12は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうち図5ないし図7および図9に示した各処理内の音声ガイド処理の詳細を示すフローチャートであって、図10のフローチャートの続きの第2の例を示す図である。
【0110】この第2の例は、ステップ(J−8)においてリピート釦134の検出を行う点で図11に示した第1の例と異なる。
【0111】図10のステップ(E−11)において音色の切換処理が行われたならば、ステップ(J−1)へ進み、その音声ガイドの出力を開始する。
【0112】音声ガイド中においてポーズ釦132が押下された場合(J−2)には、現在音声ガイドの一時停止中か否かを判定し(J−3)、一時停止中でなければ音声ガイドを一時停止し(J−4)、一時停止中であれば音声ガイドの一時停止を解除して再開させる(J−5)。
【0113】また、音声ガイド中においてストップ釦133が押下された場合(J−6)には、音声ガイドを終了させる(J−7)。
【0114】さらに、音声ガイド中においてリピート釦134が押下された場合(J−8)には、音声ガイドを終了させ(J−9)、図10に示したリピート釦押下処理へと移る(J−10)。
【0115】最後に音声ガイドの終了判定を行い(J−11)、音声ガイドが継続中であればポーズ釦132、ストップ釦133およびリピート釦134の検出を継続する。
【0116】図13は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうちの音色の切換処理を示すフローチャートである。
【0117】この音色の切換処理は音声ガイドの音色を所定の条件で異ならせるものである。
【0118】まず、所定釦が押下された場合(G−1)には、その釦が網掛け釦か否かで(G−2)、音色を異ならせる(G−3、G−4)。
【0119】また、メッセージの切り替えがあった場合(G−5)には、そのメッセージが警告メッセージか否かで(G−7)、音色を異ならせる(G−8、G−9)。
【0120】所定釦の押下もメッセージの切り替えもなかった場合には、また別の音色を選択する(G−6)。
【0121】このようにすることによって、ユーザは音色によって音声ガイドの意味合いを理解することができ、より確実な操作を行うことができるようになるという効果がある。
【0122】図14は、図1に示した本実施の形態の画像形成装置100の動作のうちの音声ガイドON/OFF切換処理を示すフローチャートである。
【0123】この音声ガイドON/OFF切換処理は、ON/OFF釦131によって切換えられる、音声ガイドモードの処理のメインとなるものである。
【0124】ステップ(H−1)ではON/OFF釦131を検出し、音声ガイドモードが選択されている場合には、図6に示した所定画面/画面内釦音声ガイド処理の実行(H−2)、および図9に示したメッセージ表示変更処理の実行(H−3)を行う。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、全盲者にも無理なく操作することができ、且つ、操作になれた場合にはそれに応じて操作することが可能な画像形成装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタホールディングス株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
【出願日】 平成14年4月24日(2002.4.24)
【代理人】 【識別番号】100077827
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 弘男
【公開番号】 特開2003−316212(P2003−316212A)
【公開日】 平成15年11月7日(2003.11.7)
【出願番号】 特願2002−122189(P2002−122189)