| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩崎 一也 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内
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| 【要約】 |
【課題】異なる障害を持たれた複数の使用者がいる場合でも、各々の障害に最適な支援手段を提供できるようにし、さらに健常者に対しても従来の操作性を阻害しない画像形成装置を提供する。
【解決手段】健常者が通常に操作入力する手段と、障害者のために入力支援を行う複数の支援手段を有する入力支援手段とを併用する操作パネルを有する画像形成装置において、前記操作パネルは通常モードと入力支援モードとの切換を行う入力モード切換キーを複数有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 健常者が通常に操作入力する手段と、障害者や高齢者のために入力支援を行う複数の支援手段を有する入力支援手段とを併用する操作パネルを有する画像形成装置において、前記操作パネルは、通常モードと入力支援モードとの切換を行う入力モード切換キーを複数有することを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 前記入力モード切換キーは、操作パネルの最前面に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記入力モード切換キーは、最も有効な支援手段をもつキーを選択する手段と、選択したキーを設定する手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記入力モード切換キーは、形状または大きさがそれぞれ異なっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記複数の入力モード切換キーに設定された支援手段は、各キーの押下により有効となり、同一キーの押下によってのみ通常モードに戻ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 【請求項6】 それぞれの入力モード切換キーの押下により、入力支援モードに移行した際は、入力支援モードに入っていることを操作パネル上のLCD等の表示装置に表示する手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操作パネルを有する画像形成装置に関し、特に障害者等の操作が容易である操作パネルを有する画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、画像形成装置などの操作パネル制御技術において、様々な障害をもった障害者や高齢者への支援手段は、例えば、特開平8−95703号公報の「ポインティング装置」には、四肢障害者や高齢者でも容易に操作可能で、かつ健常者の操作性も向上するパソコン用ポインティングデバイスを提供する技術が開示されている。 【0003】近年、米国で制定されたリハビリテーション法(508条)の様に、様々な障害を持った方でも健常者と同等の電子情報にアクセスできる機構を持った機器の開発要求が高まっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、障害の程度や種類は多岐にわたるため、支援手段も様々である。複写機等の画像形成装置においても、例えば視覚障害者に対しては、音声ガイダンスや特開平8−95703号公報に開示されてるようなポインティングデバイスを流用したようなタッチパネルの代替操作手段、弱視者や高齢者には、画面キーの拡大表示や画面輝度強調等は最低限必要となり、障害を複数持たれている場合はさらに複雑な支援手段の組み合わせが必要となってくる。 【0005】しかしながら、各々の機器の使用環境(オフィス等)においては、全ての障害に対しての支援手段を有効にする必要はなく、その機器を使用される方の障害の程度に応じた支援機能だけを活用する方が使いやすい。また、健常者に対しては支援手段を無効にした方が操作スピード等の面で有利なことも多く支援手段のON/OFF機能は有効な手段と考えられる。 【0006】ただし、ある機器を使われる使用者の中には、異なる障害を持たれた方が複数いる場合も考えられ単純に、操作支援手段をON/OFF出来れば良いと言うことにもならない。 【0007】本発明は、この様な状況を考慮し、異なる障害を持たれた複数の使用者がいる場合でも、各々の障害に最適な支援手段を提供できるようにし、さらに健常者に対しても従来の操作性を阻害しない画像形成装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、健常者が通常に操作入力する手段と、障害者のために入力支援を行う複数の支援手段を有する入力支援手段とを併用する操作パネルを有する画像形成装置において、前記操作パネルは通常モードと入力支援モードとの切換を行う入力モード切換キーを複数有することを特徴としている。 【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記入力モード切換キーは、操作パネルの最前面に有することを特徴としている。 【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記入力モード切換キーは、最も有効な支援手段をもつキーを選ぶ手段と、選んだキーを設定する手段とを有することを特徴としている。 【0011】請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、前記入力モード切換キーは、形状または大きさがそれぞれ異なっていることを特徴としている。 【0012】請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記入力モード切換キーに設定された支援手段は、各キーの押下により有効となり、同一キーの押下によってのみ通常モードに戻ることを特徴としている。 【0013】請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、それぞれの入力モード切換キーの押下により、入力支援モードに移行した際は、入力支援モードに入っていることを操作パネル上のLCD等の表示装置に表示する手段を有することを特徴としている。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。 【0015】図1は、本発明の操作パネルの一実施例を示したものである。操作パネル上は、通常の操作に使われる操作キーである電源キー101と、コピースタートキー102と、クリア/ストップキー103と、テンキー群104と、割り込みコピーキー105と、予熱モードキー106と、プログラムキー107と、アプリ切換キー108と、初期設定キー110と、LCD+タッチパネル100とから構成され、さらにジャムやトナーエンド等のアラート表示を行うアラート表示部109がある。本発明では、さらに入力支援機能を有効にするために支援キー111が複数個付加されており、このキーを押下することにより、障害者に対する操作支援機能が有効になるようにする。支援キー111は、2個以上で、かつ操作パネルの前面に設置することが望ましい。 【0016】また、この複数の支援キー111には、別々に入力支援機能を設定することができる。図2は、本発明の画像形成装置の操作パネルの図1の実施例で入力支援を設定したいキーの名称を押下した際に表示される画面を示す図である。入力切換キーに設定する支援機能は容易に機器の使用状況環境に合わせられるように、操作パネル上の初期設定キー110からユーザが設定できるようになっている。初期設定キー110を押下すると、図2の上のような画面が表示される。画面上の四角はソフトキーであり、キーを押下すると反転表示となり、OKキーで確定する。今、入力支援設定キーを押下し、OKキーを押すと、図2の中の画面となる。ここで、入力支援を設定したいキーの名称(ここでは、支援1キー)を押下して、OKを押下すると、図2の下の画面となる。この画面で、支援1キーを押下することにより有効となる入力支援機能を選択し(複数可)OKキーを押すことにより、支援1キーの機能が確定する。他の支援キーについても同様に設定することで、各々の支援キーに対して別々の機能を設定することができる。 【0017】これにより、異なる障害を持った使用者が複数人いるような環境でも、障害に最適な支援機能を設定し活用できるため、障害の種類や程度に応じて最も操作しやすい環境を得ることが出来る。また、支援キーをパネル最前面に設置することで、四肢障害や視覚障害者でも容易に支援キーを押下することが出来る。 【0018】次に、特に視覚障害者に対して有効な支援キーの実施例について、図3を用いて説明する。前述の実施例では、入力支援キーは同一形状であったが、視覚障害を持たれている方にとっては、どのキーが自分に最適な支援機能が設定されているかすぐに判断できない場合が起こり得る。そのため、本実施例では、図3に示すように各々の支援キーの形状を明確に区別する事によって、即座に判断できるようにしている。本実施例では、キー形状は、長方形と楕円と台形であるが、形状に明確な差があれば、その形状を自由に設定できるのは言うまでもない。 【0019】前述のように、入力支援機能は、各支援キーの押下により有効となるが、支援機能を解除し通常モードに戻る場合は、現在有効な支援キーの再押下によってのみ可能とする。これは、障害の程度によって操作に時間が掛かる場合が考えられ、たとえば支援機能にタイムアウトを持たせた場合、操作中であっても機能がクリアされる危険性があるためである。 【0020】ただし、ある支援キーが有効になっている場合に他の支援キーが押下された場合は、後者の支援キーの機能に切り替わる。これは、現状有効となっている機能を障害によっては識別が出来ない場合があるためである。 【0021】次に、健常者が通常の操作モードに戻りたいときの利便性向上のための実施例を図4により説明する。前述のように、障害者の利便性のため支援モードの解除は、同一の支援キー押下によってのみ行われるため、健常者が通常モードに戻るためには、現在有効な支援キーを探し出す必要がある。そのため、本発明では図4のように、支援キーに有効である事を明示するLED111aを設置する事や、LCD画面上に動作している支援キーを表示する。これにより、健常者は通常操作モードに復帰するためのキーを的確に識別することが出来る。 【0022】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、入力支援キーを複数個設けることにより、同一機器を異なる障害を持った複数の障害者が使用する場合でも各々の障害に対応した適切な支援手段を設定、活用することが出来る。 【0023】また、本発明によれば、入力支援キーを操作パネル前面に設けることにより、比較的重い障害を持たれた方でも容易に支援モードに移行できる。 【0024】また、本発明によれば、複数の支援キーに対する入力支援機能を自由に設定可能とすることにより、障害に応じた支援機能を過不足なく提供することが出来る。 【0025】また、本発明によれば、支援キーの形状を明確に異ならせることで、支援機能が設定されたキーを視覚障害者でも容易に識別することが出来る。 【0026】また、本発明によれば、支援キーによって有効となった支援機能は、同一支援キーの押下によってのみ解除可能とすることで操作に時間が掛かった場合であっても機能はクリアされず継続して操作を行うことが出来る。 【0027】また、本発明によれば、有効となっている入力支援キーを明示することで、健常者が通常モードに戻るとき速やかに対応できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー 【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
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| 【出願日】 |
平成14年4月25日(2002.4.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2003−316211(P2003−316211A) |
| 【公開日】 |
平成15年11月7日(2003.11.7) |
| 【出願番号】 |
特願2002−124895(P2002−124895) |
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